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No.11B
卑劣な罠を破れ!

【シナリオデモ開始】
〔アウドムラ、太平洋上へ移動〕
ブライト「まもなくホンコンか……こちらの位置はつかんでいるはずだが敵に動きがないのが気になるな」
万丈「ネオホンコン特別行政区はロームフェラのウォンが取りしきっているはずだ。このまま見逃してくれるとは思えないな」
ブライト「そうだな……そう思う」

アムロ「……君がルオ商会へ交渉に行くのかい?」
ベルトーチカ「そういう仕事のために、ここにいるのですからね」
アムロ「ベルトーチカ……」
ベルトーチカ「ちゃんと補給をして戦わなければ、帝国を地球から追い出すことなんて、できないでしょう?」
アムロ「……君は戦うことがイヤなのだろう?」
ベルトーチカ「戦争は、キライよ。当たり前でしょう? でもそのことと、戦わなくちゃいけないときに戦うというのは、別よ」
アムロ「僕を軽蔑しているんだろう?」
ベルトーチカ「あたしはそれほど鈍くはないわ。アムロ・レイの3年間は眠りの時間だったのよ。肉体も、精神も。休息は必要だわ 目を覚ませばいいのよ。そうすれば昔と同じになるわ」
アムロ「……自信がないな」
ベルトーチカあなたは前にあの子たちと同じことをしていたのでしょう?」
アムロ「そうだが…………!?」
ベルトーチカ「ん……」
ルー「あらら、あんなところでキスなんかされてたら、エレベーター使えないわね」
雅人「あ~あ、結構気に入ってたのに、がっかりだよ アムロ大尉も手が早いや」
ルー「なにいってんのよ。ほら、いつまでものぞいてないの。行くわよ」
アムロ「…………ベルトーチカ、同情ならいい」
ベルトーチカ「あたしは、それほど鈍くないといったでしょ? 女の愛撫で男を奮い立たせることができるのなら女はそれをすることもあるのよ。なぜだと思う?」
アムロ「……男を試しているんだろう?」
ベルトーチカ「そうよ。自分にふさわしい男になってほしいからね でも、だめだとわかったら捨てるわ。同情なんかしているヒマなんてない」
アムロ「ご両親は前の戦争で亡くなられたといっていたね?」
ベルトーチカ「そう。同情されたいほう」
アムロ「すまなかった……帝国は地球から追い出してみせる」
ベルトーチカ「あたし、すぐ忘れるかもよ?」
アムロ「構わないさ……」
ベルトーチカ「ん…………」
〔扉の開閉音〕
クワトロ「……ベルトーチカ、ブライト艦長が呼んでいる」
〔歩く足音〕
ベルトーチカ「すぐ行きます……あたし、あの人キライよ」
〔アウドムラ、ネオホンコンへ移動〕
リョウ「これがネオホンコンか。噂通りだな」
ハヤト「ああ。今の地球で唯一、占領前とあまり変わらない街だからな、ここは」
デュオ「へえ? どういうことだい?」
ハヤト「ネオホンコンは地球人の行政官がいる特別行政区なのさ。例のロームフェラ財団がらみらしいんだがな ま、ロームフェラも少なくとも1つは、いいことをしたってわけだ」

ボス「よぉ、久しぶりじゃねぇかよ、兜」
甲児「ボス!? なんだってお前がこんなところにいるんだ!?」
ボス「なんだって、水くせぇじゃねぇかよ。この俺さまも正義のために一緒に戦うのよ」
甲児「おいボス、こいつは遊びじゃないんだぞ。大体お前が来たって甲板掃除くらいしか、できないんじゃないのか?」
ボス「バカにするんじゃないわよ。よく見ろ兜 あれが俺さまのスーパーロボット その名もボスボロットよ」
甲児「……なんだよ、補給物資以外なんにもないぜ?」
ボス「ありゃりゃりゃりゃ、ちょっと、俺さまのボスボロットは、どこいっちゃったのよ」
レイン「……あなたたち、もしかしてここにあったスクラップのこと、いってるの? だったら搬入の邪魔だから外に出しちゃったわよ」
ボス「なんだって!・ あ、ちょっと、いや、やめて、俺さまのボスボロットをどこへ持っていくのよ。ちょっと、お待ちになって」
〔走る足音〕
甲児「…………」
さやか「なにやってるのよ。甲児くん、まぁた、面倒おこすつもり?」
甲児「違うって、さやかさん」
<<ブラッド>>
ブラッド「甲児、なんだよあいつは?」
<<マナミ>>
マナミ「なぁに、あれ?」

甲児「なんだか知らねぇが、一緒についてくる気らしい 悪い奴じゃあないんだ、まぁよろしく頼むわ」

アストナージ「それはそっちじゃない、こっちに持ってくるんだよ!」
葉月博士「搬入は進んでいるか?」
雅人「葉月博士!? どうしてここに?」
葉月博士「どうしてもこうしてもあるか。お前たちがルオ商会と接触すると聞いて解放戦線で開発した新型を運び込んでもらったのだ ところで藤原はまだ見つからんのか?」
雅人「沙羅が探しに行ったんだけど、戻ってから何か変なんですよ 沙羅の奴。たぶん忍には会ったんじゃないかって思うんだけど…」
葉月博士「そうか……」
クワトロ「葉月博士」
葉月博士「ああ、大尉。どうかね、あれは」
クワトロ「よい機体を持ってきていただいて、感謝しています」
デュオ「うっひゃー、おい見ろよ金色のMSだぜ」
ルー「すっごぉ、誰が乗るのかしら」
葉月博士「兜甲児と弓さやかは、いないのか? 弓教授に頼まれていたものを持ってきているんだが」
甲児「ここにいるよ、博士」
さやか「お父さまが? 何かしら」
葉月博士「うむ、ジェットスクランダーとダイアナンAだ」
甲児「……なんだよ、それ」
葉月博士「ジェットスクランダーは、マジンガーZに装着する飛行パーツだ これを装備することで、マジンガーZは空中戦にも対応できるようになる」
甲児「ほんとかよ!? ありがてぇ、これでマジンガーは無敵だぜ! さっそくテストといくか!」
〔走る足音〕
雅人「あの反応の仕方、忍とそっくりだよ」
亮「フッ、おつむが単純だと、行動も似てくるらしいな」
さやか「博士、ダイアナンAのほうは?」
葉月博士「アフロダイAのパワーアップ版らしい。コクピットシステムと操縦方法がアフロダイと変わるので、君もテストをしておいたほうがいいだろう」
さやか「わかりました」
〔歩く足音〕
雅人「ねぇ博士、ダンクーガには、そういうの、ないんですか?」
葉月博士「むろん考えてあるとも。弓教授からもデータをいただいている まだしばらくは時間がかかると思うがな」

レディ(レジスタンスどもめ、ここで始末をつけてやるぞ この程度のことでトレーズ様のお手を、わずらわせるわけにはいかん)
ウォン「しかしレディ・アン特佐、確かにおっしゃるとおり研究所のいくつかは私の管理下にありますが、まだまだデータを集めているところでして」
レディ「出し惜しみするおつもりか、ウォン行政官? それでは、ない腹もさぐられるというものだぞ」
ウォン「いやいや、そんなつもりはありませんよ。よろしい、そこまでおっしゃるのならしかたありませんな。私の実験部隊でアウドムラを叩くとしましょう。トレーズ特佐にはよろしくお伝えいただきたい」
レディ「結構だ。よい結果を期待しよう。お互いにな」
〔扉の開閉音〕
ウォン「ふん……女狐め。この私を利用しようなどと」
???(マスター)「が、それにのるのも兵法の妙というものよ ときに、例のものの手配はできておるのか?」
ウォン「これは先生。聞いていらしたとはお人が悪い もちろんですとも。そちらのほうはよろしく頼みましたよ」
???(マスター)「フフフフフ、まかせておけ」

〔警報〕
万丈「「艦長、敵部隊が出た。市街に向かっているようだ」
ブライト「やはり来たか。全員をすぐに呼び戻せ 残っているパイロットはスタンバらせておけ!」
クワトロ「艦長、私は百式で待機する」
ブライト「頼む、大尉。アムロ、お前も新型のディジェで出てくれ やれるのだろう?」
アムロ「ああ、大丈夫だ」

レイカ「ブライト艦長、敵の広域放送をキャッチしたわ」
ブライト「なに? 流してくれ」
レディ「聞こえるか、アウドムラ。私は帝国軍スペシャルズのレディ・アンだ 我々は諸君らをせん滅すべく、部隊の配置を終えた しかし、このまま戦闘が行われれば街にもかなりの被害が出よう それは我々としても望むところではない」
万丈「なんだ、何がいいたい?」
レディ「よって私はここに、諸君らに降伏を勧告する。ネオホンコンの街を火の海にしたくなければ、おとなしく武装解除してもらおう」
ブライト「ばかな……連中は正気か!?」
万丈「そうだろうね。なんて破廉恥な女だ」
ギャリソン「しかし……どうなさるのですか?」
万丈「ここで降伏などするわけにはいかない。すぐにここを発とう」
ビューティ「だめよ万丈。まだ物資の搬入ができていないわよ」
ブライト「くっ……とりあえず時間をかせぐしかないか……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「卑劣な罠を破れ!」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

フォウ「ブラン・ブルターク特佐、お願いがあります」
ブラン「なんだ?」
フォウ「私は好きにやらせていただきたいのです 人の命令では動けませんので」
ブラン「……いいだろう、やってみせろ」
フォウ「ありがとうございます」
ブラン(強化人間というが……大丈夫なのか)
〔マップ上に爆発〕
アンナ「ひ、ひどい……どうしてこんなことができるの!?」
〔味方ユニット出現〕
ブライト「大尉、アウドムラはホンコンを脱出する。時間をかせいでくれ」
クワトロ「了解した」(が、簡単にいくとは思えんな……)
アムロ「……こんなところで無差別攻撃をするとは、それでも地球人か!」
フォウ「な、なんだ!? このザラッとした感覚は? こんな感覚を持った敵がいるというのか……気持ち悪い」
クワトロ「……むう……なんだ、このプレッシャーは!?」
アムロ「これは……あの黒いマシーンか!」
ブライト「パイロット各員は順次、出撃しろ!」
葉月博士「艦長、獣戦機は調整が終了していない すまないが少し待ってくれ」
ブライト「急いでください! 出撃、まだか!?」
〈出撃ユニット選択〉
甲児「うっひょーっ、こいつはいいや! やっぱ空を飛べるってのは最高だぜ!」
<戦闘開始>

<敵9機以下・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
雅人
「あれは……イーグルファイター! 忍だよ!」
沙羅「忍!? 大丈夫なのかい!?」
忍「沙羅か。すまねぇ、またせたな!」
葉月博士「やめろ、藤原。いまのお前では無理だ」
忍「へっ、心配すんな葉月さんよ。俺はきっちり思い出したからな」
葉月博士「思い出した?」
忍「ああ。獣戦機隊に野性をしばる理性はいらねぇってな! わかったら、腹くくって見物してな!」
亮「フッ、あいかわらずの単細胞ぶりだな 威勢だけでは戦いには勝てんぞ」
忍「なんだと亮、てめえっ!」
雅人「まぁまぁ忍。いいじゃないか亮、それでこそ忍っていうもんだろ」
沙羅「あんたたち、なにゴチャゴチャやってんのさ! 敵は目の前にいるんだよ! 博士、まだ出られないのかい!?」
葉月博士「あわてるな。いま終わったところだ」
雅人「それじゃ行きますか。 艦長、獣戦機出撃します!」
〔味方ユニット出現〕
忍「へっ、やけにのんびりした出撃じゃねぇか」
沙羅「忍っ、ぼけっとしてんじゃないよ!」
忍「いわれるまでもねぇ。いくぞ、亮、雅人、沙羅 アグレッシブ・モードじゃ話にならねぇ。合体するぞ!」
〔忍、気力+30〕
雅人「へへっ、そうこなくっちゃ!」
〔雅人、気力+30〕
沙羅「すっかり待ちくたびれてたとこさ!」
〔沙羅、気力+30〕
亮「フッ、久しぶりに気合いをいれていくとするか」
〔亮、気力+30〕
忍「キーワード、D・A・N・C・O・U・G・A……」
〔ロック解除音〕
忍「ダンクーガ! ロックオフ! やあぁぁぁぁぁってやるぜ!!」
〔画面、発光〕
〔機体の合体音〕
〔忍、合体〕


<敵5機以下・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ドモン「あれはノーベルガンダム……アレンビーなのか!?」

<アムロvsフォウ>
アムロ「なんだ、このプレッシャーは!?」
フォウ「くっ……気持ちが悪い……こんな敵がいるのか……」

<クワトロvsフォウ>
クワトロ「ええい、強化人間だというのか!?」
フォウ「な、なんだ? よるな!!」

<ドモンvsアレンビー(ノーベルガンダム搭乗)>
ドモン「アレンビー! なぜだ!?」
アレンビー「ドモン……」

<ドモンがアレンビー(ノーベルガンダム搭乗)を説得>
ドモン「アレンビー!」
アレンビー「え……? ドモン? 本当にドモンなの!?」
ドモン「アレンビー、なぜお前が」
アレンビー「しかたがなかったのよ。軍の施設で育てられたあたしには他にどうすることもできなかったんだから でもドモン、あなたに会えてよかった お願い、一緒に連れていって」
ドモン「アレンビー……いいだろう、来い!」
ウォン「おやおや、これはいけません。バーサーカーシステムを起動しろ!」
アレンビー「うあぁぁぁ……やめて! お願いだからシステムを切って! ドモン、助けて!」
ドモン「どうしたんだ、アレンビー!」
アムロ「さがれドモン。戦闘を強制するシステムが遠隔コントロールされている 残念だが今、彼女を救うのは無理だ」
ドモン「し、しかし!」
アムロ「目的を果たさずに死ぬつもりか、ドモン・カッシュ!?」
ドモン「クッ……すまん、アレンビー……」
〔アレンビー、変形〕
〔アレンビー、気力+30〕


<ドモンvsアレンビー(ノーベルガンダムB搭乗)>
アレンビー「さぁ、ファイトしようよぉぉぉーっ!!」
ドモン「アレンビィィィィーッ!!」

<敵全滅or9PP・勝利条件達成>
ギャリソン「艦長、物資の搬入は、すべて終わったようですぞ」
ブライト「よし、アウドムラは、ただちにホンコンを離れる。全機、撤退しろ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

<<ブラッド>>
ブラッド「ふん、さすがは英雄と呼ばれた男っていうわけか。やるな、アムロ・レイ」
<<マナミ>>
マナミ「アムロ・レイ……1年戦争の英雄……噂は本当だったんだわ」

ベルトーチカ「第一印象を取り消さなくてはね 眠りから覚めたアムロ・レイ……おびえる男はキライだけど、好戦的なのもイヤね……」

ベルトーチカ「アムロ、アムロ! よく、無事で……」
〔走る足音〕
アムロ「痛いよ、ベルトーチカ……」
万丈「ご苦労さま。さすがだね、アムロ大尉。忍くんもよく来てくれた」
忍「へっ、礼なんざいらねぇよ。またムゲ野郎と戦えるってだけで十分だぜ」
沙羅「あんた、ちっとも成長してないんだね」
忍「なんだと、沙羅。お前には、いわれたくねぇよ」
沙羅「なんだって、そりゃいったいどういことだい、忍!?」
デュオ「はいはい、そのへんにしとこうぜ。やるこたぁ、山積みなんだからさ」

ブライト「進路をチベットにとれ」
レイカ「チベットですか?」
ブライト「そうだ。葉月博士によれば、チベットに解放戦線が確保した戦艦が用意してあるらしい」
万丈「それはありがたいな」

レディ「強化人間だの何だのと、あまりあてにはならんな」
ウォン「それはひどいおっしゃりようですな。あれはまだまだ実験段階だと申し上げておいたはずですよ」
レディ「ふん、では追撃隊は出せないというのだな」
ウォン「いえいえ、そうは言っておりませんよ、レディ・アン特佐。ただ私も帝国からネオホンコンをあずかっている以上、あまり無理はできないというわけでして。事情はご理解いただきたいものですな」
レディ「どちらでも同じことだ。まぁよい、追撃隊はこちらで手配する ただし、多少の兵は出してもらうぞ」
ウォン「それはもちろんですとも」「フォウ、もう少しがんばってくれなければ研究所にも資金をまわせなくなる」
フォウ「サイコガンダムを使わない者にあの感覚がわかってたまるか わかるのか、お前に! ヘビが頭をのたうつような感覚が!?」
ウォン「もちろんわかりません。しかしそれが治るかどうかも君の努力次第なのですよ」
フォウ「くっ……わかった。アウドムラを追撃すればいいのだろう」
ウォン「そういうことです。期待していますよ、フォウ」
【シナリオエンドデモ終了】


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