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No.24B
偽りの平和

【シナリオデモ開始】
ベルトーチカ「いよいよ宇宙に来たわね、アムロ」
アムロ「……ああ」
ベルトーチカ「どうしたの?」
アムロ「……なんでもない。ごめん、部屋にもどるよ」
ベルトーチカ「え……? あ、ちょっとアムロっ!」
〔歩く足音〕
〔扉の開閉音〕

ベルトーチカ「アムロ……なにか様子がおかしいわ」
クワトロ「待ちたまえ。彼はひとりになりたがっている。放っておいたほうがいい」
ベルトーチカ「なによ、あなたには関係のないことでしょ! これは私とアムロの問題だわ」
クワトロ「ベルトーチカ、人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格がいる」
ベルトーチカ「あたしには、その資格があるつもりです アムロッ!」
〔扉の開閉音〕
クワトロ(……死んだ者に会えるわけがないと思いながら、どこかで信じている だからララァの死んだこの宇宙が怖くなる。アムロ……生きている間に生きている人間のするべきことがある それをすることが、死んだ者への手向けにもなるのだ……)

アストナージ「どうだ?」
シャリー「やっぱりダメだわ。やり直さないと。ジャネット、該当する機体と問題点をリストアップして。レインはリストのチェックを頼むわ」
ジャネット「すぐ出すわ、ちょっと待って」
アストナージ「やっぱりダメかぁ。十分なテストができなかったから、しかたないといえばしかたないんだが……」
レイン「えっ!? ジャネット、これ全部そうなの? アストナージさん、これ、かなり時間がかかりますよ」
アストナージ「あ~、やっぱりそうかぁ……」
チボデー「お前ら、何騒いでんだよ。シャリー、どうした?」
シャリー「あ、チボデー。宇宙戦に対応してない機体の改修が、十分じゃなかったのよ」
チボデー「なんだそりゃ。おいおい、しっかりしてくれよ」
アストナージ「地上で、設備もなくて、そんなに完全にできるわけないだろ 無重力での使用なんて想定されてないんだ 姿勢制御用のバーニアのコントロール系だって……」
レイン「システムソフトの書き換えで、どこまでAMBACに対応できるかも問題よね……」
ジャネット「それにしたって、シミュレート用のデータが足りなすぎるわ。ソフトウェア側で対応させるなら……」
チボデー「…………」
アストナージ「なるほど、つまりそういうことか。だとすると生命維持システムが……」
レイン「じゃ、リスクマネージメントについては……」
シャリー「でも、結局最後の部分は、腕でカバーしてもらわないと……あらチボデー、まだいたの?」
チボデー「……あー……とにかく、がんばってくれや」

ブライト「そうか、スウィートウォーターは、まだ無事か……」
リョウ「なんです、そのスウィートウォーターっていうのは?」
クワトロ「ジオン独立戦争の後、つまり帝国の侵攻の前だが難民収容用として用意されたコロニーだ。戦争で半壊したコロニーを、継ぎ合わせてつくったものでな。当時の連邦が、いかに宇宙移民者のことを考えていなかったかというのが、よくわかる」
ブライト「かつて解放戦線が連絡をつけることのできた、唯一のコロニーだ 同志も多い。OZに対しても警戒を解いていないようだな」
甲児「そりゃいいや。じゃオレたちはとりあえずそこへ行くってことか」
ブライト「そういうことになるな」
さやか「でも宇宙で私たちが頼れるのって、そこだけなんですか?」
ブライト「いや……他にもあることはるんだが、所在があきらかではない」
アムロ「そうか……ラビアンローズか」
忍「はぁ? 場所がわからねぇって、コロニーじゃないのかよ」
アムロ「ラビアンローズはドック艦なんだよ」
クワトロ「そうだ。1年戦争の終戦直前、すでに抵抗運動のことを考えておられた准将が、クルーを説得し、暗証宙域へ向かわせたそうだ。だが、その後の情報がないのだ」
甲児「それじゃ話にならないぜ」
ハヤト「だからとりあえずは、スウィートウォーターに向かうってことさ」
ブライト「そういうことだ」
〔アーガマ、スウィートウォーター方面へ移動〕
〔警報〕

ベルトーチカ「艦長、接近する部隊を確認」
ブライト「どこの部隊だ?」
ベルトーチカ「……帝国軍です」
ブライト「く……こんなときにか。アストナージにつないでくれ」
バニー「でました」
アストナージ「艦長、敵ですか!? まだ終わってませんよ!!」
ブライト「出られるものだけでいい。出させろ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「偽りの平和」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ヘルマット「馬鹿な! なぜ奴らがこんなところにいるのだ!?」
ムゲ兵「将軍、どういたしますか」
ヘルマット「ばかもの! 月面基地までたどり着けねば、話にならん。突破しろ!」
ムゲ兵「し、しかし……」
ヘルマット「おのれぇ、地球人ごとき、なめられてたまるか!」
忍「ちっ、ムゲ野郎かよ!」
アムロ「みんな、宇宙での戦闘は初めての者もいると思うが、落ち着いていけ」
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・第3軍増援1出現>

〔第3軍ユニット出現〕
ブライト「OZだと!? くそっ、発見されてしまったか」
バスク「賊軍め。こんなところまで出てきおって。ロザミア、いけるな」
ロザミア「はい特佐。おまかせください」
<<ブラッド>>
カーツ「奴か……俺はついている」
バスク「フォルネウス、貴様の希望通り部隊に加えてやったのだ 十分に働いてもらうぞ」
カーツ「ふん、俺はブラッドとさえ、やらせてもらえれば、文句はない。お前は黙って見ていればいいのだ」
ブラッド「カーツ……今度はOZについたのか! なぜお前はそこまでする!」
カーツ「貴様がいるからだ、ブラッド。貴様さえ倒せれば他の連中などどうでもいい!」
ブラッド「カーツ!!」
<<マナミ>>
アイシャ「部隊に加えていただいて感謝しております。特佐」
バスク「リッジモンド、貴様の希望通り奴らとも遭遇した。十分に働いてもらうぞ。財団からの指示とはいえ、役立たずを加えておくつもりはない」
アイシャ「わかっておりますわ。……マナミさん、覚悟はよろしくて?」
マナミ「アイシャ……ロームフェラには正義はないのよ。それをわかって!!」
アイシャ「ロームフェラの力なくして、地球の再建はありえませんわ!」


<4PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
ケーラ「聞こえますか、アーガマ。こちらはラビアンローズのケーラ・スゥ」
ブライト「ラビアンローズ!? やはり無事だったのか。アーガマのブライト・ノアだ」
ケーラ「アーガマが宇宙へ上がったと聞き、迎えに参りました」
ブライト「そうか。しかし見ての通り今は、OZと交戦中だ」
ケーラ「了解。援護します」

<カミーユvsヤザン>
カミーユ「プレッシャーは感じない。ただ強いだけだ」
ヤザン「小僧が知ったふうな口をきくな!」

<マナミがアイシャを説得>
マナミ「アイシャ、もうやめて! あたしは、あなたと戦いたくはないの!」
アイシャ「なら、今ここで私に討たれなさい! そうすれば、これ以上戦わずにすみますわ!」

<カクリコン撃破>
カクリコン「くっ、やられた!? ……アメリアーッ!」

<ライラ撃破>
※※カミーユの場合のセリフ※※
ライラ「くっ、ジェリド……油断するなよ……やはりこいつ、ただ者じゃない……」(そうか……私がいまあの子のことをただ者じゃないといった このわかり方が無意識のうちに反感となってしまう。これが……オールドタイプということか……)
※※カミーユ以外の場合のセリフ※※
ライラ「な、なんだと!? 私がこんなところでやられる……?」


<カーツ撃破>
カーツ「くそぉぉぉーっ!! なぜだ! なぜ貴様に勝てんのだッ!?」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ケーラ「ブライト艦長、おひさしぶりです」
ブライト「ご苦労だった。ラビアンローズが、まだ健在だったとは助かるな」
ケーラ「はい。アーガマにブライト艦長がいるのを聞けば、艦長代理も喜ぶでしょう」
ブライト「艦長代理? ラビアンローズの指揮は誰がとっているんだ?」
ケーラ「エマリー・オンスです。艦長はOZが主導権を取りもどしたとき投降しようとしたのですが、エマリーは必ずブライト・ノアがくるからとやめさせました。それで、いまは彼女が艦長代理となっています」
ブライト「そ、そうか、エマリーが……」
大作「前にいっていた、ブライト艦長の奥さんですか?」
ブライト「ば、ばかなことをいうな。エマリーはそんなんじゃない」
大作「え、違うんですか? ごめんなさい、艦長がうれしそうだったから僕つい、そうかと思って。そういえば名前も違いますね」
シュバルツ「ハハハハハハッ、大作、大人には大人の事情というものがある あまり、うかつなことをいうものではないぞ」
ドモン「なんだシュバルツ。いったい、どういうことなんだ?」
レイン「ちょ、ちょっとドモン、やめなさいよ……」
ブライト「お前ら、いいかげんにしろ! シュバルツも、よけいなことをいうんじゃない!」
アストナージ「ケーラ!」
ケーラ「やぁアストナージ。ひさしぶりじゃないか。元気だった?」
アストナージ「ケーラこそ。俺、心配で……」
ケーラ「ちょっ、やめなよ、こんなところで。それより、カミーユってのもいるんだろ」
カミーユ「いますよ。なにか?」
ケーラ「Zガンダムは、君のためにもってきたようなものだからね。基本コンセプトは君が考えたって聞いたけど?」
カミーユ「Zガンダム? そうですよ。完成していたんですか?」
ケーラ「そういうことさ。大事に使いなよ」

クワトロ「さて、どうする艦長?」
ブライト「機体の改修のこともある。まずラビアンローズへ向かおう アストナージだけでは、かなり厳しいようだからな」
アムロ「わかった。他の連中に伝えておこう」
ブライト「……なんだ、何かいいたいことがあるのか いっておくが俺は別に……」
アムロ「そういう態度が誤解をまねくんだよブライト。……本当に誤解なのか?」
ブライト「当たり前だ。お前まで、そんなことをいうのか」
アムロ「冗談だよ」

さやか「あら、みんな何をみてるの?」
鉄也「コロニー代表会議だそうだ。ちょうどOZの奴が出るところだな」
レディ「A.C.195年、宇宙の民は自由であるべきなのです。しかし地球連邦政府はあなたがたを抑圧してきました。そして、その後にやってきたムゲゾルバドス帝国もまた。ですが、そのような時代はもう終わりなのです。地球では新たな秩序が、つくられようとしています それは、この宇宙でも同じです。あなた方は自由なのです OZが皆様を支えます」
コロニー代表「すばらしいことです、レディ・アン代表 我々サイド6は、OZに賛同いたします。OZの公明正大さに、誤解はすぐに解けました 他のコロニーもきっと同調することでしょう」
レディ「ありがとうございます。ともに地球圏に平和な未来をもたらすために努力してまいりましょう……」
甲児「ちっ、けったくそわりぃな。よくこんだけ美辞麗句を口にできるもんだぜ だいたいコロニーの連中も、なんだってこうもあっさり信用しちまうんだよ」
アラン「誰だって無意味な争いはしたくないからな。かつては連邦に、その後は帝国に、彼らはしいたげられてきた。本来、武力をもって制圧してもおかしくないOZが、友好的に接してくるならば……」
さやか「受け入れてしまっても、しかたのないことってわけね」
アラン「そういうことだ。だが……彼らもいつかは気づく それが偽りの平和だったとな」
鉄也「平和……平和か。誰かが与えてくれる平和など本物じゃない、と理解するには、犠牲が必要だってわけだ」
大作「そう……でしょうか。本当に犠牲は必要なんですか? 僕にはわかりませんよ」
鉄也「フン、甘いガキだぜ。なら今まで戦って死んでいった連中はなんだったんだ? 平和を得るための犠牲じゃなかったってのか ムダ死にだったと? 冗談じゃねぇや」
ジュン「まったく、子供相手にムキになるんじゃないの。鉄也みたいのばっかじゃ戦争なんて、いつまでたっても終わらないんじゃないかっていいたいのさ ね、大作」
アラン「それにしても……」
鉄也「何か気になることでもあるのか?」
アラン「うむ……。兜、お前……よく“美辞麗句”などという言葉を知っていたな。驚いたぞ」
さやか「そういわれてみれば、そうねぇ」
甲児「ほっとけ!」
雅人「ねえ、今のレディ・アン代表って、あのレディ・アン特佐なのかな? なんだか、ずいぶん違うみたいだったけど」
甲児「そういや、そうだったな。別人なんじゃねぇのか? 双子の妹とかさ あんな陰険そのものの女が、あんないい顔できるわきゃないぜ」
シモーヌ「ウフフフ、わかんないわよ。女の顔は1つじゃないんだから」

ミカ「ねぇ、みんな聞いた? ウィナー家の資源衛星が破壊されたって話よ」
タケル「ウィナー家? コロニー建設で名をあげた有力者じゃないか。なんだってそんなことになったんだ、ミカ?」
ミカ「それがね、OZの受け入れを拒否したウィナー家の当主に住民たちが反対運動を起こしたんだって。その人は争いを避けて、衛星で逃げようとしたらしいんだけど……」
ショウ「それをOZに狙われたってことだろ。死んだら、何にもならないのにな」
マーベル「でも、嫌な感じね。コロニーの内部で、そういう争いが起こるのは それにOZが関わるのもそうだけど……」
ルー「ちょっと待って。ウィナー家ですって? それってカトルの関係者じゃないの?」
リョウ「可能性は高いな。まさかその事件に、カトルの奴が関わっているとは思えないが、気にはなるな」
ハヤト「ああ……無事でやっているといいがな」
【シナリオエンドデモ終了】


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