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No.26C
野望の終焉

【シナリオデモ開始】
アストナージ「さてと……残るはボスボロットと陸戦型のガンダムか……こりゃ手間がかかりそうだな」
ボス「宇宙で戦えるようにするっていうのも大変だわさ」
アストナージ「あたり前だろ。今まで俺たちが何をやってきたと思ってるんだ」
シロー「無理そうなんですか?」
アストナージ「いや……まぁ、なんとかしてみせるさ。まかせておけよ」
シロー「すみません、よろしくお願いします」
アストナージ「おう。Ez8の方は何とか見通しもつくんだが、問題はボスボロットだな
ボス「何が問題なのよ」
アストナージ「なんせスクラップで、できているんだろ。動いてる、というだけでも奇跡なんだ このまま宇宙に出られるはずがない。どこをどう改造していいものやらさっぱりわからん。最初っから作り直した方がまだ楽だ」
ボス「宇宙には空気がないから、それだけでも何とかしてくれよ」
アストナージ「バカ、それはあたり前だろ」
ボス「空気さえあれば大丈夫だぜ。あとは努力と根性でなんとかするだわよ」

ブライト「どうだ、様子は?」
アストナージ「ええ、ここでなら大丈夫ですよ。すべての機体の、宇宙仕様への改装もキッチリできますしね」
ブライト「そうか……これでようやくだな。頼むぞ」

ブライト「ふう……」
〔ノックの音〕
ブライト「誰だ?」
エマリー「エマリーです」
〔扉の開閉音〕
エマリー「あっ、お、お着換え中!?」
ブライト「かまわん、なんだ?」
エマリー「ア……アーガマとオーラシップ、各機体の改装は……あと5時間ほどで終了します」
ブライト「こんな短い間に、よくやってくれました 感謝します」
エマリー「これ……仕様書です……では……」
〔歩く足音〕
ブライト「エマリー」
エマリー「な、なにか……?」
ブライト「つまり……その……なんだ……これだけの時間で、よく、ここまで……」
エマリー「し、仕事なんです。仕事で……で、でも私……」
ブライト「……感謝していますよ」
エマリー「それだけですか!?」
ブライト「え?」
エマリー「ブライト艦長! 自分は、自分は……」
ブライト「ま、待ちたまえエマリーくん、私は艦長だ、いつも、艦長として……」
エマリー「いわないでっ!」
ブライト「あっ……」
エマリー「す、すみません。……短い間でしたが、自分はアーガマにいられて幸せでした……」
ブライト「エマリー……」
エマリー「さよならっ!」
〔扉の開閉音〕
〔走る足音〕

ブライト「エマリー、エマリー!」

レディ「どういうことだ、ツバロフ技師長。このようなことはトレーズ様のご指示ではないぞ」
ツバロフ「月面都市と企業についてですかな? トレーズなど関係ないのです これは財団からの直接の指示なのですから」
レディ「ツバロフ、貴様……」
〔歩く足音〕
ツバロフ「これはこれは、バスク特佐」
バスク「レディ・アン特佐、OZはいつからトレーズの私兵になったのだ」
レディ「なんだと?」
バスク「OZはロームフェラ財団の一部門にすぎん。幹部会の決定にはトレーズといえども従わねばならんということだ。それとも財団に対する反抗の意思でもあるのか?」
レディ「くっ……バスク……」
バスク「貴公もOZの将校ならば、何に対して忠誠をつくすべきかは知っておろうな」
ツバロフ「まぁまぁ、もうよいでしょう。ところでバスク特佐、モビルドールの生産についてなのですが……」
レディ「私はレディ・アン……OZの……? それとも……トレーズ様の?」

クワトロ「そうか、OZは月も制圧したか」
アムロ「ああ。帝国軍はアステロイド前線基地まで撤退した。これで地球圏はOZの支配するところとなる」
沙羅「シャピロは……シャピロはどうなったんだい」
アムロ「シャピロ・キーツは月を脱出した。今はアステロイド基地にいるはずだ」
忍「もっともこの調子じゃ、そこもすぐにOZが制圧するんだろうけどな」
アムロ「いや、どうもそうじゃないらしい」
ショウ「どういうことです?」
アムロ「そうするつもりなら、すぐにでも追撃隊をだせたはずだ だが、月制圧後OZに動きはない。いや、兵器の生産は活発化しているらしいが……」
クワトロ「なるほど、帝国軍を追撃するよりも地球圏を完全に制圧することを優先させるか。連中らしいやり方だ」
沙羅「ちょっと待ってよ。じゃ、OZはアステロイド基地を放っておくつもりだってわけ? 冗談じゃないよ!」
甲児「そうはいってもよ、まさかオレたちがアステロイドまで行くわけにもいかないだろ」
沙羅「なんでさ? あたしたちはもともと帝国軍を叩くために戦ってきたんだ いま行けば奴らをつぶせる。そのチャンスを、みすみす見逃すってのかい!?」
亮「落ち着け、沙羅。甲児のいうことももっともだ。いま俺たちが動けばそれこそOZが出てくるかもしれん」
アムロ「沙羅、君は少しシャピロのことを気にしすぎじゃないか?」
沙羅「ああ、そうさ! だけどね、あんたたちは何にもわかっちゃいない。シャピロは あいつは、ムゲなんて影も形もみえなかった頃から、いつか銀河を支配することを考えていたような奴なんだよ。ムゲがこなけりゃ、あいつが地球圏をメチャメチャにしてたかもしれないんだ」
リョウ「まさか……そんなことを?」
沙羅「あたしは……あたしは、ずっとあいつと一緒にいて……いつも聞かされてたんだ。町がいないよ」
忍「沙羅……お前……」
沙羅「シャピロは危険な奴なんだ。万がいちにも、あいつが逃げるなんてことになっちゃいけないんだよ。どうしてもっていうんなら、あたしひとりでも行くよ」
シモーヌ「ちょっと待ってよ、沙羅」
〔扉の開閉音〕
沙羅「あっ」
ブライト「なんだ、どうした?」
アムロ「ブライト、どこに行ってたんだ?」
ブライト「い、いや、ちょっとな。それで、どうしたんだ、いったい」「なるほど、そういうことか。ロアン、君は以前ル・カインのもとにいたな シャピロをどう思う?」
ロアン「直接は話をしたことがないので確証はありませんが、確かに放っておいてよい人物ではなかったと思います」
ブライト「ふむ……わかった。確かにうかつに動くのはまずいが、帝国軍とシャピロに時間を与えるのは避けたい。我々はアステロイド前線基地へ向かう」
さやか「はい。甲児くん、それでいいわよね」
甲児「ま、そういう事情じゃ、しょうがねぇな」
アラン「ああ。これで最後にするとしよう」
クワトロ「艦長、私は先にスウィートウォーターへ行こうと思うのだが」
ブライト「まかせる、大尉。我々も終わり次第スウィートウォーターへ向かうことにする」
シモーヌ「沙羅……」
沙羅「変な気はまわさないでよ。あたしは大丈夫」
忍(沙羅……お前にとっての決着のときが近づいているということか。沙羅)

ベルトーチカ「ラビアンローズ、離れていきます」
ブライト「よし、メインエンジン点火。アステロイド前線基地へ向け、出発!」
エマリー「ブライト艦長……ご無事で」

ブライト「あとはまかせる。私はしばらく自室で休む」
チェーン「お疲れさまです、艦長」
ベルトーチカ「はい……ってちょっと、なんであなたがここにいるのよ!?」
チェーン「私、アムロ大尉とνガンダムの設計について打ち合わせをするのでしばらく同行することにしました」
ベルトーチカ「しましたって、あなたねぇ。ちょっとアムロなんとかいってやってよ」
アムロ「ああ……チェーン、νガンダムのフレーム設計のことなんだが……」
ベルトーチカ「アムロ!!」
〔アーガマ、アステロイド前線基地方面へ移動〕
ブライト「エマリー……」
甲児「おい、いま艦長、エマリーって、いわなかったか?」
ルー「艦長も、やもめ暮らしが長いから」
甲児「お前すごいこというな」
ルー「あら、大人の常識でしょ」
大作「なにが大人の常識なんですか?」
ナオト「お? なんだなんだ、みんなで何やってるんだ?」
ファ「ちょっとあなたたち、いいかげんにしなさいよ」
甲児「いや、でも面白くてさ……」
デビッド「なんだ? 面白いことなら俺たちも混ぜてくれよ」
〔扉の開閉音〕
ブライト「……なにをやっている」
甲児「うわっ、みんな逃げろ!」
〔走る足音〕

スペシャルズ「レディ・アン特佐、シャトルの出発準備が整いました」
レディ「コロニー代表会議まではまだ少し時間があるようですね……」
〔扉の開閉音×2〕
ヒルデ「失礼します。先ほど例のレジスタンスと思われる部隊の移動を偵察隊が発見いたしました。攻撃部隊の編制をお願いします」
レディ「そのままにしておきなさい」
ヒルデ「はっ? しかし彼らはOZのつくる平和を乱そうとする敵です せん滅しなければなりません」
レディ「だめです……宇宙は平和なのですから」

〔アーガマ、アステロイド前線基地方面へ移動〕
アムロ「発見はされているはずだが……OZの追撃はなかったようだな」
ブライト「ああ……もうすぐアステロイド前線基地だ 総員、第一戦闘配置につけ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「野望の終焉」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

スペシャルズ「ひるむな! 相手はたった2機だ。囲んで叩け!」
〔マラサイにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔デュオにダメージ〕

デュオ「ちぇっ、やっぱり月面も甘くはないかよ。地上戦用の機体じゃこの程度が限界か……」
〔マラサイにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔五飛にダメージ〕

五飛「当然だ。でなければこんな基地など俺ひとりで破壊できる」
〔マラサイにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔デュオにダメージ〕
〔五飛にダメージ〕
〔デュオ、五飛へ隣接〕

デュオ「くっそー、たぶん俺たちいいことしてるはずなんだけどな。なんでこんなところで死ななきゃならないんだ」
〔マラサイにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕

五飛「それは俺たちが正しいからだ。正しいのだ、俺たちは!」
〔デュオにダメージ〕
〔マラサイにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ヒルデ「そこまでよ。あなたたちはもう逃げられない。おとなしく抵抗はやめなさい」
デュオ「その声、ヒルデ・シュバイカーか」
ヒルデ「デュオ・マックスウェル……やっぱりあなただったのね」
五飛「「戦場で女と語らうとはな。お前はもう少しマシな奴だと思っていたが」
デュオ「ばか、変な誤解するなよ。こいつはここにくる前に知りあったコロニーからの志願兵なんだ」
ヒルデ「なにをごちゃごちゃやってるの。早く投降なさい。でないと死ぬことになるわ」
五飛「なるほど、今ではOZの兵隊はコロニーか反帝国ゲリラからの志願兵がひしめいているというわけか いいだろう、弱い者と女を俺は殺さない」
デュオ「そういうわけだ、ヒルデ。投降するぜ」
ヒルデ「ではMSから降りなさい。そのガンダムは破壊する」
デュオ「ちょ、ちょっと待ってくれ、こいつは……」
〔通信のコール音〕
ツバロフ「よくやった特士。パイロットを捕らえるだけでよい。ガンダムは壊さず中へ運べ」
ヒルデ「し、しかしツバロフ技師長」
ツバロフ「志願兵ごときが口答えするな! このガンダムの技術を得れば、OZのMSはさらに強力になる。いいから貴様はいわれたとおりにすればよいのだ」
ヒルデ「……はい」
デュオ「ふぅ、なんとか助かったようだな」
五飛「ああ。ありがとう、おやさしい技師長どの。ナタク、俺たちは強くんらねばならん。ここには工場があるそうだ。そこで強くしてもらえるかな ククククッ」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

シャピロ「なんだと!? もう1度いってみろ、ルーナ」
ルーナ「……月前線基地での敗北は完全にシャピロ、あなたの計算違いだった。奴らをみくびりすぎていたのよ。もっと早く撤退してこの基地の本国からの増援と合流していれば……」
〔頬を叩く音〕
ルーナ「……いいでしょう、シャピロ。あなたには参謀は不要ね。あなたには愛も必要ないように。シャピロ、あなたには誰も必要ない、そういうことね」
シャピロ「女よなぁルーナ。だがいずれ神となるこの私に、それ以上の口出しは許さん」
ルーナ「…………」
シャピロ「フフフフフフッ、地球人どもなど、この私が滅ぼしてやるのだ ハーッハハハハハハッ」
ギルドローム「その様子ではルーナ、お前も奴のあのギラギラとした態度には嫌気がさしているようだな。思い出せルーナ。しょせん、シャピロは地球人なのだ」
ルーナ「……どういうこと?」
ギルドローム「ククククククッ」

〔レーダー反応〕
シャピロ「なんだ! OZの攻撃隊か!?」
〈出撃戦艦選択〉
シャピロ「あれは……奴らか! 迎撃隊、出撃せよ!!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「なんだと? まだこれほどの戦力があるというのか」
沙羅「奴らもそれだけ必死だってことさ」
忍「上等だぜ。叩きつぶしてやる!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<敵8機以下・敵援軍1出現>

シャピロ「おのれぇ、第2次攻撃隊出撃の用意を……」
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「なに!? 勝ってない行動をするな! この私の命令通りに動けばよいのだ!!」
ギルドローム「勝手な行動で迷惑をこうむったのはこちらだがあな。我々はひとまずゾルバドス星へ引きあげさせてもらう」
シャピロ「ギルドローム……貴様!」
ルーナ「ほほほほっ、シャピロ、奴らと刺し違えて、死になさい それが、帝王さまのご意志だわ」
シャピロ「……ルーナ」
ルーナ「『お前もか』。地球の有名な芝居に出てきたセリフだったかしら シャピロ、神をきどったあなたに、そのセリフはいえないはずよ」
シャピロ「おのれ、き、貴様ら……」
ルーナ「シャピロ、あたしが愛すには足りない男だったわ」
〔敵ユニット離脱〕
シャピロ「……いいだろう。だが地球を滅ぼしたあと、次に滅ぼされるのはゾルバドス お前たちであることを知るがいい。この私に、神に向かってたてついたことを、宇宙のもくずとなってから後悔するがいい ハハハハハハハッ!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「なんだったんだ、いったい?」
リョウ「なんだろうが関係ない! 敵の新手ごと叩くだけだ!」

<シャピロ撃破(ムゲ戦艦搭乗)・敵増援2出現>
〔敵ユニット撃破〕
雅人「やったーっ!」
亮「いや、待て」
〔敵ユニット出現〕
沙羅「あ、あれは……シャピロ!」
忍「なんだと!?」
沙羅「間違いないよ。あれは、シャピロだ!!」
シャピロ「貴様ら、まず手始めに、貴様らから死ぬがいい!!」

<シャピロ(シャピロ戦闘メカ搭乗)撃破>
シャピロ「おのれ、おのれおのれぇぇーっ!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
沙羅「くっ、シャピロ、往生ぎわが悪いよ!」
カミーユ「どうなったんだ!?」
沙羅「あいつ、アステロイドに逃げこみやがった」
忍「奴め、また逃げるつもりかよ!?」
沙羅「冗談じゃないよ! 絶対に逃がすもんか!」
〔忍、分離〕
雅人「わっ! ちょっと、沙羅!」
アムロ「沙羅!? 何をするつもりだ!」
沙羅「こいつは、あたしが決着をつけなくちゃいけないんだ!!:
〔沙羅、小惑星へ移動〕
【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔忍&雅人&亮のみ、戦闘マップ2より継続〕
シャピロ「沙羅……か」
沙羅「もうあきらめな、シャピロ。あんたの負けだよ」
シャピロ「クククク、おろかな。私は確かにあの時、この宇宙の意思に神となるべき道を示された。私は神となるべき男なのだ」
沙羅「それで地球を捨て、ゾルバドスについたっていうんだね」
シャピロ「地球の敗北は戦う前から見えていた。この俺の唯一の誤算はルーナとともにバイストンウェルなどという世界へ飛ばされたことだ。だが俺はそれさえも乗り越え、再びこの世界へと帰ってきた 宇宙がこの俺を求めているのだ」
沙羅「シャピロ……あんた、どこまで……」
シャピロ「死ね、沙羅。お前はもはやこの俺の前から完全に姿を消すのだ」
沙羅「お得意の神をきどったセリフかい。シャピロ、あいにくだけどね 今のあんたは神というより、ただの道化さ。そいつがいいとこだ シャピロ、あんたとつきあってあたしはひとつだけ喜びを見つけたよ」
シャピロ「……?」
沙羅「あんたを殺すっていうね」
シャピロ「……できるのか、お前に」
沙羅「もう話すことは何も残っていないようだね」
〔小惑星周辺に爆発〕
〔画面、振動〕

沙羅「きゃぁぁぁーっ!!」
シャピロ「おおぉぉーっ!?」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔爆発音〕

シャピロ「おのれぇぇーっ!、こんなところでこの私は滅びはせん!! よいか宇宙よ! いまこそ、いまこそ、この神の足下にその永遠の魂をゆだねるがいい! ふは、ふはははははっ!!」
沙羅「…………」
〔銃声〕
【戦闘マップ3終了】

【戦闘マップ4開始】

〔味方ユニット出現済み〕
亮「終わったな……」
沙羅「…………シャピロ……ばかね、あんた。……シャピロ……ばかだよぉぉっ!!」
忍「沙羅!?」
亮「気を失っているだけだ。張りつめていたものが切れたんだろう」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔爆発音〕

ブライト「これは……いかん、爆発するぞ! 早く退避しろ!」
忍「いくぞ!」
〔味方ユニット離脱〕
亮「あんたの気持ち、わからんでもなかったがな。だが力だけでは、人の心はどうにもできん。あばよ、シャピロ」
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ4終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔画面、振動〕
〔轟音〕

ブライト「アステロイド前線基地が消滅したか……」
アラン「ギルドロームはどうなりました?」
ブライト「消えた。以前から帝国軍は異次元より侵入したといわれていたが……」
忍「今やつらをぶったたかねぇとやばいんじゃねぇのか」
アムロ「しかし、どうやって追うというんだ」
亮「確かに。忍、俺たちは帝国の位置すら知らん。ましてや異次元となるとな」
忍「ここまでやっときながら、これ以上はどうしようもねぇってのかよ!? ええ、亮!?」
甲児「ちくしょう! そんなのありかよ!!」
ジュン「落ち着きなよ、忍も甲児も」
甲児「だってよ、奴らまだギルドロームもデスガイヤーも残ってんだぜ!? どこにあるのか知らねぇが、奴らの本拠地だって無傷だ 奴ら、また来るに決まってるぜ!」
鉄也「そうとばかりもいえないだろう。連中の地球占領軍は壊滅したこれ以上の損害はだしたくないかもしれない」
アラン「だが……相手は宇宙人だ。何を考えているのかはわからんよ」
<<セレイン>>
セレイン「そんなことをいってもしかたあるまい。アラン、希望的観測というのはわかっているが、少なくとも今の我々には、なすすべがない」
<<ブラッド>>
ブラッド「だがよ、アラン。とりあえずそうとでも考えとかなきゃ、やってられねぇぜ それとも何かやれることがあるってのか?」
<<マナミ>>
マナミ「でもアラン、今の私たちにはどうしようもないのは確かだわ。放っておいていいわけはないけど……でもね」

アラン「ああ……君のいう通りだ。我々にできることは、せめてこの宙域に監視衛星でもおいておくことくらいだろう」
ブライト「……そうだな。どのみち我々にはこのまま敵地へ攻めこむだけの余裕はない」
シモーヌ「ま、とりあえずゾルバドスはあたしたちの前からいなくなった。3年前のあの日から望み続けていたことは、ようやく現実のものとなったんだわ」
ハヤト「ああ。だが、俺たちの戦いは、まだ残っているぜ」
アムロ「そうだな……OZのことがある。とりあえずスウィートウォーターへ行こう」
忍「……くっそぉぉぉぉぉーっ!!」
〔アーガマ、スウィートウォーター方面へ移動〕
忍「……それで、沙羅は?」
サリィ「あまりよくないわ。葉月博士に聞いてみないとなんともいえないけど……ダンクーガってどういうシステムなの?」
亮「やはり精神的なものか。ダンクーガは俺たち4人の戦闘エネルギーの集合体とでもいえるものだと聞いた あまり使いすぎると相当の負荷がかかる」
キャス「うん、原因は、それね。沙羅の場合は、ただでさえダンクーガのシステムの負荷がかかるうえに、シャピロのことがあったから、そのダメージと消耗は、はかりしれないわ」
忍「じゃあ……」
サリィ「そう、肉体的にはなんの問題もないの。ともかく、これ以上はどうしようもないわ」

スウィートウォーター
クワトロ「……ここにもどるのは、ひさしぶりか」
〔ドアノブを回す音〕
キグナン「お帰りなさいませ、大佐。アナハイムのエージェントの方はどうでしたか」
クワトロ「キグナンか。問題ないな。我々の部隊への協力は実戦データ集めにすぎん。自分たちの得になることならなんでもやる連中だ」
キグナン「私には大佐だからこそと思えますが」
クワトロ「キグナン、大佐はよせ。今の私はクワトロ・バジーナだ。もと大尉のな」
キグナン「しかし私にとっては、シャア・アズナブル大佐です」
クワトロ「……まぁいい。何か用があったのだろう」
キグナン「そうでした。これをご覧ください。観測データのプリントです 火星の向こうの……」
クワトロ「……核パルスの光か。いつ頃からだ?」
キグナン「OZのクーデターのあとです」
クワトロ「ジオンの亡霊が動きだしたか……ハマーン・カーンは二十歳になったか」
キグナン「はい……」
〔通信のコール音〕
クワトロ「なんだ?」
係員「ポート・サービスです。ご依頼のあった鑑定の入港を確認しましたので」
クワトロ「わかった。ありがとう」「アーガマが来たようだ。思ったより早かったな。私は行く 観測は続けさせてくれ」
キグナン「わかりました、大佐」

デュオ「まったく、なんでOZなんかに入ったんだ?」
ヒルデ「あなたは捕虜なのよ、口のきき方に気をつけなさい」
デュオ「へいへい。でもよ、コロニーのためったって何も戦争することはないんだぜ」
ヒルデ「批判だけなら誰にだってできるわ。コロニーの屈辱の歴史を変えるための戦いを、私たちは恐れてはいない。今は行動するときよ OZに入ったのはその手段の1つにすぎないわ」
デュオ「おっかしいなぁ……俺たちだってコロニーのために戦ってきたはずなんだけどな」
ヒルデ「なら、今からでもOZに入りなさい。そうすれば聞いてもあげるわ」
デュオ「ちぇっ、そんなことできるわけないだろ」

スウィートウォーター
ファ「カベのないところを歩くのもひさしぶりね カミーユ」
カミーユ「そうだな。このところ、ずっとアーガマはラビアンローズだったから」
大作「でもコロニーって思ってたよりも広いんですね。びっくりしました」
カミーユ「それでもここの半分は最初期のコロニーなんだ。他のタイプはもっと大きいさ」
ロザミア「……お兄ちゃん?」
カミーユ「え?」
ロザミア「やっぱり、お兄ちゃんだ!」
ファ「誰よあなた。カミーユの知りあい?」
ロザミア「あたし、ロザミィ・バダム」
カミーユ「知らないよ、あんたなんか」
ロザミア「うふふふ、変わらないのね。お兄ちゃんは、いつもそういって、あたしをいじめたわ」
大作「ずいぶん大きい妹さんですね。なんだかカミーユさんの方が年下に見えますけど……」
カミーユ「だから、知らない人なんだよ」
ロザミア「こんなところで会えるなんて、うれしいわ。お兄ちゃん」

ムゲ帝王「もどったか、デスガイヤー」
デスガイヤー「はっ。帝王様、アステロイド前線基地、消滅いたしました」
ムゲ帝王「うむ……我々は奴らをみくびりすぎていたようだな」
デスガイヤー「はっ」
ムゲ帝王「まぁよい。ご苦労だった、デスガイヤー とりあえずは、ゆっくりと休むがよい」
デスガイヤー「はっ、ありがたきお言葉。光栄であります」
【シナリオエンドデモ終了】


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