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No.33C
銀河帝国の脅威

【シナリオデモ開始】
甲児「さらば地球よ、旅立つマーチウィンド……ってか いやあ、俺たち本当に宇宙に来たんだなあ」
さやか「もう、うかれちゃって何わけのわかんないことを……」
甲児「艦内を歩くときなんて、体が浮いてるんだぜ!? もうやったか?」
ルー「はいはい。飽きるほどやってるわよ、私たちは」
甲児「ちぇっ、やっぱり地球生まれの地球育ちじゃないとこの感動は分かち合えないか。ボスや忍はどこにいるんだ?」
雅人「さっき通路で宙返りして遊んでたけど」
シモーヌ「だめだ……。歳いくつなのよ、あいつらは……」
大作「宇宙に上がるときののGって、すごいんですね 話には聞いてたけど、あれほどとは思いませんでした」
ブライト「ははは、昔の宇宙船はこんなものじゃなかったぞ 訓練した宇宙飛行士にすら、相当の負担がかかったんだ 初期のコロニー移民団は、文字通り命がけだったんだよ」
大作「……そうなんですか。今の僕たちは、技術のおかげですごく恵まれてるんですね」
クワトロ「ああ。かつて人類は、様々な困難に耐えて、宇宙に出た 彼らは宇宙にこそ希望の大地があると、信じたのだ 自分たちを空へ追いやった地上のエリートたちを憎むより、その方がずっと建設的だと考えたのだ 地球の重力を振り切ったとき、人は新たなセンスを身に付けた そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ……」
大作「……宇宙には、希望がないんですか?」
クワトロ「……さあな。少なくとも今の地球とコロニーは……」
大作「クワトロ大尉……?」
クワトロ「すまない、よくわからん事をいっているな 長く宇宙に出ていなかったせいかどうも調子が出ん」
ブライト「らしくないな。年を取ったわけでもないだろう」
クワトロ「時間を積み重ねるのは悪いことではない。少し休もう、失礼する」
雅人「宇宙での使用を考慮されていない機体は、どうなりました?」
亮「ああ、その問題があったな」
アストナージ「心配するなよ。もう少しで宇宙戦仕様への改修が終わる予定だ」
ボス「これで俺さまのボスボロットも宇宙で大活躍できるだわさ」
ベルトーチカ「いよいよ宇宙に来たわね、アムロ」
アムロ「……ああ」
ベルトーチカ「どうしたの?」
アムロ「……なんでもない。ごめん、部屋にもどるよ」
ベルトーチカ「え……? あ、ちょっとアムロっ!」
〔歩く足音〕
〔扉の開閉音〕

ベルトーチカ「アムロ……なにか様子がおかしいわ」
クワトロ「待ちたまえ。彼はひとりになりたがっている。放っておいたほうがいい」
ベルトーチカ「なによ、あなたには関係のないことでしょ! これは私とアムロの問題だわ」
クワトロ「ベルトーチカ、人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格がいる」
ベルトーチカ「あたしには、その資格があるつもりです アムロッ!」
〔扉の開閉音〕
クワトロ(……死んだ者に会えるわけがないと思いながら、どこかで信じている だからララァの死んだこの宇宙が怖くなる。アムロ……生きている間に生きている人間のするべきことがある それをすることが、死んだ者への手向けにもなるのだ……)

アラン「さて、我々はこれから独自で銀河帝国と戦っていくわけだ まずは、宇宙における拠点を確保する必要があるな」
沙羅「他人事みたいにいって。あてはあるんだろうね」
アラン「ああ。万丈がイゴール将軍から情報を受け取っていた 我々はすでにそこに向かっている」
ブライト「なるほど、ラビアン・ローズか……」
クワトロ「そうだ」
忍「なんだよ、そりゃ」
アムロ「ラビアンローズ……ドック艦だな。しかし1年戦争で撃沈したのではなかったのか?」
ブライト「いや、あれはブレックス准将の偽装だ ラビアンローズは暗礁宙域にいる」
デビッド「そいつと合流することができりゃ補給もできるんでしょう?」
クワトロ「そうだ。だが、我々も現在はどこにいるかはわからん」
ジュン「いま暗礁宙域にいるって、いったじゃない」
ケンジ「暗礁宙域は広大だ。うかつに入りこむと、かなり危険なことになる」
ジュン「へぇ、そういうものか」
アラン「まあいい。ともかく連絡がつけられるかやってみよう」

カミーユ「どうでした?」
アラン「ああ、ラビアンローズの座標は確認できた」
甲児「やったぜ。これでとりあえず補給の心配はなくなったってわけだ」
アラン「もう1ついい知らせがある。OZのクーデター以前に解放戦線が開発させていた機体が、ラビアンローズにあるそうだ」
忍「戦力の増強もできるってわけだな。そいつは都合がいいぜ」
ブライト「よし、とりあえず我々はラビアンローズとの合流を急ぐぞ」

タケル「……!?」
???(マーグ)(マーズ……聞こえるか、マーズ)
タケル(誰だ!?)
???(マーグ)(マーズ、出てきてくれ。お前と話がしたい)
タケル(その声は……オレにガイヤーとゴッドマーズのことを教えてくれた男か)
???(マーグ)(そうだ。お前にとって重要なことを伝えたい。出てきてくれ、マーズ)
タケル「だまれ! 俺はタケル、明神タケルだ マーズなんかじゃない」
???(マーグ)(お前はマーズだ。話を聞けばわかる)
タケル(うるさい、消えろ!)
???(マーグ)(マーズ……)

〔通信のコール音〕
キグナン「先日確認された戦艦は、やはりグワダンでした。OZの方では問題にしていないようですが……。間違いなくハマーンが乗っていると思われます」
クワトロ「そうか。ついにアクシズが動き出したか……。奴等の狙いが私の予想通りだとすると。こいつは面倒が増えることになるな」
キグナン「混乱に乗じて、というわけですな。したたかな……」
クワトロ「奴のやり方だ。表立って出てきた以上私の過去に口をぬぐってはおれん。ブライトたちに知らせることにしよう ハマーン・カーンのことをな。君は引き続き監視をたのむ」
キグナン「は、了解しました。では……」
クワトロ「今頃になって……亡霊め!」
アラン「ジオンの残党だって!?」
ブライト「話にはよく聞いていた。資源衛星のアクシズによってジオン帝国の復興を目指しているとか……。しかしムゲ帝国の侵攻以来、その消息は知れなかったのではないか?」
ロアン「全滅したとばかり思っていました。旧地球占領軍の参謀本部も、そう判断していましたが……」
クワトロ「いや、それは偽装だ。実際は我々が戦っている間戦力を増強しながら機会をうかがっていたのだ」
万丈「ほう。なかなかできることじゃないな。指導者は誰だ?」
クワトロ「ハマーン・カーン……。私の知っている女だ。私は一年戦争の直後短期間アクシズにいたことがある。地上で戦う決意をした時たもとを分かった。それ以来、会っていない」
万丈「なるほど。まあ、深く聞くのはやめておこう それで、彼らは敵になるのかい? それとも手を組める相手なのかな?」
クワトロ「わからん。必ずしも敵になるとはかぎらない。だが……永久に味方であることなど、ありえんな。それは確かだ」
〔アーガマ、暗礁宙域を移動〕
忍「ラビアン・ローズってのには、まだ着かねえのか?」
銀鈴「あまり、せかさないであげて。暗礁宙域で航行を誤ると二度と出られなくなるかもしれないの 慎重に進む必要があるのよ」
沙羅「そうそう。あんたは、おとなしく無重力で遊んでな」
亮「だが、暗礁宙域というのは視界が悪いと聞いていたが これほどとはな。こんなところで襲撃でもされたらやっかいなことになる……」
雅人「またそんな不吉なこといって。本当に来たらシャレにならないよ」
〔警報〕
沙羅「警報!?」
ベルトーチカ「ブライト艦長! 前方に機影多数! これは……宇宙港にいた奴らと同じだわ、銀河帝国軍です!」
ブライト「何だと! くっ、総員戦闘配置につけ!」
雅人「ああもう、いわんこっちゃない! 亮、どうすんのさ!」
亮「馬鹿、敵が同じことを考えていただけだ。戦術の基本だ」
忍「てめえら、何くっちゃべってやがる! 行くぞ!」
タケル「警報……! 敵が攻めてきたのか! くそっ、こんな時に俺は……!」
???(マーグ)(マーズ! 出てきてくれ! 話がある!)
タケル「またお前か! だんだん声が近づいてくる……まさか、あの敵の中にお前がいるのか!?」
???(マーグ)(マーズ……!)
マリア「!? 誰!?」
さやか「どうしたの!?」
マリア「誰かが……、誰かが呼びかけてる。何かを目覚めさせようとして……誰なの!?」
甲児「マリアちゃん!? おいっ、どうしたんだ」
マリア「わからない……。でも、敵じゃないわ。その人の心が伝わってくる まるで肉親に対する、愛情みたいな……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「銀河帝国の脅威」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ブラッキー「マーグ、お前の機体に取りつけられた爆弾のことを忘れるな おかしな行動をしたらその場で爆発させる マーズを殺したら解除してやるわかったな」
マーグ「…………わかっている」
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

※※デューク出撃の場合、セリフ追加※※
ブラッキー「ふん……むっ? あれは……あれは、まさかグレンダイザー!? するとデューク・フリードは地球へ来ていたのか おい、ガンダル司令に連絡だ」
ベガ星兵「はっ」
ダンゲル「マーズにデューク・フリードか。これはついているぞ。フハハハハハッ」
デューク「来たか……この地球をフリード星のようにはさせん!」

マーグ(マーズ、会いたい、会って話がしたい)
タケル(またお前か……)
マーグ(そうだ。お前にとって重要なことを伝えたい。出てきてくれ、マーズ)
タケル(しかし今は戦闘中だ。俺ひとりで出られる機体はない)
マーグ(ガイヤーを呼べばいい。どこにいてもお前が呼べば応える)
タケル(……わかった)
バニー「どうしたの?」
タケル「……ごめんっ!」
〔走る足音〕
バニー「あっ、ちょっと待ってよ! 勝手に動いちゃいけないっていわれてたでしょ!!」
タケル「ガイヤァァァァァーッ!」
〔味方ユニット出現〕
ブライト「あれは、ガイヤーという奴か!? タケルが乗っているのか!?」
〔画面、暗転〕
マーグ「来たか。マーズ、いくぞ!」
タケル「何をする!? くそっ、話があるというのは嘘だったのか!」
〔タケルにダメージ〕
〔タケルに爆発〕

タケル「しまった!?」
マーグ「そんな腕で銀河帝国が倒せるか!」
〔タケルにダメージ〕
タケル「くそっ!」
マーグ「俺の名はマーグ。マーズ、そんなことでは俺は倒せんぞ!」
タケル「貴様は何者だ!?」
マーグ「お前は俺の弟。俺たちは双子の兄弟だ!」
タケル「な、なんだと!? オレに……兄が……?」
マーグ「いくぞマーズ。戦え、戦うんだ!」
タケル「兄弟だったら、なぜ!?」
マーグ「戦っている間だけ……俺は生きていられる 父の名はイデア、母の名はアイーダという」
〔タケルにダメージ〕
〔タケルに爆発〕

タケル「つあぁぁぁっ!?」
マーグ「…………」
〔超能力の共鳴〕
〔画面、フラッシュ〕

ガイヤー(なんだ……あの機体の爆弾!? そうだったのか……)
マーグ「さぁ……俺と戦えマーズ!」
タケル「みんな、頼む! 隊長機を破壊してくれ!!」
<戦闘開始>

<タケルHP5%以下>
[イベントデモ「六神合体」]

〔タケル、合体〕

<デュークvsブラッキー>
デューク「ブラッキー、許さんぞ!」
ブラッキー「フリード星は滅びた……お前も同じ運命だ!」

<タケルvsマーグ>
タケル「……爆弾を何とかしなくては!」
マーズ「マーグ……」

<マーグ撃破>
マーグ「くっ……マーズ……」
〔敵ユニット撃破〕
(→ GAME OVER

<ブラッキー撃破・敵増援1出現>
ブラッキー「ええい、作戦は失敗か!」
〔敵ユニット撃破〕
タケル「マーグ、爆弾のコントロールはこれで解除された。いったん待避してくれ」
マーグ「わ、わかった。そうさせてもらう」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

ロゼ「ブラッキー隊長がやられてしまったのか!? おのれ地球人め。」

<タケルvsロゼ>
タケル「何だ!」
ロゼ「おのれ、地球人め!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マーグ「…………うっ……」
タケル「大丈夫か」
マーグ「ここは……?」
タケル「俺たちマーチウィンドの戦艦のメディカルルームだ 心配しなくていい」
マーグ「ああ……地球のことは調査ずみだった。マーチウィンドは現在地球を支配している勢力に反抗しているのだったな」
タケル「そうだ」
マーグ「……マーズ、俺はお前に伝えなくてはならないことがある」
タケル「……オレは、本当にマーズという、お前たちと同じ星の人間なのか」
マーグ「そうだ。お前は地球人ではない。そしてお前の本当の名は、マーズだ 俺の弟よ……」
タケル「俺の……兄……? では、俺の本当の父さんと母さんもいるのか!?」
マーグ「父と母は……死んだ」
タケル「…………」「話してくれ、マーグ」
マーグ「ああ。父と母から受け継いだ記憶を、お前に伝えよう マーズ、手を出してくれ」
タケル「手を?」
マーグ「お前も、もうわかっていると思うが、俺たちには特殊な能力がある 話をするよりも、そのほうが早い」
タケル「……わかった」(うぅっ、これは……。ギシン星……父と母……。父が研究した反陽子エネルギー……そしてガイヤー……破壊されるかオレが死ぬと反陽子爆弾が爆発する……)
マーグ(そうだ。ズールはいつかこの日のくることを考えて、ガイヤーを地球に送りこんでいたのだ。ガイヤーに搭載された爆弾のキーとなる まだ赤子のお前とともに。反陽子爆弾が爆発すれば地球圏など跡形もなく吹き飛んでしまうだろう)
タケル(それで俺は捨て子として地球で育てられた……)
マーグ(父はズールに反抗して、処刑された 母はズールにお前を返してくれるよう嘆願しつづけ、数年前に……)
タケル(俺の……本当の両親……)
〔画面、暗転〕
タケル「そうだったのか……兄さん」
マーグ「マーズ……うっ」
タケル「兄さんッ!?」
マーグ「大丈夫だ、マーズ……俺の弟よ。ずっと、お前に会いたかった お前に会える日を待っていた」
タケル「マーグ……兄さん」
マーグ「……マーズ、お前に渡さなくてはならないものがある。ガイヤー以外の5体のロボット、五神ロボは、父がズールに秘密で送り込んだお前の守護神だ。ガイヤーが危険になると、自動的にガイヤーを守る。反陽子爆弾を爆発させないように」
タケル「五神ロボ……」
マーグ「このペンダントを、お前に。これがあれば五神ロボを自由に操りいつでもゴッドマーズになることが出来る。これを使って父の願いであった宇宙の平和のために、生きぬいてくれ」
ブライト「そうか、そんなことがあったとは……」
ミカ「ほら、ふたりともタケルに謝りなさいよ。宇宙人のスパイとかひどいこといったんだから」
ナオト「すまない、タケル。俺はただ、その、不安だったんだ」
アキラ「悪かったよ、お前を疑って。勘弁してくれよ」
タケル「いいんだ、こうして誤解は解けたんだから」
アンナ「よかったわ……ね、エイジ」
エイジ「ああ」
タケル「ありがとう、エイジ、アンナ」
大介「初めてあった時から、地球人ではないと思っていた まさかギシン星の……」
ブライト「大介君? 何か知っているのか?」
大介「ああ。ギシン星とは、銀河帝国発祥の地だ 奴らの本拠地でもある」
マーグ「君は?」
大介「僕はフリード星の王子、デューク。銀河帝国に故郷を滅ぼされた男だ」
マーグ「フリード星の……。そうか……」
大介「マーグ、僕と君の2人は、皇帝ズールの恐ろしさを身をもって知っている。この地球を奴の手に渡せばどうなるか……マーグ、僕たちは地球に必要とされているんだ」
タケル「大介さん……」
マーグ「フリード星のデューク……。ありがとう。私も戦おう。弟の第二の故郷を守るため……。いや、皇帝ズールを倒すために」
ベルトーチカ「ラビアンローズ確認」
バニー「コールサイン送信します」
ブライト「よし、接舷用意だ」
エマリー「ブライト艦長! ブライト艦長ーーっ!!」
〔走る足音〕
ブライト「エマリー……艦長代理!?」
エマリー「はい! 私、きっと艦長がいらしてくださると信じて、ずっと待っていたんですよ」
ブライト「え……?」
エマリー「ブライト艦長……忘れてしまったのですか? 私、艦長に頼まれたと思って、一生懸命……」
ブライト「あ……いや、その……」
デビッド「…………」
ドモン「…………」
サイ・サイシー「…………」
ボス「…………」
アーサー「え? なになに? みんなどうしたんだ?」
ブライト「……貴様ら、何をみている! さっさと作業にかかれ!」
レイン「はい、すみません。ほらみんな、さっさといらっしゃい」

コウ「すごい! これがガンダム……GP03かぁ」
アストナージ「ん? これがわかるのか?」
コウ「もちろんです! あっ、あっちの武器コンテナとドッキングした形が通常の運用形態なんですよね。デンドロビウムっていうんだとか」
アストナージ「へぇ、さすがに詳しいな」
コウ「MSのことなら、まかせてくださいよ!」

アムロ「これがZガンダムか この機体の開発にはカミーユも参加したんだって?」
カミーユ「ええ。基本設計だけですけど……」
アムロ「しかし、よくこれだけのものが、つくれたものだな」
???(チェーン)「アナハイム・エレクトロニクスとのパイプがありますから。その関係でGP03も手に入りました。でもいろいろとたいへんだったんですよ」
アムロ「君は……」
チェーン「チェーン・アギです。もと連邦の技術士官で今はラビアンローズのクルーをやっています」
アムロ「そうか、よろしくチェーン。俺は……」
チェーン「知ってます、アムロ・レイ大尉。私、ずっとお会いしたいと思っていたんですよ」
アムロ「ははは、実物を見てがっかりしたんじゃないか」
チェーン「そんなことないです。ますますがんばろうって、思いました」
アムロ「なにをだい?」
チェーン「私の夢なんです。アムロ大尉の乗るガンダムをつくるのが」
アムロ「そういえばアナハイムといっていたが……」
チェーン「はい。まだ帝国の支配を受けていた頃から、実戦データの提供を条件にこちらにも協力してくれてました」
アムロ「解放戦線にか? 帝国軍やロームフェラに協力する裏でか まるっきり死の商人だな」
チェーン「あまり気分のいいものじゃないですけど地球人のためというのも理由の1つではあると思いたいですね」
〔歩く足音〕
ベルトーチカ「ちょっとあなた、何やってるのよ!」
アムロ「ベルトーチカ」
チェーン「なにって……あなたは?」
ベルトーチカ「ベルトーチカ・イルマ、アーガマのクルーよ あんまりアムロにちょっかい出さないで」
チェーン「あなたにそんなこといわれる理由はないわ」
ベルトーチカ「私は、アムロの恋人なのよ」
チェーン「ふうん、そうなの。でも私は、アムロ大尉のために、一緒にMSをつくれるわ。新しいガンダムを。あなたには、それはできないでしょう?」
ベルトーチカ「それが、どうしたのよ」
チェーン「私は、アムロ大尉のお役にたてるってことです」
ベルトーチカ「な……あ、ちょっとアムロ、どこ行くのよ」
アムロ「ごめん、アストナージを手伝わなくちゃいけないんだ」
チェーン「私も行きます。私、ここのチーフメカニックですから」
ベルトーチカ「ちょっと、あなた待ちなさいよ! アムロ!」

デビッド「……なんかすげぇもん見ちまったな」
ボス「まったくだわさ」
アーサー「ほんとほんと。でもアムロ大尉って意外に、はっきりしないんだね」
※※「ゴーショーグン」とリンクしている場合、セリフ追加※※
キリー「どっちかに決めてもらえば、俺にもチャンスがあるってわけだ」
真吾「チャンスがあるのは、お前だけじゃないぜ」

ドモン「ふん、男の戦いに女は邪魔になるだけだというのにな」
レイン「…………」
ドモン「あ、いや、レインのことをいったんじゃなくてだな……」

ツバロフ「き、貴様ら何をする! このわしに銃を向けるとは……! 貴様ら何者だ!」
カーンズ「少し前はトレーズ派と呼ばれたこともありましたがね 今の我々は、コロニー革命軍、ホワイトファングと名のっています」
ツバロフ「何だと……!?」
カーンズ「ツバロフ技師長、月面は我々の同志によって制圧した あなたには敗北宣言を出していただく」
ツバロフ「くっ……! そうはいくか!」
カーンズ「待て! 逃がすな!」
ツバロフ「私は負けん、私のMDがあるかぎりは……」
カーンズ「ちっ、立てこもりおったか。かまわん、部屋ごと爆破しろ!」
ツバロフ「私のMDは無敵なのだ! ふはは、はーっはっはっは……、う、うわああっ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕


バルジ
ジャミトフ「何だと!?」
バスク「何をしておったのだ、馬鹿者が!!」
スペシャルズ「は、ははっ!」
ジャミトフ「月面は……制圧されたというのか?」
スペシャルズ「は、はい。反乱軍は各部署で同時に行動を起こしMDシステムの中枢を占拠されました
我々が抵抗した時には、すでに……」
ジャミトフ「ツバロフはどうした……とらえられたか」
スペシャルズ「いえ、技師長は……。戦闘時の爆発にまきこまれ、死亡したと……」
バスク「馬鹿な、何という馬鹿なことを!
これで銀河帝国は一気に攻勢に出てくる。地球がどうなってもいいというのか!」
ジャミトフ「地球がどうなってもいい、か……そういうことか……それで己の首をしめたというわけだ。愚か者どもめが!!」

デビッド「おい聞いたかよ。OZに反乱兵が出て月面を占拠したってよ」
ロアン「ホワイトファングでしょう。知ってますよ」
ブライト「ジャミトフにしてみれば、また反乱兵が出るとは思いもよらなかったろう」
さやか「銀河帝国軍が侵攻してきているっていうのに……」
甲児「仲間割れをおこしてる場合じゃないだろうに」
亮「ああ……正気とは思えんな」
リョウ「地球圏そのものの危機だというのに……何を考えているんだ!?」
ノイン「このような時に……いったいなぜ!?」
【シナリオエンドデモ終了】


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