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No.35C-1
争い絶えない世界へ 前編

【シナリオデモ開始】
〔通信のコール音〕
ベルトーチカ「ブライト艦長! 所属不明機から通信が入っています!」
ブライト「所属不明機だと? 我々にか?」
ベルトーチカ「はい、コードにマーチウィンドと……どうしますか?」
ブライト「罠ということもあるまい。つないでくれ」
ベルトーチカ「了解。スクリーンに出します!」
ハワード「お初にお目にかかる、マーチウィンドの諸君じゃな? わしは戦艦ピースミリオンの艦長をやっとる、ハワードという者じゃ」
ブライト「アーガマ艦長、ブライト・ノアです。あなた方の所属をうかがいたい なぜ我々に接触を?」
ハワード「わしらはどこにも所属などしとりゃせん お前さん方に会いに来たのは届け物があるからじゃ」
ブライト「届け物?」
デュオ「いよっ、ひさしぶり!」
カトル「デュオ! デュオじゃないか!」
ノイン「デュオ・マックスウェルから! それにヒイロ・ユイ……!」
デュオ「手伝いに来てやったぜ。ま、銀河帝国といいホワイトファングといい。ほっとくわけにもいかねえしな」
ヒイロ「俺の敵はゼクスだ。奴は宇宙を滅ぼす 奴を殺すまで、同行させてもらう」
ノイン「…………」
ヒイロ「ヒイロも来てくれたんだね……。ありがとうございます、ハワードさん!」
ハワード「なあに。お前さん、04のパイロットじゃな? もしよかったら、お前さんのガンダムの調整もやってやるぞ。ことのついでだ」
カトル「本当ですか? サンドロックを……。ぜひお願いします!」
甲児「デュオ! お前あれから、どこで何してたんだよ!?」
デュオ「ま、いろいろとね。その気になったら話してやるよ ブライト艦長、そっちに行ってもかまわねえかい?」
ブライト「聞くまでもない、よく来てくれた。オペレーター、右舷ハッチ開けろ!」
デュオ「旧ジオンの連中まで出てきたっていうじゃねえか お前ら、直接話したんだって?」
カミーユ「アクシズの奴らか。今のところ敵じゃないけどねこの先どうなるかはわからない」
ジュドー「まったくややこしいよな。銀河帝国にOZ、ホワイトファングにアクシズに……」
デビッド「いちばん、わけわからねえのがホワイトファングだな。しかも指導者がゼクスときやがった。あいつら、ただ状況をかきまわすために出てきたんじゃねえだろうな」
シモーヌ「まさか……」
ヒイロ「いや、ゼクスの狙いはそれだ」
シモーヌ「え?」
カトル「ヒイロ? それってどういうことだい?」
ヒイロ「奴が最終的に何を望むのかは俺にもわからん。だが、奴はバルジを墜としOZになりかわった。それで第1の目的は達成された」
ルー「第1の……。それで? 第2の目的は?」
ヒイロ「それはどうでもいい。その前に俺が奴を殺す」

パーガン「リリーナ様、どうか危険なことはおやめください」
リリーナ「いいえ、兄をとめなければいけません。私はたとえどのような手段をつかっても、この争いをやめさせてみせます」
トレーズ「本当にそうお思いなら、私の意思にしたがっていただきましょう リリーナ嬢」
リリーナ「トレーズ・クシュリナーダ……なぜここに?」
トレーズ「あなたにロームフェラ財団最高幹部の決定をお伝えしようと思ってね」
リリーナ「財団の決定?」
トレーズ「さよう。本日をもって、リリーナ・ピースクラフトを財団代表から解任する」
リリーナ「……わかりました。ロームフェラ財団の権限を、お返しします。でもその前にわたくしにはやるべきことがあります。兄に戦いをやめるよう説得したいのです」
トレーズ「あなたにはそれはできない。結末は私の手で用意しよう あなたの行きたいところへ行くといい。あなたは自由だ」
リリーナ「…………」

ガンダル「くそっ、地球人どもめ……! こざかしいマーチウィンドがことごとく邪魔しおるせいで、いまだにさしたる戦果があがらぬ マーズばかりかデューク・フリードまでも討ちもらし、地球制圧作戦はとどこおる一方だ。このままでは、このガンダルが皇帝陛下のお怒りをこうむるやもしれん。そのようなことになっては……ええい、いまいましい!」

サイド7
スペシャルズ「ミリアルド司令、シャトルが接近してきます ロームフェラのシャトルですが……いかがいたしますか?」
ミリアルド「撃て」
スペシャルズ「は……、しかし……」
〔通信のコール音〕
ドロシー「ミリアルド様、お懐かしゅうございますわ。覚えていらっしゃいまして? 昔トレーズ様やあなたによく遊んでもらった、ドロシー・カタロニアです」
ミリアルド「……ドロシーか、何をしに来た?」
ドロシー「ミリアルド様の戦いを拝見しに。あなたが人類に突きつけた戦いの未来を、どうか見届けさせてください」
ミリアルド「わかったようなこという」
ドロシー「とんでもない、私はミリアルド様のお心などわかりません なぜ完全平和主義者であったあなたが、人類を滅亡へと追いやろうとするのか? それが英雄の本能? もしかしたら、もともと平和がお嫌いだったのかしら? ドロシーは、ただお側にいて、見守っていたいだけですの」
ミリアルド「ふ……。わかった、いいだろう。ドロシー嬢をお迎えしろ」
スペシャルズ「は、ははっ!」
ドロシー「ありがとうございます、ミリアルド様。ドロシーは決してお側をはなれませんわ……」

ブライト「……では、我々はホワイトファングを叩くべきだというのだな」
ヒイロ「ああ」
アラン「しかし、いま地球には銀河帝国軍の先遣艦隊が攻撃を仕掛けている このうえ地球人同士で争ってどうしようというのだ?」
ヒイロ「お前は奴のことがわかっていない」
アラン「何? 奴とはゼクス……いや、ミリアルド・ピースクラフトのことか?」
ヒイロ「そうだ。奴の目的は、人類に滅びの道を突きつけることだ」
ショウ「人類に、滅びの道を……?」
ヒイロ「ああ。奴は人類を愚かなものと考えている。その人類に、自らの滅亡の未来を見せてやることで、新しい未来に目覚めさせようとしているのだ。奴の敵は異星人ではない、地球人そのものだ」
マーベル「なんてこと……」
大介「馬鹿なことを! 皇帝ズールがどんな奴か、彼は知らないのか!?」
タケル「正気じゃない。もしそれが本当なら……」
ジュン「戦わなくちゃしょうがないね。どうする、ブライト艦長?」
ヒイロ「俺はひとりでも行く。来たくなければ、無理にとはいわん」
<<アーク>>
アーク「俺も行こう」
<<セレイン>>
セレイン「私も行くことにしよう」
<<マナミ>>
マナミ「あたしも行くわ」

シモーヌ「○○○?」
<<アーク>>
アーク「ヒイロのいった通りだとしたら、ミリアルドの行動は納得できる 例えそうじゃなくても、彼らが地球を敵視しているのは事実なんだ 銀河帝国との戦いを前にしては彼らを排除するしかない」
<<セレイン>>
セレイン「ヒイロのいう通りだとしたら、ミリアルドの行動は納得できるものだ。例えそうじゃなくても、奴らが地球を敵視しているのは事実だ。銀河帝国との戦いを前にしては彼らを排除するしかないのではないか」
<<マナミ>>
マナミ「ヒイロのいった通りだとしたら、ミリアルドの行動は納得できるわ 例えそうじゃなくても、彼らが地球を敵視しているのは事実だし。銀河帝国との戦いを前にしては彼らを排除するしかないんじゃないかしら」

ノイン「私も行かせて下さい」
カトル「ノインさん!?」
ノイン「ゼクスに会って、その真意を確かめたいのです」
ブライト「……わかった。だがいま我々が動くわけにはいかん。主力を分け、別働隊を編成しよう」
ノイン「感謝します、ブライト艦長」
〔カーソル、サイド7へ移動〕
サイド7
〔警報〕
カーンズ「マーチウィンドですかな」
ミリアルド「たったあれだけの数で、このリーブラを落とそうというのか……?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「争い絶えない世界へ」前編


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ドロシー「このモビルドールで戦いの行方を見られるなんて……ドロシー、うれしくってワクワクしますわ」
<戦闘開始>

<メリクリウス&ヴァイエイト撃破・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ミリアルド「……さすがに、強いな」
〔通信のコール音〕
カーンズ「司令、なにをなさるおつもりです!?」
ミリアルド「MDだけでは、彼らはとめられん」
カーンズ「司令! まだライトニング・カウントでいるおつもりなのですか!?」
ミリアルド「…………」

<ミリアルド撃破>
ミリアルド「くっ、さすがだな、マーチウィンド」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ヒイロ「第1目標撃破。第2目標を攻撃する」
<<アーク>>
アーク「リーブラか……今ならおとせるかもしれない。全機、続いてくれ!」
<<セレイン>>
セレイン「リーブラか。今ならおちるな。全機、態勢を立て直せ。リーブラにしかける」
<<マナミ>>
マナミ「巨大戦艦リーブラ……おとすには、いましかないわ。みんな、いきましょう!」

〔機体の噴射音〕

〔通信のコール音〕

ブライト「攻撃隊に告ぐ! 至急アーガマに帰還せよ!」
<<アーク>>
アーク「ブライト艦長!? なぜです! あと一撃でリーブラに、とどめをさせるというのに!」
<<セレイン>>
セレイン「艦長!? なぜだ! あと一撃でリーブラに、とどめをさせるのだ!」
<<マナミ>>
マナミ「ブライト艦長!? なぜなんです! あと一撃でリーブラに、とどめがさせるのに!」

ブライト「銀河帝国軍の急襲を受けた第一波は何とか退けたが 再び奴らがやってくるのは時間の問題だ 残念だが、大至急帰還するんだ!」
<<アーク>>
アーク「何だって!? くそっ、あと一歩というところなのに!」
<<セレイン>>
セレイン「何ということだ!? ……あと一歩というところで!」
<<マナミ>>
マナミ「何ですって!? ……あと一歩なのに!」

ノイン「やむをえない、アーガマがおちれば我々は終わりだ 残念だが、ここは……」
ヒイロ「そう判断すべきだ。ゼクス…命びろいしたな。……だが、貴様に次はない」
※※リアル系主人公の場合、セリフ追加※※
<<アーク>>
アーク「……くっ、了解! リーブラ攻撃隊、帰還します!」
<<セレイン>>
セレイン「……了解した! 攻撃隊、帰還する!」

ブライト「すまん、頼む……」


カーンズ「マーチウィンドは撤退しました。近づけばリーブラの主砲の恐ろしさを見せつけられたのですが。しかしなぜ……?」
ミリアルド「銀河帝国軍だ。おそらく本体が攻撃されたのだろう」
カーンズ「なるほど。では、追撃なさいますか?」
ミリアルド「やめておけ」
カーンズ「は、しかし……」
ドロシー「マーチウィンドとの交戦のあとで異星人とも戦う余裕がおありになって? 今は戦力を回復すべき時ですわ」

ベルトーチカ「銀河帝国軍、第2波接近! 戦闘空域まで、もうまもなくです!」
レイカ「艦長、リーブラの攻撃隊は……」
ブライト「攻撃隊には、すでにもどるよう要請した……迎撃態勢を整えろ! ここで踏みとどまるんだ 彼らが帰ってくるまで、何としても沈むな!」
ベルトーチカ「戦闘空域に入ります!」
ブライト「主砲発射用意! くそっ、急いでくれよ……!」
【シナリオエンドデモ終了】


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