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No.40A
決死の突破作戦 前編

【シナリオデモ開始】
≪「ドモンたちといく」を選択≫

ブライト「そうか……ついにデビルガンダムとの決着がついたか」
デュオ「ああ、あそこまでやっときゃ、もう復活はしないぜ」
ジョルジュ「そうですね。これまではロームフェラを隠れみのにした、ウォンと東方不敗とがデビルガンダムを隠し、復活させていました もう、その2人もいません」
リョウ「しかし……ドモンは大丈夫なのか?」
アルゴ「肉体的には問題ない」
カトル「ええ、あの人の心の問題です。あの人はこれまでデビルガンダムを倒すということを目的としてきました。それがなくなったのですから」
アムロ「しかしな……」
チボデー「なぁに、心配はいらねぇよ。あいつもシャッフルの紋章を持つ身 まだやることが残ってるってのはよくわかってるさ」
アルゴ「うむ、心配することはない」
アムロ「だといいが……」
サイ・サイシー「それよりアンちゃん、こっちはどうなってんのさ?」
アムロ「ああ、銀鈴が残されていたメッセージを確認した。やはり中条長官たちは無事脱出したようだ」
デュオ「へえ、で、どこに行ったんだい?」
ブライト「ここに脱出した時点では、西へ向かうつもりだったとのことだ」
<<ブラッド>>
ブラッド「ってことは、俺たちも連中を追っかけて西へ移動か」
<<マナミ>>
マナミ「では、あたしたちも西へ向かいつつ、長官たちを探すのね」

ブライト「そういうことになる」
カトル「でも、そううまく見つかるのでしょうか」
アムロ「ああ、なんでも国際警察機構のエキスパートたちだけが使う特殊な合図があるそうだ。銀鈴なら見つけられるそうだから、大丈夫だろう」
カトル「そうですか……そういえば、例の怪物の件はどうなったんです?」
ブライト「やはり銀河帝国が、かんでいたらしい。豹馬がケガをしたが 無事、片づけたそうだ」

≪「本隊といく」を選択≫
〔ネェル・アーガマ、梁山泊へ移動〕
ブライト「やはり、梁山泊もだめか……」
クワトロ「しかしな……軍事拠点でもない、こんな場所をねらう必要性がわからんな」
万丈「ああ、連中が何を探しているにしても、ここにあったとは思えないね」
ギャリソン「ふむ……それがわかればあるいは、なにか有効な対抗手段となりうるやもしれませんな」
万丈「わかれば、の話さ。アラン、銀鈴の方はどうだい?」
アラン「いま探している。俺たちがいても何を探しているか、わからんから引きあげてきたんだ」

≪「本隊といく」を選択≫
銀鈴「……どこかにきっと、あるはずなんだけど……」
村雨「やぁ、ファルメール。くるだろうと思っていたよ」
銀鈴「健二さん? もしかして私たちを待っていてくれたの?」
村雨「いや、俺もあとから来たクチさ。ところで捜し物はあれじゃないのか?」
銀鈴「あんなところに……ええ、そうよ。あれを探していたの。もう確認した?」
村雨「ああ。長官たちは攻撃を受ける前に脱出した 反抗勢力の要となりそうな人物はほとんど一緒にいるとさ」
〔歩く足音〕
銀鈴「……そうね。西へ向かう、か」
村雨「長官のことだ、君がいれば、すぐ見つけられるよう、目印をつけてるだろう」
銀鈴「健二さん……やっぱり私たちとは、こないの?」
村雨「俺の能力は1人でいる時が最大に発揮できる 知ってるだろう、ファルメール?」
銀鈴「健二さん……」
村雨「おっと、そんな顔はするなよ。大作少年は元気でやってるか?」
銀鈴「え、ええ。がんばってくれているわ。気になる?」
村雨「俺は、あいつの親父さん……草間博士は救うことができなかったからな……」

≪「本隊といく」を選択≫
アストナージ「……これもまだ使えるな……」
アムロ「何をやってるんだ、アストナージ?」
アストナージ「え? ああ、残骸の中にけっこう使えそうなものが混ざっているんで集めているところですよ」
アムロ「へえ、そうなのか?」
チェーン「アストナージさん、またいくつか見つけましたよ。あ、アムロさん」
アムロ「やぁ、チェーン。何を見つけたんだ?」
チェーン「主にパーツ類です。機体の補修につかえそうなものもあります あとのことを考えたら、少しでも資材が多いほうがいいですから」
アストナージ「こういう時にシャリーやジャネットがいてくれると助かるんですがね」
アムロ「大変そうだね」
チェーン「そう思うんでしたら、あとでお茶でもご一緒してください」
アムロ「その程度でよければ、かまわないさ」
チェーン「約束ですよ。ベルトーチカさんにとめられた、なんていうのはナシですからね」
アムロ「あ、ああ……努力するよ」

≪「本隊といく」を選択≫
アラン「……なるほど、そっちもうまく片づいたようだな」
甲児「ああ、奴らが人間狩りをやらせてた“超獣”っていう化け物はオレたちがやっつけちまったからな。もう大丈夫だろう」
万丈「みんな、ご苦労さん。そういえば、豹馬がケガをしたと聞いたが?」
さやか「ええ、今、ちずると一緒にハサン先生のところへ行っています」
万丈「ひどいのか?」
ビューティ「そんなにひどくないから、大丈夫だと思うわ、万丈」
ギャリソン「それは、ようございましたな」
大介「それで、こちらの方は?」
アラン「ああ、銀鈴が残されていたメッセージを発見した。やはり中条長官たちは、無事に脱出していたようだ」
さやか「……あの、お父さまは……?」
アラン「弓教授? 確か、一緒にいるらしいと聞いたよ。安心したまえ」
甲児「よかったじゃないか、さやかさん」
さやか「ええ……ありがとう、甲児くん。お父さまが無事で、本当によかったわ」
小介「四谷博士はどうなんでしょう?」
万丈「もちろん四谷博士も一緒だ。僕たちが宇宙へあがる前に中条長官たちと合流できるよう手配しておいたからね」
十三「やったやないか、小介。これでコン・バトラーもパワーアップ間違いなしや」
レイカ「それで、どうするの万丈? 合流はできそうなの?」
万丈「ああ。彼らはとりあえず西に向かったそうだが、国際警察機構のエキスパートが使う合図があるそうだ 銀鈴なら見つけられるといっていたよ」

≪「本隊といく」を選択≫
ベルトーチカ「艦長、まもなくドモンたちも帰還します」
ブライト「わかった」「そうか……ついにデビルガンダムとの決着がついたか」
デュオ「ああ、あそこまでやっときゃ、もう復活はしないぜ」
ジョルジュ「そうですね。これまではロームフェラを隠れみのにした、ウォンと東方不敗とがデビルガンダムを秘匿し、復活させていました もう、その2人もいません」
リョウ「しかし……ドモンは大丈夫なのか?」
アルゴ「肉体的には問題ない」
カトル「ええ、あの人の心の問題です。あの人はこれまでデビルガンダムを倒すということを目的としてきました。それがなくなったのですから」
アムロ「しかしな……」
チボデー「なぁに、心配はいらねぇよ。あいつもシャッフルの紋章を持つ身 まだやることが残ってるってのはよくわかってるさ」
ジョルジュ「それに、ドモンは石破天驚拳を身につけ、また一回り強くなりましたからね」
サイ・サイシー「そうそう、アニキの新技はすげぇんだぜ」
リョウ「ま、みんながそういうんなら大丈夫だろう。すぐに忙しくなる 少し、休ませておいてやろう」
アムロ「ああ、そうだな」

≪「豹馬たちといく」を選択≫
万丈「やはり銀河帝国軍だったか」
レイカ「ええ。でも、もう大丈夫よ」
甲児「ああ、奴らが人間狩りをやらせてた“超獣”っていう化け物はオレたちがやっつけちまったからな」
万丈「みんな、ご苦労さん。そういえば、豹馬がケガをしたと聞いたが?」
さやか「ええ、今、ちずると一緒にハサン先生のところへ行っています」
万丈「ひどいのか?」
ビューティ「そんなにひどくないから、大丈夫だと思うわ、万丈」
ギャリソン「それは、ようございましたな」
大介「それで、こちらの方は?」
アラン「ああ、銀鈴が残されていたメッセージを発見した。やはり中条長官たちは、無事に脱出していたようだ」
さやか「……あの、お父さまは……?」
アラン「弓教授? 確か、一緒にいるらしいと聞いたよ。安心したまえ」
甲児「よかったじゃないか、さやかさん」
さやか「ええ……ありがとう、甲児くん。お父さまが無事で、本当によかったわ」
小介「四谷博士はどうなんでしょう?」
万丈「もちろん四谷博士も一緒だ。僕たちが宇宙へあがる前に中条長官たちと合流できるよう手配しておいたからね」
十三「やったやないか、小介。これでコン・バトラーもパワーアップ間違いなしや」
レイカ「それで、どうするの万丈? 合流はできそうなの?」
万丈「ああ。彼らはとりあえず西に向かったそうだが、国際警察機構のエキスパートが使う合図があるそうだ 銀鈴なら見つけられるといっていたよ」

≪「ドモンたちといく」を選択≫
≪「豹馬たちといく」を選択≫

<<アーク>>
アーク「じゃ、我々も彼らを探して西へ向かうということですね」
<<セレイン>>
セレイン「ということは我々も彼らを追って、西へ向かうということか」
<<ブラッド>>
ブラッド「ってことは、俺たちも連中を追っかけて西へ移動か」
<<マナミ>>
マナミ「では、あたしたちも西へ向かいつつ、長官たちを探すのね」

万丈「そういうことになるかな」
ビューティ「ねえ万丈、ドモンたちのほうはどうだったの? もう、もどってきてたみたいだけど」
万丈「ああ、デビルガンダムの件はすべて決着がついたそうだ 詳しい事情が聞きたければ、本人たちに聞くといい。ドモンは消耗が激しくて休んでしまっているがね。なんでも石破天驚拳というすごい技を使えるようになったそうだよ」

アラン「艦長、全員もどったことだし、そろそろ出発しよう」
ギャリソン「現在のところ銀河帝国軍の動きは降下当初よりは活発でなくなっており、状況は小康状態です。今のうちに合流できれば、それにこしたことはありませんな」
ブライト「そうだな。よし、全員に通達してくれ。我々は2時間後にここを離れる」
〔ネェル・アーガマ、欧州へ移動〕
アムロ「どうだい?」
銀鈴「大丈夫です、ルートは確認しました。もうすぐ接触できます」
アラン「思ったよりも時間がかかってしまったな」
ブライト「やむを得んさ」

中条長官「むっ、敵に発見されてしまったか!? しかたがない、みなさんは離れてください ここは私が……」
弓教授「待ってください、中条長官。例のオーラシップの船影が見えます あれはマーチウィンドに違いありません。“静かなる中条”のお力を使うことはないでしょう」
中条長官「……そうか。やはり銀鈴くんがメッセージに気づいたくれたとみえる ジュリアくん、彼らが来てくれた。君のいっていたことが実現できるかもしれん」
ジュリア「はい……」
中条長官「みんな、よく来てくれた。もしも敵に発見されていたら、私の力を使うしかないところだった」
銀鈴「長官の!? そんなことにならずによかったですわ」
中条長官「ははははははっ」
ブライト「博士たちもご一緒ですね。とにかくみなさん無事でよかった」
万丈「こんなところで立ち話もない。中へ入りましょう。ガンドールでいいですね葉月博士」
葉月博士「もちろんだ。移動要塞ガンドールへようこそ。博士方には研究設備もご提供できますよ」
甲児「銀鈴さん、中条長官の力ってなんなんだい? ずいぶんびっくりしてたみたいだけど」
銀鈴「……じつは、私も見たことがないのよ。というより、誰も見たことがないの」
沙羅「なんだい、どういうことなのさ?」
銀鈴「“静かなる中条”の力は、ビッグバン・パンチと呼ばれる自爆技なの。だから1度っきりしか使えないそうよ」
ボス「自爆……なんだか心が揺さぶられる言葉だわさ」
デュオ「おいおい、自爆は勘弁してくれよ。なぁヒイロ」
ヒイロ「必要ならばそれもいいだろう」
デュオ「……ったくこれだもんなぁ」
甲児「でも、どの程度なんだよ、それ」
銀鈴「あくまでも噂だけどマーチウィンドの艦隊を、まるごと吹き飛ばせるくらいの威力はあるそうよ」
マーベル「……冗談でしょう?」
銀鈴「そんな顔しないでよ、マーベル。あくまでも噂よ。本当のことは誰も知らないわ。ご本人も知らないのではないかしら」
甲児「なんだよ、人騒がせな力だなそういえばエキスパートっていうからには銀鈴さんも何か、力があるんだろ? どういう力なんだ?」
銀鈴「え……内緒よ。そのうち、教えてあげるわ」
甲児「ちぇっ、いっつもそうなんだよなぁ、銀鈴さんは」
アラン「……というわけで、事態は予断を許しません」
中条長官「なるほど……トレーズから連絡があったといったね」
アラン「ええ。OZのトレーズ・クシュリナーダは状況がこのまま悪化の一途をたどる前に総力をあげての反抗作戦を計画しているようです。が それも勝算があるとはいいがたいのは本人も認めているところです」
万丈「そう、なにしろ地上の敵さえ掃討できる可能性は低い。しかも奴らの本陣は宇宙だからね……」
四谷博士「……人類はおろか、この地球さえも風前のともし火というわけか……」
大介「奴らが地球を残しておく理由は思い当たりません。それにどのみちマーズが死ねば太陽系そのものが……」
早乙女博士「四谷博士、やはりあの話にのってみるしかないのじゃないかね」
ブライト「何のお話です?」
中条長官「うむ……実は我々は、地球防衛の切り札となりうるかもしれない情報を持っている」
アムロ「本当ですか!? それはいったい……?」
中条長官「ここから先は、ジュリアくんに話してもらった方がいいだろう」
エイジ「姉さん? 何を……」
ジュリア「……この地球には“グラドスの刻印”と呼ばれるものが眠っています」
エイジ「グラドスの……刻印? やはり姉さんは……」
ブライト「エイジ、話の腰をおるな。続けてください、ジュリアさん」
ジュリア「これをお話しするには、まず私たちグラドスと、地球との関係についてお話ししなければなりません。ムゲゾルバドス帝国を構成するグラドスではなく、1つの独立した惑星文明としてのグラドスのことを」
クワトロ「グラドスと地球の関係……?」
ジュリア「皆さんはまず、両者が生命種として今日出にあることを知らなければなりません。グラドス人と地球人とは、同じ根から発生したのです」
※※ゲイルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ゲイル「な・・・・・・なんだと?」

アラン「ばかな! あのグレスコやル・カインが、我々地球人と同じだったと!? エイジ、君は、君はそれを知っていたのか!?」
エイジ「ええ……知っていました。ご存じのように、僕たちは地球とグラドスの混血です。この僕と姉さんの存在が、なによりもそれを裏づけています」
アラン「し、しかし……」
エイジ「3年前……偶然からそれを知った僕はそれを根拠にグレスコ提督に戦いをやめさせようとしました。……結果は、ご存じの通りです」
※※ゲイルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ゲイル「そうか……そうだったのか……」

アムロ「だが、いったいなぜ……?」
ジュリア「宇宙に進出した先住グラドス人は、すでに種としての限界を迎えつつありました。4万年前、彼らの宇宙船がこの惑星 地球を発見します。当時地球では、原人類ともいうべき生命が誕生していました。調査の結果、それが種として自分たちと極めて近しいと判断した先住グラドス人たちは滅びゆく種の存続のために、1つの試みをなしました。地球の原人類の生命核に、自らを移植することで、再び強い生命力を得ようとしたのです」
葉月博士「しかし……しかしそれでは、もはや別の種となってしまう」
ジュリア「そうです。種の亡びを止めることができないと知った先住グラドス人たちは、自分たちの文明を受け継ぐべき存在を作りたかったのです」
葉月博士「そうか……それが今のグラドス人……つまり先住グラドス人とは違う 我々地球人類の兄弟種というわけか」
ジュリア「そして、そのとき先住グラドス人たちは、地球にひとつの機構を設置しました。彼らは銀河にすでに無数の星間文明が存在していることを考慮し、自分たちの後継者となった種の兄弟である地球人類を、やがてくる不幸な出会いから守ろうとしたのです」
<<アーク>>
アーク「不幸な……出会い?」
<<セレイン>>
セレイン「不幸な出会い・・・・・・どういうことだ?」
<<ブラッド>>
ブラッド「聖女さん、頼むぜ、もっとわかりやすくいってくれないか」
甲児「そ、そうそう」
<<マナミ>>
マナミ「不幸な出会い……私たちの……?」

甲児「そ、そうそう」
ジュリア「地球人が未成熟なまま、それと知らずに出会った兄弟たちが互いに滅ぼしあってしまうような出会い。他の星間種族と接触して未熟な地球人たちが滅ぼされてしまう危険。……そういった出会いから守るためにセーフティ機構」
<<アーク>>
アーク「そうか……それが“グラドスの刻印”なんだ」
<<セレイン>>
セレイン「それが“グラドスの刻印”というやつか」
<<ブラッド>>
ブラッド「わかったぜ! それが“グラドスの刻印”ってやつなんだな!?」
<<マナミ>>
マナミ「それが“グラドスの刻印”……そういうことなのね」

クワトロ「ふむ……事情はだいたい飲みこめたと思う。それで、その機構がどのような働きをするものなのかだが……」
ジュリア「空間を遮へいするもの、と認識しております」
クワトロ「空間を……?」
ジュリア「それによりグラドスからも銀河帝国からもこの太陽系へは、くることができなくなります」
アラン「するとムゲゾルバドス帝国もか」
ジュリア「……ゾルバドス星は、そもそもこの銀河系宇宙にはありません 異次元にあると聞いております。それがどのように影響するのかわたくしにはわかりませんが……」
葉月博士「ともかく銀河帝国とのつながりが断てるだけでも十分な意味がある これはすごいことだよ」
早乙女博士「うむ……わしらには想像もつかんことだ。機会があれば、ぜひ研究してみたいが……」
万丈「みんな、ちょっと待ってくれないか。確かにそれがすごいものであるのはわかる だが、行き来ができなくなるだけだ。銀河帝国がこれ以上増援を送ってこれないからといって、いま地球圏に来ている軍勢が消えてなくなるわけではない。そうでしょう?」
ジュリア「その通りです。しかし自らの国へ帰ることができなくなった兵士はなんらよるべき大義なくして士気を保てるのでしょうか?」
クワトロ「……無理だな。万丈、確かに帝国軍は残留するが、もしも刻印が発動できれば勝機はある。軍隊とはそういうものだ」
万丈「……悪かった。信じよう、大尉。どのみち、他に選ぶべき道は存在しない」
<<アーク>>
アーク「……それで、“グラドスの刻印”はどこにあるというのです?」
<<セレイン>>
セレイン「ふむ・・・・・・で、その刻印とやらは、どこにある?」
<<ブラッド>>
ブラッド「よーし、なんとか希望が見えてきたじゃねぇか。で、聖女さん、そいつはいったいどこにあるんだ?」
<<マナミ>>
マナミ「あたしたちにも、まだ希望は残されていたわね。ジュリアさん、刻印はどこにあるの?」

ジュリア「クスコです」
ブライト「クスコ……?」
ジュリア「みなさん、行きましょう。私をクスコへ連れて行ってください。おごれるものの力をはばむのです。先人たちの偉大な知恵の力を借りて」

ブライト「……というわけで、“グラドスの刻印”の発動が可能なら我々人類にもまだチャンスはあるということです」
トレーズ「なるほど、了解した」
ブライト「では……」
トレーズ「私にもそれ以外の方策は思いつかない。ムゲゾルバドス帝国に征服されていたことが、銀河帝国への反抗の機会につながるとは……つくづく歴史というものは不思議なものだ」
アムロ「しかし、もしもムゲ帝国がいなければ、こんなことには、ならなかったかもしれない そうは考えないのか?」
トレーズ「歴史に“もしも”はないよ、アムロ・レイ そこにあるのは、人の生と死、その日々の積み重ねだけだ それは、よくわかっているのではないかね? かつての連邦のエース・パイロット ニュータイプのアムロ・レイならば」
アムロ「トレーズ……あなたとニュータイプ論を戦わせる気はない」
トレーズ「そうか……そこにシャア・アズナブルがいないのは残念だ。かつてのジオンの赤い彗星が、いま何を考えているのかも、聞いてみたかったのだが」
ブライト「よけいな話は終わりにしましょう。時間を無駄にしたくない」
トレーズ「ああ、そうだった。さっそくクスコへ兵力を集中させるよう手配しよう。人類の愚かな歴史のフィナーレを飾るかもしれない戦いなのだから。……が、君たちは太平洋を横断するわけにもいくまい。独力で銀河帝国軍の勢力圏を突破してもわらねばならないな」
ブライト「わかっている。こちらも相応の覚悟はできています」
トレーズ「ああ……無論、君たちはそうだろう。健闘を祈る 君たちが来てくれなければ、何の意味もないのだからね」

アラン「OZが動いたようだな」
万丈「さすがに早いね。だが、そのOZの動きで、銀河帝国軍にも再び動きが出ている。小康状態は終わったようだ」
ギャリソン「さようですな。再び各地で侵攻を開始したようです」
リョウ「我々も、クスコへ急ぎましょう」
甲児「まずは邪魔な敵をぶっつぶしてな」
ハヤト「ああ、敵の勢力圏を突破できなけりゃ、俺たちは終わりだ」
※※シーラが仲間にいる場合のセリフ※※
シーラ「それは正しい見方でしょう。艦長、我らも急ぎクスコとやらへ向かいましょう」
チャム「シーラ様ぁ、あたしたち勝てるの?」
シーラ「チャム、あなたもここまで聖戦士とともに戦ってきたのでしょう。もっと意識を高く持ちなさい。最後にものをいうのは、強い覚悟をもった心なのですよ」
ショウ「シーラ・ラパーナ……」
シーラ「ショウ・ザマ。バイストンウェルの戦乱の源はオーラマシンそのものであると かつて、あなたはいいましたね。その時に私の申したこと、覚えておいでか?」
ショウ「時がくれば、自分の乗ったグラン・ガランでも沈めてくれるか、と」
シーラ「そうです。あなたは必要とあればそうすると答えてくれましたね」
ショウ「はい」
リョウ「ショウ、お前そんなことを……」
シーラ「みなもよくお聞きなさい。自ら望んだにせよ、望まぬにせよ、すでに我らは未来を担う運命の中にあります それには覚悟が必要です。命を捨てる覚悟ではなく、何があろうとも為すべきことを為さしめるという覚悟が、です。それを忘れてはなりません」
甲児「しかし、シーラさんもすごいよな。よくあれだけのことがいえるもんだぜ」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
エレ「そうですね。急ぎましょう、艦長。どうやら悪意のオーラ力がその地域へ集中しはじめたようです」
チャム「いやーん、おどかさないでよ。エレさまぁ」
マーベル「大丈夫よ、チャム。私たちは勝つわ」
ショウ「そうさ。心配すんなよ」
チャム「あたしは何をすればいいの?」
ルー「チャムはいつも通りしてればいいのよ。ほら、ごはんの支度の時間でしょ」
チャム「あーいっけない! どいてどいてーっ!」
ブライト「では、よろしいのですな?」
エレ「是も非もありません。何度も申しあげたはずです 世界に平和をもたらすのが我らの担う役目であれば、それは果たさねばなりません」
甲児「しかし、エレさんもすごいよな。よくあれだけのことがいえるもんだぜ」

シモーヌ「ノーブレス・オブリージってやつね。バイストンウェルにはまだ、確固たる思想としてあるんだわ」
甲児「ノーブレス……なんだって?」
<<アーク>>
アーク「ノーブレス・オブリージさ。たしか……高貴な身分にともなう義務とでもいうんじゃなかったかな」
<<セレイン>>
セレイン「ノーブレス・オブリージだ。高貴な身分にともなう義務というやつだな」
<<ブラッド>>
ブラッド「ノー……オブ……なんとかだな」
アンナ「ノーブレス・オブリージよ。高貴な身分にともなう義務とでもいうのかしら」
<<マナミ>>
マナミ「ノーブレス・オブリージ、高貴なる身分にともなう義務ね 古い言葉よ」

シモーヌ「そう。あたしたちの世界では、とっくの昔になくなってしまったものよ。もっともロームフェラでは、言葉としてはいまだに使う連中もいたけど、かつてその言葉のもとに命までかけた貴族たちに失礼というものだわ」
鉄也「つまり、あの人はそうあるべきものとして育ったので、あれが普通というわけか」
ジュドー「やだやだ、俺は平民でよかったぜ」
ルー「ばかね、あたしたちは基本的にみんなそうでしょ」
マーベル「でも、あの方みたいな王はバイストンウェルでも、そうはいないわ」
亮「まぁ、だからこそドレイクに対抗する勢力として出たんだろうがな」
甲児「負けちゃいらんねぇな。みんな、オレたちも覚悟きめていこうぜ!」
ブライト「よし、これより我々マーチウィンドは敵勢力圏を突破し、クスコへ向かう。総員、配置につけ!!」

小介「みんな、ちょっと聞いてください」
十三「なんや小介、今いそがしいんや。手短に頼むで」
小介「前に話していたコン・バトラーVの強化についてなんですけど……」
豹馬「おっ! どこかパワーアップしたのか!?」
四谷博士「あいかわず気が早いな。小介はまだ何もいっておらんじゃないか」
豹馬「でも、そういうことだろ」
四谷博士「ああ、そのとおりだ。小介と協力してコン・バトラーVに新しく武器を取りつけたんじゃ」
豹馬「博士、もったいぶらずに早く話してくれよ」
四谷博士「グランダッシャーとツインランサー、それにVレーザー、ビッグブラストディバイダーだ」
豹馬「4つも増えるのか!? 名前を聞いただけでも強そうじゃねえか」
四谷博士「豹馬、武器というものは効果的に使ってこそ絶大な能力を発揮するんじゃ。お前のようにむやみみ使うものではないぞ それこそ無駄使いというものじゃ。わかっておるのか!?」
豹馬「はいはい、わかってますよーだ。カミナリが落ちる前に退散しましょ」
四谷博士「こら、豹馬! どこへ行く!? ちょっと待たんか!」

ズール皇帝「ワール、例の件はどうだ」
ワール「いまだ発見には、いたっておりません。しかし陛下、地球制圧は目前です。それほどお気になさることもないのではありませんか? おそらく地球人どもは存在すら知らぬのでしょう」
ズール皇帝「ワールよ、油断は禁物だ。マーズの件はワシがうかつであったが、もう1度それを繰り返すつもりはない」
ワール「はっ」
〔通信のコール音〕
ワール「なんだ?」
ギシン星兵「地上のジャネラ様より通信です」
ワール「よし、出せ」
ジャネラ「ワール司令、陛下、地球人どもが動き始めたようです。おそらくこの地域に集結するつもりだと思われます」
ワール「ふむ……いったいどういうつもりか。もはや勝ち目はないと知って、我らに最後の決戦でも挑もうというのか」
ズール皇帝「待て、ワール。例の候補地で地球人どもがおらぬ場所が、まだ残っておったな。表示を重ねてみよ」
ワール「はい陛下…………これは!」
ズール皇帝「どうだ、ワール」
ワール「しかし陛下、この大陸にはこれまでにも地球人の重要拠点がおかれていたこともあります。偶然ではないかと……」
ズール皇帝「黙れ! ジャネラよ、その大陸へ戦力を集中させい ワール、お前もガンダルとともに地上へ降りるのだ。4万年の昔のことあれが使われた場合、どれほどの影響があるのかわからぬ。そこにあれば破壊せよ。そうでなくとも、ここで地球人どもをせん滅すればよい」
ワール「はっ、かしこまりました」

〔ネェル・アーガマ、クスコ方面へ移動〕
ベルトーチカ「発見されました。前方に敵部隊です」
ブライト「いよいよか。総員、第一戦闘配置 なんとしてもクスコへたどり着くんだ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「決死の突破作戦」前編


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

クワトロ「作戦は伝達した通りだ。一刻も早く、敵部隊を突破することだけを考えろ」
ブライト「そういうことだ」
〔カーソル、グリーンエリアを指定〕
ブライト「ここまでたどりついた者から戦線を離脱する。いいな!」
<戦闘開始>

≪トッドを2回説得済み≫
<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
チャム「ショウ、あれ見て!」
ショウ「なんだ……オーラバトラーなのか?」
トッド「ショウ、どうやらお前らもオーラバトラーごと、地上に残ったクチらしいな」
ショウ「トッド!? 生きていたのか!?」
トッド「ああ、この通りだぜ」
ショウ「どういうつもりだ、トッド?」
トッド「どういうつもりもクソもあるかよ! 俺だって、地球人だぜ 銀河帝国ってのがどういう奴らかってことぐらい、俺だって聞いてるんだ 貴様への恨みをチャラにする気はないが、何をするべきかはわかってるつもりだぜ」
ショウ「トッド……」
チャム「トッドが味方してくれるの!? ウッソォ!」
トッド「ウソはないだろう、ミ・フェラリオの……」
チャム「チャム・ファウよ!」
トッド「チャム。いいんだろう、ショウ」
ショウ「ああ、助かる、トッド。しかし、そのオーラバトラーはなんだ?」
トッド「さあな。俺も知らん。あとで説明してやるよ」
ショウ「わかった。いまは敵を撃退することが先だものな」
※※ガラリアが仲間にいてマーベルが30機以上撃破の場合、セリフ追加※※
シルキー「いいの、トッド?」
トッド「ああ、まずはとにかく、あの異星人どもを倒す」
チャム「ミ・フェラリオがいるの!?」
シルキー「シルキー・マウよ」
トッド「話はあとだっていったろ」


<トッドが撃破される>
〔敵ユニット撃破〕
トッド「ちっ……ここまでか。悪いな、ショウ。どうやら、お前と一緒にいくことはできなくなっちまった。あばよ 後は頼むぜ……」
ショウ「トッド!? くっ……」
チャム「ショウ……気を落とさないで……」
ショウ「ああ……大丈夫だよ、チャム。大丈夫だ……」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブライト「片づいたか。よし、先を急ぐぞ。いつ敵と遭遇するか、わからん 総員、第二戦闘配置のまま待機だ」

≪トッド健在≫
ブライト「なるほど。それで我々と、ともに来たいと?」
トッド「ああ、そうだ。今度の奴らは地球人を生かしておくつもりがないと聞いた。俺も地球人だ、何をするべきなのかは、わかっているつもりだぜ。このままじゃ、おふくろだってやばい」
ブライト「ショウ、君はどうだ?」
ショウ「俺はトッドを信じます」
チャム「うん、大丈夫よ。ね、マーベル」
マーベル「そうね……信じたいわね」
トッド「そいつはどうも」
※※シーラが仲間にいる場合のセリフ※※
ブライト「そうか……シーラ女王はどうですか?」
シーラ「ドレイクにくみした男……しかし今、この地上のオーラマシンとともに残っているということは、彼もまたはたすべき役割をもたされているのだと考えます。それに今のトッド・ギネスには聖戦士としての力を感じます 信用してもよろしいのではないでしょうか」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
ブライト「そうか……エレさんはどうです?」
エレ「トッド・ギネスのオーラ力に悪意は感じません。この者は聖戦士として、ここにいるのだと認めます」

ブライト「わかりました。トッド・ギネス、我々は今かなり厳しい状態にある それでもいいのだな?」
トッド「ああ、かまわんさ」
ブライト「よし、すぐにでも出てもらうかもしれん。休んでおけ」
※※ガラリアが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガラリア「足ひっぱるんじゃないよ、トッド」
トッド「ああ、せいぜい努力させてもらうぜ」

チャム「トッド、しっかり活躍しないと承知しないんだから!」
トッド「フェラリオに、いわれるまでもない」
チャム「チャム・ファウよ!」
ショウ「で、このオーラバトラーは何なんだ?」
トッド「正直いって、俺にもわからん。俺はお前らにやられたあと、なんとか命をとりとめた。だが、気がついた時にはライネックは消えちまってた」
マーベル「シーラさまのお力ね。私たちのマシンも、本当はすべて消えてしまうはずだったわ」
トッド「だろうな。ま、そのあと俺は、ずっと療養してたのさ。ところが最近になって、突然こいつを発見した。そうだな、ちょうど銀河帝国とやらが、地球圏に来た頃のことだ」
ショウ「銀河帝国……何か、関係があるんだろうか……」
トッド「さあな。女王さんのいってた、果たすべき役割ってやつかもしれないがね どっちみち、やらなきゃならんことだ。あのオーラバトラーには力がある。なんならお前が使ってもいいんだぜ、ショウ」
【シナリオエンドデモ終了】


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