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No.42A
ゆがむ宇宙

【シナリオデモ開始】
アヴィ=ルー「……地球はもうだめかもネ」
???(ジェイ=レン)「ならばムゲかズールが選ばれるだけのこと どうせ最初から候補に入ってはいなかった奴らではないか」
アヴィ=ルー「そうだけどサ。あいつらが、いちばん面白いんだヨ」
???(ヴァル=アン)「……いよいよ終局が近づいてきたようですね。アヴィ=ルー、ジェイ=レン それぞれの役目を果たしなさい。それが我ら大銀河の意思たる“アル=イー=クイス”が、なさねばならぬこと」
アヴィ=ルー「わかってるヨ……ヴァル=ア。もう1度やりなおす余裕は、もうないからネ」

アンナ「AC195年9月30日。ここは南米大陸、クスコ。私たちマーチウィンドは、地球を救う切り札“グラドスの刻印”を守るため、銀河帝国軍と対峙していたのでした……」

トレーズ「順調のようだね」
アムロ「ああ。敵の動きはどうなっている?」
トレーズ「クスコに集結させたOZ軍の周囲を完全に取り巻いているが今のところ攻撃を開始するつもりはないようだ」
アムロ「少しでも時間がかせげるのなら、ありたいな。こちらは、まだ多少の時間がかかる」
トレーズ「できるだけ早く用意を終わらせてくれたまえ。敵が攻撃を開始すれば我々はそう長くはもちこたえられない」

<<アーク>>
アーク「エイジ、準備は進んでるのか?」
<<セレイン>>
セレイン「エイジ、準備は進んでいるのか?」<<ブラッド>>
ブラッド「エイジ、まだやってるのかよ」
<<マナミ>>
マナミ「エイジ、どう、用意のほうは?」

エイジ「ああ……姉さんがやってるよ」
ファ「ジュリアさん、お茶をいれましたから少し休んでください」
ジュリア「ありがとう」
<<アーク>>
アーク「……なんだか乗り気ではないようですね ジュリアさん」
<<セレイン>>
セレイン「どうもあんたは、あまり乗り気じゃないようだね」
<<ブラッド>>
ブラッド「なんだか調子が悪そうだな、聖女さまは。大丈夫、準備が終わるまでくらい、俺たちがもたせてみせるって」
アンナ「ジュリアさん……何か心配なことでもあるのですか?」
<<マナミ>>
マナミ「もしかして……ジュリアさんは、この作戦に乗り気ではないのですか?」

アンナ「ジュリアさん……何か心配なことでもあるのですか?」
ジュリア「そうですね……わたくしは今でも、人と人が最善をつくして理解しあうことが、いちばん大切なことと信じています。できることならば“グラドスの刻印”などは使いたくありませんでした」
エイジ「ジュリア姉さん……」
アンナ「それで、今まで“グラドスの刻印”のことを秘密になさっていたのですね?」
ジュリア「ええ。けれどやむをえません。これ以上無益な血を流させないために地球人に絶望的な戦いをさせないために。私たち人類はこの大いなる宇宙の中では、まだ幼な子にすぎないのです この刻印を残した先住グラドス人たちの知恵に、私たちはすがらねばなりません」

孔明「クスコに例の遺跡があるのは確認したようですね」
イワン「その通りです。もはや間違いないでしょう」
孔明では、あの方々へそれをお教えしてさしあげましょう。あとは、なりゆきを見るといたしましょう」
アルベルト「なんだと? ここまでやらせておいて、これで手をひくというのか!?」
孔明「さよう、我々はここまでです。すべてはビッグファイアーのご意思によるもの」
アルベルト「ぬううぅぅ……」

ゴーマン「ワール司令、ようやく到着なさいましたか」
ワール「ゴーマン大尉、状況はどうなっている?」
ゴーマン「すでに総攻撃の用意は整っております。また例の地球人どもより皇帝陛下のお探しになっていた遺跡はあの地に間違いないとの報告がありました」
ワール「そうか……よし、全軍に攻撃命令を出せ! 地球人どもを撃破し、遺跡を破壊するのだ」
ガンダル「司令官どの、陛下はずいぶんと、こだわりを持っておられるようだが いったい、その遺跡とはなんなのだ?」
ワール「私も詳しくは知らん。4万年前に何者かが残したものとしか聞いておらぬ。なに、地球人どもをここでせん滅すれば、それですむことよ」

ジュドー「おい、奴らが攻撃を開始しやがったぜ!」
ロアン「ついに始まりましたか……“刻印”の方はどうなのです?」
甲児「まだやってるよ」
リョウ「みんな、俺たちも用意しよう。OZがいつまで、もってくれるかわからない 刻印が発動する前に攻めこまれたら、俺たちはおしまいだ」
ルー「そうね、行きましょう」
バニー「艦長、衛星軌道上のグワダンから通信です」
クワトロ「グワダン……ハマーンか。どういうつもりだ……?」
ブライト「バニー、メインスクリーンに出してくれ」
バニー「はい」
ハマーン「マーチウィンドはトレーズと協力して、何か有効な反攻作戦を行なっているそうだな」
クワトロ「ハマーン、何の用だ」
ハマーン「シャア……我々とて銀河帝国軍には勝たねばならんと思っているのだ。現在も我々とホワイトファングは銀河帝国軍と交戦中だ。が、そちらの作戦が終了するまで、これ以上やつらの降下部隊は降ろさせん」
ブライト「ハマーン・カーン……協力には感謝するが……」
ハマーン「別に見返りなど要求せんよ。人類滅亡のかかった戦いだからな ではマーチウィンドの諸君、作戦の成功を祈る」
クワトロ「……いまだグワダン1隻しか出さずに、よくいう」
アムロ「クワトロ大尉、今は作戦に集中するんだ。ここで勝てなければアクシズがどうでも関係なくなる」
クワトロ「ああ……そうだな、アムロ」

アンナ「AC195年10月1日。圧倒的な銀河帝国軍におされ、OZのクスコ防衛隊は壊滅に近い状態で後退しました。私たちはこのクスコの遺跡で、最後の対決を迎えようとしています」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ゆがむ宇宙」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

デュオ「来やがった、来やがった。続々と防衛ラインを突破してきてるぜ」
カトル「ええ。かなりの数がここに集結してきていますね」
忍「ちっ、どうやら連中の目的もこいつらしいな」
亮「ああ、そうらしい」
エイジ「姉さん!」
ジュリア「大丈夫です、エイジ。もうまもなく終わります。みなさん準備が整うまで守っていてください」
万丈「わかりました、頼みますよ。どうやら、やるしかないようだね」
ブライト「そのようだ。全機、“刻印”の発動まで敵を遺跡に近づけるな!」
〔カーソル、刻印を指定〕
ガンダル「あれか……地球人の守備隊などどうでもよい。全機、遺跡の破壊を最優先とせよ。全軍、攻撃開始!」
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ジャネラ「ええい、ガンダルめ。何を手間どっておるのじゃ。ワルキメデス、ダンゲル 我らも突入するぞ! なんとしても、あれを破壊するのじゃ」
ワルキメデス「おまかせください、ジャネラ様」
ダンゲル「腕がなるわ! この俺がたたきつぶしてくれる!」
ベルトーチカ「敵の第二波です!」
ブライト「わかっている! くそっ、なんという数だ」

<敵全滅or4PP・敵増援2出現>
ベルトーチカ「艦長! 敵の第三波、来ます!」
ブライト「なんだと!?」
〔敵ユニット出現〕
ゴーマン「司令、突入準備完了です」
ワール「よし、一気に攻め落とせ!」
鉄也「くそっ、まだだってのかよ!」

<敵全滅or10PP・勝利条件達成>
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

葉月博士「むっ……このエネルギー反応は……」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

ブライト「なんだ? “グラドスの刻印”が……発動するのか……?」
〔画面、発光〕
ジュリア「みなさん、よく、もちこたえてくれました これより“刻印”を発動させます」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アルベルト「どういうことだ、孔明。これでは失敗してしまったのではないか あのようなもの、我がBF団のエージェントを送りこめばとめられたかもしれんものを」
孔明「フフフ、失敗などと、とんでもありません。これでよいのです」
アルベルト「なんだと?」
孔明「よくお聞きなさい。この作戦こそ、我らBF団の悲願の第1歩なのですぞこれすべて我らがビッグファイアーのご意思なのです」

〔“グラドスの刻印”の作動音〕
ショウ「これが“グラドスの刻印”……」
マーベル「こんなものが4万年も眠っていたなんて、信じられないわね……」
アンナ「みて、光の柱が空へと上っていくわ」
大作「……すごい……」
デュオ「ああ、こいつはすげぇや」

〔“グラドスの刻印”の作動音〕
ジャネラ「ワール司令、いったいどうなっておるのじゃ!? あれが陛下のおっしゃられていたものなのか!?」
ワール「陛下とてどのようなものか、正確には把握されておらなかったではないか! 私は知らん。が、おそらくはそう考えて間違いあるまい」
〔走る足音〕
ワルキメデス「司令官! あれはいったい……」
ジャネラ「黙れ、ワルキメデス!」
ワルキメデス「はっ……」
ワール「……何にせよ、陛下があれほど気にかけられ、また地球人どもが必死になっておったところをみると、何か重大な装置に違いない ええい、状況を確認せねばならんか……」
ジャネラ「どうするおつもりか?」
ワール「……ゴーマン、ここはまかせる。ジャネラ、ガンダル、我らは宇宙へもどるぞ」

※※ゲイルが仲間にいる場合のセリフ※※
ゲイル「ジュリア……あれで終わったのか?」
ジュリア「ええ……“グラドスの刻印”は発動しました。あの柱が宇宙へと出れば、空間をゆがめる機構が動き始めます」
ゲイル「そうか……」
ジュリア「しかしこれで、あともどりはできなくなりました。この星系に来た者たちは帰るべき場所を失ったのです。私たちもゾルバドス星の仲介なくしては本星にもどれないでしょう」
ゲイル「地球圏に残留することになる、か しかたあるまい もしも生き残れるならば、その者たちの処遇については我々が尽力せねばな」
ジュリア「ええ、もちろんです」
ゲイル「そうか……君は“聖女”だったのだな」
ジュリア「わたくしは人々が望んでいることをするだけです」
万丈「みんな、気をぬくなよ。“刻印”の発動が成功したからといって僕たちが圧倒的多数の敵に囲まれていることは変わらないんだ」
※※ゲイルが仲間にいない場合のセリフ※※
ブライト「ジュリアさん、あれで終わったのでしょうか」
ジュリア「はい……“グラドスの刻印”は発動しました。あの柱が宇宙へと出れば、空間をゆがめる機構が動き始めます」
アムロ「そうか……」
ジュリア「しかしこれで、あともどりはできなくなったことをご承知ください この星系に来た者たちは、帰るべき場所を失ったのです 戦いがどのようになろうとも、彼らもまたのちの地球圏の住人とならねばなりません」
チャム「それって、あたしたちがバイストンウェルに帰れないのと同じようなこと?」
マーベル「そうね」
チャム「えー、なんだかかわいそう……」
カミーユ「考えてみれば当然の話ですね。まさか、皆殺しなんてできるはずがない」
リョウ「ああ……そうだな」
万丈「そんなことを考えている時じゃない。まだ銀河帝国軍は、そのまま残っているんだ。戦いに勝てねば、我々が地球圏から排除される側にまわることになる」

忍「ああ、いわれなくてもわかってるさ。まだまだ、これからだ 敵の動きはどうなってんだ? 戦闘は停止しているようだけどよ」
サリィ「いくつか部隊が残留し包囲網をしいているけど、大半は撤退を開始しているみたいね」
ブライト「ふむ……ジュリアさん、彼らは何が起こったか理解しているのだろうか?」
ジュリア「わかりません。銀河帝国と先住グラドス人は数万年の昔に接触したことがあるはずです。あれが何か、知っていたとしても不思議ではありませんが、実際に何が起こったかは、彼ら自身が確認することになるでしょう」
ブライト「なるほど……よし、銀河帝国軍対して“グラドスの刻印”の発動とその影響について、告知しよう。戦意をそげるかもしれん」
※※ロゼが仲間にいる場合のセリフ※※
万丈「そういうことなら、ロゼにやってもらおう。 それがもっとも効果的だろう」
タケル「しかし……」
ロゼ「いいわ、マーズ。私がやります」
タケル「ロゼ……」
ロゼ「悪いのはズールだ、そういったのはマーズ あなたよ。私が呼びかけることで 戦いをやめてくれる人がいるのなら、 私はそれでいい」
ブライト「ふむ……頼めるか、ロゼ」
ロゼ「はい」
※※ロゼが仲間にいない場合のセリフ※※
大介「そういうことなら、僕とマリアでやりましょう」
アラン「君が?」
大介「奴らに滅ぼされたフリード星の生き残りである、僕とマリアの言葉なら、より動揺を大きくできるはずです」
ブライト「ふむ……頼めるか、デューク、マリア」
マリア「もっちろん。まかせて、みんな」
アラン「よし、そういうことなら、帝国軍に向けて発信する通信文について検討しよう」
ブライト「そうだな。サリィ、敵の監視は続けてくれ それと、トレーズに連絡を頼む」
サリィ「わかりました」

万丈「さて……あとは敵の動きを待つだけか うまくいってくれると、いいんだけどね」
ビューティ「万丈、もしもうまくいかなかったらどうなるの?」
レイカ「決まってるでしょ。残った銀河帝国軍の数だけでも圧倒的だわ。私たちは、負けるのよ」
アムロ「まぁ、そうと決まったわけでもないが……しかし、うまくいくにこしたことはない」
万丈「ああ……どうなることかな……」
〔“グラドスの刻印”の作動音〕
アンナ「みんな、見て!」
万丈「どうした、アンナ?」
デビッド「なんだぁ!?」
アムロ「これは……これが刻印の影響なのか……?」
沙羅「……空が……なんて光景だい、まったく」
デュオ「ああ……こいつはまったく……宇宙が、ゆがんでるみたいだぜ」
カミーユ「ゆがむ……宇宙か……」

〔通信のコール音〕
ブライト「なんだ!?」
中条長官「艦長、早乙女博士はそちらかね?」
早乙女博士「わしはここにおるよ。何か?」
中条長官「博士、すぐに来てください。ゲッター線実験中のゲッターに異変が生じているそうです」
早乙女博士「なんですと!? すぐに行きます!」

リョウ「博士、いったいどうしたんです?」
早乙女博士「お前たち、近づくんじゃない!」
ハヤト「ああ、こいつはひどいな。どうしたっていうんです」
早乙女博士「うむ……あやうくゲッター炉が暴走しかけおった」
四谷博士「早乙女博士、数値は正常値までもどっておるぞ」
早乙女博士「……もう大丈夫なようだな。危ないところだった。あいつが暴走したらガンドールも無事ではすまなかっただろう」
ハヤト「原因はわかっているんですか、博士?」
早乙女博士「ううむ……」
弓教授「早乙女博士、このデータを見てください」
早乙女博士「……これは! バカな、こんなことはありえん! 弓教授、このデータは……」
弓教授「暴走前に、モニターした時のものです」
ベンケイ「何だよ、どうしたんだよ博士」
早乙女博士「わからん……この異常な数値は……」
四谷博士「もしやとは思うが……“グラドスの刻印”の発動が影響しておるのではないかな」
早乙女博士「だとすれば……この数値をもとに計算をやりなおし……いかん!」
リョウ「こんどは何です」
早乙女博士「いまの暴走で、ゲッター線増幅炉が使えなくなってしまった くそ、これでは実験を続けることができん……」
【シナリオエンドデモ終了】


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