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No.44A
勝利者のいない戦い

【シナリオデモ開始】
アムロ「“グラドスの刻印”の発動から3日か……いったいどうなっているんだ……?」
クワトロ「ああ……例の勧告のあと、銀河帝国軍が地上から一時的とはいえ全面撤退したのはいいが、その後の動きが見えんな」
甲児「撤退してくれるなんてよ、“刻印”の発動は予想以上の効果をあげたんだ。いいじゃないか」
ルー「あー、もぅ、おバカね。それがなんでだかわからないから不安だっていってんじゃないの」
ハヤト「そうだな。撤退したとはいっても、連中はもうもどれない いつまた攻めてくるか……」
大介「できることなら戦いをやめてほしいが……無理だろうな」
〔扉の開閉音〕
アムロ「アラン、トレーズの方はどうだ?」
アラン「どうやら宇宙へあがる気らしい。帝国軍はうちゅうでも戦闘を停止しているようだからな。OZ宇宙軍の残存部隊を集結させているようだ」
<<アーク>>
アーク「トレーズが宇宙へあがる? 帝国軍を追撃しようというのか…まさかホワイトファングとやるつもりじゃ……」
<<セレイン>>
セレイン「……トレーズが銀河帝国軍を追撃するつもりとは思えん まさかとは思うが……」
<<ブラッド>>
ブラッド「どういうつもりだ、あいつは? まさかよ、ゼクスとやるつもりなんじゃないだろうな」
<<マナミ>>
マナミ「トレーズが宇宙へ……どういうことかしら」
ローレンス「……もしやとは思いますが、リーブラへ向かうのではありませんかな?」

アムロ「いくらなんでもそんなばかなことは……」
クワトロ「いや、奴ならやりかねんな。トレーズ・クシュリナーダは何を考えているのかわからん男だ。それくらいはやるかもしれん」
甲児「冗談じゃないぜ。せっかく銀河帝国軍が一時的とはいえ戦闘を停止してるってのに まぁた地球人同士でやりあうつもりだってのかよ!?」
ショウ「でも、確かにあの男ならやるかもしれない」
チャム「どうしてそう思うの、ショウ?」
ショウ「……うまくはいえないな。ただトレーズを見ていると可能性はあるんじゃないかって気がするんだ」
アムロ「トレーズめ……どういうつもりなんだ」
アラン「ここでせんさくしていても始まらん。銀河帝国軍の動向も気になる。ここは我々も宇宙へあがるか……」
リョウ「賛成だ。どのみち奴らが地上から引きあげた以上 決着は宇宙でつけることになるんじゃないのか?」
<<アーク>>
アーク「ああ、そう思うな。アムロさん、俺たちも宇宙へあがりましょう その方が状況に対応できる」
<<セレイン>>
セレイン「確かにな。そのほうが対応もしやすいか」
<<ブラッド>>
ブラッド「フッ、そいつは正論ってやつだな。いいぜ、俺たちも宇宙へあがろうじゃないか」
<<マナミ>>
マナミ「そうね……そうかもしれない。あたしたちも宇宙へあがりましょう」

アムロ「わかった。アラン、ブライトや他のみんなにも話をしてこよう 大尉、それでいいか?」
クワトロ「私はかまわんよ」

ゴーマン「陛下、報告いたします。例の地球人どもの通信の内容が兵士たちに伝わり、各部隊内で混乱が起きております。一部では脱走兵と、それを制止しようとした士官との間で戦闘が発生した模様です」
ワール「……なんということだ。しかしズール皇帝 奴らのいっていたことは真実なのでしょうか? 我々は本当に本国への帰還の道を断たれてしまったのですか!?」
ブラッキー「そ、それは実証済みです、ワール司令。試しにいくつかの艦艇を本国へワープさせましたが、いまだ返答がなく……」
ズール皇帝「……地球人どもめ……ワール、貴様たちの作戦の失敗のせいだということは、理解しておるだろうな ワシがあれほど気にしておったわけが、これでわかったか」
ワール「皇帝陛下、では我々は……」
ズール皇帝「案ずる必要はない。ワシがおれば そこが銀河帝国の本拠地 これからは地球を第2のギシン星とすればよいのだ」
ゴーマン「しかし陛下……国へもどれぬとなった兵士たちの士気はいちじるしく低下しております 脱走兵、反乱兵は増加していくと予想されますが……」
ズール皇帝「愚か者どもめ。粛清せよ。ワシの言葉に従えぬ者には死あるのみだ!」
ジャネラ「お、お待ちください陛下! それはあまりにも……」
ズール皇帝「黙れ! くだらぬことでうろたえおって。お前たちはこのワシのいうとおりにしておればよいのだ。これ以上ワシの手をわずらわすことは、許さん。兵士どもが戦えぬというのなら、戦えるようにしてやるだけのこと。よいか、兵士どもにはそのちっぽけな命が果てるまで戦わせるのだ! ワーッハハハハーッ!!」

ベルトーチカ「ピースミリオン確認。ランデブーは予定通りです」
ブライト「よし、接舷用意だ」
ハワード「ようやく宇宙にもどってきたか。それにしても“刻印”といったか あれが宇宙に出てきた時はこの世の終わりかと思ったわい」
ブライト「ピースミリオンは無事だったようですね しかしあの乗員たちはいったい……」
ハワード「破壊されたコロニーからの脱出者たちのシャトルをひろってな 放り出すわけにもいかんだろう」
カトル「……あれは、まさか……トロワ!?」
デュオ「なんだって? あいつがピースミリオンにいるのか?」
ヒルデ「その人もデュオの仲間なの?」
デュオ「ああ……まぁ、そんなところだ。しかしカトル、見間違いじゃないのか?」
カトル「今のは間違いありません。トロワ、生きていたんだ……!」「トロワッ!」
トルワ「……カ……トル……?」
カトル「トロワ、無事だったんだね! よかった……」
トロワ「うっ……」
カトル「トロワ……?」
キャスリン「ちょっとあなたたち、何やってるの! トロワはまだ調子がよくなってはいないんだからッ!」
カトル「どういうことなんですか?」
キャスリン「トロワはずっと記憶喪失だったのよ! あなたたちはトロワの昔の仲間なんでしょうけど、これ以上トロワを苦しめないで! この艦に助けられてからだって、しかたなく戦ってただけなんだから!」
デュオ「記憶喪失だってぇ!?」
ルー「どうしてそんなことになっちゃってるわけ!?」
トロワ「姉さん……」
キャスリン「大丈夫よ、トロワ。さぁ、向こうにいって休みましょう」
〔歩く足音〕
カトル「そんな、トロワが……僕のせいなんだ……僕の……」
デュオ「なんだよ、いったいどうなってるんだ? おいカトル!?」
〔走る足音〕
ヒイロ「放っておいてやれ」
ルー「なによヒイロ、あんた何か知ってるの?」
ヒイロ「聞いてどうする」
デュオ「いや、どうするっていわれても……」
ノイン「……トロワは、カトルに撃墜されて、行方不明になっていたのだ」
デュオ「あん? 撃墜?」
ノイン「そうだ」
デュオ「あんたも知ってたのかよ」
ノイン「私はカトルから聞いただけだ。ヒイロは当事者だがな ゼロシステムに取りこまれたカトルは、すべての存在を敵とみなしコロニーをも破壊した。ヒイロとトロワはそれを止めに入り……」
デュオ「トロワはやられたってわけだ。あいつのことだ カトルに攻撃なんて、できなかっただろうからな」
ルー「そんなことがあったなんて……」
デュオ「そうか……カトルがなぁ……」
ヒイロ「ああ。しかたのないことだ」
デュオ「にしても、わざわざヘビーアームズを改修までして艦の防衛にまわすなんざ、ハワードのおっさんらしいぜ」
ヒイロ「あいつが十分に戦えるなら問題はない」
デュオ「ま、そりゃそうなんだけどな。そういえばお前聞いたか、ヒイロ リリーナ・ピースクラフトがリーブラにいるらしいぜ」
ヒイロ「……リリーナが? そうか……」

<<アーク>>
アーク「ん? いま出ていったのは、ヒイロか? おいデュオ、何をやってるんだ!? ヒイロはどうした!?」」
<<セレイン>>
セレイン「なんだ、誰が発進する? ヒイロか? デュオ、あいつはいったい何のつもりだ?」
<<ブラッド>>
ブラッド「あん? なんだって今ごろ出てく奴がいるんだ? っておい、ありゃ……ヒイロじゃねぇか。おいデュオ、どいういうことだよ!?」
<<マナミ>>
ローレンス「おや? お嬢様、どなたか発信されるようですな」
マナミ「まさか……ヒイロじゃないの? ちょっとデュオ、いったいどういうこと? ヒイロはどこへいくの!?」

デュオ「あのバカ、リーブラに行っちまったぜ。いっとくけど、俺はいちおう止めたからな。まさかあいつが、あそこまであのお嬢さんにほれてるとはねぇ……」

リョウ「……博士、少し休まなくて大丈夫ですか? もう3日も寝てないでしょう」
早乙女博士「なに、たいしたことはないわ。実験準備完了まで、もう少しじゃ それより演算済みのデータは、どんどんこっちに送ってくれよ」
ハヤト「……了解」
リョウ「しかし、ゲッターGと真ゲッターの増幅炉を直結して、実験を再開するとはな……」
鉄也「ゲッターのエネルギーを、真ゲッターに注ぎこむってわけか。しかし、いま何かあったら、ゲッターは使えんぞ」
リョウ「その時は、みんなにまかせるさ。俺は、いや俺たちは、なんとか真ゲッターを動かしたいんだ。真ゲッターのパワーがあれば、戦いをぐっと有利にできる」
早乙女博士「よし……インプット完了じゃ。モニターに注意してくれ。危険な兆候が見えたら、すぐに接続を切るんだ。いいな」
ハヤト「了解……」

ハヤト「うわっ!? こ……こいつはすげえ! 何てぇパワーだ……どんどんゲージが上がっていく……」
早乙女博士「よし、いいぞ……やはり思った通りじゃ! ハヤト、もういい。接続を落とせ」
ハヤト「了解…………くっ!?」
早乙女博士「何じゃ、どうした!?」
ハヤト「博士、接続が切れません!」
早乙女博士「これは……真ゲッターとゲッターGが、呼応しあっているのか……!?」
ハヤト「いかん! 博士、こいつはヤバイ! 制御が、制御がきかねぇ!」
早乙女博士「何じゃと!? こっちにまわせ! ……くっ……い、いかん! みんな、ここから離れるんじゃ!」
ハヤト「博士も退避してください!」
早乙女博士「バカもん! ここで暴走させてみろ、ガンドールごと大爆発だぞ! 何としても止めんと……!」
ハヤト「だったら、ここは俺が!」
早乙女博士「バカなことをぬかすな! だ、だめだ! 間に合わん……!」
リョウ「ハヤト! 早乙女博士!?」
〔画面、発光〕
〔画面、振動〕

早乙女博士「……う……、うう……」
ハヤト「博士! 大丈夫ですか!?」
早乙女博士「むう、し、心配いらん……。どうやら、助かったらしいな……とんだ事になるところだった、すまん……」
ハヤト「とんでもない、無事でよかった……」
早乙女博士「そ、それよりゲッターは……、ゲッターはどうなったんじゃ……? お……、おお、これは……!!」
リョウ「ゲッターGが……俺たちのゲッターが大破しちまったのか!?」
ベンケイ「いや……リョウ、見ろ! 真ゲッターが……真ゲッターが起動してるぞ!」
ハヤト「何だと!?」
早乙女博士「まさか……わからん、なぜこんなことが……」
ハヤト「真ゲッターが……ゲッターGの命を吸ったのか……」
リョウ「真ゲッターが、目覚めた……。ようし、これで銀河帝国の奴らに一泡吹かせてやれるぜ!」
早乙女博士「な、何じゃと!? い、いかん! 何をバカなことをいっとるんだ!」
ベンケイ「どうしてです? 一時はどうなるかと思ったが、とにかく真ゲッターが動かせるんだ。良かったじゃないですか」
早乙女博士「いま目の前で起こったことを、もう忘れたのか! 動いたとはいえ真ゲッターの正体は、まだほとんどわかっておらん。危険すぎる! こいつを使用する許可などできん!」
ハヤト「ふ……しかしまあ、動くには動いたんだ。戦いにはこれで十分でしょう」
早乙女博士「お、お前までそんなことを……」
リョウ「博士、俺たちには、こいつが必要なんです」
ベンケイ「何にしろゲッターは、壊れちまったしな」
早乙女博士「し、しかし……」
リョウ「大丈夫です、早乙女博士。俺たちに伝わってくる……真ゲッターが俺たちに乗れといっている。やらせてください、博士 俺たちだって、昔の俺たちとは違います!」
早乙女博士「……わかった、好きにせい! ただし、扱いには十分気をつけるんじゃ」
ハヤト「もちろんですよ」
リョウ「真ゲッターよ、よろしく頼むぜ!」

≪リアル系主人公≫
<<アーク>>
アーク「銀河帝国軍のいるはずの 宙域に戦闘光が確認されたみたいですね。やっぱり、帰れなくなったと知った兵士たちの士気は相当低下していると考えていいでしょう」
<<セレイン>>
アムロ「どうだった、セレイン?」
セレイン「やはり戦闘光に間違いないようです」
アムロ「銀河帝国軍がいると考えられる宙域だったな」
セレイン「ええ。国にもどれなくなったと知った兵士たちの士気の低下ぶりは我々の予想以上だということでしょう」

ブライト「ふむ……すると連中は動かなかったのではなく 動けない状態にあるものと考えられるな」
<<アーク>>
アーク「そう思いますね。ただ、混乱が収まるまでの間でしょう どのくらい動かずにいてくれるかは、わかりませんよ」
<<セレイン>>
セレイン「でしょうね。しかしあれだけのことをしてきた軍勢です 混乱も長くは続かないでしょう。近いうちに、またしかけてくるはずです」

アムロ「……ホワイトファングを叩いておけるとしたら、今しかないということか」
カミーユ「リーブラの主砲は地球を直接ねらえるそうじゃないですか 彼らがコロニーを攻撃するとは思えないけど、あとあと脅威となるのが間違いないなら、トレーズの動きにあわせるほうが現実的ですね」
ブライト「そうだな……やはり我々もリーブラへ向かうしかないか……」
<<アーク>>
アーク「問題はクスコの時と同じように、またトレーズと協力するべきなのかってことでしょう。それと、ハマーンの動きが見えないのも、妙なところです」
<<セレイン>>
セレイン「ホワイトファングを叩くべきなのは間違いないでしょうが クスコの時と同様にトレーズと協力すべきなのかについては別の問題です。ハマーンとアクシズの動きが見えないのも気にかかります」

アムロ「確かに……だがトレーズはすでにOZを動かしている ホワイトファングにしかけるなら、あとは状況を見て変えていくしかないな」
ブライト「ふむ……それでいくしかないようだな。○○○、他の連中を集めておいてくれ。我々はリーブラへ向かう」

≪スーパー系主人公≫
<<ブラッド>>
ブラッド「戦闘光が見えたって?」
<<マナミ>>
マナミ「ローレンス、戦闘光が見えたんですって?」
ローレンス「はい、間違いございません。確かに銀河帝国軍がいると思われる宙域に確認されました」

リョウ「ああ、間違いない。銀河帝国軍がいると思われる宙域だ」
甲児「なんだよ、どういうことだ? どこかが奴らにしかけてるのか?」
ハヤト「いや……そうじゃないだろうな」
さやか「じゃ、帝国軍同士での戦闘があったってこと?」
<<ブラッド>>
ブラッド「なんだって、そんなことになるんだ?」
ハヤト「俺たちが何をやったのか忘れたのか? 連中はもう帰れない 兵士が戦う気をなくしても不思議じゃない。武器を持った兵士が命令を聞かない場合は戦闘になってもおかしいことではないだろう」
ブラッド「なるほどな……それで連中の動きがないってわけか」
<<マナミ>>
マナミ「ありえないことじゃないわね。帰れなくなったとわかって いちじるしく士気を低下させた兵士たちをおさえるためかもしれない」
ローレンス「さよう、お嬢様の推測はおそらく間違ってはおらぬでしょう」
マナミ「ええ、それなら撤退後の彼らの動きがない理由にもなるわ」

アラン「戦闘光の確認はそれを裏づけていると思う ホワイトファングを叩いておけるとしたら今しかないな」
万丈「ああ。リーブラの主砲は地球をも直接ねらえるほどだという コロニー以外のすべてを排除するといっている連中がそれを使えるというのは、脅威だ ここはトレーズの動きにあわせるのが現実的だと僕は思う」
甲児「ってことはオレたちもリーブラへ向かうってことか?」
<<ブラッド>>
ブラッド「銀河帝国軍がもめているうちに、ホワイトファングをつぶすってわけだな 俺もそいつに賛成だぜ」
<<マナミ>>
マナミ「そうね……あたしも賛成だわ。銀河帝国軍も混乱を収めるのにそう時間はかからないでしょう。その前にリーブラを無力化しておきたいわね」

万丈「よし、そうと決まったら行動あるのみだ。○○○他のみんなも集めてくれ。僕たちはホワイトファングを叩く」

≪完全平和ルートを通った≫
リーブラ
〔扉の開閉音〕
ドロシー「あれは……まさかヒイロ・ユイ? すごいわさすがはリリーナ様のナイト こんなところまでやってくるなんて。うふふふ、いいですわ。見逃してさしあげます。どうするおつもりなのか、私とっても興味がありますわ」

≪完全平和ルートを通った≫
リーブラ
〔扉の開閉音〕
リリーナ「また来たのですか? 何をいわれてもわたくしはこの艦を離れるつもりは……ヒイロ!?」
ヒイロ「ここを出る。ついてこい」
リリーナ「ヒイロ……あなたが来てくれるなんて……でも……だめよ、今はだめ」
ヒイロ「そうはいかない。お前がここにいるとノインたちの気持ちがにぶる」
リリーナ「……あいかわらず強引なのですね。わかりました もう1度お兄様と話をして、それでだめならば、あきらめます」
ヒイロ「ゼクスか……いいだろう。早くしろ」
ミリアルド「ヒイロ・ユイか……君がくるとはな。いいだろう、リリーナを連れて行ってくれ トレーズが部隊を集結させている。こちらも対応せねばならん」
リリーナ「トレーズ・クシュリナーダが? お兄様、すぐにやめてください こんなことは無意味です」
ミリアルド「無意味などではない。たとえ後世に恥じる行為だとしても十分すぎる意味があるのだ。これぐらいの戦いをやってみせねば自らの滅びを肌で感じるくらいでなければ人は戦いの愚かさを理解しない」
ヒイロ「狂言回しにでもなったつもりか、ゼクス・マーキス」
リリーナ「間違っています。人々はもう十分に戦いの愚かさをわかっています。協調を尊ぶ心こそ、今の人類に必要なものです」
ミリアルド「それでいい……お前はそれでいいのだ」
リリーナ「お兄さま……?」
〔銃声〕
リリーナ「ヒイロ!?」
ミリアルド「フッ……」
ヒイロ「立体映像か……」
リリーナ「ヒイロ……」
ヒイロ「リーブラは戦いの中心になる。いまは脱出できない。機会を待つ リリーナ、お前は俺とここにいろ」
リリーナ「あなたがわたくしを守ってくださるの?」
ヒイロ「……ああ、俺はゼクスと戦う。負い目をつくりたくない」

ハマーン「銀河帝国軍は動かぬか……お前たちはよくやってくれたよ、シャア これで私も無駄な手間をかけずにすむというもの……」
〔扉の開閉音〕
グレミー「失礼いたします。ハマーン様、OZ宇宙軍の残存兵力のほぼすべてがリーブラの宙域に集結しつつあります」
ハマーン「トレーズはやはりそう動くか。読みやすい男だ。あの連中には好きにさせておけばよい。マーチウィンドはどうだ?」
グレミー「やはり、リーブラに向かうものと思われます」
ハマーン「フフフフ、なるほどな。マシュマーとキャラを呼べ」
グレミー「は……私はいかがいたしますか?」
ハマーン「アクシズへもどって銀河帝国軍を監視しておけ。用意を整えてな」
グレミー「了解です、ハマーン様」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「勝利者のいない戦い」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
カーンズ「衛星を出撃したOZ軍はまもなくここへやってくるでしょうな」
ミリアルド「用意は整っているな?」
カーンズ「万全です」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「私もいつでもよろしいですわ。ミリアルド様……いよいよ始まるのですね」

ミリアルド「よし、モビルドールを発進させろ。トレーズを迎え撃つ」
〔敵ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

ミリアルド「……来たか、トレーズ」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「トレーズ様……?」

トレーズ「全機、その場で待機せよ」
〔トレーズ、前進〕
カーンズ「ばかな、なんのつもりだ!?」
ミリアルド「主砲発射用意」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「え……ミリアルド様!?」

カーンズ「はっ」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「だめよ、おやめなさい!」
ゼクス「構うな。発射態勢を整えろ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔画面、暗転〕
〔トレーズ、前進〕

ミリアルド「停止せよ。リーブラの主砲は発射態勢に入っている」
トレーズ「私は、ロームフェラ財団代表にして、OZ総帥のトレーズ・クシュリナーダ。私はここに、地球圏の存続を危ぶませるホワイトファングの代表者に対し、決闘を申しこむ」
ミリアルド「トレーズ……」
トレーズ「ミリアルド・ピースクラフト、返答を聞かせてもらおう」
カーンズ「司令……まさかあのような申し出を受けるのではないでしょうな」
トレーズ「返答を!」
ミリアルド「……決闘は……断る! 私はOZの兵士ではない。騎士道などというものとは、無関係の位置にいる。私は宇宙の革命の意思を背負っているのだ!」
トレーズ「なるほど正しい選択だ、ミリアルド。私もまた地球を背負っている 我々は退かない。私は地球が好きなのだ。たとえここで果てようともその意思を体現する者たちが残っている。私は彼らのためにこの地球のために、私自身の命をかけよう」
ミリアルド(トレーズ……見事な覚悟だ)「了解した、トレーズ。主砲、発射!」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「ミリアルド様!? おやめください! ミリアルド様!!」
ミリアルド「邪魔をするな!」
ドロシー「あっ……お願いです、どうか! ミリアルド様、だめぇっ!!」
ミリアルド「………………」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔第3軍ユニット出現〕
〔レディ、トレーズへ隣接〕
〔機体の衝突音〕
〔トレーズ、横の地点へ移動〕
〔カーンズ、マップ兵器「主砲」使用〕

ミリアルド「………………」
※※完全平和ルートを通った場合、セリフ追加※※
ドロシー「…………あぁ……」

トレーズ「レディ、なぜこんな無茶を?」
レディ「トレーズ様、戦いは戦ってこそ美しいものです」
トレーズ「……わかった。全機に告ぐ。リーブラを落とせ!」
〔トレーズ、後退〕
〔レディ、後退〕

〈出撃戦艦選択〉
ノイン(ゼクス……)
デュオ「あんたは無理すんなよ。ゼクス相手に戦うなんて、無理だろ 俺たちにまかせときな」
ノイン「デュオ……すまん、そうさせてもらおう」
ジュドー(……なんだ……この感じ……誰かに呼ばれたような気がしたけど……)
〈出撃ユニット選択〉
ブライト「さて、どうするか……」
<<アーク>>
アーク「この状況じゃ、考えるまでもないですよ。ホワイトファングをつぶしましょう」
<<セレイン>>
セレイン「この状況で双方を相手にしてもいいことはない 艦長、まずは全力でホワイトファングを叩くべきだ」
<<ブラッド>>
ブラッド「考えることなんてないだろう。ホワイトファングを叩いちまわないと あとが面倒だぜ」
<<マナミ>>
マナミ「まずはホワイトファングを叩くことを専念しましょう そのほうがあとで面倒でなくてすみます」

ブライト「そうだな……よし、マーチウィンドは全力をあげてホワイトファングを叩く。OZは相手にするな!」
レディ「トレーズ様、マーチウィンドです」
トレーズ「わかっている。彼らに礼を述べたいところだが 別に私のために戦ってくれるわけではないからな」
ミリアルド「マーチウィンドは我々だけを敵とみなすか……当然といえば当然の行動だな」
※※独立軍ルートを通った場合のセリフ※※
カーンズ「どうなさるおつもりです?」
ミリアルド「もちろん、彼らも排除するまでだ。メリクリウスとヴァイエイトを出す」
〔敵ユニット出現〕
※※完全平和ルートを通った場合のセリフ※※
ドロシー「ミリアルド様……どうなさるおつもりですの?」
ミリアルド「もちろん、彼らも排除するまでだ。メリクリウスとヴァイエイトを出す」
ドロシー「ではわたくしも、モビルドールを動かしてみせますわ」
カーンズ「無用のことだ。そんな必要はない」
ミリアルド「いや、やらせろ、カーンズ」
カーンズ「は……そうおっしゃるのでしたら」
〔敵ユニット出現〕
ドロシー「さぁ、お人形さんたち。すばらしい戦いのダンスを踊りなさい」

<戦闘開始>

<第3軍7機以下or3PP・第3軍増援1出現>

〔第3軍ユニット出現〕
※※まだレディ健在の場合、セリフ追加※※
レディ「来たか。リーブラへ攻撃を集中せよ」
※※カミーユが出撃している場合のセリフ※※
ジェリド「見つけたぜ、カミーユ!! このバウンドドッグで今度こそ貴様を倒す!」
カミーユ「ジェリド!? ホワイトファングに味方するつもりか!?」
※※カミーユが出撃していない場合のセリフ※※
ジェリド「カミーユがいないだと!? くそ、奴め。なら、マーチウィンドを叩きつぶすだけだ!」
※※まだレディ健在の場合、セリフ追加※※
レディ「やめろジェリド特尉! リーブラを落とすのが先だ!」
※※カミーユが出撃している場合のセリフ※※
ジェリド「カミーユを倒してからならそうさせてもらう!」
カミーユ「ジェリドッ!!」
※※カミーユが出撃していない場合のセリフ※※
ジェリド「奴らを倒してからならそうさせてもらうぜ!」


<敵12機以下orカーンズHP1%以上ダメージor5PP・味方援軍1&敵増援1出現>
カーンズ「司令」
ミリアルド「……リーブラを地球へ向けろ」
カーンズ「はっ!」
ミリアルド(すべての人類よ……思い知るがいい 破滅というものの、恐ろしさを)
〔味方ユニット出現〕
ハワード「リーブラが移動する? いかん、ゼクスはリーブラを地球に落とすつもりだ」
ブライト「なんですって!?」
ハワード「たとえ1次被害は数百キロですんでも、巻き上げられた大量のチリが地球全体の寒冷化を引き起こす。……止めねばならんな」
〔ハワード、前進〕
ブライト「ハワード? 何をするつもりだ!?」
ハワード「もうこれしか方法は残っておらん。ピースミリオンをリーブラへぶつける」
ブライト「なっ……」
カーンズ「な、なんだ? 奴らはいったい何を……」
ハワード「エンジンが壊れたってかまわん! 限界まで出力を上げろ!」
〔ハワード、カーンズのいる地点へ移動〕
カーンズ「な、なんだと!? うわあぁぁぁぁーっ!!」
〔カーンズにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ハワードにダメージ〕
〔味方ユニット撃破〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

ミリアルド「ヒイロ・ユイか……」
ヒイロ「安心しろ……リリーナは退避させた」
ミリアルド「そうか…………では、最後の戦いを始めるとしよう。大破したリーブラはいまだ地球へ向かっている。これ以上の邪魔がなければ、落ちる」
〔味方ユニット出現〕
ノイン「ゼクス……あなたはっ!」
ミリアルド「ノイン…………」

<ヒイロvsミリアルド>
ミリアルド「ヒイロ・ユイ。やはりこうなる運命のようだな」
ヒイロ「ゼクス……未来は見えているはずだ」
ミリアルド「見えているとも。地球に根ざすものは、コロニーに対して常に強者となりうる。それではいつまでも同じことが繰り返されるだけだ それでは人類は本当に滅びてしまう 銀河帝国によらずつもな。それは座視できん!」
ヒイロ「ゼクス! 強者などどこにもいない。人類すべてが弱者なんだ 俺も、お前も、弱者なんだ!」
ミリアルド「私はそれを認めてはいない!」

<カトルvsドロシー>
カトル「どうして僕たちは、こんな戦いをしなくちゃならないんだい!?」
ドロシー「あなたたちには、理解できないことですわ!」

<カトルvsドロシー(戦闘後)>
カトル「いまは、こんな戦いをしている場合じゃないんだ。銀河帝国軍と戦わなくっちゃいけないんだよ!」
ドロシー「いいえ、破壊と殺戮は異星人を倒せば終わるというものではないわ! もう1つ倒さなければならない敵が、私たちの心の中にあるのよ!」
カトル「僕たちの……心の中の敵……?」
ドロシー「そうよ。あなたたちのしていることは、すべてムダなのよ! 他人を思いやった、思いやりすぎた結果が、いまの地球圏なのよ!」
カトル「そんな、そんなことはない!」
ドロシー「いいえ、それが地球圏を、人類をダメにしてきたのよ。それが、人の心をおかしくしたのよ。だから、人類に見せつけてやるべきなのよ! その心の中の闇を! 地球圏にせまる本当の破滅の恐ろしさを!」
カトル「それが……この戦いの意味だというのか?」
ドロシー「そうよ! 地球圏を守るためには、異星人を倒すだけじゃだめなのよ! それをわかる前に異星人に勝てたって、また人類は同じことを繰り返すわ! それをわからせなければその心そのものを改革しなければ、人類は自分自身の手で滅びを迎えてしまうのよ! 人類は生き残るのに精いっぱいなくらいが、ちょうどいいのよ!」
カトル「だけど……だけど、やさしさを否定してはダメだ! すべてを受け入れなければいけないんだ。そのやさしさが、人類には必要なんだよ。やさしくなければ、人類なんか存在する意味はないんだよ。そうだろう? 生き残るだけの人類なんて、他人を思いやることもない、動物以下の種族になってしまうよ……」
ドロシー「………………」

<ノインがミリアルドを説得>
ノイン「ゼクス!」
ミリアルド「ノイン、そこをどけ」
ノイン「ゼクス、あなたと戦いたくない。ですが……」
ミリアルド「ノイン、退くんだ!」
ノイン「退きません! たとえ……たとえあなたを倒すことになろうとも!」
ミリアルド「ノイン…………くっ!」
ノイン「……ゼクス……?」
ミリアルド(……なぜ!? なぜこうも甘いのだ、私は!)

<ミリアルド撃破>
ミリアルド「私はどこまでも生きぬいてせるぞ! 誰よりも厳しく、戦士としてな!」
※※まだドロシー健在の場合、セリフ追加※※
ドロシー「ミリアルド様!? くっ……そんな……」


<トレーズ撃破>
ブライト「トレーズ!?」
トレーズ「……私はこれまで犠牲になった人々に哀悼の意を表することしかできない。だが、君たちもこれだけは知っておいてほしい 彼らは決して無駄時になどしていない。そして、この私もまた」「……私の戦いはどうに終わっていたのだ。諸君、人類の未来は君たちにかかっている。私ではない。さらばだ、諸君。……後は頼む」
〔第3軍ユニット撃破〕
ブライト「トレーズ……」

<敵全滅・敵増援2出現>
※※まだトレーズ健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
ブライト「あれは……」
カトル「五飛!?」
デュオ「五飛だって? あいついったい何のつもりなんだ……?」
トレーズ「ほう……張五飛か……」
五飛「トレーズ……俺は貴様が憎い! 貴様は人を見下すことしかできない男だ。しょせん、エゴでしか戦っていない OZがスペシャルズだった時代を思い出すがいい! 貴様のために何人の人間が死んだと思っている!?」
トレーズ「聞きたいかね」
五飛「な……なに!?」
トレーズ「戦いのために犠牲になった人々はすべて記憶している」
五飛「き……貴様ァッ!!」
トレーズ「私は……これまで犠牲になった人々に哀悼の意を表することすることしか出来ない。だが! 君たちもこれだけは知っておいてほしい。彼らは決して無駄死になどしていない。……そして!」
[イベント戦闘「五飛vsトレーズ」]
〔第3軍ユニット撃破〕
五飛「トレーズ!? 貴様!!」
トレーズ「……私の戦いはどうに終わっていた。諸君、人類の未来は君たちにかかっている。私ではない。……後はまかせる」

※※まだレディ健在の場合、セリフ追加※※
レディ「トレーズ様……」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔第3軍ユニット離脱〕
アムロ「トレーズ……」
五飛「くそぉぉぉぉぉぉーっ!!」
ヒイロ「お前の勝ちだ、もうやめろ、五飛」
五飛「どこがだ!? いまの戦いのどこが俺の勝ちだというのだ!? 奴はワザと俺の攻撃を受けたのだぞ!! くっ奴め……最後の最後まで……」
デュオ「なぁ五飛、まさか俺たちとやるつもりなわけじゃないんだろ」
五飛「……まだ倒さねばならぬ悪が残っている」
デュオ「わかってるさ。銀河帝国軍だろ? なら俺たちと一緒に……」
五飛「俺は1人でも奴らを倒してみせる! 頭をつぶせばいいだけの話だ! 俺は、貴様らが正義だとは認めていない!!」
カトル「五飛!? まってください、五飛!」
〔敵ユニット離脱〕
カトル「五飛……」
※※まだジェリド健在の場合、セリフ追加※※
ビューティ「あら……? ちょっと、あいつ帰らないわよ!」
カミーユ「ジェリド!?」
ジェリド「くっ、貴様らをやらずに、このまま引き下がれるかよ!」

ベルトーチカ「艦長、MSの編隊が接近しています!」
ブライト「なんだと!? まだモビルドールが残っていたのか!?」
〔敵ユニット出現〕
ハマーン「フフフフ、まったくよくやってくれたよ、お前たちは」
クワトロ「ハマーン・カーン!? アクシズの軍勢か!」
ハマーン「このうえは銀河帝国軍も、この地球圏も、我々アクシズが制しよう。ご苦労だった、マーチウィンド ここでお別れとは寂しいかぎりだ。シャア……こんなところで朽ち果てる己が実を呪うがいい」
クワトロ「そうかな!?」
ハマーン「シャア、もしも私のもとへもどる意思があるのならば……」
クワトロ「冗談ではない!」
ハマーン「……話しあいの余地がないとすれば、ここがお前の死に場所となる」
カミーユ「ハマーン・カーン! お前は戦いの意思を生む源だ だとすれば、生かしておくわけにはいかない!」
ハマーン「俗物が私に! カミーユ・ビダン、貴様は確かに優れた資質を持っているらしいが、無礼を許すわけにはいかんな」

<敵15機以下・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
マシュマー「なんだ? グレミーのニュータイプか? なぜこんなところに!?」
プル「胸がキュンキュンする……でもとっても気持ちいい……どうしたんだろ?」
ジュドー「な……なんだ、この感じ……? あのMSか……?」
プル「わかったぞ、このキュンキュン。あのパイロットだ!」
ジュドー「なんだぁ!?」
プル「あたしを探してるんでしょ、お兄ちゃん あたしエルピー・プル。よろしく!」
ジュドー「エルピー……プル……?」
ブライト「ジュドー! なにをやっている!!」

<ジュドーがプルを説得>
プル「ジュドー! あたしと遊ぼう!」
ジュドー「プルみたいな子が戦争なんてしちゃいけない! パイロットなんていけないよ!」
プル「何……何をいってるの?」
ジュドー「プルみたいな子が人殺しなんて、しちゃいけない!」
プル「やめてよ! あたしは、ジュドーと遊びたいだけなのにッ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<カミーユvsジェリド>
カミーユ「貴様のような奴がいるから、こんなことになるんだ! 消えろ!」
ジェリド「俺を戦いに駆りたてたのは貴様だ! そんなことがいえるのかよ!!」

<カミーユvsハマーン>
ハマーン「な、なんだ? 鳥肌がたっている? なんだというのだ!?」
カミーユ「ハマーン・カーン!」
ハマーン「貴様かニュータイプ! このキュベレイをなめてもらっては困る!」

<クワトロvsハマーン>
クワトロ「ハマーン……せめて私の手で……」
ハマーン「シャア……世界の都合というものを洞察できない男は排除せねばならん」

<クワトロvsハマーン(戦闘後)>
ハマーン「これで終わりにするか? 続けるか? シャア!」
クワトロ「そんな決定権が、お前にあるのか!?」
ハマーン「口の聞き方に気をつけてもらおう! いけ、ファンネル!」
〔ファンネルの射出音〕
〔クワトロにダメージ〕

クワトロ「なにッ!?」
〔クワトロにダメージ〕
〔味方ユニット撃破〕

ハマーン「シャア……私と来てくれれば……くっ……」

<ジェリド撃破>
※※カミーユが撃破の場合のセリフ※※
ジェリド「カミーユ、貴様は俺を……!」
※※カミーユ以外が撃破の場合のセリフ※※
ジェリド「なぜだ!? なぜ俺が……!!」


<ハマーン撃破orHP50%以下or敵6機以下・勝利条件達成>
※※ハマーン撃破の場合のセリフ※※
ハマーン「な……なんだと!? これ以上は無理ということか くっ、撤退する!」
〔敵ユニット撃破〕
※※ハマーンHP50%以下の場合のセリフ※※
ハマーン「くっ、好きにやらせすぎたか……ここで無理はできん。撤退する!」
※※敵6機以下の場合のセリフ※※
ハマーン「くっ、敵の戦力を見誤ったか……まぁよい、ここは撤退してもよかろう 全軍撤退せよ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
※※まだクワトロ健在の場合、セリフ追加※※
クワトロ「………………」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

豹馬「なんだよなんだよ、みんなしてしけたツラしちまってさ。結局俺たちは勝ったんだぜ? リーブラは落としたしホワイトファングもいなくなったじゃないか」
甲児「だけどな……なんだかこう、すっきりしねぇんだよな」
リョウ「そうだな……なにしろクワトロ大尉も行方不明だしな 銀河帝国軍もアクシズ軍もまだ残っている」
ブライト「……本当に誰も、大尉を見ていないのか?」
アムロ「もう何度も確認したよ、ブライト。大尉は俺たちのもとから姿を消した。生死不明でな」
ジュドー「やだなぁアムロさん、縁起悪いこといわないでよ あの人のことだ、きっとすぐもどってくるって」
万丈「だといいがね」
アラン「万丈、何か知っているのか?」
万丈「いや、そういうわけじゃない。ただ僕が見たところクワトロ大尉はこのところずっとうっ屈しているようだった もしも何か考えがあって僕たちの前から姿を消したのだとすれば……」
ギャリソン「……もどっておいでにはならない、と、そういうことですか」
アムロ「…………」
レディ「救助していただいて感謝します。残存したOZ兵士は月面へ向かわせました」
葉月博士「月面?」
レディ「ホワイトファングは月面に戦力を残しておりませんでした ほぼ無傷で月面基地は奪還しています」
中条長官「そうですか……しかしOZももはやまともな戦力とはいいがたいですな」
レディ「その通りです。トレーズ様を失った今 士気を維持するのも難しいでしょう」
リリーナ「…………」
レディ「リリーナ嬢もおられたのですね……どうぞこれを」
リリーナ「? 拳銃などでわたくしに何をしろとおっしゃるのですか?」
レディ「見ての通り魂の抜け殻ですが、どうか父上の……ドーリアン氏のご無念をお晴らしください」
ジュリア「リリーナ……」
リリーナ「ええ、わかっています、ジュリア様。もう、そういうことは終わりにしましょう 復讐など、何の意味もないのですから」
レディ「……はい」
ジュリア「あなたにはまだすることが残っているはずです いま、あなたまで失えば、残された兵士たちはいったいどうすればよいのでしょう? それに、OZという組織にもこれからやるべきことは、数多くあるはずなのではないのですか?」
レディ「……確かにおっしゃる通りです。トレーズ様の死とともに私の戦いも終わりました。しかし果たすべき責任はまだ残っているのですね」
リリーナ「ええ。もしもご自分の過ちに気づき それをつぐなうとおっしゃるのでしたら 地球圏の平和のために尽力してください お父さまもそれを望むはずです」
レディ「はい……私も月面基地へ向かうことにします OZを立て直し、地上の難民たちを1人でも多く救うことに努力いたしましょう。よろしければおふたりもご一緒ください マーチウィンドはまだ戦いをやめるわけにはいかないでしょう」
ジュリア「……そうですね……そのほうがよいかもしれません」
リリーナ「そう思います。わたくしたちもご一緒いたしましょう、ジュリア様」
中条長官「頼みますぞ、レディ・アン特佐」
沙羅「ここにいたのかい。リリーナは気色悪いくらいに変わっちまったレディ・アンと聖女と一緒に、月へ向かうそうだよ それから地上へ降りるってさ」
ノイン「そうか……地上はさぞかし大変な状態だろうな……」
沙羅「あんたは一緒に行かなくていいのかい? その方がいいんじゃないの?」
ノイン「気づかいは無用だ、沙羅。私は……ゼクスが生きていると信じる だから落ち込みなどはしない……少なくともこの戦いが終わるまでは」
沙羅「あんたがそういうんなら、それもいいさ。結局……何も失わずにいられる奴なんて、いやしないのさ。こんな戦いではね」

ブライト「アムロ、少し休んでおけ。いつ銀河帝国軍が攻撃を再開するかわからんし、ハマーンのこともある。あれだけ自信を持って出てきたんだ。このまますむとも思えん」
アムロ「わかってるよ、ブライト。すぐに休むさ」
ブライト「……あまり、気にするなよ」
アムロ「ああ……」「シャア…………」
【シナリオエンドデモ終了】


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