TOP PAGEへ

No.48A
野心

【シナリオデモ開始】
サイド2
アムロ「ベル、ハマーン艦隊の動きはどうだい?」
ベルトーチカ「サイド3へ入るみたいね」
アムロ「サイド3? あそこの共和政府がいまさら受け入れるとも思えないが……」
ベルトーチカ「足場は必要だということでしょ。いくら大きな居住区画があってもアクシズではね」
アムロ「ああ……クワトロ大尉の話では、非戦闘員も相当な数がいたはずだものな?」
ベルトーチカ「そう」
アムロ「問題はハマーンのこのあとの動きか……」

サイド3
ハマーン「栄光あるアクシズの兵士たちよ! 我々はついにここへと帰ってきた かつて我々を暗黒の世界へ押しやった者たちはすでになく いまや我々の足もとにその残滓が残るものである。それら愚かな人間たちに、思い知らせる時がきた。いまや地球圏は我々アクシズのもであるだと」
マシュマー「アクシズ万歳! ハマーン様万歳!」
アクシズ兵「アクシズ万歳! ハマーン様万歳!」
アクシズ兵「アクシズ万歳! ハマーン様万歳!」
ハマーン「フッ……」「で、各コロニーの様子はどうだ?」
イリア「おおむね良好ですが、政府の非協力的な態度を受けて一部住民の間で反対運動が起こっているようです」
ハマーン「異星人に滅ぼされるかの知れなかった時には、何もできなかったくせにな。鎮圧しろ。サイド3を完全に手中におさめねば、ネオ・ジオンは名のれん」
イリア「はっ」

サイド3
グレミー「お呼びですか、ハマーン様」
ハマーン「来たか、グレミー・トト」
グレミー「なにか?」
ハマーン「お前に地上の制圧をまかせる。連中など、もはや烏合の衆にすぎんが、ロームフェラの生き残りは放ってはおけん。それにムゲ帝国に協力していた旧連邦の高官の一部が、OZの粛清を逃れて生きのびているとも聞く。これらは完全に抹殺せねばならん」
グレミー「地上では“クスコの聖女”やピースクラフトが人心を集めているという噂です。これはどうしますか」
ハマーン「平和論者に何ができる? 現状ではロームフェラのバックアップがなければ、せいぜいが教祖にしかなれんよ それもロームフェラに利用される形でな」
グレミー「わかりました。では私は、部隊の編成にかかります」
ハマーン「あとはマーチウィンドか……」

サイド3
グレミー「……ハマーンはサイド3の内乱やら、マーチウィンドの動向に悩まされている。でなければあえて私に地上制圧などをまかせなかったものをな」
ラカン「ふん、だからどうだというのだ」
グレミー「どうやらアクシズまでは目がいってないようだと思ってな アクシズの設備は重要だよ」
ラカン「アクシズだと?」
グレミー「そうだ。アクシズそのものがあってこその我々だということを、ハマーンは忘れている。あれはジオンを継ぐ者の象徴たりえるものだ」
ラカン「グレミー・トト……ザビの血をひくというのは本当だったのか」
グレミー「ああ。だから私は、ハマーンなどにいつまでも好きにさせておくつもりはない どうだラカン、私に協力しないか アリアスもすでにこちらについたぞ」
ラカン「アクシズ軍はハマーンが掌握している 俺は勝てぬ戦はせん」
グレミー「勝てるとは断言できん。が、そうそう負けるとも思わんよ いいものを見せよう。ついてこい」
プルツー「グレミーか」
グレミー「どうだプルツー、順調か?」
プルツー「ああ。まもなく目覚める」
ラカン「こ、これは……まさかこれがすべて……」
グレミー「どうだ? お前が味方してくれれば、私が勝つ可能性はずいぶんと高まるのだがな」
ラカン「フ……クククク、面白いな。いいだろうグレミー・トト 貴様の策にのってやる」

サイド2
エイジ「サイド3から艦隊が出た?」
万丈「ああ。ルートから考えて地球に降下する部隊と見て間違いないね。悔しいが今の僕たちには止められない」
甲児「ちぇっ、結局、ふりだしにもどったようなもんだってことかよ」
大介「地球人同士の戦いであるだけましだよ、甲児くん 最悪の場合でも、地球人類が滅亡することはない」
カミーユ「だからって、それは受け入れられないな」
ジュドー「何いってんの。そんなの当たり前でしょうが」
万丈「とにかく、地球の方はレディにまかせておくしかない。こっちはこっちで
〔通信のコール音〕
万丈「万丈だ」
アムロ「接近中のアクシズの艦隊が確認された来てくれないか」
万丈「了解。まぁそうだとは思ったがね」
カミーユ「ハマーン……」
エイジ「どうあっても俺たちを放っておくつもりはないってことか」
甲児「上等じゃねぇぁ。そう簡単にはオレたちはやれないってことを思い知らせてやろうぜ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「野心」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

エマリー「ブライト艦長、敵です!」
ブライト「来たか……」
アムロ「キュベレイだと!? ハマーンめ、どうしても自分の手で俺たちをやりたいらしいな」
万丈「よし、行こうみんな!」
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

マシュマー「出てきたかマーチウィンド。お前たちは我らアクシズの ハマーン様の邪魔となる存在である。よって、せん滅する!」
ガトー「肝にめいじておくがいい。ジオン再興をはばむものは、必ず私に葬りさられるということを」
ブライト「好きなことを!」
〔第3軍ユニット出現〕
プルツー「……見つけたよ、ハマーン」
ハマーン「なんだ? グレミーのニュータイプか!?」
プルツー「わざわざ自らこんなところまで出てきたのは失敗だったね」
ハマーン「なに?」
〔第3軍ユニット出現〕
マシュマー「なんと!? ハマーン様、これはいったい……」
ハマーン「量産型のキュベレイだと? ……グレミーめ、そういうことか」
プルツー「そうさ。ハマーン、ここで死んでもらおう」
ブライト「なんだ? 敵の別働隊……ではないのか……?」
マシュマー「グレミーの叛乱か! おのれッ! ハマーン様おさがりください ここは我らにおまかせを!」
ハマーン「……わかった。少佐、マシュマー、キャラ、イリア、あとは頼むぞ」
ガトー「承知した!」
キャラ「おまかせください、お美しいハマーン様!」
〔敵ユニット離脱〕
プルツー「逃がさないよ! お前たちはマーチウィンドとマシュマーたちをやれ!」
プルクローン「はっ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
マシュマー「プルツー!? くっ、ハマーン様!!」
イリア「マシュマー! プルツーごときにやられるハマーン様ではない ここは連中を叩くことを優先するのだ!」
マシュマー「そ、そうだな。わかった」
プル「プルツー……。みんな気をつけて! あの子たち、強いよ!」
<戦闘開始>

<敵12機以下or6PP・第3軍増援1出現>

〔第3軍ユニット出現〕
プルツー「ハマーンを逃した……このうえはこいつらを叩いておく!」
ジュドー「プルツー!」
プルツー「くっ……またあいつか!」

<ジュドーvsマシュマー>
ジュドー「なんでハマーンなんかに忠誠を誓う!?」
マシュマー「ハマーン様は地球圏を統べるにふさわしいお方だ あのお方に従えば間違いはない!」

<ジュドーvsキャラ>
ジュドー「キャラ・スーンッ!!」
キャラ「あんたに恨みはないけどね、ジュドー。残念だよ」

<ジュドーvsプルツー>
ジュドー「やめろ、プルツー!!」
プルツー「黙れッ!」

<プルvsプルツー>
プル「プルツー! 自分が間違ってるってこと、なんで気がつかないの!?」
プルツー「くっ……不愉快な奴めッ!!」

<コウvsガトー>
コウ「お前たちに、好きにやらせてたまるか!」
ガトー「私に挑む勇気は認めよう。だが……未熟!」

<ジュドーがプルツーを説得>
ジュドー「プルツー、お前はだまされているんだ」
プルツー「うっ……ジュドーか!?」
ジュドー「お前は利用されているだけだ、プルツー。お前は人形でいいのか!?」
プルツー「人形……?」
ジュドー「そうだろ? お前は、長い眠りの間に他人の考えに従うようにつくられた人形だって、なぜ気づかないの!?」
プルツー「ウソだ……ウソだ! ウソだぁーっ!!」
〔第3軍ユニット離脱〕
プル「プルツー……。ジュドー、お願い、プルツーを助けてあげて」
ジュドー「わかってる。わかってるけど……」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

サイド2
甲児「へっ、ざまあみろってんだ。オレたちをやりたいならアクシズ軍全軍でも持ってこいってんだよ」
さやか「もう甲児くんたら。でも……なんだかそうはなりそうにない様子だったわね」
忍「ああ、なんか連中、うちわもめを始めたらしいな。どういうことなんだ?」
アラン「また、同じことを繰り返しているのさ」
カトル「ええ。異星人にはあまりそういうことはなかったみたいですけどね 地球圏を支配しかけると、内部分裂する そういうことですよね」
万丈「僕たちにとっては都合がいいが、まったく度しがたいね いつまで同じことを繰り返せば気が済むのか……」
大作「どしがたい……?」
アラン「言い聞かせてもわからせようがない、救いようがない、という意味だ ……情けない話だな」
カミーユ「それが地球人の性だというのは、認めたくはないな」
ショウ「個人の勝手な妄想が、混乱した時代の中では、世界に影響を与えることがあるのは、事実さ。それが世界の動きになってしまうことだって、ないとはいえない バイストンウェルだってそうだ」
亮「野心と欲望……それをゆがんだ理想。あるいは焦燥か 人の連なりがなければ世界は成り立たんのだがな」
デュオ「世界を支配しようとか、自分が世界を導こうとかさ いいたいことはわかるけど、ごう慢なんだよな 結局はそのごう慢さのせいで、足もとが見えなくなっちまうのさ」
大作「僕たちは大丈夫ですよね? そんなことには、ならないですよね?」
<<アーク>>
アーク「当たり前だろ。もしそうなら、今こうやって戦っている意味だってなくなって、俺たちは人殺しの集団と変わらなくなる。だけど俺はそんな人間を仲間にしているつもりはないよ」
<<セレイン>>
セレイン「そう願いたいものだな。でなければ死んでいった者たちが浮かばれない」
<<ブラッド>>
ブラッド「そんな心配はいらねぇだろ。俺たちの仲間にそんな奴はいないぜ だいたいな、大作、そういうのは勝ってから考えるもんだぜ」
<<マナミ>>
マナミ「なにいってるのよ、もちろん大丈夫に決まってるじゃない そんな心配するもんじゃないわ。あたしたちは大丈夫だって あたしたちが信じなくてどうするの?」

大作「そう……ですよね。変なこといってごめんなさい」
万丈「とにかく今後の行動だが……」
アムロ「ハマーンの出方次第だろう。グレミーはアクシズを落とすつもりだ サイド3のハマーンとまともにやりあう気でいると見えるな」
ジュドー「決まってるさ。ハマーンはグレミーをやるよ。あの女はそういう女だ」
アムロ「だとは思うけどね。どう出るか見極めたあとでないと うかつには動けない」
甲児「まったく、何考えてるんだがわかんねぇよな、ああいう連中はよ」
鉄也「そうだな」
甲児「おっ、珍しく意見があうじゃねぇか」
鉄也「まったく、みんなお前くらい単純なら世の中はもっとわかりやすいだろうにな」

サイド3
ハマーン「結局失敗したか……マーチウィンドめ……」
イリア「申しわけありません」
ハマーン「それで、グレミーの方はどうなっている? あのような行動をしたのだ まさかそのまま地球へ降りたわけもなかろう」
イリア「はい。グレミーの艦隊は進路を変更しました 目標はアクシズと考えて間違いないでしょう」
ハマーン「グレミーが、アクシズを? くくくくく、奴め ついに我慢できなくなって、早とちりの行動を起こしたか」(グレミーめ……私がこのような日がくるのをまったく予想していなかったと思うのか?)
【シナリオエンドデモ終了】


● No47A「決戦宙域」後編 へ戻る

● No49A「アクシズの攻防」前編 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦64」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。