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No.53B
シャアの反乱

【シナリオデモ開始】
サイド1
ケーラ「大尉、サイド4宙域の銀河帝国軍残党の制圧は終了しました」
アムロ「ご苦労さま、中尉。また出てもらうかもしれない 少し休んでいてくれ」
ケーラ「ありがとうございます。……ガンドール、改修作業が終わったって聞きましたけど?」
アムロ「ああ、いよいよ出発だそうだ。予定よりずいぶんと早くなったな」
ケーラ「それでも、あの連中が向こうへ行ってから、もう4ヶ月ですよ 大尉はどう思ってるんです?」
アムロ「……あれ以来、ムゲゾルバドス軍がくる様子もない 彼らはうまくやってくれたんだよ。なら、生きていてもおかしくはないだろう?」
ケーラ「そりゃ、そう信じたいですけどね」
〔扉の開閉音〕
ベルトーチカ「アムロ」
アムロ「どうかしたのか?」
ベルトーチカ「コロニーの代表者会議から、出席要請が届いたわ」
アムロ「またか。俺は政治向きの人間じゃないんだぞ」
ベルトーチカ「そうは、いってもね。現状ではマーチウィンドが仲介役でまとめていくしかないでしょ。地上じゃようやく、各地に都市レベルの自治組織ができ始めたばかりだし 地球圏の復興はコロニー主導でやっていかなくてはならない以上は、ね」
ケーラ「行政組織として、いちばんまともに残っているのは各コロニーのものですからね。ジュリアやリリーナは地上の連中の精神的支柱にはなれても、コロニーとの実務レベルの協議ができる状況じゃないですよ」
ベルトーチカ「そう。だいたい私たちだって、それほど信用されてるわけではないのよ」
アムロ「連中の嫌いなロームフェラと、つながりがあるのは事実だものな わかったよ。サリィを呼んでおいてくれないか ああ、それと、カトルの方はどうなってるんだ?」
ベルトーチカ「うまくやってくれているわ。また援助物資を地球に降ろすのですって。なんだかんだいっても、やっぱりコロニーではウィナー家の影響力は大きいわ」
〔扉の開閉音〕
カミーユ「アムロさん、ガンドールの葉月博士から通信が入ってますよ」
アムロ「月から? わかった、すぐにいく」
葉月博士「では、行ってくる。ガンドールの改造はうまくいった 今回はだいぶ早く、もどってこれるだろう」
ケーラ「頼むよ、博士。あの連中をちゃんと連れて帰ってよ」
葉月博士「わかっている。あの若者たちを見捨てはせん」
アムロ「吉報を待っていますよ」
葉月博士「うむ」

サイド1
アムロ「ガンドールもいったか……」
ベルトーチカ「無事に戻ってきてほしいわね」
アムロ「ああ……」「さてと、次は銀河帝国軍に占拠されたアウターオービットの遺棄コロニーだったな」
カミーユ「ええ。でも連中がそこだけで生活するっていうんなら放っておいてもいいんじゃないんですか? どのみち残留した連中も生活する場が必要でしょう。捕虜の扱いだってまだもめてるんですから」
アムロ「確認する必要はあるさ。幹部クラスが残っていないとも限らない」
ベルトーチカ「あっ」
チェーン「アムロッ!」
〔走る足音〕
ベルトーチカ「なによ、あなた、もうもどってきたの!?」
アムロ「やあチェーン、アナハイムの方はどうだった?」
チェーン「アムロ、それどころじゃないんです。たった今、スウィートウォーターがネオジオンを名のる艦隊に占拠されました!」
アムロ「なんだって!?」

サイド1
アムロ「誰か、スウィートウォーターの放送を見たか!?」
ルー「アムロさん見てないんですか!?」
アムロ「いま聞いたばかりだ。どうなんだ?」
ルー「シャアですよ。シャア・アズナブルが、ネオジオン艦隊の指揮をとってるんです」
アムロ「シャア!? やっぱり生きていたのか。だが、なぜだ!?」
ジュドー「あんたにわからないのに、俺たちにわかるわけないでしょう まったく、ほんの数ヶ月前までは俺たちと一緒に戦ってたってのにさ」
〔扉の開閉音〕
サリィ「あら、みんなそろってるのね」
アムロ「サリィか。聞いているな?」
サリィ「ええ。サイド3にいた銀鈴に調べてもらっています」
エル「へーっ、さすがに早いじゃない」
サリィ「すでにわかっていることは3つよ。ネオジオン軍がホワイトファングとアクシズの残党を集めた艦隊であること。スウィートウォーター政庁はネオジオンの政権を認めると発言していること。それから……」
ルー「それから?」
サリィ「フィフス・ルナを、地球復興の中心地となっている欧州に落とそうとしていること」
エル「ちょっと、それって……」
アムロ「……シャアめ、どういうつもりなんだ」
カミーユ「クワトロ大尉が隕石落としを……全員を呼びもどします ショウたちにも地上から、あがってもらわなくては」
アムロ「え?」
カミーユ「大尉の、シャアの隕石落としをとめなくちゃならないでしょ、僕らは!?」
アムロ「そ、そうだな。だがオーラシップしか残っていないのでは……」
チェーン「大丈夫です。アナハイムで建造していた新造艦……ラー・カイラムがあります。私、そのためにアナハイムに行っていたんですよ?」
アムロ「そうだった。ラー・カイラムは誰が持ってくる?」
チェーン「ヘンケン艦長です」
アムロ「そうか……よし、全員出撃の準備だ。シャアを止めるぞ 奴のことだ、先手はとれないまでも、遅れはとりたくない」
ベルトーチカ「整備の方のチェックはアストナージまかせで?」
アムロ「もちろん。奴はプロなんだぜ?」「シャア……」

サイド1
※※シーラが仲間にいる場合のセリフ※※
アムロ「よく来てくれました。シーラさん。事情は聞いていると思いますが……」
シーラ「ええ。また、始まったのですね。今度の相手はクワトロ大尉であると聞きましたが?」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
アムロ「よく来てくれました。エレさん。事情は聞いていると思いますが……」
エレ「承知しています。今度の相手はクワトロ大尉なのですね」

アムロ「そうです」
※※シーラが仲間にいる場合のセリフ※※
シーラ「戦えるのですか? あなたは? おふたりの関わりは浅くはないのでしょう?」
アムロ「戦いますよ。奴もそれをわかっていて仕掛けたと思えます マーチウィンドが戦力の半数以上を失っていることも関係あるでしょう。奴はずっと見ていてたんだ。いなくなった連中がもどってくるのかどうかを」
シーラ「それで、今になって行動を起こした?」
アムロ「ええ。そちらは、よろしいのですか?」
シーラ「もとより我らの役目は果たされていないと思えばこそこうして、いまだ地上界に残留しておりました」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
エレ「だからでしょう。私もまどわれました」
アムロ「……オーラ力ですか」
エレ「はい。悪意のオーラは感じなかったのです。今も、それほどには感じません ただ……どう表現してよいのかわかりませんが、違うオーラを感じます」
アムロ「でしょうね。シャアはそういう奴です」
マーベル「でも、なぜ今になって?」
アムロ「マーチウィンドが戦力の半数以上を失っていることも関係あるだろうね。奴はずっと見ていてたんだ。俺たちが何をするのかを、そしていなくなった連中がもどってくるのかどうかを」
ショウ「それで、行動を起こした?」
アムロ「ああ、エレさん、そちらはよろしいのですか?」
エレ「もとより我らの役目は果たされていないと思えばこそこうして、いまだ地上界に残留しておりました」

チャム「あたしは早く帰ろうって、いったのに」
アムロ「すまないな、チャム。もうしばらく、君たちの力を貸してくれ」
チャム「そういわれちゃ、いやとはいえないわね」
ショウ「チャム、調子にのるな!」
チャム「なによぉ」
ショウ「それで、いつ?」
アムロ「ラー・カイラムが届きしだい、出撃する」

サイド1
ヘンケン「遅れてすまんな。クルーの確保に手間どった しかし大変なことになったな、大尉」
アムロ「ええ。中佐には、このまま艦長をやってもらいたいが?」
ヘンケン「構わんよ。ブライト艦長がいなけりゃしょうがなかろう」
アムロ「頼みます。ベル、みんなもどったのか?」
ベルトーチカ「ええ。ジャイアント・ロボもグレートも、ドモンたちもいるわ ブラッドも機体の搬入中。いないのは銀鈴とカトルだけね」
アムロ「カトルは間にあわなかったか。しかたない、予定通りに出港しよう」
ベルトーチカ「コロニー代表者会議は?」
アムロ「サリィに行ってもらうさ。こっちはそれどころじゃない」
ベルトーチカ「了解」
〔ラー・カイラム、フィフスルナへ移動〕
バニー「フィフス・ルナ、補足。敵艦隊はすでに展開を終えているみたいです」
チボデー「シーット! 後手にまわっちまったか」
豹馬「そんなこといったってしょうがないだろ。連中だってそれほどの戦力じゃない 叩きつぶしちまえばいいんだ」
鉄也「違うな。俺たちはフィフスをとめる必要がある 連中はコースを確定して落とせばいい。この違いは大きい」
ヘンケン「そういうことだ」
<<ブラッド>>
ブラッド「クワトロ・バジーナ…シャア・アズナブルか 尊敬できる奴だったが敵となるならば容赦はしない。全力で叩きつぶすぜ」
カーツ「奴が敵にまわった事情も、多少は理解できるがな ならばこそなおのこと、俺たちも全力で奴と戦う必要がある それが俺たち流の礼儀のしめし方だ」
ドモン「ああ……しょせん俺たちには、その程度のことしかできん」
<<マナミ>>
マナミ「クワトロ大尉……どうしてこんなことに……」
アムロ「あの頃のシャアは、俺たちには本心をみせてなかったということだ 今の奴は間違いなく強敵だよ。油断すると君たちがやられることになる」
アイシャ「あら、わたくしは油断などしたことはございませんわよ。もっともマナミさんなら、確かに十分ありうることですけれど」
クワトロ「でも、相手はあのクワトロ大尉なのよ?」
アイシャ「クワトロでもシャアでもどちらでもかまいません わたくしたちが何のために戦っているのかを理解していれば相手が誰であろうと関係ありませんわ」
マナミ「そうだけど……」
アムロ「きつい言い方だが、それでは君が、死ぬぞ」
マナミ「そう……ですわ。すみません、戦闘の前だというのに」
アイシャ「まったく、しかたのない人ですわね」

カミーユ「だけど、許せないなシャア・アズナブル こういう形でもどってくるくらいなら いっそあの時に……」
アムロ「いうなよ、カミーユ」
ベルトーチカ「まもなく主砲の射程距離に到達」
ヘンケン「よーし、射程に入りしだい主砲を一斉射 続けて敵艦隊に向けてミサイルをばらまいたあと、お前らに出てもらうぞ 総員、第一戦闘配置だ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「シャアの反乱」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

ギュネイ「来たか。これだけのプレッシャーを発する……マーチウィンドだな」
レズン「いいかい、お前たち。連中をフィフスに近づけるんじゃないよ!」
アムロ「目標はフィフス・ルナだ。他は無視しろ! フィフスに、とりつけばいい!」
<戦闘開始>

<味方がフィフス・ルナへ到達>

チェーン「とりついた!?」
バニー「やったぁーっ!」
ベルトーチカ「……だめね」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

チェーン「え!? あっ……火がついた!?」
ベルトーチカ「アムロ、フィフスは降下を開始したわ! 阻止は失敗よ!」
アムロ「くそっ!」
※※まだレズン健在の場合、セリフ追加※※
レズン「役目は終わった。引きあげるよ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだギュネイ健在の場合、セリフ追加※※
ギュネイ「くっ、俺は強化されているはずだ。敵の気を感じとれても撃破できなければ何にもならんッ!」


<4EP・敵増援1出現>
※※まだ味方がフィフス・ルナへ到達していない場合、セリフ追加※※
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

チェーン「フィフスに火がついた!?」
バニー「そんな!?」
ベルトーチカ「アムロ、フィフスは降下を開始したわ! 阻止は失敗よ!」
アムロ「くそっ!」
※※まだレズン健在の場合、セリフ追加※※
レズン「役目は終わった。引きあげるよ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
※※既に味方がフィフス・ルナへ到達の場合のセリフ※※
シャア「ギュネイ、何をやっている!」
ギュネイ「大佐! まさかご自分で!?」
ミリアルド「お前の撤退が遅いから、こうなる。もう少し大局をみるのだな」
ギュネイ「くっ……」
※※まだ味方がフィフス・ルナへ到達していない場合のセリフ※※
シャア「ギュネイ、作戦は成功だ。よくやってくれた」
ギュネイ「はっ、ありがとうございます、大佐!」

アムロ「まだ援護がいた!? シャアか! それに……ミリアルド・ピースクラフトだと!?」
ノイン「ゼクス!? よく、生きて……しかし、なぜ!?」
シャア「フィフスはとめられん。この戦いは私の勝ちだな、アムロ」
アムロ「シャア、今になって自分から出てくるのか! なんでこんなものを地球に落とす。これでは地球が寒くなって人が住めなくなるぞ!」
シャア「地上の復興など、地球をまた汚染するだけだ。だが……それを知っていながら地上の人間たちは宇宙へ上がる決断ができずにいる。だから、決断させてやろうというのだ」
アムロ「地上じゃ餓死者だって出ているんだぞ!? まずは環境を整えなければ、できない相談だ! なのに人が人に罰を与えるなどッ!」
シャア「私、シャア・アズナブルがそれをしようというのだ、アムロ」
アムロ「エゴだよ、それは!」
シャア「地球がもたん時が来ているのだ!」
アムロ「シャアッ!!」

≪マシュマーフラグ成立≫
<8PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
バニー「なに、あれ! 敵なの!?」
マシュマー「聞こえるかマーチウィンド。 いまより、このマシュマー・セロが援護する」
ジュドー「マシュマー!?」
ヘンケン「なんだと? アクシズの士官が、どういうことだ!」
マシュマー「ハマーン様は、真に地球圏のことをお考えになられていたお方だ 地球つぶしをやるような輩とは違う! 私はここで戦い勝つことによって、そのハマーン様の遺志を体現してみせる! それがともに死ぬこともできずに 生きながらえた私の唯一の道なのだ!」
ヘンケン「シャアは許せんということか。 了解した、まかせる」
マシュマー「かたじけない!」

<アムロvsシャア>
シャア「残念だがまだ先がある。ここで決着をつけるわけにはいかんぞ、アムロ」
アムロ「シャアッ!!」

<アムロvsギュネイ>
アムロ「くっ、このパイロット……並みじゃないな!?」
ギュネイ「貴様っ! アムロ・レイだな!」

<カミーユvsシャア>
カミーユ「なんだ、いまさら出てきて、こんなことをするんです!」
シャア「なんというプレッシャーだ。強くなったなカミーユ。だが、私も負けるわけにはいかんのだ!」
カミーユ「勝手なことをッ!! 沈めぇっ!」

<ノインvsミリアルド>
ミリアルド「ノイン……私の前に出てくるならば、たとえ君でも、落とさねばならん」
ノイン「ゼクス!!」

<シャア撃破orHP30%以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
シャア「なんだと!? ええい、ここまでか!」
※※HP30%以下の場合のセリフ※※
シャア「ええい、これ以上は無理か。まあいい、作戦は成功だ」
〔敵ユニット離脱〕


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アムロ「情けない。シャアにやられるのを見ていただけだった フィフス・ルナが地球に落ちるのを阻止できなかったとは」
ヘンケン「あの状態では、しかたあるまい」
アムロ「避難勧告は出ているのか?」
ベルトーチカ「ええ。情報を知っている人たちは、真っ先に逃げ出しているけどね いちおうレディ・アンのOZが住民の避難に手伝いにまわってくれているわ。ぎりぎりまでやってくれるはずよ」
アムロ「そうか……くそっ!」
チェーン「アムロ……」
カミーユ「こちらが情報をつかむのが遅かったんです あのタイミングでは、あれが限界でしたよ」
ファ「そう思います。私たちはできるだけのことはしたんです アムロさんがそれでは、私たち、どうしていいか……」
アムロ「しかしな……この数ヶ月、俺たちはずっと宇宙でコロニー間を飛びまわってたんだぞ? なのにシャアとかネオジオンなんてのは噂すらいっさい、いいか、いっさいだ、聞かなかった。なのになぜこんなに短期間に戦力を整備できたんだ? アクシズやホワイトファングの残党だからって、動きが見えないわけがない」
ヘンケン「見えなかったんだよ、我々にはな」
ケーラ「そうか……コロニーの住民たちが隠してたってことか。十分ありうるね」
アンナ「そんな……だって私たちの戦いは コロニーを守るためでもあったのに……」
ショウ「そうだな……だいたいスウィートウォーターといえば俺たちが以前、補給をしたこともあるところじゃないか」
アムロ「ああ、地球解放戦線機構の宇宙での協力者の1つだった」
アンナ「それなのに、どうして…………?」
エル「アンナたちは知らないかもしれないけど、一年戦争以来、コロニーって情報的に取り残されてたんだよ。たぶん、今だってそれほど回復していない。ここしばらくの戦いのことは知ってても、それが終わればまた、もとにもどるって考えてる連中がいたって、全然おかしくないよ。そういう連中なら、シャアのネオジオンに協力するね」
ジュドー「それが俺たちのコロニーだってのがさ……そうか、リィナのいってたのはこのことか」
鉄也「何のことだ?」
ジュドー「俺たちがスウィートウォーターの出身だってことは知ってたよな 俺はコロニーに残してた妹をこっちにこさせてたんだ そん時、何か大人たちの様子がおかしかったって、いってたんだよ くそっ、もっと早く気づいてれば……」
アムロ「……こうしていても、しかたがないか。シャアの艦隊の動き どうなっている?」
バニー「地球を1度まわりこんで、スウィートウォーター方面へ離脱するつもりなんじゃないですか?」
アムロ「シャアがそんなに単純か?」
ドモン「しかし……地球の寒冷化というが あの程度の石っころで本当にそんなことになるのか? どうもよくわからないんだが……」
レイン「そうねぇ、確かにあの規模だと、気象異常は起こるけど全地球規模で人が住めなくなるほどには……」
アムロ「そうか、アクシズだ」
レイン「えっ?」
アムロ「シャアの本当のねらいは、アクシズだよ」
レイン「……確かにアクシズなら 十分な質量がありますね」
ヘンケン「おい、今アクシズはどうなっている?」
ベルトーチカ「コロニー再建の資源用として利用されるとかで ウィナー家が管理しているはずです。マグアナック隊の一部が駐留しているはずですが、シャアの戦力でもすぐに落ちますね」
アムロ「くそっ、シャアに一杯くわされたか。ここからではもう間にあわないな」
ヘンケン「連中もそれほど大部隊ではないとはいえ こちらも決定的に戦力が不足しているか……」
アムロ「どのみち1度、サイド1へもどるしかない。ガンドールが彼らを連れもどってくれれば、まだ手の打ちようはあるんだが……」
バニー「月に確認してみます?」
チボデー「無駄だよ。もどってんなら、すぐに連絡があるはずだろうが」
アムロ「そうだな」
〔ラー・カイラム、サイド1へ移動〕
サイド1
サリィ「おつかれさま」
レイン「サリィ、会議の方は?」
サリィ「中止よ。コロニーの人たちの多くは潜在的にシャアの味方のようなものだから。腹の探りあいね。話が進まないなら、中止になったわ」
ナオト「シャアの味方だって宣言しちまったら、俺たちが勝ったあと、まずいってか。きったねぇなぁ」
ベルトーチカ「あまりいい状況じゃないわね。長びくと、また地球圏規模の争いになるかも……」
アムロ「この戦いは短期決戦だよ。シャアにとっても、俺たちにとってもね それで、アクシズは?」
サリィ「ついさっき、ネオジオンの手に落ちたわ」
鉄也「あんたの予想が当たったってわけだ。ってことは次も当然くるな」
ジュン「冗談じゃないよ。アクシズなんて地球に落とされたら本当に地球は人間がすめくなっちゃうじゃない!」
アムロ「やらせはしない! ……シャアをとめなければ 死んでも死にきれるものじゃない」
ベルトーチカ「アムロ!?」
チェーン「そんな不吉なこと、いわないでください」
アムロ「……覚悟をいったまでさ。補給と整備を終えたらアクシズにしかける」
銀鈴「アクシズの核パルスは生きてますから、シャアはすぐに次の作戦に移りますよ」
ジュドー「銀鈴さん、もどってたの?」
銀鈴「ついさっきね。それとネオジオンのMS、やっぱりアナハイムが1枚かんでるみたいよ」
アムロ「奴め、よくもぬけぬけと」
オクトバー「ネオジオンのMS、サイコミュ搭載型があるって聞きましたけど、本当ですか?」
アムロ「オクトバーさん、いつロンデニオンへ?」
オクトバー「チェーンさんに連絡を受けましてね。先ほどつきました」
アムロ「では、お手伝いいただけるわけですね。助かりますよ」
オクトバー「ええ。それで、どうなんですか。本当なんですか?」
カミーユ「俺たちが嘘をついてどうするんです」
チェーン「それだってアナハイムで造ったんでしょう? 私たちよりもそっちの方がよく知っているんじゃないですか?」
オクトバー「怒らないでくださいよ。グラナダ工場と我々のフォン・ブラウン工場は、月の裏表でまったく別組織なんですから。何をやってるかなんて私らにもわかりません」
ジュドー「大人たちは、まったくさ。いつもそうなんだよな」
アムロ「アストナージ、チェーン、整備を急いでくれ オクトバーさんも、頼みますよ」
ジョルジュ「やれやれ、厳しいことになりそうですね」

≪完全平和ルート≫
サイド1
ジャネット「アストナージさん、こっちはもう終わりますよ」
アストナージ「おう、ご苦労さん。ジュドーにカミーユか、どうした?」
ジュドー「アストナージさん、あれってまさか……」
アストナージ「ああ、アクシズ軍のモビルアーマーだ。“ソロモンの悪夢”アナベル・ガトーが使ってた機体だったっけな」
カミーユ「なんで、そんなもんがここにあるんです」
アストナージ「アクシズ軍の残党が残骸を回収していたらしくてな そいつらの拠点を抑えたとき、手に入れたんだそうだ。それでこっちにまわってきたんだよ」
ジュドー「へぇ、使えそうなの?」
ジャネット「もちろん。ちゃんと修理したもの、大丈夫よ」
アストナージ「まだ調整が残ってるけどな。アクシズ戦には出せるぜ」
【シナリオエンドデモ終了】


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