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No.11A
悪夢の閃光
アトミック・バズーカ

【シナリオデモ開始】
アーガマ ブリッジ

アーガマ ブリッジ
アクセル「ソロモンっていうのは、たしか1年戦争の時の要塞だよな」
アムロ「アクセルくん、記憶が?」
アクセル「資料を読んだんですよ。いつまでも記憶がないなんて言ってられないし」
ブライト「ああ、それ以後は連邦が拠点のひとつとして使用している」
ノイン「制宙圏をギガノスと異星人に握られた現在では数少ない連邦の基地だ」
バニング「逆に言えば、そこを潰されてしまえば、連邦は宇宙ではほとんど活動できん」
アカツキ「そういう事」
ブライト「だからこそ、ジオンの攻撃目標がそこだと判断できるわけだが…」
ノイン「現在、ギガノスへの反撃をのため、戦艦が極秘裏に集結中、まもなく準備が整うはずです」
アムロ「どう考えても…核はそのために使用されるはずだ。…だが…」
アクセル「大尉、気になる事でも?」
アムロ「解せないな」
カミーユ「アムロさん?」
ブライト「なにがだ?」
アムロ「レーザー核融合弾の威力はわかる。…だが、装弾数の関係で、一度しか撃てないはずだ」
アイナ「でも…一度撃てれば充分なのでは?」
シロー「たしかに。でも艦隊をせん滅する事はできない…」
アムロ「それが『星の屑』か?」
アカツキ「たかだかジオンの残党…。反撃したいだけじゃないのかい? アムロ大尉」
アムロ「僕も最初はそう考えた。…しかし、奴がそんな作戦に自ら乗り出すのか?」
バニング「奴…?」
ブライト「シャアか…」
アクセル「命令されて動いてるだけじゃないんですかね?」
アムロ「だといいが…」

茨の園 司令室

茨の園 司令室
デラーズ「…諸君、いよいよ星の屑作戦を実行する時が来た…!」
シャア(さて…いよいよ、か)
デラーズ「我々の全戦力を投入するこの作戦は、かなりの損失を招くであろう」「…二本目の矢は放てんのだ!」
ガトー「閣下、ご安心を。…間違いなくその矢は連邦の心臓を射抜くことでしょう」
シャア「少佐、気持ちはわかるが、あまり気負うべきではない」
ガトー「は。…私は不器用な男です」「大佐のように万事冷静沈着に進められるわけではありません」
シャア「あまり買いかぶらないで欲しいな、少佐。私だって熱くなる時はある」
ガトー「大佐が?」
シャア「宿敵に出会ったりすれば、特にな」
ララァ「……」
シャア「どうしたのだ? ララァ」
ララァ「大佐…私は…怖いのです」
シャア「ララ…?」
ララァ「あのガンダムを…2号機を見るたびに心が震えるのです」「あのガンダムは、憎しみしか生みません」
シャア(憎しみの光…私よりも感じ取っているというのか? このガンダムがこれから成そうとしている事を…)
シーマ「さてと、私は先に出るとするかね」「では勇士の方々、作戦の成功を祈っているよ。フフフ…」
ガトー「……」

アーガマ MSデッキ

アーガマ MSデッキ
アクセル「よっと…異常なし。結局、機体の動作にはどこにも問題はないんだな、これが」
アストナージ「それはよかったが…壊れた個所をそのままというのは気分が悪いな」「時間を見て部品を探してみる」
アクセル「頼んます」

アーガマ 一室
カミーユ「……」
ファ「カミーユ…考えごと?」
カミーユ「ファ、俺はあの時…ガンダム2号機によって戻って来れたんだな」
ファ「ええ…2号機が宇宙に行く時、あれは上げてはいけない、光らせてはいけないって…」
一矢「核か…核兵器って、旧世紀時代からあったんだろう?」「どうして人はあれを捨てられなかったんだ?」
エリナ「さあね。一時は、全人類を何十回も殺せるだけの量を地球に溜め込んでたっていうけど」
ノイン「数だけならば、それ以上はある」
甲児「そう考えると、その中のたった1個…どうも実感がわかねえな」
ヒカル「でもでもぉ、いざドカーン! といっちゃったら…」
京四郎「使われない何万発より、目の前の1発の方が問題さ」
リョーコ「そういうこった。でも、撃たれる前に止めりゃあ同じだろ」
イズミ「…どんなに撃たれても大丈夫。…核、平気…」
甲児「そんぐらい気楽ならいいけどよ」

ナデシコ ブリッジ

ナデシコ ブリッジ
イネス「私たちは火星に残ります」
アキト「なんでだよ! せっかく…せっかくここまで来たっていうのに!」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「そうだぜ! 群がる敵をちぎっては投げ、投げてはちぎり…」

イネス「説明しましょう。さっきから言っているように…ナデシコの基本設計をして、地球に送ったのはこの私…だから私にはわかる」「この艦では木星トカゲには勝てない! …そんな艦に乗る気にはなれないわ」
ユリカ「イネス・フレサンジュさん? 私たちは木星トカゲとの戦いには常に勝利してきました」
ミナト「こう見えても強いのよぉ」
プロスペクター「ロンド・ベルとの戦いは、さすがに回避しましたが…」
ユリカ「そうです! ですからイネスさん、この艦のすぐ下なんですよね、他の避難民の方々は?」「ですから…」
イネス「ふう…いい事? あなたたちは木星トカゲについて何を知っているの?」
アキト「何を…って?」
イネス「連中の目的は? 火星を占拠した理由は?」
プロスペクター「ですから、そのあたりはおいおい…」
イネス「私はおいおい調べなくても、結果は見えていると言ってるの」
アキト「あんたは! 言ったはずだ! 俺たちは…!」
イネス「若いわね、あなた。だけど、若いってだけでなんでもできると思ったら間違いよ」「誰でも英雄になれるわけじゃ…」
〔警報〕
ユリカ「待ってください、フレサンジュさん。…ルリちゃん!?」
ルリ「敵襲…大型戦艦5、小型戦艦30」
ユリカ「いきます! グラビティブラスト、フルパワー!」
ミナト「フルパワーOK!」
ルリ「グラビティブラスト、エネルギーチャージ」
ユリカ「てえ~~ッ!」
〔グラビティブラストの発射音〕
〔画面、振動〕

ユリカ「グラビティブラストがある限り…って、えっ!?」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「なんだと…!?」
アキト「グラビティブラストを…もちこたえた…!?」
イネス「敵もディストーションフィールドを使っているの。お互い、一撃必殺とはいかないわね…」
ルリ「距離40。チューリップより敵戦艦、続々増大…」
プロスペクター「チューリップ…敵の輸送ポッドだと思っておりましたが…」
ミナト「な、なによ、あれ…。なんであんなに入ってるの?」
イネス「入ってるんじゃない…出てくるのよ」
メグミ「ど、どういう事ですか?」
イネス「途切れる事なく…あのたくさんの戦艦は、きっとどこか別の宇宙から送りこまれて来るのよ…」
ユリカ「………」
ルリ「敵、なおも増大」
ユリカ「連続でいきます…! グラビティブラスト、スタンバイ!」
ミナト「無理よ」
ユリカ「え!?」
イネス「ここは真空ではないから、グラビティブラストを連射するには…相転移エンジンの反応が悪すぎる…」
ユリカ「え? え?」
イネス「詳しく、やさしく、コンパクトに説明しましょう」「相転移エンジンは真空を取りこんでエネルギーにするシステムだから…こういえばいいかしら?」
アキト「くっ、俺がエステバリスで…!」
ウリバタケ「どうするつもりだよ! ひき肉にされっちまうのがオチだぞ!」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「燃える展開だぜ! 敵弾の雨あられの中を突き進むエステバリス!」
ウリバタケ「お前はひき肉になってろ!」

ルリ「事前にミノフスキー粒子の散布を行っていれば、多少は違いましたけど」
プロスペクター「連邦と違って、それを怠っていました。…悔やまれますなあ」
ユリカ「ディストーションフィールド…!」
イネス「!!」
メグミ「待って! 今、フィールドを発生させたら、艦の真下の地面が沈んじゃうじゃないですか!」
イネス「…」
アキト「真下…そうだ、真下には…」
メグミ「そこには、イネスさんの仲間が…生き残った人たちがいるんです!」
ユリカ「くっ…高速で後退してからフィールドを!」
ミナト「ごめぇん、一度着陸しちゃった以上、離陸にはちょおっと時間がかかるの…!」
ルリ「敵艦、上方に回りこみつつあります。…チューリップより、なおも敵増大中…」
イネス「フィールドを張るか、敵の攻撃をこのまま受けるか…」
メグミ「でもアキトさんが!」
ユリカ「!?」
メグミ「アキトさん、約束してきたんです! 地下の人たちに…必ず助ける。連れて帰るって…それなのに!」
ユリカ「…アキト…」
ルリ「敵艦、停止…きます」
プロスペクター「ホシノくん! 自動防御を!」
ルリ「艦長命令がまだです」
アキト(ユリカ…!)
ルリ「敵艦に重力波反応」
ユリカ「…ディストーション…フィールド…」「展…開…!」
〔爆発音〕
メグミ「あああっ…!」
イネス「火星にチューリップが落ちて来た時、私たちの運命は決まっていたのかも知れない…」
ミナト「……」
イネス「フィールドを張っていなくても、この砲撃…それに、破嵐創造博士の生み出したスーパー人間…メガノイドも動き出していると聞いている」「死ぬか、ソルジャーに改造されるか、結果はあまり変わらなかったのかしらね…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ルリ「至近距離弾、何発かフィールドを抜けました。艦長…」
イネス「いずれにせよ、あなたたちは英雄にはなれなかった…というわけね」
ユリカ「うっ…フィールドを維持して後退…」「敵との距離をとったのち、反撃してください。…破損状況、すぐに確認して…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「悪夢の閃光」
「アトミック・バズーカ」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
連邦兵「かなり集まったな。ギガノス帝国め、まさか我々連邦が、まだこれだけの力を持っているとは思うまい」
連邦兵「そういえば、ここのところジオンの残党がまた動き出しているらしいな。偵察隊がまた遭遇したってよ」
連邦兵「ジオン残党…なにを考えているのか…」
連邦兵「ま、気にする事はないだろう。何ができるものでもない!」
連邦兵「現に何もできなくて連邦に負けた連中だしな」
連邦兵「違いない。はははは」
〔敵ユニット出現〕
ガトー「情けない…! あのような禍々しい物言いを許すとは!」「連邦という看板がなければ、何もできん奴らに…!」
〔ガトー、前進〕
ガトー「だが…我々は、私は…ここにいる!」「連邦の亡者どもをなぎ払うために…!」
連邦兵「敵機!? ジオン…!? どこからだ!」
ガトー「再びジオンの理想を掲げるために! 星の屑成就のために!」
連邦兵「所属は不明! モビルスーツ!?」
連邦兵「あれは…ガ、ガンダム!?」
〔味方戦艦出現〕
ブライト「間に合うか!?」
ガトー「ソロモンよ、私は帰ってきた!」
コウ「あ、あれはっ!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕

ガトー「惰眠をむさぼる連中には、これこそ悪夢というものだな」
ブライト「こ、この閃光は…! 間に合わなかったのか!?」
シロー「うっ、くう…」
アイナ「ギニアスお兄様…これが…」
アムロ「消える…。多くの意識が…!?」
カミーユ「光になっていく…! うわああっ!」
ファ「ああ!」
セイラ「兄さん、これが兄さんのやろうとした事なの!?」
アクセル「こ、この光は…!」
〔爆発音〕
〔発光、収束〕
〔味方ユニット消失〕

甲児「ひでぇ、なんて無茶苦茶やりやがる」
一矢「間に合わなかった…!」
リョーコ「どれくらい生き残った!?」
イズミ「ダメね。見る限り…」
ヒカル「そ、そんなあ…」
ニナ「ガトー…!」
アカツキ「こりゃあ…さすがに目の前でやられると…」
ガトー「ロンド・ベル! もう遅い。遅いのだ! 星の屑は成就する!」
ノイン「敵影!? やはり潜伏していたのか…!?」
アムロ「うっ…!? これは…奴…!」
セイラ「…!」
〔敵ユニット出現〕
〔ガトー、前進〕

シーマ「ほほう…これは…派手に食い散らかしたもんだねえ」
シャア「…さすがだ、ソロモンの悪夢…その名に偽りはなしという事か」「少佐、ここは我々が抑える。離脱を」
ガトー「いえ、これは始まりにすぎません。来るべき明日のために…」「今は己の成すべき事を成すのみ…!」
ケリィ「ああ」
カリウス「わかりました。少佐、核弾頭の補給を…!」
〔ガトー、精神コマンド「補給」使用〕
ガトー「すまん、カリウス」
ブライト「来るぞ、総員戦闘配置!」
コウ「ガトー…ガトォォォォォーッ!」
〔味方ユニット出現〕
リョーコ「あ、おい、少尉! イズミ、ヒカル! あたしたちも出るぜ!」
ヒカル「あ、待ってよぉ!」
イズミ「閃光の後には戦火の炎…やってられないね」
コウ「ガトー! 聞こえているかっ!」
ケリィ「……!」
ガトー「いつぞやの男か…!」
コウ「満足だろうな、ガトー…! でもそいつは2号機を奪われた俺たちにとって…屈辱なんだっ!」
ガトー「わからんでもない…。ずいぶんと、肝を舐めたようだな…!」
〔味方ユニット出現〕
リョーコ「少尉! あせんな!」
〔味方ユニット出現〕
アカツキ「困るねえ、勝手に出てもらっちゃ」
リョーコ「うっせえぞ、ロン毛! やる気ねえならすっこんでな!」
バニング「連中、先走りおって…!」
アムロ「バニング大尉、大丈夫だ、僕も出る。…奴が待っているしな」
〔味方ユニット出現〕
甲児「ちっきしょう、まんまと『星の屑』作戦を成功させられちまった!」
京四郎「…これが星の屑作戦だったのか? なにか引っかかりやがる…」
ブライト「敵のこれからの動きはわからん! だが、現状はソロモンに展開したジオン軍のせん滅を最優先しろ!」
アクセル「了解! …うっ!?」(なんだ…? この違和感…空間がよどんでいるような…?)(この感覚…どこかで…)
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

アクセル「これは…ブライト艦長! 気をつけろ! 何かが空間転移してくる…!」
ブライト「なに? 空間…空間転移だと?」
アクセル「来る…!」
〔画面、フラッシュ〕
〔空間転移音〕
〔味方戦艦出現〕

ルリ「艦長、通常空間に出ました。周囲の映像を出します」
ユリカ「ふう~、何とか無事に…」
ブライト「なにっ!? ナデシコ!? どこから現れた!」
アムロ「突然…出現した!?」
シャア「むう…?」
ガトー「あれは…ネルガルの機動戦艦!?」
ニナ「あれもネルガルの技術なの!? エリナさん」
エリナ「わ、わからないわ。いったい…」(ボソン…ジャンプ…!?)
アクセル「なんだ? なんで俺にはわかったんだ…?」
ミナト「ちょっと、ここって…」
ルリ「戦闘空域です」
ユリカ「え、ちょ、わわ! グラビティブラスト発射!」「直後にフィールドを張りつつ後退っ!」
アカツキ「ちょお~っと待ったぁっ!」
メグミ「ロンド・ベル隊より通信! 特殊回線です!」
アカツキ「ナデシコ、聞こえるか。こちらはネルガル本社より派遣されたアカツキ・ナガレだ」
ユリカ「本社の人?」
プロスペクター「ん…あの方は…」
アカツキ「本社からの最優先指示を伝えるよ」「ナデシコは本日ただ今より、連邦軍第13独立部隊ロンド・ベル隊の指揮下に入る事を命ず」」
ユリカ「ちょっ、ちょっと。いきなり言われても!」
プロスペクター「…了解しました。で、とりあえず何をしたらいいので?」
アカツキ「旗艦アーガマ艦長、ブライト・ノア大佐の指示に従い、ジオン軍を掃討せよ。以上だ」
ユリカ「ちょっ、ちょっと。プロスペクターさん」
プロスペクター「この状況ではそれしかないでしょう」「それに、お言葉ですが艦長…今のあなたに冷静な指揮が期待できるんですか?」
ユリカ「……」
シーマ「…どうやら…ネルガルは連邦につくようだねえ」
ガトー「ならば…叩くまで」
ユリカ「エステバリス、発進してください!」
〔味方ユニット出現〕
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「よぉし、アキト、いまこそやるぞ! 熱血の名乗り…って、ありゃ?」

アキト「エステバリス…?」
リョーコ「お、あれがナデシコのエステバリスかよ。あいさつは後でな!」
ヒカル「エステバリス隊結成~!」
イズミ「ど、毒が…血清~」
アキト「だ、大丈夫なのかよ…」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「いいねえ、いいねえ! 出会うヒーローたち!」

メグミ「アーガマに回線開きます!」
ユリカ「ブライト艦長! 機動戦艦ナデシコ、艦長のミスマル・ユリカです!」「本艦のエステバリスはエネルギー供給のシステム上ナデシコからはあまり離れられません!」
ブライト「了解している。こちらから出たスバル、マキ、アマノ、アカツキ機も供給は受けられるのか?」
ルリ「供給システム確認…問題ありません」
ボス「どういう事だわさ?」
さやか「もう、アストナージさんから聞かなかった?」「エステバリスはナデシコの近くにいる限り、エネルギーを受け続けられるのよ」
イネス「説明を補足すると、その反面、ナデシコから離れてらエネルギー供給が受けられず、数分でエネルギー切れを起こして動けなくなってしまうのです」
甲児「要するにブレストファイヤー撃ち放題ってわけか! すげえ!」
ルリ「エステバリスにはそんなものついてません。それにコクピット燃えます」
ユリカ「と、いうわけで、あまり部隊を分散する事はできません…あしからず」
アムロ「大きく展開できないという事か。わかった」
エリナ「敵機、来るわよ、ブライト艦長!」
ブライト「よし、ナデシコを戦線を維持しつつ、各個撃破にあたれ!」「…そうだ、ミスマル艦長」
ユリカ「はい?」
ブライト「よろしく頼む、ブイ…でな」
ユリカ「え、あ…はいっ! がんばりますよぉ! ぶいっ!」
プロスペクター(ほう、うちの艦長の士気が落ちているのを見抜かれましたか…)(ふむ、切れ者のリーダー…これから、やりづらくならないといいですがね)
アムロ「くくく…」
ブライト「笑うな! 迎撃だ!」

<敵9機以下or4EP・第3軍増援1出現>
ルリ「あらたに敵影…追ってきました。識別コード…木星トカゲの無人兵器」
ユリカ「ええっ!? ここまで追ってきたの!?」
〔第3軍ユニット出現〕
ブライト「なんだ、あれは?」
一矢「虫…なのか!?」
甲児「敵には変わりねえ! ぶっ飛ばしてやる!」
ユリカ「あれです! 火星都市を破壊したのは!」
AI「……」
イネス「狙いはどうやらナデシコのようね」
ブライト「近い者はナデシコの直援にまわれ!」
アクセル「あれも…突然現れたように見えたぞ!?」

<アムロvsシャア>
アムロ「シャア! そんなものまで持ち出して…なぜ、こんなところにララァを連れてきた!」「1年戦争で生きのびたなら、なぜララァをそっとしておかなかった!」「ララァは…戦う人じゃない!」
シャア「体制にとらわれたニュータイプが何を言う!」

≪まだシャア健在≫
<アムロvsララァ>

アムロ「ララァ! ララァ・スン! わかるだろう!? 君はこんな事をしちゃいけない!」「シャアたちは、ただ憎しみと哀しみを広げるだけだ!」
ララァ「ああ…アムロ…。私はどうしたらいいの」
シャア「ララァ! 敵と戯れるな! アムロォッ!」
アムロ「情けないやつっ!」

<セイラvsシャア>
セイラ「兄さん! あなたは…何にとらわれているの!?」「宇宙の意志のようなものに従わなければならないなんて…妄想にすぎない!」
シャア「アルテイシア! 私は妄想などしていないっ!」「人の革新を正しい方向に導きたいだけだっ!」

<セイラvsララァ>
セイラ「あなたが…兄さんの…!?」
ララァ「大佐の…!」

<カミーユvsララァ>
カミーユ「なぜだ。なぜ、あなたのような人が、こんな事に手を貸す!?」
ララァ「わかる、あなたの哀しみが…けれども…」

<コウvsガトー>
コウ「ガトー! お前が忘れも、俺は忘れはしない!」「俺は決着をつけるまで、お前を追い続ける…!」
ガトー「戦いの始まりは、すべて怨恨に根ざしている…当然の事!」
コウ「くっ、いつまで減らず口を…!」
ガトー「しかし怨恨のみで戦いを支える者に私は倒せんっ!」
コウ「なにをっ!」
ガトー「私は義によって立っているからなっ!」
ニナ「ど…どうして…? なぜ、この二人が戦わなければならないの…!?」
エリナ「…?」

<コウvsケリィ>
コウ「ケリィさん!」
ケリィ「ガトーとも知り合いだったか…。因果なものだな、少尉。だが…!」

<ユリカvsガトー>
ガトー「連邦に屈したか…ネルガル! しょせんお前たちに宇宙に出る資格などないのだ!」
ユリカ「…で、でも!」

<シャア撃破orHP30%以下>
シャア「やるな…。だが、私の仕事は終わった。ここは退かせてもらう」
アムロ「私の仕事…だと?」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ララァ撃破orHP30%以下>
ララァ「大佐! 離脱します!」
アムロ「だめだ! 行っちゃいけない! ララァッ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ガトー撃破orHP30%以下>
ガトー「ここまでか…。さすがガンダム、よくもった!」「撤退する!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<シーマ撃破orHP30%以下>
シーマ「とりあえずの作戦は成功したからねえ。ケチはついたが、ここは退かせてもらうよ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「なんとか敵は追い払ったが…ひどいな」
ノイン「コンペイ島の惨状…連邦の宇宙での勢力は大きく削がれる事になります…」
ブライト「とにかく、コンペイ島のドックに向かう。…修理と補給をしなければならん」
ヒカル「でも、派手に焼けちゃってますけど?」
アムロ「核攻撃を受けた裏側のドックならば、戦艦2隻を収容するくらいはできるだろう」
バニング「ナデシコの事もある。とりあえず上陸しなければな」
【戦闘マップ開始】

【シナリオエンドデモ開始】

ナデシコ ブリッジ

ナデシコ ブリッジ
ブライト「それでは機動戦艦ナデシコは、次の指示があるまで我々の指揮下に入ってもらう」「ミスマル艦長、了承していただきたいが」
ユリカ「はい…」
甲児「なんだよ、今までの元気がねえな。そんなんじゃ、こっちも張り合いがねえぜ?」
アムロ「火星までは行けたんだろう?」
ユリカ「……」
アキト「ま、まあ…そうなんですけど」
プロスペクター「それはこの後、説明しますよ。とりあえず、主なクルーの紹介を」「まずは艦長」
ユリカ「ミスマル・ユリカです…。よろしく…」
京四郎「火星でなんかあったみてえだな」
アクセル「なんだ、ずっこける用意してたのに」
プロスペクター「オペレーターのホシノ・ルリさん」
ルリ「…よろしく」
シロー「若い…というか、子供じゃないのか?」
アイナ「おいくつ?」
ルリ「11歳です」
ノイン「…問題ないのか?」
プロスペクター「彼女は非常に優秀な、そしてナデシコには絶対不可欠なオペレーターですので」「さて、次は…」
ミナト「はぁい、操舵士のハルカ・ミナト。よろしくね」「スリーサイズはいいけど、年齢はヒミツよ」
ルリ「年齢は私の倍です」
ミナト「こら、ルリルリ!」
メグミ「あ、メグミ・レイナードです。通信士やってます」
一矢「それにしても女の子ばかりだな…」
ナナ「お兄ちゃん!」
一矢「ははは、俺はエリカだけさ、ナナ」
ナナ(それも…問題よ…一矢お兄ちゃん…)
プロスペクター「で、現場の方ですな。整備班長のウリバタケ・セイヤさん」
ウリバタケ「エステバリスの事なら俺に聞いてくれ」「…でもって、モビルスーツとスーパーロボットは逆にぜひぜひ聞かせて欲しいぜ」
アムロ「あとでうちのアストナージを紹介するよ。気が合うと思う」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「そしてエステバリスのパイロット…宇宙を駆ける伊達男、ダイゴウジ・ガイ!」「よろしくな」
プロスペクター「ヤマダ・ジロウさんです」
ニナ「…どっちなんです?」
プロスペクター「ですから、ヤマダ…」
ガイ「コルァァ! それはあくまで仮の名前!」「ダイゴウジ・ガイは真実の名前、魂の名前なのだッ!」
アムロ「よくわからないな、本名は…」
ガイ「アムロ大尉ぃ! おたくだって連邦の白い悪魔と呼ばれてっだろ!」「そんな感じだ!」
カミーユ「…あれって、ファーストガンダムそのものを指しているんじゃないですか?」
アムロ「それに勝手に呼ばれているだけのものだしな」
プロスペクター「はいはい、長くなるのでガイさん、という事で」
さやか「変なの」

プロスペクター「そしてもう一人、パイロットのテンカワ・アキトくん」
アキト「どうも…本業はコックです。パイロットは臨時で」
バニング「そのわりにはなかなかの操縦技術だったが?」
アキト「え? そうスか? 別に…俺は…」
バニング「だが、訓練は必要だな。…よし、俺がつきあってやる」
甲児「ドラグナーチームを置いてきちまったからな。テンカワ、同情するぜ」
アキト「え? え?」
リョーコ「本来はここにあたしらも入ってたわけだ。よろしくな、テンカワ」
イネス「最後になりましたが、私がイネス・フレサンジュ。謎の説明美女、もしくは説明お姉さんです」
アクセル「説明…美女? まあ美女はともかくとして、説明って?」
イネス「そりゃもう全般。あんな事からこんな事まで」
アカツキ「…そして、ナデシコが火星で救出できた、ただ一人の避難民ってわけだ」
ブライト「む、ただ…一人?」
ユリカ「……」

ナデシコ 一室
ブライト「火星の状況を聞きたい。話してもらえるか、ミスマル艦長」
ユリカ「……」
ブライト「君たちからすれば、何を今さら…と思うだろうが、情報がなくては動けん」
イネス「では、私から説明しましょう。火星には現在、二つの勢力があります」「…まずひとつはメガノイド」
ノイン「やはりな…。地上で小競り合いがあったという連絡を受けた。ついに本格的に動き出したか」
ブライト「なるほど…地上部隊の中に、メガノイドに浅からぬ因縁を持つ者がいます…」「彼にも話を聞いてもらいましょう」
プロスペクター「私どもはメガノイドと接触はありませんでしたので、詳しい事はわかりませんが…」
アムロ「接触していない…!? ではナデシコが撤退を余儀なくされた相手というのは…?」
イネス「木星トカゲ…今回、戦闘中にいきなり現れたのがそれです」
バニング「あの虫みたいなロボットの事か」
ノイン「プリベンターの方でも、ネルガルの動きの裏をとっている時に、謎の敵の存在…木星トカゲというキーワードを確認しています。プロスペクターさん、ご説明いただけますか?」
プロスペクター「困りますなあ。いくら戦時中とはいえ、企業には守秘義務というものがございまして」「…あ、木星トカゲというのは私も初耳です。現場の監督程度では知り得ない情報ですなあ」
アムロ(いや、この男…知っているな)
ブライト「正体の特定は?」
ユリカ「…それもわかりません。あれは無人兵器なんです。残骸からパイロットも見つけられませんでした」
コウ「でも、その木星トカゲのメカには、ナデシコと同じディストーションフィールドが取り付けられていた」
ニナ「つまり、ナデシコと同じく、ネルガルの技術で作られていたって事じゃないの?」
エリナ「ち、ちょっと、変な事は言わないでよ!」
ノイン「おかしな事のひとつも言いたくなる。…今の状況を把握しているのか?」
ブライト「やめろ、今は言い争っている場合ではない」
〔通信のコール音〕
メグミ「ブライト艦長、緊急通信です」
ブライト「なんだ?」
セイラ「大変よ、ブライト。ジオンの別働隊が…コロニーを地球に落とすと!」
ブライト「なんだと!」
メグミ「第13独立部隊ロンド・ベルは、大至急阻止限界点に向かわれたし…以上です!」
ブライト「他の部隊は!」
ルリ「大半がソロモン…現コンペイ島に集結していたため、まともに動ける部隊はありません」
ユリカ「ジオンの狙いは…核攻撃じゃなかったんだ」
イネス「つまりは…陽動」
アムロ「同時に、コロニー落下を阻止できる戦力を削る意味もあった、と」「…ちいっ!」
コウ「じゃあ俺たちはトリントン基地からずっと、おとりの部隊を追っていたって事か?」
ブライト「アムロの言うとおりだった…。そんな単純な作戦のはずがないとな…!」
ユリカ「ブライト艦長、行きましょう」
ブライト「うむ。アーガマ緊急発進、地球に向かう!」「ミスマル艦長、ナデシコの力、期待している」
ユリカ「はい…!」

月面 レーザー発振基地

月面 レーザー発振基地
ドルチェノフ「推進レーザー照射を!」
ジオン兵「推進剤に点火、コロニー加速します!」
シーマ「フフフ、感謝するよ、ドルチェノフ中佐…。これで連邦より先に地球に行けそうだ」
ドルチェノフ「よく言う。ギガノスを脅迫して照射させたのはお前であろうが」
シーマ「脅迫かい…こいつはいいや、ジオンの作戦にただ乗りしたくせにねえ」
ドルチェノフ「ギルトール元帥閣下のやり方は生ぬるい…」「ジオンの内部がどうだろうと興味もないが、お前も上層部に不満があるのだろう?」「利害が一致しただけの事…」
シーマ「そういう事…フフフフフ」
ドルチェノフ「ハァッハッハッハッハ!」

アーガマ MSデッキ

アーガマ MSデッキ
アムロ「アクセル、ちょっといいか?」
アクセル「ん? なんです? アムロ大尉」
アムロ「君は、ナデシコが現れる時、『空間転移』と言ったな。…どうしてそれがわかった?」
アクセル「え? ああ…ふっと頭に浮かんだんですよ」「俺、記憶喪失になる前に、あれと同じの見た事あるのかも知れないですねえ」
アストナージ「お~い! アクセル! お前のメカを見るぞ~!」「早く来ないと、怪しげなのにバラされっちまうぞ!」
ウリバタケ「こいつは…ジェネレーター形状が既存のものとは一線を画している…」「アストナージさんよ、ちょ~っと、ここの装甲、はずしてもいいか?」
アクセル「わったた! ストップ! ストップ! じゃあ大尉、また!」
アムロ「……」
カミーユ「あれ、大尉? どうしたんです?」
アムロ「いや、何でもない。カミーユ、ブライトやノインたちは?」
カミーユ「調整の終わったスーパーロボットのパイロットたちとナデシコに向かったみたいですが」
アムロ「わかった。行ってみる」(一応、再確認をしてみるべきか。アクセル…)

ナデシコ ブリッジ
アムロ「ここがナデシコのブリッジか。ブライト…ん?」
ブライト「なるほど、火星の避難民をナデシコで収容しようとした直後に…その木星トカゲに襲われたというわけか」
ユリカ「はい…それで、上昇しようにもエンジンは止めちゃってたし…仕方なく艦を守るため、ディストーションフィールドを張ったんです…」「でも結果的に避難民のみんなを…」
一矢「押しつぶしてしまった…と?」
京四郎「救出できたのは、フレサンジュ女史一人…というわけだ」
ミナト「でもぉ、あれは仕方なかったんじゃないの?」
ユリカ「仕方なくありません! 私たち、火星の人たちを…」
甲児「ユリカちゃん、落ちこんでたって始まらないぜ?」
ユリカ「……」
リョーコ「兜の言うとおりだぜ。しゃんとしてくれよ、艦長」
プロスペクター「これは…重傷ですなあ」「どうでしょう、ブライト艦長。とりあえずアーガマ、ナデシコ両艦の統合的な指揮を…」
一矢「俺は嫌いだな」
ヒカル「嫌い…って?」
一矢「苦しいから、ショックだったから…いちいちへこたれてちゃ、前に進めない」
ナナ「お兄ちゃん…」
京四郎「お前に言われちゃ、誰も反論できねえよ、一矢」
ユリカ「ブライト艦長…私の判断は…正しかったんですか?」
ブライト「……」
アキト「ユリカ…」
ルリ「……」
メグミ「……」
ミナト「難しい…わよねぇ」
アムロ「答えてやれよ。ブライトならどうしたか、でいいと思うが?」
ブライト「…艦を守るという意味なら、君の判断は正しい…」「だが、それ以前に大きなミスがあった」
イズミ「それ以前…?」
ブライト「直接、ナデシコを避難場所に移動させた事だ」
ユリカ「でも、あれは避難民を救出するために…」
ブライト「戦艦は部隊の砦だ。逆を言えば、一番目立つ攻撃目標に他ならない」「目的地に直接乗り込もうなどというのは最後の手段でしかない」
セイラ「あの時は大変だったしね」
メグミ「あの時…?」
ルリ「1年戦争時、ジオンの宇宙要塞ア・バオア・クー、現ゼダンの門で…強襲揚陸艦ホワイトベースは大破してます。おそらく、その事かと」
アムロ「フ…あれは正しい判断だったのか? ブライト」
ブライト「茶化すな。…他にもうひとつ…」
ミナト「エンジンを止めた事…ね」
ブライト「そうだ。敵の勢力範囲である以上、常に緊急事態に備えるべきだった」「ましてや、敵のカードがわからないのではなおさらだ」
ユリカ「……」
ブライト「ミスマル艦長…君の戦略シミュレーションの成績を見せてもらった」「…まったく非の打ち所はない。私の士官学校時代の成績など見せられないほどな」「…後は実戦経験を積むしかない」
ユリカ「…でも、死んだ避難民の人たちはもう戻ってきません」
ノイン「これから我々が挑むジオンは、コロニー落としをしようとしている」「これが実行されれば、避難民とは比べものにならない人間が死ぬ」
ユリカ「……」
ブライト「ミスマル艦長、胸をはれ。落ち込みいじけた艦長についてくる乗組員などいない」「…カラ元気も艦長に必要な能力だぞ」
ユリカ「…はい」
ブライト「声が小さい!」
ユリカ「はい!」
ミナト「わぉ…ブライト艦長って、けっこう体育会系だったのねえ」
メグミ「艦長もタジタジ…あら、ルリちゃん、なにしてるの?」
ルリ「オモイカネ、データを追加…艦長に必要な能力…カラ元気…」

???
???「…地球連邦の力はもう少し削いでおきたい」「となれば、デラーズ・フリートのコロニー落としは成功してもらわねばならん…」
???「大丈夫じゃないかしら? 現状から考えれば99%成功するわ」
???「…その1%を侮り、敗北した者は過去に数限りなくいる…」
???「その1%…連邦軍第13独立部隊ロンド・ベルね」
???「…ああ、あちらの世界よりも戦力は充実している」
???「せめて足止めくらいはしないとね」
???「奴からの報告は?」
???「それが、ディスクは届けたらしいんだけど…音沙汰なし、なのよね」
???「まさか…奴に限って…」
???「それはないでしょ。あの人が。…あなたもそう思っているんでしょう?」
???「お前ほどではないがな。…ただ、奴の腕は確かだ」」
???「う~ん…でも、定時連絡もなければ、こちらから呼びかけても不通なのよね…」「ねえ、W17! いる!?」
ラミア「はい、ここに」
???「W17…なるほど、お前のお気に入りか」
???「そ。最高傑作よ。…この娘がもっと早く完成していればねえ」
ラミア「…任務は?」
???「今はまだいい。だが、万一コロニー落としが阻止されるような事があれば…」
ラミア「御意…」
【シナリオエンドデモ終了】


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