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No.19
勝利者たちの挽歌
魂の扉

【シナリオデモ開始】
ネオホンコン

ネオホンコン
ウォン「東方先生、どういうおつもりですか?」
東方不敗「どういうつもり、とは何の事だ?」
ウォン「この前のネオホンコンの一件ですよ」「命令無視のグン・ジェム隊からホンコンを守るため、というのはわかります」「ですが、ドモン・カッシュに対するあの態度はいただけませんな」
東方不敗「では聞こう。…なぜ、あそこでデスアーミーを使った?」「ギガノスの馬鹿どもだけならまだしも、あそこでデスアーミーなどを使えば、街の被害は甚大だ!」
ウォン「あれは研究中だったデスアーミーが脱走、増殖してしまっただけですよ」「その点は東方先生に感謝しております。私もどうすべきか途方にくれておりましたのでね」
東方不敗(このタヌキめ…)
ウォン「さて…ランタオ島に運びこんだデビルガンダムも計画通りロンド・ベルに見つかったようですし、詰めという事にいたしましょうか」
東方不敗「…貴様、何を企んでいる」
ウォン「いえ、何も。東方先生こそ、私に何か隠していらっしゃるご様子で」
東方不敗「…よけいなお世話だ。わしは行くぞ」
ウォン「お待ちください。まだ彼女の準備が終わっていません」
東方不敗「そんなもの、連れてはいかん」
ウォン「なんですと…!?」
東方不敗「連れていかんと言っておるのだ。必要ない」
ウォン「それでは話が…」
東方不敗「うるさい、わしはわしの…うぐ!? ごほっ、げふっ…!」
ウォン「おやおや、大丈夫ですか東方先生」「ギアナ高地でのダメージが残っているのではありませんか?」(フフ…東方不敗…老いたり…!)
東方不敗(わしの身体も…もう時間がない…。ドモンよ…ここが正念場ぞ)

ネェル・アーガマ MSデッキ

ネェル・アーガマ MSデッキ
レイン「ドモン、大変よ。病院から連絡があってシュバルツが姿を消したそうよ!」
ドモン「なんだと!?」
ナナ「大丈夫なのかしら、あんな体で」
一矢「大丈夫なわけがない! 重傷だったんだぞ!?」
ドモン「シュバルツ・ブルーダー…おそらく…」
アルゴ「奴も俺たちの所へ来るつもりだ」
チボデー「…だな。俺もそう思うぜ」
ケーン「なんで、そんな事がわかるんだよ」
ジョルジュ「おそらく…シュバルツはデビルガンダムに対するなにかしらの情報を持っています」
タップ「なるほどね。デビルガンダムといえば東方不敗…」「デビルガンダムにとどめを刺そうって時に、出てこない方が不自然ってか」
ジョルジュ「…なぜ、東方不敗は、元弟子とはいえ今は敵であるドモンに奥義を授けたのか…」「あの男の行動には疑問が多すぎます。シュバルツなら答えを知っているかもしれません」
ドモン「ジュルジュ! あれは師しょ…いや、東方不敗が未熟な俺の事を思って…!」
一矢「…そうなのか? 俺はお前に師匠がどういう人間かはよく知らない」「だが…お前は一番よく知ってるんじゃないのか?」
ドモン「……」
勝平「ウダウダ言ってたってしょうがないじゃん」
ハヤト「そういう事だ」
リョウ「…ランタオ島に行けばわかる。俺たちは戦うしかないんだ…!」
※※ムサシが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ムサシ「おうよ! 戦いの中で答えが出るかもしれねえしな」

ベンケイ「そうじゃい」
ブライト「各員に連絡! ロンド・ベル隊は間もなくランタオ島に到着する」「総員第一級戦闘配置のまま待機! 油断するな!」
アクセル「いよいよか。デビルガンダム…今度こそ、ブッ飛ばすんだな、これが」(…みんなの読み通り、東方不敗が出てくるならあの指令のターゲットが出てくるわけか)(指令…俺の記憶にかすかに残ってる…手がかりのひとつ…)

ネェル・アーガマ 一室
四谷「ふむ…やはりそうか…」
レイン「…はい、本来の自己進化の形と現在のDG細胞のものでは…」
豹馬「何してんだ、おっちゃんは? さっきから書類とにらめっこで」
サイ・サイシー「レイン姉ちゃんもだ。…なんだろ」
ちずる「DG細胞がどうかしたのかしら?」
めぐみ「四谷博士、ノイン特尉から資料を預かってきました」
十三「資料? 何のや?」
めぐみ「ここ数年の地球での自然保護活動の記録よ、十三くん」
小介「博士、いったい何を?」
四谷「…そこに置いといてくれ」
一平「自然保護活動とはえらくアナクロだな」
四谷「お前たち、用がないなら少しの間、ひとりにしてくれんか…?」「ロペット、お前は残ってくれ」
ロペット「ワカリマシタ」
豹馬「おっちゃん、隠し事はいいかげんにしてくれよ! わけわかんねえよ!」
大作「博士…どげんしたと?」
健一「出よう、みんな。博士は思うところあって何かを研究をしているみたいだ。…邪魔しちゃいけない」「それにもうじきランタオ島だ」
四谷「すまんな、健一くん。豹馬、本来はコン・バトラーチームのリーダーたるお前が率先してしかるべき事だぞ?」
豹馬「ちぇっ、剛においしいところ持ってかれたぜ。行こうぜ、みんな」
ロペット「ハカセ…」
四谷「…わかっておる、ロペット。だが、もうチャンスはこのランタオ島しかない」「あやつも必ず現れるじゃろうしの…」(はやまるでないぞ、東方不敗…マスターアジアよ)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「勝利者たちの挽歌」
「魂の扉」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
甲児「なんでぇ。何にもねえじゃないか」
ユリカ「エネルギー反応は?」
ルリ「…島全体に広がってます」
プロスペクター「島全体…ですか?」
一矢「ギアナ高地で見た時より…はるかに強大になっているという事か!?」
ケーン「冗談きついぜ…!」
アキト「静かなのは、見てくれだけか」
アクセル「どうせなら、静かなままだと楽でいいけどな
クワトロ「そうはいかんらしい」
アムロ「来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
ゾンビ兵「……」
ジョルジュ「かなりの数ですね」
ドモン「…数など関係ない」
サイ・サイシー「そうそう。量より質だって」
アルゴ「…いくぞ」
チボデー「ヒャウィゴォッ!」
ドモン「ッ出ろぉぉぉぉッ! ガンッダァァァァァァァァァムッ!」
〔指パッチン〕
〔味方ユニット出現〕

リョーコ「お、シャッフル同盟が飛び出したぜ」
ブライト「勝手に飛び出すな! 敵の布陣がわからん!」
コウ「わかってても関係ないような…」
甲児「そうそう。あいつら関係ねえもんな」
鉄也「人の事が言えるのか?」
レイン「来たわ!」
〔敵ユニット出現〕
ヒカル「こっちも出ますか!」
ブライト「各機、出撃!」
ユリカ「エステバリス隊、出撃してください!」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「うおっしゃあ、燃えてきたァッ! ッ出ろぉぉぉぉッ! エステバリィィィィィスッ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
アクセル「さて…東方不敗マスターアジア…どう出てくるかね?」
<戦闘開始>

<敵8機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
東方不敗「なかなかやるではないか、ロンド・ベル!」
ドモン「東方不敗ッ!」
万丈「お出ましか」
勝平「へっ、今度こそ逃がさねえ!」
四谷「……」
東方不敗「…四谷!」
豹馬「えっ!?」
東方不敗「四谷、お前がネェル・アーガマに乗っている事はわかっておる。…これがお前の答えか!」
四谷「そうだ。すまんが…お前さんに協力はできん…!」
十三「どういうこっちゃ! 博士!」
ユリカ「四谷博士って…コン・バトラーチームの偉い人ですよね!?」「え? なんで?」
ルリ「…データを検索してみましたけど東方不敗との接点は特にありません」
四谷「そりゃそうじゃろう。頭の中身…思想の問題じゃからな。データなどありはせん」
ちずる「協力…って、博士! 私たちを裏切って!?」
小介「ちずるお姉ちゃん、でも博士は協力できないって…」
四谷「…できんのだ、東方不敗マスターアジア」
東方不敗「フッ…貴様は科学者としては骨のある奴と思っていたが…しょせんは俗物だったという事か!」
ドモン「黙れ! マスターアジア! デビルガンダムを使って世界を我がものにせんと企む悪党が!」
東方不敗「馬ぁ鹿者めがっ! わしがいつそんな物を欲しいと言ったッ!」
ドモン「黙れ! ギガノス帝国と手を組みながらまだシラを切るつもりか!」
東方不敗「ギガノスとだと…?」
カミーユ「バーサーカーシステムや、フォウとロザミィを苦しめたサイコミュシステム…」「「お前が現れる時、ほとんど必ず、ギガノス帝国軍が介入してきている…!」
ケーン「…そういや、グン・ジェムのおっさんたちを倒した時も出てきたな」
タップ「あんときゃ味方してくれたけどよ」
東方不敗「ハァッハハハハハッ! わしはギガノスを始め、まわりの連中の力を利用しただけだ」「その力でデビルガンダムを復活できればそれでよし!」
ウォン「ほう、よくも言ってくれましたね。私たちもなめられたものです」
ブライト「この声は?」
東方不敗「ウォンか。貴様の目論みもここまでだ」
ノイン「…ウォン…!? ウォン・ユンファ…ネオホンコンの首相か…!」
ウォン「御名答」
クワトロ「ネオホンコンの首相が、なぜデビルガンダムを必要とする?」
ウォン「首相だならですよ」「…いま世界は混沌に包まれています」「ですが、それもいつかは終わる…その時にデビルガンダムという力があれば…」
万丈「…野心家だとは聞いていたが、ここまでとはね」
ドモン「くだらんっ! 東方不敗! 貴様もそんな事のためにデビルガンダムを…!」
東方不敗「見損なうでないわ! わしがいつそんな事を言った!」
ドモン「なら、なぜデビルガンダムを必要とするっ!」
東方不敗「貴様も見たはず! ネオホンコンの裏の姿を!」
アキト「ネホンコンの…裏の姿…?」
ルリ「ネオホンコンは前大戦…グリプス戦役の損害が大きく、現在にいたっても復旧のメドが立たない立入禁止エリアが打数存在しています」
ドモン「俺が石破天驚拳を伝授された…あの廃墟か?」
東方不敗「そう…ネオホンコンに限らぬ。1年戦争を皮切りとした数多の戦争により…あのような場所が地球の至る所に広がっておる」
コウ「トリントン基地も…」
バニング「ああ、コロニーの落下から数年経つが…永久焦土と化した大地には草も生えん」
東方不敗「ドモンよ、貴様は地球の断末魔の光景を前に何も学ばなんだのか!」「ならば、地球をこんな目にあわせているのは誰かということも気付くまい…!」
クワトロ「……」
東方不敗「わしはな、それに気付いた時…こんな地球の姿を傍観してはおれんようになった」「そこで、ある誓いをたてたのだ」
リョウ「誓い…だって!?」
東方不敗「何があろうと、この地球を自然のあふれる元の姿に戻してみせるとな!」
鉄也「…デビルガンダムを使って、という事か」
甲児「なんだよ、もしかして…いい人なんじゃねえのか!?」
アクセル「…そう、うまい話じゃないような気はするんだな、これが」(話の流れによっては…俺に東方不敗を殺せと命令した連中の真意がわかるな…)(最終的に地球のためを思う者が邪魔なのか、間違った考えを持つ者を始末するためか…)(…って、俺は何を考えてんだ?)
四谷「元の姿に戻す…か」
ウォン(何を今さら…)「先生…東方先生! いや、地球再生とは御立派なお志し!」
東方不敗「ん? この悪党めが…今さら、ヌケヌケと! 今度は何を企んだ!」
ウォン「これはまた手厳しいお言葉ですな。いや、お叱りはごもっとも」「ギガノスに協力して、地球破壊の一端の担ったのも事実ですから」
ケーン「ギガノスと絡んでやがっただと!?」
ブライト「ウォン首相…わかっているのでしょうな。あなたは政府反逆罪として…」
ウォン「反逆罪? どこに対してのです? そんな物は…じきになくなるというのに!」
ノイン「じきになくなる…だと?」
ウォン「東方先生、提案がございます。このまま連邦を倒し、我らに勝利をもたらしていただきたい!」「そして…デビルガンダムを人と地球に優しいガンダムに…!」
ニナ「地球に優しいガンダムですって?」
レイン「…それが本来のデビルガンダム…アルティメットガンダムの目的です」
四谷「……」
東方不敗「笑わせるな! 貴様…優しいという言葉を勘違いしておるのではないか?」「この政治屋めっ!」
ウォン「うっ!?」
東方不敗「よいか、わしの目的はな…この地球人類の抹殺なのだぞッ!」
健一「!!」
プロスペクター「なんと…」
ユリカ「ほ、本気で言ってるんですか!?」
ドモン「何を…何を考えているっ! 東方不敗…!」
東方不敗「ドモンよ、デビルガンダムがもともと地球再生のために作られたものだという事は知っておろう…」「そして、デビルガンダムはある答えを導き出した」
ドモン「それが、人類抹殺だというのか!」
東方不敗「わからぬか! 地球を汚す人類そのものがいなければ自然はおのずと甦る」「そして最強の力を持つデビルガンダムさえいればもう誰も地球へ降りられなくなる…!」
シロー「…地球を…閉鎖しようというのか!?」
アイナ「地球へ…降りられなくなってしまう…?」
東方不敗「そう…誰もだ! 地球人も、異星人も…誰も地球に手出しできなくなる!」
勝平「ガイゾックとか…そういう連中も…入れなくなる…」
宇宙太「おい、勝平! まさか賛成だなんて言うんじゃねえだろな!」
恵子「……」
東方不敗「ふ…ふはは…ふははははははっ!」「そうだ、それがいい…! それが一番だ! そのためならば、人類など滅びてしまえ!」「わあっはっはっはっはっは!」
ウォン「こ…こいつ、おかしくなっている…! 思考が歪んでいるぞ!」
四谷「……」
クワトロ「…歪んでいる…か」
アムロ「ん…?」
※※ララァが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ララァ(大佐…?)

東方不敗「フフ…歪んでおる、か。…お前もそう思うのか、四谷!」
一矢「なぜさっきから…四谷博士に!?」
豹馬「どういうこった! 説明しやがれ!」
四谷「……」
東方不敗「自分の部下には伝えておらなんだか、四谷! お前が…南原に言ったという言葉を!」
ちずる「…お、おじいちゃんに!? 博士!?」
東方不敗「お前にわしを責められるのか? 責められまい…」「なぜなら、この地球再生のためには人類滅亡が不可欠というのは、お前の持論なのだからな!」
大作「!?」
十三「な、なんやて!?」
小介「そんな!?」
豹馬「…おっちゃん!」
四谷「…南原博士には伝えた事がある」「わしは…地球を愛しこそすれ、人間を愛してはいない、とな」
健一「ばかな! どういう事なんです!?」
四谷「…人間は、どうしようもない生き物だ」「自然保護だといっても、それは自分たちの生存が脅かされる旧世紀までにすぎなかった」
アカツキ「わからなくはない。コロニーには豊かな自然が、火星に至ってはテラフォーミングで星を丸ごと改造して人が住めるようになっているんだからね」
ドモン「東方不敗! 人間はこの宇宙のいたる所で生きているんだ!」「今さら地球をどうこうしようだのと、それでは異星の侵略軍と変わらん!」
東方不敗「だからお前らはアホなのだッ! 宇宙に浮かぶ大地、森、山、そして湖…すべてが偽物の世界の中で生きている事も気付かぬ愚か者ども!」
四谷「自然も、星も、すべて人間の力でどうにでもなる。そう思ってからの人間はますます救いようがなくなった。では…その地球に生まれた他の生き物はどうなる?」「この星で生きるべく生をうけたすべての生き物は?」
ルリ「…人間だって…遺伝子をいじれば…作れます」
ユリカ「ル、ルリちゃん…?」
東方不敗「コロニー落とし、マスドライバーに核兵器! どれだけ地球を傷つければ気が済むのだ?」「代わりが見つかってしまえば、後はもういいと言うのか…!?」
クワトロ「…そうでありながら、アースノイドとスペースノイド…地球にしがみつく者と重力から魂を解放しようとする者たち…その間で戦いは絶えん」
甲児「地球と宇宙だけじゃねえや。ミケーネ帝国の連中だって地球人だぜ?」「地球だけでこの有り様だ」
四谷「この意味は何だ…? 人間だけだ。腹が減ってもいないのに殺し合い、他の動物も殺せる動物…こいつが人間だ」
豹馬「おっちゃん! おっちゃんはどう思ってるんだよ!」「今まで…地球を守るために戦うっていうのはウソッパチだったのかよ!」
四谷「地球のためには、人間は第一に滅ぶべき動物…わしはこう思っておる」
ちずる「そ…そんな…」
東方不敗「わかるか、これは償いだ。犯した罪は償わなければならん…この手で、な」「わしは貴様らのような愚か者どもからこの地球を取り戻す…!」
アクセル「…判断…しにくいぜ…こいつぁ…」
ユリカ「ブライト艦長…」
ブライト「ミスマル艦長、そんな声を出すものではない。…パイロットが不安がる」(…士気がガタ落ちだ。このままでは戦えん)(東方不敗、四谷博士の言い分もわかる。だが…個人の決定で決められるべき事ではない…)
東方不敗「そして、そのためにはッ!」
〔敵ユニット出現〕
キョウジ「……」
ドモン「デビルガンダム…キョウジ…!! だが…その姿は!?」
東方不敗「どうだ、ドモン。兄の真の姿を見た感想は!」
ルリ「生命反応、ほとんどありません。…簡単に言えば、死にかけてます」
東方不敗「貴様がギアナ高地でデビルガンダムを倒した代償がこれだ!」「さしものデビルガンダムも、パイロットがこれでは鉄クズも同じ」
ウォン「そう、だからパイロットが必要なのですよ」
東方不敗「ドモンよ。貴様が新たなパイロットとなり、デビルガンダムを完全復活させよ」「それが兄に対するたむけとなるのだ!」
ドモン「なんだと!? 東方不敗! それではこの間のも!」
東方不敗「奥義を授けた事か。…そうよ、わしはな、ギアナ高地でボロボロになった生体ユニット…キョウジ・カッシュの代わりを探しておったのよ」
レイン「それが…ドモンだと!?」
東方不敗「いかにも! 皮肉にも最高のマシンであるあのデビルガンダムを永遠に生かすためには最高の肉体が必要っ!」
一矢「どういう事だ?」
四谷「デビルガンダムは、パイロットの生命力をも吸っているという事じゃ」
東方不敗「そう、だからこそ、だからこそ、デビルガンダムのパイロットには強い生命力が必要!」「そのためにわしはお前に最終奥義を授け、鍛え上げたのだっ!」
万丈「うまい七面鳥を食べようと思ったら、たっぷりと太らせてから…という事か」
東方不敗「悪くない例えだ! 石破天驚拳を撃てぬ輩では最高とは言いがたいからな!」「そして、お前はわしの理想通りの最高の生体ユニットとなったのだ!」
ドモン「き、貴様ぁ…!」
ウォン(なるほど…そういう事だったのですか)(しかし、その結果、地球人類を滅ぼされてはたまりませんな)
ハヤト「どうもおかしいと思ったぜ。敵に必殺技を授けるなんてな」
東方不敗「さあ、乗り込め、デビルガンダムに乗り込め! その素晴らしき体を、デビルガンダムに」
ドモン「ふざけるな、誰がそんな事をするものか!」
東方不敗「お前のせいで兄はボロボロ、息も絶え絶え…すべてはお前のせいだ」「せめて、息を引き取る前に兄と代わってやればどうだ!」
ドモン「…断るッ!」
ウォン「ははははは、嫌われたものですな、東方先生」「私の方でも…こういう物を用意しているのですがね」
〔敵ユニット出現〕
アレンビー「…うう…ううううううう…!」
ドモン「アレンビー!?」
東方不敗「ウォン! 貴様…まだ…!」
ウォン「東方先生、あなたのやり方は生ぬるい」「乗るつもりがなくても乗せる方法などいくらでもありますからな」
アレンビー「うおおおおおおおおおっ!!!」
東方不敗「ウォン! 機械で能力を引き出した者など…ぐふっ、ぶほっ!」
ドモン「!?」
東方不敗(わしの身体さえ…わしの身体さえまともなんだら…!)
ケーン「地球がどうたらなんて、迷ってたらやられちまう!」
アムロ「…戦うしかない…! みんな、いけるか?」
甲児「やるしかねえだろ…」
豹馬「おっちゃん、俺は難しい事はよくわからねえよ。人間が滅ぶべきかどうかとかさ。でもよ…」
健一「黙って…やられるわけにはいかない。お父さんが戻ってくる場所がなくなってしまう…!」
日吉「そうだよ…!」
大次郎「行くしかなかど!」
ブライト「…よし、各個撃破だ! この場を切り抜ける!」
東方不敗「この愚か者どもめがぁっ!」
ドモン「東方不敗っ! ウォン・ユンファッ! 貴様らの思い通りになると思うなっ!」

<レインがアレンビーを説得>
レイン「アレンビー、やめて! あなたが戦う事なんてないのよ!」
アレンビー「う…ううう…う…ド…ドモ…ン…」
レイン「え!?」
アレンビー「ドモン…ドモン、ドモンは…どこなの…!?」「あたしを…ひとりぼっちにしないで…! あたしだって…あたしだって…!」
レイン「しっかりして、アレンビー! ドモンが!? ドモンが…何なの!?」
アレンビー「ドモンの事…好きなんだから…っ!」
レイン「アレンビー…!」
ウォン「さてアレンビー…茶番はそこまでです。…こんな連中はさっさと倒しておしまいなさい」「でないと…立派なデビルガンダムのパイロットにはなれませんのでね」
レイン「なんですって!?」
ウォン「月並みなセリフですが、冥土のみやげに教えてあげましょう…」「そう、アレンビーはデビルガンダムのパイロット候補…いえ、彼女だけでなくフォウ・ムラサメやロザミア・バタムもね」
カミーユ「……!」
ウォン「もっとも、強化人間の二人は早々に脱落しました。…薬品や催眠暗示、外科手術…外的に改造された肉体ではデビルガンダムにふさわしくない、という事でね」
カミーユ「お前は…お前みたいな奴が地球にいるから、人類はいらないなんて言う奴が出てくるんだよぉぉっ!」
アレンビー「…う…ぐううう…うう」
ドモン「アレンビー…! お前は俺が救ってみせる!」「東方不敗やウォンの思い通りにはさせない…! アレンビー!」

<ドモンがアレンビーを説得>
ドモン「アレンビー! もういい、やめろ! やめるんだっ!」
アレンビー「ドモン、ドモン…ドモンはどこぉっ!」
ドモン「俺はここだ! みんなもいる! もう、お前はひとりぼっちじゃないっ!」
アレンビー「…ドモン、本当…そこに…いるの…」
ウォン「これはいけませんねえ…」「危険ですが…バーサーカーシステム出力最大! バーサーカー・フルモード!」
アレンビー「うおおおおあああああああっ! や、やめてぇぇぇっっ!」
ドモン「アレンビー!」
ウォン「さぁ、戦いなさいアレンビー! 戦うのです!」「私のために、私のデビルガンダムのためにね!」
アレンビー「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ドモン「アレンビー!」
アレンビー「う…うおおお…うおおおおおおおっ!」
ジョルジュ「ダメか!?」
サイ・サイシー「兄貴!」
ドモン「…倒すしかない…!」
レイン「ドモン!?」
チボデー「ドモン! 見捨てようってのか!?」
ドモン「…見捨てん! 俺が止める…みんなは手を出すな!」

<アレンビー撃破>

※※アレンビー仲間フラグ成立の場合のセリフ※※
アレンビー「う…ああ…あああ…ド、ドモン…」
ドモン「アレンビー…! バーサーカーシステムは破壊した!」「後は…お前の力次第だっ!」
アレンビー「ド、ドモン…!」
〔敵ユニット撃破〕
レイン「ああっ!?」
ドモン「脱出だ、アレンビー!」「お前もガンダムファイターなら、最後の意地を見せろぉぉぉぉぉっ!」
アレンビー「く…うう…」
アルゴ「アレンビーは無事だぞ。ドモン!」
ドモン「よくやった、アレンビー…! 後は…デビルガンダムを片づけるだけだ…!」
※※アレンビー仲間フラグ不成立の場合のセリフ※※
アレンビー「うぁぁぁぁぁぁ! ドモォォォォン!」
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「アレンビィィィィィーッ!」
レイン「許して、アレンビー…あなたを…助けられなかった…」

ウォン「そんな…こんなはずでは、こんなはずではなかったのに!」「ええい、こうなれば、すべてを灰にしてしまえ、デビルガンダムゥッ!!」
※※アレンビー仲間フラグ成立の場合のセリフ※※
ドモン「…ウォン、後はデビルガンダムもろとも…お前の野望もろとも叩きつぶす!」
※※アレンビー仲間フラグ不成立の場合のセリフ※※
ドモン「うううう…うおおおおおおおおおおおおおおっ!」


<キョウジ撃破・敵増援2出現>
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「デビルガンダム…最期だ!」
ユリカ「やったぁっ!」
ルリ「まだです」
メグミ「え!?」
ミナト「う、嘘ぉ…あれ見て!」
〔敵ユニット出現〕
ルリ「エネルギー増大。…おそらく、この島全体がデビルガンダムのエネルギー供給プラントと化しているようです」
リンダ「…それで最初、島全体からエネルギー反応が!?」
キョウジ「……」
ドモン「…そんな奴をどうやって倒す!? …きりがない…!」
東方不敗「馬鹿者がぁっ! 人類を滅ぼし、異星人どもの侵略まで防ごうとするデビルガンダムが…お前らごときでどうにかなるとでも思うたか!」
アムロ「強い…!」
東方不敗「お前たちはコロニーに逃げ帰るなりするがいい! 地球の再生…成し遂げてみせようぞ!」
四谷「…流派東方不敗…マスターアジアよ」
東方不敗「…む?」
四谷「お前さんの思っている通りにはならん」
東方不敗「なに…!?」
四谷「…デビルガンダムでは地球再生はできんのだ。デビルガンダムがするのは…地球改造なのだ!」
ケーン「地球改造!?」
一平「どういう事なんだ? 四谷博士よ!」
四谷「DG細胞…デビルガンダムの三大理論を具体化したこの細胞が、わしに協力を取りやめさせた」「…デビルガンダムに任せておいては地球すべてがDG細胞に冒される」
東方不敗「成長しきってしまえば、その問題は解決されるわ!」「以前にも言ったな、四谷! だから科学者は肝心な時に間に合わんと!」「今がその時なのだっ!」
レイン「だめなのよ! それができるのは…ドモンの…ドモンのお父さん、カッシュ博士が造り上げた…UG細胞…アルティメットガンダム細胞だから!」
ドモン「なに!?」
東方不敗「なんだと…!?」
四谷「デビルガンダムは、自分を維持するために他の生き物をDG細胞で取り込まねばならん」「その結果が…ゾンビ兵だ!」
メグミ「ええ…!?」
チボデー「ジーザス…」
四谷「マスターアジア、お前のやろうとしている事をわしは否定はせん。…じゃが、やり方には賛成できん」「お前さんは科学者ではない…。DG細胞の弊害に気付いておらんのだ」
万丈「…裏付けは? 四谷博士」
四谷「科学者が、肝心な時には間に合わない…それは正しいかもしれん」「だが、その時間で得られるものもある」「わしがここまで返答を引き延ばしたのは他の科学者たちの意見も聞くためじゃった」
リョウ「それでは…」
四谷「そう、早乙女博士、弓教授、兜博士、宇門博士、左近寺博士、和泉博士…それぞれの分野の専門家の見解から言っても、共通の答えは…ノーだ」
豹馬「…おっちゃん!」
東方不敗「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえええいっ!」「そんな悠長な事を言っていては手遅れなのだ!」「人類は今までいくつコロニーを落とした!? いくつ核を使った!?」「そしてこれからどれだけ使うのだ!?」
ドモン「だからといって、地球上の人間を抹殺していいはずはないっ!」
東方不敗「まだわからんのか! 何が人類の革新だ!? 何がニュータイプだ!?」「新しい人間の可能性も、しょせんは戦争の道具…戦争を正当化する理屈に使われるだけだ!」
アムロ「……」
東方不敗「コロニー落としやマスドライバーを使った勝利が何だ!」「我が身を痛めぬ勝利が何をもたらすというのだ! 再び同じ事が繰り返される事は必定ぞ!」
ドモン「東方不敗! …それでもあんたは間違っているッ!」
東方不敗「まだわからんかっ! だからお前はアホなのだァッ!」
ドモン「アホはあんただ! なぜならば! あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれたもの…いわば地球の一部ッ!」
東方不敗「なにぃっ!?」
ドモン「それを忘れて何が自然の、地球の再生だッ!!」「そう…ともに生き続ける人類を抹殺しての理想郷など…愚の骨頂ッ!」
東方不敗「ぬううっ! ならば、わしが正しいかお前が正しいか、決着をつけてくれるわッ!」
ドモン「おう! キング・オブ・ハートの名にかけて!」
???「よくぞ言った! ドモンッ!」
東方不敗「ぬううっ、なにやつっ!」
〔味方ユニット出現〕
ドモン「シュバルツ・ブルーダー!?」
シュバルツ「その心意気や良しッ! だが、コアを、キョウジ・カッシュを討たない限り、デビルガンダムは倒せん!」
〔キョウジ、シュバルツを攻撃〕
[イベント戦闘「シュバルツvsキョウジ」]
〔味方ユニット撃破〕
サイ・サイシー「やられた!?」
ジョルジュ「いえ、シュバルツは無事です」
アルゴ「デビルガンダムのコクピットに潜り込むつもりだ!」
ブライト「状況を確認しろっ! 何が起きている!」
アキト「ユリカ、何がどうなってるんだよ!?」
ユリカ「ルリちゃん!」
ルリ「オモイカネ、映像解析してモニターに。…わかりました。え~と、滅茶苦茶です」「モビルファイターからパイロットが飛び降り、デビルガンダムのコクピットに侵入しています」
ユリカ「へ!? …っとと、ガンダムファイターの人ならそれくらいできて当たり前です!」「ライトさん! D-3で音声を拾えますか?」
ライト「だいぶ順応してきたじゃん、ミスマル艦長。待ってな…っと、これで…!」
シュバルツ「さぁドモン、撃てェェッ! 私と一緒にデビルガンダムをッ! 早く!」「私の体ごとコクピットを吹き飛ばすんだぁっ!」
ドモン「そ、その顔は…!? どうして兄さんが二人もいるんだ!」「兄さん、これは一体どういう事なのっ!?」
アクセル「お、同じ顔!? おい、ドモン。お前さんの兄さんって双子なのか?」
シュバルツ「…ドモン、私は…キョウジであってキョウジではない…」「いわば、影…。いわば、鏡に映ったキョウジの影なのだ」
めぐみ「影…影武者って事?」
四谷「…DG細胞転写調節因子を使った…コピーか」
甲児「な、なんだ? 転写…なんだって?」
シュバルツ「フフ…細かい事は…後でイネス先生にでも聞くのだな…」「そう、私は…DG細胞の力を借りて作られたキョウジのコピーだ」
ドモン「どうしてそんな事に…兄さん、わけがわからないよ!」
シュバルツ「…デビルガンダムに取り込まれたキョウジは、その薄れゆく意識の中で、最後の力を振り絞ってこの私を作り上げた。影となり…お前を守るためにな…」
ドモン「ならどうして、最初に出会った時に本当の事を言ってくれなかったんだ!」
シュバルツ「あれだけ頭に血が上ったお前に言ったところで信じるはずもあるまい」「それに、ギガノスの目もあった」
イネス「うかつな事はできなかった…というわけね」
ドモン「ギガノスの…」
シュバルツ「そうだ。キョウジがデビルガンダムと共に地球に来たのも、元はといえば…デビルガンダムを手に入れようとしたギガノス帝国から逃れるためだったのだ」
ドモン「そんな、俺はそんな事、まったく…」
シュバルツ「ギガノスが、デビルガンダムを他の勢力に奪われるのを恐れて情報操作をしたからだ」
レイン「私たちは、その歪められた情報で動いていた…」
シュバルツ「私も…すべての勢力を相手にするよりはと…無理にそれを正す事はしなかった」「…だが、つらかったぞ」
ドモン「兄さん、あんたは兄さんだ。間違いなく、俺の兄さんだーっ!」
シュバルツ「フフ…わかったか。うっ、ぐくっ…わかったならば…私を撃て…ッ!」
ドモン「そんな…! いやだ。僕にはできないッ!」
シュバルツ「甘ったれた事を言うなッ! その手に刻まれた…シャッフルの紋章の重さを忘れたかァッ!」
ドモン「で、でもっ!」
シュバルツ「お前もキング・オブ・ハートを持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん…!」「それとも…こんな…キョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのかァァッ!」
ドモン「…兄…さん…!」
東方不敗「よ、よせっ! 貴様ァ! 実の兄を、その手で殺めるつもりか!」
ウォン「やめろ、やめろ、やめてくれぇぇぇぇっっ!」
キョウジ「頼むドモン、デビルガンダムに最後の一撃を!」「デビルガンダムの呪いから私たちを解き放つためにも!」
東方不敗「だが! だが、ここまで強大になったデビルガンダム! そう簡単には…」
トボデー「おおっとぉっ! 俺たちを忘れてもらっちゃ困るなっ!」
サイ・サイシー「この時のためにおいらたちはここまで戦ってきたんだぜ!」
ジョルジュ「ドモン! つらいでしょうが…」
ドモン「みんな…俺の決意は…変わらん…!」
アルゴ「…ならばこの命…お前に預ける…!」
東方不敗「貴様ら…まさか…シャッフル…同盟拳を!? その威力ならば…!」「よせぇぇっ! デビルガンダムなくして地球の未来はっ! やめろ、ドモンッ!」
ドモン「いくぞぉぉぉぉぉぉっ!」
〔ドモン、キョウジへ攻撃〕
[イベント戦闘「ドモンvsキョウジ」]
〔画面、発光〕
キョウジ「ありがとう…ドモン…」
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「兄さぁぁぁぁぁぁんっ!」
ウォン「なんと…デビルガンダムが…なんという事だ…」
※※まだデスアーミー健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット撃破〕
※※まだアレンビー健在の場合、セリフ追加※※
〔アレンビーに爆発〕
ウォン「なにっ! 今の爆発でバーサーカーシステムが暴走しただと!?」
アレンビー「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「アレンビィィィィィーッ!」
レイン「許して、アレンビー…あなたを…助けられなかった…」
ウォン「そんな…こんなはずでは、こんなはずではなかったのに!」
ドモン「うううう…うおおおおおおおおおおおおおおっ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
東方不敗「わしの、わしのデビルガンダムが…」「許さん、許さんぞ…ドモン!」
アクセル(東方不敗マスターアジア…謎の指令書によるとあいつを殺さなけりゃならないんだな、これが…)

<東方不敗(マスターガンダムS(風雲)搭乗)撃破・敵増援3出現>
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット復活〕


<東方不敗(マスターガンダムS搭乗)撃破・勝利条件達成>
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「やったか?」
〔敵ユニット出現〕
東方不敗「まだだ、まだ終わらんぞ! ドモン、勝負だッ!」
ドモン「望むところだ! これで終わりにするッ! 東方不敗ッ!」
東方不敗「ぬおおおぉぉぉぉぉぉっっっ!」
ドモン「うおりゃゃゃぁぁぁぁぁっっ!」
〔ドモン、回復〕
〔東方不敗、ドモンへ攻撃〕

[イベント戦闘「ドモンvs東方不敗」]
アクセル「みんな、援護を!」(乱戦の中で隙をつけば仕留められそうだが…。さて、どうする…?)
チボデー「ジャマするな! 引っ込んでろッ!」
ジョルジュ「確実に倒したいという気持ちはわかりますが…」
サイ・サイシー「ここは黙って見ていてくれよ」
チボデー「見ろ、かつての師匠と弟子が、死力を尽くして雌雄を決しようとしているんだ」「これはもう…俺たちが入れる世界じゃない」
アルゴ「ここは何もするな。俺たちに出番があるとしたら、ドモンが負けた時だ」
ブライト「しかし…」
一矢「艦長! 俺からもお願いします!」「あいつは負けない! 万が一の事があったら…俺がフォローします!」
リョウ「ブライト艦長! 僕も一矢くんと同じです!」「もし…もしだめならば、シャインスパークでやれるところまでやります!」
ハヤト「おい、リョウ、チームメイトの意見は聞かないのかよ」
※※ムサシが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ムサシ「聞かなくてもわかってるからだろ?」

ベンケイ「ハヤト、お前はどうなんだ?」
ハヤト「フ…決まっている。リーダーと同じ行けんさ」
アクセル「ま、こうなるよな、この部隊なら」(なんでこだわってんだ。わけわからん指令なんて、くだらんな)
ブライト「ミスマル艦長、そちらは…」
ユリカ「ドモンさん! がんばって! いけっ! そこそこ!」
リョーコ「こっちはもう答えが出てるぜ! …見守るしかねえだろ、この戦いはよ」
ドモン「これは…! 拳から深い悲しみが伝わってくる…」「東方不敗の拳が…拳が泣いているっ!?」
東方不敗「ドモン、まだわからんのか! わしの気持ちがぁっ!」
ドモン「俺の心に、哀しみが響く…! そうだ己の拳は、己の魂を表現するものだと教えてくれたのはこの人だ。ならば、これが東方不敗の魂の叫びなのか!?」
東方不敗「そこまでか。貴様それでもキング・オブ・ハートかッ!」「そんな事では、悪党のわしひとり倒せんぞ! この馬鹿弟子がぁっ!」
ドモン「うるさいっ! 今日こそ俺はあんたを超えてみせる…っ!」
〔東方不敗、ドモンへ攻撃〕
[イベント戦闘「ドモンvs東方不敗」]
ドモン「おおおっ…! 東方不敗ッ! これで…う!?」
東方不敗「…ようし…今こそ…お前は本物の…キング・オブ・ハート…」
ドモン「…!!! し、師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
〔画面、発光〕
東方不敗「…なぁ…ドモンよ…お前には教えられたよ」「…人類も自然の一部…それを抹殺するなど、自然を破壊するも同じ…」「…わしはまた、同じ過ちを繰り返すところであった…」
ドモン「師匠…」
東方不敗「…わしをまた…師匠と…呼んでくれるのか…?」
ドモン「俺は…今の今になって、初めて師匠の哀しみを知った」「なのに俺は、あんたと張り合う事だけを考えていた…話を聞こうともしなかった!」
東方不敗「…ドモン…」
ドモン「なのにあんたは…最後まで俺の事を…!」
東方不敗「何を言う…しょせんわしは大罪人よ…」
ドモン「それでも、あんたは俺の師匠だッ!」
東方不敗「そうか…ならば…!」
ドモン「はい…っ!」
東方不敗「流派…東方不敗は…!」
ドモン「王者の風よッ!」
東方不敗「全新…!」
ドモン「系裂ッ!」
東方不敗「天破侠乱…!」
ドモン「見よ、東方は赤く燃えているぅぅぅぅッ!」
東方不敗「ぐう…お…」
〔発光、収束〕
〔敵ユニット撃破〕

ドモン「しぃぃぃぃぃぃしょおおおおおおおおッ!」
アクセル「…終わったか。これで…良かったのかな…」
チボデー「終わったな…」
ドモン「師匠…。兄さん…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
≪アレンビーが仲間にいる≫

ナデシコ 医務室

≪アレンビーが仲間にいる≫
ナデシコ 医務室
アレンビー「…………」
チボデー「ヘイ、アレンビー、しっかりしろ、おい!」
イネス「ちょっと! 患者の前で大きな声を出さない事」
アルゴ「…ドモンは?」
レイン「さっきアレンビーの容態を確認したっきり…自室にこもったままよ」「自分のお師匠…そしてお兄さんを失ったショックは…やっぱり大きいもの…」
サイ・サイシー「そうか…。レイン姉ちゃん、そのアレンビーの容態だけど」
レイン「アレンビーの方は大丈夫よ。眠ってるけど、じきに目を覚ますわ」
イネス「鎮静剤でぐっすり眠っているわ。バーサーカーシステムは脳…精神にかかる負担が大きすぎるから、しばらくゆっくりと休む事が絶対条件ね」
レイン「さてと、後はそのバーサーカーシステムの方ね」
ジョルジュ「何をするつもりです? レイン」
レイン「ええ、大がかりな改造になるけど、思い切ってコクピット回りを全部入れ替える事にしたの」「アストナージさんとウリバタケさんも手伝ってくれてるわ」
アルゴ「改造…? するとノーベルガンダムは…」
レイン「普通に使えるようになるわ。もちろんあの異常な戦闘力は出せなくなるけど」
チボデー「あんなもの、ない方がいいぜ! そもそも、どういう原理なんだ? あのシステムはよ」
イネス「ん! 説明しましょうっ!」
ジョルジュ「お願いします、フレサンジュさん」
レイン「やば。…あ、あたしは行くわ」
サイ・サイシー「あれ? レイン姉ちゃんは、わかってんの?」
レイン「さっき説明してもらったの。…4時間くらい」

X-18999コロニー

X-18999コロニー
レモン「申し訳ございません。手荒な事はしたくなかったんですけどねえ」
リリーナ「謝るくらいなら、始めからこのような事はなさらないでいただきたいものです」
レモン「大丈夫、今の謝罪は形だけですもの。ほほほ」
リリーナ「……」
レモン「お嬢ちゃん、リリーナ・ドーリアン外務次官をお連れしましたわよ」
マリーメイア「ご苦労様。それと、私をお嬢ちゃんと呼ぶのはおやめなさい」
レモン「それはそれは、ごめんあそばせ。マリーメイア・クシュリナーダお嬢様」
リリーナ「クシュリナーダ…!? まさか…あなたは?」
レモン「そのまさかなの。…1年戦争末期、地球圏をその手に収めかけた…トレーズ・クシュリナーダの娘さんよ」
マリーメイア「ウソではありません…。DNA鑑定でも証明されています」「そして、私は父の遺志を継ぐつもりです」
リリーナ「誰があなたをそんな風に教育したか知りません…ですが、あなたは間違っていますよ」
マリーメイア「黙りなさい! 私は地球連邦国家の正当なる後継者です! 失礼な発言は許しません!」「…今後は気をつけていただきます」
リリーナ「それではお聞きします。…私をどうするおつもりなのですか?」
マリーメイア「それは、いずれわかります」「少なくとも、今はギルトール元帥と会見されるのは少々こちらの都合が悪いのです」
レモン「ウォン・ユンファもロンド・ベル隊に敗れた事ですし…事態は動き出しているというわけ」
リリーナ「おっしゃっている意味がわかりません。…どういう事なのですか?」
レモン「じきにわかるわ。それも、ごく近い未来に、ね」「…ではではマリーメイア・クシュリナーダお嬢ちゃん、私はこれにて」
マリーメイア「ご苦労様でした。…お嬢ちゃんはやめろと言いませんでしたか?」
レモン「ほほほ、そうでしたわね。忙しいもので、すぐ忘れてしまいますのよ?」「では、私は次の仕事にとりかからねばなりませんので…ごきげんよう」
リリーナ(この女性は…いったい…?)
マリーメイア「では、リリーナさん、こちらへ」
リリーナ(ヒイロ…)

ネェル・アーガマ ブリッジ

ネェル・アーガマ ブリッジ
ブライト「ランタオ島に残る?」
レイン「はい、デビルガンダムの残骸の回収と調査をしたいんです」
アムロ「ひとりで大丈夫かい? ドモンにも残るように言った方がいいと思うが?」
レイン「いいんです。今は…ひとりにしておいてあげたいんです」「私が残った事は頃合いを見て知らせてください」
リンダ「回収部隊は、5時間後に到着の予定です」
ブライト「わかった。我々はネオホンコンに戻る。改めて補給をしなければならなくなったからな」
クワトロ「ウォン首相の件はどうなったのだ?」
ノイン「…あの後、行方をくらましています。国家反逆罪を始めとして、かなりの余罪が明らかになりました…。全宇宙指名手配になっています」
バニング「終わりだな、奴も」
アムロ「だが…油断はできない。狡猾さでは、他に類を見ない男だと聞く」「このままで終わるとも思えんな」
ブライト「ともかくレインは定期的に連絡を頼む。ドモンには私から伝えておく」
レイン「わかりました。1週間もあれば戻れると思います」

ネオホンコン

ネオホンコン
ちずる「博士、もう行っちゃうんですか?」
四谷「ああ、用事は済んだ…。南原コネクションをいつまでも留守にするわけにはいかんしな」
ブライト「博士、ありがとうございました」
ユリカ「どうなる事かと思いましたけど」
四谷「大した事はしとらんよ。…東方不敗…彼は彼なりに、この地球の事を考えておったのです」「しかし、残念な結果になってしまった…。そう言わざるをえんでしょうな…」
豹馬「おっちゃん。おっちゃんの考えも…東方不敗と同じなのか?」
健一「俺も気になります。四谷博士」
四谷「…ああ。今は、な」
十三「今は…? どういうこっちゃねん」
四谷「お前たち、若い力が世界を変えていってくれる…わしはそう信じておる」
アムロ「そのためにも、この戦い…勝たなければならない」
クワトロ「……」
四谷「期待しております。では…。お前たち、しっかりやるんじゃぞ」
大作「まかせんしゃい!」
めぐみ「はい。左近寺博士にもよろしく伝えてください」

ネェル・アーガマ ブリッジ

ネェル・アーガマ ブリッジ
〔通信のコール音〕
リンダ「ジャブローから通信です」
三輪「ひさしぶりだな、ブライトくん。連邦の再編成に思ったより時間がかかったが、ようやくまとまる事になった」
ブライト「それはなによりです。今のままでは大規模な作戦はできませんでしたからな」
三輪「聞くところによると、ロンド・ベル隊も独自で戦力増強しておるようだな」
ブライト「はい、新たな協力者も多数参加しています」
三輪「うむ、ついては早急にヨコスカに来てもらいたい。そこで正式な辞令と新たな任務を伝える」
ブライト「わかりました。それとD兵器の登録解除についてですが…」
三輪「なに!? Dチームの連中め、まだそんな事を言っておるのか!」「けしからん奴らだ! 軍人ならこのまま異星人どもと戦う道を選ぶべきなのだ!」
アムロ「三輪長官、彼らはもともと民間人です」「選ぶ権利は彼らにあり、引きとめる権利は我々にはありません」
三輪「民間人が軍に協力するなど当然だ! 軍に協力しない民間人など何の役にも立たんッ!」
ノイン「あいかわらずの態度だな。わかりやすいが…」
三輪「それとナデシコの連中も正式に軍に組み入れる事になった。連れて来い」
ブライト「わかりました。ネェル・アーガマは補給を終え次第、ナデシコを伴いヨコスカへ向かいます」
三輪「うむ、今回の再編成で、ギガノスや異星人どもを根絶やしにする態勢ができあがる」「…見ておれ、地球人に逆らうとどうなるか思い知らせてやる! 以上だ!」
ブライト「…ふう」
クワトロ「あの男が三輪防人か。…苦労しているようだな」
ブライト「まったくだ。…ともかく、ヨコスカへ急ごう」

ネェル・アーガマ 一室
ドモン「…師匠…。兄…さ…ん…」
【シナリオエンドデモ終了】


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