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No.27
あなたがいて、私がいる
エンドレス・ワルツ

【シナリオデモ開始】
ジャブロー 管制室

ジャブロー 管制室
マリーメイア「リリーナさん、三輪長官、どうしても承諾していただけないのですか?」
三輪「当たり前だ! 貴様のような小娘を地球圏の最高位として認める宣言という宣言を地球圏全域に放送するなどと…そのようなマネができるか!」
リリーナ「私もです。それに私たちがそんな事をしたところで…」
マリーメイア「まだわかっていないようですね。連邦軍きっての強硬派である三輪防人長官…平和主義者としてコロニーからの信頼も厚いリリーナ・ドーリアン外務次官…」
デキム「お二人がそろってマリーメイア様を支配者と認めれば、地球圏の人民のほとんどはそれに従う…」
リリーナ「そんな事は…!」
マリーメイア「あなた方の発言は、ご自分が思っている以上に強い影響力を持っているのです」
三輪「ぬうう~、地球を守るために戦うわしと、敵と和平を結ぼうなどという小娘と一緒にするな!」
レモン「だからいいのよ」「正反対の意見を持った者が、一緒になって賛成する支配者…インパクトが違いますもの」
リリーナ「…あなたは!」
レモン「私が誰であっても関係ないでしょう? どうなのです?」
デキム「でないと、核を満載したギガノスの機動要塞を地球に落とす事になりますぞ」
リリーナ「くっ…」
レモン(もっとも、ギガノス機動要塞はロンド・ベル本隊によって破壊されたけどね)(まだ地上にはその知らせは入っていない…、使いどころは、ここしかないわね)
マリーメイア兵「デキム様! 敵機接近! これは…ロンド・ベル隊のガンダムタイプ!」
デキム「やはり来たか。基地内部の制圧は?」
マリーメイア兵「80%ほどです! 今もいくつかのブロックでは戦闘が続いております」「しかし、基地の全機能は我が軍の手にあります」
デキム「上出来だ。ジャブロー各ブロックの隔壁をおろせ!」「…三輪長官、ジャブローは実に素晴らしい基地ですな」
三輪「当たり前だ。ここは連邦軍の総本部なのだぞ」
マリーメイア「ええ、ですから、あのロンド・ベル隊とてここを落とす事はできない…そうでしょう?」
三輪「ぐぐ…」
デキム「戦闘準備! ロンド・ベルの斥候部隊を迎え撃て!」
リリーナ(ガンダムタイプ…ヒイロ…?)

ジャブロー 医務室
アクセル「う…ここは…? ネェル・アーガマ…じゃないな、ナデシコでもない」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

アクセル「何が起こっているんだ? 攻撃…か?」
レモン「ここは南米ジャブロー。…攻撃はロンド・ベルの先行部隊のようよ」
アクセル「…レモン? そうか、俺とお前が生きているという事は…ヴィンデルも?」
レモン「そ。…記憶を消してるらしいってW17から聞いていたけど…まさか記憶喪失だったとはね」
アクセル「ああ。ヴィンデルがツヴァイザーゲインで現れた時…完全ではないが、元に戻った」「今も記憶に若干の欠落があるが…」
レモン「元に戻っていたのに…あなたは作戦を無視…それどころか、私たちもろとも消えようとした」
アクセル「…この世界に俺たちの居場所はなかった。それがわかっただけだ」
レモン「今までのあなたの方が素敵だった。ねえ、記憶も戻った事だし、戻って来ない?」
アクセル「…言うな。もう以前の俺には戻れん」「レモン、お前との関係も、な」
レモン「……」
アクセル「俺をどうする? 俺がお前なら、捕らえた直後に殺す」「それをしなかったという事は…」
レモン「そう、説得しようとしたのよ。それもたった今、突っぱねられたけどね」
アクセル「…予想はできたはずだ。俺はここを出る」
レモン「ここから一番離れた8番格納庫にソウルゲインが置いてあるわ」「修理は完全、自爆装置は取り除いてある」
アクセル「…どういう風の吹き回しだ?」
レモン「味方が寝返る…これも戦争の常よ。我々が望んだ世界には付き物」「…ただ、それがあなただったというのは予想もしなかった」
アクセル「…それが戦争だ。俺は行く」
レモン「次に会う時は容赦はしない。それから、おまけにいい事を教えてあげる」「…次元転移装置…もうじき完成するわ」
アクセル「なに…!?」
レモン「設置は…おそらく、もっとも安全な場所」
アクセル「ツヴァイか」
レモン「そ。…じゃあね」
アクセル「ああ。…レモン、俺もひとつだけ教えておく」
レモン「…なあに?」
アクセル「この世界だけじゃない。俺たちのような者に…どこにも居場所などない」
レモン「どうかしらね。これからの戦いが…それを証明してくれるでしょう」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「あなたがいて、私がいる」
「エンドレス・ワルツ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

デュオ「結構いるぜ」
ゼクス「もてなしは受けねばな」
カトル「気をつけてください! ドラグーン…D兵器の量産型もいる!」
トロワ「…という事は、ジャブローは、ほぼ制圧されていると考えていいだろう」「ヒイロたちは?」
デュオ「…そういや、いねえ。どこ行きやがった!?」
カトル「近辺に反応なし…どうします?」
ゼクス「言ったはずだぞ。もてなしは受ける、とな」
トロワ「問題ない」
デュオ「おらおらおら! 死神様のお通りだ!」「ついでに死にぞこないと疫病神、貧乏神もセットでつけるぜ! かかって来やがれっ!」
カトル「僕とトロワ、どっちが疫病神でどっちが貧乏神なんですかね?」
トロワ「どちらもあまり変わらん」
デキム「貴様ら…! どこまでわしに刃向かうつもりだ」
マリーメイア「例えモビルスーツを壊しても、このジャブローを落とす事はできないのに…」「しょせんは無駄なあがきです」
ゼクス「どうかな…! やってみなければわからん!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

デキム「ぬぬ、こざかしい連中め!」
マリーメイア「しょせんは無駄なあがきです」
リリーナ「……」
ヴィンデル「だが、その無駄なあがきも、時としてやっかいな事につながる可能性がある」
マリーメイア「…シャドウミラー」
ヴィデル「私の部隊を出そう。…憂いは確実に断っておかねばならん」「…ラミア」
〔シャドウミラー転移〕
〔敵ユニット出現〕

ラミア「…命令だ。貴様らにはここで死んでもらう」
デュオ「新手か! …ち、やっかいなのが出てきやがった」
ゼクス「…シャドウミラーか! ジャブロー占領の手際…お膳立てはすべて、こいつらがやったようだな」
ラミア「その通りだ。闘争を日常とする世界…その実現が、私に与えられた使命だ」
トロワ「こいつらは、かつての俺たちと同じだ。…自分の存在意義を…戦争を望む」「シャドウミラーの口車に踊らされているだけとも知らずにな」」
ラミア「踊らされる…? 違うな。指令を忠実にこなす事が私の存在意義だ」「どんな指令かは関係ない」
ゼクス「…それが貴様らの信じるものなら私は否定しない」「だが…ここは退けん。私の信じるもののためにな」
ラミア「無駄な抵抗はよせ。戦力差、見てわからん貴様らでもあるまい」
カトル「…わかっていますよ。ですが、ここでやめるわけにはいかない」
ゼクス「みんな、撤退しろ。ロンド・ベル隊合流まで、もうしばらくかかる」「ネェル・アーガマとナデシコの合流時間を考えれば、あと数時間はかかるはずだ」
カトル「撤退!?」
ゼクス「…お前たちはプリベンターの人間ではない。火消しは…火消しに任せてもらう」
デュオ「へっ、まあそんなに気にするなよ。これでも負け続ける戦いは得意でね…!」
カトル「そして…だからこそ、僕たちは僕たちでいられるんです…!」
トロワ「…そう、問題はない」
ラミア「意味がわからんな。ただわかるのは、貴様らの…」
アクセル「それがわからねえから、お前は人形なのさ」
〔味方ユニット出現〕
ラミア「あなたは…アクセル隊長…? 極刑だと聞いてましたが?」
アクセル「ヴィンデルの野郎…そんな事考えてたか。ま、当然か…」
ヴィンデル「アクセル…なぜ、奴がソウルゲインに乗っている!?」
レモン「さすが私の想い人…逃げられたみたいね」
ヴィンデル「レモン、貴様…」
デュオ「おい、アクkセルさんよ! 生きてたのかよ!」
アクセル「見ての通りさ。ま、俺同様、シャドウミラーの幹部も生きてるがな」
ラミア「…レモン様」
レモン「…その男は敵よ。始末…なさいな」
ラミア「よろしいのですか?」
レモン「…くどい」
ラミア「は。…アクセル隊長、お許しを」
アクセル「許せんな…自我を持たない人形に俺が倒せると思っているのか?」「ましてや、ここまで戦ってきたガンダム乗りの連中に勝てるとでも?」
デュオ「持ち上げてくれるねえ。で、あんたは味方って事でいいのか?」
アクセル「信じてくれるなら、な。なんといっても前科持ちだ」
トロワ「…この状況下で、無理に俺たちを陥れようというのも不自然だ」「邪魔にさえならなければ、俺はなんでもかまわん」
カトル「僕は信じます。アクセルさん、お願いします!」
ラミア「考えられん甘さだ。もし隊長がその気ならば…」
アクセル「…その甘さがいいのさ。お前にはわかるまい…」「この味を感じる事ができないお前ではな」
デキム「ええい、なにをしておる! かかれっ!」
ヴィンデル「アクセル…まさか私と貴様が違う道を行く事になるとはな。残念だ」
アクセル「ああ、これが…俺の戦争だ」

<5PP・味方援軍2&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
五飛「貴様ら…っ!」
トロワ「五飛…」
デュオ「出やがったな、あんちくしょう! ヒイロはなにしてやがるっ!」
カトル「これは…来ます!」
〔味方ユニット出現〕
リリーナ「ヒイロ!」
ヒイロ「…リリーナ」
五飛「ここで…勝負だ! ヒイロ!」
ヒイロ「五飛、よく見ろ! この世界がお前の正義か?」「兵士たちが戦うこの世界が! だからマリーメイアの独裁を許すというのか…!」
五飛「それが戦う者の魂の拠り所となるっ!」
ヒイロ「今はそれでいいかもしれない。だが、マリーメイアは歴史を繰り返すだけだ」「哀しく惨めな戦争の歴史をな…」
リリーナ「……」
ヒイロ「ここで流れをくい止めなければ、また俺たちと同じ兵士が必要となってくる」「そうなれば、悲劇という名の歴史がいつまでも続く」
アクセル「そうだ、だからこそ…!」
デュオ「…平和を手に入れるには苦労が付き物さ。犠牲も出る」「…だけどよ、やっぱり誰かがやらねえとな」
ヒイロ「五飛、教えてくれ…俺たちはあと何人殺せばいい?」「ゼロは俺に何も言ってはくれない。教えてくれ、五飛…!」
五飛「……」
デキム「新たな秩序に対して、無駄な抵抗をする愚かな者どもよ!」「ここで流される多くの血は、どれほどの意味があるのか。よく考えてみる事だな!」
ヒイロ「確認する。…ジャブローの守備は完璧なんだな?」
マリーメイア「もちろんです。こちらには圧倒的な戦力があるのです」「主力でも来ない限り、その程度の数では話になりません」「あなたたちの無力さを思い知りなさい」
ヒイロ「了解した」
マリーメイア「え…?」
〔味方戦艦出現〕
ユリカ「って事は、主力が来ればわからないって事ですよね!」
レモン「ナデシコ!?」
万丈「主力といっても半分だけどね」
ラミア「ネェル・アーガマと合流していたのでは間に合わないはず…!」
豹馬「へっ、すぐ追っかけてきたんだよ!」
ルリ「命令違反。修正もんです」
ユリカ「う…」
ノイン「ゼクス!」
ゼクス「ノインか!」
デュオ「こりゃラッキーだ! 頼むぜ、お姉ちゃん!」
ユリカ「任務了解っ! みなさん、出撃してください!」
アムロ「わかった。出るぞ」
〈出撃準備〉
勝平「ん!? おい、あれ!」
アクセル「久しぶり…でもないか」
リョウ「アクセルくん!?」
ハヤト「お前…生きていたのか!? 今度は何を企んでいる!」
デュオ「おお~っと、待った。アクセルは俺たちの事、助けてくれてたんだぜ」
ノイン「…だが、アクセルはシャドウミラーと呼ばれる組織のスパイだ」
プロスペクター「ジャブローを含めた各基地の占拠…この手際の良さは、かなり前から各地にスパイが送り込まれていたと考えるのが妥当ですな」
アクセル「正解だ。…そして俺はシャドウミラーを抜けた」
マリア「兄さん…信用…できる?」
デューク「わからん。だが…」
アムロ「ここで僕たちをもう一度だまそうというのも、おかしな話だ」
トロワ「同意見らしい。…どうする?」
ユリカ「アクセルさん!」
アクセル「ミスマル艦長、俺は信じてくれとしか言えん」
ユリカ「じゃあ、信じます! 攻撃開始です!」
アキト「おいおい、ユリカ」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「今度こそドカーンってやられたらどうすんだよ!」

エリナ「ちょっと艦長ォ! そんなにあっさり! 何の根拠があって!?」
ユリカ「大丈夫ですよ。私、信じてますから!」
十三「こらあかんわ」
ちずる「ユリカ艦長がこうなったら、梃子でも疑わないものね」
アクセル「すまん。ならば…証明するしかないようだな」
ヴィンデル「アクセル…!」
デキム「ええい、ひるむな! 全滅させろ!」
ヒイロ「リリーナを…返してもらう…!」
リリーナ「ヒイロ…!」

<アクセルvsラミア>
ラミア「なぜ寝返ったのです! ヴィンデル様の片腕と呼ばれ、闘争の世界をあれほど望んだ男が!」
アクセル「闘争を非日常とする世界…それもいいのではないかと思っただけだ!」
ラミア「そんな抽象的なもののために、すべてを裏切ろうというのか…!」
アクセル「主義も主張も…ましてや自我も持たない人形にはわかるまい…!」

<ヒイロが五飛を説得or五飛撃破>
ヒイロ「五飛…! 俺たちの戦いは、もう終わっている!」
五飛「まだ終わってはいない! その証拠に俺とお前は今も戦っている!」
ヒイロ「聞け、五飛! チャンネルはジャブローの特殊回線だ」
五飛「なに…!?」
連邦兵「うおおおおおおっ!」
デキム「どうした?」
マリーメイア兵「今まで監禁していた連邦軍兵が一斉に抵抗をはじめました」
マリーメイア「…え?」
マリーメイア兵「各ブロックで戦闘に入り、ロンド・ベルへの攻撃ができません!」
三輪「そうだ、戦え連邦軍! 地球の敵を皆殺しにするのだ!」
連邦兵「違う! 俺たちはそんな事のために戦っているんじゃない!」
五飛「…これは…」
連邦兵「そうだ、この戦いの先にある平和のために戦っているんだ!」
三輪「な、なんだと?」
リリーナ「あの人たちは…平和解放軍のメンバー!?」
連邦兵「リリーナ様、我々は戦います! 今、立ち上がらずして、いつ立ち上がるというのですか!?」「我々は、もう戦いのための戦いはゴメンです!」
五飛「戦いのための…戦いか…」
マリーメイア「…リリーナ様は兵の一部と組んでいたのですか!? 完全平和主義を唱えるあなたが…!?」
リリーナ「平和は、誰かから与えられるものではありません。自分自身でつかみ取るものです」
ヴィンデル「そのために兵士は…軍は切り捨てられる」「…張五飛、彼らにしょせんは戦争の中でしか生きられない業というものを教えてやるのだ」
アクセル「やはり、お前はわかっていないな、ヴィンデル」
ヴィンデル「なんだと…?」
アクセル「戦いに他人を巻き込み、殺す事でしか己の存在を見いだせない…」「その後に何が残る? 生まれるものと失われるもの…それは等価値ではない」「ロンド・ベル隊のひとりが言っていたはずだ…!」
ヴィンデル「貴様…!」
ヒイロ「五飛、これでもわからないなら…俺はお前を殺す…!」
五飛「戦いは兵士で決するものではない…。そうなのか…?」
アムロ「戦うのは兵士さ」「だが、戦いを続けさせるのも、終わらせるのも…それは兵士に限らない、人の意志の力だ」
五飛「…さらばだ、シャドウミラー。俺たちの戦いは終わっていた」「そして、これから新しい戦いが始まる…!」
※※ヒイロが五飛を説得の場合のセリフ※※
〔五飛、敵から味方へ〕
※※五飛撃破の場合のセリフ※※
〔敵ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

デュオ「手間かけさせやがって。ま、おめえらしけどよ、五飛」
五飛「デュオ…」
ゼクス「希望は…捨てなくても済むようだな」「よし、ジャブローは混乱している! 今のうちに残存戦力を片づける!」

<ラミア撃破orHP30%>
ラミア「心変わりしたとはいえ、腕は落ちていないか。…隊長、またお会いしましょう」
アクセル「俺は裏切り者だ。…隊長とは呼ぶな」
ラミア「了解」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
アクセル「…ラミア、ヴィンデル…そしてレモン。…決着をつけねばな」

<アクセル撃破orHP30%以下>
アクセル「バカな…! 仲間がいるとはいえ…ここまでやられるとは…!」
ラミア「隊長、お覚悟を」
アクセル「図に乗るな…! それに、お前は裏切り者だ。隊長などと呼ぶな」
ラミア「…了解」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ラミア(この戦い…どうあれ、全員がこの世界からいなくならない限り、決着はありえん…)

<敵全滅・勝利条件達成>
マリーメイア「全滅…我が軍が全滅したというのですか…」
デキム「馬鹿な! 我々に敗北はない…我がバートン一族こそ、地球圏の真の支配者なのだ」「マリーメイア様、今こそ地球圏すべての頂点にお立ちください」
マリーメイア「私は、勝者…」
ヴィンデル「いや、負け犬だ」
デキム「ヴィンデルか!?」
〔シャドウミラー転移〕
〔敵ユニット出現〕

アクセル「ヴィンデル!」
デューク「シャドウミラーの首領か!」
ヴィンデル「すばらしい…。すばらしい力だ、ロンド・ベル隊」
レモン「不確定要素があったとはいえ、半分の戦力でジャブローが落とされるなんてね」
ヴィンデル「この場は素直に負けを認めよう。だが…それでは面白くないのでな」
リョーコ「へっ、やりあおうってのか? 相手になってやるぜ…!」
勝平「上等じゃねえか!」
ヒカル「許さないんだから!」
レモン「せっかちは嫌われるわよ。労せずしてジャブローごと消えてもらおうと思って」
カミーユ「なに…!?」
アクセル「まさか…!」
〔画面振動〕
アキト「この感じ…ボソンジャンプ!?」
ルリ「ボソン反応ありません。 違います」
ヴィンデル「その通りだ。ボソンジャンプではない。…少し似ているがね」
アクセル「次元転移弾か! ヴィンデル…!」
カトル「なんですか? 次元転移弾!?」
ユリカ「何なんです!? それって!」
レモン「以前、木連がヨコスカで自爆攻撃しようとした事があったでしょう」
イネス「なるほど…このあたりを相転移させてしまおうというのね」
アキト「この前…俺がボソンジャンプさせた…」
レモン「そ。あれのシャドウミラー版…とでも言えばいいかしら」「爆発したら、ここを中心に半径50キロの空間は消滅する…」
大作「なんばしよっと!」
小介「ボクたちを道連れにするつもりですか!」
ヴィンデル「ご心配、痛み入るな。しかし…」
アクセル「…ツヴァイに取り付けられていた次元転移装置をはずしたか」「しかし、空間転移だけは可能…そうだな?」
レモン「そ。…アクセル、こういう形でお別れになるとは、ね」
アクセル「…それも戦争ではよくある話だ。その覚悟もなく闘争を日常とする世界を望むのか? レモン」
ヴィンデル「アクセル、お前と進むべき道が違ってしまった…その結末がこれとはな」「ようやく完成した次元転移装置だが…仕方あるまい」「邪魔が消えたところでゆっくりと造る事にしよう」
アクセル「……」
デキム「ま、待て! わしらはどうなるのだ! ヴィンデル・マウザー!」
ヴィンデル「残念だ」
マリーメイア「あ…ああ…」
ヴィンデル「次元転移弾起動。…さらばだ、アクセル」
アクセル「だといいな、ヴィンデル」
〔シャドウミラー転移〕
〔敵ユニット離脱〕

アキト「転移した!」
コウ「次元転移弾…本当なのか!?」
イネス「おそらくね。ほら…」
〔画面、振動〕
ビューティ「ちょっと! 何よ、これ!?」
レイカ「万丈!」
〔画面、振動〕
万丈「ふむ…アクセルくん、わかるかい?」
アクセル「空間が歪みはじめている。爆発は近い」
リョウ「何か方法はないのか!?」
〔画面、振動〕
ベンケイ「半径50キロ…ドラゴンなら抜けられるんじゃないのか!? リョウ!」
ハヤト「俺たちだけ逃げてどうするんだ! しかし…」
アクセル「爆発前に止めるしかない…! 転移弾の位置は…地下の…ここか」「基地内に突入する!」
アムロ「地下か。…デューク・フリード!」
〔画面、振動〕
デューク「ええ。ハヤトくん、頼む!」
ハヤト「なるほど、マスドライバーの時と同じ作戦か。…よし、いくぞ!」
ノイン「リリーナ・ドーリアンは!?」
ヒイロ「…俺が行く」
〔画面、振動〕
デュオ「そういうわけだ。 そっちは任せるぜ!」
ユリカ「わかりました。バトルチームのみなさんはプリベンターの援護についていってください!」
〔画面、振動〕
豹馬「よっしゃ、まかせろ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジャブロー 中枢部

ジャブロー 中枢部
ハヤト「ここか…! アクセル、たのむぜ!」
デューク「時間がどれくらい残されているのかわからん…!」
アクセル「ああ。…基本的な構造は俺の知っているものと同じ…」「という事は…!」

ジャブロー 管制室
マリーメイア「助かった…のですか…?」
リリーナ「そう…もう目を覚ましなさい。マリーメイア」「あなたは恐怖というものを知った。そして、だからこそ自分の過ちも認められるようになったはずです」
レディ「その通りです。 人々の心を動かすのは勝者ではないのです」「例え負け続けていても、戦う姿勢をやめない姿です」
デキム「レディ・アン!?」
連邦兵「リリーナ様、大丈夫ですか!?」
リリーナ「あなたたちは、まだ表だって活動するのは早いのではありませんか!?」
連邦兵「ここで立ち上がらずに、いつ立ち上がれというのです」
レディ「彼らの思いを止める力は、私にはありませんでした。 リリーナ様」「デキム、もうジャブロー内の兵士でお前の味方はほとんどいない。シャドウミラーも姿を消した」
デキム「だから、あきらめろというのか? 断る! わしはここから脱出して、また機会を待つ…!」「マリーメイアのかわりなど、いくらでも作れるしな」
マリーメイア「デキム…お前は…」
デキム「負け犬の娘に用はない。死ぬ前に真理を教えてやろう…民衆は勝者に従うものなのだ!」
リリーナ「あなたという人は…!」
デキム「リリーナ・ドーリアン…あなたは私の手に余る。死んでいただく!」
リリーナ「!!」
レディ「しまっ…」
マリーメイア「危ないっ!」
〔銃声〕
マリーメイア「うっ!」
リリーナ「マリーメイア!? 私をかばって!?」
デキム「ちっ、リリーナ、今度こそお前が死ぬのだ!」
レディ「デキムッ!」
十三「どかんかいッ! アホンダラッ!」
〔銃声〕
デキム「ぐおっ…!?」
小介「十三さん!」
ゼクス「間に合わなかったのか!? 銃声が2回したが?」
豹馬「十三!」
十三「ギリギリセーフや。…間におうたわ」
レディ「ありがとう、さすがね、浪花十三くん。よし…早くマリーメイアを医務室へ!」
リリーナ「しっかり! マリーメイア、死んではダメ!」
マリーメイア「…私、間違ってました。…ごめん…なさい」
デュオ「カトル、お嬢ちゃんは…どうなんだ!?」
カトル「急所ははずれていると思いますけど…!」
ヒイロ「…今、楽にしてやる」
リリーナ「ヒイロ…!?」
マリーメイア「…ありがとう……」
カトル「ヒイロ、やめてください!」
トロワ「カトル、かまうな」
ヒイロ「……」「マリーメイアは殺した…。たった今、この俺がな」
トロワ「カートリッジは抜いてある」
デュオ「ったく、やってくれるぜ…こいつはよ」

ナデシコ ブリッジ
レディ「マリーメイアは破嵐財団の病院に運びました。…絶対安静ですが、命に別状はないそうです」
リリーナ「よかった…」
プロスペクター「それにしても…平和解放軍とは外務次官も思い切った事をする」「ひとつ間違えば国家反逆罪に問われますよ」
リリーナ「ならば、あなたは今のような戦いが続く世界で良いと思うのですか?」「ただ相手を憎み、命を奪い合うだけの戦いで」
万丈「そういう事、僕は案外いいタイミングで表沙汰にできたと思うよ」
アムロ「万丈くん、君はもしかして平和解放軍の事を…」
万丈「薄々とはね。確証はなかった」
ギャリソン「そのあたりは…ご兄妹であるマーキス様がお詳しいのでは?」
ゼクス「…聞いてはいた」
リリーナ「平和解放軍の目的はこの戦争の終結…そして地球人と異星人の平和的共存です」
アカツキ「ほほう、リリーナ外務次官殿は理想家だと聞いていたけど…そんな事が可能だと思っているのかい? 理想家というよりは夢想家かな?」
ヒイロ「……」
アカツキ「おっとと、失言だった、こりゃ失礼」
ヒカル「怖~。でもイカスゥ」
アムロ「話はとりあえず、ここまでにしよう。後3時間ほどでネェル・アーガマがこちらに到着するらしい」
ユリカ「いろいろとブライト艦長に報告しなきゃいけない事、ありますしね!」
ハヤト「アクセルの事は特に、な」
アクセル「……」
【シナリオエンドデモ終了】


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