TOP PAGEへ

No.6
去る者、追われる者
ロミオとジュリエット

【シナリオデモ開始】
アーガマ ブリッジ

アーガマ ブリッジ
ブライト「ナデシコの消息は?」
リンダ「まだ何の連絡も…」
ノイン「どこかで修理しているのは間違いないと思いますが、プリベンターの方でもつかめていません」「ただ、あのダメージで宇宙へは出られないはずです」
ブライト「うむ…」
京四郎「異星人の侵入をこれだけ許してるんだ。戦艦の一隻くらい見逃しているんじゃないのか?」
ブライト「耳が痛い意見だな」
ナナ「そうよ、京四郎さん…っと、揺れるわね」
アムロ「先にアーガマの修復と補給をした方がいいんじゃないか?」
ハヤト「そうだな、ナデシコを見つけても返り討ちにあっちゃあな」
ムサシ「だけど…本当にやり合うのか?」
リョウ「…可能性は高いだろうな。それにデビルガンダムの出現でうやむやになったが…ナデシコの本当の活動理由はわからないままだ」
〔通信のコール音〕
リンダ「ブライト艦長、三輪長官から通信です」
ブライト「よし、つないでくれ」
三輪「ブライト艦長、喜べ。ロンド・ベル隊に新兵器を配備する話がまとまった」「これでナデシコだろうが一発で沈められる!」
ブライト「いや、可能な限り、撃沈は避ける方向で考えていますが…」「それよりも、長官」
三輪「わかっておる、補給と修理だろう。…トリントン基地へ行け」「新兵器も含め、すべて用意してある。詳しくは別に送ったデータを見ろ」
ノイン「それは助かります」
ブライト「それでは、ロンド・ベル隊はトリントン基地に向かいます」
三輪「うむ、わしもそこで合流する。待っているぞ。…以上だ」
ブライト「よし、これよりアーガマはオーストラリア、トリントン基地へ向かう!」
一矢「それにしても新兵器…何なんでしょうね」
アムロ「リンダくん、送られてきたデータというのは?」
リンダ「…補給物資一覧にはそれらしい物はありません」「補充パイロットとモビルスーツが数機くらいです」
ミチル「それでナデシコを落とす?」
ノイン「モビルスーツは、どうしても武装がビーム兵器にかたよる…有効とも思えんが」
アムロ「…だが、三輪長官は自信がありそうだったな」
京四郎「悪い予感がしやがる」

アーガマ ブリッジ
ケーン「本当ですか!? ドラグナーの登録が解除できるって!?」
ノイン「トリントン基地の設備なら可能だ」
ブライト「これまでの間、ご苦労だった。もう少しの辛抱だ」
タップ「やっほぅ! これで自由の身だ!」
甲児「トリントン基地ってオーストラリアにあるのか」
ジャック「イエース、シーフードベリーナイスネ」
ムサシ「よぅし、食うぞぉ」
ブライト「本来の目的を忘れるなよ」

≪リサが仲間にいる≫
アーガマ 医務室
エリカ「これでいいでしょうか?」
リサ「はい、大丈夫です」
ミチル「リサさん、ごめんなさいね。あなたが百鬼帝国の人間だったって知られたら、何をされるかわからないから」
エリカ「こうして頭をケガしたということにしておけば、角の跡を包帯で隠せます」
リサ「ごめんなさい、迷惑をかけて」

アーガマ 一室
アクセル「そういえば、アマダ少尉はどうしてアーガマに?」「たしか…別の部隊の小隊長だったよな? 部下をほっぽいといていいのか?」「…もしかして記憶喪失?」
タップ「なんでも記憶喪失にすんなよ」
ノイン「説明しておくべきだろうな」「シロー・アマダ少尉…地球連邦軍、東南アジア機械化混成大隊第08MS小隊隊長」「任務は東南アジアにおけるギガノス軍の掃討」
セイラ「彼には…ジオンのスパイ容疑がかかっているの」
甲児「スパイ容疑だって…!?」
リョウ「確証は?」
ライト「D-3で傍受したのさ。…何をどう聞いても、ありゃ男と女の会話だったぜ?」
ドモン「戦場でか? …命取りになる。そんな甘い男がよく隊長など務まっていたな」
レイン「…ドモン…」
アクセル「もしかして…恋人か?」
ケーン「お前、、こういう話好きそうだなあ」
アクセル「いい女ならなおさらね。…俺も記憶が戻れば、超ベッピンな彼女が…」
タップ「いや、それは記憶と関係ないだろ」
ライト「ベッピンってのもなあ」

トリントン基地 管制室

トリントン基地 管制室
ブライト「連邦軍第13独立部隊ロンド・ベル旗艦アーガマ、ただいま到着いたしました」
三輪「よく来た…と言いたいところだが、裏切り者のナデシコを取り逃がし、異星人どもにもとどめを刺せず…無様な状況が続いておるな、ブライト艦長」
ブライト「…面目ありません」
アムロ「ん…その女性は?」
三輪「うむ、紹介しておこう、ニナ・パープルトンくんだ」
ニナ「アナハイム・エレクトロニクスでシステム・エンジニアをしております、ニナ・パープルトンです」「よろしくお願いします」
三輪「フフフ…さっきは厳しい言い方をしたが、これからロンド・ベルは変わるぞ」「さっそく、配備される機体を…ん、その男は?」
ドモン「……」
ブライト(いかん)「彼は…コロニーの有志でして」
三輪「有志?」
ブライト「はい、地球の状況を見るに見かねて…という事でコロニーから駆けつけてくれたのです」
ドモン「おい、俺は…うぐっ」
レイン「はい! ぜひぜひ、ロンド・ベルでともに戦わせてください!」
三輪「有志…なるほど! すばらしい!」「スペースノイドなど地に足のつかないフヌケばかりだと思っていたが、君のような男がいたとは!」「君たちこそ、若者の鑑だ。がんばってくれたまえ!」
ドモン「だから俺は…! …ぐっ」
レイン「が、がんばりまぁす!」
三輪「よし、では向こうのデッキだ。モビルスーツのパイロットを集合させろ」
アムロ「有志、か。苦しいな、ブライト」
ノイン「いや、ベストではないかもしれないが、ベターな選択でした」
ブライト「…すまなかったな、二人とも」
レイン「あ、いえ、何となくわかりましたから…」
ドモン「なら口で言え。ヒールで踏むな、レイン」
レイン「もう! 言ったら意味ないでしょ!」

トリントン基地 格納庫
コウ「…すごい。こっちのガンダムはコアブロック付きだ」「…向こうのも…え…!? あの重装甲は…」
ニナ「あら? ちょっと、何しているの?」
コウ「あ、すみません」
ブライト「む…彼は?」
コウ「コウ・ウラキ少尉であります。このたびパイロットとしてロンド・ベル隊に配属になりました」「よろしくお願いします!」
アムロ「君が補充パイロットか。…すると、このガンダムには君が?」
ニナ「いえ。この機体は、後からいらっしゃるサウス・バニング大尉の乗機になる予定です」
三輪「どうだ、これが新たにロンド・ベルに配備されるガンダムだ。…ニナくん、説明を」
ニナ「我が社が開発したガンダム試作1号機と、試作2号機です」
アムロ「1号機は純粋なガンダムタイプか。だが2号機は重装甲にするにしても極端すぎるな」
コウ「この重装甲のやつ…対核兵器用。肩のバズーカは戦術核装備じゃないのか…!?」
ノイン「なに…!?」
コウ「口径からして…おそらく弾頭はMk82…」
三輪「ほほう、いかにも。さすがだな、ウラキ少尉」
ブライト「三輪長官! 核兵器の使用は南極条約違反ではありませんか!」「どういうおつもりです!」
三輪「条約違反などではない! これは対異星人用に開発されたものなのだ」「南極条約は地球人にのみ適用される! 異星人には何発撃ち込もうと関係ない!」
ノイン「それは理屈です!」
三輪「うるさい! お前たちがだらしないから、わしがこうやってお膳立てをしてやっておるのだ!」「…そうだ、異星人どもに使う前に、テストで使用してもらいたい目標がある!」
シロー「まさか…ナデシコ…!?」
三輪「その通りだ。ディストーションフィールドだか何だか知らんが、核の直撃には耐えられまい」
セイラ「そんな…連邦軍自ら南極条約に違反するんですか!?」
三輪「バカ者が! そんな甘っちょろい考えで戦争に勝てるか!」
アムロ「わかりました、三輪長官。核弾頭…大切に使わせてもらいます」
シロー「大尉!?」
セイラ「アムロ!」
三輪「うむ、さすがロンド・ベル隊のエースパイロット。いち早く事情をのみこんだようだな」「…よし、わしは本部に連絡をとる。細かい事はニナくんに聞いてくれ」
ノイン「アムロ大尉」
アムロ「あの場はああ言うしかない。下手に食い下がれば使う場所を指定されかねない」「…ならば受け取った上で、使わなければいい」
コウ「なるほど」
ブライト「…ニナさん、どういう事だ? アナハイムはどういうつもりで核装備のガンダムを…?」
ニナ「…わかりません。私は一介のエンジニアにすぎません」「開発の決定は上層部からのものです」
ブライト「…ものは考えようだ。デビルガンダムなど、通常火力では対抗できない相手への最後の手段としてなら…使いようはあるかも知れん」
ニナ「デビル…ガンダム!?」
アムロ「そうだ、ニナさん…いくつか聞きたい事ある」「ひとつはアルティメットガンダムと呼ばれる機体の事…そしてもうひとつはライバル会社であるネルガル重工の事だ」
ニナ「アルティメット…ガンダム!?」
アムロ「ああ。そいつは…くっ!?」
ノイン「大尉?」
セイラ「アムロ…あなたも…?」
アムロ「ええ。…何だ…この感覚…」
ニナ「あの…よろしいでしょうか?」
アムロ「すまない、少し話を聞かせてくれ」(…シャア…?)

ジオン前線基地

ジオン前線基地
ガトー「情報操作はどうなっている?」
ジオン兵「はっ、まもなくバーム星人がこの基地を襲撃にくると思われます」
ガトー「そうか。機会は一度だけ…失敗は許されん」「…この連邦の制服、少しゆるいな」
ジオン兵「申し訳ありません。少佐のサイズに合うものがなくて」
???「ガトー少佐、ぜいたくを言うものではない」
ガトー「そうですな。…今の我々は耐えるのみでありますか」
???「ここまで待った…。あと少し待てん事もあるまい」
ガトー「…はい、大佐」

トリントン基地 格納庫

トリントン基地 格納庫
ケーン「おい、これってもしかして、アストナージさんの言ってたD兵器用の飛行パーツじゃないのか?」「たしか、リフターとかいう…」
ライト「そうか、いよいよドラグナーも空を飛べるようになるのか!」
ノイン「大はしゃぎだな。まだドラグナーに乗るつもりでいるのか?」
タップ「あら、そうだった。俺たち、ここで登録解除になるんだ」
ケーン「へへっ、ノイン教官殿、お世話になっりましたぁ!」
ノイン「もっと鍛えてやりたかったが…仕方あるまい」
アストナージ「リフターはすぐに積み込んでD兵器に取り付けてくれ」「同時にD兵器の登録抹消も行う」
ケーン「あの~、ノイン教官…ちょっとお聞きしますけど…」
タップ「やっぱりこの飛行テストって、新しいパイロットがやるんですか?」
ノイン「その予定だが?」
ケーン「あの、お願いがあるんですけど」
タップ「俺たち…飛ばさせてくれませんか?」
ノイン「なに?」
ライト「それが最後ですから」
ケーン「いっぺん、ドラグナーで空を飛んでみたいんですよ」
ノイン「…仕方ない。そのかわり、登録抹消は数日遅れるぞ?」
ケーン「はいっ。ありがとうございます!」
シロー「ガンダムにメタルアーマー…あの時、これだけの装備があれば…アイナを…」
アクセル「シロー・アマダ少尉…ちょっといいかい?」
シロー「ん…君は…アクセルくん?」
アクセル「少尉がこの隊にいる理由…聞いたんですけどね」
シロー「ああ、隠すつもりはない。…俺にはスパイ容疑がかけられているのさ」
アクセル「事情は聞かないですけど…そんなんで戦えるんですかね?」
シロー「戦うさ。味方が死ぬのを…ただ見てるなんて、ごめんだ」
アクセル「お! さすが隊長。発言が隊長っぽい」
シロー「もと隊長、さ」「それに、俺は自分が何者で何ができる奴なのかわかってない。…だから、絶対に死ねないんだ」
アクセル(俺も自分が何者なのかわからん。…だから、俺も死ねん…)「気に入った。よろしくお願いしますよ、少尉殿」

トリントン基地 倉庫
一矢「レインさん、どうだい?」
レイン「医療物資は充分ね。これなら、よほどの重傷でない限り対応できるわ」
一矢「よかった」
エリカ「そうね、一矢…これで少しでも犠牲が減れば…」
一矢「あ、いや…それもあるけど…記憶を失って戦いに巻きこまれてしまった君の事が心配だったんだ。でも、元気にやっていけそうで安心した」
エリカ「…一矢、私、怖いの…」
一矢「エリカ?」
エリカ「私…何だか怖い。記憶が戻ってしまったら…あなたと、もう会えなくなるような気がして…」
一矢「そんな事はない。俺は…君を離したくない!」
エリカ「一矢…」
レイン「あらら? わ、私はお邪魔の…ようね」「さ、さ~てと…シャイニングを調整しなきゃ…・・・」
一矢「エリカ、俺は君の事が…」
エリカ「一矢…」
ドモン「フッ…戦場でラブロマンスとは余裕だな」
一矢「む…?」
レイン「ち、ちょっとドモン! よしなさい」(もうっ、どうしてこの人はこうタイミングが悪いの!)
一矢「ドモン、どういう意味だ?」
ドモン「俺がお前たちに同行したのはデビルガンダムに関する情報を手に入れるためだ」「それがオーストラリアくんだりまで連れてこられたあげく甘ったるいラブシーンを見せられるとはな」
一矢「人を好きになる事はいけない事か! ドモン!」
エリカ「やめて、一矢!」
レイン「ドモン! ごめんなさい、竜崎さん」
ドモン「見損なったぞ、竜崎…! あれだけの拳を持ち、俺と渡りあった男が!」「…そんな事ではこれからの戦いを勝ち抜く事などできん」
一矢「…愛する人を守りたいからこそ出せる力もある! お前にはそれはわかるまい、ドモン・カッシュ!」
ドモン「わかるつもりもないっ! ならば、ここでもう一度勝負するか、竜崎一矢!」
一矢「いいだろう…来いっ!」
ドモン「あの時の…勝負をつけるっ!」
エリカ「一矢、やめて!」
レイン「ドモン!」
〔警報〕
ドモン「むうっ!?」
一矢「警報!? 敵襲か!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「去る者、追われる者」
「ロミオとジュリエット」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
リヒテル「あれか、我々の邪魔をした地球のロボットが集まっているという連邦の基地は?」
ライザ「はい、確かな情報です」
リヒテル「よし。攻撃の前に、最後通告を行う」
三輪「て、敵襲だ!」
一矢「あれは…バーム星人!」
リヒテル「余の名はリヒテル…」「我がバーム星地球攻撃軍提督の名の下に…最後通告を申し渡す!」
コウ「あれが、異星人!?」
エリカ「ああ…あれは…」
リヒテル「愚かな地球人どもよ、我がバーム星人には地球が必要である!」「宇宙にさまよえる、バーム星人10億の民に安住の地を与えるため…」「何としてでも地球征服を成功させねばならない!」
エリカ「ああ…ああ…」
ナナ「どうしたの、エリカさん?」
エリカ(あの人を…私は知っている…。思い出した…あの人は私の…!)(そして私は…!)
リヒテル「お前たちは犠牲と混乱を望むまい! 無駄な抵抗はやめるのだ!」
エリカ(どうして? どうして…リヒテルは…私の…)
一矢「どうしたんだ、エリカ!? 誰か医者を! レインさん、頼む!」
リヒテル「すみやかに基地の中の核兵器とやらを放棄し、降伏せよ!」
ブライト「核…!? 奴らはここに核があるのを知っている?」
三輪「バカな、これは極秘事項のはずだ」
ブライト「迎撃用意!」
リンダ「ダメです! ほとんどの機体が調整中で出られません!」
ブライト「なんだと!?」
ドモン「レインッ! シャイニングガンダムは!?」
レイン「もう少し待って! エリカさんが先よ!」
エリカ「……」
ドモン「ちいっ!」
ブライト「なんという事だ」
バニング「出られるものだけでも出ろ! 私も出る!」
ブライト「あなたは!?」
バニング「申し遅れました。このたびロンド・ベルに配属となりましたサウス・バニング大尉です」「艦長、新型は出せますか!?」
ニナ「試作1号機…もうしばらく、かかります!」
バニング「く…ならば、ジム・カスタムで出る!」
一矢「俺も出ます。ダイモスなら整備が終わっている」
甲児「マジンガーは光子力エネルギーさえあれば問題ないぜ!」
リョウ「ゲッターも出られます」
アクセル「ソウルゲイン、出られるんだな、これが!」
アストナージ「ドラグナーはリフター取り付けのために先に整備が完了してる! 出られるぞ!」
ノイン「だが、ワカバたちは…」
ケーン「いいって事よ、ノイン教官。最後のおつとめだぜ! …って、なんだよ。リフターついてないじゃんか」
アストナージ「これから、つけようって時だったんだ」
ケーン「しゃあねえなぁ!」
バニング「これしか出れんか…!」
アムロ「バニング大尉、僕もすぐに出ます。それまで指揮を!」
バニング「了解した」
〔味方ユニット出現〕
一矢「いくぞ、バーム星人!」
三輪「立派だ、あれぞ男の姿だ!」
一矢「エリカ…君を守ってみせる…!」
エリカ「……」
ドモン「見せてもらうぞ、竜崎一矢。人を守るための力というやつを…!」「レイン! シャイニングの準備、急げ!」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

ガトー「時は満ちた…!」
ジオン兵「少佐…お気をつけて」
???「私も行こう」
ガトー「大佐…!?」
???「気になるのでな」
ガトー「…は?」
???(アムロ…そして、もう一人…まさかな)
リヒテル「ふふふ、ひっかかったな地球人ども。バルバス!」
〔敵ユニット出現〕
バルバス「地球人どもめ、蹴散らしてくれるわ!」
セイラ「あんな所に」
バニング「ぐっ、こちらは陽動か」
リヒテル「地球の虫けらどもの基地を、中のロボットもろとも破壊してしまえい!」
ニナ「だめ! もし2号機に積んだ核が誘爆したら…このあたり一帯は汚染されてしまうわ!」
一矢「そうはさせるか!」
エリカ(ああ…なんて運命の巡り合わせなの…)(私が愛した人は、私の兄の宿敵…一矢…私は愛してはいけない人を愛してしまった!)
一矢「基地にはエリカが…! そんな事させるものかっ!」
エリカ(…あの人は、リヒテルは私の兄…! そして私は…バーム星人…!)
バルバス「地球人ども、邪魔をするな!」
一矢「くうっ! このままでは…!」
エリカ「一矢!」
バルバス「ハァッハッハッハ! このまま一気に…!」
エリカ「おやめ、バルバス!」
バルバス「ウオッ!? …そ、そのお声…まさか!?」
アクセル「おいっ! 何やってんだ! 戦闘中だぞ!」
レイン「エリカさん!? 医務室からいなくなったと思ったら…!」
甲児「おいっ! 戻れ!」
ハヤト「なに考えてやがる!」
リヒテル「…エリカ!?」
バルバス「エリカ様! どうしてここに!?」
さやか「あの羽は!」
ミチル「バーム星人の…翼!? エリカさんは、バーム星人!?」
一矢「ばかな…エリカ…そんな…!」
エリカ「バルバス、ここは退きなさい!」
バルバス「リ、リヒテル様、いかがいたしましょう」
リヒテル「くうぅ、やむをえん…バルバス、エリカを連れて戻れ! 攻撃はそれからだ!」
バルバス「はっ。ささ、エリカ様…」
エリカ「…一矢…」
〔バルバス、リヒテルへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕

シロー「敵…だったのか…!?」
一矢「エリカ…そんな…エリカ…エリカァァァァァァッ!」
リヒテル「陽動作戦は失敗したが、得るものは大きかった!」「そして、攻撃そのものが失敗したわけではない! 行くぞ!」
京四郎「何をしている一矢、敵が来るぞ!」
一矢「…エリ…カ…」
〔一矢、気力低下〕

<一矢vsリヒテル(1回目)>
一矢「エリカを返せ!」
リヒテル「何を言う。虫けら風情が余の妹を返せなどと!」
一矢「妹だと!?」
リヒテル「いかにも。エリカはこのリヒテルの妹だ」
一矢「な…なんて事だ」
エリカ「いや! お兄様。一矢を攻撃しないで!」
リヒテル「何を言う、エリカ! こやつは敵だぞ!」
エリカ「お願いします、お兄様! 一矢を傷つけないで!」
リヒテル「…ま、まさかエリカ、お前はあの男を!?」
一矢「待ってろエリカ、今助けるぞ!」

<一矢vsリヒテル(2回目)>
エリカ「お兄様!」
リヒテル「ええい、エリカを部屋に連れていけ。これでは戦えん」
バーム兵「はっ」
リヒテル「これで戦える…。ゆくぞダイモス!」

<リヒテルHP30%以下>
リヒテル「おのれダイモス。エリカを連れて脱出する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・味方援軍1&敵増援2出現>
ブライト「なんとか守り切れたか」
三輪「ぐぬぬぬぬぬ、どこのどいつだ! バーム星人の女を連れ込んだのは!」
一矢「…俺です!」
三輪「キサマかぁっ、この裏切り者め! 銃殺にしてやる!」
ブライト「長官、落ち着いてください!」
コウ「ん…?」
ガトー「……」
コウ(補充パイロット…?)
ガトー「これが…核装備をしたガンダム…すばらしい、見事なモビルスーツだ」
コウ「自分もそう思います!」
ガトー「君、バズーカに弾頭の装備は済んでいるんだね?」
コウ「は、はい」
ガトー「…では、試してみるか…」
シロー「…誰だ? もう戦闘は終わったんだぞ?」「リンダくん、補充パイロットの人数は?」
リンダ「え…? ウラキ少尉とバニング大尉のお二人です」
シロー「三人目…いや、違うっ!」
ニナ「ちょっと、あなた! 何してるの!」
ガトー「ちっ、だが…もう遅い! 間に合うまいっ!」
ドモン「とうあっ!」
ガトー「なにっ!? この高さまで飛んだだと!?」
ドモン「連邦の服を着て、ここまで忍び込むとはいい度胸だ!」「だが…シャイニングガンダムが出られなかったのはお前にとって運がなかったな!」
ノイン「ドモン! 取り押さえろ!」
〔銃声〕
ドモン「むおっ!?」
ガトー「隙ありっ!」
〔敵ユニット出現〕
ドモン「しまった! 誰だっ!」
セイラ「ジオン兵が侵入している? 止まりなさい。撃つわよ!」
シャア「…アルテイシア!?」
セイラ「に、兄さん!? キャスバル兄さん!?」「…やっぱり、まだ生きてジオン軍に」
シャア「お前こそ軍を抜けたはずではなかったのか!?」
アムロ「セイラさん! うっ…貴様…!」
シャア「…アムロ…!」
アムロ「シャアッ!」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「ゲルググ…! 隠してあったのか!?」「ここまでの接近に気づかないとは…!」
ニナ「誰か、誰か2号機を止めて!」
ガトー「この機体と核弾頭はいただいていく。ジオン再興のために!」
アムロ「させるかっ! アストナージ! ガンダムは!?」
アストナージ「ああ、今終わった! 出られるぞ!」
シロー「俺も行きます!」
コウ「くそっ…!」
アストナージ「ウラキ!? おい、そっちは!」
セイラ「兄さん…何をしようとしているの…」
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
ニナ「試作1号機!? ウラキ少尉、何しているの! あなたじゃ無理よ!」
コウ「僕だって、パイロットだ!」
ニナ「なんて事…」
ガトー「来たか…連邦め」
シャア「援護を出せ!」
〔敵ユニット出現〕
ラル「全機、ガトー少佐とシャア大佐の脱出を援護する! 続け!」
オルテガ「ロンド・ベルめ、今度こそ仕留めてやる」
マッシュ「オルテガ、俺たちの任務は少佐たちの援護だぞ」
ガイア「そういう事だ。楽しみはこの次にとっておけ」
ドモン「ぞろぞろと!」
バニング「どれも旧式だ! 数にだまされるなよ!」
ノリス「核か…連邦め、自軍の象徴であるガンダムに核を積んで、何をするつもりか!」
アイナ「……」
シロー「あのモビルアーマーは!? まさか…アイナなのか!?」
アイナ「あのガンダムは…まさか? いえ…シローがオーストラリアにいるはずが…」
シロー「アイナ!」
アイナ「そんな…やっぱりシローなの?」
ノリス「アイナ様?」

<アクセルvsシャア>
アクセル「こいつ、他の機体とは動きが違う!」
シャア「こいつも新型!? なかなかの動きだが…!」

≪スーパー系主人公≫
<アクセルvsガイア>

ガイア「見慣れぬ奴だが、この黒い三連星と戦う事になったのを不運と思え!」
アクセル「へっ、人数が多いからってなんぼのもんだよっ!」

≪スーパー系主人公≫
<アクセルvsノリス>

ノリス「見慣れぬ機体…連邦も新型を開発しているのか!?」
アクセル「こいつ…できるな…!」

<アムロvsシャア>
アムロ「シャア、貴様、いったい何を企んでいる!?」
シャア「今は答える時ではない。貴様もニュータイプなら感じてみろ!」
アムロ「勝手な事を!」
シャア「ア・バオア・クーでの戦い…ここで決着をつけるぞ、アムロ!」

≪スーパー系主人公≫
<アムロvsラル(1回目)>

アムロ「このグフ…まさか!」
ラル「久しぶりだな…坊や!」

≪スーパー系主人公≫
<アムロvsラル(2回目)>

ラル「グフとは違うのだよ、ただのグフとは!」
アムロ「カスタムタイプのグフなのか!?」
ラル「これでモビルスーツの性能による差はあるまい! いつぞやのようにはいかんぞ!」
アムロ「ちぃっ!」

≪スーパー系主人公≫
<アムロvsガイア>

ガイア「1年戦争の時の借りを返してやる。今度は踏み台にはさせんぞ!」
アムロ「そうはいくか!」

<アムロvsガトー>
ガトー「連邦の白い悪魔…! こんな所で出会えるとはな!」「忘れてはいない! ア・バオア・クーを捨てた時の事を!」「あの時、私と会わなかった事を…今は呪うがいい!」
アムロ「ア・バアオ・クー…!? まだあの戦争の事を!?」
ガトー「まだ終わっていない! 我らジオンの残光は、いまだ消えぬ!」

<セイラvsシャア>
セイラ「兄さん! 私は兄さんを止めなければならない!」
シャア「アルテイシアか…!? …何がお前をそうさせる!?」
セイラ「私をそうさせたのは、兄さんよ…!」

<セイラvsラル>
ラル「な…アルテイシア様か!?」
セイラ「また…会いましたね、ラル…!」
ラル「再び…戦場でお会いする事になろうとは…!」

<コウvsガトー>
ガトー「ウラキ少尉、その意気込みはよし! だが、私を敵にまわすには、君はまだ未熟!」
コウ「未熟だとぉ!」

<コウvsガトー(戦闘後)>
ニナ「いやぁ、あたしのガンダムがぁ!」

<シローvsノリス>
シロー「そこをどけ!」
ノリス「こやつ、どうしてここまでアイナ様を!?」

<シローがアイナを説得>
シロー「アイナ、そこから降りるんだ。俺たちが戦う必要なんてない」
アイナ「シロー…シローなの? だめ…。私にはお兄様の夢を壊す事なんてできない!」
シロー「アイナ!」
※※まだノリス健在の場合、セリフ追加※※
ノリス「貴様、アイナ様から離れろ!」


<シャア撃破orHP30%以下>
シャア「ええい、ここまでやられるとは」
アムロ「待てっ! シャア!」
セイラ「兄さん…」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ガトー撃破orHP30%以下>
ガトー「くっ、私とした事が。回収急げ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ニナ「試作2号機が…!」

<アイナ撃破orHP30%以下>
アイナ「出力が上がらない! 撤退します!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「なんという事だ…! バーム星人にジオン残党…ここまでやられるとは…!」
三輪「何をしている。2号機を持っていかれたんだぞ。核弾頭ごとだ! すぐに追えっ!」
ブライト「追いたいのはやまやまですが…アーガマが整備中で動けません」
三輪「なんという事だ。ロンド・ベルの役立たずめが!」
コウ「僕が…僕があの時…もっとうまくやっていれば…!」「ジオンの潜入に気づいていれば…くそぉっ!」
アムロ「ウラキ少尉、自分を責めるな」
ノイン「アーガマが出撃可能になり次第、すぐに追う。借りはその時に返せ」
コウ「くっ…」
アムロ(それにしてもシャア…核弾頭で何をするつもりだ…?)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

トリントン基地 管制室

トリントン基地 管制室
ニナ「それにしても、どうしてバーム星人やジオンにガンダム2号機の事が…」
ノイン「情報がどこからか漏れている…。スパイでもいると?」
三輪「スパイならわかっておる!」
ブライト「え!?」
三輪「竜崎一矢とシロー・アマダをここへ呼べ!」

海底城 司令室
リヒテル「ええい、許せん。生かしておけん」「こともあろうに憎むべき地球人、父の仇である地球人を愛するなど!」
バルバス「リヒテル様、気をお静めください!」
リヒテル「ええぃ、はなせバルバス!」
ライザ「エリカ様も、リヒテル様に謝るのです」
エリカ「なぜ、謝らなければならないのです!」
リヒテル「わかっているのか、お前が愛した男は地球人なのだぞ。父を殺した地球人なのだ!」
エリカ「お兄様は戦う事しか頭にない。お父様は平和を求めて地球人に会いにいかれたのです」
リヒテル「その父は誰に殺された!? 地球人にだ。あの野蛮な地球人にだ」「お前はその憎しみを忘れてしまったのか!」
エリカ「私たちも一矢のお父様をあの時殺してしまったわ!」「それに、お父様は最後まで平和を望んでいらっしゃいました」
リヒテル「だから地球人を許せというのか!」
エリカ「お兄様は、地球人を憎むあまり、平和を望んだお父様の心を忘れてしまったのですか!?」
リヒテル「…エリカを牢に閉じこめておけ!」
エリカ「お兄様!」
リヒテル「貴様はもう妹でも、バーム星人でもない! もう余に妹などおらん」「バーム星人エリカは死んだ…死んだのだ!」

トリントン基地 管制室

トリントン基地 管制室
三輪「竜崎一矢、あのエリカとかいうバーム星人のスパイを手引きしたのは貴様だな!」
一矢「違う、エリカはスパイなんかじゃない!」
三輪「バーム星人だぞ!」
一矢「俺は今の今まで知らなかった! もし本当にスパイだったら、どうしてあそこで自分がバーム星人である事を明かしたんです!」
ライト「確かに。スパイだったら、あのまま潜入を続けたはずだよな」
タップ「バレたら命も危ねえしなあ」
三輪「貴様ら、わしに意見する気か」
レイン「お言葉ですが長官、エリカさんの記憶喪失は本物でした」「竜崎さんがエリカさんの正体を見破る事は不可能だと思いますが?」
三輪「ならば、貴様がスパイだ。シロー・アマダ!」「貴様がアイナとかいうジオン兵と密通している事は明らかだ!」
シロー「……」
三輪「ほれみろ! 答えられんではないか!」「貴様ぁ、この基地の事を敵に教え、あまつさえ核までも…!」
ブライト「それはありません。少尉は東南アジアで我々と合流して以来、ずっと行動を共にしてきました。…彼には悪いが、監視もつけていました」
三輪「ええい! 目を盗んで通信するぐらい、簡単にできるわ!」
シロー「……」
三輪「わし直々に取り調べを行う! 覚悟しろ、この…」
アムロ「…三輪長官、もう一度よく考えてみてください」
三輪「なんだ、大尉? 貴様、このわしに意見する気か!?」
アムロ「お忘れですか? 我々が核弾頭を施したガンダム試作2号機の事を知ったのはこのトリントン基地に着いてからです」「そして襲われたのはその直後…しかも作戦は明らかに試作2号機の強奪を狙った物でした」「つまり、この基地に核武装の機体が存在するという情報を事前につかんでいたという事です」
三輪「ぐぬぬ…どいつもこいつも、わしの言う事にケチをつけおって」「上官に対する態度がなっとらん!」
リンダ「三輪長官!?」
三輪「これというのも、ブライト艦長、貴様の教育がなっておらんからだ!」
一矢「三輪長官、何を!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ブライト「ぐっ!」
一矢「ブライト艦長! 三輪長官、いきなり殴る事はないでしょう!」
三輪「うるさい、上官の言う事に口答えする反抗的な態度を修正してやっただけだ!」「それ以上グダグダ言うと貴様らも修正するぞ!」
京四郎「ふざけやがって…! 三輪、てめえ!」
ブライト「よさんかっ! 夕月! …長官、我々はすぐに2号機を追跡します」「竜崎一矢、シロー・アマダ少尉の身柄はアーガマに拘束、尋問はこちらで行います」
三輪「勝手にしろ! もうお前たちなどにかまっておられん!」
アクセル「ブライト艦長、どうして避けなかったんですか? あんなへなちょこパンチ」
ブライト「それも艦長の仕事だ」
ライト「たしかにな。あそこで避けたりしたら、なに言い出すかわかんねえぜ、あのおっさん」
ケーン「さっすが、名艦長」
ブライト「茶化すな!」

ジオン前線基地 一室

ジオン前線基地 一室
ラル「アルテイシア様…再び連邦に…」
シャア「歴史は繰り返すのかもしれん。やりにくいようだな」
ラル「いえ、このランバ・ラル、心に決めました…」「ジオンの大義のため、あえてアルテイシア様にも銃を向ける事を…」
シャア「そうか…」
ガトー「大佐、連邦は追ってくるでしょうか」
シャア「…来るな。少なくとも、ロンド・ベル隊は、な」「ガトー少佐、君は自分の仕事だけを考えてくれればいい」
ラル「ガトー少佐、少しお眠りください。少佐には大事な任務が残っているのですから」

トリントン基地 格納庫

トリントン基地 格納庫
タップ「ええ~っ!」
ケーン「本当かよ、登録解除ができないって!」
アストナージ「ああ、さっきの攻撃でコンピュータがイカレたそうだ。…当分、このままだとさ」
ライト「そんなぁ…せっかく自由になれると思ったのに」
アストナージ「来てすぐに解除してれば間にあったんだがな」
タップ「リフターのたたりかよ~っ」
バニング「ここか。…お前たちか、Dチームというのは」
ケーン「そうだけど、なんか用?」
バニング「うむ、今日からお前たちの教官だ。それを伝えに来た」
ライト「へ? 教官って、ノイン教官は?」
バニング「もともとノイン特尉は急場しのぎの教官だったのでな…」「これからはウラキ少尉ともども、俺がお前たちをしごく事になる。よろしくな、ヒヨッコども」
ライト「そ、そんなぁ…」
バニング「特にドラグナー2のタップ・オセアノ…お前の機体には新たに補給装置が取り付けられた」「これまでとは違う戦い方になるから特別メニューを覚悟しておけよ」
タップ「なんで俺ばっか」
ケーン「ああ、登録解除もされず、教官も女性から怖そうなおっさんに…」「地獄だぁ~」

海底城 牢獄
ライザ「バーム星10億の民の運命を背負って、リヒテル様はお疲れです」
エリカ「……」
ライザ「なのに、お前はリヒテル様の心も知らず…」「お前もバーム星人なら、なぜ罪を償おうとしないのですか」
エリカ「罪? 愛が罪だというの、お前は?」「お前のような情け知らずの女がバーム星人にいようとは…」
ライザ「情け知らずなのは、お前の方だ!」

アーガマ 一室

アーガマ 一室
一矢「…エリカ…」
京四郎「因果は巡るさだめ。悲しいさだめさ…恋する二人が敵同士とはな」
メリー「ロミオ&ジュリエットですネ」
アクセル「竜崎、元気出せよ。…別に彼女は死んだわけじゃない。また会えるさ」
さやか「これは…重傷ね」
甲児「ああ、事情が事情だからな。どう声をかけてやっていいか、わからねえ」
ナナ「一矢お兄ちゃん…エリカさんは…もう…」
一矢「…いや、俺はエリカをあきらめない。どんな障害が俺たちの間にあろうとも…そいつを撃ち砕いて俺はエリカを取り戻す…!」
ドモン「竜崎、敵は敵だ。そんな迷いは拳をくもらせるだけだ」「…お前にもそれはわかるはず」
レイン「ドモン…」
甲児「だけどよ、ドモン。そんなに簡単に割り切れるもんじゃねえぜ?」
ドモン「いや、割り切れる、切れないは関係ない。拳は心を映す鏡…迷いはそのまま拳に現れる」「師匠の受け売りだが、竜崎にもそれはわかっているはずだ」
一矢「……」
ハヤト「ま、あきらめるこったな。しょせんは敵同士だ」
シロー「いや、そんな事はない」
リョウ「ん、アマダ少尉…」
アクセル「疑いは晴れたのかい? 小隊長さん」
シロー「ああ、艦長に助けてもらった。…だけど、どうあろうと俺の気持ちは変わらない」
一矢「アマダ少尉も?」
シロー「竜崎くん、彼女を信じてあげるんだ。どんな結果になろうとも…」「それだけは、やめちゃいけない」
アクセル「純愛だねえ。俺も記憶が戻れば…って、あれ…?」「恋人…? 俺にも…」
ムサシ「なんか…盛り上がってるな」
甲児「いいじゃねえか。ガックリ下向いてるよりはよ」「…だけど、なんとかはしてやりてえな」
ドモン「わからんな。だが…それで気合が入るのならそれでいい」
レイン「もう、なんでドモンはそういうとこってわからないの?」「私は…ちょっと彼女たちがうらやましいかな」
ドモン「ん…? レイン、敵に連れ去られたいのか?」
レイン「そうじゃないわよ! バカ!」

ジオン前線基地 一室

ジオン前線基地 一室
アイナ「シロー…私はどうすればいいの…」
ノリス「なんという事。ギニアス様のお心づかいがこのような形で裏目に出るとはな」
アイナ「私はお兄様の夢のために…ここまで来た…。でも、サハリン家の私…まるで人形のよう」
ノリス「アイナ様…お心を乱されぬよう…」
アイナ「……」

アーガマ ブリッジ

アーガマ ブリッジ
ブライト「我々ロンド・ベル隊は、これよりガンダム2号機奪回のため、ジオン軍の追撃に入る!」
ボス「あれ、ナデシコはいいのかよ」
ノイン「いまだ消息はつかめない…。だが、あれだけの規模の戦艦が宇宙へ上がるのを見過ごすほど、連邦も無能ではあるまい。それにプリベンターの方も動いている」
ブライト「それらもふまえての、試作2号機奪回の最優先だ」
甲児「けど、ジオンの連中がどこへ向かったのかわかるのかい?」
ノイン「プリベンターの情報では、彼らはアフリカ方面に向かったようだ」
シロー「アフリカにジオンの基地が?」
アムロ「おそらく、ロケットの打ち上げ施設がある」
ブライト「連中の目的は…宇宙だ」
【シナリオエンドデモ終了】


● No5「二人の艦長」「ロンド・ベルvsナデシコ」 へ戻る

● No7「熱砂の攻防戦」「デザート・ストーム」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦A PORTABLE」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。