TOP PAGEへ

No.14
平和解放軍
天才科学者アイザムの挑戦

【シナリオデモ開始】
ナデシコ 食堂
レイン「あら、また地震情報だわ」
チボデー「ここ数日、毎日のように出てやがるな」
ジョルジュ「コロニー落としにマスドライバー・・・1年戦争やグリプス戦役時にもコロニー落としはありましたからね」
アルゴ「地球がおかしくもなる」
ドモン「ふん、地球がどうだというんだ? 震源地にデビルガンダムでもいれば別だがな」
サイ・サイシー「もう、兄貴はそればっかだからなあ。あ、ホウメイさん、マーボー丼、おかわりね!」

海底城 司令室
〔警報〕
リヒテル「またか、今度は何だ?」
ライザ「地下層の捕虜収容所で、爆発と落盤が起こりましてございます」
リヒテル「・・・ここ数日、毎日のように地震が起きておる。ライザ、どういうことなのだ?」
ライザ「この地震は、かつて地球人同士の戦争で使われたコロニー落としや、マスドライバーと呼ばれる月面からの攻撃が原因かと思われます」
リヒテル「・・・地球の虫けらどもめ。少しばかり強い武器を持つと、考えもなしに使いおる。一刻も早く、地球から人間どもを追い出さねばならん。この惑星を美しいままで、バームの民たちに与えたいものだ」
バルバス「リヒテル様ァッ!」
リヒテル「なんだバルバス! 騒々しい!」
バルバス「これは失礼を! ご報告申し上げます! 先ほどの爆発の影響で、外壁の一部が破損・・・海水が収容所に流れこんでおります!」
リヒテル「収容所・・・!? あそこには! いかん、すぐに外壁をふさげいっ!」

海底城 牢獄
エリカ「どうしたのかしら、また爆発?」「・・・扉が開いてる。さっきの爆発で、鍵が壊れたんだわ」「今なら逃げ出せる。脱出艇を使って地上へいけば・・・なに・・・海水? きゃぁぁぁぁぁっ!」「あうっ! な、なんてこと・・・! ああ、一矢・・・!」

海底城 司令室
ライザ「大変でございます。流れ込んだ海水がエリカ様の牢獄へ!」
リヒテル「なんだとッ!? それでエリカはっ?」
ライザ「それが・・・どこにも・・・おそらく流され、海底城の外へ・・・」
リヒテル「な・・・なんと・・・」

ナデシコ ブリッジ
一矢「うっ!? エリカ・・・!?」
ユリカ「え?」
バニング「どうした、竜崎? なにか意見が?」
一矢「いえ・・・なんでもないです」
アムロ「話を続けよう。・・・これからネェル・アーガマを受け取りに行くわけだが、アストナージの話によると、スーパーロボット用の資材が不足しているらしい」
リョウ「はい、特にゲッターとマジンガーです。ほとんど流用がききません」
甲児「ある意味、エステバリス以上に厳しいな」
ブライト「わかった。善処しよう。・・・それからひとつ報告がある。ネェル・アーガマ受け取りの時、補充パイロットが2名入る」
プロスペクター「2名ですが・・・ドラグーンをまとめて十数機くらいほしいものですなあ」
ジョルジュ「いえ、私はそうは思いませんね。不慣れなパイロットを押しつけられるくらいならば、ベテランが数人いた方が戦力になると思います。・・・実際、この部隊はそうではないですか」
万丈「ジョルジュくんの意見に僕も賛成だね。その方が動きやすい」
ノイン「補充メンバーはケーラ・スゥ中尉・・・」
アムロ「ケーラ? あのケーラか? ブライト」
ブライト「そうだ。機体もゼータ・プロジェクトから生まれた、Zガンダム量産型をまわしてくれるらしい。そしてもう一人が・・・クワトロ・バジーナ大尉だ」
アムロ「クワトロ・・・? 聞かない名前だが?」
ブライト「ああ、最近、ルナツーの部隊から地上部隊に配置転換されたらしい。詳しいデータは知らんが、腕の立つパイロットだということだ」
リョウ「ケーラさんという人は、知り合いみたいですが・・・もう一人の詳しいデータを知らないというのはどういうことです? ブライト艦長」
ブライト「この戦争のドタバタで、データが消失してしまっているらしい。・・・連邦のずさんな管理体制にも問題があるのだがな」
アムロ(ひっかかる・・・なんだ・・・?)
<<アクセル>>
アクセル「データがないか・・・まるで俺みたいなんだな、これが」
シロー「アクセルは意味合いが違うだろ。・・・そうだ、この前の謎の勢力についてだが・・・」
アクセル「俺、疑われてんのかもしれないですけど・・・記憶に関係ありそう、ということしかわかんないんですよ、これが。・・・すいませんです」
ユリカ「アクセルさんは、がんばってますもん! もしかしたら敵のスパイなんじゃないかな~とか、アクセルさんのロボットと、謎のロボットが少し似てたんじゃないかな~なんて、ちっとも思ってないですから。うん!」
アクセル「・・・うう~、俺がわかったのは、乗ってたのは同い年くらいの娘だったってことと、任務がどうたら言ってたから、組織に属してるっぽいことだけなんですわ、これが」
アムロ「嘘ではなさそうだな。もともと嘘をつくような男でもないが」
<<ラミア>>
ラミア「データが・・・ない?」
シロー「データがないといえば、ラミアが接触した連中も、まったくデータがないな」
ラミア「疑われても仕方がないことでございましょうですけど・・・私が聞いたのは敵の挑発らしい言葉だけなのですのことで・・・それで人間が乗っていることを確認できちゃったりしただけでございますのです」
ユリカ「気にすることないですって! ラミアさんは、がんばってますもん! 言葉使いはなんかアレだな~とか思いますけど・・・もしかしたら敵のスパイなんじゃないかな~とか、ラミアさんのロボットと、謎のロボットが少し似てたんじゃないかな~なんて、ちっとも思ってないですから。うん!」
ラミア「・・・気をつけますです・・・はい・・・」
アムロ「嘘ではなさそうだな」

ノイン「さすがミスマル艦長、あとで○○○に詰問するつもりだったが・・・うまく話を誘導してくれたようだ。なかなかできるものではないな」
甲児「・・・いや、素だろ」
ジョルジュ「きれいなバラにはトゲがある・・・と申しますしね」
ユリカ「??」
ブライト「ゴホン・・・○○○に接触してきた敵も気になるが、当面の目的は、ネェル・アーガマと、補充パイロットの確保、そしてスーパーロボットのパーツの手配だ。以上、会議を終わる。各員は持ち場に戻り待機」
<<アクセル>>
アクセル(・・・機密なんとか装置・・・これは黙っといた方がいいな。とりあえず、俺自身が確認をしなけりゃ・・・)
<<ラミア>>
ラミア(なんとか切り抜けられたか・・・だが・・・そう簡単にもいかんな、このままでは)


海底城 司令室
リヒテル「なんということだ・・・。地球人を愛する愚かな妹であったが・・・いや、愚かだからこそ、このような最期を遂げたのかも知れぬ」
ライザ「リヒテル様・・・」
リヒテル「・・・エリカのことは・・・もうよい・・・。被害状況を知らせよ」
バルバス「はっ、外壁は修理し、施設も復旧しておりますが、度重なる事故で、労働用の捕虜の数が不足しております」
リヒテル「ううむ、ただでさえ、地球侵略の遅れに、小バームのオルバン大元帥はお怒りになられているというのに」
ライザ「リヒテル様、ここはひとつ、地球人の基地を襲い、捕虜を集めてはいかがでございましょう。資材も手に入れられ、一石二鳥かと」
リヒテル「うむ、バルバス。出撃の準備をいたせ。地球連邦の基地に攻撃をかける!」
バルバス「はっ!」
リヒテル(エリカ・・・お前が下等な地球人など愛しさえしなければ・・・こんなことにはならなかったものを。愚かな、愚かだぞ・・・エリカよ・・・!)

ナデシコ ブリッジ
〔通信のコール音〕
メグミ「連邦軍基地から連絡です。バーム星人の攻撃を受けているとのことです」
一矢「バーム星人、リヒテルか!?」
ユリカ「急いで! これ以上ダメージを受けるわけにはいきません!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「平和解放軍」
「天才科学者アイザムの挑戦」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
リヒテル「地球のロボットは破壊せよ、ただし、兵はあまり傷つけるな。大事な労働力だ」
バルバス「虫けらといえども軍人、いい労働力になるぞ」
ライザ「どんどん集めよ! 海底城に運び込むのだ!」
〔味方ユニット出現〕
ケーラ「ったく。ただでさえマスドライバーを受けて被害甚大だってのに・・・!」
連邦兵「ケーラ中尉! 仕掛けます!」
ケーラ「新型だからって、あまり無茶するんじゃないよ!」
バルバス「むっ、まだ抵抗するか。ひねりつぶせ!」
ケーラ「とにかくロンド・ベルと合流するまではもたせないと・・・」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
ミナト「おまたせ! 到着よ」
ケーラ「はは、やっと来てくれたよ!」
アムロ「ケーラ! ブライト、出るぞ」
ユリカ「これより、基地を攻撃するバーム星人に対して反撃します!」
ブライト「各機出撃!」
アストナージ「違う、違う! こっちからだ!」
ウリバタケ「ちょっと待て! ハンガーを引っ込めなきゃならないから、こっちが先だろ!」
ユリカ「・・・あら? ちょっと、どうして出撃しないんですかぁ!?」
ルリ「デッキ、こちらブリッジです。各機、出撃お願いします」
ウリバタケ「しゃあねえだろ。カタパルトがつかえてんだ! ったく。ナデシコ1隻にロボット詰め込みすぎなんだよ」
リョーコ「おいおい、さっさと出してくれよ! 後ろがつかえてんだぞ!」
甲児「んなこたぁわかってる! 一番前は誰だ、さっさと出ろ!」
一矢「ん!? この幅なら・・・トランザー、ゴー! ダイモスッ! バトルタァァァァン!」
アキト「竜崎さん!? よし、トランザーのあとなら・・・出れる!」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「よっしゃあ、抜けっぞ、テンカワ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット出現〕
一矢「ダァァァァイモォォォォス!」
アキト「よし、出られた」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「エステッ バリィィィス!」
アキト「は?」
ガイ「アホウ! 竜崎がかっこよく決めてるのに、悔しくないのか、テンカワ!」
アキト「いや・・・別に・・・」

リヒテル「ダイモス・・・竜崎一矢か!」
一矢「リヒテル・・・! エリカを、エリカをどこにやった!」
リヒテル「・・・エリカは、死んだ」
一矢「な、なんだと・・・!?」
リヒテル「海底地震により、海に流されたのだ・・・行方は・・・わからん」
一矢「エリカが・・・!? ふざけるな! そんな嘘で俺の戦意を失わせようなどと・・・姑息だぞ! リヒテル!」
リヒテル「嘘ならば、もっとまともな嘘をつくわ! 竜崎一矢・・・貴様さえいなければ・・・わが妹、エリカはあのような目にあうこともなかった・・・! お前さえいなければ!」
一矢「来い、リヒテル! お前のようなわからず屋のバーム星人は、痛い目にあわないとわからない!」
リヒテル「望むところ! バーム星10億の民のためにも、これ以上の地球侵略を遅らせるわけにはいかん! 勝負だ・・・竜崎一矢!」
一矢(エリカ・・・俺は信じない! 行方知れずなら・・・まだ望みはあるということだ!)
〔一矢、精神コマンド「気合」使用〕
アキト「出撃はまだか! ユリカ!」
ユリカ「なんか、まともに出られたのは、アキトたちだけみたい! とりあえず攻撃しちゃって!」
アキト「とりあえずかよ~」
ケーラ「援軍はこれだけなのかい? やれやれ・・・」
ブライト「すまん、ケーラ、急がせる! ・・・ところで補充パイロットはもう一人いたはずだが?」
ケーラ「まだ来てないんだ。合流予定時間は過ぎてるんだけど・・・」
一矢「ケーラ中尉、ナデシコからの発進はもう少しかかるみたいだ。俺たちだけでやるぞ!」
ケーラ「しゃあないね」
※※ガイが仲間にいる場合のセリフ※※
一矢「テンカワくん、ヤマダくんも頼む!」
ガイ「ダイゴウジ・ガイだ!」
アキト「認知されてないよなあ」
※※ガイが仲間にいない場合のセリフ※※
一矢「テンカワくんも頼む」
アキト「了解!」

ユリカ「竜崎さん! 前にも言いましたけど、エステバリスは、エネルギー供給のシステム上、ナデシコから離れられません! だから・・・」
一矢「そうだった。あまり敵陣までは切り込めないとうことか」
ケーラ「どういうことなんだい?」
アムロ「ケーラ、エステバリスはナデシコ・・・この戦艦の近くにいる限り、エネルギーを受け続けられる」
イネス「説明を補足すると、その反面、ナデシコから離れたらエネルギー供給が受けられず、数分でエネルギー切れを起こして動けなくなってしまうわけね」
リヒテル「何をごちゃごちゃやっている! その程度の数で、わがバーム星の戦闘ロボに勝てると思うてか!」
一矢「やってみなければわかるものか! それに、妹を見捨てて平然な顔をしているような奴には負けん・・・!」
リヒテル「余が心を痛めていないだと・・・!? 竜崎っ、貴様ァ!」

<4PP>
ウリバタケ「よっしゃ、発進しろぉ! 順番にだぞぉっ!」
<<アクセル>>
アクセル「やっとなんだな、これが」
<<ラミア>>
ラミア「なかなか面白かったが、そうも言ってられんか」

アムロ「出るぞ!」
アストナージ「大変だな。ネェル・アーガマが破壊でもされたらことだぜ」
ウリバタケ「まったくだ。・・・たのむぜ、戦艦守り抜いてくれよ」
〈出撃ユニット選択〉

<一矢vsリヒテル>
一矢「リヒテル、お前はどうしてエリカの気持ちがわからない!」
リヒテル「父を殺し、エリカをかどわかした地球人が何を言う!」

<リヒテルHP30%以下>
リヒテル「うぬ、やるな!」
バルバス「リヒテル様、ここは我らにまかせてお下がりください」
ライザ「あとは私たちが。リヒテル様、ここはお退きください」
リヒテル「いいや、退かぬ。バーム星10億の民のためにも、地球攻撃軍提督としても、これ以上、負けるわけにはいかんのだ!」
ライザ「リヒテル様、そこまでのご決意を・・・」
バルバル「リヒテル様、不肖、このバルバス、最後までリヒテル様と共に!」
リヒテル「ロンド・ベル、勝負だ!」
一矢「望むところだ。こい、リヒテル!」

<リヒテル撃破・味方援軍1出現>
リヒテル「まだだ、まだ勝負はついておらんぞ!」
ユリカ「体当たりする気?」
一矢「リヒテル、馬鹿な真似はよせ!」
バルバス「リヒテル様!」
ライザ「リヒテル様ーっ!」
ルリ「新たな敵機確認、こちらに来ます」
〔敵ユニット出現〕
アイザム「リヒテル、あいかわらず向こう見ずな奴よ。だが、お前をこんなところで死なすわけにはいかん」
リヒテル「お前は・・・アイザム? なぜ地球に」
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「あれもバーム星人のメカなのか?」
ライト「今までのとは違うタイプだ」
アイザム「ロンド・ベルの諸君、見事な戦いぶりだ。・・・私はバーム星のアイザム」
一矢「アイザム?」
アイザム「残念だが、今は君たちと戦うつもりはない。・・・かわりに私が開発した新型メカ戦士で我慢してもらおう!」
〔敵ユニット出現〕
〔敵ユニット離脱〕

ルリ「バーム星のメカ、離脱します」
ブライト「バーム星からの新しい幹部か?」
プロスペクター「ホシノくん、敵のデータは?」
ルリ「・・・ありません。ほんとに新型です。それから、新たな機影が来ます」
甲児「まだ来るのかよ!」
勝平「もう驚かねえぞ! いくらでも来やがれってんだ!」
〔味方ユニット出現〕
カミーユ「なんだ!? 金色のモビルスーツ・・・!?」
シロー「戦場であんな派手な色を!? なにを考えているんだ!」
ニナ「あれは・・・ゼータ・プロジェクトの・・・!?」
クワトロ「遅くなった。地球連邦軍第13独立部隊ロンド・ベルに配属となったクワトロ・バジーナ大尉だ。このまま戦闘に移る」
※※ララァが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ララァ「・・・・・・!!」

アムロ「ん!? 奴は・・・!?」
ブライト「アムロ? どうした?」
アムロ「いや、なんでもない・・・クワトロ大尉、あなたは」
クワトロ「遅くなったことなら謝っている。・・・同じ階級同士だ。よろしくたのむ、アムロ・レイくん」
アムロ(・・・同じなのは階級だけか? クワトロ・バジーナ・・・)

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

海底城司令室
アイザム「リヒテル・・・あいかわらず、向こう見ずな奴だ」
リヒテル「アイザム、まさかお前が地球にくるとは」
バルバス「ライザ将軍・・・この方は何者だ?」
ライザ「アイザムの名を知らぬとは、それでもバーム星人ですか? 彼こそバーム星の天才科学者として名をはせたお方。・・・そして、リヒテル様の古くからのご親友なのです」
バルバス「その天才科学者が、なにゆえに地球に?」
リヒテル「・・・なんだと? 何と申した・・・アイザム!?」
アイザム「何度でも言おう。・・・オルバン大元帥はリヒテルを退け、代わりにこのアイザムに地球攻略の全責任をゆだねられたのだ・・・!」
リヒテル「そんなバカな。余は、余はそんなことは認めぬぞ!」
アイザム「オルバン大元帥は、もしお前が反抗するようなことがあれば・・・殺してもかまわぬと申された」
バルバス「なんと!?」
リヒテル「オルバン大元帥・・・余の忠誠を何と思われる」
アイザム「・・・・・・」
リヒテル「くうう・・・」
アイザム「リヒテル・・・俺を殺せ」
リヒテル「な!? 今、なんと言った、アイザム?」
アイザム「俺を殺すんだ。そしてオルバン大元帥には、俺は地球到着寸前に事故で死んだと伝えろ」
リヒテル「どういうことだ!? 何が言いたいのだ、アイザム!」
アイザム「新任の総司令官の俺が死んだとなれば、お前が今のまま引き続き任務につくほかあるまい」
リヒテル「そ、そんな事ができるか!」
アイザム「でなければ、俺はオルバン大元帥の命令に逆らったことでお前を殺さねばならん」
バルバス「・・・!」
アイザム「だが、そんなことができるものか! お前は、俺にとってかけがえのない友なのだぞ!」
リヒテル「アイザム・・・わかった。余は総司令官の座を降りよう」
ライザ「リヒテル様!」
リヒテル「だが、その前にもう一度だけ戦わせてくれ、竜崎一矢のダイモスと決着をつけたいのだ。力を貸してくれ、アイザム!」
アイザム「・・・もちろんだ。この俺の頭脳、存分に使え!」

ネェル・アーガマ ブリッジ
ケーラ「待ってたよ、ブライト艦長」
アストナージ「中尉、中尉がネェル・アーガマに!?」
ケーラう「ふふ、アストナージ、話はあとでね。・・・報告を先にしないと」
ヒカル「あれぇ、もしかして、ケーラさんってアストナージさんの恋人なんですかぁ?」
ケーラ「そうだよ」
勝平「そうだよ。だって」
宇宙太「ヒュー」
ケーラ「ケーラ・スゥ中尉、本日付けを持ってロンド・ベルに配属となります。よろしくお願いします!」
ブライト「ああ、すまないな、ケーラ。こちらこそ頼む。・・・それから・・・君が?」
クワトロ「クワトロ・バジーナ大尉です。あなたの活躍は昔から聞いている。よろしく、ブライト艦長」
アムロ「・・・・・・」
クワトロ「どうしたかね、アムロ大尉。私の顔に何かついているかね?」
アムロ「・・・なぜ、ここに?」
クワトロ「配属早々、そんな目で見られるとはな。私はレディ・アンの口利きで配属が決まったのだ。特に意味はない」
ノイン「間違いない。レディ・アンからの書状もある」
ブライト「・・・確かに。しかし、この中には・・・」
クワトロ「・・・何か?」
ブライト「わかった。クワトロ大佐、歓迎する」
クワトロ「私は大尉ですよ、艦長」

ネェル・アーガマ 通路
ケーン「やっぱり新しい艦はいいなぁ。ワックスの匂いがたまらないねぇ。
タップ「そうか? 俺は逆に好きじゃないけどな」
さやか「アーガマも悪くないけど、最新鋭のナデシコと比べるとね」
コウ「これでナデシコのすし詰めから開放されるな」
バニング「ああ、まともに出撃もできないのでは、最新鋭だろうが意味がないからな」
チボデー「今日は本当にヤバかったからな。なあ、ドモン」
ドモン「俺は何でもかまわん。・・・デビルガンダムが見つかりさえすればな」
サイ・サイシー「あ~あ、これだよ」
ジョルジュ「ドモンだけでなく、戦艦が新しくなったくらいでは埋められない問題がいくらでもありますから。・・・ムッシュ・竜崎のことも気がかりです」
甲児「エリカさん・・・行方不明だって?」
ボス「一矢、あんまり悩まねえといいけどな」

平和解放軍 秘密基地
エリカ「・・・うう・・・」
連邦兵「気がついたようですね」
エリカ「ここは・・・?」
連邦兵「地球連邦軍の潜水艦です」
エリカ「・・・地球連邦? 私をどうする気ですか? ・・・馬鹿なことを聞いてしまいました。あなたたちにとって、私は敵の女・・・」
連邦兵「我々と一緒に来てもらいます。エリカ様」
エリカ「え、私を知っているのですか?」
連邦兵「もちろんですよ。あなたはバーム星人であり、地球攻撃軍司令官リヒテルの妹・・・」
バーム兵「そして、ダイモスの操縦者竜崎一矢さんの恋人・・・ですね」
エリカ「バームの兵士!? あなた方は、地球連邦軍ではないのですか?」
連邦兵「私たちは地球連邦軍であり、地球連邦軍ではありません」
バーム兵「我々は・・・平和解放軍です」
エリカ「平和・・・解放軍・・・?」

≪ララァが仲間にいる≫
ネェル・アーガマ 一室
ララァ「大佐」
クワトロ「私は大尉だよ・・・ララァ・スン少尉、私に何か?」
ララァ「ふふ、サングラスなんかしていても私にはわかります」
クワトロ「・・・なにをだね?」
ララァ「それが大佐の意思である以上・・・私は何も聞きません。でも、私の前ではサングラスをとってほしい」
クワトロ「・・・・・・」
ララァ「星の屑作戦があなたを変えたと信じて良いのですね」
クワトロ「それは、これからの私を見て判断すればいい・・・ララァ」

ネェル・アーガマ 一室
一矢「そんなバカな。エリカが死んだなんて」
ナナ「お兄ちゃん・・・」
京四郎「リヒテルの口ぶりだと、死体は見つかっていない。まだ死んだと決めつけるのは早いぜ、一矢」
<<アクセル>>
アクセル「そうだ。エリカは死んじゃいない。お前の胸の中で生きて・・・」
リョーコ「このバカタレ! そんな励まし方があるか!」
<<ラミア>>
ラミア「でもバーム星人もよく探したのだろうから・・・それで見つからないとなると、早めに頭を切り替えた方がいいのではございましょうですわ」
リョーコ「確認もしねえであきらめろ、なんて言うなよな」

ヒカル「そうだよ! 竜崎さん、元気出してよ、大丈夫だって!」
一矢「そうだ、まだ死んだと決まっちゃいない。リヒテルが死んだと思っても、俺はそうは思わない。エリカはきっとどこかで生きているはずだ!」
シロー「竜崎くん、その意気だ。彼女を信じてあげよう」
アイナ「そうですよ、信じれば・・・必ずエリカさんは帰ってきます」
一矢「ありがとう・・・」
<<アクセル>>
アクセル「信じる者は救われるんだな、これが」
<<ラミア>>
ラミア(・・・なぜ、こんなに物事を楽天的に考えられる? 理解できん・・・)


平和解放軍 秘密基地
バーム兵「こちらです」
リリーナ「ようこそエリカさん、私はリリーナ・ドーリアンといいます」
エリカ「リリーナさんとおっしゃいましたね。ここは・・・どうなっているのです。地球人とバーム星人が一緒にいるなんて・・・」
リリーナ「驚くにはあたりません。ここではバーム星人、地球人の区別はしていませんから」
エリカ「そんなことができるのですか」
リリーナ「できます。平和を願うバーム星人のすべて、平和を願う地球人すべてが、こうして仲間になれるのです」
エリカ「それが、平和解放軍・・・」
連邦兵「できれば、軍などという言葉は使いたくないのですが・・・」
エリカ「あなたがたは、いったい何をするつもりなのです?」
バーム兵「バーム星人と地球人の混成社会を築くこと」
連邦兵「そして、ゆくゆくは他の異星人の方々とも共存していくこと」
リリーナ「それが平和解放軍の目的です」
エリカ「地球人とバーム星人の、共存共栄・・・?」
リリーナ「その通りです。私は、それが戦争を終結させる最も確かな道だと思っているのです。エリカ様のお父上、リオン大元帥と、亡き竜崎博士が考えたように」
エリカ「ああ、それが実現できればどんなに素晴らしいことでしょう」
リリーナ「実現できれば、ではありません。実現させるのです」
エリカ「・・・しかし・・・どうやってです?」
リリーナ「今は、仲間を増やすことが先決です。幸いにも、この地球上にはバーム星との平和を望む人たちがこうして存在します。私はそういう人たちをまとめあげます」
エリカ「リリーナさんの言いたいことがわかりました。・・・私が地球との平和を望むバーム星人をまとめることができれば・・・」
リリーナ「その通りです。リオン大元帥の遺志を継ぐバーム星人は数多くいるはずです。しかし、今はそれを口にできないのです」
エリカ「わかりました。私は小バームへ戻り、平和を願うバームの民を集めましょう」
リリーナ「そして、ふたつの星の平和への願いがふくれあがった時こそ」
エリカ「戦いをやめ、お互いの手を取り合うことができるのですね。今の私たちのように」

平和解放軍 秘密基地
エリカ「一矢・・・何も言わずに行く私を許してください。しかし、私はあなたへの想いを忘れはしない。忘れないからこそ私は小バームに戻るのです」「私たちの愛を実らせるたったひとつの道。・・・それは、地球とバームとが手を握りあうことしかないとわかったから・・・」
バーム兵「エリカ様、宇宙船の用意ができました。火星、木星間の小惑星群まで行き、そこで小バームの解放軍と接触します」
エリカ「わかりました。行きましょう、小バームへ! 私たちバーム星人と地球人の間に残された道、それは平和しかないのですから」
【シナリオエンドデモ終了】


● No13「現れた『影』」「シャドウミラー」 へ戻る

● No15「燃える友情」「集う『G』」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦A」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。