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No.17B
父をもとめて
ボルテスVに命を賭けて

【シナリオデモ開始】
海底城 司令室
ハイネル「なに、ロンド・ベルが部隊を分けただと!」
ジャンギャル「はっ、今こそ奴らを倒す絶好のチャンスかと」
ハイネル「確かに・・・ロンド・ベル隊さえ倒せば、あとの連邦軍など烏合の衆。いつでも倒せる」
カザリーン「しかし、きゃつらが部隊を分けたのは戦力増強のためでございます。ここで倒さねば後々やっかいなことになるかと」
ハイネル「うむ・・・よし、キャンベル星人の女帝ジャネラに連絡せいっ! 南原コネクションへ向かわせるのだ!」
カザリーン「は!」
ハイネル「完璧に奴らは倒せねばならん。・・・もたついておれば、大王自らが動く・・・そうなれば、我々の計画も水泡に帰すのだ! 次こそ、失敗は許されん!」
ジャンギャル「それでは・・・我らは百鬼帝国と共にビッグファンルコンへ参りましょう」
ハイネル「うむ。貴族の象徴である角をもつ者たちの力、下等な地球人どもに知らしめてくれる!」
カザリーン「ハイネル様、ロンド・ベルからはもう一つ、辺境地区へ向かう部隊がありますが・・・」
ハイネル「捨ておけい! 今は新しい戦力をつぶす方が先決だ!」
ジャンギャル「それでは早急に、百鬼帝国と共にビッグファルコンへ参る準備をいたしましょう」
カザリーン「ではハイネル様、かねてより捕らえてあった、あの男をお使いになるので?」
ハイネル「無駄だとは思うがな」
カザリーン「私もそう思っておりました。ところが・・・今までの人間に関するデータを調べてみましたところ、驚くべき事が判明しました」
ハイネル「驚くべき事? 申してみよ」
カザリーン「はい、なんと人間には・・・我々と同じように『愛』というものが存在するのです・・・!」
ハイネル「人間にも愛情が・・・? ふふ・・・ふはははははははっ! 面白い! 実に面白い冗談だ!」
カザリーン「冗談ではございません! 人間は我々の及びもつかぬ異常進化をを遂げたものと思われます」
ジャンギャル「カザリーン、お前は犬や猫が笑ったり泣いたりするのを見たことがあるのか。人間どもに愛情があってたまるか」
カザリーン「しかし事実なのでございます」
ハイネル「よかろう、カザリーン。お前の言葉を信じよう。ならば、あの男も役に立つであろう」

鬼岩城 三面鬼殿
ジャネラ「この役立たずめ!」
ダンゲル「ぐぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
ワルキメデス「お、お許しを! ジャ、ジャネラ様ァァァァッ!」
ジャネラ「お前たち二人が能なしだから、ハイネルのような小僧がのさばることになるのじゃ! 恥を知れ!」
ダンゲル「く、くそぉぉぉぉっっ」
ワルキメデス「あああああ」
ジャネラ「わかっているであろうっ! わがキャンベル星は今や・・・!」
ワルキメデス「・・・う・・・うう・・・わ、わかっております・・・デウスめら、平和主義者どもによって、キャンベル星は・・・」
ジャネラ「そうじゃ! だからこそ、我々にはあの軍・・・連合軍の力を使用するしかないのじゃ!」
ダンゲル「次こそは・・・次こそは・・・ジャネラ様!」

南原コネクション
マスター「・・・どうしても良い返事はもらえぬと言うのか?」
四谷「・・・勘違いをするな。即答するにはデータが足りん。・・・それに懸念も多いのだ。時間をくれと言うておる」
マスター「今決断せずに、いつ決断するというのだ! 四谷、貴様にもわかっているはずだ! このままではどういうことになるか!」
四谷「わかっておる。・・・特にコロニーへの移住が始まってからは、加速度的に・・・」
マスター「それがわかっていながら、貴様・・・なぜ迷う! ・・・これだから科学者というのは肝心な時に間に合わんのだ!」
四谷「その時間が生むひらめきもある。もし、しくじれば次はないというのならば、なおさらじゃ」
マスター「・・・ふん、まあよい。四谷、もしよい返事をもらえるならば・・・わしは少しバカ弟子どもと遊んでから、あの島に向かう」
四谷「わかった」
マスター「時間がないのだ・・・この意味・・・忘れるでないぞ、四谷」

ネェル・アーガマ ブリッジ
ベンケイ「ところで、ボルテスVってどんなロボットなんだ?」
ハヤト「確か、5台のマシンが合体してできるスーパーロボットだ」
シロー「すると、ゲッターみたいに5通りに変形・合体するのか?」
アイナ「陸、海、空・・・ええと、あとは宇宙に・・・異次元?」
リョウ「いや、それはできないはずだよ。ボルテスVという、ひとつのロボットにしかなれない」
ケーラ「だいたい異次元って・・・?」
ブライト「うむ。ナデシコが向かった先のコン・バトラーVも同系統のシステムらしい」
コウ「同系統・・・ということは?」
ニナ「調べたんだけど・・・パイロットの脳波を一致させることにより発動する合体システムが採用されているわ」
シロー「脳波を使った・・・それって」
甲児「ギガノスの思考コントロールシステムと一緒じゃねえのか?」
アストナージ「それを言ったらエステバリスだって同じさ。イメージ・フォードバック・システム・・・IFSも、そのためのものさ」
ボス「エステバリスのパイロットがつけている入れ墨のようなものか」
ニナ「人間の思うとおりにロボットを操作する・・・ロボット開発の永遠のテーマよ。コン・バトラーもボルテスもその一つの可能性ね。ただ、コン・バトラーは機体制御のみに使われているようだけど・・・」
甲児「へっ、そんなの今でもやってらあ! ・・・機械に頼ろうなんざ、邪道だぜ」
リョウ「ぼくもそう思うな。感情を込めて戦えば、少なくともゲッターはそれに応えてくれる」
ニナ(・・・操縦桿ひとつにペダルだけで、あれだけ動くロボットと、動かせるパイロット・・・そっちの方が納得いかないんだけど)
甲児「だけどよ、なんで今までロンド・ベルに参加してこなかったんだ? コン・バトラーよりも先に戦闘可能だったらしいじゃねえか」
アムロ「ビッグファルコン責任者の左近寺博士が拒否したのさ。・・・パイロットが未熟すぎて足手まといになるだけだと」
シロー「今さら素人に来られても・・・」
ブライト「いや・・・パイロットの能力データを見る限り、問題ないと思うが・・・」
ラミア「その左近寺博士が・・・納得していないんじゃありませんではございませんですこと?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「父を求めて」
「ボルテスVに命を賭けて」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔健一、マップ内の移動を続ける〕

左近寺「この腰抜けども! それがビッグファルコンに選ばれたメンバーと言えるのかっ! この程度の訓練で音をあげおって!」
健一「くっ・・・左近寺博士! これだけの訓練に・・・何の意味があるんですっ!?」
一平「そうだ、こんな特訓などしなくても、俺たちは十分ロンド・ベルで戦っていけるぜ!」
左近寺「ろくに操縦もできんでロンド・ベルに行きたいだと!? 偉そうなことを言うなッ!」
〔健一、前進〕
日吉「ああ! うわぁぁぁぁぁぁっ!」
大次郎「あんさん、日吉が!」
めぐみ「Gに耐えられないんだわ! 健一! ボルテスを止めて!」
左近寺「何をしておるっ! わしは止まって良いなどとは一言も言っておらんぞッ!」
健一「しかし、このままでは日吉が!」
一平「へたすりゃ死んじまうぜ!」
左近寺「それだけ腕が未熟であったということだ・・・! 戦いでは未熟者が死ぬのは当然だッ!」
健一「俺たちは機械じゃないんだ! どうしてそこまでやらねばならないんです!」
左近寺「わしは完璧を求める。己の能力を最高に発揮できる戦闘マシーンをだ。それが戦いに勝つ手段だ」
健一「博士、俺たちに必要なのはチームワークだ! たとえ日吉が劣っていようと、俺たちはチームワークでカバーして戦う!」
左近寺「しばらくはそれでもいいかもしれん。・・・しかし、いつかきっとその甘さが命取りになる! やわな人間感情などは邪魔になるだけだッ!」
大次郎「おいどんたちに、機械になれということでごわすか!?」
左近寺「その通り! ボルテスVを操縦できる優れたコンピュータさえあれば、お前らなどは今すぐにでもお払い箱にしたいところだ!」
一平「野郎・・・! 願ってもないことだ! いつでもお払い箱になってやるぜ!」
左近寺「ふふふ、できるか? 戦いを放棄した臆病者としての汚名をきる覚悟があるのか!」
健一「左近寺博士・・・! あんたは!」
〔警報〕
左近寺「なに、こんな時に敵だと!?」
〔敵ユニット出現〕
左近寺「あれは、ボアザン星人と百鬼帝国か!?」
めぐみ「・・・大型まで! 本気みたいね」
健一「ようし、みんないくぞ。俺たちはこんな特訓をしなくても強いということを博士に見せてやれ!」
一平「おう、いくぞ健一!」
大次郎「チェストいけぇぇぇッ!」
日吉「やるぞおっ!」
左近寺「まてい! 間もなくロンド・ベルが来るはずだ。無理をせず、それまでもちこたえろ!」
一平「うるせぇ! あんたの指図はうけねえよ!」
ハイネル「なにやら騒いでおるようだな。戦いにくだらぬ感情を挟むなど、しょせんは下等な地球人か」
ブライ「フフフ、地上人、と言ってもらいたいものだな」
カザリーン「これはブライ大帝。当然でございます。角こそ高貴な者の証・・・ともに地球・・・いえ、地上人を討ち滅ぼしましょうぞ」
ハイネル(カザリーンめ・・・うまくやりおる)
ブライ(ククク・・・しょせんは頭を押さえられておる下っぱども。今のうちに騒ぐがよいわ)
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

カザリーン「ハイネル様、敵が。・・・戦艦です」
ハイネル「ほほう・・・来たか!」
〔味方戦艦出現〕
左近寺「来たか、ロンド・ベル!」
ブライト「ネェル・アーガマ、艦長のブライト・ノア大佐です。これより援護にまわる!」
健一「あれがロンド・ベルの旗艦か!」
ブライ「来おったか!」
ベンケイ「む!?」
ハヤト「リョウ! ありゃ、合体百鬼ロボットだぞ!」
リョウ「よぉぉぉし! いくぞ2人ともォッ! チェェェェェェンジッ! ドラゴンッ! スイッチ・オンッ!」
〔味方ユニット出現〕
ヒドラー「うおっ!?」
ブライ「出たか、ゲッター!」
左近寺「おお! ゲッターロボ!」
胡蝶鬼「ゲッターロボ! 今日こそあんたを倒して、私がナンバー1になってやる!」
リョウ「胡蝶さん・・・いや、胡蝶鬼か!」
ケーラ「さぁて、異星人どもをひねりつぶしてやろうかね」
アストナージ「ケーラ中尉、無理はするな!」
コウ「出撃します!」
アムロ「ブライト!」
ブライト「各機、出撃! ボルテスVの援護をしつつ、敵をせん滅せよ!」
ラミア(超電磁ロボ・・・そして超電磁マシーンの引き上げも成功すれば・・・いや、成功するだろう。ロンド・ベルの戦力はふくれあがっていく・・・)
〈出撃ユニット選択〉
ハイネル「ほほう・・・数はそれなりにあるようだな。だが、しょせんは地球の虫けら! 恐るるにたらん!」

<4PP・味方援軍2出現>
ハイネル「ぬうう・・・ロンド・ベル、やりおる!」
ジャンギャル「このままでは・・・そうだ、ハイネル様」
ハイネル「ん? ふん、役に立つとも思えんがな。まあよい、やってみせよ」
剛「うう・・・健一・・・」
ブライト「なんだ!? カメラ! 望遠でとらえろ!」
アムロ「人だと!? 誰だ!?」
日吉「け、健一兄ちゃん! あ、あれは・・・あれは!」
健一「お父さん!?」
めぐみ「なんですって、健一、本当なの?」
健一「間違いない。忘れるものか、あれは俺たちのお父さんだ!」
大次郎「おとっさんが、どぎゃんして敵に?」
日吉「おとおさぁぁぁぁんっ!」
ハイネル「ふふふ、ボルテスチームよ、父の命が惜しくば無条件降伏せよ」
ブライ「ハイネルめ、このような切り札を持っていたとは」
アイナ「汚い・・・!」
シロー「ブライト艦長! このままでは・・・!」
ブライト「くっ・・・!」
健一「くそぉ、どうしたらいいんだ!」
左近寺「何を迷っている! 戦えいっ!」
健一「戦えって、あそこには父さんが・・・!」
一平「博士! やっぱりあんたは・・・血も涙もない男だぜ・・・!」
左近寺「バカ者がっ! あれが本物の父と、どうしてわかる! やつらの技術力なら、そっくりのロボットぐらい作れるっ!」
健一「・・・しかし!」
左近寺「仮にあれが本物の父だとして、ここでお前たちが敗北を認める姿を見てどう思う! 使命を捨て、自分の命を助けてくれたことを喜ぶか!?」
健一「・・・」
左近寺「お前たちは、剛博士が何のためにそのボルテスを作ったと思っているんだ! 剛博士の意志を守ることこそが、ボルテスの使命ではないのか!」
ラミア(当然の判断だ。・・・だが・・・ロンド・ベルの連中にそれができるか? それに・・・)
甲児「くそったれ! 汚え手使いやがって・・・!」
ラミア(私も・・・ボルテスチームの父親を助ける方法を探している・・・!? く・・・なぜだ!? 指令さえあれば・・・迷うこともないというのに・・・!)
健一「・・・そうだ、ここで俺たちがあきらめたら、お父さんは俺たちを絶対に許すまい」
大次郎「あんさん・・・」
〔ハイネルにダメージ〕
ハイネル「なに・・・!? ボルテスが!?」
健一「父さん・・・許してくれ! 俺たちは・・・戦う!」
剛「そうだ・・・そうだ、健一、大次郎、日吉・・・!」
ハイネル「うぬ、カザリーンめ。なにが地球人にも愛があるだ、実の父がいるというのに、戦いをやめようとはせん!」
ジャンギャル「地球人にも愛があるのではと、かけらでも思ったわしが馬鹿だったわ!」
剛「ハイネル、お前たちにはわかるまい! これが私たちの愛なのだ・・・! 健一、大次郎、日吉、私の息子たちよ。よくぞ立派になった。私はお前たちを誇りに思うぞ・・・!」
〔味方ユニット出現〕
デュオ「へへっ! 呼ばれて飛び出てなんとやらだぜ!」
ヒイロ「・・・・・・」
ブライト「翼を持ったガンダム!? それとあの鎌を持ったガンダムは・・・!」
一平「なんだ! 敵の新型か!?」
アムロ「ボルテスチーム! 彼らは味方だ! デュオ・マックスウェルくんか!?」
デュオ「お、連邦の白い悪魔に名前を覚えられるとは光栄だね! こっちは初顔見せのヒイロ・ユイだ」
ヒイロ「・・・援護する」
デュオ「ちょい引きこもり気味だけど、気にしないでくれよ」
ヒイロ「話は聞いていた。・・・ボルテスチーム・・・本当にいいのか?」
健一「俺の・・・いや、俺たちの意志は変わらない・・・! 父さんのために・・・父さんのために、ボアザン星人を倒す・・・!」
ヒイロ「その決意・・・了解した」
ブライ「ほぉ、人質が通じんとは。ボルテスチームとやらは、今までのロンド・ベルとは少し違うようだな」

<リョウvsブライ>
リョウ「ブライ大帝、今日こそ決着をつけてやる!」
ブライ「ククク、来るがよい。返り討ちにしてくれる」

<リョウvs胡蝶鬼>
胡蝶鬼「私は百鬼帝国の胡蝶鬼だ。私には鬼の姿で戦うのがふさわしいのさ。いくぞ!」
リョウ「胡蝶さん、目を覚ませ! 人質を使う作戦なんて・・・胡蝶さん、君は美しいが・・・心の冷たい人だ・・・!」

<ハヤトvsブライ>
ハヤト「ブライさんよ、いいかげんに観念しな!」
ブライ「ククク、来るがよい。返り討ちにしてくれる」

<ベンケイvsブライ>
ベンケイ「いくぞ、百鬼帝国め!」
ブライ「ククク、来るがよい。返り討ちにしてくれる」

<ベンケイvs胡蝶鬼>
胡蝶鬼「私は百鬼帝国の胡蝶鬼だ。私には鬼の姿で戦うのがふさわしいのさ。いくぞ!」
ベンケイ「きやがれ、この鬼野郎!」

<鉄甲鬼vsヒドラー>
鉄甲鬼「ヒドラー、覚悟!」
ヒドラー「この裏切り者め!」

<健一vsハイネル>
ジャンギャル「こやつら、人質がどうなっても良いというのか!」
健一「父さん、俺たちは地球を守ります!」
剛「そうだ、それでいいんだ」
ハイネル「しょせんは地球人、父がどうなろうとかまわぬといことか!」
健一「そうじゃない。お父さんの事を思うからこそ戦うんだ・・・! お前などにはわかるまいっ!」
ハイネル「ほざくなっ!」

<リョウが胡蝶鬼を説得>
リョウ「君だってわかっているはずだ。ナンバー1でなければならないという気持ちが自分を追いつめ、鬼にしていることを!」
胡蝶鬼「わかったことを言うな! 私は胡蝶鬼だ、ナンバー1となる鬼だ! もう、人間には戻れない!」
リサ「そんなことないわ。勇気を出して、胡蝶鬼。鬼も人間も仲良くできるのよ。どっちが上かなんて片意地張らなくて良いの!」
胡蝶鬼「リサ・・・白骨鬼の娘。お前は、人間になったとでもいうのか!」
リサ「角の跡はあるわ。でも、みんなが私を人間として受け入れてくれた」
※※ミユキが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ミユキ「人間かそうでないかなんて、小さなことよ。みんな、きっと分かり合える。分かり合えたはず」

リョウ「胡蝶鬼! いや、胡蝶さんっ! 君も人間に戻るんだ!」
胡蝶鬼「戻れるのか、人間に・・・」
※※まだヒドラー健在の場合、セリフ追加※※
ヒドラー「ええい、どいつもこいつも。この裏切り者め!」
[イベント戦闘「胡蝶鬼vsヒドラー」]
胡蝶鬼「きゃぁぁぁぁっっ!」
リョウ「胡蝶鬼、おのれヒドラー! 許さん!」

〔胡蝶鬼、敵から味方へ〕

<胡蝶鬼撃破>
胡蝶鬼「私は鬼だ。鬼として生き、そして鬼として死んでいくのよ!」
〔敵ユニット撃破〕
リサ「そんな・・・なんで鬼なんかに・・・」

<ハイネル撃破>
ハイネル「ぬぬ、地球人がこれだけやるとは! 人質も効き目がないとなれば、やむをえん。撤退する!」
剛「健一! 大次郎! 日吉!」
健一「父さん!」
大次郎「おとっつぁん!」
日吉「おとーさーん!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪胡蝶鬼が仲間にいる≫

ビッグファルコン 格納庫
胡蝶鬼「うう・・・」
ミチル「見て、胡蝶さんの角が折れている」
さやか「戦いのショックで折れたんだわ」
胡蝶鬼「私は生きているのか・・・私は、鬼なのか・・・」
リョウ「いいや、君はもう胡蝶鬼ではない、美しい胡蝶さんだ」
胡蝶鬼「ああ、私は人間に戻れたのね・・・」
アイナ「もう、あなたは角に縛られることはないのよ」
シロー「ああ、仲間だ」
ハヤト「ほんとに甘ちゃんだな、少尉は」
ベンケイ「おいおい、ハヤト!」
ハヤト「ま、そういうとこ、俺は嫌いじゃねえがな」

地底城 司令室
ハイネル「カザリーン、お前の愚かな判断が今回の失敗を招いたのだ」
カザリーン「申し訳ございません。私もどうしてこのようなミスをしたのかわかりません。データでは、間違いなく人間には愛情が」
ハイネル「もうよい!」
ジャンギャル「剛博士は、いかがいたしましょう?」
ハイネル「人質としては使えぬが、奴の頭脳は使える。生かして捕虜収容所へ送れ」
ジャンギャル「はっ!」
ハイネル「それにしても、ふがいないのは百鬼帝国だ。我が偉大なるボアザンと同じ、角を持つ存在として目をかけてやればこれだ」
ジャンギャル「角はあっても、しょせんは地球の生物ということでしょう」
ハイネル「いまいましい! ジャネラも失敗したと聞く! ・・・このままでは本隊に動かれてしまう・・ええい!」

左近寺「遅くなって申し訳ありません。やっとボルテスチームの訓練が終わりましたよ。敵との実戦で完成したのは予想外でしたがな」
健一「それじゃあ、俺たちはこれからは・・・」
左近寺「そうだ、ロンド・ベルの一員として、がんばってもらう」「改めてボルテスチームを紹介しよう。ボルテスVのメインパイロットの剛健一」
健一「剛健一です。よろしくお願いします」
左近寺「健一の弟の大次郎と日吉」
大次郎「よろしくお頼み申す」
日吉「メカのことなら、おいらにまかせといてよ」
左近寺「峰一平と岡めぐみ」
一平「峰一平だ、足をひっぱるような真似はしねえから安心してくれ」
めぐみ「岡めぐみです。これでも甲賀流の忍者ですので、諜報活動が必要な時はお任せください」
健一「以上ボルテスチーム5名、本日よりロンド・ベル隊と合流します」
ブライト「了解しました」
健一「左近寺博士・・・お世話になりました」
左近寺「うむ、わしの訓練は少々厳しかったかもしれん。しかし、それは何としてでもお前たちに生き抜いてもらいたかったからだ」
健一「・・・・・・」
左近寺「お前たちはチームワークを勘違いしていた。互いに傷をなめあい、かばいあうことがチームワークだと思ってきた」
めぐみ「・・・・・・」
左近寺「しかし、それは違う。互いに支え合うことは素晴らしいかもしれん。だが、それに慣れてしまうと、困難に陥った時に安易に仲間を頼ってしまう」
日吉「・・・・・・」
左近寺「先ほどの戦いもそうだ。お前たちは父の命を救うため、戦いを放棄しようとした」
一平「・・・・・・」
左近寺「普通の人間ならそれでもいいかもしれん。だが、お前たちは戦士だ。地球の命運を握る戦士たちなのだ」
大次郎「・・・・・・」
左近寺「仲間を大事に思うあまり、自分に課せられた使命の重さを忘れるようではダメだ」
健一「・・・・・・」
左近寺「一度人間らしさをふり捨てて、己を厳しく見つめ直す。そして生まれたチームワークこそだ本物のチームワークだ・・・! さっき、援軍で来てくれたガンダムのパイロットを思い出せ。お前たちの決意を了解したと。・・・決意を持たずして、本当の戦いに勝つことなどできんっ!」
健一「はいっ・・・!」
一平「ん? ・・・ガンダムパイロットといえば・・・その当人はどうしたんだ?」

ビッグファルコン 格納庫
アムロ「君たち・・・すまなかった」
デュオ「いいってことよ。ノインの姉ちゃんに頼まれたんじゃあ、な。貸しもできたし、気にすんなって」
ヒイロ「任務は完了した・・・いくぞ」
デュオ「おい、ヒイロ!」
アムロ「少しいいか? なにが動いている? 君たちは何を知っているんだ?」
デュオ「ヘ? なに言ってんの?」
アムロ「君たちが、ただ義のために動くとも思えない。恩を売るためにも、ね」
デュオ「・・・さすが、連邦の白い悪魔。怖いのはガンダムの中身かよ。・・・今は言えねえ。悪いけどな」
アムロ「ヒイロ・・・ユイくんだったね。君は?」
ヒイロ「・・・リリーナ・ドーリアンが無茶をしようとしている・・・」
アムロ「それは・・・?」
ヒイロ「そこの男が言ったとおりだ。・・・今は言えない。だが・・・その時が来ればわかる」
アムロ「・・・その時?」
デュオ「ああ、そんなに遠くない話・・・これで勘弁してくんねえか? アムロさんよ」

ネェル・アーガマ ブリッジ
ブライト「よし、本艦はこれよりネオホンコンに向かい、ナデシコや万丈チームと合流する!」
一平「それにしても、左近寺博士も人が悪いぜ。訓練途中なんて言って、しっかりロンド・ベルに迎えに来てもらうなんてよ」
日吉「そうだよ、最初からあの訓練でおいらたちを認める気だったんだ」
シロー「それは違うな」
めぐみ「違うって・・・どういうことなんです?」
アムロ「ボルテスの参加連絡と一緒に、もうひとつ連絡が来ていた。パイロットが間に合わない場合・・・そちらで用意してもらうことになるとな」
大次郎「それでは、おいどんたちが博士に認められなければ・・・」
健一「俺たちを全員クビにして、連邦軍のパイロットをボルテスに乗せるつもりだったんだ」
ブライト「そういうことだ。参加連絡も、これ以上ボルテスの参加を先延ばしにできないということだったんだろう」
一平「やれやれ、とんでもねえ博士だぜ」
日吉「危なかったぁ」

ビッグファルコン 管制室
左近寺「厳しい訓練・・・よくぞ耐えた。あれならば、あの武装も使いこなせるはずだ。・・・完成を楽しみに待っておれ、ひよっこども・・・!」

ネェル・アーガマ ブリッジ
ブライト「ミスマル艦長、ご苦労だった。そちらでも敵の攻撃があったとい聞いたが、大丈夫だったか?」
ユリカ「はい、無事、コン・バトラーチームと合流しました。ご紹介します。コンバトラーチームの5人と1体です」
豹馬「葵豹馬だ、コン・バトラーの操縦は俺がやってる」
十三「なにいうてけつかる! コンバインできるのは、わいらがいるからやで。・・・おっと、わいは浪花十三や。射撃の腕なら誰にも負けへんで」
大作「おいどんは西川大作でごわす」
ちずる「私は南原ちずるです」
小介「僕は北小介です。コネクションを離れている間は、僕がコン・バトラーの整備をやります」
アストナージ「よろしく頼むよ」
アムロ「脳波コントロールシステムの一種を使用しているという話を聞いたが?」
プロスペクター「彼ですな。・・・ロペットくん」
ロペット「ロペットデス。ヨロシクオ願イシマス」
コウ「なんだ、整備ロボット・・・?」
ユリカ「ロペットくんはコン・バトラーチームの脳波測定ロボットであり、いわばコンバインの要なんです」
ミチル「うふ、かわいいわね!」
ロペット「ソンナコト言ワレルト、照レマスネ」
ニナ「か、感情プログラム・・・?」
クワトロ「彼らの乗るコン・バトラーVも、ボルテスV同様5機の合体タイプ、つまり5人乗りだ」
アムロ「これで一気に戦力アップだな。攻勢に出たいが・・・」
ユリカ「そうですね! あれ? ギアナ高地へ行った人たちの姿が見えませんけど?」
アムロ「バニング大尉から連絡があって、あと1時間もすれば到着するそうだ。なんでも、彼らも敵の攻撃を受けたらいい。デビルガンダムとバーム星人だ」
ユリカ「やっぱりデビルガンダム・・・! 大丈夫だったんですか?」
ブライト「あまり大丈夫ではないな。・・・陰ながらシャッフル同盟を支えてくれていた、シュバルツ・ブルーダーが負傷して入院するそうだ」
アムロ「それに、機体のトラブルでドモンくん、レインくんの両名が遅れる」
ブライト「我々はここで、彼らとの合流を待ちながら、補給と修理を行うことにする」
ユリカ「了解です」
【シナリオエンドデモ終了】


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