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No.1B
アンダーカバー


サブタイトル
「アンダーカバー」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
???「不覚をとった。まさか異星人の攻撃を受けるとはな。・・・出力低下・・・このままでは地球の引力につかまるか・・・」「・・・まさか降下することになるとはな。各部チェック・・・レーダーがやられたか。機体動作に支障はなさそうだが・・・このままでは移動もままならん」(なんとか宇宙へ戻らねばならんが・・・)
〔敵ユニット出現〕
???「なに・・・!?」
ヒドラー「あれか! 連絡のあった正体不明機というのは。クク・・・まともには動けんようだな。ちょうどいい、我が帝国の研究材料にしてくれる」
???「・・・レーダーの故障がここまでストレートに裏目に出るとはな」
ヒドラー「おとなしく投降すれば良し・・・抵抗するなら手足をもぎ取ってやれいっ!」
???(コードは・・・百鬼帝国か。相手にしているヒマなどないが・・・)
ヒドラー「反応なしか。ヒヒヒ、それではつまらん! 少し痛めつけてから回収だ。ブライ様には抵抗されたと言えばよかろう」
???「相変わらずゲスな野郎だな、お前らは!」
???「む・・・どこからだ?」
ヒドラー「こ、この声・・・お前、いや・・・お前らは!」
〔味方ユニット出現〕
ハヤト「ふっ、気付くのが遅かったようだな」
???「地面の中から!?」
ヒドラー「やはりゲッターロボッ! いつの間に!?」
リョウ「この戦乱の中、宇宙からの落下物を放っておくとでも思ったか!」
ムサシ「こりゃあ・・・ロボットだよな? おい、誰か乗ってるのか!?」
???(ゲッターロボと言ったな・・・検索・・・ゲッターロボ・・・・・・・・・・・・・・・なるほどな)
リョウ「無人機か・・・? それとも、もうパイロットは・・・」
???「・・・大丈夫だ、聞こえている」
ハヤト「こりゃ驚いた・・・女か。あんた、何者だ? 名前は?」
???「名前か。そうだな・・・ラミアという。・・・動けるが故障箇所も多い。救援を求めるが?」
リョウ「どうする、ハヤト、ムサシ」
ハヤト「聞くまでもねえだろが、リョウ。もう少し可愛げがあるしゃべり方なら、なお良かったがな」
ヒドラー「なにをごちゃごちゃとやっておる! かまわん! この際、ゲッターも持ち帰ってくれる!」
ムサシ「やってみやがれってんだ!」
リョウ「いくぞ、ハヤト、ムサシッ! チェェェェンジ・ゲッター1ッ! スイッチ・オンッ!」
〔ゲッターロボ、ゲッター1へ変形〕
ラミア(すさまじい変形機構だ。・・・なるほど、この技術・・・)
リョウ「ラミアさんと言ったね? 動けるなら援護を頼む!」
ハヤト「動けねえならじっとしてな。すぐ終わらせるぜ」
ラミア(予定変更だな)
<戦闘開始>

<ラミアvsヒドラー>

ラミア「新しい任務を遂行しなければならんのでな・・・消えてもらう!」
ヒドラー「なにをわけのわからんことを!」

<リョウvsヒドラー>
ヒドラー「ゲッターめ、そんな旧式でいつまでも勝てると思うなよ!」
リョウ「そんなことは関係ない! おれたち3人が力を合わせれば!」

<リョウvs白骨鬼>
白骨鬼「さぁ来な。相手になってやるよ」
リョウ「負けるものかっ!」

<ハヤトvsヒドラー>
ヒドラー「ゲッターめ、そんな旧式でいつまでも戦えると思うなよ!」
ハヤト「お前ごときなら、ゲッター2で十分よ」

<ハヤトvs白骨鬼>
白骨鬼「さぁ来な。相手になってやるよ」
ハヤト「ばあさんは引っ込んでな!」

<ムサシvsヒドラー>
ヒドラー「ゲッターめ、そんな旧式でいつまでも勝てると思うなよ!」
ムサシ「うるせぇ。おいらの力を見せてやる!」

<ムサシvs白骨鬼>
白骨鬼「さぁ来な。相手になってやるよ」
ムサシ「おいらの攻撃を受けてみろ!」

<ヒドラー撃破orHP30%以下で撤退>
ヒドラー「うおおっ、またしても・・・ゲッターロボ! やむをえん、撤退だ。覚えておれ、まだあきらめたわけではないぞ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ムサシ「待ちやがれ!」
リョウ「まて、ムサシ。ラミアさんの保護が先だ」

<勝利条件達成>
ハヤト「敵の反応はなし・・・相変わらず逃げ足だけは早いな」
リョウ「ラミアさん、大丈夫かい?」
ラミア「ああ、すまないが手を貸してくれ。機体を修理したい」
ムサシ「お安いご用さ。ゲッター3のパワーで運んでやるよ」
リョウ「とりあえず研究所に・・・」
ハヤト「待て、リョウ、ムサシ。・・・こいつを信じるのか?」
ラミア「・・・・・・」
ムサシ「なに言ってんだよ、ハヤト。信じるも信じないも、おいらたちと一緒に百鬼帝国と戦ってくれたんだぜ? 味方じゃないか」
ハヤト「だからおまえは単純だっていうんだ。・・・敵の敵が味方とは限らん」
ムサシ「単純とはなんだよ! だいたいなあ」
ハヤト「敵をあざむくには、まず味方からだ。それに・・・百鬼と別口で地球を狙っている軍の者かもしれん」
ラミア(・・・そう、うまくはいかんらしい・・・なるほど、この男は状況に流されない洞察力をもっているらしい・・・さて)
リョウ「ハヤト、言い過ぎだぞ」
ハヤト「それにな、俺は助けられて礼のひとつもできんような奴は信用しない」
ラミア「・・・・・・」
リョウ「二人ともやめろ。敵か味方かは、話を聞いてから判断してもいいだろう。・・・ラミアさん、一緒に来てもらえますか?」
ラミア「・・・わかった」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

早乙女研究所 管制室
早乙女「君について聞きたい。なぜあそこにいたのかね? そしてあの機体は?」
ラミア「・・・・・・」
早乙女「少し調べさせてもらったよ。照会した結果、君の機体は軍に登録されていなかった。誰が、どこで作った物なのかね?」
ラミア「順番にお話ししますです・・・」
ムサシ「おろ? なんか口調が変だな」
ラミア「・・・私の名はラミア。目的は、地球連邦軍に入隊するためです。宇宙で接触しようと思っていたのですが、異星人に襲われ・・・地球降下をせざるを得なくなってしまいましたので」
ハヤト「連邦軍へ入隊希望だと?」
早乙女「ずいぶんと急な話だね。・・・事情を聞かせてもらいたいが?」
ラミア「はい・・・1年戦争の時です。私の両親は、コロニーでロボットの修理などをしていました。・・・戦時中ということもあり、仕事には困りませんでした」
リョウ「聞いたことがある。ジャンク屋ってやつか」
ラミア「ある日、工場に奇妙な機体が持ち込まれたのです。見たこともない機体が」
早乙女「それが・・・あの機体なのか?」
ラミア「はいです。・・・その機体をめぐって、母はジオン軍に殺されました」「それからです。父は母の仇を討つべく、その技術を元に、ロボットを作り始めました・・・。そして、私はそのパイロットになるべく、さまざまな訓練を受けたのですわ」
ハヤト「・・・・・・」
早乙女「一年戦争のときか・・・聞いた覚えがないな。自分で言うのもなんだが、わしもゲッターロボを預かる身だ。他のロボットの情報は、逐一抑えておるつもりだが・・・」
ラミア「それはそうでしょう、あれは1年戦争中には完成しなかったんですわよ。完成は一年戦争終結後・・・父は開発をやめなかった。再び戦争が起こったとき、二度と母のような犠牲を出さないために」
ミチル「そして、今回の戦争が起きたということなのね」
ラミア「私たちのコロニーはギガノス軍に襲撃されました。・・・父は戦いましたが、重傷を負い・・・最期に私にあの機体を託すと、連邦軍に入るよう言ったのです・・・」
早乙女「亡くなったお父さんの・・・仇討ちかね?」
ラミア「はい・・・一刻も早くこの戦争を終わらせたいんです」
ミチル「お父さま、そういうことなら・・・しばらく彼女を研究所においてあげたら?」
ラミア「え?」
ムサシ「そうだぜ。実は、おいらたちゲッターチームは連邦のロンド・ベル隊と合流することになってるんだ」
ラミア(ロンド・ベル隊・・・!)
リョウ「マジンガーチームも一緒にね。君も俺たちと一緒に合流するといい。その時そこの隊長さんに・・・」
ハヤト「いい加減にしろ、リョウ。お前のお人好しぶりも相当なもんだ。少しは疑ったらどうだ?」
ムサシ「おまえこそいい加減にしとけ、ハヤト。俺にゃ悪人には見えないぜ? ちょっと敬語はヘンだけどよ」
ラミア「ヘンとはひどいですわねえ」(く、間違いない・・・移転時のショックで言語機能に・・・)
ミチル「そうよ、ハヤトくん」
ハヤト「ちっ、やってられねえぜ」
ムサシ「おい、待てよ、ハヤト! ・・・行っちまった」
ラミア「・・・それでは、お言葉に甘えさせていただきますわよ」(回り道にはなったが)
早乙女「それにしても、君の機体は実にかわっているね」
ラミア「そうですか?」
ミチル「どういうこと? お父様」
早乙女「うむ、彼女の乗ってきた機体について判明したことを簡単に説明しておこう」
※※機体がアンジュルグの場合のセリフ※※
ミチル「なんか女性的な感じのする機体よね。翼がきれい」
ラミア「父親の趣味ですわ」
早乙女「ブラックボックスがあまりにも多いが、コンピュータ登録によると・・・型式番号SMSC・アンジュルグ。登録制で、彼女にしか操縦できないようになっているようだ」
リョウ「エスエムエスシー・・・登録制・・・?」
早乙女「うむ、最近軍の方でも研究が進んでいるようだが・・・指紋や声紋などの個人情報で機体をロックし、特定のパイロットしか動かすことができないのだよ」
ムサシ「それが・・・アンジュルグ?」
ラミア「はい・・・私は父から、操作方法を教わった、パイロットにすぎません・・・それ以上のことはわかりませんが・・・」
早乙女「わしから見ても、アンジュルグは非常にバランスのとれた機体のようだ。遠近の攻撃、飛行も可能・・・若干、出力に難があるくらいだろう」
リョウ「ゲッターがそれぞれ極端に造ってあるから・・・援護してもらうにはちょうどいいかもしれないな」
ラミア「おまかせくださいです」

早乙女「ただ、原動力・・・エネルギーまわりなど、不明な点も多い。科学者としては非常に興味がある・・・ラミアさん、どうかね? もう少し調べさせてもらいたいのだが?」
ラミア「え・・・? あ、そうですねえ・・・」(・・・あまりいじられたくないが・・・このお人好したちのボスなら・・・大丈夫か)
ミチル「もう、お父様の悪いくせよ? 人の物をあれこれと・・・」
ラミア「ミチルさん、かまわないですことよ? 早乙女博士、どうぞお好きに」
早乙女「おお! すまないな。やる気がわいてきたぞ」
ムサシ「なんだかなあ」
リョウ「ゲッターの整備もお願いしますよ、博士。マジンガーチームに笑われたくないですから」
早乙女「わかっとる、わかっとる!」
ラミア(フフ・・・こう、うまくいくとはな。・・・利用させてもらおう)
早乙女(さて・・・ハヤトくんの言うことも気にかかる。出発までにどこまで調べられるかな)
ラミア「・・・あ、ところで博士。戦況を教えてくれませんか? これから戦闘に参加するのに・・・みんなの足を引っ張りたくないんですわよ」
早乙女「わかった。一度まとめておこう。みんなも再確認になると思うがよく聞いてくれ」

百鬼帝国 要塞島
ブライ「ヒドラー、例の機体の回収・・・失敗したそうだな」
ヒドラー「も、申し訳ありません、ブライ様! ・・・ゲッターロボの邪魔が入らなければ、成功していたのですが・・・」
ブライ「言い訳はいい。・・・計画が狂った。次の手を打たねばならん。ヒドラー、次の失敗は許されんぞ」
ヒドラー「は、ははっ!」

早乙女研究所 管制室
ラミア「ギガノス帝国と・・・異星人軍。それに地底帝国?」
早乙女「そう、地底帝国というのが・・・さっき君たちが戦っていた相手だ」
ムサシ「ギガノスは・・・最近騒がれてるよな」
早乙女「ギガノス事変からだな。人類の再生・・・などと言っているが、わしから見れば、ただの戦争屋だな」
ラミア「人類の・・・再生?」
ミチル「お父様から聞いたわ。増えすぎた人類・・・その統制のためには戦争すべきだ、って攻めてきてるのよね」
ラミア「なるほどな・・・戦争を正当化するためによく使われる手だ・・・」
早乙女(ほう・・・)
リョウ「異星人とギガノス軍もそうだけどよ、ぼくは地底帝国・・・百鬼の連中の方が気になりますね」
早乙女「これはよくないニュースだが・・・ミケーネ帝国とのつながりもあるらしいと、兜博士から聞いている」
ムサシ「まったく、敵が多くて頭がこんがらがりそうだぜ」
ラミア「そこまで、この星は混乱しているのですね」
早乙女「うむ・・・そこで、だ。我々もバラバラに戦っていては勝てない・・・ということで、いま、スーパーロボットたちを集結させ、一同に戦おうという動きがある」
リョウ「それがさっき言った、ロンド・ベル隊に参加するということだよ」
ラミア「・・・・・・」
早乙女「地球連邦軍独立部隊ロンド・ベル。一年戦争時に名を馳せた、連邦の虎の子だ。わしもこの戦局を打開できるのではないかと期待しておる」
ムサシ「ところでハヤトは? まだ戻ってこないぜ?」
リョウ「まったくあいつは。・・・ラミアさん、気にしないでくれよ」
ラミア「私・・・疑われても仕方がありませんもの・・・」(・・・場合によっては始末しなければならんか)
早乙女「機体の整備が終わり次第、ゲッターチームは合流のため、科学要塞研究所へ向かってもらう。ラミアさんのことは、わしから連絡しておくよ」
ラミア「なにからなにまで・・・すいませんですわねえ」(あとは言語系か・・・これはどうにもならん)

???
???「・・・首尾は?」
???「順調・・・と言いたいところだけど・・・どうかしら。転移時のエネルギー数値が、予想されていた限界値をはるかに越えている・・・それに、転送ポイントがずれたみたいねえ」
???「失敗ならば、すぐに次の手を打たねばならん」
???「そうあわてないで。機体の転移そのものは成功しているのよ。ポイントはずれたけど・・・宇宙から攻めるつもりが、地上からになっただけね。ただ・・・」
???「ただ・・・なんだ?」
???「神経系に影響が出るかもしれないわね・・・あの子、デリケートなのよ」
???「しょせん、そんなものか。やはり奴を使うぞ」
???「まあまあ、お待ちなさいな。あの娘、任務遂行の確実性は彼よりは上よ」
???「・・・よかろう、まかせる」
???(うまくやりなさいな)
【シナリオエンドデモ終了】


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