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No.23
「僕たちの戦争」が始まる
正義と、愛と

【シナリオデモ1開始】
ネェル・アーガマ ブリッジ
〔通信のコール音〕
リンダ「プリベンター、レディ・アンさんからの通信です」
ブライト「つないでくれ」
レディ「ブライト艦長、お話は聞きました。今回の木連の件・・・我々の怠慢といわれても仕方ありません」
ブライト「いえ、こればかりは。それにプリベンターは設立から間もない・・・仕方ないでしょう。我々も、まさか宇宙世紀初頭に原因があるとは思いませんでした」
レディ「それで調べてみましたが・・・やはり当時の関係者は全員他界しています。しかし、現在の連邦幹部の中には、彼らの孫、ひ孫がいるのは事実です」
カミーユ「・・・じゃあ、連邦の非人道的なやり方を隠すために?」
アムロ「間違いない。宇宙世紀に入り、コロニーへの移民が本格的になった。・・・これから宇宙を統治しようという時に、自分たちに都合の悪いスペースノイドを火星に追放、さらに口封じのために核を使った・・・などということになれば・・・」
クワトロ「地球連邦がコロニーを統治しようなどと、世論が許すまい」
バニング「・・・どうやら、おぼろげながら構図が見えてきたな。この戦い・・・過去からの復讐だったとはな。業の深い話だ」
レディ「我々もさらに調査を続けます。それでは、これで通信を終わります。・・・ノイン」
ノイン「なんです?」
レディ「資源衛星MO-IIIに不審な動きがあります。詳しいことは、わかり次第知らせる」
ノイン「資源衛星MO-III・・・? 了解」
万丈「では・・・そろそろ、直接、彼に聞いた方がいいかな」
アムロ「彼、ね」
ブライト「ああ。・・・リンダくん、ナデシコへ通信を」

ナデシコ 一室
アカツキ「テンカワ君の生存を知らせたのは失敗だったね。エリナ君」
エリナ「・・・申し訳ありません」
アカツキ「確か、ネルガル月ドックには、アレがあるんだろう?」
エリナ「そうね。・・・どうするの?」
アカツキ「そうだな・・・テンカワ君は事故で死んだ、もしくは行方不明ということにしよう。月にはベガ星連合軍という新しい勢力が出てきたし、彼がいないということになれば、無理にロンド・ベル隊が月ドックに向かう理由もなくなる」
エリナ「生体ボソンジャンプ実験だけでなく、あれも見つからずに済むしね」
ユリカ「そうはいきません!」
エリナ「な、何なの。人の部屋での話を盗み聞きしていたの!?」
ルリ「しかもアーガマの方にも流してます」
ブライト「悪いが、聞かせてもらった」
ユリカ「そんなことより、アキトに死んでもらうってのはどういうことです!?」
アカツキ「やれやれ、みんながこんなに盗み聞きが好きだとはね。ボクはネルガルの雇われパイロットだからねえ・・・今の話だって、想像にすぎな・・・」
アムロ「パイロットと会長では、同じ作り話をするにも立場が違う」
アカツキ「・・・何だって?」
プロスペクター「・・・とっくにバレてるんですよ。会長」
万丈「そういうこと。エステバリスパイロット、アカツキ・ナガレ・・・しかし、その正体はネルガルの会長さん。つまり親玉ってことをね」

ナデシコ ブリッジ
アカツキ「参考までに聞きたいな。どうしてわかった?」
ノイン「本気で言っているのか?」
ビューティ「忘れてるかも知れないけど、あたし、パーティであなたと会ったことがあるのよ」
レイカ「ま、パーティでしか会わない人なんて、普通は覚えてないけどね」
アイナ「私もです・・・」
アカツキ「ビューティ観光・・・それにサハリン家のご令嬢か。ぬかったよ、ネルガルの節操のない横のつながりを忘れていた」
ギャリソン「あとは・・・これですな」
アカツキ「それは・・・ネルガル重工の会社案内パンフレット?」
ギャリソン「最初のページをお読みしましょう。『ネルガルの明日を語る・・・ネルガルグループ会長アカツキ・ナガレ』。写真うつりは非常によろしいですな」
アカツキ「・・・・・・」
ルリ「・・・バカ・・・」
ノイン「最初はまさかと思った。あまりにも見えすいた形で乗りこんできたから、逆に替え玉かと思ったくらいだ」
ビューティ「他人のそら似かと、よけいな確認までとったぐらいよ」
万丈「こっちが聞きたいくらいだね。これでどうしてバレないと思ったのか」
エリナ「会長・・・」
アカツキ「年貢の納め時だね。どうやら泳がされていただけらしい。・・・いいだろう、話そうじゃないか」

資源衛星MO-III 一室
デキム「諸君、ついにマリーメイア様のために立ち上がる時が来た。長きに渡り、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ諸君らに深く感謝の意を述べたい」
マリーメイア「ふふ、どうです。未来を担う若者たちは私を支持しています」
リリーナ「・・・」
デキム「本日より君たちは、栄光の道を歩むことになる。新たな人類の覚醒は、我らマリーメイアの兵士が実行し、人々の希望の象徴となるべきなのだ」
リリーナ「これだけの兵で戦いになると思っているのですか?」
デキム「そして、マリーメイア様のために、ギガノス帝国とシャドウミラー隊が協力する約束をすでに取りつけた」
リリーナ「ギガノスと? わかりました・・・私を誘拐したわけが・・・!」
マリーメイア「そうです。いま、和平の話などを持ちかけられ、ギルトール閣下のお心を揺らがせるわけにはいかないのですよ」
デキム「それだけではない。我々は新たな力・・・DG細胞を持つガンダムの入手に成功した。いずれデビルガンダムは我々の手足となるだろう!」
リリーナ「DG・・・! デビルガンダムを!? なんてことを・・・! あなたはデビルガンダムがどういうものか知っているのですか!?」
マリーメイア「知っています。だからこそ手に入れたのです」
リリーナ(これから、何が始まるというの・・・)
デキム「だが、我々が立ち上がるその前に、不穏分子の処分を考えなくてはならない。・・・トロワ・バートン、前に出ろっ!」
トロワ「・・・・・・」
リリーナ「・・・トロワ!?」
トロワ「・・・どうやって見破ったかは興味がない・・・デキム・バートン・・・死んでもらう」
???「動くな」
トロワ「お前は・・・」
リリーナ(!! そんな・・・! なにが・・・なにが起ころうとしているの? この宇宙に・・・!)
五飛「・・・銃を降ろして両手を上げろ」
トロワ「五飛・・・」

ナデシコ ブリッジ
アカツキ「否定はしないよ。木連の正体を知っていて黙っていのは、連邦の幹部たちに恩を売るためさ」
エリナ「確かに当事者はこの世にいないけど、戦時中では、スキャンダルはないに越したことはないわ」
アカツキ「それに、アナハイムが圧倒的シェアを誇る軍事産業にネルガルが食い込むには、なにか武器が必要だったからね」
エリナ「火星の難民救出の件も、我が社のイメージアップのため・・・」
万丈「ネルガル重工会長秘書、エリナ・キンジョウ・ウォン・・・ここまできたら、もう観念するべきじゃないかな?」
エリナ「え・・・? わ、私はなにも・・・」
万丈「あれは難民救出ではなく、ネルガルの火星施設の研究データ、そして火星にある古代遺跡を押さえるため・・・だろう?」
エリナ「・・・破嵐万丈・・・そうだったわね。あなたは・・・破嵐博士の・・・」
バニング「古代遺跡?」
万丈「火星の極冠には、遙か昔、異星人が残したとおぼしき遺跡が遺跡があるんですよ。ネルガルのディストーションフィールドや、木星トカゲ・・・いや、木星連合のボソンジャンプ技術も、その研究から生まれたもの」
アカツキ「そうか・・・知っているはずだよねえ、キミも。隠し事をしていたというのは・・・君も同じなんじゃないのかい? 破嵐万丈くん」
万丈「・・・・・・」
アムロ「メガノイド・・・まさか?」
万丈「父さんも気づいていた。その遺跡の存在を。・・・独自にスーパー人間を創り出すために、遺跡の研究をしていたのは事実だ。木星連合のことまでは僕も含めて知らなかったけどね」
プロスペクター「その破嵐創造博士は、メガノイドの反乱により行方不明・・・そのメガノイドはご子息である万丈さんの手により滅ぼされ、滅ぼした当人はそのあと地球で静かに暮らしている・・・」
リョーコ「そして戦争が始まった・・・ってわけか。・・・火星の遺跡を狙おうって思ったら、戦時中のゴタゴタを利用するのがベスト」
ユリカ「そうか! すでにネルガルとは別にボソンジャンプのことを知って、その実用化に成功した存在があった!」
アカツキ「ご名答。・・・木連さ」
クワトロ「話がつながったな。・・・ネルガルにとって、木連は正体不明の存在のまま、この世から消えてほしい存在だった」
アムロ「連邦にとっても、ネルガルにとっても」
アカツキ「はいはいはい。その通りだよ。でも、それのどこがいけないんだい? 企業が利益を得るためにいろいろと工作するのは当然だろう」
ユリカ「でも、そのために、しなくてもいい戦いが起こっているんですよ!?」
アカツキ「じゃあ、聞こう! 正体を公表すれば木連が攻撃をやめたとでもいうのか?」
ノイン「・・・彼らの戦いは復讐だ。関係ないだろうな」
エリナ「この戦いが終わったあとのことを考えたことがあって!? ボソンジャンプ技術を独占できれば、いずれネルガルは地球圏の中心、ネルガルの時代になる! そのために連邦に恩を売ることのどこが悪いのよ!」
リョーコ「会社会社会社、みんな会社のためかよ」
エリナ「それのどこが悪いの。いずれネルガルは地球圏の中心になるわ」
アカツキ「つまり、ネルガルの利益は地球圏全体の利益になる」
プロスペクター「人の命を犠牲にして、ですがね」
エリナ「よけいなことは言わない! あなたはネルガルの社員なのよ!?」
ルリ「・・・月より通信。木連の攻撃を受けているとのことです」
ユリカ「なんですって!」
イネス「説明しましょう。ヨコスカなどで、ネルガルが生体ボソンジャンプの研究をしていると知った木連は、攻撃目標をネルガルに絞った可能性が高い」
ユリカ「月ドックに急いで! アキトが、アキトが危ない!!」

スカルムーン基地 牢獄
ベガ兵「また地球連邦の襲撃だと!?」
ベガ兵「この間、逃がした奴らのせいで・・・この基地の場所がバレたのか!」
大介「・・・そうか・・・マリア、ひかるさん・・・ルビーナ、脱出に成功したようだな」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

大介「このチャンス・・・おそらく最初で最後・・・! 甲児くん、鉄也くん・・・僕は・・・最後の賭けに出るぞ・・・!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕


ネルガル月ドック 格納庫
アキト「・・・そうか、わかった、ユリカ。・・・木星トカゲは・・・人間だったんだな・・・」
ユリカ「いま、簡単に説明したけど・・・詳しい話はあとでね。心配いらないよ! す~ぐ助けに行くからっ! アキトは安心して・・・ア、アキト?」
アキト「・・・火星都市のみんなを攻撃したのは・・・無人兵器じゃない・・・同じ・・・地球人・・・」
ユリカ「アキト・・・? な、なんか・・・怖いよ? アキト・・・?」
アキト「・・・・・・」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「『僕たちの戦争』が始まる」
「正義と、愛と」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

元一郎「心が虚しいぜ・・・地球人にも、俺たちと同じ愛があれば・・・友達になれたかもしれないのに」
アキト「そうか、お前たちが・・・お前たちが火星を、みんなを・・・!!」
元一郎「悪の人型戦闘機め! いくぜ、ダイマジン!」
<戦闘開始>

<アキトvs元一郎>

元一郎「我々の祖先を安住の地から追放した貴様ら地球人・・・! 許しはせん!」
アキト「いちいちうるさいんだよ・・・ッ! こいつは火星のみんなの分だっ!」

<3PP・味方援軍1&第3軍増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
九十九「元一郎、大丈夫か!?」
アキト「・・・あれは・・・メグミちゃんたちをさらった!?」
元一郎「九十九か!」
九十九「俺たちの友情がある限り・・・俺は不死身さ」
アキト「人間みたいにしゃべるな! 木星トカゲッ! まとめて・・・!」
メグミ「待って!」
ミナト「話を聞いてちょうだい!」
元一郎「九十九!? なぜ地球人の女を!?」
九十九「・・・彼女たちの希望だ」
アキト「くうっ! 汚ないぞッ、木星人ーッ!」
メグミ「違うの、アキトさん! 攻撃をやめて!」
ミナト「この人の名誉のために言っておきます。私たちは人質じゃない!」
メグミ「みんな、だまされてたんですよ! 私・・・聞いたんです、この九十九さんに! アキトさん、この人たちは・・・!」
アキト「人間・・・なんだろ。月を追放された」
ミナト「知っていたのね・・・」
九十九「そこをどいて下さい! 私たちの目的はあくまで相転移炉式戦艦・・・! 君と戦うことでは・・・」
アキト「うるさい! ナデシコは俺が守る!」
メグミ「そんな昔の戦争をひきずって!」
アキト「君はわかってない! いつまで・・・いつまで自分に関係ない顔をしているつもりなんだッ! こうれはもう・・・僕たちの戦争なんだよ!」
ミナト「あのパイロット・・・テンカワ・アキトくんは、以前、火星都市でたくさんの友だちを殺されたんです・・・」
元一郎「・・・そうか。だが、元はといえばすべて地球がしかけたこと。地球が原因だっ!」
アキト「黙れ! 俺は、お前たちを絶対に許さない!」
メグミ「やめて! アキトさん、もうやめて!」
九十九「二人を下ろす! ・・・だから私と1対1で勝負だ!」
ミナト「白鳥さん!?」
アキト「・・・・・・」
九十九「宇宙服があります。二人は降りてください」
メグミ「でも・・・でも・・・」
九十九「彼の言うとおりです。もう・・・100年も昔の復讐のための戦いではない。これは・・・我々の戦争なんです」
ミナト「出ましょう・・・メグミちゃん」
メグミ「やめてぇっ! やめてください! 何でこんな事する必要あるんです、アキトさん!」
アキト「地球を守るためなんだよ!」
メグミ「地球を守る人の方が・・・戦う人の方が偉いんですか!?」
アキト「偉いとか、偉くないとかじゃないんだ! わかってくれ、メグミちゃん・・・!」
メグミ「やっぱりおかしいよ。こんなのちっともアキトさんらしくないです!」
アキト「・・・・・・」
メグミ「戦争しなくてもいじゃないですか! 家で二人でゲキ・ガンガー見ててもいいじゃないですか! その方がアキトさんらしい! アキトさんらしい・・・アキトさん・・・らしいです・・・」
アキト「・・・来いよ。1対1で・・・戦うんだろ?」
メグミ「アキト・・・さん!」
九十九「・・・そうだ。元一郎、手は出すな!」
元一郎「わかった・・・むっ!? レーダーに反応!? ・・・おのれ、地球人! 一対一だと言ったはずだぞ!」
アキト「なにっ!?」
〔第3軍ユニット出現〕
ブラッキー「ええい、見失うとは! む? あれは・・・地球の兵器か?」
アキト「地球のロボットじゃない! あれは!?」
元一郎「異星人の戦闘メカか! ええい、こんな時に!」
九十九「いかん! ミナトさん!」「邪魔が入った! 二人を安全な場所に移動させる! 少年、しばし待て!」
ミナト「白鳥さん・・・木連へ・・・戻って」
九十九「え!?」
ミナト「もう少し・・・話を聞きたいの。本当に・・・私たちは戦わなければならないの!?」
メグミ「あたしも行きます!」
アキト「なにを言っているんだ! 二人とも!」
九十九「良いのですか?」
ミナト「アキトくん、ごめんね」
メグミ「・・・・・・」
九十九「元一郎、女性を乗せたまま戦うわけにはいかん。ここはまかせたぞ!」
元一郎「おう!」
〔敵ユニット離脱〕
アキト「メグミちゃん! ミナトさん!」
元一郎「異星人か! だが俺の目的は新造戦艦の完全破壊のみだ!」
アキト「新造戦艦!? ・・・ドックの奥にあったのは・・・」
元一郎「我々に対抗するための新兵器なのだろう! 隠しても無駄だ!」
ブラッキー「このまま、おめおめ引き下がれるか! ベガ大王様への手みやげに、地球人どもを血祭りに上げるのだ!」
???「そうはいかん! 宇宙の悪魔・・・ベガ星連合軍!」
ブラッキー「なに!?」
アキト「誰だ!?」
〔味方ユニット出現〕
デューク「貴様たちの狙いは僕のはずだ!」
元一郎「うおおっ、なんだ、このメカは・・・! う、美しい・・・」
ブラッキー「デューク・フリード! 逃げ切れたものを・・・愚か者め!」
デューク「無関係な人間を巻き込み、見捨ててまで、生き延びようとは思わん! それが僕の正義だ・・・!」
アキト「・・・正義」
元一郎「無関係な・・・人間だと? ・・・くっ、興が削がれた。地球人よ、また会おう!」
〔敵ユニット離脱〕
アキト「あなたは!?」
デューク「君は、地球連邦の人かい?」
アキト「ええ、まあ」
デューク「ならば僕は味方だ。・・・ベガ星連合軍の基地から脱出してきた。君は?」
アキト「お、俺は・・・戦ってたんです」
デューク「自分自身と・・・かい?」
アキト「え!?」
デューク「いや、そんな気がした。敵に対して意識が集中していなかったようだったのでね」
アキト「・・・・・・」
ブラッキー「たかだか2機だ! 叩きつぶせ!」
デューク「・・・こいっ!」

<5PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
ユリカ「アキト、大丈夫!?」
エリナ「ああっ! つ、月ドックが!? 半壊!?」
アカツキ「まずいね、こりゃ」
ブライト「月ドックなどはどうでもいい! テンカワくん、無事か!? む・・・あの機体は!?」
ルリ「データ照合。わかりました、グレ・・・」
甲児「グレンダイザー!? 大介さん・・・大介さんなのか!?」
鉄也「今度こそ本物だろうな!」
デューク「甲児くん、鉄也くん・・・僕は・・・帰ってきたぞ!」
マリア「兄さん!」
ひかる「大介さん!」
一矢「脱出したのか!?」
甲児「いくぞ! 鉄也くん!」
鉄也「トリプルマジンガーの力・・・思い知らせてやろう!」
〔味方ユニット出現〕
アキト「ユリカ!」
プロスペクター「ほぉ、テンカワくんが使っているのは新型の月面フレームですか。どうりで1機だけでここまで戦えたわけです」
ユリカ「アキトォッ! あなたの・・・あなたのユリカが助けに来たわ!」
アキト「メグミちゃんとミナトさんが、木星トカゲに連れて・・・いや、ついてっちまった」
リョウ「ついていった!?」
ユリカ「うん、うん! 大丈夫よ、アキト、安心して!」
アキト「・・・だけど・・・俺も、もう引き下がれない・・・!」
シロー「いいのか? 君は一度は除隊した身だぞ? 戦わなくてすむんだ」
ユリカ「帰って来たら・・・私の手料理でもてなしてぇ」
アキト「俺は・・・もう逃げない・・・! ユリカ、俺たちの戦争は、俺たちの手で終わらせるんだ」
ユリカ「わかったわ、アキト!」
ケーン「わかってたかあ? 今の」
<<アクセル>>
アクセル「最後がつながっただけで、相互理解ができてたとは思えんな」
<<ラミア>>
ラミア「・・・絶対つながってないな」

クワトロ「だが、テンカワくんの意志はわかった。・・・ふっきれたようだな」
アムロ「ホシノくん、出撃命令を」
ルリ「私が・・・ですか?」
アムロ「ミスマル艦長が正気に戻るまで待つかい?」
ルリ「出撃」
〈出撃ユニット選択〉

<ブラッキー撃破orHP50%以下>

ブラッキー「まさか・・・兜甲児たちだったとは! ええい、司令に伝えねば! 撤退する!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
甲児「てめ! 待ちゃあがれッ!」
デューク「深追いはするな、甲児くん!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「終わったか。しかし妙だな、これだけ派手な戦闘が起こっても、ギガノスが出てこなかったとは・・・」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ネルガル月ドック 格納庫
エリナ「ああ、なんてこと・・・シャクヤクが・・・」
ジョルジュ「見事に押しつぶされていますね・・・」
チボデー「こりゃなんだ? 戦艦のようだが・・・」
<<アクセル>>
アクセル「・・・ナデシコに似ているな」
<<ラミア>>
ラミア「ナデシコに・・・なんか似てたりしてたりしてますね」

ニナ「これ・・・ナデシコの同型艦よね?」
エリナ「隠してもしょうがないから言うわ。・・・ナデシコ4番艦、シャクヤクよ」
ドモン「なるほどな。月でこっそり造っていたというわけか」
アカツキ「人聞きが悪いね、どうも。対決が避けられない木星トカゲとの戦いのためさ」
リョーコ「避けるつもりもなかったんだろが。やる気満々じゃねえか」
ユリカ「ねぇ、シャクヤクについてるあれ、ナデシコにつけられないかな?」
ウリバタケ「Yユニットか」
ニナ「Yユニット?」
エリナ「相転移砲を使用するための増設ユニットよ。・・・ちょっと待って! ナデシコに装着するなんて無理よ!」
豹馬「大丈夫じゃねえのか。4番艦につくものが、1番艦につかないはずはねえや」
ウリバタケ「簡単に言うな、シャクヤクとは電装系が違う。ヘタすりゃ爆発するぞ」
ユリカ「大丈夫、大丈夫。信じてますから!」
ウリバタケ「しゃあねえなぁ。おい、シャクヤクからYユニットをひっぱがせ! ナデシコに取りつけるぞ」
ボス「へへへ、こういう力仕事はボスボロットにお任せだわさ」
アストナージ「あと、何機か出てくれ」
エリナ「ちょっと、勝手なことしないで!」
ユリカ「そんなこと言っても、シャクヤクはつぶれちゃったし、もったいないじゃないですか!」
チボデー「無茶な話だぜ」
サイ・サイシー「人のことは言えないんじゃないの、おいらたちはさ」
タップ「言えてる」
コウ「無茶も慣れたな」
ニナ「コウ、無茶ついでに、あなたにやってもらいたいことがあるの」
コウ「なんだい? ニナ」
ニナ「・・・アナハイムにも、このシャクヤクと同じように、極秘で開発が進んでいたプロジェクトがあるの」
エリナ「ああら、戦艦でもお造りになっていらしたの?」
ニナ「ダウンサイジングの世の中ですもの。戦艦クラスの大きさでないと使えない武器なんてねえ」
エリナ「それはどういう意味かしらねえ?」
ニナ「そうでなくて?」
コウ「・・・行ってくる。作戦には間に合わせるよ」
シロー「もはや企業間の争いを越えてるな。ウラキ少尉、頼む」
ヒカル「あれ? アキトくんは?」
イズミ「アーガマの方よ」

資源衛星MO-III 一室
デキム「マリーメイア様、そろそろ機動要塞の方に」
レモン「あら、予定より早くないかしら?」
ヴィンデル「ベガ星連合と木連の協力体制を整えたかったが・・・時間がかかりそうなのでな。このまま実行に移す」
レモン「また・・・ロンド・ベル隊?」
ヴィンデル「・・・そろそろ、我々の計画に直接影響するところまで力をつけてきた」
〔警報〕
デキム「どうした?」
マリーメイア兵「侵入者です。・・・ガンダムタイプ3機!」
リリーナ「こ、このガンダムは・・・!?」
レモン「素敵なレディには、黙っていてもナイトが現れるもの・・・というわけかしらね」
<<アクセル>>
ラミア「・・・私が行きます」
<<ラミア>>
アクセル「うっとおしい。・・・片づけてくる」

レモン「お願いね、△△△
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

デュオ「出てくる出てくる。よくもまあ、こんなに集めたもんだぜ」
ヒイロ「・・・・・・」
カトル「油断しないで!」
ヒイロ「・・・新手だ」
〔空間転移現象〕
〔敵ユニット出現〕

<<アクセル>>
ラミア「よくここがわかった・・・姫を助ける騎士にでもなったつもりか」
<<ラミア>>
アクセル「よくここを嗅ぎつけてきたものだ・・・プリンセスを助けるナイトというのは、鼻が利くらしい」

デュオ「あいにくだが、俺はナイトじゃなくて死神でね」
ヒイロ「・・・なぜリリーナをさらった?」
<<アクセル>>
ラミア「・・・答える必要はない」
<<ラミア>>
アクセル「知らんな」

カトル「あなた方は何者です!? この軍だけでなく、さまざまな組織に関与しているようですが?」
<<アクセル>>
ラミア「・・・答える必要はない」
<<ラミア>>
アクセル「それを知ったから、どうなるものでもあるまい」

ヒイロ「ならば、どんな手を使ってでも、しゃべってもらう」
<<アクセル>>
ラミア「・・・出ろ」
<<ラミア>>
アクセル「面白い・・・おい」

〔敵ユニット出現〕
カトル「まさか!」
トロワ「・・・・・・」
デュオ「トロワ・・・!? お前・・・トロワか!!」
五飛「・・・・・・」
ヒイロ「五飛・・・」
[イベント戦闘「ヒイロvs五飛」]
五飛「俺は、貴様と戦ってみたかった!」
ヒイロ「何のつもりだ、五飛・・・!」
デュオ「トロワ、何で裏切りやがった!?」
トロワ「人違いだ。俺はトロワじゃない。・・・物心ついたときから戦場にいる名前もない兵士だ」
[イベント戦闘「デュオvsトロワ」]
トロワ「・・・デビルガンダム」
デュオ(接触回線・・・!? トロワ・・・?)
トロワ「・・・デビルガンダムは回収されている・・・調べろ・・・」
デュオ「・・・なんだって!?」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ネェル・アーガマ ブリッジ
ブライト「宇門大介くん、ベガ星連合軍の動きだが・・・」
大介「はい、詳しいことはわかりません。ただ・・・月のスカルムーン基地には偽装が施されており、場所の特定は困難です。・・・僕の攻撃で、それは以前にも増して強化されているようです。・・・僕があの時・・・ベガ大王を仕留め切れていれば・・・」
甲児「大介さんのせいじゃないさ。気を落とすなよ」
マリア「そうよ、兄さん。兄さんが無事に帰ってきてくれただけで・・・あたし・・・」
アムロ「宇門くん、僕たちは作戦行動中だ。・・・だが、フォン・ブラウン市あたりに降ろすことはできる。戦いに加われば、また命を危険にさらすことになるが・・・どうする?」
大介「僕も戦います。今さら惜しむ命でもない」
アキト「なぜなんですか?」
鉄也「テンカワ?」
アキト「殺されるような目にあって、やっと助かったのに・・・それじゃ、ただ戦うだけの冷たい木星人と同じじゃないですか!」
さやか「なんですって? 大介さんとマリアちゃんは確かに地球人じゃないわ。それを・・・」
大介「・・・さやかさん、待ってくれ。・・・テンカワくん、僕は戦いたいからとか、命が惜しくないから戦うわけじゃない。地球・・・僕の第二の故郷を守りたいんだ」
アキト「・・・・・・」
大介「だけどね、テンカワくん。たとえ結果、死んでしまったとしても・・・貫かねばならない信念と、逃げてはならない戦いがある」
アキト「逃げては・・・ならない戦い?」
大介「僕はいま戦うために・・・故郷を見捨てた男だ。妹のマリアも、婚約者のルビーナも捨て・・・地球へ逃げたんだ。その時・・・フリード星のデューク・フリードは死んだ」
マリア「兄さん・・・もういいよ・・・もう・・・」
アキト「・・・・・・」
大介「・・・志半ばでベガ星連合軍に捕らえられ、潰えかけた戦いが、みんなによってつながれた。・・・ならば、僕の戦いは終わっていない・・・ベガ大王か僕の命、どちらかが消えるまで」
アキト「僕の・・・戦争・・・。・・・ナデシコに戻ります・・・!」
鉄也「おいっ!」
クワトロ「そっとしておくべきだろう。ナーバスになっているようだ」
バニング「艦長、テンカワ・アキト・・・彼は?」
ブライト「彼の意志次第だが、置いていくわけにもいかんだろう。ナデシコの通信士、操舵手の件もある・・・頭が痛い話だが」

ナデシコ 展望室
アキト「・・・戦うしかないのかよ。もし木星人・・・故郷を追われた人たちが、デュークさんと同じように考えているんなら・・・この戦いは絶対に避けられない・・・!」「メグミちゃん・・・ダメなんだよ・・・もう・・・逃げてはいられないんだ・・・」
〔爆発音〕
アキト「なんだ!? 月から・・・地球に、なにか飛んでいった!?」

ネェル・アーガマ ブリッジ
〔通信のコール音〕
リンダ「ブライト艦長、三輪長官からの通信です」
三輪「貴様ら、いったい何をしておる! マスドライバーの直撃により、カリフォルニア基地とベルファスト基地が壊滅的な被害を受けたのだぞ!」
ブライト「申し訳ありません」
三輪「いいか、もはや一刻の猶予もない。ロンド・ベルは直ちにマスドライバーの破壊に向かえ! ついでにギガノス帝国も滅ぼしてしまえ! 通信終わり!」
ノイン「ブライト艦長、今回ばかりは三輪長官の言葉も大げさなものではありません。マスドライバーをなんとかしなければ・・・」
ブライト「ああ。今回の月ドックでの騒ぎに対してギガノス軍が無関心だったのも、マスドライバー使用のためだったと思えば合点がいく。・・・よし、ロンド・ベル隊はマスドライバー破壊に向かう!」
リンダ「ウラキ少尉が合流していません」
ノイン「事態は一刻を争う。ナデシコのユニット換装が済み次第、出撃する」
【シナリオエンドデモ終了】


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