No.２Ｂ
チームワーク
【シナリオデモ開始】
早乙女研究所 管制室
早乙女「・・・というわけでして、彼女もロンド・ベルに参加させたいのですが・・・よろしいかな、レディ・アン」
レディ「かまいません、戦力は多いほど助かります。・・・ですが、その女性は信用できるのですか？」
早乙女「私も知り合ったばかりですが・・・特に問題はないようです」
レディ「わかりました。お気を悪くなさらないでください。なにぶん、このような状況ですので」
早乙女「わかっておりますよ」
レディ「そのロンド・ベル隊ですが、宇宙でトラブルがありまして、到着は予定よりも少し遅れそうです」
早乙女「トラブル？ ・・・了解しました」
レディ「では、早乙女博士・・・ご武運を祈っております。通信を終わります」
早乙女「・・・ふう、ラミアを引き合わせたかったのだが・・・格納庫の方かな？」
早乙女研究所 格納庫
ラミア「各種機能オールグリーン・・・ほう、ジェネレーターの出力も安定している・・・これなら各関節にかかる負担も大幅に軽減されるな」
早乙女「やはりここにいたか。ラミアさん、どうだね、アンジュルグの調子は？」
ラミア「問題はない。・・・あ、いや問題はありませんですことよ。ここまで見事に修復されるとは・・・さすがですわ」
早乙女「ははは、いやいや、わしにわからない所は無事だったからじゃよ。それにしても・・・」
ラミア「ん・・・？」
早乙女「これは完全な戦闘用のロボットだな。すべてが合理的にできておる。これはこれで、ひとつの芸術品だな」
ラミア「戦闘用・・・当然でございましょう？ ゲッターだってそうではありませんですの？」
早乙女「いや、ゲッターは・・・」
ラミア（ゲッターロボは戦闘用ではないと？）
早乙女「いや、なんでもない」
百鬼帝国 要塞島
ブライ「よく来た、暗黒大将軍・・・む、地獄大元帥もいっしょか」
地獄大元帥「ブライ大帝、百鬼帝国が何用だ」
ブライ「聞くところによれば、マジンガーどもの抵抗にかなり手こずっているようだな」
地獄大元帥「いってくれる。貴様らこそゲッターに痛い目にあわされ続けていると聞くぞ」
ブライ「む・・・」
ワルキメデス「互いの失敗を責めているだけでは勝てませんぞ」
暗黒大将軍「お前は・・・キャンベル星人の・・・」
ワルキメデス「女帝ジャネラ様より・・・地上の友を手助けするよう言われてまいりました、総統ワルキメデスと申します」
ブライ「ほう、ようやく顔を出してきたか、キャンベル星人」
ワルキメデス「なんでも、マジンガーとゲッターどもは、我らに対抗すべく、ロンド・ベル隊とやらに参加するそうで」
暗黒大将軍「なにがロンド・ベルだ。そんなもの戦闘獣で蹴散らしてくれるわ！」
地獄大元帥「だが、マジンガーどもだけでも少々手こずっているのは事実」
暗黒大将軍「むうう・・・」
ブライ「ワルキメデスといったか。それを言うためだけに来たのではあるまい」
ワルキメデス「もちろんでございます。敵がひとつにまとまるというなら・・・こちらもまとまってみてはいかがかと」
暗黒大将軍「共同戦線をはれと言うのか」
ワルキメデス「情報によれば、マジンガーはすでにゲッターどもと合流すべく、早乙女研究所に向かっているとのこと・・・」
ブライ「ふむ・・・合流前に、片方ずつ叩きつぶせばよい・・・ゲッターさえ倒せば、ゲッター線増幅炉を奪うのは、たやすい」
地獄大元帥「マジンガーどもさえ倒せば、光子力エネルギーや超合金Ｚは手に入ったも同然」
ワルキメデス「話は決まったようですな。我がキャンベル星人からはダンゲル将軍を向かわせましょう。・・・不出来な弟ですがね」
ブライ「目には目を、歯には歯を、合流には合流か。フハハハハ！ 面白くなってきたではないか！」
暗黒大将軍「・・・フン」
ワルキメデス「では、私めも準備がありますので、これで・・・」（ジャネラ様もお人が悪い・・・同士討ちを狙うとはいえ、このワルキメデスがなぜ地底人ごときと・・・）
地獄大元帥「ブライ大帝・・・どう思う？」
ブライ「しょせんは宇宙人。人間どもと我々がつぶし合うのを待って、漁夫の利でも得るつもりだろう。・・・まあよい、ゲッターどもが単発の攻撃では倒しきれないのは事実」
地獄大元帥「これも良い機会か・・・クク」
ブライ「それでどちらを先に叩く？ マジンガーどもか、ゲッターか」
暗黒大将軍「ゲッターロボのいる早乙女研究所を先に落としたい。」
ブライ「ゲッターロボ・・・フフ、わしはかまわん。いいかげん、目障りなのでな」
地獄大元帥「なるほど、その後、廃墟になった早乙女研究所を前に震え上がるマジンガーどもに、とどめをさすというわけか」
ブライ「ちょうど早乙女研究所には正体不明のロボットもある。ついでに奴も叩きつぶす」
地獄大元帥「お前たちが回収に失敗したというロボットか」
ブライ「うむ。異星人どもは回収せよと言っておるが、そこまでの義理はない。わしは逆らう者は許さんのでな」
早乙女研究所 通路
ラミア「こんなところに呼び出して・・・なんのおつもりですの？ 理由をお聞かせ願え・・・」
ハヤト「あんたから本当のことを聞きたくてな。それから・・・気をつかうなよ。タメ口でかまわねえ、普通にしゃべれ」
ラミア「本当のことだと・・・？ 何のことだ？」
ハヤト「あまり、とぼけてほしくねえな。お前の過去の話よ。・・・あいにく、俺はあの話をそのまま信じるほど、お人好しじゃないんでね」
ラミア「あれは事実だ。だいたい、嘘をつく理由があるまい」
ハヤト「フッ・・・とぼけるな。アンジュルグは、コロニーのジャンク屋風情が造れるもんじゃねえ」
ラミア「造れたのだから仕方があるまい。肝心の戦争には間に合わなかったが」
ハヤト「百歩譲って造れたとしよう。だが、お前の操作技術、身のこなしは、明らかに訓練を受けた者のそれだ。それをどう説明つける？」
ラミア「父の元で訓練をしたのだ」
ハヤト「そこだ。あれだけのロボット、お前自身・・・バックにでかい組織がないのは不自然すぎるのさ」
ラミア（この男・・・）
ハヤト「お前の正体を聞かせてもらおう」
ラミア（神隼人・・・やっかいな存在だな。・・・今のうちに消すか？）
ハヤト（来い・・・これで乗ってくれば・・・おれの推測は当たっているはずだ）
〔爆発音〕
ハヤト「何だ？」
リョウ「ハヤト！ どこだ、ハヤト！」
ハヤト「ちっ！ ・・・ここだ、リョウ！ なにがあった！？」
リョウ「謎の飛行物体だ！ 敵かもしれない、戦闘配備だ！」
ラミア「私も行きますわよ。ハヤトさん？ 私の言ったことはすべて真実ですことよ？」
ハヤト「・・・おれはあきらめたわけじゃねえからな」
ラミア（動きづらくならんといいが、な）
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「チームワーク」
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
ジャック「ヘイ！ プロフェッサー早乙女！ ゲッターチームの諸君！ ハロー！」
リョウ「なんだあれは！？」
早乙女「あれは・・・テキサスマック！ いつ日本に？」
リョウ「テキサスマック？」
早乙女「アメリカのスーパーロボットだよ」
メリー「私たちもロンド・ベルに参加するタメ、アメリカからきたところでス」
ジャック「このテキサスマックが来たからには、エイリアンやヒャッキエンパイアなどひとひねりネ！」
ハヤト「なんなんだぁ？ あの怪しいしゃべりっぷりは」
リョウ「ラミアさんと張ってるな」
ラミア「ちょっと、竜馬くん、それはないんじゃないですの？」
ムサシ「ほらな」
ラミア（わざとやっているわけではないんだが・・・）
ハヤト「…ちっ」
ジャック「合流前に、ゲッターと腕試ししたいネ。かかってきなサーイ！」
早乙女「待ってくれ、ジャックくん。合流前に機体を壊すわけにはいかん」
ジャック「壊さないように戦えばいいネ！ それくらい、テキサスマックにならイージーオペレーションネ」
ムサシ「あんの野郎！ 言いたいこといいやがって！」
ジャック「ＯＫ、ＯＫ！ しょせんゲッターロボは３人そろって一人前の三流ロボットネ！」
リョウ「なんだと！ あいつ・・・許さん！ ハヤト、ムサシ、いくぞ！」
ムサシ「おおよ！」
ハヤト「目にもの見せてやるぜ・・・！」
リョウ「いくぞぉぉぉッ！ チェェェェェンジ・ゲッター１ッ！ スイッチ・オンッ！」
〔味方ユニット出現〕
ラミア（つまらない挑発に乗りおって・・・機体を傷つけて、任務に支障をきたしたらどうするつもりだ）
早乙女「自分たちの愛機を馬鹿にされれば仕方があるまい・・・あとは見守るだけだ」
ラミア「わかりませんですわね。なぜそんなことくらいで怒ったりできるのでございます？」
早乙女「ゲッターは自分たちの分身であり、３人の絆そのものだからだよ、ラミアさん」
ラミア（絆？ わからんな。任務遂行の邪魔にしかならん）
リョウ「いくぞ、テキサスマック！」
ジャック「かかってきなサーイ！」
[イベント戦闘「リョウvsジャック」]
ジャック「まだまだですネ！」
ハヤト「ようし、次は俺だ。チェェェンジ・ゲッター２！ スイッチ・オン！」
〔ハヤト、変形〕
[イベント戦闘「ハヤトvsジャック」]
ジャック「これでは、ミーは倒せまセーン！」
ムサシ「おいらにまかせろ！ チェンジ・ゲッター３！ スイッチ・オン！」
〔ムサシ、変形〕
[イベント戦闘「ムサシvsジャック」]
ジャック「オーウッ！」
ムサシ「ようし、とどめだ！」
メリー「ストップ！ 今日はこれまで、ムサシさん、あなたの勝ち」
ムサシ「っとぉ、なんだ、もう終わりか」
ジャック「チャンスネ！」
[イベント戦闘「ムサシvsジャック」]
ムサシ「うわわわわわ！」
ジャック「油断大敵、ミーがウィナーネ！」
ムサシ「卑怯だぞ、てめえ！」
メリー「兄さん、何てことを！ ムサシさん、ごめんなサイ！ 兄さん！」
ジャック「ＨＡＨＡＨＡ！ 油断したほうがバッドデース。ミーの勝ちネ！」
ムサシ「こいつめぇ！ 覚えていろ！」
ハヤト「ま、勝負に卑怯もクソもないよな」
リョウ「納得いかないところもあるが・・・これ以上壊しあうわけにもいかないか」
〔敵ユニット出現〕
暗黒大将軍「なんだ、あのロボットは？ あれが例の謎のロボットか？」
ヒドラー「違う！ 何にしろ、ちょうどいい。いまの戦闘で両方ともダメージを負っている。叩きつぶすならいまだ！」
リョウ「しまった、敵だ！」
ジャック「ホワット！？」
ハヤト「まずいぞ、百鬼帝国だけじゃない。ミケーネと、あれは異星人か？」
ムサシ「みんなそろって来やがった！」
鉄甲鬼「ゲッター、俺は貴様と勝負するために、こうしてやってきたんだ」
ダンゲル「フン、あれが早乙女研究所・・・ゲッターロボか。あんなちっぽけなものに手こずっているとは、ミケーネだか百鬼だかしらんが、しょせんは地球の生き物だな！ がっはっはっは！」
暗黒大将軍「何も知らんといい気になりおって」
ヒドラー「そういうな、暗黒大将軍。せっかく来た将軍様だ。わしらのつゆ払いでもやってもらおう」
暗黒大将軍「フン」
ダンゲル「ん、なにか言ったか？」
ヒドラー「いえいえ、せっかくおこし頂いたのですから、ぜひとも将軍閣下の実力を拝見したいと」
ダンゲル「むははははは！ よかろう、わしの実力を見せてやるわ！」
〔ダンゲル、前進〕
暗黒大将軍「単純な奴め」
ハヤト「こいつらは百鬼帝国のロボット・・・！？ いや、それだけじゃねえ」
ムサシ「なんだありゃ。見たこともないメカがいるぜ！？」
ダンゲル「ぐわははははは！ わしはキャンベル星のダンゲル将軍！ ゲッターどもなど、ひとひねりにしてくれる」
早乙女「キャンベル星人・・・！？ ミケーネ帝国め、異星人とも手を組んだのか？」
鉄甲鬼「いたな・・・ゲッター！ 俺はゲッターと戦うためにこのメカ鉄甲鬼を作った！ いざ勝負だ！」
胡蝶鬼「フフ・・・手柄はいただくわよ！」
鉄甲鬼「くそ！」
早乙女「いかん、ゲッターもテキサスマックもダメージが残っている」
ラミア「私が行きましょうですわ」
早乙女「ラミアさん、頼む」
〔味方ユニット出現〕
ヒドラー「やつだ！ あれが例の謎の機体だ！」
暗黒大将軍「ほう・・・確かにあんなロボットは初めてだ」
ダンゲル「なんでもかまわん！ 敵ならば叩きつぶすだけよ」
ラミア「ここは私にまかせろ！」
＜戦闘開始＞
＜３ＰＰ・味方援軍１出現＞
ミチル「お父さま！ 十時の方向より多数のロボットが」
早乙女「新手！？ いや、マジンガーチームに違いない！」
〔味方ユニット出現〕
ボス「ジャンジャジャ〜〜ン！ マジンガーチーム登場だわさ！」
甲児「リョウくん、ハヤトくん、ムサシくん！ 大丈夫か！？」
リョウ「甲児君、大丈夫だ」
鉄也「早乙女博士、遅れて申し訳ありません！」
早乙女「おお、剣くん！ あいさつはあとだ。すまないが、みんなと協力して敵を倒してくれ」
鉄也「了解、みんな、いくぞ！」
甲児「ん！？ 見慣れないロボットがいるな」
早乙女「そのロボットは味方だ、協力してくれ！」
ラミア「ラミアです。よろしくお頼み申し上げますわ」
さやか「なんか・・・変なしゃべり方ね。それより機体にダメージを負ってない？ ダイアナンＡには修理装置があるから、隣接すれば修理できるわ」
ボス「弾切れ、エネルギー切れなら、ボロットの補給装置が役立つわさ」
ラミア「ならばゲッターロボとテキサスマックを！ 互いに傷ついているんでございますの！」
さやか「わかったわ！」
暗黒大将軍「グレートマジンガー、こんなに早く早乙女研究所に来るとは」
白骨鬼「マジンガーどもが来たのかい。ちょっと手こずりそうだね」
ヒドラー「なにを弱音を吐いておる、白骨鬼！ これで奴らを倒せたら、娘に会わせてやる！」
白骨鬼「な・・・！ 娘に、リサに会わせてくれるのですか！？ フフフ・・・そうと聞けば・・・覚悟おし！ マジンガーども！」
＜ラミアvs暗黒大将軍＞
ラミア「しつこいぞ・・・邪魔をするなら排除するだけだ」
暗黒大将軍「ほざくな、人間が！」
＜ラミアvsヒドラー＞
ヒドラー「ザコが、わしに勝てると思うか！！」
ラミア「何をもって、そう判断した？ どれほどのデータを参照したのか、聞かせてもらおう」
ヒドラー「ごちゃごちゃと！ 思い知らせてくれる！」
＜ラミアvs鉄甲鬼＞
鉄甲鬼「おまえに用はない！ 狙うはゲッターのみ！」
ラミア「わたしを倒してから、言ってもらおう！」
＜ラミアvsダンゲル＞
ダンゲル「愚かな地球人ども！ このダンゲル将軍の力を見せてくれる！」
ラミア「この機体・・・データにないが・・・見かけ倒しでないといいがな」
ダンゲル「ほざけ！」
＜鉄也vs暗黒大将軍＞
暗黒大将軍「貴様に倒された数々の戦闘獣の恨み、いまこそ晴らしてくれる！」
鉄也「来いっ！ 暗黒大将軍！ 決着をつけてやる・・・！」
＜リョウorハヤトorムサシvsヒドラー＞
ヒドラー「ゲッターロボとはいえ、しょせんは旧式機よ！ そんなものでわしに勝てると思っているのか！」
※※リョウの場合のセリフ※※
リョウ「勝負を決めるのは、ロボットの新旧ではない！ いくぞ！」
※※ハヤトの場合のセリフ※※
ハヤト「旧式ね。果たしてそうかな・・・！」
※※ムサシの場合のセリフ※※
ムサシ「新しい古いなんて関係あるか！ おいらの力を見せてやる！」
＜リョウorハヤトorムサシvs胡蝶鬼＞
胡蝶鬼「ゲッター、今日からは私がナンバー１よ！」
※※リョウの場合のセリフ※※
リョウ「むっ！？ 女か！」
※※ハヤトの場合のセリフ※※
ハヤト「フッ、上等じゃねえか・・・！」
※※ムサシの場合のセリフ※※
ムサシ「美人でも、百鬼なら容赦しないぞ！」
＜リョウorハヤトorムサシvs白骨鬼＞
白骨鬼「さぁ、来なよゲッター！ おまえたちを倒して私は娘に会うんだ！」
＜リョウorハヤトorムサシvs鉄甲鬼＞
鉄甲鬼「ゲッター、俺は貴様と戦ってみたかった・・・１対１でな！」
リョウ「なんだ、お前は！」
ハヤト「おい、リョウ！ こいつのロボット・・・」
ムサシ「マントに・・・トマホーク・・・ゲッター１！？」
鉄甲鬼「そうだ、これはメカ鉄甲鬼！ お前たちを倒すため、研究を重ねた・・・ゲッターロボを倒すために造られた機体だ！」
リョウ「なにい・・・！」
鉄甲鬼「勝負だ、ゲッター！ 精魂こめた俺のメカ鉄甲鬼、こいつがお前たちを倒す！」
ハヤト「面白え・・・！ リョウ！」
リョウ「ああ！ その勝負、受けてやる、鉄甲鬼！ いくぞぉっ、ハヤト！ ムサシ！」
鉄甲鬼「来い！ ゲッターロボッ！」
＜暗黒大将軍撃破orＨＯ３０％以下＞
暗黒大将軍「ぐうう、覚えておれ、この恨みは必ず晴らしてくれる！」
＜ヒドラー撃破orＨＰ３０％以下＞
ヒドラー「ぐおお！ な、なんということだ」
＜ダンゲル撃破orＨＰ３０％以下＞
ダンゲル「そ、そんなバカなぁ！ 覚えていろ！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
甲児「ざまぁみろ！ 俺たちに勝とうなんて１００年早いんだよ」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
早乙女研究所 管制室
早乙女「いやぁ、おかげで助かったよ」
ラミア「お話は聞いていましたが・・・すごい力でございますですね」
鉄也「あの程度、大したことはない。それに・・・なんだ？ そのしゃべり方は」
ラミア（いまさら普段のしゃべり方に変えるのは不自然か・・・失敗した）
甲児「一見冷たい感じがしたけど、逆にかわいくていいじゃねえか」
ラミア（なにを・・・言っている・・・？）
ハヤト「あまり気を許さないほうがいいぜ。知り合ったばかりだ」
リョウ「まだ言っているのか、ハヤト」
ボス「いやぁ、さすがさすが、こんな美人がいるなんて、ゲッターチームも人が悪い。一言、言ってくれればよかっただわさ」
リョウ「ハヤトが言ったとおり、先日知り合ったばかりだからな」
ラミア「マジンガーチームのみなさん、よろしくお願いしますですわ」
メリー「ムサシさん、さっきはゴメンナサイ。あなたのようなサムライに失礼しましタ・・・」
ムサシ「いいってことよ、これからは一緒に戦うんだから」
ジャック「ミーたちに、まかせなサーイ！」
メリー「兄さん！ さっきの卑怯な攻撃、謝りなサイ！」
ラミア（おかしな連中が増えたな。・・・いつになったら任務遂行ができる・・・？）
百鬼帝国 要塞島
ダンゲル「あんなに早く、マジンガーどもが合流してくるとは聞いておらんかったぞ！」
ブライ「わしらも知らなかったわ」
暗黒大将軍（ブライめ、しらばっくれるか）
地獄大元帥「それよりも、将軍の指揮というのは、ただ突っこむだけなのか？ ちょっとでも期待したわしがバカだったわ」
ダンゲル「なんだと、偉そうに！」
ワルキメデス「うるさいぞ、ダンゲル！ キャンベル星人の恥をさらすな！」
ダンゲル「なんだと、兄貴！」
ワルキメデス「ブライ大帝、地獄大元帥・・・次はぜひこのワルキメデスに」
地獄大元帥「一度失敗しておいて・・・」
ブライ「まあよいではないか。・・・ワルキメデス総統、期待しておるぞ」
ワルキメデス「はい、では新しいマグマ獣の準備がございますので・・・いくぞダンゲル」
ダンゲル「ぐ・・・」
暗黒大将軍「どういうつもりだ、ブライ大帝。奴らにまたチャンスを与えるなどと！」
ブライ「フハハ・・・二度続けて失敗すれば、あいつらもでかい顔はできまい。奴らが成功したなら、それはそれでよし」
地獄大元帥「なるほど・・・フフフ。大事な手駒はとっておくか」
早乙女研究所 格納庫
ラミア「・・・調整終了。次の任務はまだ来ない・・・当然か。とにかくロンド・ベル隊と合流せねば話にならん・・・」
早乙女「・・・・・・」
ラミア「ん・・・あれは、早乙女・・・？ どこにいくんだ？」
早乙女研究所 格納庫
ラミア「・・・ここは地下工場？ ・・・む、これは何だ？ 新しい・・・ゲッターロボ！？」
ミチル「誰！？」
ラミア「ちっ・・・！」
早乙女「ミチル、どうした。・・・君か」
ラミア「博士、このゲッターロボは・・・調整中とおっしゃっていたゲッターロボＧですのかしら？」
早乙女「・・・違う。開発中の新しいゲッターロボだ」
ラミア「新しい・・・ゲッターロボ？」
早乙女「そうだ。ゲッターロボは、もともとゲッター線研究のための実験用ロボットだ」
ミチル「それが、敵の攻撃にあって、しまたなく戦闘に使いはじめたの」
早乙女「だが、おかげでみんなゲッターロボを単なるゲッター線を利用した戦闘ロボットとしてしか見ないようになってしまった・・・」
ミチル「それがお父さまはつらくて・・・。ゲッターロボは平和利用のためのものなのに」
ラミア「・・・・・・」
早乙女「ゲッターＧもそうだ。より効率的なゲッター線研究のために作ったのに、強化された戦闘力ばかり評価される」
ラミア「すると、このゲッターロボは・・・」
早乙女「そうだ。平和利用のため、ゲッター線研究のためだけに作っているゲッターロボ・・・わしはこれを真・ゲッターと呼んでいる」
ラミア「真・ゲッター・・・！」
早乙女「見られたものは仕方がない。だが頼みがある。・・・真・ゲッターのことは秘密にしておいてもらえないか」
ミチル「もしも連邦軍に知れたら、真・ゲッターまで戦いの道具にされてしまうわ」
早乙女「連邦だけではない。百鬼帝国などの敵たちにも知られたら・・・それだけは避けなければならん・・・頼む」
ラミア「わかりましたです・・・」
早乙女「おお、ありがとう」
ラミア（平和利用・・・？ くだらん、兵器は兵器でしかない。・・・私のようにな）
早乙女研究所 通路
ハヤト「♪〜〜〜」
ラミア「ん・・・ハーモニカ・・・？ あれは・・・神隼人」
ハヤト「・・・・・・」
ラミア「うまいものだな」
ハヤト「・・・お前さんにハーモニカがわかるとはね」
ラミア「一応、誤解を解いておかなければと思ってな。これから一緒に戦う仲間として」
ハヤト「仲間だと？ 冗談じゃねえ。そんな言葉を使いたいなら、目つきを直すんだな」
ラミア「目つき・・・だと？ これは生まれつきだ」
ハヤト「形じゃねえ、その物の価値を計るような目つきが気にいらねえのさ」
ラミア「・・・・・・」
ハヤト「そのうち尻尾をつかんでやる」
ラミア「私は人間だからシッポはないぞ」
ハヤト「へっ、どうかな」
ラミア（人間だから、か）
早乙女研究所 管制室
ミチル「お父さま、ダイモビックからＳＯＳが入っているわ。バーム星人の攻撃を受けているみたい！」
早乙女「なんだと！」
【シナリオエンドデモ終了】
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