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No.35A
君らしく、誇らしく
ときにはもっと、私らしく

【シナリオデモ開始】
ナデシコ ブリッジ
クワトロ「やはり仕掛けてきたな」
万丈「ま、順当なところだね」
サイ・サイシー「あ、万丈の兄ちゃん、出てきたんだ」
ジョルジュ「メガノイド戦が終わってから、急に部屋にこもられてしまって・・・どうしたのかと思いましたが?」
万丈「僕は恥ずかしがり屋でね。こっそり、うれし泣きさ」
アクセル「どう考えても、そうは思えないがな。ま、別にいいが」
ドモン「終わったことはいい。問題は攻めてきている木連をどうするかだろうが」
ウリバタケ「はぁ・・・メガノイドのメカには興味があったのによ。回収するヒマもないぜ」
ケーン「マスドライバーみたいなのも、あったなあ」
万丈「2800ミリ砲だね。用途は同じさ」
タップ「そいつで木連を狙い撃ち! ・・・というわけにはいかねえか、やっぱ」
バニング「ああ。相手は数で押してくるだろうからな。・・・どうする?」
エリナ「ハッタリよ。連中もこの遺跡は無傷でほしいはず。攻撃なんかできないわ」
ルリ「でもないです。グラビティブラストによる一斉攻撃はないと思いますけど・・・」
コウ「機動兵器はボソンジャンプで、どんどん懐に入ってくるだろうな」
ユリカ「ルリちゃん、ミノフスキー粒子の散布は!?」
ルリ「終わってます。でも、遺跡の場所がわかっている限り、完全に身を隠すことはできません」
九十九「・・・ミナトさん、接触までの予測時間は?
ミナト「・・・あと・・・30分ってとこね」
ケーン「へっ、俺たちはメガノイドを倒したんだぜ? 木連はメガノイドに負けてたじゃん」
リョーコ「そんな単純じゃねえだろ。今回は数で押される方がやばいぜ」
勝平「援軍を呼んで・・・って、無理か」
宇宙太「場所が場所だからな」
ビューティ「地球からの援軍は期待できないってことはわかったわね」
リンダ「どうするの? あと20数分後には木連のメカが大挙して押し寄せてくるわ」
レイカ「なんか、いい手ないの!?」
チボデー「こりゃ、正面からやりあうしかないな」
ドモン「ああ。何機来ようが、一匹残らず叩きつぶして、火星の外に放りだしてやる」
バニング「待て、カッシュ。そう簡単に・・・」
ユリカ「放り出す・・・放り出す・・・? そうだ! そうだよ! さっすがキング・オブ・ハート! 光るし、うなってます!」
ドモン「ああ、今回はやはり叩きつぶすしか・・・」
ルリ「・・・今回は?」
サイ・サイシー「今回も、だねぇ」
アキト「ユリカ?」
タップ「お? 姉ちゃん、目を輝かし出したぜ」
ファ「名案でも? 艦長」
ライト「・・・迷案な気がするけどな」
ユリカ「違います、ドモンさん! 叩きつぶすの、次です!」
ドモン「・・・叩きつぶして進むのみ、か?」
ジョルジュ「さっきと違いますよ、ドモン。・・・火星の外へ放り出す、ですか?」
ユリカ「そうです! 放り出す! ・・・そう、放り出すんです!」
ベンケイ「放り出すって、何をどこへ?」
ユリカ「演算ユニットです! 演算ユニットを、誰も手を出せない外宇宙に捨てちゃうんです」
ギャリソン「なるほど、それならば壊すことによるデメリットは心配ありませんな」
ハヤト「なるほどな。それに連中の狙いは遺跡の中枢・・・その演算ユニットってやつなら、すっ飛んでいってるのに、俺たちと戦うどころじゃねえだろう」
ヒカル「でも、木連に拾われちゃったら、どうするの?」
ユリカ「ですから、ダミーをいっぱい作って、あちこちに打ち出すんです!」
プロスペクター「う~ん、ですが艦長、どうやってそれを?」
ウリバタケ「ナデシコのカタパルトじゃ無理だぞ」
メグミ「ブースターは?」
ルリ「とても数が足りません」
ユリカ「マスドライバー砲を使います!」
コウ「・・・ええと、2800ミリ砲・・・でしたっけ?」
カミーユ「そうか、それを使えば・・・!」
クワトロ「・・・ここから抜けるには、それしかないか」
勝平「ようし、そうと決まれば、さっそく取りかかろうぜ!」
イネス「材料は?」
ジャック「ホワット?」
イネス「説明しましょう。演算ユニットの組成は間違いなくCC・・・チューリップクリスタルなの。だから・・・」
アキト「エリナさんがたっぷりと持ってきてるだろ?」
エリナ「そ、そんなこと・・・」
イズミ「シャッフル同盟ご指名~」
アルゴ「・・・・・・」
エリナ「わ、ま、待ってよ! 会長! なんとか言ってやってよ」
アカツキ「・・・・・・」
アクセル「さっきから、ずいぶんとおとなしいな」
アカツキ「しょうがない、エリナくん、あきらめよう。それが現時点ではベストな方法かも知れない」
エリナ「アカツキくん!? 演算ユニットを分析しなければ、ボソンジャンプの実用化は不可能なのよ!?」
アカツキ「わかってるさ。ただ、使えるが仕組みが全然わからない、わかってもそれを作り出せない・・・そんなシステムを連邦が正式採用するはずがない」
ウリバタケ「なんだ、ちゃんと考えてんじゃねえか」
アカツキ「・・・仕方ないだろ? ここで逆らったら、す巻きにされて、2800ミリ砲で撃ち出されかねないしね」
アクセル「この部隊にだいぶ順応してきたな、会長」
バニング「・・・少し誤解がないか? 大尉」
クワトロ「ブライトには聞かせられんな」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「君らしく、誇らしく」
「ときにはもっと、私らしく」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

ルリ「木連艦隊、遺跡を取り囲むように降下中」
チボデー「来るわ来るわ、俺たち1隻にご苦労なこって」
タップ「少しは手加減しろよな」
九十九「・・・・・・」
ミナト「白鳥さん・・・いいの?」
九十九「・・・はい、私の信じた正義・・・こんな遺跡の装置ひとつで、ひるがえすわけにはいきません」
※※ガイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ガイ「よく言ったぜ、白鳥!」

アキト「やるしかない。これは敵を倒すために戦いじゃない・・・!」
万丈「そうさ、僕たちが生き残り、木連との和平の可能性を模索するための戦いだ」
ユリカ「・・・いきますっ! 各機、出撃してください!」
〈出撃ユニット選択〉
ユリカ「ナデシコは演算ユニット回収、ダミー製作作業もろもろあるため、ここから動けません! 何機か直援にまわってください! ウリバタケさん、作業時間は!?」
ウリバタケ「あいよ、お姫様! 10分くれ!」
ユリカ「ルリちゃん、本物とダミーを視認されたら意味ないです! ミノフスキー粒子は!?」
ルリ「散布済みです」
ユリカ「では、10分! 演算ユニットを含めたダミーの連続発射のあと、火星より緊急離脱します! 各員、行動を開始してくださいっ!」
勝平「ユリカ姉ちゃん、かっこいいじゃん」
アキト「一応、戦略シミュレーションでは負けなし、ってことらしいからな」
ユリカ「そうよ、アキト! これも究極的にはぜぇ~んぶ、あなたの愛に応えるためなんだもん! アキト!」
アキト「はあ・・・」
ケーン「あっちゃあ~」
ハヤト「・・・台無しだな」
ルリ「バカ」
<戦闘開始>

<敵8機以下・敵増援1出現(1&6回目)>

ルリ「上空より敵増援」
ユリカ「きたぁ!」
〔敵ユニット出現〕

<敵8機以下・敵増援1出現(2&7回目)>
ルリ「敵増援」
ユリカ「またなの!」
〔敵ユニット出現〕

<敵8機以下・敵増援1出現(3&8回目)>
ルリ「また増援です」
ユリカ「いいかげんにして!」
〔敵ユニット出現〕

<敵8機以下・敵増援1出現(4&9回目)>
ルリ「また増援です」
ユリカ「撃ち出し、まだですかぁ!」
〔敵ユニット出現〕

<敵8機以下・敵増援1出現(5&10回目)>
ルリ「また増援です」
ユリカ「こうなったら、いくらでもこいよ! みんなやっつけてやるわ!」
〔敵ユニット出現〕

<3PP・敵増援2出現出現>
〔敵ユニット出現〕
三郎太「優人部隊見参っ!」
九十九「あれは・・・高杉か・・・!」
三郎太「遺跡に入り込まれてしまったが・・・そこまでだ! 地球人!」
九十九「高杉っ!」
三郎太「・・・!! その声は・・・白鳥少・・・いえ、大佐!?」
九十九「・・・二階級特進か。人を謀略にはめ、和平の道を断った代償がそれか! 高杉!」
ミナト「白鳥さん・・・」
三郎太「馬鹿な・・・! 白鳥少佐は地球人によって殺されたはず・・・!」
九十九「私は生きている。高杉、だまされるな! これは陰謀だ! 私を殺し、その罪を地球になすりつけようとした・・・軍の上層部のだ!」
三郎太「少佐・・・聞けません・・・!」
九十九「高杉・・・!?」
三郎太「・・・なぜなら、あなたはニセ者、卑劣な地球人の替え玉だからだ!」
九十九「なっ・・・!?」
アクセル(やはりな。常套手段か)
クワトロ「白鳥少佐、予測はできていたことだ」
九十九「しかし・・・!」
クワトロ「上の人間を引きずり出し、頭を押さえるしかない」
九十九「・・・・・・」
三郎太「・・・白鳥少佐の名をかたる卑劣漢ども・・・! 正義の力を受けてみろ!」
アキト「それがお前の正義かよっ!」

<5EP・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
源八郎「待たせたな、副長」
三郎太「秋山少佐!」
九十九「秋山か!」
源八郎「お前たちは完全に包囲されている。無駄な抵抗はやめて出てこい」
三郎太「今ならまだ間に合う。木連にも慈悲はある」
源八郎「地球のご両親は泣いているぞ」
リョウ「まるで、凶悪犯に対する説得だな」
ベンケイ「連中にとっちゃ、そうなんだろうよ」
九十九「源八郎っ!」
源八郎「・・・九十九か」
九十九「暗殺は失敗したんだ、源八郎! それに私は確信した。地球人たちとの和平は可能だ! 憎しみに目を曇らせるな! 正義の目で・・・真実を見るんだ!」
源八郎「・・・白鳥、もう後戻りはできん。お前はニセ者なんだ」
九十九「源八郎ォッ!」
アキト「くそっ、ムダだ、白鳥さん! こいつらは・・・!」
三郎太「秋山少佐・・・まさか・・・白鳥少佐は本物の・・・?」
源八郎「ニセ者だ。・・・互いにもう退けんのだ・・・白鳥っ!」
リリーナ「木連の人たちにお話ししたいことがあります。私は地球連邦政府外務次官リリーナ・ドーリアン」
アクセル「何をする気だ?」
リリーナ「あなたがたは、先の事件を誤解しています。私たちは和平を結ぶために、あの席についたのです」
三郎太「何を言う! 白鳥少佐を殺しといて!!」
リリーナ「真実を見てください。自分の目で見、自分の耳で聞いてください」
源八郎「口でなら、なんとでも言える・・・! もう、きれい事で済まないことはわかっているはずだ!」
アクセル(あの男・・・おそらく白鳥九十九が助かったことに気づいているな。・・・それ故に退けない、か)
リリーナ「・・・わかりました」
ユリカ「リリーナさん・・・?」

<6EP・敵増援4出現>
〔敵ユニット出現〕
元一朗「・・・・・・」
九十九「元一朗か!」
ミナト「白鳥さんを・・・撃った人・・・!」
リリーナ「・・・・・・」
ユリカ「リリーナさん!? 何を・・・! 甲板に出る気ですか!?」
リリーナ「木連の方々・・・話を聞いてください」
源八郎「なに・・・!? あの女・・・リリーナといったか? 甲板に・・・身をさらしているのか!? 今は戦闘中だぞっ!」
リリーナ「残念ながら・・・和平会談は不幸な結果に終わりました。しかし、これで終わりではありません」
元一朗「ふざけるな・・・邪悪な地球人が」
リリーナ「撃つなら撃ちなさい。私は戦争で死ぬぐらいなら、戦争に反対して死ぬことを選びます」
ユリカ「あ、あわわ・・・」
イネス「・・・いくらディストーションフィールドとて、衝撃に対しては完全ではない・・・撃たれたら死ぬわ」
源八郎「待て、月臣」
元一朗「秋山、なぜ止める・・・!」
源八郎「婦女子が戦いの中、自らの身をさらして何かを訴えようとしているのだ。聞いてやるのが男の礼儀ではないか」
クワトロ「ほう・・・」
九十九「秋山・・・」
リリーナ「感謝いたします。私は、地球と木連は必ず手を取り合えると確信しています」
三郎太「勝手なことを」
リリーナ「それは、かつて同じ地球だからということもあります。・・・なによりも、あなた方はゲキ・ガンガーを愛してくれているということです」
元一朗「やめろ。地球人がゲキ・ガンガーを語るなんて100年早い・・・!」
リリーナ「いいえ。なぜなら、あなたたちが愛してやまないゲキ・ガンガーというアニメーションは、私たち地球人が作り出したものだからです」
源八郎「・・・・・・」
リリーナ「地球人すべてを憎むなら、地球人に関わる物すべてを憎んでもおかしくないのに、それをしなかった。いえ、心のよりどころに選んでくれたのはなぜです?」
元一朗「それは・・・」
リリーナ「それは、あなたたちの、地球人が持つ両親に対する希望の表れと私は考えます」
九十九「・・・・・・」
リリーナ「私は、和平会談の前に白鳥少佐と約束しました。・・・私たちの前には無数の障害がありますが、きっとそれを乗り越え、必ず和平を実現すると」
ユキナ「・・・・・・」
リリーナ「私は信じています。木連の人々の心にある地球への深い憎しみのその果てに、平和を望む心があることを」
アキト「・・・デュークさんの言ってたこと・・・やっとわかった。自分の正義・・・そのために戦うということ・・・!」
リリーナ「私は必ずまた、あなた方の前に現れます。再び和平を実現するために」
元一朗「次があれば、だ。・・・九十九、いくぞ」
九十九「・・・ああ、それぞれの正義のために」
万丈(・・・お互いにわかりあうことはできたか。・・・あとは、外的要因で、この戦いに水を差すしかない。撃ち出しまで・・・あと5分・・・!)

<7PP>
ユリカ「まだですかぁ!」
リンダ「あと4分、もたせてください!」

<8PP>
ルリ「撃ち出し予定まであと3分」
ユキナ「ちょっと、急ぎなさいよ!」

<9PP>
メグミ「あと2分で撃ち出しです!」
ミナト「大丈夫!? 敵はどんどん増援を送ってきてるわよ」

<10PP>
プロスペクター「あとどれくらい、かかりますか!?」
千代錦「ワン!」
ギャリソン「分だそうです」

<元一朗撃破>
元一朗「九十九・・・俺は・・・」
九十九「・・・なにも言うな、元一朗。お前は自分の正義を貫いただけだ」
元一朗「友を・・・友を撃つのが正義ではあるまい!」
九十九「私はこうして生きている。そしていま、お前たちと戦っているのが、私の正義だ」
元一朗「・・・・・・」
九十九「脱出しろ。お互い・・・ゲキ・ガンガーのように、格好良くはいかないな、元一朗」
元一朗「ああ。・・・脱出する」

<源八郎撃破>
源八郎「見事だ・・・地球人!」
九十九「生体跳躍で脱出するんだ、秋山!」
源八郎「そうさせてもらう!」

<三郎太撃破>
三郎太「うわっ、不覚・・・!」
九十九「高杉っ! 脱出しろっ!」

<11PP・勝利条件達成>
ウリバタケ「ようし、撃ち出し準備完了!」
メグミ「秒読み開始、10、9、8・・・」
ギャリソン「急いでますので省略しますぞ。・・・発射!」
三郎太「なんだ、あれは!?」
源八郎「まさか・・・遺跡の演算装置を!?」
元一朗「・・・なにをやっているのかと思えば・・・謀られたか」
〔敵ユニット出現〕
草壁「なにをしている。あれは演算ユニットだ。追え!」
三郎太「しかし、まだ地球人が・・・!」
源八郎「追うぞ、副長」
草壁「待て、秋山! お前は地球人の掃討にあたれ!」
源八郎「あの演算装置がない限り、ここの地球人を全滅させたところでなんの意味もありません。秋山源八郎、演算装置追跡の任務につきます。副長!」
三郎太「は、はい!」
草壁「ぬう・・・」
元一朗「・・・九十九、また会おう」
九十九「すまん、元一朗・・・」
〔敵ユニット離脱〕
リリーナ「・・・・・・」
クワトロ「立派だった。ドーリアン外務次官」
リリーナ「はい・・・次は・・・次こそは・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ナデシコ ブリッジ
メグミ「遺跡とか、あのままにしていいのですか?」
プロスペクター「仕方ないでしょう。今の我々には、どうこうする力はありません」
リリーナ「古代遺跡に関しては、あとで地球とコロニーの合同調査隊を組んで、調べた方がよいでしょう」
イネス「演算ユニットがなければ、ただの古代遺跡だしね」
エリナ「・・・・・・」
アカツキ「まあまあ、エリナくん。仕方ないじゃない」
エリナ「よくそんなに落ち着いて・・・!」
アカツキ「ま、破壊されてないんだから、探せば見つかるよ」
ユリカ「まだ、あきらめてないんですか?」
アカツキ「企業のトップたる者、それくらいじゃないとねえ。さて、これからどうするんだい?」
リリーナ「和平こそ失敗したものの、希望は持てました。・・・ブライト艦長たちと合流しましょう」
ユリカ「はい。では、合流地点のラビアン・ローズへ向かいます。ミナトさん、しゅっぱ・・・あら?」
ルリ「代わりを頼まれてます。火星引力圏を脱出します」

ナデシコ 一室
九十九「・・・元一朗」
ミナト「白鳥さん・・・でも、よかったじゃない。わかってくれたみたいで・・・」
九十九「はい。いつか・・・必ず・・・」

ラビアンローズ 一室
リリーナ「ブライト艦長、ご苦労様でした。いかがでしたか?」
ブライト「そちらも、まさか火星まで行っていたとは・・・。こちらの休戦協定は無事結べました。これは調停書です」
リリーナ「・・・確かに。エリカさんはお元気でしたか?」
一矢「はい。バームの未来を作るためと張り切っています」
甲児「オルバンもベガ大王もぶっとばしたし、邪魔は入ったけど、うまくいったぜ」
ジュドー「エリカさんなら、きっといいバームの女王になるさ」
アクセル「邪魔? もしや・・・」
アムロ「ああ、シャドウミラー隊がちょっかいをかけてきた」
アクセル「大尉、W17・・・もしくはヴィンデル、レモンたち幹部連中は?」
アムロ「現れなかった。・・・僕たちが小バームに突入した時点で、すでに撤退していたと見るのが正しいな」
アクセル「わかりました」(これからか。・・・あとはジオン、仕掛けられるチャンスは、ここしかないはずだ。ふさわしい舞台とは・・・このことか。レモン・・・)
リョウ「あれ、見たことのないメンバーが?」
ブライト「ああ、紹介する。ジュドー・アーシタとルー・ルカだ」
ルー「はじめまして。小バームに捕まってたんだけど、平和解放軍の人たちに助けられたの」
ジュドー「そういうこと、よろしくね」
ベンケイ「ルビーナさんもいるのか?」
ルビーナ「ええ・・・」
ハヤト「ん? ・・・元気がないようだが?」
甲児「仕方ないさ。やむを得ないとはいえ・・・父親であるベガ大王を倒すことになっちまったんだからな」
大介「大丈夫、ルビーナは強い人だ。きっと立ち直る」
ルビーナ「・・・・・・」
ブライト「話を戻すぞ。通信ができなかったナデシコのメンバーには伝わっていないと思うが・・・ネオ・ジオン、ハマーン・カーンが動き出した」
ユリカ「え!?」
アクセル「シャドウミラー・・・やはり仕掛けてきたな、こいつは」
クワトロ「・・・ハマーンか」
アムロ「全員を集めよう、ブライト。・・・おそらくこの戦いで、すべてが決まる」

???
ヴィンデル「まさか、ここまでとはな」
レモン「そうね、これが失敗したら、私たちが立ち直るのにどれだけかかるのやら」
ヴィンデル「勝たなければならん。・・・でなければ、この世界も我々の世界と同じになる可能性が高い」
レモン「アクセルが言っていたわね。・・・我々のような存在に、居場所などないのかもしれない・・・ってね」
ヴィンデル「ならば作ればいい。それだけだ」
レモン「あいかわらずね、あなたは」
ヴィンデル「・・・レモン、アクセルが気になるのか? ならば、行くがいい」
レモン「そうね。・・・だけど、もう昔の関係には戻れない。それに・・・居場所のない世界に耐えられるほど、強くないのよ、私はね」
ヴィンデル「ならば・・・いくか。完成した『あれ』・・・ジョーカーは手中にある。あとは手を見せるだけだ」
レモン(アクセル・・・いよいよね。賭け金は・・・世界と、互いの命・・・)
【シナリオエンドデモ終了】


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