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No.39
極めて近く、限りなく遠い世界に


サブタイトル
「極めて近く、限りなく遠い世界に」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ブライト「これは・・・いったい、どういうことだ!?」
ノイン「・・・ばかな・・・なぜ・・・地球の前に!」
バニング「戦っている間に・・・アクシズは移動していたとでもいうのか!?」
プロスペクター「・・・いや、いくらなんでも・・・ホシノくん?」
ルリ「ありえません」
アキト「・・・俺が火星基地を脱出した時と・・・同じだ」
勝平「どういうことだよ!?」
アムロ「ボソン・・・いや、空間転移か!」
<<アクセル>>
アクセル「そういうことだ、こいつは。グリプス2の前に出てこれたんだ。俺たちを乗せたまま、地球の前っていうのも驚くことじゃない」
<<ラミア>>
ラミア「間違いなく。アクシズはグリプス2の前に転移してきた・・・我々を乗せたまま、地球の前まで転移させられたと考えれば驚くべきことでもありません」

ライト「そりゃそうかもしれねえけど・・・」
タップ「インパクトはあるな」
十三「感心しとる場合とちゃうで! っちゅうことは・・・」
クワトロ「来るな」
〔敵ユニット出現〕
〔ヴィンデル、気力+50〕
〔レモン、気力+50〕

アムロ「シャドウミラー隊か!」
ケーン「ギガノスのメタルアーマー・・・!?」
宇宙太「メカブーストもいるぜ!?」
デューク「・・・円盤獣、ベガ獣も・・・そうか、シャドウミラーが今まで関わってきた組織の・・・!」
レモン「ご名答。台所事情がきびしいのよ、我が隊はね」
鉄也「そんなことはどうでもいい。なんのつもりだ!」
ヴィンデル「前にも言ったな? ・・・人間の歴史は戦いの歴史だ。それは我々の世界でも、この世界でも同じ」
レモン「そして、戦いは常に人間に新たな進化を促してきた。精神的にも、技術的にもね」
ヴィンデル「戦争がなければ・・・人間は未だに宇宙へ飛び出すことすら、できなかっただろう。闘争は人間にとって滋養分なのだよ。それがない世界は、ゆっくりと腐敗し・・・やがて取り返しのつかない世界となる」
一矢「それはお前たちの勝手な理屈だ!」
甲児「屁理屈ってんだよ、そういうのはな!」
ヴィンデル「真実だ。ならば、この世界のティターンズ・・・どう説明をつける?」
カミーユ「・・・く・・・」
ユリカ「ティターンズ・・・あの組織が作られた理由・・・よく知らないんですけど」
イネス「説明しましょう。一年戦争が終わったあと、地球圏治安維持組織として設立された連邦の一組織・・・しかし、行われたのはジオン残党狩りを名目とした、スペースノイドの弾圧・・・」
クワトロ「たしかに、戦争が続いていれば、そのような組織の暗躍を許すことはなかったのかもしれんな」
コウ「クワトロ大尉!?」
ヴィンデル「わかっている者もいるようだな。そう、戦争を望む者だけが生き延びる・・・なぜなら、戦争は生き延びるための手段にすぎないからだ」
リョーコ「いちいち理由つけたがりやがって! そんなの関係ねえんだよ!」
ゼクス「支配欲、権力欲・・・すべての欲望がないまぜになったもの・・・それが戦争の正体だ」
リリーナ「戦争と戦いは違います。戦争は人間の欲望の具現化に過ぎません」
レモン「戦いこそが兵士の魂のよりどころとなる・・・そんなことを言った坊やがいたと思ったけど?」
五飛「・・・・・・」
ヴィンデル「そう、彼の言ったことは誤りではない。むしろ自然なことなのだ」
ヒイロ「勘違いするな」
ヴィンデル「む・・・?」
ヒイロ「五飛とお前の言っていること・・・似ているかもしれんが、根本的なものが違う」
デュオ「そういうこと。もし同じなら、そんな危ない奴を仲間として認めるかよ」
五飛「ヒイロ、デュオ・・・」
レモン「これはダメね」
ヴィンデル「くだらん。見込みがあるかと、最後通告のつもりで話していたが・・・どうやら、この世界も愚か者の集まりのようだな」
万丈「おっと、それは違うな、ヴィンデル・マイザー。僕たちが愚かなんじゃない、お前が一人、愚か者なのさ」
ヴィンデル「ほざくな!」
万丈「ほざきついでに、まだ言わせてもらうっ! 世のため人のため、シャドウミラーの野望を打ち砕くダイターン3ッ! 平和を望む心と、己の正義を貫く心、そしてこの日輪の輝きを恐れぬのなら・・・かかってこいッ!」
ヴィンデル「そんなものが何の役に立つか。教えてやろう・・・! アクシズは、ものの数分で地球に落ちる! ・・・これは転移装置を使った実験だ。さすがに地表スレスレに座標を合わせることはできなかったがね」
ドモン「ふざけたことを・・・!」
チボデー「けっ、薄汚え野郎だ。だったら、ご自慢の作戦・・・ぶっつぶしてやろうじゃねえか!」
サイ・サイシー「だけど・・・どうやって!? ぶっ壊せる大きさでもないよ、兄貴!」
<<アクセル>>
アクセル「ひとつだけあるな」
レモン「アクセル・・・」
アクセル「レモン、どちらが正しいのか、これで決まる。俺は俺の信じた道を行くだけだ」
レモン「・・・そうね」
アクセル「みんな、狙いはツヴァイザーゲイン1機のみ! とにかく動けなくしてくれ! あとは・・・俺がなんとかする・・・!」
<<ラミア>>
ラミア「ひとつだけ・・・考えられる手がある」
レモン「W17、ここまで来たのね。・・・アクセルを倒して」
ラミア「はい。アクセル隊長・・・残念ですが」
レモン「仇討ちはさせてもらうわ。・・・結構、気に入ってたのよ、あの人のこと」
ラミア「・・・私にとっては敵です。敵は倒す・・・そう教えられてきました」
レモン「そんなところだけは・・・優秀ね、あなた」
ラミア「はい。・・・ロンド・ベル隊全機へ。狙いはツヴァイザーゲイン1機のみ・・・! とにかく動けなくしてほしい! あとは・・・私がなんとかする・・・!」

ブライト「わかった。・・・アクシズの阻止臨界点までは!?」
ルリ「10分です」
<<アクセル>>
ユリカ「それまでに・・・あのツガイバーゲンを破壊できれば・・・なんとかなるんですよね!? アクセルさん!」
アクセル「ツヴァイザーゲインな。・・・ああ、信じてくれ」(方法は・・・これしかない)
<<ラミア>>
ユリカ「それまでに・・・あのツガイバーゲンを破壊すれば・・・なんとかなるんですよね!? ラミアさん!」
ラミア「そうだ。方法がある。・・・ちなみにツヴァイザーゲインだ。」(方法がある・・・か。そう、これしかない・・・)

<戦闘開始>

<アクセルvsヴィンデル>

ヴィンデル「失望したぞ、アクセル、お前ほどの男が、な」
アクセル「殺しあい、壊しあい、奪いあう世界を維持しようという理論・・・間違っているのさ、たぶんな・・・!」

<アクセルvsレモン>
アクセル「・・・・・・」
レモン「どうしたの? 戦争では珍しくないでしょう? 敵と味方に別れるのなんて」
アクセル「・・・こんな気持ちになるのなら、やはり間違っているのさ、レモン」
レモン「さあね・・・私はそういうものだと思っているだけよ、アクセル」
アクセル「・・・・・・」

<ラミアvsヴィンデル>
ヴィンデル「W17・・・しょせんは人形か。ロンド・ベル隊の連中に何を吹き込まれた!」
ラミア「殺しあい、壊しあい、奪いあう世界を維持しようという理論が、おそらく間違っているということです、ヴィンデル様・・・!」

<ラミアvsレモン>
ラミア「レモン様・・・」
レモン「アクセルの仇・・・あなたが手を下したのかは知らないけど、とらせてもらうわ、W17」
ラミア「・・・私には人を好きになるという感情はわかりません。ですが、ロンド・ベル隊には、そんなものを乗り越える男女が大勢います。戦争がなければ、そういう者たちはもっと増えるでしょう。・・・レモン様とアクセル隊長も・・・」
レモン「・・・すごいわ、W17.そこまで感じ取れるようになったなんて、あなたは私の誇りよ」
ラミア「・・・・・・」
レモン「でもね、これも覚えなさい。・・・絶対に退けない、意地をかけた戦いがあることをね」
ラミア「レモン様・・・」

<アムロvsヴィンデル>
ヴィンデル「アムロ・レイか。ニュータイプとして優れた素質を持っていながら、その力を開花できなかった男。・・・フフ、それでは私の世界で、ア・バオア・クーから帰還できなかったアムロ・レイと同じこと!」
アムロ「僕は一度逃げたさ。・・・だが、今はここにいる」
ヴィンデル「ニュータイプ覚醒への引き金は、戦争だったはずだ。闘争を日常とする世界・・・それが実現すれば、君も再び輝かしいニュータイプへの道を歩めるかもしれんぞ?」
アムロ「必要ない。僕のあとは、カミーユが、ジュドーが、ルーが・・・若い世代が引き継いでいく・・・! 俺も奴も、そのための礎になれればいい・・・!」
ヴィンデル「奴・・・!?」

<カミーユvsヴィンデル>
カミーユ「お前のような人間を見てきた」
ヴンデル「ほう。やはりこの世界でも、か」
カミーユ「自分は安全なところで笑っている・・・最低な男だ」
ヴィンデル「利口なだけだ。すべてに身をさらして事を成すなど、できるはずもあるまい」
カミーユ「命をさらすこともできない男が、世界を変えられるはずがない! ここから、この世界からいなくなれっ!」

<クワトロvsヴィンデル>
ヴィンデル「・・・話は聞いた。シャア・・・アズナブルらしいな、お前は」
クワトロ「・・・・・・」
ヴィンデル「私がいた世界では、ネオ・ジオンの総帥にまでなっている男が・・・情けないとは思わないのか?」
クワトロ「・・・・・・」
ヴィンデル「このままでは世界は変わらん・・・それがわかっていたからこそ、シャア・アズナブルは・・・」
クワトロ「私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でも、それ以下でもないのでな・・・!」

<ジュドーvsヴィンデル>
ジュドー「いいかげんにしろ! あんた、何人殺せば気が済むんだ」
ヴィンデル「人が死なない戦争など、ありえないのだ!」
ジュドー「その戦争を起こしているのは、あんただ!」
ヴィンデル「人類は、もともと戦争をしたがっている! そして、そこから生まれる進化を待ってるのだ!」
ジュドー「だったら見せてやるよ! そんなものがなくたってここまで来れた、ニュータイプに力ってやつをさ!」

<シャッフル同盟vsヴィンデル>
ヴィンデル「お前たち格闘家は、ただ戦っていればいい! それが望みのはずだ!」
ドモン「・・・・・・」
ジョルジュ「そうもいきません。我々は歴史を支えてきた、シャッフル同盟なのですから」
サイ・サイシー「そういうこと」
ヴィンデル「ならば闘争の歴史を支えてもらおう」
チボデー「けっ、誰も支えねえ歴史が、そういう歴史なのさ」
アルゴ「くだらん歴史だ」
ドモン「俺たちシャッフル同盟、もし歴史の流れが正しいのなら力を貸す。だがな、この紋章が光ってうなるのさ。間違った歴史、間違った世界を作るなとな! ならば俺たちは戦うっ! シャッフルの紋章・・・キング・オブ・ハートの名にかけてッ!」

<Wチームvsヴィンデル>
ヴィンデル「お前たちこそ、戦争の落とし子だ。そのお前たちの存在価値を否定する世界・・・それに耐えられるのか?」
デュオ「違いねえ」
トロワ「俺は名無しになるな」
五飛「闘争こそが魂のよりどころだと思っていた。だが、それは逃げていただけだった」
カトル「どうですかね、ヒイロ」
ヒイロ「・・・任務を開始する」
ヴィンデル「任務? 誰がお前たちに任務を与える?」
ヒイロ「俺たち自身だ」

<シローvsヴィンデル>
シロー「お前みたいなのがいるから! わかり合える人間が殺し合わなければならない!」
ヴィンデル「敵を理解しようとする行為自体が無意味だとなぜわからん! 戦争に必要なのは敵の理解ではない。敵の研究だ」
アイナ「シロー・・・」
シロー「・・・・・・」
ヴィンデル「言葉もあるまい。情に流され・・・」
シロー「安心した! 戦争をその程度でしか考えていない男に、俺は負けない・・・!」
ヴィンデル「なに・・・? そんな甘い考えで戦争ができると思っている男が、ほざくな・・・!」
シロー「それを今から証明してやる・・・!」

<甲児vsヴィンデル>
甲児「てめえっ! 宇宙を戦争で覆い尽くそうたって、そうはさせねえ!」
ヴィンデル「戦争がどれだけ人類に利益をもたらしたのか・・・知らぬとは言わせん!」
甲児「利益とかは関係ねえんだよ! お前みたいなのがいなくならねえ限り、俺は戦う! 大介さんやマリアちゃんみたいに、故郷を失って悲しむ人たちをもう見たくねえだけだ!」
デューク「甲児くん・・・!」
マリア「甲児・・・!」
ヴィンデル「感情の先走りだけで! お前のマシンも、その産物にすぎん! ・・・神にも悪魔にもなれる力を持ちながら、なぜそれを否定する!」
甲児「じっちゃんはそう言ったさ! だがよ。マジンガーを神様にするか、悪魔にするか決めるのは俺だ! 兜甲児だ! そして今の力は・・・ただ、お前みたいな野郎を倒すためだけの力だっ!」

<鉄也vsヴィンデル>
ヴィンデル「子供の頃から戦闘訓練を受け、戦うために育てられた男が! そのお前にとって、戦争がなくなるのは死刑宣告に等しいはずだ。なぜ戦う!」
鉄也「俺とジュンだけで十分だからだ」
ジュン「鉄也・・・!」
鉄也「そのために命をかけられる人間になるために俺は戦ってきた。今こそがその時・・・! お前は命をかけられるのか! ヴィンデル・マウザー!」

<デュークvsヴィンデル>
デューク「いくぞ! お前たちを第二のベガ星連合軍にさせるわけにはいかん!」
ヴィンデル「力さえあれば、絶えず闘争の続いている世界であれば、フリード星は滅びなかったのかもしれんのだぞ、デューク・フリード!」
デューク「違う! もしそうなら、そこはもうフリード星ではないっ! 僕が愛する故郷、皆が帰るべき場所! それは、どんなところでもいいというわけではないぞ、シャドウミラー!」
ヴィンデル「きれい事を!」
デューク「本当に大変なのは、戦争のあとに訪れる平和を守るために戦うことだ! お前はその一番きびしく、そして大切なことから逃げられる世界を望んでいるだけだ!」
ヴィンデル「わかったような口をきく!」
デューク「わかっているからだ! 故郷を捨て、一度は戦争から逃げた僕だからだ・・・!」

<ゲッターチームvsヴィンデル>
ベンケイ「うおおおおおおっ!」
リョウ「ゲッターのパワーは戦争のためではない、平和のために使うんだ!」
ヴィンデル「そう思っているのはお前たちだけだ! 事実、お前たちはその強大な力を戦争に使っている・・・!」
ハヤト「それは平和のためにふるう力だ。お前さんの考えているものとは違う!」
ヴィンデル「力を使うことに理由をつけているにすぎん!」
リョウ「理由もなく使われる力はあってはならない! ゲッターもそう言っているっ!」

<豹馬vsヴィンデル>
豹馬「いくぜぇ! さんざん俺たちをコケにしやがって! 許さねえ!」
ヴィンデル「・・・フッ、そうだ。戦いとなると生き生きするな」
十三「戦争が楽しいんやないわ!」
豹馬「てめえみたいな悪党をぶっ飛ばして、平和を作るのが楽しいんだよ!」

<健一vsヴィンデル>
健一「お前を倒して、次はボアザン星に平和をもたらしてみせる!」
ヴィンデル「その平和を作るのは、ボルテスのような軍事力だとなぜわからん!」
大次郎「ボルテスが力を発揮するのは、平和を信じる人たちがついとるからたい!」
日吉「お前なんかと一緒にするな!」

<一矢vsヴィンデル>
一矢「貴様のせいで、どれだけの地球人とバーム星人が犠牲になったことか!」
ヴィンデル「あんな休戦など、すぐに破られる。地球人同士でさえ争っている地球人が、異星人とうまくやっていけると思っているのか!」
一矢「やっていける・・いや、やっていくのさ!」
ヴィンデル「理想だけで戦えると思うな!」
一矢「自分勝手な理想だけで、人の心を曲げられると思うな、シャドウミラー! はあああああっ」

<勝平vsヴィンデル>
勝平「ガイゾックなんて迷惑な連中を連れてきやがって!」
ヴィンデル「悪しき考えを持つ生物を滅ぼすのがガイゾック・・・いや、コンピュータドール第8号の使命ならば、私が手引きするまでもなく、地球は襲われる運命にあったのだ」
宇宙太「理屈ばっかじゃねえかよ、てめえ!」
恵子「悪しき考えを持っているのは、あなたでしょ!」
ヴィンデル「ならばなぜ、ブッチャーは私に協力し、お前たちを滅ぼそうとした? 答えは明白だ。私の考えは間違っていないという証明ではないのか?」
勝平「ふざけんな! じゃあガイゾックが全部正しいのかよ! この世界が滅びるか、滅びないかを決めるのは俺たちだ!」

<万丈vsヴィンデル>
万丈「さあて、最後の決戦と行こうか」
ヴィンデル「君にとってのな。スーパー人間メガノイドが、なぜ戦いを望んだのか・・・ それがわからん男でもあるまい」
万丈「ああ、連中はわかっていたのかもしれない。戦争によって得られるものを」
ヴィンデル「人間を越えた者たちは、より高みへと・・・」
万丈「おっと待った、でもメガノイドは理解していなかったよ。戦争によって失われてしまうものをね。それがわからないのでは、しょせんは人間以下。・・・お前も同じだ、ヴィンデル・マウザー」
ヴィンデル「得られるもののために、失うものもある、両立などできるわけがあるまい」
万丈「それを目指せるのが人間だ!」

<Dチームvsヴィンデル>
ケーン「ドルチェノフもムカつく野郎だったが、てめえはそれ以上だぜ!」
ヴィンデル「個人の感情で戦うようでは、優れた兵士とはいえん!」
タップ「俺たち、なりたくて兵士になったわけじゃないしなあ」
ライト「そういうこと」
ヴィンデル「望む、望まないは関係ない、事実、お前たちが試作D兵器を守り抜いたために・・・ドラグーンは予想以上の完成度になってしまった」
ケーン「知ったことかよ! 俺たちゃ、早いとこもとの生活に戻りてえから戦ってんだ!」
ヴィンデル「そこまでの戦闘能力を持っていながら・・・ドラグナーを降りたら、なんの役にも立たん能力なのだぞ!」
ライト「いいじゃない」
タップ「のんびり暮らすさ。ただ、今は仕事だからな」
ヴィンデル「仕事だと?」
ケーン「仕事だよ。・・・『ドラグナー』の意味、知ってるか? 俺たちは地球っていう城を守る・・・騎兵隊さ!」

<アキトvsヴィンデル>
アキト「俺は・・・俺はお前を倒して戦争を終わらせる! そして、俺はコックになるんだ!」
ヴィンデル「くだらん。今は戦闘中だぞ」
アキト「俺は戦いが終わったあとのことを言ってるんだ!」
ヴィンデル「もし、それが終わったらどうする! なりたい者になれず、成すべきこともできなかった時、お前はどうする」
アキト「それを怖がって、戦争続けるのかよ!」
ヴィンデル「怖がる? いや、憂いているのだよ、戦争が終わることによって失われるものを」
アキト「それで哀しい想いをする人が少しでも減るなら・・・俺はかまわない!」

<ユリカvsヴィンデル>
ユリカ「あなたをやっつけます!」
ヴィンデル「そのあと、どうするつもりだ、小娘」
ユリカ「アキトと幸せな家庭を築きます!」
アキト「いっ!?」
ヴィンデル「できんかもしれん。それに、いつまで続くかもかわからん。闘争が日常となる世界ならば・・・」
ユリカ「ケンカはしません! 時々はするかもしれないけど・・・時々だからいいんです! でも、戦争は時々でも、ましてや、いっつもなんて、あっちゃいけないものです!」

<レモン撃破>
レモン「・・・ここまで、ね。まあ、あれだけ長いこと戦争して・・・ここまで生き延びられただけでも上出来かな・・・」
<<アクセル>>
アクセル「レモン、脱出しろ!」
レモン「これが戦争よ、アクセル。私が選び、望んだ世界・・・あなたも、はじめはそうだったでしょう?」
アクセル「こんな気持ちになるならば・・・やはり、俺たちが望んだ世界は・・・!」
レモン「・・・私もね・・・時々、考えたことはあるわ」
アクセル「レモン・・・?」
レモン「私たちが・・・戦争がない世界で・・・軍とは無縁の形で出会ってたら・・・」
アクセル「・・・出会っていたら?」
レモン「ふふ・・・やめ・・・た」
〔敵ユニット撃破〕
アクセル「レモン! ・・・レモン・・・」
<<ラミア>>
ラミア「レモン様! まだ間に合いますっ! 脱出を・・・!」
レモン「これが戦争よ、W17。私が選び、望んだ世界・・・あの人もそうだった世界」
ラミア「ならばなぜ、己の信じた世界に殉ずるのに、そんな哀しそうな声をなさすのです!? ・・・やはり、シャドウミラー隊が望んだ世界は・・・!」
レモン「・・・私もね・・・時々、考えたことはあるわ」
ラミア「レモン様・・・?」
レモン「私とアクセル・・・戦争がない世界で・・・軍とは無縁の形で出会ってたら・・・」
ラミア「・・・出会っていたら?」
レモン「ふふ・・・やめた。・・・W17、もっとあなたを見ていたかったわ。・・・じゃあ、ね」
〔敵ユニット撃破〕
ラミア「レモン様! ・・・私は、あなたたちが望んだ世界のためだけに生まれました・・・では、私は・・・」


<ヴィンデル撃破>
ヴィンデル「ぐおおっ! このツヴァイザーゲインが・・・!? かくなる上は・・・次元転移で・・・」
<<アクセル>>
アクセル「それを待っていたぞッ! ヴィンデルッ! ・・・今だ!」
〔アクセル、ヴィンデルへ隣接〕
ヴィンデル「アクセル! 何を・・・! ぬうううっ!」
アクセル「もう自爆装置はなくなったが・・・お前の機体をその代わりにさせてもらう!」
ヴィンデル「アクセル! お前は・・・!」
アクセル「ツヴァイは、そのものが次元転移弾のようなものだ。その威力ならば・・・! みんな! 10秒以内に離脱しろっ! 阻止限界点付近まで下がれえっ!」
〔ヴィンデル、アクシズ上へ移動〕
ヴィンデル「やめろ、アクセル・・・!」
<<ラミア>>
ラミア「それを待っていたッ! ・・・今しかない・・・!」
〔ラミア、ヴィンデルへ隣接〕
ヴィンデル「W17! 何を・・・! ぬうううっ!」
ラミア「私の機体の自爆装置は、もうなくなったが・・・ヴィンデル様、あなたの機体をその代わりにさせてもらいます・・・!」
ヴィンデル「W17! お前は・・・!」
ラミア「ツヴァイザーゲインは機体そのものが次元転移弾のようなもの・・・! その威力ならば、あるいは・・・! ロンド・ベル隊各員に告ぐ! 10秒以内に離脱しろっ! 阻止限界点まで下がるんだ!」
〔ヴィンデル、アクシズ上へ移動〕
ヴィンデル「やめろ、W17・・・!」

※※まだレモン健在の場合、セリフ追加※※
レモン「なにをするつもり・・・!?」

ブライト「約束通り、あの機体を落としたが・・・!?」
バニング「やつは何をするつもりだ?」
プロスペクター「これは・・・まさかとは思いますが・・・」
ルリ「敵大型メカ、エネルギー増大」
イネス「・・・考えたくないけど・・・これはおそらく・・・」
クワトロ「自爆か!?」
万丈「そうか・・・! ジャブローに仕掛けられた爆弾は確か・・・!」
アムロ「次元転移弾・・・!」
一矢「まさか、その衝撃でアクシズを!?」
豹馬「冗談だろ!」
デューク「死ぬつもりなのか!? 戻れ、○○○くん! 戻るんだ!」
アキト「なんでだよ! なんで一言も言わずに・・・!」
リョーコ「かっこつけてるんじゃねえっ!」
ヒカル「そうだよ!」
イズミ「他に・・・方法がある?」
鉄也「む・・・」
甲児「う・・・た、確かに、ここまで来たら・・・」
<<アクセル>>
アクセル「・・・そういうことだ。さがってくれ。もう、みんなの仕事は終わった。・・・あとは・・・俺が落とし前をつける」
<<ラミア>>
ラミア「状況が理解できたようだな。ここからは私の仕事だ」

リョウ「一斉攻撃でアクシズを破壊できないのか!?」
勝平「ここにいる全ロボットが真・ゲッターなみのパワーがあるなら別だけどさ!」
ケーン「そうもいかねえ・・・!」
ヒイロ「それに時間もあるまい」
ドモン「そうか、一瞬でパワーを出し切れるとしたら・・・」
シロー「次元転移弾の威力を使うしかないというのか!」
ジュドー「○○○さんよ、そりゃねえよ!」
カミーユ「じゃあ・・・はじめから・・・」
コウ「はじめから・・・そのつもりで!?」
ユリカ「○○○さんっ! ダメぇっ!」
※※まだレモン健在の場合、セリフ追加※※
レモン「・・・そうか・・・あなたは・・・」

<<アクセル>>
アクセル「この世界に・・・俺の居場所はない。・・・じゃあな」
<<ラミア>>
ラミア「この世界に、私がいられる場所はどこにもない。・・・さらばだ」

【戦闘マップ終了】


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