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No.9B
その名も、ザンボット3
ザンボット・コンビネーション

【シナリオデモ開始】
輸送機
ケーン「なんだよ。揺れるな、この輸送機」
ライト「本当、アーガマとはえらい違いだ。うわっと!」
※※ミユキが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ミユキ「きゃっ!」
アルゴ「おっと・・・」
ミユキ「ごめんなさい、ふらついちゃって」

レディ「我慢してください。余分な輸送機をまわす余裕が、今のプリベンターにはないのです」
ドモン「・・・・・・」
※※リサが仲間にいる場合、セリフ追加※※
リサ「ドモンさん、元気ないですね」

レイン「ドモン・・・」
ムサシ「自分の師匠が、敵になっちまったんだ。そう簡単には立ち直れないさ」
ラミア「こういう時、どういう言葉をかけるべきなんでございますですの?」
ハヤト「余計なことするな。なにも言わねえ方がいい時もある」
ドモン「明鏡・・・止水・・・」
サイ・サイシー「メイキョウシスイ・・・シュバルツが言ってたやつか。なんなの、それ?」
ドモン「俺のスーパーモードの・・・何がいけないというんだ・・・!」
ジョルジュ「ところでマドモアゼル・レディ。デビルガンダムのその後の情報はどうなっていますか?」
レディ「残念ですが、私どもも行方はつかめていません。連邦の方も同様です。・・・しかし、あれがただの暴走でなく、何らかの意志に従っているとすれば・・・」
アルゴ「目的地はしぼれる」
ケーン「ところでさ。俺たちのどの基地に向かっているんだ?」
レディ「基地ではありません。・・・ある邸宅に向かっています」
ライト「邸宅・・・? っていうか、家かよ」
ハヤト「プリベンターの秘密基地あたりに連れて行かれるか、特殊部隊扱いにでもなるのかと思っていたがね」
レディ「特殊部隊・・・もう間に合っておりますのよ。表立っては動いておりませんが」
アルゴ「で、どこだ?」
レディ「破嵐万丈氏の邸宅です」
レイン「破嵐・・・!? まさか、火星開拓の影の功労者、メガノイドを創り出した・・・!?」
ジョルジュ「プロフェッサー破嵐創造・・・ということは、身内、もしくは一族の方とお見受けしますが?」
レディ「その通りです」
チボデー「聞いたことあるぜ。宇宙でも指折りの大富豪で、自分専用のロボットも持っている」
レディ「そう、ダイターン3です」
ムサシ「その大富豪さまが、どうしておいらたちを?」
レディ「彼は、私たちプリベンターと協力関係にあるのです。軍とは別の団体に対する働きかけには、彼の力が大きく働いています」
ライト「デビルガンダムを追いかけるには、軍に属するロンド・ベルよりも、破嵐財団の方が動きやすいというわけか」
レディ「そうです。もちろん、完全に軍とは別行動というわけにはいきませんが」
ケーン「俺たちは一応、軍人だしな」
タップ「そうそう、ところで、俺たちの扱いはどうなるの?」
レディ「本隊から離れたといっても、あなた方はロンド・ベル隊です。ロンド・ベルは有事の場合、独自の判断で行動できる権限をもっています」
ラミア「独自の行動・・・三輪長官と絡みたくないから、勝手にやります、ということでございましょう? ずいぶんな拡大解釈でございますことね」
〔通信のコール音〕
リンダ「通信です。発信はプリベンター・ウォーター」
レディ「はい・・・それは本当なの!? ええ、すぐそちらに行きます」
リョウ「どうしたんです?」
レディ「ガイゾック・・・という侵略者を覚えておいでですか?」
リョウ「ガイゾック・・・?」
チボデー「ナガレたちゲッターチームは知らねえかもな。一年戦争時、ひんぱんに地球を狙ってきたエイリアンどもの一種さ」
ジョルジュ「・・・たしか、地球到達前に1機のスーパーロボットによって撤退・・・それ以来、姿を見せていないはずでしたが?」
レディ「そのガイゾック・・・日本に現れたとのことなのです」
ケーン「日本に!?」
ライト「なるほど、破嵐さんっていう金持ちに会う前に・・・ってことね」
ムサシ「間に合うかねえ」
レディ「大丈夫です。かつての戦いでガイゾックを退けたスーパーロボット・・・ザンボット3が協力してくれます」
ラミア「ザンボット・・・3?」
レディ「彼らには、以前から協力を呼びかけていました。・・・もう戦いに関わりたくない、とのことだったのですが、ここ最近の騒ぎを見て、ようやく返答をいただけました」
タップ「なんだ。じゃあ、あせらなくたって、とりあえず日本の防衛はなんとかなるってわけだ」
レディ「・・・・・・」
リンダ「レディ・・・さん? まさか返答って・・・協力できない、ということですか?」
レディ「いえ。・・・三輪長官が・・・」
ケーン「え!? もしかして?」
レディ「ザンボット3の引渡しを要求しているということなのです」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「その名も、ザンボット3」
「ザンボット・コンビネーション」


【戦闘マップ開始】
兵左ェ門「どういうことですかな・・・三輪長官」
三輪「同じことを言わせるな! たった今より、ザンボット3は地球連邦軍が接収する」
勝平「接収ってなんだ?」
宇宙太「勝手にザンボット3を取り上げるんだとさ」
勝平「なんだよそりゃ。今まで連邦はギガノスだの、異星人だのばかり相手にして、ガイゾックとは俺たちだけで戦わせたくせに」
三輪「子供がえらそうなことを言うな! これは決定したことなのだ」
恵子「連邦軍の長官だかなんだか知らないけど、ザンボット3が地球の戦闘ロボットと違うことぐらい知っているんでしょう」
三輪「それぞれのメカを操縦するパイロットの精神と反応するしかけがかることぐらいは知っている。だからこそ、戦闘の専門家である我々が使うべきなのだ」
勝平「ガイゾックとの戦いを一番よく知っているのは俺たちなんだ! ろくな援軍もなしで、地球に攻めてきたガイゾックと戦い抜いたのは俺たちなんだぜ!?」
恵子「これは戦闘の専門家にとって絶対条件なんじゃないんですか!」
三輪「ここにいる者たちは、シミュレーターでみっちりと演習を行い、今やザンボット3を手足のごとく動かせるのだ!」
連邦兵「その通りであります!」
兵左ェ門「じゃが三輪長官、わしらは・・・」
三輪「連邦軍は民間人の戦闘を認めるわけにはいかん!」
兵左ェ門「そんな建前なんぞ、地獄にでも堕ちてから通せばよい!」
恵子「それに、ロンド・ベル隊に民間施設のロボットが参加するのを連邦軍は認めているじゃないですか?」
兵左ェ門「さよう、それについてはどう説明するおつもりか」
三輪「うるさい、軍の重要機密だ」
勝平「なんだよ、それ! 答えになってねえよ!」
兵左ェ門「三輪長官。わしらはロンド・ベルに協力するように要請されていた。・・・自主的な協力をな」
宇宙太「へっ、それがザンボット3をムリヤリ取り上げようってのはどういうことだよ」
兵左ェ門「どっちが軍の本音なのか・・・お聞かせ願いたいですな。・・・三輪長官、今回の件、あなたの独断ではないでしょうな?」
三輪「ぬ・・・う、うるさいっ! 民間人が口出しするな!」
勝平「都合が悪くなると、それかよ!」
〔警報〕
連邦兵「長官! 敵です!」
〔敵ユニット出現〕
三輪「来おったか! ギガノスか? それともバームの連中か!」
連邦兵「それが・・・識別コード不明です!」
三輪「なにい!?」
兵左ェ門「これは・・・!? 勝平、宇宙太、恵子!」
勝平「じいちゃん、どうしたんだよ」
宇宙太「ザンボットさえ使えれば、ギガノスなんて・・・って、おい!」
恵子「・・・こ、この反応・・・まさか・・・」
兵左ェ門「うむ・・・予想はしておったが・・・来るべき時が来たようじゃ」
三輪「来たか! 叩きつぶしてやる! ザンボット3発進!」
連邦軍「はっ!」
恵子「止めないと!」
宇宙太「こうなったら腕ずくで・・・!」
兵左ェ門「待つんじゃ! ここで騒ぎを起こせば、このあとロンド・ベル隊と合流できなくなるかもしれん。・・・やらせるしかない。やらせて、連中にわからせるしかない・・・!」
勝平「あの野郎が出てきてないのは、ラッキーだけど・・・くっそお」
〔味方ユニット出現〕
勝平「隊長さん、俺たちの大事なザンボット3をブチ壊さないでくれよ」
三輪「うるさい、民間人は黙っていろ! いけ、異星人どもを叩きのめせ!」
連邦兵「はっ!」
〔ザンボット3、前進〕
[イベント戦闘「ザンボット3vsガルチャック」]
連邦兵「くっ、すごいパワーだぞ!」
兵左ェ門「ダメじゃな。あんな戦い方では、とても敵は倒せん」
三輪「うるさい! 指揮権は私にある」
兵左ェ門「フン、話にならん」
[イベント戦闘「ザンボット3vsガンチャック」]
連邦兵「うわぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
???「ほーっほっほっほっ! ゆかいゆかい」
勝平「これ以上は無理だい。ザンボット3をさがらせないと、本当にブチ壊しちまうよ」
三輪「うるさい、よけいな口出しをするな!」
連邦兵「長官、無理です! 助けてくださいっ!」
三輪「ええい! それでも連邦軍兵士か、弱音を吐くな!」
恵子「あ、あれは?」
〈出撃ユニット選択〉
チボデー「おいおい、あれがザンボット3なのか? メチャメチャやられてるぜ?」
リョウ「なんだ、あの戦い方は!? まるでなっちゃいない!」
ケーン「なんだよ、期待して来てみたら、あんなの仲間にしたって役に立たないんじゃねえの?」
ラミア「機体になれてないのか? 話にならん」
連邦兵「げ、限界だ! 撤退する」
三輪「こ、こら! それでも日本国の軍人か! 貴様らぁ! 戻ってきてみろ! 全員銃殺だ!」
連邦兵「そ、そんな・・・」
〔敵ユニット出現〕
ブッチャー「な~んじゃ、つまらんのォ~! このままザンボットが袋だたきになるのを見物したかったんじゃがのォ!」
ライト「新手か!」
勝平「ああ! あの野郎・・・! やっぱり生きていやがったか! ブッチャーッ!」
ブッチャー「ほぉ~っほっほっほっほ! わしがそう簡単にくたばるわけがあるまいに!」
レディ「神兵左ェ門さんですね、連絡を受けてきました」
三輪「なんだ、なんであいつらがここにいるのだ? 宇宙に行ったはずでは?」
ケーン「ちょっとした事情でね。アーガマに、おいてけぼりをくっちまった」
兵左ェ門「今のうちじゃ。ザンボット3の乗組員を代えるのじゃ」
三輪「なんだと!」
兵左ェ門「演習と実戦は別物じゃて。あの3人を下がらせなさい。・・・彼らとて、おの経験があれば次は立派な戦士になるじゃろう」
三輪「うぬぬぬぬ・・・」
兵左ェ門「勝平、宇宙太、恵子の3人は睡眠学習によって意識の奥の奥まで戦う人間としての教育ができておる」
勝平「・・・・・・」
宇宙太「へっ・・・」
恵子「・・・・・・」
三輪「ええい! 交代すればいいのだろう! くそっ!」
勝平「ヘヘ、やっとわかったのかよ! そこなくっちゃ!」
〔ザンボット3、後退〕
〔味方ユニット離脱〕

勝平「よっしゃ、いくぜ!」
連邦兵「お、お願いします」
恵子「損傷は軽くはないけど・・・いけるわ! 勝平!」
宇宙太「よっしゃあ、やろうぜ!」
勝平「ザンボット・コンビネーション!」
〔味方ユニット出現〕
ラミア「パイロットが代わるだけで、こんなに動きが変わるものなのか?」
勝平「へへっ、ここは俺たちにまかせて、あんたたちはひっこんでな」
宇宙太「そういうこと! こんなやつらはザンボット3だけで十分だぜ!」
ケーン「なんだよ、そのいいぐさは。せっかく助けに来てやったっていうのによ」
ドモン「ふん、ならば見せてもらおうか」
レイン「だめよ、ドモン。あなただって、デビルガンダムとの戦いで同じようなこと言ってたじゃない」
ドモン「・・・・・・」
ジョルジュ「人のふりを見て、我がふりを直さねばなりませんね、ドモン」
チボデー「そうだぜドモン、お前は自分には甘いからな」
ドモン「く、戦えばいいんだろう!」
サイ・サイシー「そーそ。いっくぜえ!」
兵左ェ門「勝平、宇宙太! 彼らは軍とはいっても、三輪長官とは違う。協力して戦うんじゃ!」
恵子「そうよ、これから先、ザンボット3だけで戦えると思っているの?」
勝平「しゃあねえなあ。宇宙太、行くぞ!」
宇宙太「OK!」
ブッチャー「ほぉ~っほっほっほ! 叩きのめしてやるわい!」
<戦闘開始>

<ラミアvsブッチャー>

ブッチャー「ジャマじゃのォ! ・・・と、んん!? 見たことのあるロボットじゃが・・・」
ライア「なるほどな・・・悪趣味な話だ」
ブッチャー「・・・なんじゃと?」
ラミア「だが、私はロンド・ベル隊の一員だ。死んでもらう・・・!」

<勝平vsブッチャー>
ブッチャー「きたか、ザンボットめ。今日こそギタギタにしてくれるわ!」
勝平「ブッチャー! なんで戻ってきやがった!」
ブッチャー「ほぉ~っほっほっほ! わしは地球人抹殺の任務を忘れてはおらん! いい感じに、目的が一緒の奴らがおってのお!」
宇宙太「目的が同じだと!?」
ラミア(まさか・・・この軍隊が・・・!?)
恵子「今度こそ・・・逃がさないわ!」

<ブッチャー撃破orHP30%以下・敵増援1出現>
ブッチャー「おのれぇ、覚えておれ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
勝平「やったぜ、ざまぁみろ!」
ライト「ちょっと待った、まだ何か来る!」
〔敵ユニット出現〕
レディ「百鬼帝国と・・・あれは・・・新たな異星人!?」
ハイネル「地球連邦軍に告ぐ! 余はハイネル! キャンベル星人に代わり、地球征服部隊司令官となった、誇り高きボアザン星の者だ!」
三輪「なに・・・!? ボアザン・・・星だと!?」
ハイネル「我らボアザン帝国の栄光と名誉のため! この辺境の地、地球を支配する虫けらのごとき人間どもを追い払うことをここに宣言する!」
ケーン「勝手なこと言いやがって!」
タップ「それにしてもまた異星人の侵略かよ! いったい何が起こっているんだよ!」
ジョルジュ「ひとつだけ・・・わかったことがあります! たび重なる異星人の侵略は・・・決して偶然が重なったものではありません!」
サイ・サイシー「な、なんでだよ!?」
ハヤト「そうか・・・いま、ハイネルとかいう野郎は、キャンベルに代わって、と言った。ってこたぁ、いくつかの異星人軍は・・・組んでるって考えるのが妥当だ!」
勝平「そうか・・・! ガイゾックが今ごろになって、またやってきた理由も・・・!」
ジョルジュ「お二人のムッシュ・神、おそらく、その通りです」
リョウ「それが・・・地底の鬼どもと手を組んでいるというのか!?」
チボデー「ガッデム・・・! 思っていた以上に・・・敵の組織はでかいぞ」
ドモン「・・・宇宙に上がった連中も、どうなっているかわからんな」
白骨鬼「こんなところで死ぬのは寂しいが・・・リサのいない世の中など、私には考えられんわい」
リサ「あれは・・・お母さん!?」
白骨鬼「え、リサ、リサなのかい!? 生きてくれていたんだね! だけど・・・なぜ人間に・・・!」
リサ「ミチルさんが助けてくれたの、お母さん、会いたかった」
リョウ「リサさんの母親なのか?」
ヒドラー「リサだと。この裏切り者め!」
白骨鬼「ヒドラー元帥、何をするおつもりで?」
ヒドラー「決まっておる。裏切り者は死ぬのだ!」
白骨鬼「おやめください、5年ぶりに会えたのでございます」
ヒドラー「関係ないわ。それとも、貴様も裏切るつもりか、白骨鬼!」
白骨鬼「・・・」
ヒドラー「よし、リサを攻撃しろ。殺してしまえ!」
白骨鬼「・・・リサ、お逃げ!」
〔白骨鬼、ヒドラーに隣接〕
ヒドラー「白骨鬼、何をする気だ?」
ミチル「だめ、白骨鬼、やめて!」
リサ「お母さん!」
白骨鬼「リサ、幸せになるんだよ。母さんは、いつまでもお前の幸せを祈っているからね」
〔白骨鬼、自爆〕
リサ「お母さーん!」
ムサシ「自爆・・・したのか!?」
ケーン「なんてことを。リサみたいに俺たちのところに来りゃいいじゃないか! 自爆することなんてねえんだよ!」
ラミア「何で自爆する。 それがお前の任務なのか!?」
ヒドラー「親子ともども裏切りおって、絶対に許さんぞ!」

<ラミアvsハイネル>
ハイネル「これが噂のアンジュルグか。どれほどのものか見せてもらおう」
ジャンギャル「ひねりつぶしてご覧に入れましょう!」
ラミア「それは私も同じ、お前の力を見せてもらうぞ!」

<ハイネル撃破or撤退>
ジャンギャル「むおっ、このスカールークがここまでのダメージを・・・! ジャネラたちを退けたのは、ダテではないということか・・・! ハイネル様、撤退いたします!」
ハイネル「ぬうう・・・見事だな、地球人。だが、明日もこうなると思うな! 我らにたてついた者は、この宇宙に生きながらえぬということを思い知らせてやる!」

<敵全滅・勝利条件達成>
兵左ェ門「どうやら・・・戦い抜けたようじゃな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

駿河湾 海底基地
レディ「三輪長官、ご説明願えませんか。・・・ザンボット3は私たちが交渉しておりました。それをこんな風に」
三輪「やり方が手ぬるいからだ。今は戦争中なんだぞ! 民間人は協力するのが当然だ!」
勝平「あんたのやり方じゃ、協力したくなくなるんだよ」
三輪「なんだと!」
兵左ェ門「三輪長官、ここはお引き取り願おう。前々から交渉していたのに、横槍を入れられては、まとまるものもまとまらん」
三輪「くっ。レディ・アン、忘れるな。お前のプリベンターも軍の組織、すなわち、わしの命令を聞かねばならぬと言うことを!」
レディ「勘違いをなされては困ります。プリベンターはリリーナ・ピースクラフトの提唱した平和維持組織・・・軍とは関わりがありますが、連邦の直属ではありません」
三輪「くっ、いくぞ・・・」
サイ・サイシー「なんてムカつく野郎なんだい」
レディ「この度は、大変失礼なことになりまして」
兵左ェ門「いえいえ。それよりいかがですかな、ザンボット3の力は」
レディ「大変けっこうです。・・・きっと活躍してくれることでしょう」
宇宙太「三輪長官の奴、シッポを巻いて帰ってったぜ」
リョウ「あれ、もしかして、君たちがザンボット3を?」
勝平「その通り、俺がザンボット3のメインパイロット、神勝平さまよ。で、ついでに紹介すると、こっちが一緒にザンボットに乗り込む宇宙太と恵子」
宇宙太「なんだよ勝平、まるで俺たちがお前のオマケみたいじゃねえか」
勝平「そうじゃねえか。ザンボットを動かしているのは、この俺なんだぜ」
宇宙太「なんだと!」
恵子「二人ともやめなさいよ。はじめまして、神北恵子といいます」
宇宙太「俺は神江宇宙太だ。よろしく」
千代錦「ワンワン!! ワンワン!!」
ラミア「あらあら、ど、どうなされましたのかしら? この犬は?」
勝平「ちょっと、こいつは千代錦っていって、俺の家族なんだぜ?」
ラミア「そうでございましたですの・・・ごめんあそばせ? 千代錦」
千代錦「ワンワン! ウ~ッ、ワンワンワン!!」
勝平「おいおい、どうしたんだよ、千代錦? おかしいな、人に吠えたりはしないんだけどなあ」
千代錦「ワンワンワンワンワン!!!」
兵左ェ門「どうしたというのじゃ?」
勝平「千代錦!?」
ラミア(この犬・・・私の正体を見破っているのか?)
ムサシ「やれやれ、なんでこんな子供たちが?」
勝平「いったな。パイロットの腕は確かだぜ」
兵左ェ門「それはわしが保証します」
レディ「それで・・・ガイゾックについてお聞きしたいのですが」
ドモン「・・・ああ、俺たちが来た時に戦っていた敵か」
兵左ェ門「ガイゾック・・・あれはまさに宇宙の悪魔です。わしらの先祖の星、ビアルも奴らに滅ぼされた」
ジョルジュ「しかし、過去の大戦では勝利をおさめられたはずでは?」
兵左ェ門「正確には、追い払っただけです。・・・まさか、再び襲撃があるとは・・・」
レディ「ガイゾックだけでなく、他星系の異星人・・・ギガノス軍に、目的不明の機動戦艦・・・地球圏はかつてない戦乱に巻き込まれています・・・」
兵左ェ門「わかっておりますとも。・・・勝平、宇宙太、恵子」
勝平「わかってるって、じっちゃん。この人たちと一緒に行けばいいんだろ?」
宇宙太「三輪長官に協力するよりもずっといいぜ」
ケーン「そうそう」
レディ「それではお孫さんとザンボット3はお預かりいたします」
兵左ェ門「うむ、よろしくお願いしますぞ」
勝平「と、いうわけでよろしくたのむぜ、兄ちゃんたち」
チボデー「やれやれ、元気なガキが来やがった」

≪リサが仲間にいる≫
海底基地 進路
三輪「くそっ、レディ・アンめ、どういうつもりだ」
リサ「きゃっ!」
※※ミユキが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ミユキ「リサ、大丈夫?」

三輪「ジャマだ、ウロチョロしおって、・・・貴様、その額の角の跡は、百鬼帝国!」
リサ「こ、これは!」
三輪「敵のスパイだな。・・・銃殺だっ!」
ミチル「何をするんです。やめてください!」
三輪「貴様、敵をかばうのか!?」
リョウ「どうした!? み、三輪長官! まだウロウロしていたんですか!?」
三輪「悪いのか! わしは長官だぞ! それよりも・・・その女だ! 角こそないが、その傷跡・・・鬼なのだろう!」
リョウ「長官! 彼女は敵ではありません! 百鬼帝国から脱走し、今は我々と共に戦ってくれている大切な仲間です!」
三輪「フン、信用できるか!」
ジャック「三輪チーフ、はやまるのはよくないネ」
メリー「そうです。彼女は私たちの仲間です」
リサ「ジャックさん、メリーさん・・・」
リョウ「彼女については、何かあったら我々が責任をとります」
三輪「その言葉忘れるな! ・・・どいつもこいつも、わしを誰だと思っている。連邦軍の長官だぞ!」

駿河湾 海底基地
レディ「これで、あとは彼らを破嵐邸に送り届ければ・・・」
リンダ「あの、レディさん」
レディ「プラートさん・・・なんでしょう?」
レイン「ひとつ、おたずねしていいですか? 三輪長官はあなたの上司ですよね。どうして彼に逆らうようなことまでして、私たちに肩入れしてくれるんですか?」
ジョルジュ「それは私も聞きたいですね」
ハヤト「ああ、まるで三輪にケンカ売ってるみたいに見えるぜ」
レディ「・・・あなたたちに期待しているからです」
レイン「期待、ですか?」
レディ「そうです。軍隊というところは、組織力があり、集団戦闘に長けている反面、限界というものも感じるのです」
チボデー「ちげえねえ。動きが鈍いのはどこも同じさ」
レディ「それに対して、民間のロボットたちは荒削りながらも可能性を感じるのです。軍の枠を超える可能性を」
リンダ「可能性・・・」
レディ「だからこそ、私はロンド・ベルに民間のロボットを合流させることを考えたのです」
リョウ「それが全国のスーパーロボットを集めた理由・・・」
ケーン「俺たちもそれに巻き込まれたわけね」
タップ「いや、勝手にD兵器に乗り込んだんだから、巻き込まれたというよりは飛びこんでったクチだな」
レディ「軍の部隊として最強を誇るロンド・ベルに、軍を超える可能性を秘めたロボットたち・・・このふたつがひとつになったとき、きっとこの戦争を変える大きな力になる。私はそう思ったのです」
ラミア「・・・・・・」
サイ・サイシー「・・・どしたの? 顔色悪いぜ?」
ラミア(やはり・・・この部隊は最終的に戦争を変える力を得る・・・)
ハヤト「えらく期待されたもんだ」
レディ「この戦い・・・そう遠くない未来、大きな局面を迎えることになるような気がします。その時のために・・・」

輸送機
レディ「それでは、寄り道になりましたが、破嵐邸のあるシン・ザ・シティに向かいます」
千代錦「ワン!」
ライト「なんだ、犬まで連れてきたのか?」
勝平「当然! 千代錦は俺の大事な相棒だからな」
ハヤト「やれやれ、困った連中が増えちまったぜ」
ジョルジュ「ふふ、類は友を呼ぶ。かもしれませんね」
千代錦「ワン!」
リサ「お母さん。あたし、戦います。ゲッターチームと一緒に・・・あたしたちみたいなことが、二度と起きないように・・・」
プロスペクター「宇宙の海では・・・苦労しそうですがねえ」
【シナリオエンドデモ終了】


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