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No.21
訣別

【シナリオデモ開始】
ノボス「みなさん、お集まりですな。では、陛下からの作戦指令をお伝えします」「みなさんは、シュテドニアス侵攻の先陣として明朝、トロイアへと向かっていただきます」
マサキ「なんだと!? 地上のみんなを送り帰すのはどうなったんだ!? これじゃ‥‥」
テュッティ(しっ! 待って、マサキ。ここは言う通りにして)
マサキ(な‥‥なんだと!?)
テュッティ(私に考えがあるの)
マサキ「‥‥了解した」
ノボス「くわしい指令はコンピューターにインプットしてあります。では、お気をつけて」
マサキ「何がお気をつけてだ!」
〔カーソル、トロイア州方面へ移動〕
甲児「一体どうなっちまったんだ? あのフェイル王子って平和主義者じゃなかったのかよ?」
セニア「兄さんは別に平和主義ってわけじゃないわ。でも、ムダな戦いは好まなかったのに‥‥」
マサキ「とにかくこのままじゃどうしようもねえ。テュッティ、なんか考えがあるって言ってたな?」
テュッティ「ええ、まだつながってればいいんだけど‥‥フェイル殿下とのダイレクト通信があるの。どう、フレキ?」
フレキ「何とか、生きているようですが‥‥あ、つながりました!!」

フェイル「‥‥やはり君か、テュッティ」
テュッティ「殿下、一体‥‥」
マサキ「どういうつもりだ!?」
フェイル「君達の言いたい事はわかっている。だが、これはすでに決定した事なのだ」
テュッティ「本心でこの戦争を望んでいらっしゃるのですか、殿下?」
フェイル「そうだ、私は気づいたのだ。これ以上の戦乱はラ・ギアス全土の統一によってしか、おさえる事はできないと」
マサキ「バカな!? せっかくの和平のチャンスだったんだぞ!! これ以上戦争を続けてどうするんだ!?」
フェイル「現実はそうあまくはないよ、マサキ。シュテドニアはまだ我々に不信感を持っている。再び戦乱がおこるのは時間の問題だ」「小手先でごまかして見た所で、真の平和は達成できん。根本的な改革が必要なのだよ」
マサキ「力でしか問題を解決できないなんてのは二流の政治家の発言だぜ!! 第2のカークスになるつもりか!?」
フェイル「その通りかもしれん。しかし私は自分の信じた道を歩む。後世、私のした事が悪行として非難されるかもしれない」「だが、私はそれをおそれたりはしない。今、この瞬間に生きている私に、できるだけの事をやるしかないのだ!」
マサキ「‥‥どうあっても兵は引かない‥‥ってわけだ。じゃ、オレはぬけるぜ」「魔装機神のパイロットの特殊権利は知ってるよな? 『世界の存続にかかわる危機以外はあらゆる義務から解き放たれる』」「この戦争は私闘以外の何ものでもない。オレはあんたの野望をたたきつぶすぜ、フェイル!!」
フェイル「野望‥‥か。他のみんなも同じ意見かね?」
テュッティ「‥‥考えさせてください」
フェイル「いいだろう。君達への指令は撤回する。その上で、私と共に来たい者だけ来てくれればいい。強制はしないよ」

マサキ「‥‥ちくしょうっ!! オレ達は一体何のために今まで戦ってきたんだ!!」
セニア「兄さん‥‥」
ショウ「あんなことを言いだす人には見えなかったが‥‥」
セニア「そうえば兄さん、力がどうこうって言ってたわよね‥‥まさか‥‥デュラクシールのせい!? あたしがあんなのを設計したから!?」
テュッティ「セニア様、落ち着いて! 殿下が変わられたのは、それだけが理由とは思えないわ。もっと他に原因があるはず‥‥きっと‥‥」
クロ「未確認機発見! 『かくれみの』を使ってるわ!! アストラル波に異常があったの! 南南東25キロ!」
甲児「なんだ!? なんだって!?」
マサキ「よーするにコソコソ隠れて追ってきた奴がいるって事よ! 迎え撃つぜ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「訣別」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ミオ「!? あの紋章は‥‥」
マサキ「やはりフェイル軍か! こんなこったろうと思ったぜ。ノボスあたりが手をまわしたんだろうさ」
プレシア「やっぱり、戦わなきゃだめなのかなあ‥‥ついさっきまで味方だった人達だよ。説得すれば味方になってくれないかしら?」
マサキ「ムダだよ。あいつらはオレ達とは違う。軍人てのは命令で動くもんだ。自分の考えで戦ってちゃ話にならねえよ」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

マサキ「何にしてもこれで決まりだな。オレ達はフェイル軍の敵、逆族になったわけだ」
テュッティ「でも! 殿下が命令したわけでは‥‥」
マサキ「んなこたあ、わかってるさ。けど、もう動きだしてるんだよ。テュッティだってわかってるはずだろ」
テュッティ「それは‥‥」
マサキ「甲児、ショウ、わりぃな、あんたらまでまきこんじまってよ」
甲児「オレはかまわねえよ、気にすんなって。これでも結構楽しんでんだぜ、滅多にできねえ経験だしよ」
ショウ「オレ達の事なら心配ない。事情はわかってるし、事が事だ。だまって見ているわけにもいかないさ」
マサキ「すまねえ‥‥事がすんだら、何としてでもあんたらを元の世界にかえしてやるぜ。約束する」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「セニア、お前はフェイルの所にもどりな。他にも戦いからぬけたい奴は言ってくれ。安全な所まで案内する」
セニア「待って、私、戦うわ」
マサキ「無理すんなって」
セニア「いいえ、私は自分の考えで戦うの。兄さんだからって、こだわってるわけじゃないわ。私だって、兄さんの考えは間違ってると思うもの」
マサキ「‥‥わかった。どうも物好きが多いみたいだな。誰もぬける奴がいないみたいだ」
テュッティ「私にはまだ信じられないの‥‥でも、こうなった以上、後戻りする気はないわ」
【シナリオエンドデモ終了】


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