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No.20
決戦、第2新東京市

【シナリオデモ1開始】
現在位置 Nerv本部

トーレス「ブライト艦長、Nervの碇司令から出頭命令が出ています」
ブライト「出頭命令?」
トーレス「はい。アーガマを地下ケイジに収容し、その後Nerv本部へ代表者が出頭するように、と」
ブライト「そうか…」
アムロ「二、三度門前払いを受けて、ようやくお目通りがかなうか…」
ブライト「ああ。Nervには聞きたいことは山ほどある。アムロ、クワトロ大尉、私と一緒に来てくれ」
アムロ「ああ」
クワトロ「了解した」
ブライト「サエグサ、アーガマを指定通りのケイジへ移動させろ」
サエグサ「了解」

リツコ「シンジ君がいなくなったって、本当?」
ミサト「………ええ」
リツコ「外出しただけじゃないの?」
ミサト「ただの外出に、置き手紙なんて書かないわよ。彼…もうここには戻らないかも知れない」「やはり…シンジ君にEVAの操縦は重荷だったのね…」
リツコ「今さら何を言ってるの。それでよく彼の担当指揮官が務まるわね」
ミサト(………)
リツコ「私達の未来をあの子達とEVAに託すしかないのはあなたも十分承知の上でしょう?」
ミサト(………)
リツコ「それに、彼はEVAでなくても使徒と何とか戦うことが出来る事実を知ってしまった…」「もしかしたら、自分は必要じゃない人間だと思い込んでる可能性が高いわね」「だからこそ、シンジ君はいなくなったのではなくて?」
ミサト(………)
リツコ「仕方ないわ…上に報告するわよ」
ミサト「ま、待ってよ!」
リツコ「もし、この状態で使徒が現れでもしたらどうするつもり?」「それに、EVAシリーズはロンド=ベル隊へ出向させることになったわ。そのための準備を急がないと」
ミサト「何ですって!? EVAをロンド=ベル隊へ!?」「そ、そんなことをして…使徒と第2新東京市の防衛はどうするつもりなの!?」
リツコ(………)
ミサト「!? こないだ言ってた魔除けの鈴って…まさか、ロンド=ベル隊のこと!?」
リツコ「…とりあえず、私とあなたがロンド=ベルへの出向要員に選ばれていることを教えておくわ」
ミサト(………)(EVAを出向させるなんて…一体、碇司令は何を考えているの?)
リツコ「それと、保安諜報部にシンジ君を捜させるわよ」
ミサト(………)「…わかったわ」

コウ「これで大体の買い物は終わったな」
甲児「そうだな。日用品とか食料とか頼まれたものは買えたし…」
豹馬「いくら人手が足りないからってパイロットの俺達が買い出し部隊になるとはなあ…」
コウ「しょうがないさ。軍の支給品だけじゃ足りないものだってあるんだから」
銀鈴「そう。これも重要な任務よ。それに、こういうことをやってると生きてるって実感がわくでしょう?」
豹馬「そんなもんかなあ…」
銀鈴「戦いばかりしていると、心がいつの間にか荒んでしまうものよ」
○○○「そうですね。いつの間にか戦いが日常になって…以前の生活を忘れてしまっている…」
コウ「それにしても、Nervって秘密組織だろう? その内部に入った僕達を簡単に外へ出していいのかな」
銀鈴「その点はぬかりないわよ。諜報員らしき人がちゃんと私達を尾行しているようだから」
甲児「ええっ、本当かよ!!」
豹馬「それって…ヤバいんじゃないの?」
銀鈴「今回の買い出しにはブラント艦長が便宜を図ってくれたようだし…変な真似をしなければ大丈夫よ」
<<クスハ>>
クスハ「でも、そんなことに気付くなんて…さすがは国際警察機構のエキスパート。すごいなあ…」

銀鈴「あら、ほめたって何も出ないわよ」「ところで、大作君。荷物を全部まかせてしまって大丈夫?」
大作「まかしときんしゃい。これぐらいの荷物、何でもなか」
リュウセイ(………)「あのさ、もう用がないんだったら、俺…行きたい所があるんだけど」
<<クスハ>>
クスハ「わかってるわ。おもちゃ屋さんに行きたいんでしょ?」

リュウセイ「な…何でわかるんだ!?」
銀鈴「あら…リュウセイ君の行きたい所なら、私だって気づいていたわよ」
リュウセイ「ど、どうして? 国際警察機構のエキスパートってそんなこともわかっちゃうの!?」
銀鈴「うふふ…違うわよ」「さっき、おもちゃ屋さんを通りかかった時、ショーウィンドウが気になって仕方がない様子だったもの」「そうよね、○○○?」
<<クスハ>>
クスハ「その通りよ」

リュウセイ「なあんだ、そうだったのか」
コウ「それだけ君の考えてることがわかりやすいってことじゃないのか? ところで、何を買うんだ?」
リュウセイ「フフフ、聞いて驚くなよ…100分の1スケール、形状記憶超合金の『ゲットマシンBOX』だ!」
コウ「ゲットマシンBOXって…つまりゲッターロボの玩具のことかい?」
リュウセイ「その通り! あの合体変形を新素材の形状記憶超合金で完全再現してるんだぜ!」
大作「へえ、それはすごかねえ。最近の玩具もずいぶんと進んでいるとね」
甲児「なあ、リュウセイ。マジンガーZは出てねえのかよ?」
リュウセイ「もちろん、ちゃんと完全変形のホバーパイルダー付きで既に発売されてる。俺、持ってるよ」
甲児「へええ…俺の知らない間にそんなものが売られてんのか」
リュウセイ「早いとこ5機合体のコン・バトラーVも発売してくれねえかなあ」
銀鈴「本物がすぐ近くにあって、いつでも見られるのに…男の子って変わってるわね」
リュウセイ「と、いうわけで、俺は別行動をとらせてもらうぜ」
甲児「なら、俺も行く」
<<クスハ>>
クスハ「何か面白そう…私も行っていい?」

コウ「Nervの諜報員は大丈夫なのかな」
銀鈴「おもちゃを買いに行くぐらいなら、何も言われないわよ」「じゃ、私はウラキ少尉や大作君と先にアーガマへ戻ってるわ。ちゃんと時間までに帰ってくるのよ」
リュウセイ「了解、了解!」

シンジ(………)(やっぱり…僕は逃げてしまった…)(でも、別に僕でなくても…エヴァンゲリオンでなくても、使徒は倒せるじゃないか)(なのに…なんで僕だけ…一体、父さんは何のために僕を呼んだんだろう…?)(………)(それに…あの子は…綾波レイは何故、エヴァンゲリオンに乗っているんだろう?)(あんな大ケガをしてまで…)(………)
甲児「よかったな、リュウセイ。ゲッターロボの超合金が買えて。帰ったらリョウ達に見せてやれよ」
リュウセイ「ああ。でも、お店が残ってて良かったぜ」「この第2新東京市は何回か戦場になってんだろ?」
シンジ(………)
豹馬「ああ…俺達も使徒相手に相当暴れちまったからなあ…」
甲児「あの敵は俺達が力を合わせても倒すのがやっとだもんな」
シンジ「!」(もしかして…あの人達は使徒と戦っていたロンド=ベル隊とかいう部隊のメンバーなのか…?)
<<クスハ>>
クスハ「今までは単体だったからいいけど、あれが複数や別の敵と一緒に現れたら厄介よ」

豹馬「でもよ、あの紫色のロボット…あいつは単体で使徒と戦ってたよな?」
シンジ(………)
甲児「そうだな。あいつが俺達と一緒に戦ってくれりゃあ、かなり楽になるかも知れねえな」
シンジ(………)
リュウセイ「う~ん…Nervは何かとワケありの所だから、そう簡単に協力してくれないよ」
<<クスハ>>
クスハ「リュウセイ君、あなたはNervについて何か知っているの?」

リュウセイ「いや、全然。軍で聞いた噂程度だよ」
甲児「何だよ。だったら、もったいぶった言い方すんなよ」
リュウセイ「しょうがねえじゃん。俺だって軍に入ってまだ1年も経ってないんだからさあ」
豹馬「やっぱ、俺達だけで戦うしかないか…」
シンジ(………)(あの人達は…EVAを…僕を必要としているのか…?)(だとしたら、僕はこんな所で…何をやってるんだ…)
○○○(………)
甲児「どうした、○○○? ボーッとして…」
<<クスハ>>
クスハ「何かが…来るわ」

豹馬「何かって…何だよ?」
リュウセイ「確かに、何か嫌な予感がするなあ…」
甲児「おいおい、お前まで何を言い出すんだ!?」
豹馬「ひょっとして…この街で嫌な予感がするってことは…」
甲児「まさか…使徒が来るってのか!?」
シンジ「……!」
豹馬「でも、そんなの、どこにも見えねえぞ」
甲児「こういう時の○○○の勘って当たるんだよ。念のためアーガマに戻ろうぜ!」
リュウセイ「そうだな」
シンジ(………)(使徒が…来る?)(だったら、僕は…)

ブライト「連邦軍極東支部所属、第13独立外部部隊ロンド=ベル隊のブライト=ノア中佐です」
アムロ「同じく、アムロ=レイ大尉です」
クワトロ「クワトロ=バジーナ大尉です」
ゲンドウ「Nerv司令官の碇ゲンドウだ。早速だが、君達に命令を伝える」
ブライト「お言葉ですが…Nervに我々へ命令を下す権限があるのですか?」
ゲンドウ「ある」
ブライト(………)
クワトロ「使徒が出現した状況下ではNervの指揮権が優先されることになっているのでしょう?」
ゲンドウ「その通りだ、クワトロ大佐」
クワトロ「…私は大尉ですが」
ゲンドウ「フ……」
アムロ(………)
ブライト「では、今回の命令とは?」
ゲンドウ「我々Nervの決戦兵器エヴァンゲリオン初号機と、そのパイロットを君達の部隊へ出向させる」
ブライト「な、何ですって!?」
アムロ「あのロボットを…ロンド=ベル隊に!?」
ゲンドウ「そうだ。すぐにEVA初号機とそれに必要な機材の搬入作業を開始させる」
ブライト「待って下さい。我々にEVA初号機を運用して、使徒と戦えとおっしゃるのですか?」
ゲンドウ「そうだ」
アムロ「一体、何の理由で…?」
ゲンドウ「それに答える必要はない。君達はただ、私の命令に従えばいい」
アムロ(………)
ブライト(我々が使徒と何とか戦える戦力を持っているからか…?)
クワトロ「…我々の敵は使徒だけではありませんよ」
ゲンドウ「無論、それは承知している。君達は使徒が現れた時だけ我々の指揮下に入ればいい」
ブライト(………)
アムロ「では、使徒とEVA初号機についての情報を教えて下さい。あれらは一体何なのです?」
ゲンドウ「使徒は人類の敵だ。奴等を全て倒さねば、人類は滅亡する」「そして、EVA初号機は使徒を倒すために造られた汎用人型決戦兵器だ」
アムロ「…なるほど。我々はそれ以上の情報を知る必要がないというわけですね」
クワトロ「そして、不必要な情報を知ろうとすれば、Nervを敵に回すことになる…と?」
ゲンドウ「2人共、一年戦争で優秀な戦績を残したニュータイプだけのことはある。鋭い観察力を持っているようだな」
アムロ「!」
クワトロ(この男…私の正体を知っているのか?)
ゲンドウ「それと…初号機起動及び作戦行動に必要な人員も合わせて出向させる」「EVAに関しては君達の手をわずらわせることがないようにするつもりだ」
ブライト「し、しかし…たった、これだけの情報では…」」
〔通信のコール音〕
ゲンドウ「私だ」「………ああ、わかった。総員、第一種戦闘配備だ。初号機を出撃させろ」
ブライト「何かあったのですか?」
ゲンドウ「未確認飛行物体…おそらく使徒がここへ接近中だ」
アムロ「!」
クワトロ(また第2新東京市に使徒が現れた…偶然とは思えんな)(やはり、使徒は明らかに第2新東京市を目指している。しかし…一体何が目的で?)
ブライト「では我々も出撃します」
ゲンドウ「君達は第一戦闘配置のまま、命令があるまで待機だ」
ブライト「しかし、それでは…」
ゲンドウ「あの使徒に君達の常識は通用しない。うかつに出撃しても、全滅するだけだ」
ブライト(………)(まるで、使徒の能力を予め知っているかのような口振りだな)

〔Nervの警報〕
青葉「目標は塔之沢上空を通過」
冬月「第5の使徒か…初号機の発進準備の方はどうか?」
ミサト「その…パイロットが…」
リツコ「パイロットの準備は出来ています。発進まで、380秒要します」
ミサト「レイを初号機で出撃させるの?」
リツコ「いえ。シンジ君が戻ってきたそうよ。それも、自分から…」
ミサト「シンジ君が…?」
リツコ「無事、反抗期という通過儀礼を終えたんじゃないのかしら? 彼、自発的にEVAへ乗ったそうよ」
ミサト(………)(シンジ君に何があったのかしら…)
ゲンドウ「状況は?」
冬月「380秒後に初号機を発進させる。ロンド=ベル隊はどうするつもりかね?」
ゲンドウ「待機させておく。まず、初号機で相手の出方を見る」
冬月「その方が良さそうだな」
青葉「目標は芦ノ湖上空に侵入」
ゲンドウ「初号機の発進準備を急げ」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「決戦、第2新東京市」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
青葉「目標が第2新東京市上空に侵入!」
日向「EVA初号機、発進準備よろし!」
ミサト「大丈夫なの、シンジ君?」
シンジ「はい。何とか…やってみます」
ミサト「………」
シンジ「ロンド=ベル隊が出撃しないのなら…僕がやるしかないんでしょう?」
ミサト「………」「…そうよ。でも、中途半端な気持ちでEVAに乗ってもらうのは…迷惑だわ」
リツコ「………」
シンジ「大丈夫です…僕は自分の意志でここにいます。それに、今の僕に出来ることは…これしかありませんから」
ミサト「シンジ君…」「…わかったわ。EVA初号機、発進!」
青葉「目標内部に、高エネルギー反応!」
ミサト「何ですって!?」
青葉「円周部を加速! 収束していきます!!」
リツコ「まさか! 初号機が発進してくるのを狙って…!?」
〔味方ユニット出現〕
ミサト「ダメ! よけてっ!!」
シンジ「えっ!?」
[イベント戦闘「シンジvsラミエル」]
シンジ「うあああああああっっ!!」
ミサト「戻して、早くっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
青葉「目標、完黙!」
ミサト「シンジ君は!?」
日向「生きています!」
マヤ「初号機回収、第7ケイジへ!」
青葉「目標が移動を開始しました!」
ミサト「!!」
〔ラミエル、前進〕
青葉「目標はゼロエリアに到達!」
ミサト「Nerv本部の真上!? 直接攻撃をしかけるつもりなの!?」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

忍「あのEVA初号機ってロボットが一撃で使徒にやられただと!?」
ウッソ「はい。モニターで見ていたんですが、ビーム攻撃を一発くらって、そのまま…」
忍「確か、EVAも使徒みたいに強力なバリアを持ってんだろう? そいつで防げなかったのか!?」
ウッソ「一応、バリアを展開したようなんですが…」
バニング「使徒の攻撃はそれすらも上回る威力だった…ということだ」
忍「だったら、俺達の機体の装甲なんざ紙みたいなモンじゃないですか!」
大作「おそらく、僕のジャイアント・ロボやマジンガーZの装甲でも耐えられないんじゃないでしょうか…」
雅人「そうかもね…」
忍「チッ、そんな敵をどうやって倒せってんだ!?」
大作「使徒のビーム砲をかわせるぐらい動きの素早い機体で攻撃するとか…」
ウッソ「でも、使徒が光を放った直後、EVAは被弾してた。あのビームが発射された後でよけるのは不可能だよ
大作(………)
ウッソ「もしくは、使徒の攻撃を完全に先読みしてかわすか…」
雅人「そんなの、例えニュータイプでも無理なんじゃないの?」
ウッソ(………)
雅人「誰かを盾にするわけにもいかないし…やっぱり、今回ばかりは勝てないんじゃないのかな…」
バニング「諦めるな。敵の目的が我々の全滅だとしたら、今頃はとっくにあのビームで蒸発している」
ウッソ(………)
バニング「だが、俺達はまだ生きている。つまり、あの使徒には付け入る隙がどこかに存在しているということだ」
雅人「し、しかし、バニング大尉…」
大作「そうですよ。あれが本格的に動き出すまでに、何とか攻略方法を考えつけばいいんじゃないでしょうか?」
ウッソ「僕も…何の作戦も立てないまま、諦めるのは間違ってると思います」
雅人「そりゃそうだけどさ…」
バニング「まだ若い彼らが前向きになっているんだ。軍人である貴様らが弱気になってどうする!」
雅人「す、すみません、大尉」
忍「そうだ…敵と戦わずに逃げるのは獣戦機隊らしくねえ。相手が使徒だろうが何だろうが、やってやるぜ!!」
バニング「その意気だ。今、Nervの作戦部とブライト中佐達が対策を練っている。その結果を待とう」

ミサト「Nerv本部戦術作戦部作戦局第一課所属の葛城ミサト一尉です」
リツコ「技術開発部の赤木リツコです」
ブライト「連邦軍第13独立外部部隊ロンド=ベル隊のブライト=ノア中佐だ」
ミサト「今回、碇司令の命令を受け、あなた方と共同作戦を展開することになりました。よろしくお願いします」
ブライト「こちらこそ。それと、私の隣にいるのはクワトロ=バジーナ大尉と…」
ミサト「一年戦争の英雄、アムロ=レイ大尉ですね? お会いできて光栄です」
アムロ「それは…どうも」
ミサト(作戦が無事に終わったら、サインをもらっておこうってと)(…でも、部外者をここへ入れるなんて、碇司令は何を考えているのかしら?)(でも、あの一年戦争を勝ち抜いてきたブライト中佐やアムロ大尉の意見も欲しいね)
クワトロ「ところで、状況は?」
ミサト「先程、使徒に対してEVAのダミーと列車砲を出しました」
アムロ「結果は?」
ミサト「言うまでもなく、共に使徒の加粒子砲によって、一瞬で蒸発しました」
アムロ「そうか…」
クワトロ「使徒について、何か判明したことは?」
青葉「これまで採取したデータによりますと目標は一定距離内の外敵を自動排除するものと思われます」
日向「エリア侵入と同時に加粒子砲で100%狙い撃ち…人型機動兵器による近接戦闘は危険すぎますね」
ミサト「A.T.フィールドはどう?」
青葉「健在です。相転移空間を肉眼で確認できるほど、強力なものが展開されています」
アムロ「葛城一尉、A.T.フィールドとは?」
ミサト「使徒がその周囲に展開する、絶対領域…物理的障壁です」
アムロ「そのA.T.フィールドを君達のエヴァンゲリオンも持っているようだが…」
ミサト(………)
アムロ「エヴァンゲリオンと使徒には何らかの共通点があるんじゃないのか?」
ミサト(さすがニュータイプ。鋭いトコを突いてくるわね)
リツコ「それについてはお答え出来ません」
アムロ(………)
リツコ「ですが、ご指摘通りEVAはA.T.フィールドを持ち、使徒のそれを中和する能力があります」
クワトロ「なるほど…それがエヴァンゲリオンが使徒に有効な兵器である所以か…」
リツコ「現状の兵器でA.T.フィールドを破ることは不可能だとわれていましたが…」「あなた方がそれを覆したことになります」
クワトロ「では、A.T.フィールドは膨大なエネルギー量を以てすれば…」
リツコ「ええ。先程の使徒のようにA.T.フィールドを突破することが可能です」
日向「ですが…あの使徒は誘導、火砲、爆撃など生半可な攻撃では泣きを見るだけです」
ミサト「攻守共にほぼパーペキ。まさに空中要塞ね…」
クワトロ「目標の現在の行動は?」
青葉「直径17.5メートルの掘削シールドでジオフロント内のNer本部…」「つまり、ここへ掘り進んでます」
ミサト「本部への直接攻撃が目的ってワケか。しゃらくさいわね」
ブライト(一体、ここには何があるのだ? だが、ここのスタッフにそれを聞いても答えは返ってこないだろうな…)
ミサト「で、本部への到達予想時刻は?」
青葉「明朝午前0時06分54秒。その時刻には22層すべての装甲防御を貫通してNerv本部へ到達します」
アムロ「あと10時間足らずか…」
ミサト「初号機の状況は?」
リツコ「胸部第三装甲板まで融解。機能中枢がやられなかったのは不幸中の幸いだわ」
マヤ「あと3秒照射されていたらアウトでしたけど」
リツコ「3時間後には装甲の換装作業は完了するわ」
ミサト「零号機は?」
マヤ「再起動自体に問題はありませんが、フィードバックにまだ誤差が残っています」
ミサト「実戦は…まだ無理か。初号機専属パイロットの容態は?」
日向「緊急処置室に収容中ですが、身体に異常はありません。神経パルスが0.8上昇していますが許容範囲内です」
青葉「敵シールド到達まで、あと9時間55分」
クワトロ「状況は芳しくないな…」
日向「白旗でも上げますか?」
クワトロ「それが通用する相手ならな」
ミサト(………)
クワトロ「A.T.フィールドを破れる手段があり、なおかつ目標に接近戦が仕掛けられないとなれば…」「目標の射程外から大出力の粒子砲あたりで狙撃…というのが妥当な作戦だな」
ミサト「!」(考えることは同じ、か)

冬月「目標のレンジ外…超長距離からの直接射撃かね?」
ミサト「そうです。目標のA.T.フィールドを中和せず、高エネルギー収束体による一転突破しか方法はありません」
冬月「MAGIはどう言っている?」
ミサト「スーパーコンピューター・MAGIによる回答は賛成2、条件付き賛成が1でした」
冬月「勝算は8.7%か…」
ミサト「最も高い数値です」
ゲンドウ「反対する理由はない。やりたまえ、葛城一尉」
ミサト「はい」

リツコ「しかし、また無茶な作戦を立てたわね…葛城作戦部長様」
ミサト「無茶とはまた失礼ねえ。残り9時間以内で実現可能、最も確実な作戦。おまけにクワトロ大尉のお墨付き」
リツコ「ウチのポジトロンライフルじゃ、大出力のエネルギー照射は不可能よ。一体、どうするつもりなの?」
ミサト「心配御無用。ちょうどおあつらえ向きの大出力火器を開発しているところがあるじゃないの」
リツコ「どこの組織? 私には地球連邦軍の極東支部ぐらいしか思いつかないけど」「! あなた、まさか…」
ミサト「そう。その、ま・さ・か」
リツコ「確かに…あそこで試作していた自走式陽電子砲を借りるつもりなの」「チョッチ大きいけど、EVAにはちょうどいいサイズよ」
リツコ(………)「いわくつきのEOTを使うよりは遥かにマシか…」
ミサト「そういうコト」
リツコ「でも、極東支部が簡単に協力してくれるかしら。彼らは損得勘定じゃ動かないわよ」
ミサト「碇司令から根回しをしてもらってるわ。それに、協力してもらうのは極東支部だけじゃないし…」

モンシア「何だってえ? 大砲であのダブルピラミッド野郎のバリアをブチ抜くってえんですかい!?」
ブライト「ああ。NervはEVA初号機に自走式陽電子法を使わせ、あの使徒を長距離から狙撃するつもりだ」
モンシア「そ、そんな作戦、上手くいくとは思えませんぜ!」
スレッガー「相手の射程外から攻撃…ま、一応戦いの基本ではあるな」
モンシア「失敗したらどうすんだ!?」
スレッガー「そんときゃ、みんな一緒に蒸発するしかないねえ」
モンシア「何を気楽な…」
スレッガー「だったら、モビルスーツであいつに接近戦を仕掛ける度胸があるのかい?」
モンシア「うう…そ、そいつぁ…」
バニング「ブライト艦長。その作戦での我々の役割は?」
ブライト「狙撃態勢に入るEVA初号機と、防御に回るEVA零号機を使徒以外の敵から護衛することだ」
バニング「なるほど。ネオ・ジオンやティターンズなどの敵が来る可能性もありますからね」
ブライト「うむ。陽電子砲を撃つEVAは使徒以外の敵に関しては無防備に近い状態だからな」
カミーユ「でも、ブライトキャプテン。陽電子砲に必要な大出力エネルギーをどこから持って来るんですか?」
ブライト「それに関しては、すでにNervで手を打っているそうだ」
カミーユ「一体、どんな手段で…」
竜馬「それなんだが…早乙女博士から連絡があって、新型のゲッター炉がNervへ運ばれてくるそうだ」
豹馬「新型のゲッター炉? それってゲッタードラゴンに組み込まれてる奴とは違うのか?」
隼人「…別物だ。まだ試作の域を越えていないそうだが…」「それを使えば、ゲッタードラゴンのシャインスパークの10倍以上のパワーが2回だけだが、引き出せるらしい」
甲児「それなら、俺も弓教授から光子力反応炉をNervへ輸送するって話を聞いたぜ」
コウ「光子力反応炉?」
甲児「こないだ光子力研究所へ戻った時に聞いたんだけど…」「俺のおじいちゃんがマジンガーZに搭載されている光子力エンジンより前に開発したものらしいんだ」「何でも、あまりの大出力で制御出来なかったため、ずっと封印されていたらしい」「もっとも、ここへ来るのはそれを造り直したものだけど、出力は光子力エンジンの20倍だってよ」
カミーユ「Nervはゲッター線と光子力エネルギーを使って、あの使徒を攻撃するつもりなのか」
ちずる「あら、それだけじゃないわよ」
豹馬「あ、そうそう。さっき、南原コネクションから大きな盾が運ばれて来てたな」
弁慶「盾?」
ちずる「何でも、EVAの防御用に使うんですって」「私のおじいちゃんが施した超電磁コーティングで、使徒の攻撃に20秒近く耐えられるそうよ」
コウ「攻撃にゲッター線と光子力エネルギー…そして防御に超電磁コーティングか」
スレッガー「ほう…何となく、勝機が見えてきたような気がするねえ」
〔自動扉の開く音〕
リュウセイ「ブライト艦長! リュウセイ=ダテ、只今戻りました」
ブライト「ご苦労。それで、自走式陽電子砲は?」
リュウセイ「すでに極東支部からの輸送を終え、Nervのスタッフが発射準備を進めています」
小介「凄いや。人類の英知を集めて使徒と戦うことになるんですね…」

ゲンドウ「久しぶりだな、イングラム=プリスケン少佐」
イングラム「ええ。1年ぶりですね」
ゲンドウ「では、本題に入ろう。君がここへ運んで来た自走式陽電子砲の状況は?」
イングラム「自走式陽電子砲はゲッター線、光子力エネルギー、トロニウム・エンジンの力を得て…」「あの使徒のA.T.シールドの貫通に必要な1億8千万キロワットの出力が可能です」
冬月「確実に作動するのかね?」
イングラム「はい。ですが、陽電子砲の発射は2回が限度です」
冬月「…上出来だ」
冬月「すまんな、少佐。死海文書の欠落部分だけでなくトロニウムまで提供してもらうことになる」
イングラム「構いません…」「ゼーレのスケジュールで人類補完計画を進めるわけにはいきませんからね」
ゲンドウ(………)
冬月「君はどうするのだ?」
イングラム「私は正式にロンド=ベル隊への配属が決定しました。このまま滞在して、作戦の行く末を見届けさせてもらいます」
冬月(………)

日向「ゲッター炉と光子力反応炉の接続が終了しました。引き続きトロニウム・エンジンの取り付け作業に入ります」
青葉「敵シールド、第19装甲板を突破。本部到達まで、あと5時間55分」
日向「自走式陽電子砲からポジトロンスナイパーライフルへの改造作業を終了。狙撃地点へ移動を開始します」
ミサト「これで準備は大体整ったわね…作戦開始時刻は明朝午前0時。以後、本作戦を『ヤシマ作戦』と呼称します」
日向「了解」
ミサト「後は…」
マヤ「初号機パイロットの意識が戻ったそうです。検査数値に問題ありません」
ミサト「そう。では、作戦は予定通りに」
リツコ「でも、彼…もう一度乗るかしら?」
ミサト(………)

シンジ(………)
〔扉の開閉音〕
レイ(………)
シンジ「綾波…」
レイ「明朝午前0時より発動されるヤシマ作戦のスケジュールを伝えます」
シンジ(………)
レイ「碇、綾波の両パイロットは本日17:30、ケイジに集合。18:00、初号機及び零号機起動」「18:05、発進。同30、狙撃地点仮設基地に到着。以降は別命あるまで、待機」「明朝、日付変更と同時に作戦行動、開始」「これ、新しいプラグスーツ」
シンジ(………)
レイ「60分後に出発よ」
シンジ「また…あれに乗らなきゃならないのか」
レイ「ええ、そうよ」
シンジ「一度は決意したけど…やっぱり、あんな怖い思いをするのはもうたくさんだ…」「それに今度の作戦だって成功するのかどうか、僕にはわからないし…自信もない…」
レイ「じゃ、やめれば」
シンジ「やめればって…」
レイ「初号機には私が乗る。赤木博士が初号機のパーソナルデータの書き換えの用意、しているわ」
シンジ「リツコさんが…?」
レイ「じゃ、葛城一尉と赤城博士がケイジで待っているから…」
シンジ(………)
レイ「さよなら」
〔扉の開閉音〕
シンジ(………)

シンジ「ポジトロンスナイパーライフル…あんな急造の兵器が役に立つんですか?」
リツコ「仕方ないわよ。間に合わせなんだから」
シンジ「大丈夫…ですよね?」
リツコ「理論上はね。でも銃身や加速器が保つかどうかは撃ってみないとわからないわ」「何しろ、ゲッター線と光子力エネルギーという二つの超エネルギーを増幅・融合するわけだから」「それに、そんな大出力を試射したことは一度もないわ」
シンジ(…前から思ってたけど、何でもはっきり言う人だな。けど、気休めを言われるよりはマシかも…)
ミサト「では、本作戦における各担当を伝達します」「シンジ君…初号機で砲手を担当」
シンジ「はい」
ミサト「レイは零号機で防御を担当して」
レイ「…はい」
リツコ「これはシンジ君と初号機のシンクロ率が高いからよ」「それから、ポジトロンスナイパーライフルは補機の問題上、2度しか発射出来ないわ」
シンジ「えっ…?」
リツコ「さらに、一度発射すると次に撃てるまで時間がかかるから」
シンジ「じゃあ、もし外れて敵が撃ち返して来たら…!?」
リツコ「今は余計なことを考えないで。一撃で使徒のコアを確実に撃破することだけを考えて」
シンジ(…大ピンチってことか…)
レイ「私は…私は初号機を守ればいいのね?」
リツコ「そうよ」
レイ「わかりました」
ミサト「時間よ。2人とも着替えて」

シンジ「これで…死ぬかもしれないね」
レイ「どうしてそういうこと言うの?」
シンジ(………)
レイ「あなたは死なないわ
シンジ「!」
レイ「私が守るもの
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

青葉「敵シールドの本部到達まであと5分!」
日向「ポジトロンスナイパーライフルの発射準備作業、全て終了しました」
ミサト「何とかギリギリ間に合ったわね…」
リツコ「葛城一尉、本番はこれからよ」
ミサト「わかっているわ」
シンジ「………」「綾波は…何故、EVAに乗るの?」
レイ「………」「…絆だから」
シンジ「絆?」
レイ「そう。絆」
シンジ「父さんとの…?」
レイ「…みんなとの」
シンジ「強いんだな、綾波は…」
レイ「私には、他に何もないもの」
シンジ「…他に何もないって…?」
レイ「私はEVAに乗るために生まれて来たようなものだから…」「EVAに乗らなければ、私には存在している理由がないわ」
シンジ「………」
レイ「そろそろ時間よ」
シンジ「う、うん」
レイ「じゃ、さよなら」
シンジ「………」
青葉「連邦軍極東支部より伝達! 未確認飛行物体がエリア内へ急速接近中とのことです!」
ミサト「何ですってえ!?」
〔敵ユニット出現〕
洸「あれは…妖魔帝国!」
麗「よりによって、こんな時に!」
シャーキン「余は妖魔帝国のプリンス=シャーキン!」「今こそ、ライディーンやマジンガー、ゲッターと決着をつけ、この世界を悪魔世紀に彩る時ぞ!」
洸「そんなこと、この俺とライディーンが許すものか!!」
竜馬「その通りだ! 俺達がいる限り、お前達の時代は来ないぞ!!」
シャーキン「フン…そのような大口を叩ける余裕が今の貴様らにあるのか?」
甲児「お前のような敵に備えて、俺達はここで待機してたんだよ!」
シャーキン「ククク…余はその敵に似た存在を知っておる」
洸「な、何だって!?」
シャーキン「そやつは生半可な攻撃では倒せんはずだ。だからこそ、余は貴様らに確実なトドメを刺すために、ここへ来た」
ミサト「どういうこと!? 彼らは使徒の情報を…持っているというの!?」
リツコ(…使徒の情報が記されている記憶媒体が他にも存在するとは思えない)(…でも…死海文書の情報が分散されて残存しているとしたら…)
シャーキン「我が妖魔帝国の記憶装置に、その敵に似た異形のモノ達のことが残っていた」「そして、強大な力を持つそやつらは…いずれこの世に現れるとも予言されてあったのだ」
洸(もしかして…ライディーンが言っていた『虚空からの破壊神』のことか?)
リツコ(もしかして、彼らの言っているのはSTMCのことかも知れないわね…)
ミサト「使徒の様子は!?」
青葉「敵シールドの本部到達まで、あと3分です!」
ミサト「ブライト中佐!」
ブライト「ああ、わかっている」
ミサト「ヤシマ作戦発動まであと3分です。それまでEVAの防衛と敵の排除をお願いします!」
ブライト「了解だ」
ミサト「それに、EVA初号機は発射態勢に入っているため、応戦が不可能です」「EVAそのものはA.T.フィールドで何とか攻撃をしのげますが…」「もし、EVA初号機が攻撃を受け、ポジトロンスナイパーライフルを破壊されたら大変なことになります!」
麗「つまり、一度でもEVA初号機が攻撃されてはいけないということですね」
ブライト「そうだ。よし、各機出撃!」「3分以内に妖魔帝国の機体を排除せよ。使徒の射程内へは絶対に侵入するんじゃない!」「それと、くれぐれも、敵をEVA初号機に近づけるな!」
洸「奴等はライディーンを狙ってくるはずです。俺が囮になって引きつけます!」
クワトロ「よし、射程距離が長い武器を持つ機体はライディーンを中心にして動け」「そして、敵を引きつけた後、攻撃だ。その際、使徒の射程範囲内へ入らないよう気を付けろ」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

日向「ヤシマ作戦発動まで、あと3分!」
ミサト「このままじゃ、マズいわね…もし、ポジトロンスナイパーライフルの発射が妨害されでもしたら…」
〔味方ユニット出現〕
イングラム「どうやら、黙って見ているわけにはいかないようだな」
○○○(!! あのパーソナルトルーパー…そして、この感覚…)
リュウセイ「イングラム教官!」
<<クスハ>>
クスハ(やはり…イングラム少佐ね…!)

リツコ「イングラム=プリスケン…EOT研究の第一人者で、SRX計画のメンバーでもある男…」
ミサト「ウチの諜報部でさえ、詳細なデータを得ることが出来なかった謎の人物ね」
イングラム(フッ…光子力エネルギーとゲッター線、さらにトロニウム・エンジン…)(エアロゲイターの連中が見たら、狂喜乱舞しそうなシチュエーションだな)
ブライト「各機、時間がないぞ! 何としても妖魔帝国の機体を落とせ!」

<3PP>
日向「ヤシマ作戦発動まで、あと2分!」

<4PP>
日向「作戦開始まで、あと1分!」
ブライト「急げ! 何としても妖魔帝国の機体を撃墜するんだ!!」

<5PPorシンジが攻撃を受けた>
日向「敵との交戦で、ポジトロンライフルのエネルギーバイパスに異常が生じました!」
ミサト「作戦…失敗か!」
(→GAME OVER

<洸vsシャーキン>
洸「シャーキン! ヤシマ作戦の邪魔はさせないぞ!」
シャーキン「ククク…いいのか? 使徒とやらがもうすぐ動くぞ…!?」

<シャーキン撃破>
シャーキン「ええい、何ということだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
青葉「使徒以外の敵撃退に成功しました!」
竜馬「あとは頼みます! 俺達のゲッター線と…」
甲児「光子力エネルギーを使徒にブチかましてくれ!」
ミサト「ええ、まかせといて!」
日向「現在時刻、午前0時0分。作戦スタートです」
ミサト「シンジ君! 日本の超エネルギー、あなたに預けるわ。頑張ってね」
シンジ「はい!」
ミサト「第一次接続、開始!」
日向「ゲッター炉、光子力反応炉、作動開始!」「全冷却システム、出力最大へ!」
ミサト「第二次接続!」
マヤ「トロニウム・エンジン並びに強制収束機、作戦開始!」
日向「ゲッター線回路、全て解放! 光子力反応炉、出力臨界へ!」
マヤ「エネルギー融合、開始」
青葉「エネルギーバイパス、開きます」
日向「第三次接続、問題なし」
ミサト「最終安全装置、解除!」
日向「撃鉄起こせ!」
マヤ「地球自転及び重力の誤差修正プラス0.0009」
日向「エネルギー圧、発射点まであと0.2。第七次、最終接続!」「全エネルギー、ポジトロンライフルへ!」「8、7、6、5…」
マヤ「目標に高エネルギー反応!!」
リツコ「何ですって!?」
日向「3、2、1…」「発射!!」
〔EVA初号機、ポジトロンスナイパーライフル発射〕
〔ラミエル、加粒子砲発射〕
〔ポジトロンスナイパーライフル命中せず〕
〔加粒子砲命中せず〕

シンジ「ううううっ!!」
ミサト「ミスった!?」
クワトロ「外れたのか!?」
青葉「敵シールド、ジオフロント内に侵入!!」
ミサト「第二射、急いで!!」
日向「エネルギー再充填開始! 銃身冷却開始!」
マヤ「目標に再び高エネルギー反応!!」
ミサト「まずい!」
〔ラミエル、加粒子砲発射〕
〔EVA零号機、EVA初号機の前へ移動〕
〔EVA零号機、加粒子砲からEVA初号機をかばう〕

シンジ「綾波ぃっ!!」
リツコ「盾が保たない!」
ミサト「まだなのっ!?」
日向「あと10秒!!」
シンジ「は、早く…早く!」「早くっ!!」
日向「発射準備、完了!!」
シンジ「くっ!!」
〔EVA零号機、横へ移動〕
〔EVA初号機、ポジトロンスナイパーライフル発射〕
〔敵ユニット撃破〕

ミサト「よっしゃ!!」
シンジ「綾波ぃっ!!」「綾波っ!!」「大丈夫か、綾波っ!!」
レイ「…碇君…」
シンジ「…良かった…君が生きてて…本当に良かった」
レイ「………」
シンジ「…自分には…自分には他に何もないって…そんなこと言うなよ」
レイ「………」
シンジ「別れ際にさよならなんて、悲しいこと言うなよ…うっ…うう…」
レイ「………」「なに泣いてるの…?」
シンジ「………」
レイ「…ごめんなさい。こういう時、どんな顔すればいいのか、わからないの」
シンジ「…笑えばいいと思うよ」
レイ「!」「………」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ミサト「今回も、何とか助かったわね」
リツコ「ええ。でも後の処理が大変よ。第2新東京市は前にも増して損害がひどいし…」「初号機は小破、零号機は中破。特に零号機は装甲の大幅な改修が必要ね」「…現状じゃロンド=ベル隊への出向は先送りになりそうね」
ミサト「そうね…改修費用が追加予算枠内で収まるかどうかもわからないし」
リツコ「これでドイツから弐号機が届けば少しは楽になるのかしら?」
日向「逆かも知れませんよ。倒した使徒の後始末だってタダじゃありませんし…」
ミサト「ホント、お金に関してはセコい所ね。人類の命運をかけているんでしょ、ココ」
リツコ「しかたないわよ。人はEVAのみで生きるの非ず。残った人達が生きていくにはお金がかかるのよ」
ミサト「それにしても…妖魔帝国のシャーキンって奴、本当に使徒のことを知っていたのかしら?」
リツコ「おそらく、別の敵のことだと思うわ」
ミサト「じゃあ、その敵って何?」
リツコ「さあ…わからないわね」
ミサト(………)

ゲンドウ「先の戦闘でロンド=ベルへのEVAシリーズの出向が遅れる。その間、君達には別の任務を遂行したもらう」
ブライト「それもNerv特権による命令と考えていいのでしょうか?」
ゲンドウ「そうだ」
ブライト(………)
ゲンドウ「現在、ドイツで開発されていたエヴァンゲリオン弐号機が南アタリア島へ向け、海上輸送中だ」
ブライト「南アタリア島!? SDFとASS-1が存在するあの島へEVAを輸送しているのですか?」
ゲンドウ「そうだ」
ブライト「何故、エヴァンゲリオンを南アタリア島へ輸送するのです?」
ゲンドウ「それに答える必要はない」
ブライト(………)(NervはSDFとも関係があるのか…?)
ゲンドウ「では、任務の内容を説明する」「君達は輸送艦隊と太平洋上で合流し、EVA弐号機を受け取った後に南アタリア島へ向かってくれ」
ブライト(………)
ゲンドウ「君達はSDFとの接触が目的なのだろう? これで、正式にあの島へ行く理由が出来たということになる」
ブライト「…わかりました。EVA弐号機を受け取り、南アタリア島まで輸送します」
ゲンドウ「なお、その任務の後、零号機と初号機を君達の部隊へ出向させる」
ブライト「その理由は…聞くだけ無駄ですね?」
ゲンドウ「そうだ。では、健闘を祈る」

アムロ「ブライト、どうだった?」
ブライト「我々に与えられた任務はドイツから運ばれてくるEVA弐号機を南アタリア島まで護衛することだ」
クワトロ「南アタリア島へ?」
ブライト「ああ。どうやらNervとSDFは何らかの関係があるらしい」
豹馬「だったら、都合がいいじゃん。俺達も南アタリア島へ行くつもりだったんだし…」
イングラム「だが、EVAと一緒に行動すれば、使徒と接触する可能性が高くなる…」
ブライト「!」
甲児「あんたは…」
○○○(………)
イングラム「本日付けでロンド=ベル隊へ配属となった。これから、よろしく頼む」
<<クスハ>>
クスハ「私達の部隊に!?」

イングラム「そうだ。これから、君と君のマシンの面倒も十分に見てやれる…」
○○○(………)
リュウセイ「イングラム教官とR-GUNパワードが来てくれたのなら、これからの戦いもちったあ楽になるぜ」
甲児「そうかい?」
リュウセイ「どうした? 機嫌悪そうだな」
甲児「別に…」
ブライト「イングラム少佐、使徒やEVAについて何か知っていることがあるか?」
イングラム「私が知っていることは…あなた達に与えられている情報と同程度です」
ブライト「そうか…」
イングラム「ただ…」
ブライト「ただ?」
イングラム「今までの情報から推測して、使徒はEVAと接触することを目的の一つにしている可能性がありますね」
ブライト(………)
イングラム「無論、彼らに目的とその遂行という概念があれば…の話ですが」
トーレス「ブライト艦長、エゥーゴのブレックス准将から通信が入っています」
ブライト「回線をつないでくれ」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

ブレックス「久しぶりだな、中佐。早速、用件に入るが…アクシズがあと1週間で地球圏に到達する」
ブライト「ついにザビ家とネオ・ジオンの本隊がやって来たわけですか…」
ブレックス「うむ。それに伴い、宇宙でのネオ・ジオン軍の動きに変化が見られた」「彼らはL5宙域と衛星軌道上へ向け、艦隊を発進させた」
ブライト「L5宙域…連邦軍の拠点コンペイ島がある所ですね」
ブレックス「衛星軌道へ向かった艦隊は地上へ降下した部隊を回収することが目的だと思われる」「一方、L5宙域に向かった艦隊の目的地はおそらくコンペイ島だろう」
アムロ「あそこは本来、旧ジオン公国軍の宇宙要塞ソロモンですからね。あれを取り戻すつもりなんでしょうか?」
ブレックス「それもあるが、コンペイ島の駐留艦隊は正規軍で反ティターンズ派に属している」「ジャミトフはこれを機に宇宙に存在する反ティターンズ派閥を一掃するつもりなのかも知れない」
アムロ「コンペイ島と引き替えに…ですか」
豹馬「だけどさ…いくらジオン軍でもそう簡単に駐留艦隊をやっつけられるわけはねえだろう?」
リュウセイ「そうだなあ…核でも使えば話は別だろうけど」
ニナ「!?」
豹馬「核ってえば…おい!」
忍「ああ…ガンダム2号機だ」
コウ「ガトーがガンダム2号機を奪ったのは…コンペイ島を攻撃するために?」
バニング「…おそらくな」
ニナ「…そ、そんな!」
ブレックス「我々エゥーゴとリガ・ミリティアは宇宙での2号機捜索に全力を尽くす」
コウ(………)(このまま南アタリア島に行ってしまえば2号機を発見することは出来ない…)
ブレックス「そこで、だ。君達の部隊から何人か宇宙へ上げてもらえないだろうか?」
コウ「!」
ブレックス「Z計画の後継機やV計画の新型機がまもなくロールアウトする」「出来れば、それらを直接受け取りに来てもらいたい」
ブライト「しかし、我々はこれから南アタリア島へ向かわねばならないのです」
ブレックス「リガ・ミリティアの戦艦が1隻、ホンコン・シティにいる。それにそちらからの派遣メンバーを乗せてくれ」
ブライト「ホンコン・シティに?」
ブレックス「経済界の要の一つであるあの地域は反ティターンズの姿勢をとっている」「その理由もあって、我々やカラバ、リガ・ミリティアに協力をしてくれているのだ」
ブライト「わかりました。新型機受け取りのため、人員を何名かそちらに回します」
ブレックス「頼んだぞ」
〔モニターの閉じる音〕
ニナ(宇宙に行くのなら…陸戦仕様のガンダム1号機を宇宙用に換装する機会が作れるわね…)
トーレス「ブライト艦長、極東支部の葉月博士から通信が入っています」
ブライト「葉月博士から? わかった、つないでくれ」
忍「葉月博士か…こないだ極東支部に戻った時はいなかったけど…何の用なんだろう?」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

葉月「初めまして。SRX計画で獣戦機の開発を担当している葉月孝太郎です」
雅人「博士! お久しぶりです。いつ極東支部へ戻って来たんです?」
葉月「つい先程だ。少し厄介な事態が発生したのでな…」
ブライト「厄介な事態?」
葉月「ええ。岡長官がティターンズの呼び出しに応じて、南米ジャブロー基地へ行かれたのです」
ブライト「何ですって!?」
亮「よりによって、ティターンズの本拠地へ行くなんて…飛んで火にいる夏の虫だぜ」
葉月「ティターンズはおそらく、岡長官の身柄を拘束したはずだ。その証拠に連絡が取れなくなった」
忍「当たり前じゃねえか。何であのオッサンを行かせたんだよ!」
葉月「長官は誰にも伝達せず、1人でジャブローに向かわれたのだ」
忍「1人でって…そんな、忍者やスパイじゃあるまいし」
雅人「でも、俺、聞いたことがあるよ。岡長官が甲賀流忍術の使い手だって話を」
忍「あの太ったオッサンが!? ホントかよ…」
葉月「雅人の話は本当だ。岡長官は甲賀流忍術第17代目の当主でもある」
沙羅「し、信じられないね…本当なの?」
葉月「ああ。おそらく長官は呼び出しに応じるフリをして、ティターンズの実態を探りに行かれたのだろう…」「長官のことだから、大丈夫だとは思うが…」
亮「岡長官がいなくなって、極東支部は大丈夫なんですか?」
葉月「うむ。長官代理を務める人物がいる」
ブライト「それで、我々に用とは?」
葉月「現在、ヘンケン中佐の部隊が極東支部に駐留していますが、それでも戦力不足は否めません」
沙羅「…使徒との戦いで日本にいる連邦軍部隊はほとんど壊滅したようなものだからね」
葉月「ロンド=ベル隊が南アタリア島へ向かわれるのでしたら、獣戦機隊だけでも極東支部基地へ回して頂きたいのです」
沙羅「どうしてさ?」
葉月「獣戦機の最終テストを行うためだ」
亮「一体、どのようなテストなんです?」
葉月「それは君達が戻ってから説明する」
ブライト「藤原少尉、意義はないな?」
忍「ああ」
ブライト「では、獣戦機隊を極東支部へ向かわせます」
葉月「よろしくお願いします」
〔モニターの閉じる音〕
ライト(………)「アムロ、メインスタッフをブリーフィングルームへ集めてくれ」
アムロ「了解だ」

ブライト「…と、いうわけで、新たに発生した事態に対応するため、我が隊を3つに分割することにした」「まず、ホンコン・シティのリガ・ミリティアと接触し、宇宙に上がってもらうメンバーは…」「カミーユ、ファ、バニング大尉、モンシア中尉、ウラキ少尉とキース少尉」「そして、ロンド=ベル隊にいるリガ・ミリティアのメンバーだ」
ウッソ「あの…ブライト艦長」
ブライト「何だ?」
ウッソ「僕も…宇宙へ行きたいんです。もしかしたら…父さんや母さんの消息がつかめるかも知れませんし…」
ブライト「しかし、宇宙は地球以上に激戦状態となるぞ」
ウッソ「僕は…死にに行くつもりはありません」
マーベット「…ウッソ…」
ブライト「…わかった。いいだろう」「では、以上のチームはバニング大尉を中心に、新型機受け取りとガンダム2号機の発見に尽力してくれ」
バニング「了解です」
ブライト「次に、極東支部に残ってもらうメンバーを発表する」「獣戦機隊、マジンガーチーム、コン・バトラーチーム、ゲッターチーム、ライディーンとコープランダー隊だ」
甲児「まさにスーパーロボット軍団だな」
ブライト「以上のメンバーは、極東地区の守りについてくれ」「そして、残りのメンバーはEVA弐号機の輸送部隊と合流し、南アタリア島へ向かう」
甲児「人数が多くて、誰がどこに行くのか一回聞いただけじゃわからねえな…」

ブライト「説明をもう一度受けるか?」
「はい」
「いいえ」

≪「はい」を選択≫

甲児「念のためにメモを取っておいた方がいいな、こりゃ」
ブライト「ホンコン・シティのリガ・ミリティアと接触し、宇宙に上がってもらうメンバーは…」「バニング大尉、モンシア中尉、ウラキ少尉、キース少尉、ウッソ、マーベット、カミーユ、ファ」「極東地区に残ってもらうメンバーは…」「獣戦機隊、マジンガーチーム、コン・バトラーチーム、ゲッターチーム、洸とコープランダー隊だ」「それ以外のメンバーはEVA弐号機の輸送部隊と合流し、南アタリア島に向かう」

≪「いいえ」を選択≫

アムロ「○○○、君の行動選択は君にまかせる」「行き先を選んでくれ」
「リガ・ミリティアと接触し、宇宙へ行く」
「極東地区に残る」
「EVA弐号機輸送艦隊と合流する」

ブライト「よし。では、各チームの健闘を祈る」
【シナリオエンドデモ終了】


● 主人公がスーパー系 → No19A「激突!ゲッターロボvsゲッターロボG」 へ戻る

  主人公がリアル系 → No19B「第二次直上会戦」 へ戻る

● リガ・ミリティアと接触し、宇宙へ行く → No21A「ホンコン・シティ」 へ進む

  極東地区に残る → No21B「獣を超え、人を超え、いでよ神の戦士」 へ進む

  EVA弐号機輸送艦隊と合流する → No21C「聖戦士たち」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α for Dreamcast」 へ戻る




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