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プロローグ
地球が消えた日


サブタイトル
「地球が消えた日」


【シナリオデモ1開始】
13年前
山中
武蔵「まったく、なんだってんだ、この騒ぎは。一体この積み荷は・・・」
弁慶「さぁな。俺たちゲッターチームの生き残りが駆り出されたんだ。ただごとじゃないのは確かだろうよ。なんせ3年前も、こんな嵐の夜だった・・・」
武蔵「その話はするな」
弁慶「でもあんただって、博士を殺した犯人があいつだなんて、思っていないんだろ」
武蔵「忘れろ。その方がいい。ミチルさんが死んじまったこともだ」
〔武器の使用音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

弁慶「うわあぁぁぁっ!!」
武蔵「なんだ・・・インベーダーだと!?」
弁慶「バカな、こいつらは10年前に全滅したはずだ!!」
インベーダー「ギィィィィッ!!」
〔武器の使用音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

弁慶「クッ・・・まったく、たまんねぇや!」
武蔵「あぁ・・・どうやら俺たちは、とんでもないものを運んでいるらしいな。弁慶、運転をかわれ! バケモノに目にもの見せてやる!」
弁慶「了解!」

13年前
山中
武蔵「いくぜ、ゲッター3!! バケモノめ、この積み荷は渡せねぇな!!」
〔攻撃音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

インベーダー「ギィィィィッ!!」
武蔵「へへっ、ざまぁみやがれ! ・・・なんだ!?」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

弁慶「先輩!? うわあぁぁぁぁぁっ!!」
武蔵「な、何だ、あいつは!? 俺の・・・俺の知らないゲッターだとぉぉぉぉっ!?」
〔機体の稼働音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕


13年前
山中
武蔵「ううっ・・・あ、あれは・・・?」
早乙女「フハハハッ。これは返してもらうぞ、武蔵、弁慶よ・・・」
武蔵「バカな・・・博士は3年前に死んだはずだ・・・。いったい何が・・・何が起こってるんだ・・・」

13年前
統合軍極東基地
弁慶「うっ・・・ここは・・・基地か。状況はどうなっているんだ・・・?」
兵士「浅間山にゲッター線の異常活性化反応があり、敵戦力が出現しています。確認された敵機動兵器は・・・ゲッターG」
弁慶「なんだと!?」
兵士「先発のバルキリー隊がすでに壊滅。第2次攻撃の混成機動部隊が交戦中。ゲッターロボも出撃しました」
弁慶「ゲッターが? 誰を乗せた。訓練中のパイロットか」
兵士「それが、その、上からの指示で、A級囚人の流竜馬が・・・」
弁慶「なんだと、竜馬を行かせただと!?」
【シナリオエンド1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
早乙女「ハハハハハッ、ワシは地獄の底よりよみがえった! この地球の最後を見るために! さぁ、最後の夜明けにざんげせよ!」
???「うるせぇ! そいつはてめぇのやるこったぁっ!!」
〔味方ユニット出現〕
早乙女「まさか・・・竜馬か!」
竜馬「久しぶりだな、じじぃ! どうやって生き返ったかは知らねぇが、今度こそ引導をわたしてやるぜ!」
早乙女「ここはよく来たとほめておこうか。この、裏切り者が!」
竜馬「だまれ! てめぇがゲッター線で何をしようとしていたか、オレは忘れちゃいねぇ! どうせ、てめぇは死ななければならないんだ!」
早乙女「・・・ミチルの時にも、そういったのか」
竜馬「黙れぇっ!! 確かにあの頃、あんたとオレはうまくいっちゃいなかった。何もかもな。だが、あのミチルさんの一件は、誰が見ても事故だった!」
早乙女「事故!? お前はまだあのミチルの死を、我が娘の死を、事故だと言い張るのか! 許さんぞ、竜馬!!」
竜馬「うるせぇっ!!」
〔竜馬、気力+30〕
<戦闘開始>

<敵11機以下・味方援軍1&敵増援1出現>

早乙女「さすがは、もとゲッターリーダー・・・伊達じゃない」
〔竜馬、早乙女のいる地点へ隣接〕
竜馬「もらったぁっ!!」
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

竜馬「なに!?」
早乙女「ハハハッ、何もわからぬ愚か者めが。よく聞け、これこそゲッター線にかかわった者が負わねばならぬ、宿命そのものなのだ!」
竜馬「知ったことか! オレはな、自分の勝手でオレたち仲間をバラバラにしたあんたと、あと1人、隼人の奴を殺せれば・・・なんだ!?」
〔振動音〕
〔画面、振動〕
〔ゲッターG、分離〕
〔真ドラゴン、出現〕

早乙女「見たか、竜馬。これこそ地球に最後の日を呼ぶもの。その名も・・・」
ゴウ「チェェェンジゲッタァァーッ!! 真・ドォォォラゴォォォンッ!!」
早乙女「ゴウよ・・・ワシが守ってみせる。二度と間違いが起きないように」
竜馬「なんだ・・・あのばかでかい化け物は!? 真・・・ドラゴンだと!?」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「く・・・じじぃ!」
〔味方ユニット出現〕
竜馬「ゲッター・・・ゲッター2!?」
〔味方ユニット出現〕
竜馬「まさか、ゲッター3まで!?」
武蔵「もういいでしょう、博士。これ以上は、本当に取り返しがつかなくなりますぜ」
竜馬「その声は、武蔵!? じゃあ、ゲッター2に乗っているのは・・・」
隼人「・・・」
竜馬「貴様ぁっ! 隼人ぉぉぉっ!!」
隼人「竜馬・・・。すまない・・・すまないと思っている」
竜馬「なんだと!? それで済むと思っているのか、隼人!」
隼人「確かに俺がバカだった。そう、博士の口車にのってしまったために・・・」
早乙女「フハハッ、今となってはすべて手遅れよ」
隼人「そう・・・だからこそ、決着は自分の手でつける!!」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「なに・・・インベーダーだと!?」
隼人「そうだ・・・見ての通りだ」
竜馬「だが、奴らは月で全滅したはずだ! 一年戦争でも、奴らの姿はなかった!」
隼人「竜馬、話は後だ!」
竜馬「くっ、待て隼人!」
武蔵「竜馬、これ以上わけも知らずに深入りはよせ!」
竜馬「わけだと!? そんなものはどうだっていい! だがな、オレは奴らのせいで地獄を見た。その恨みは晴らす! それだけだ!」
〔隼人、気力+30〕
〔武蔵、気力+30〕


<敵全滅・勝利条件達成>
〔竜馬、早乙女研究所へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕
〔隼人、早乙女研究所へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕
〔武蔵、早乙女研究所へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

竜馬「武蔵、お前のケガじゃ無理だ。ここでゲッターを守っていろ!」
武蔵「お、おい竜馬、まて!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

竜馬「じじぃ、隼人、どこだ!?」
隼人「竜馬・・・」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「なに!? こいつは一体・・・」
早乙女「フフフッ、これこそ最後のゲッター・・・真ゲッターロボよ」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ2開始】

13年前
早乙女研究所
竜馬「真・・・ゲッターだとぉっ!?」
早乙女「竜馬よ、あの真ドラゴンこそがワシの夢だった。だがすべては・・・いや、いいわけはせん」
隼人「ああ・・・考えてみれば俺もバカだった。あんたの口車にのったばかりに・・・いや、正確にはあんたじゃないが・・・」
竜馬「どういう意味だ隼人! オレのわかるように説明しろ!」
隼人「真ゲッターには、ゴウの他にあと2人・・・俺とお前の・・・。だからあの時俺は・・・」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

早乙女「バカな、真ドラゴンが動くだと!? ゴウ、何があった!?」
ゴウ「来る・・・敵が・・・来る・・・」
早乙女「いかん、真ドラゴンのゲッター線はまだ不十分だ!」
〔モニターの開閉音〕
弁慶「竜馬、いるんだろ。俺だ、弁慶だ」
竜馬「弁慶!?」
弁慶「いいかよく聞け。統合軍参謀本部は、対地危険除去モードの適用を決定した。重陽子ミサイルが、早乙女研究所に発射されたんだ。その一帯は壊滅する」
隼人「なんだと? いつだ、いつ落ちる!?」
弁慶「お前、隼人か!? あと5分だ。お前たちも早く逃げろ!」
早乙女「バカな、そんなものを落としては、今の真ドラゴンに火をつけるようなものだ」
隼人「くっミサイルをなんとかしなければ・・・武蔵、後は頼む。ゴウ、俺と竜馬を乗せろ!」
竜馬「なに!?」
隼人「竜馬、俺の銃だ。お前にあずける。俺をやりたいなら好きにしろ。だがすべて終わった後でだ。逃げはしない。今は、ミサイルを止める!」

13年前
早乙女研究所
竜馬「コクピットにかわりはない。いけるぜ、隼人」
隼人「3号機ゴウ、お前は座っているだけでいい!」
ゴウ「・・・」
竜馬「いくぜ! ゲッタァァァウイング!!」

13年前
衛星軌道
コーウェン「見えるかいスティンガーくん、あれこそ我々の求めてきたもの」
スティンガー「う、うん、見えるよコーウェンくん。あれこそ我々が夢見てきたもの」
コーウェン「さすがは早乙女、最高のゲッター線科学者といったところか」

13年前
衛星軌道
竜馬「くぅっ、なんてパワーだ。ゴウ、死んじゃいねぇだろうな!?」
ゴウ「・・・」
隼人「心配は無用のようだな。どうやら、俺たちが歳をくっただけらしい。ミサイルが来るぞ、竜馬!」
竜馬「・・・あれか! ・・・なに・・・人間が乗っているだとぉ!?」
隼人「くっ・・・あいつら・・・あの2人か! 竜馬早くしろ! あいつらもろともミサイルを落とせ!」
竜馬「お、おう! ゲッタァァァサイトォッ!! うおおおぉぉぉぉぉっ!!」
〔武器の使用音〕
〔攻撃音〕

コーウェン「バカめ! ワシらがこれをなんとかしてやろうというのに!」
スティンガー「そんなにミサイルに落ちてほしいのか!」
竜馬「止めた!? バカな・・・奴ら・・・インベーダーかっ!?」
スティンガー「も、もう間に合わないよ。とんでもない・・・とんでもないことになる!」
コーウェン「君たちは取り返しのつかないことをした。地球はその報いを受けるのだ。フハハッ、さらばだ!」

13年前
衛星軌道
竜馬「くそっ、間に合わねぇ!」
隼人「竜馬、ゲッター2にチェンジだ! ゲッター2のスピードにかける!!」
〔衝撃音〕
隼人「ウオォォォォォォォォーッ!!」
〔画面、発光〕

現在
南極
ジョッシュ「まったく、クリフの奴、なんだっていまさら・・・」
リム(クリス)「急いで来てくれって言ってたんでしょう? もしかしたら、お父さんに何かあったのかも・・・」
ジョッシュ「だったら、そう連絡してくるはずだろ。だいたい、親父がどうなろうと、関係ないんだ。いまさらあそこの研究施設に戻っても、離す事なんか何もない」
リム(クリス)「お兄ちゃん・・・でも・・・」
ジョッシュ「ザンスカール軍のベスパも地上に基地をつくってるし、OZのしめつけも厳しくなってきてる。いまリガ・ミリティアを離れてるのは、マズイんだよ」
リム(クリス)「うん・・・特別区のウーイッグも攻撃されたっていうし、それはわかってるけど・・・。あっ、もしかしたら、ベスパかOZがあそこを攻撃してきたんじゃない?」
ジョッシュ「南極なんて、わざわざ来やしないよ。あんなところ、連中にとってはたいした価値なんてないんだ。どうせ半年前と変わっちゃいない」
リム(クリス)「お兄ちゃん・・・お父さんのこと、気にならないの? 前はよくお父さんの手伝いをしてたじゃない。これに乗り始めたときだって、クリフに言われたからってわけじゃなくて、お父さんたちを守るんだっていって・・・」
ジョッシュ「13年前の“早乙女の反乱”以来、インベーダーがうろついてるからな。だけど、オレは知らなかったんだ。リム、お前をそんな風にしたのは、あいつだったんだぞ? あそこにいるリ・テクたちは、どいつも信用できないって、わかったんだ。だからあそこを出たのさ」
リム(リアナ)「でもさアニキ、アタシたちはそんなに気にしてないよ。もうずっと昔から2人だし、どっちがこの体の本当の持ち主かなんて、2人ともわかんないんだもの」
ジョッシュ「いきなり代わるのはよせよ」
リム(リアナ)「アハハハ、ゴメン。アニキがアタシたちのこと、いうからさ」
ジョッシュ「・・・あそこにいたかったのか?」
リム(リアナ「そういうわけじゃないけど。アタシもクリスも、アニキと一緒がいいもん。OZやベスパから逃げるために、リガ・ミリティアと取引したのもわかるし。でも・・・アタシたち、父さんも好きだよ」
ジョッシュ「・・・」
リム(リアナ)「どしたの、アニキ?」
ジョッシュ「・・・戻ったらさ、お前をおいてく方がいいのかなって」
リム(リアナ)「ちょっと、なんでそうなるのよ!」
ジョッシュ「ベスパにOZ・・・戦い、厳しくなって来てるからな。あそこなら、たまにインベーダーが出るくらいだしさ」
リム(リアナ)「アタシは嫌だよ。父さんのことは気になるけど」
リム(クリス)(リアナ、わたしも嫌だって、お兄ちゃんに言ってよ)
リム(リアナ)「クリスも嫌だって言ってる。このロボットの動かし方だって教えてもらってるし、足手まといにはならないから、そんなこと絶対やめてよ? 置いてったりしたら、おっかけてやるんだから」
ジョッシュ「わかったよ。・・・吹雪になりそうだな。急ぐぞ」

ネオ・ジオン
コロニー
シャア「・・・」
〔扉の開閉音〕
アムロ「シャア!? 貴様、5thルナを地球に落としたというのは、本当なのか!?」
シャア「・・・次はアクシズだ」
アムロ「!? 貴様、正気か! あんなものを地球に落としたら、核の冬が来て、地上は人が住めなくなるぞ!」
ブライト「落ち着け、アムロ。アクシズはOZが押さえている。ネオ・ジオンの艦隊では、容易に確保できないはずだ」
シャア「アクシズは、OZに譲渡してもらう。すでに受け渡しは始まっている」
ブライト「なんだと?」
シャア「ロームフェラの連中は、表面の損得勘定しかできん連中だ。地球圏統一国家とやらの官僚たちに金塊の一つもみせれば、話は動く」
アムロ「まさか・・・そんな簡単なわけはない。いくらロームフェラだって、それが自分たちに危険なことくらいわかるはずだ」
シャア「そうだ。だからネオ・ジオン艦隊は武装解除し、OZに投降するという条件がついている。そのかわりネオ・ジオン政府を認め、コロニー開発のための資金用としてアクシズを譲渡してくれるというわけだ。兵士たちの失業対策もふくめてな」
アムロ「そんなバカな話を、連中が信用したというのか?」
シャア「しょせん、連中はその程度の認識しかできんということだ、アムロ。デルマイユなどは、我々の艦隊程度の戦力では何もできまいとたかをくくっているのだ。トレーズ・クシュリナーダが失脚したのは、我々にとっては好都合だよ。あの男ならば、こちらの策を見抜いていたかもしれん」
ブライト「それでは・・・」
シャア「アクシズは、落とす。だが、OZのモビルドールは、実戦経験の少ないパイロットにはやっかいな相手だ。アムロ、ブライト、私に協力しろ」
アムロ「冗談じゃない! シャア、貴様は自分が何をしようとしているか、わかっているのか!?」」
シャア「わかっているよ、アムロ。地球に住む者は、自分たちのことしか考えていない。だから抹殺とすると宣言した」
アムロ「人が人に罰を与えるなどと。エゴだよ、それは」
シャア「地球がもたん時がきているのだ。ゲッター線汚染などは、その一因にすぎん」
ブライト「そちらがOZのクーデターを事前に察知し、我々や私の家族まで保護してくれたことには、感謝している。しかし、それとこれとは話が別だ。グリプス戦役ではともに戦ったが、そんな作戦に協力はできない」
アムロ「地上には政治と無関係な者も大勢いる。アクシズを地球に落とさせるわけにはいかない。いまここで貴様を殺してでも・・・」
〔扉の開閉音〕
ミリアルド「それはご遠慮いただこう。アムロ・レイ大尉。協力が得られないのであれば、作戦終了まで軟禁させていただく」
ブライト「お前は、スペシャルズの・・・」
アムロ「くっ・・・待て、シャアッ!!」

南極
遺跡研究施設
ジョッシュ「遺跡か・・・」
リム(クリス)「どうかした?」
ジョッシュ「時に忘れられた場所・・・忘れられた施設だなと思ってさ。ゼントラン戦争で大気がおかしくなって、溶けだした氷層の下からここが出てきた時は、結構な騒ぎになったらしいけど。解析も応用できないものばかりで、みんな人類以前の遺跡のことは忘れてしまった」
リム(クリス)「でも、研究してる人たちがいるじゃない」
ジョッシュ「“失われた技術”にとりつかれた、どこかおかしいリ・テクノロジストたちがいるだけだ。何の役に立つかもわからないものを研究してさ」
リム(クリス)「この機体って、ここでつくられたんでしょう?」
ジョッシュ「実験だよ。確かにこいつの中枢部は遺跡の技術だけど、詳しくわかってるわけじゃない。“レース・アルカーナ”ってシステムの名前だって、謎とか神秘って意味なんだ。とりあえずジェネレーター代わりに使えるのはわかったから、後は使ってみてどうなるかみようってさ、クリフが自分で言ってたよ」
リム(クリス)「お兄ちゃん・・・」
ジョッシュ「ガキだったからな。インベーダーが撃退できるっていわれて、喜んで乗ってたけど、オレだって人が乗らなきゃ動かないシステムの実験台にされてたってわかれば、いい気分でいられるわけがない。・・・出迎えが出てきたみたいだな」
リム(クリス)「あれ、クリフじゃない?」

南極
遺跡研究施設
クリフ「2人とも、よく来てくれたな」
ジョッシュ「あんたの頼みじゃなかったら、こんな所に来るものか。で、なんだっていうんだ?」
クリフ「まずはそいつを格納庫へおいてこい。・・・よく動いているようだな」
ジョッシュ「ああ。“外”で生きるには役にたつ。知ってるか、欧州のあたりじゃ、ザンスカールのベスパが前線基地をつくってるんだぜ」
クリフ「知っているとも。対インベーダーで、OZのクーデターで逃げてきた統合軍のパイロットを、何名か雇ってもいるしね」

南極
遺跡研究施設内
リム(クリス)「うぅ~寒かったぁ。わたし、ココア入れてくるね」
ジョッシュ「濃くしすぎるなよ。で、どういうことなんだ、クリフ?」
クリフ「実は、君たちを読んだのは、ラドクリフ教授なんだよ。自分が連絡しても来ないだろうからと、私に連絡させたわけだ。もっとも、私の方でも用事はあったがね」
ジョッシュ「親父が? どういうことだ?」
クリフ「最下層の装置を動かす目処がついたらしい。それで、君たちを呼んでおいてくれと言われた。最近は下にこもりっぱなしでね」
ジョッシュ「親父が門・・・フォレースって呼んでたやつか。そんなことのために、オレたちを呼び戻したのか!?」
クリフ「たぶん、君たちに成果をみせたかったんだろう」
ジョッシュ「まったく、親父はいつもそうだ。自分の都合だけでさ。で、あんたの方の用事っていうのは?」
クリフ「後で見せる。とりあえずしばらく休みたまえ」
リム(リアナ)「はい、ココア。ごめんねアニキ、クリスがちょっと入れすぎちゃったみたい」
ジョッシュ「だからいったのに」
リム(リアナ)「クリフの分もいれちゃったみたいだけど、いる?」
クリフ「ああ、もらおう。私は濃い目が好みだ」
リム(リアナ)「そうだったね。ちょっと待ってて」
クリフ「ジョッシュ・・・彼女はまだあの調子か? 彼女たちが、という意味だが」
ジョッシュ「ああ・・・前と同じだ」
クリフ「そうか・・・ここを離れれば多少は変化があるかと思ったが・・・」
ジョッシュ「リガ・ミリティアにいた時は、まわりには戦災のショックで二重人格になったって説明したよ」
クリフ「ま、その方がわかりやすかろう。ラドクリフ教授が何をしたのか、実際にはよくわかっていないのが現状だ」
ジョッシュ「クリフ・・・その話は」
クリフ「そうだったな、すまん」
〔警報〕
研究員「施設周辺にインベーダーが多数出現。防衛班は出動してください」
クリフ「やれやれ、またか。今回は少し数が多いようだな。ジョッシュ、すまないが出てくれるか」
ジョッシュ「了解だ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

クリフ「ジョッシュ、その方面は頼む。すぐにもう1機だす」
<戦闘開始>

<敵5機以下・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
リム(リアナ)「お待たせ、アニキ! アタシも手伝うよ!」
ジョッシュ「リム!? どういうことだ、クリフ!」
クリフ「君に見せる時間がなかったが、それが私の用事だよ。リムにあわせて調整してある。教授に頼まれてな。君たちに持っていかせるつもりだったが、これで最終調整もできそうだ」
ジョッシュ「クリフ! リムを戦わせるつもりか!?」
クリフ「システムは予定通り同調している。それに、君のレクチャーを受けているのだろう? 現に操縦出来ているではないか」
ジョッシュ「そんなことをいっているんじゃないッ!」
リム(リアナ)「アニキ、そんな場合じゃないでしょ! 大丈夫、この子はちゃんと動いてくれてるよ!」
ジョッシュ「リム・・・わかった、無理はするなよ!」

<敵1機>
〔振動音〕
〔画面、振動〕

クリフ「なんだ・・・!?」
〔警報〕
研究員「ドクトル、遺跡部にエネルギー異常探知。最下層です!」
クリフ「最下層? 原因はあれか・・・ラドクリフ教授は?」
研究員「連絡つきません」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

研究員「エネルギー異常さらに増大! こ、こんな・・・あり得ない! これほどのエネルギー発生源は、遺跡には存在しなかったはずです!」
クリフ「“ファブラ・フォレース”か・・・。いかんな、念のため総員に退避勧告を出してくれたまえ」
研究員「し、しかし・・・」
クリフ「いいわけは私がしておく。無事にすめばの話だが。急ぎたまえ」
研究員「は、はい!」
ジョッシュ「クリフ、どうした! インベーダーが侵入したのか!?」
クリフ「いや、遺跡で事故が起きたようだ。ラドクリフ教授のいる最下層が中心らしい。いま各エリアの研究者たちに避難を開始させた」
ジョッシュ「そんなにマズイのか!?」
クリフ「ああ。インベーダーは残り1匹だ。早く終わらせてこちらを支援してくれ」
ジョッシュ「了解!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ3出現】

【シナリオエンドデモ開始】

南極
研究施設
ジョッシュ「クリフ、どうなっている!?」
クリフ「エネルギーレベルが危険域に達している。退避するほかあるまい」
リム(リアナ)「ちょっと待ってクリフ! 父さんたちは!?」
クリフ「教授のチームは異常の中心、遺跡最下層だ。連絡はつかん」
リム(リアナ)「そんな! アニキ、父さんたちを助けに行かなきゃ!」
研究者たちの脱出支援を優先する
遺跡内に突入し、救助に向かう

≪「研究者たちの脱出支援を優先する」を選択≫

ジョッシュ「だめだ、危険すぎる! リム、クリフ、オレたちも他の連中を助けて脱出する!」

≪「研究者たちの脱出支援を優先する」を選択≫
南極
氷原
クリフ「・・・間に合えばいいが・・・」
リム(クリス)(リアナ・・・やっぱりわたし・・・)
リム(リアナ)(うん・・・アタシもそう思ってたトコ。行くよ、クリス)
ジョッシュ「・・・どうした、リム」
リム(リアナ)「ごめん、アニキ! アタシたちやっぱり父さんたちを助けにいく!!」
〔機体の稼働音〕
〔機体の発進音〕

ジョッシュ「なにッ!? お、おい、待てリム!」

≪「研究者たちの脱出支援を優先する」を選択≫
南極
氷原
ジョッシュ「くそ、リムからの連絡がない! クリフ、俺も戻るぞ!」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「な・・・リム!? 親父!!」
クリフ「いかん、間に合わなかったか! ここも巻き込まれるぞ!」
〔画面、発光〕

≪「遺跡内に突入し、救助に向かう」を選択≫
ジョッシュ「親父たちめ・・・オレが行く。リム、お前はクリフと一緒に脱出しろ!」
リム(リアナ)「でも・・・」
ジョッシュ「でもじゃない! 急げ!」
リム(リアナ)「・・・わかった。父さんたちをお願い、アニキ。絶対戻ってきてよ!」
ジョッシュ「ああ・・・わかってる。クリフ、リムを頼む」

≪「遺跡内に突入し、救助に向かう」を選択≫
南極
地下遺跡
ジョッシュ「くっ」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「地上との通信途絶か・・・親父、どこだ!!」
〔モニターの開閉音〕
フェリオ「・・・ジョシュアか・・・何をしにきた」
ジョッシュ「何をだと!? オレたちを呼んだのはあんただろ! おまけに事故にまで巻き込みやがって! 助けにきてやったんだ、どこにいる!?」
フェリオン「“ファブラ・フォレース”が聞いた・・・まさかこんなことになるとはな・・・」
ジョッシュ「親父、答えろ! どこだ!?」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

フェリオ「・・・もう間に合わん。間もなく・・・この遺跡を中心とした一帯が・・・。すまん・・・お前を巻き込んでしまったな。クリアーナは脱出したのか・・・?」
ジョッシュ「あ、ああ・・・」
フェリオ「そうか・・・すまん、お前たちには・・・」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「親父!? クッ・・・」
〔振動音〕
〔画面、振動〕


≪「遺跡内に突入し、救助に向かう」を選択≫
南極
氷原
リム(リアナ)「えっ・・・アニキ!? 父さん!?」
クリフ「いかん、間に合わなかったか! ここも巻き込まれるぞ!」
〔画面、発光〕

衛星軌道
ネオ・ジオン作戦宙域
ギュネイ「大佐、もう間もなくアクシズは阻止限界を越えます。作戦は成功です!」
シャア「・・・わかっている。ギュネイ、モビルドールと交戦中の友軍機を支援しつつ後退しろ。私は先に艦へ戻る」
ギュネイ「ハッ、了解です。OZの追撃など、自分1機でとめてみせます」
シャア(アクシズを落とさずとも、遅かれ早かれ悲しみだけが広がって、やがて地球を押しつぶすのだ。ならば、人類は自らの手で自分を裁いて、地球に対してしょく罪しなければならん。アムロ・・・なぜそれがわからん・・・)

ネオ・ジオン艦隊旗艦
艦橋
ミリアルド「アクシズにはOZのモビルドールが多数とりついていますが、もはや落下阻止は不可能でしょう」
シャア「・・・ご苦労だった、ミリアルド・ピースクラフト。やはりトレーズ・クシュリナーダは出ていなかったようだな」
ミリアルド「そのようです」
シャア「中枢が機能しなくなれば、いくら戦力があってもOZ宇宙軍などろくに動けん。各コロニー駐留の艦隊を、各個撃破する作戦へ移行する。指揮はまかせる。私はザンスカールを牽制せねばならん」
ミリアルド「了解しました」(すまん、リリーナ。だがお前の理想には、まだ時代は到達していない。人が自らの行為の愚かさを知るためには、全人類を巻き込む他はない。たとえ後世に恥じる行為だとしても・・・この罪をまぬがれようとは思わん)
〔画面、フラッシュ〕
ミリアルド「なんだ・・・!?」
ネオジオン兵「地上に強力なエネルギー反応を確認! これは・・・南極です!」
シャア「地上からの攻撃か?」
ネオジオン兵「いえ、違います。しかし・・・何かが地球全体に広がっています!」
〔画面、フラッシュ〕
ミリアルド「大佐、アクシズが!」
シャア「アクシズが・・・崩壊するだと!? バカな、あれはいったい・・・」

ネオジオン艦隊旗艦
艦橋
ネオジオン兵「ち、地球が・・・。総帥、地球が・・・消えました! センサーも地球を確認できません!!」
ミリアルド「バカな・・・地球を覆うバリアとでもいうのか!?」
シャア「冗談ではない!」
ミリアルド「しかし・・・」
シャア「状況の確認を急がせろ! ええい、いったい何が起こったというのだ・・・」
【シナリオエンドデモ終了】


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