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B-8
陽光下の戦い


サブタイトル
「陽光下の戦い」


【シナリオデモ開始】
タワー
休憩室
甲児「あれから一週間か・・・」
剣人「例の連中の情報も、ちっとも入んねぇな」
ケイ「そうだねぇ。真ドラゴンも一度発見されたけど、またすぐ消えちゃったし。あたしたちいつまでここにいるんだろ。ガイ、あんた何か聞いてない?」
ガイ「いや、オレは何も」
〔扉の開閉音〕
次郎「トン助待てーっ!!」
田之助「待て~」
トン助「ブヒッ、ブヒッ!」
甲児「うわっ、なんだ!?」
ボス「兜、そいつをつかまえてくれぇ!」
剣人「次郎、何やってんだ、お前ら」
おちゃめ「トン助が洗濯物めちゃめちゃにしちゃったから、早苗お姉ちゃんとシャクティお姉ちゃんが、怒ってるんでちゅ! だからトン助をつかまえておくでちゅ!」
ケイ「まったくしょうがないね、あんたたちは」
ガイ「ブタか・・・そういやもうずいぶん長いこと、ブタなんか食べてないな・・・」
次郎「いぃっ!? ダ、ダメだよ、ガイのあにき!」
甲児「トンカツ・・・カツ丼・・・」
ボス「ポークソテーもあるぜ、兜」
田之助「・・・は、腹へっただな・・・」
次郎「田之助あにきまで、何言ってんだよ!」
ケイ「ほらほら、早く捕まえないと、いじきたないお兄さんたちが、先に捕まえちゃうぞ!」
おちゃめ「だめでちゅ! トン助、待つでちゅーっ!!」
トン助「ブヒーッ!!」
〔扉の開閉音〕
ケイ「あははははっ」
〔扉の開閉音〕
ゴウ「フッ・・・」
ケイ「なによゴウ、珍しいじゃない。こんなところに来るなんて」
ゴウ「話があるそうだ。全員ブリーフィングルームに集合だ」
甲児「やれやれ、ようやく来たか。じゃいこうぜ、剣人さま」
剣人「よせやい。オレはおれ、皇帝だのお国の再興だの、関係ないっての」
ケイ「・・・ゴウ、あんたブタと追いかけっこしてる子たちみて、笑ってなかった?」
ガイ「よせよケイ、こいつはそんなタマじゃないぜ」
ゴウ「・・・」

タワー
ブリーフィングルーム
隼人「・・・全員そろったようだな。ヤマザキ、始めてくれ」
ヤマザキ「はい。OZからの情報で、閉じた空に変化があったことが確認されました。宇宙との通信が回復しています」
ジョッシュ「では、やはり奴らが・・・?」
ヤマザキ「観測データから、変化はどうやら例の施設の破壊直後から、始まっていたようです。そう考えて、ほぼ間違いないでしょう」
ガイ「だが、あの空はまだあのままだ」
弁慶「そうだな。これからどうなるんだ?」
ヤマザキ「昨日から、一部地域であの空が消え、本来の空があらわれているところがあるとのことです。財団に出向いている敷島博士とガイギャクス博士によれば、地球が本来の空間に完全に戻るのも、時間の問題とのことです」
甲児「ホントかよ!? そいつはすごいぜ」
マーベット「よかった。これで、心配事が一つ減ったというわけね」
オリファー「ああ、まったくどうなることかと思ったよ」
学「待ってください。つまり、これまで地球を隔離状態にしていた次元断層が、消えつつあるということですよね。ですが、少し妙です。あの施設が次元断層を作り出していたものなら、異変の前に存在していなくてはならないはずです。でもOZのデータでは、そんなものは確認されていなかったと聞いています」
シュワルツ「・・・やれやれ、ウッソとは違うが、このガキもスペシャルだな」
学「いやぁ、それほどでも。それで、アール博士はなんと言っているんですか?」
〔モニターの開閉音〕
アール「ワシの結論は、あれが次元断層を作り出したものではない、ということだ。推測でしかないが、恐らくは地球を閉じた状態に維持しておくためのものだったのではないかと、考えておる」
剣人「なんだ、聞いてたのかよ」
アール「おお剣人さま、なんというおっしゃりよう。よいですか、そもそも・・・」
隼人「博士。それは後にしてもらおう。ヤマザキ、先を続けろ」
ヤマザキ「はい。次に地球が閉ざされた状態にあった間の、地球圏の変化です。宇宙は地上以上に混乱し、危機的な状態にあります」
弁慶「そいつはいったい、どういうことだ」
ヤマザキ「異星人の襲来です。現在宇宙は、2つの異星軍との交戦状態にあります」
シュワルツ「なんだと!? くそっ、またあの宇宙戦争の悪夢が、再来したってのか・・・」
弁慶「ゼントラーディのはぐれ艦隊じゃねぇんだな?」
弾児「まさか、そいつは・・・」
隼人「そうだ。そのうちの1つは、ギシン星間帝国らしい。エリオス帝国を滅ぼした連中が、ついに地球へやってきた、ということだ」
アール「な・・・なんですと!? いや、あれから50年、考えてみれば遅かったくらいだ。なんたること、剣人さま、これは容易ならざる事態になってまいりましたぞ」
剣人「別に、来るならやっつけるだけだぜ」
アール「剣人さまは、教育コンピュータを使われなかったので、奴らの恐ろしさがわかっていないのです!」
剣人「ヘン、どうせ50年前の情報なんて、役に立ちゃしないぜ」
隼人「アール博士、情報提供は後で嫌でもしていただく。少し落ち着いてもらおう」
ヤマザキ「それらに対し、OZ宇宙軍、ネオ・ジオン軍が共闘しています」
鉄也「OZとネオ・ジオンが? いったいどういう風の吹き回しだ」
オリファー「ああ。地上ではトレーズ特佐の復帰で我々もOZと組んだが、宇宙にはデルマイユがいたはずだ」
ジュンコ「そうですね。ネオ・ジオンは、地上の人間の排除を目的としていたはずですし。あの異変がなければ、アクシズは地球に落ちていたんだから」
ヤマザキ「宇宙戦争という危機を前に、ネオ・ジオン総帥シャア・アズナブルは、地球に対する一切の軍事行動の停止を即時に宣言しました。デルマイユ公はなおも徹底交戦の姿勢を見せましたが、このためにレディ・アン特佐を中心とした反デルマイユ派が決起。デルマイユ公は死亡し、OZ宇宙軍はレディ・アン特佐が掌握、ネオ・ジオンとの軍事同盟を結んだとのことです」
シュワルツ「レディ・アンだとぉ? そいつは確か、トレーズの腹心だった女じゃねぇか」
隼人「ニュング伯爵の遺志を受けた我々の行動が、間違っていなかった、ということだ。トレーズ・クシュリナーダ・・・気にくわんが、恐ろしい男だ」
ケイ「味方になってて、よかったってところかな。そういう奴ってさ、敵にまわすとやっかいなんだよね」
隼人「いつまでもそうとは、限らんがな。ベスパはいまだ戦いを続けている」
甲児「で、宇宙じゃOZとネオ・ジオンが、異星人とベスパと戦ってるってことか」
ヤマザキ「OZ、ネオ・ジオンのほか、旧統合軍艦隊も合流しています。10年前に出発した、超長距離移民船団マクロス7の護衛艦隊が、地球圏に帰還しているようです」
弁慶「マクロス7といえば、確かマクシミリアン・ジーナスが艦隊司令だったな」
剣人「誰だよ、それ」
弁慶「ゼントラン戦争のエース、人類で最初にゼントランの女性と結婚し、地球人と彼らとの和解のきっかけの一人になった人だ」
鉄也「伝説の人物か・・・」
さやか「そういえば、リン・ミンメイ物語に出ていたわ。私が見たのはリメイク版だったけど」
甲児「さやかさん、いつそんなの見たんだよ」
弁慶「インベーダー戦争では、俺たちゲッターチームも、月で一緒に戦ったんだ。移民船団が地球圏に戻るとは、いったいなにがあったんだ・・・」
ケイ「へぇ、それって親父があたしと同じくらいの頃じゃん」
隼人「・・・」

ロームフェラ財団本部
代表執務室
トレーズ「・・・久しぶりだね、レディ。また君の顔を見ることができてうれしく思う。ずいぶんと大変だったと聞いているよ」
〔モニターの開閉音〕
レディ「いいえ、トレーズ様。私の苦労など、多くの人々に比べれば、とるに足らないものです。以前、私はトレーズ様の未来をご用意するために、宇宙へとあがりました。ですがトレーズ様は、それを否定され、自ら身をお引きになられました」
トレーズ「覚えている。私の理想など、一人の人間の妄想でしかない。それを歴史の流れと考えるほど、私は強くない」
レディ「はい。かつてはわからなかったことも、今はわかる気がいたします。トレーズ様、今地球圏は、かつてのゼントラン戦争以上に、危機的な状況を迎えております」
トレーズ「そのようだね」
レディ「OZ宇宙軍は、すべてトレーズ様の命令に従います。私はトレーズ様の未来・・・そして私の未来、地球の未来、人類の未来のために行動しました。トレーズ様が、再びお立ちになることを信じて。そしてこの時にいたり、それが間違っていなかったと確信いたしました。トレーズ様、宇宙へおいでください。すべては、そこから始まるのですから」
トレーズ「レディ、君は変わった」
レディ「はい、存じております」
トレーズ「そしてそれと同時に、君は変わっていない。私の大好きだった、レディ・アン。役者はそろっている、ということだね」
レディ「宇宙では、ネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル閣下と、ジーナス司令が、OZ・・・そして地球圏統一国家の代表たるトレーズ様のおいでを、お待ちしております」
トレーズ「では・・・私も宇宙へ上がるとしよう。戦い続けなくては生きられぬ悲しき人類の、新たな戦いの歴史の幕を開けるために」
レディ「はい、トレーズ様」

タワー
司令所
弁慶「宇宙へ上がれだって?」
隼人「そうだ。今後の協力体制について協議するため、トレーズが宇宙へ出ると言ってきた。こちらからも人を送りたい」
弁慶「お前はタワーで真ドラゴン捜索ってわけか」
隼人「失ったロボット軍の再編も、もう終わる。それとOZの地上軍で、真ドラゴンの捜索は続ける。だがこの情勢だ。上の状況も把握しておきたい」
弁慶「そのために、いまこのタワーの中核の連中を、宇宙へあげるのか? ふん、お前のことだ、それだけじゃないんだろ?」
隼人「フッ・・・まぁそういうことだ」
弁慶「あのアールとかっていうじいさんのこともあるしな。わかった、まかせておけ」

タワー
休憩室
ジョッシュ「ジブラルタルにあるOZの基地へ?」
オリファー「そうだ。あそこには、シャトルの発射施設がある」
ケイ「シャトル? ってことは、もしかして・・・」
マーベット「あたしたちは、宇宙へ上がるのよ。トレーズと一緒にね」
甲児「なんだって? オレたちみんなでか?」
ガイ「じゃ、真ドラゴンはどうなるんだ」
オリファー「リガ・ミリティアのロボット軍が再編された。シュワルツ少佐が残って指揮をとる。それにOZ地上軍の全面協力も得られる」
弾児「俺たちは、侵略してきた異星人と戦えってことかい。よかったじゃねぇか、剣人」
剣人「ふん、なんだか気に入らねぇぜ」
学「いいじゃないですか、剣人さん。エリオスのことは別にしても、敵を知っておくのは悪いことじゃありませんよ」
ウッソ「・・・」
ジョッシュ「まだ気にしているのか、ウッソ。カテジナさんが自分の意志で選んだんだ。お前が気にしてもしかたないだろう」
ウッソ「そんなこと、僕だってわかってます。でも・・・」
鉄也「お前には、他に考えなくちゃならないことが、あったはずだ。捜せる両親がいるんだろう。それがない奴だっているんだ」
ウッソ「鉄也さん・・・」
ケイ「そおよ、ウッソ。あたしなんか、実の親があんなので、大ショックだったんだから。気が遠くなるかと思ったわよ」
ウッソ「でも、まだ何もわからないし・・・」
ジュン「生きてるって、思えることがいいのよ。立派な人みたいじゃない」
ウッソ「でも・・・戦士だからって、子供を捨ててもいいの・・・? 僕は・・・」
シャクティ「ウッソ・・・」
剣人「なんだよ、しみったれてんなぁ。せっかく宇宙に行くってんだからさ、もっとこう、元気に行こうぜ。なぁ?」
甲児「そうそう。おっ、見ろよ、あの空。いい天気だぜ」
ジュンコ「ホント。あんな青空、もう二度と拝めないかと思ったけどね」

ラゲーン基地
士官室
クロノクル「誰か」
ピピニーデン「アルベオ・ピピニーデンだ」
クロノクル「ピピニーデン大尉でありますか。どうぞ」
〔扉の開閉音〕
ピピニーデン「元気そうじゃないか。連絡がつかなかったので、心配していた」
クロノクル「大尉も。増援の部隊を率いて降下されたとは、聞いておりました」
カテジナ「・・・」
ピピニーデン「地球のお茶などいただけないかな、お嬢さん・」
クロノクル「お話はなんでありましょう」
ピピニーデン「士官学校の先輩、後輩のつもりにさせていただきたいな。クロノクル・アシャーどの」
クロノクル「それはもちろんです」
ピピニーデン「恐縮であります、中尉」
カテジナ「・・・どうぞ」
ピピニーデン「ありがとう、お嬢さん」
クロノクル「それで、なんです?」
ピピニーデン「ああ、地上との連絡が再開し、状況が確認されたら、カイラス・ギリーのタシロ・ヴァゴ大佐は腹を立ててな。地上侵攻と各地の基地建設の、催促をしろと言われた」
クロノクル「インベーダー・・・真ドラゴンについては?」
ピピニーデン「カイラス・ギリーが完成すれば、どうとでもなるそうだ」
クロノクル「しかし、宇宙も厳しい状況と聞いていますが」
ピピニーデン「厳しい、とはなましいな。だからこそ、我々も生き残りのために、必死にならねばならんというわけだ」
〔通信のコール音〕
ピピニーデン「なんだ? ・・・ほう、リガ・ミリティアがジブラルタルに。OZの基地だったな、そこは。・・・なるほど、わかった」
クロノクル「タワーでしょう。それが中佐の悩みの種の一つなのです。インベーダーに対応するために手を組んだようですが、それが我々に対しても向けられるとなれば、やっかいです」

OZ
ジブラルタル基地
ジョッシュ(あれが・・・トレーズ・クシュリナーダか・・・)
トレーズ「ようこそ、リガ・ミリティアの諸君。伝説のゲッターパイロットの2人に会えるとは、光栄だ。神隼人大佐・・・いや、ジン・ジャハナムとお呼びした方がよいかな」
隼人「勝手にするがいい」
トレーズ「結構。ではミスター・隼人、それと他の諸君も、こちらへ。ちょうど別口の客人も到着したようだ」
ロジャー「つきましたよ、ミス・リリーナ」
リリーナ「ありがとう、ロジャー・スミス。手間をかけさせてしまいました」
ロジャー「なに、私も用事がありました。お気になさらず」
カトル「すみません、ありがとうございました」
ノイン「・・・彼らが?」
ドロシー「リガ・ミリティアよ」

OZ
ジブラルタル基地
ノイン「ルクレツィア・ノインだ。よろしく頼む」
カトル「カトル・ラバーバ・ウィナーです。みなさんと同行させていただきます」
ジョッシュ「君は、あの時の・・・」
カトル「ええ、お久しぶりです」
マーベット「サンクキングダムの一件以来かしらね。他の子たちは一緒じゃないの?」
ケイ「マーベット、知り合いなの?」
ノイン「OZとの戦闘で、協力してもらったことがある。それがそろってOZの基地にいるのは、妙なものだ」
マーベット「特にあなたは、もともとはOZの士官だものね。ノイン特尉」
ノイン「それはやめてもらいたいな、マーベット・フィンガーハット。しかし、リガ・ミリティアもずいぶんと変わったメンバーが多いのだな」

OZ
ジブラルタル基地
OZ兵「閣下、ベスパが当基地へ向かっているとの報告がありました」
隼人「ベスパが? ・・・タワーを出す」
トレーズ「いや・・・まだすべてのシャトルの発射準備が整うまで、時間がかかる。少々時間稼ぎをせねばならないようだ。後で手を借りねばならないかもしれないがね」

ラゲーン基地
司令室
ファラ「トレーズが会見を申し入れてきただと? バカバカしい。こちらも戦力は増強しているのだ。問答無用で攻撃すると返答してやれ」
クロノクル「お待ちください中佐。相手はあのトレーズです。まずは政治的配慮を優先しても、遅くはないのではありませんか」
ファラ(トレーズか・・・これまでの失策を挽回するためには、少々無理も必要か)「わかった、まかせる」

OZ
ジブラルタル基地
トレーズ「残念だが、それを受け入れる訳にはいかない」
ファラ「ならば、武力行使あるのみだ」
ロジャー「そちらに誠意がないのでは、交渉は決裂する以外にはありませんな。お互いに時間の無駄となってしまったようで、残念です」
ファラ「そうでもない。トレーズ・・・お前の命をもらう」
ロジャー「なに!? まだ武器が隠してあったとは、フェアではないぞ!」
ファラ「私の知ったことか! 死ね、トレーズ!」
ウッソ「あっ、あなたは! どこかで見たことがあると思っていたんだ!」
マーベット「ウッソ、下がりなさい!」
ファラ「邪魔だ、子供! ・・・お前は、あのときの・・・なんでこんなところにいる!」
ウッソ「違う! あなたはオイ・ニュング伯爵を、ギロチンにかけた人だ!」
ファラ「こ、小僧・・・!」
ロジャー「ドロシー!」
ドロシー「いくわ」
トレーズ「頼む」
〔疾走音〕
ファラ「トレーズを抱えてあのさで走れるだと!? くっ、そうか、アンドロイドか! ・・・ドゥカー・イク大尉、攻撃を開始しろ!」
クロノクル「中佐、こちらへ! OZの基地でトレーズを暗殺しようなど、なんという無茶をなさるのです」
ファラ「ギロチンを使ったことで、私は大佐に召還を受けているのだ。ここでトレーズの首をとっておければと思ったが・・・やはり、甘かったな。あの坊やとアンドロイドがいなければ、やれていたかもしれぬものを・・・」
クロノクル「その坊やですが、ガンダムのパイロットのようです」
ファラ「あの坊やが?」
クロノクル「ウッソという少年、そういうことができるようです
ファラ「あの坊やが・・・パイロット? ガンダムの・・・? ウーイッグ以来の失敗で、私はギロチンを使うことになったのだぞ・・・くっ」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
〔味方ユニット出現〕
トレーズ「太陽光をあびるなど久しぶりだというのに、彼らはそのことの意味も解せずしあっけてくる。困ったものだ。諸君、シャトル防衛が最優先だ」
〔カーソル、シャトル基地を指定〕
トレーズ「シャトル周辺エリアへ接近させないようにしつつ、敵を迎撃してくれたまえ」
〔敵ユニット出現〕
ドゥカー「ピピニーデン隊に信号弾をあげろ。もっともその前に、シャトルは我がガッダール隊が片づけてしまうがな」
オリファー「動けないシャトルを狙おうというのか。ギロチンを使うザンスカールらしいと、ほめてやるよ!」
<戦闘開始>

<敵5機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ピピニーデン「地球降下後、初の戦闘だ。ターゲットはシャトルだが、重力下の戦いになれるだけでいい。大気圏内の実戦をなめてかかるなよ」
ルペ「了解です、大尉」
ピピニーデン「さて、リガ・ミリティアとOZ、お手並み拝見といこうか」

<敵5機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
クロノクル「ファラ中佐、あまり無理をなさいますな」
ファラ「失敗を重ねた私だ。ここでやれねば、生きて宇宙へ戻っても・・・」

<ジョッシュvsクロノクル>
ジョッシュ「くっ、またお前か!」
クロノクル「それはこちらのセリフだ!」

<ウッソvsクロノクル>
クロノクル「くっ、腕をあげているな、少年」
ウッソ「あ、あなたは・・・カテジナさんはどこなんですか!?」
クロノクル「なに?」
ウッソ「カテジナ・ルースさんです!」
クロノクル「知るわけがない!」

<ウッソvsファラ>
ウッソ「戦争で世界が変えられると思うなんて、おかしいよ!」
ファラ「こいつ、あの坊やか!? お前たちのせいで、私は・・・!」

<ウッソvsピピニーデン>
ピピニーデン「見事な動きだな、ガンダムもどき!」

<ウッソvsルペ>
ルペ「民間で開発したモビルスーツが、大きな顔をしてほしくないわね!」

<ゴウorケイorガイvsピピニーデン>
ピピニーデン「くっ、これが、あのゲッターロボか・・・」

<ピピニーデン撃破orHP30%以下>
ピピニーデン「くっ、なるほど、戦いぶりは賞賛に値する。ここは退いておくか」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ルペ撃破orHP30%以下>
ルペ「このルペ・シノが、こうも好きにやられてしまうの・・・?」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ドゥカー撃破>
ドゥカー「なるほど、いいパイロットだ。撤退する!」

<ファラ撃破orHP30%以下・勝利条件達成>
ファラ「くっ・・・やられたのか・・・。撤退しろ」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
トレーズ「どうやら、ベスパは退いたようだ。ご苦労だった、諸君。帰還してくれたまえ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジブラルタル基地
甲児「くっそぉ、知らない顔で逃げなとか抜かしやがって。あん時やっとくんだったぜ」
ウォレン「知らなかったんだから、しかたないよ」
スージィ「え・・・? あのホットチョコレートのお姉ちゃんが、あのお姉ちゃんが、ベスパのイエロージャケットだったの・・・? そんなぁ・・・」
オデロ「どうやら、そうらしいな。ほら、泣くなよスージィ」

ジブラルタル基地
ウッソ「パイロット以外は、みんなトレーズさんが安全なところを手配してくれるっていうけど・・・シャクティは一緒にいけるように、頼んでおくよ」
シャクティ「ウッソ、わたしは宇宙へは行かないわ」
ウッソ「でも・・・」
シャクティ「カルルもいるし、ウッソは宇宙へあがって、ご両親を捜せばいいのよ。わたしはカサレリアへ戻って、お母さんを待つわ」
ウッソ「ここからカサレリアへ戻るっていうの?」
シャクティ「ロジャーさんが送ってくれるそうよ。大丈夫、オデロさんやスージィ、早苗さんたちも一緒だから」
ウッソ「シャクティ・・・」

ジブラルタル基地
トレーズ「準備はすべて整ったようだ。諸君、シャトルへ搭乗してくれたまえ」
弁慶「それじゃ、行って来るとするか。おい、お前ら急げ」
ケイ「親父、なにいばってんのさ。みんな、行くよ~」
甲児「宇宙かぁ。ちょっとわくわくするな」
ボス「おお、楽しみだわさ」
剣人「おちゃめ、スージィ、いい子にしてんだぞ」
おちゃめ「みんないってらっちゃい!」
ウッソ「あれ・・・オデロさんとウォレンがいないや・・・」
シュワルツ「・・・オリファー、ガキどもを頼むぜ」
オリファー「ああ、少佐」
トレーズ「それではミスター・隼人。真ドラゴンの件はよろしく頼む。ロジャー、君が来てくれないのは、残念だよ」
ロジャー「残った仕事は戻るまでに片づけておこう、トレーズ」

ジブラルタル基地
カルルマン「だぁ~あ~」
次郎「あにきたち行っちゃったね」
早苗「そうね・・・みんな無事で戻ってくるといいんだけど・・・」
ロジャー「さてと、それでは君たちも、そろそろ用意をしてもらおうか」
スージィ「シャクティ! オデロとウォレンがいないの!」
シャクティ「え・・・?」
早苗「オデロくんとウォレンくんが?そういえば、学くんもいないわ。まさか、あの子たち・・・」
スージィ「どうしよう・・・シャクティお姉ちゃん・・・」
ドロシー「ロジャー、確認してあげないの」
ロジャー「その必要はない。兵士に見られず、他に行けるところはない。彼らは、空の上だ」

衛星軌道
OZ大型シャトル
甲児「なんだぁ!? オデロにウォレン、学までいるのか!?」
マーベット「あなたたち・・・どうやって・・・」
学「こちらの機体の搬入は、OZの方はやっていませんでしたから、簡単でした。コクピットの中なら、打ち上げ時のGも十分に耐えられます」
剣人「学、やるじゃねぇか」
オデロ「ホントすげぇよな、こいつ」
ケイ「あ~あ、この子たちどうすんのさ、親父?」
弁慶「来ちまったもんはしょうがねぇだろう。だろ、隊長さんよ」
オリファー「しかたがない。トレーズ特佐に許可を取ってきますよ」

衛星軌道
OZシャトル
ウォレン「へえ、あれが地球かぁ・・・」
甲児「やっぱ宇宙から見ると、キレイなもんだぜ」
さやか「ホントね。素敵だわ」
オデロ「ああ、最高の眺めだぜ」
ボス「せっかくだからよ、地球をバックに記念写真といこうじゃねぇか」
甲児「ボス、お前いいこと言うな」
オデロ「ウォレン、カメラ出せ。ウッソ、お前も来いよ」
ウォレン「僕が撮ったら、写れないよ」
鉄也「まったく、俺たちは戦場に来たんだぞ。緊張感のない連中だ。だからお前らは甘いんだよ。・・・貸しな」
ウォレン「え?」
鉄也「カメラだ」
ジョッシュ「自分も入りたいんだろう。オレが撮ろうか?」
鉄也「バカをいうな、ジョッシュ」
ジュン(鉄也ったら・・・)

衛星軌道
OZ大型シャトル
リリーナ「同行させていただき、ありがとうございます」
トレーズ「いや、構わないよ。君もミリアルドに会いたかろう。ただしわかっていると思うが、会談からは席をはずしてもらうよ」
リリーナ「それで構いません」(お兄さま・・・ヒイロ・・・)

ベスパシャトル
クロノクル「宇宙には、慣れたかな」
カテジナ「はい。・・・なにか、お飲み物でもお持ちしましょう」
クロノクル「そうか、すまんな。中佐の分も頼む」
カテジナ「あっ・・・」
クロノクル「はははっ、シートに足をかけるといい。すぐに慣れる」
ファラ「・・・ようやく貴公も宇宙に戻れたな。私の付き添いをさせてすまない。貴公にも苦労をかける。・・・我が軍の艦隊が、見えてきたようだな」

ベスパ艦隊スクイード
タシロの部屋
タシロ「言いたいことがあるなら、聞いてもいいぞ、ファラ中佐」
ファラ「・・・地球が閉ざされている間の、ジブラルタルまでの失敗は、すべて私の責任です。軍法会議の決定に従います」
タシロ「会議は必要ない。私が、軍法会議だ。判決だが・・・宇宙漂流だ。最後の晩餐もすんだ。立ち会い人は、中尉にまかせる」
クロノクル「大佐! それではあまりに・・・」
タシロ「中尉、貴公が女王陛下の弟であっても、私を怒らせれば処罰する」
クロノクル「ハッ・・・」
ファラ「クロノクル、その気持ちだけでいい。ギロチンの家系がギロチンにかけられたら、笑い者だ。大佐・・・いままで目をかけていただき、ありがとうございました・・・」
【シナリオエンドデモ終了】


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