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D-1
結成 特殊独立部隊


サブタイトル
「結成 特殊独立部隊」


【シナリオデモ開始】
バトル7
ミーティングルーム
シャア「よく宇宙へ来た。歓迎する、トレーズ・クシュリナーダ。こちらが、マクロス7船団のマクシミリアン・ジーナス司令だ」
マックス「貴君の噂は聞いている。よろしく」
トレーズ「こちらこそ。あのマクシミリアン・ジーナス司令にお会いできて、光栄です」
ミリアルド「・・・トレーズ」
トレーズ「久しぶりだな、ゼクス・マーキス。いや、我が永遠の友、ミリアルド・ピースクラフト。また君と会えて、そして敵ではなく、味方としてここにいることを、うれしく思う」
ミリアルド「私もだ。私は君の友人にはなれないと思ったが、また道が同じになったな」
レディ「こちらは、リガ・ミリティアの車弁慶さんです」
弁慶「車弁慶だ。よろしく頼む。別に代表ってわけじゃないが、一応は任されてきた。しかし、なんだか場違いなところに来ちまった感じだな」
シャア「いや、リガ・ミリティアの事情が聞けるのは、助かる。こちらからも、いずれ接触しようと思っていた。それに、インベーダー戦争の英雄には、それにふさわしい対応をさせてもらう」
弁慶「そう言ってもらえると、ありがてぇ。マックス戦隊長、ご無沙汰しております」
マックス「ああ、君も元気そうだな。あの早乙女が再び現れたと聞いたが、本当なのか」
弁慶「・・・ええ、間違いありません。しかも、インベーダーときてやがる」
マックス「そうか・・・」
トレーズ「そう、地上ではインベーダーが活発に活動し、そしてルイーナと名乗る謎の敵がいる。そして、宇宙ではギシン星間帝国とバロータ軍からの、攻撃を受けていると聞いた」
ミリアルド「そうだ。そして、ザンスカール軍はいまだ独自の戦いを続けている」
トレーズ「この地球圏の運命の女神は、あまりにも残酷だ。これほどまでに驚異にさらされた我々人類は、これまでとは変わらねばならない。だからこそ、私はここに来た」
シャア「結構だ。それでは、会談を始めよう」

バトル7
士官ホール
カトル「ヒイロ、デュオ!?」
デュオ「驚いたな、カトルじゃないか。まさかお前がトレーズと一緒にOZのシャトルで上がってくるなんて、夢にも思わなかったぜ」
カトル「それは僕もだよ。ネオ・ジオンと旧統合軍って聞いていたんだ。君たちがいるなんで、思いもしなかった。でも、会えてうれしいよ」
デュオ「相変わらず素直だねぇ。でも、俺もうれしいぜ、カトル。そうそう、五飛もいるぜ。あいつは、こういうところは来たがらないから、ここにはいないけどな」
カミーユ「知り合いなのか?」
ヒイロ「ああ。あいつもガンダムパイロットだ」
ファ「へぇ、そうなんだ。あなたたちも仲間なら、きっとあの子もみかけによらないんでしょうね」
ノイン「お前たち、無事だったようだな」
ヒイロ「ノインか」
ノイン「なんだ、驚かないのだな」
ヒイロ「リリーナがいると聞いた。お前もいると思っていた」
ノイン「そうだ、お前がいるのならば、リリーナ様に・・・」
ウッソ「リリーナさん!? どうしたんですか、リリーナさぁん!」
リリーナ「ヒイロ・・・ヒイロ、あなたなの!?」
ヒイロ「・・・リリーナ」
リリーナ「あぁ、ヒイロ・・・まさか、あなたに会えるなんて・・・」
ウッソ「あ、あの・・・」
ノイン「お前は、こっちだ。来いウッソ。カトル、デュオ、行くぞ」

バトル7
士官ホール
ジョッシュ「まさか・・・リム!? 本当にお前なのか!?」
リム(クリス)「え・・・お兄ちゃん!?」
リム(リアナ)(アニキ!? うわぁ・・・ホントにアニキだ・・・)
ジョッシュ「リム・・・よく、生きて・・・」
リム(クリス)「お兄ちゃんこそ! 地球と連絡がついた時に、クリフとお兄ちゃんが生きているって聞いてたの。だから、下から来た人たちに、聞こうと思ってて。だけど、まさかここで会えるなんて・・・」
ジョッシュ「ずっと、信じてた。お前は必ず生きているって。リム、よかった・・・」
リム(クリス)「うん、うん・・・お兄ちゃん・・・」
ジョッシュ「宇宙にいたんじゃ、いくら捜しても見つからないはずだ。よく、無事でいてくれた。だけど、どうしてここに?」
鉄也「ジョッシュ、行方不明と言ってた妹か?」
ジョッシュ「ああ、そうだ」
鉄也「そうか・・・よかったな。お前のそんな顔は、初めて見たぜ」
ジョッシュ「ありがとう。鉄也、紹介する。オレの妹、クリアーナ・リムスカヤだ」

バトル7
士官ホール
ジョッシュ「そうか、それでネオ・ジオンに・・・。親父は、やっぱりわからないのか」
リム(クリス)「うん・・・」
ジョッシュ「“ファブラ・フォレース”が開いた、か」
リム(クリス)「お父さんは、そう言っていたわ」
ジョッシュ「・・・やはり、あれは、そのせいかもしれない。でも、だとすると、ルイーナはいったい・・・」
リム(クリス)「ルイーナって・・・地球を閉ざしてたっていう、謎の敵のこと?」
ジョッシュ「ああ・・・そうだ。だけどリム、お前はずっと戦っていたんだな。1人で宇宙に飛ばされて・・・よく、がんばったな」
リム(クリス)「うん。あの子の、ブランシュネージュのおかげ。あの子の中にいたから、宇宙に飛ばされても無事でいられたの。それに、あの子がいなかったら、わたしは大佐に認めてはもらえなかったわ。そしたら、ここにはいなかった。お兄ちゃんにも会えなかった。クリフに感謝しなくちゃ」
ジョッシュ「そうか・・・。リム・・・お前は強くなったな。見違えた」
リム(クリス)「本当? 自分ではわからないんだけど・・・。あ、でも操縦担当は、リアナなのよ。でもお兄ちゃんこそ、ずっとリガ・ミリティアで戦ってたんでしょう?」
ジョッシュ「ああ・・・こっちもいろいろあったんだ。リガ・ミリティアに拾われたのは、運が良かった。クリフが生きているってわかったのも、最近でさ。聞いてると思うけど、南極は今わからなくてな」
リム(リアナ)(もうクリス、いい加減に代わってよ! アタシだって、アニキと話したいよ!)
リム(クリス)(えへへ、ごめん、リアナ。いま代わるわ)
リム(リアナ)「アニキ、アタシ! よかったぁ、アニキが無事で。ずっとい心配したんだからね!」
ジョッシュ「お、おい。それにこっちだって一緒だよ。来いよ、リガ・ミリティアで戦ってた連中に、紹介するよ。ずいぶん変わった連中が増えた。それに、マーベットさんも来てるんだ」
リム(リアナ)「うん! そしたらさ、後でアタシもこっちの人たち紹介してあげる!」

バトル7
ミーティングルーム
レディ「では、ネオ・ジオン軍、OZ、リガ・ミリティア、そしてジーナス司令以下の旧統合軍艦隊は、地球圏の防衛と地球がおかれた困難な事態の解決にあたり、全面的な協力体制をとるための基本的合意がなされたということで、よろしいでしょうか」
トレーズ「承認しよう」
シャア「いいだろう」
マックス「承認する」
弁慶「真ドラゴンやベスパへの対応も含まれてるんだ。問題ないと思うぜ」
レディ「結構です。それでは、ノヴァンブル条約同盟は、これで成立いたしました」
トレーズ「さて、細部についてつめる必要があるが、その前に一つ提案をしたい」
シャア「どのような話だ」
トレーズ「我々にはそれぞれの立場と守るべきものがあり、時に迅速な対応が出来ないこともあり得る。これら多くの敵の前に、その遅れが致命的にならないとも限らない」
シャア「確かにな。特殊な組織であるリガ・ミリティアをのぞき、我々はまずそれぞれの市民たちを守らねばならん」
トレーズ「そこで、各勢力が全面的にバックアップし、地上で、宇宙で、制限なく軍事行動の行える、独立した戦闘部隊を編成することを、提案する」
ミリアルド「なるほど、いわばノヴァンブル条約同盟軍というわけだな」
マックス「自らの立場を持たぬ集団というわけか。面白いな」
トレーズ「付け加えるならば、戦隊単位ではもっとも強力な部隊であることが、望ましい」
シャア「なるほどな。いいだろう。それで、編成はどうする」
トレーズ「私が同行してきた、リガ・ミリティアの戦士たちがいる。彼らはいわば、自らを脅かす存在に対するレジスタンスだ。そしてネオ・ジオンにも、それぞれの立場を越えて、危機的状況に対応するため終結した戦士たちがいると聞いた。彼らを中核として、各軍の精鋭を集めたいと考えている。いかがだろうか」

バトル7
士官ホール
カトル「ねぇヒイロ。トロワは・・・」
ヒイロ「あいつの行方は、わかっていない」
カトル「そう・・・」
ノイン「カトル、もう自分を責めるのはやめた方がいい。戦いの中では、しかたのないこともある」
カトル「いいえ・・・人の命のやりとりです。しかたのない、ではすまされないことです」
デュオ「わかってるさ。でもな、お前はほっとくと、何でも自分のせいにしちまうからなぁ」
〔扉の開閉音〕
ケイ「あ、親父。もう話終わったの?」
弁慶「俺はな」
ミリアルド「トレーズや大佐たちは、ノヴァンブル条約の細部を協議しているところだ」
ガイ「なんです、そのノヴァンブル条約ってのは」
アムロ「軍事同盟についての取り決めだ。今が11月だから、11月条約ってことだよ」
甲児「なんだよ、やけに安直な名前だな」
弾児「そうかい。わかりやすくていいじゃねぇか」
オリファー「まぁ、実務的であるというのは、たいがいそういうものだ」
ノイン「ゼクス・・・」
ミリアルド「ノイン・・・よく、リリーナを守ってくれたようだな。礼を言う」
ノイン「何を水くさいことを言っているんですか。でも・・・あなたがネオ・ジオンのシャアと、地球つぶしをやろうとしたと聞いて、私は・・・」
ミリアルド「もうそんな状況ではなくなった。すまん、心配をかけたようだな」
ノイン「いいえ、もういいんです。こうしてまた、会えましたし。・・・5ヶ月と17日ぶりですね、ゼクス」
リリーナ「お兄さま」
ミリアルド「リリーナか」
リリーナ「お兄さま、いまのお話は本当ですか。もう、あんな愚かで無意味な行動は、なさらないのですね?」
ミリアルド「・・・愚かかもしれんが、無意味などではなかった」
リリーナ「いいえ、無意味でした。戦争と破壊で世界を換えようとするなど、間違っています」
ミリアルド「あらゆる者たちを戦いに巻き込まねば、人はいつまでたっても戦いの愚かさを理解しない。そして宇宙へ出た者でなければ、地球の美しさはわからん。人類以外の敵を排除した後、もしも必要であるのならば・・・」
リリーナ「やめさせてみせます。平和は、戦いから生み出されるものではありません」
ミリアルド「・・・それでいい。お前は、それでいいのだ」
リリーナ「お兄さま・・・」
ヒイロ「リリーナ、今のこいつは、地球圏のために戦っている。それを信じてやれ」
リリーナ「ヒイロ? あなたがそんなことを言ってくれるなんて・・・」
ミリアルド「そう・・・私は、人類の存在を脅かすものとの戦いしか考えていない。誰よりも厳しく、戦士としてな」

バトル7
士官ホール
シャア「だいたい集まっているようだな」
アムロ「終わったのか」
トレーズ「アムロ・レイ大尉、一度お手合わせ願いたいと思っていたが、果たせずに残念だ」
アムロ「冗談でも、やめてもらいたいな。OZのクーデターは・・・」
五飛「トレーズッ!」
さやか「きゃああっ!」
カトル「五飛!?」
デュオ「おいおい、あいつ半月刀持ってるぜ」
カミーユ「バカな。誰か止めろ!」
ケイ「ゴウ、行って!」
ゴウ「・・・わかった」
トレーズ「やめたまえ。そのままで構わん」
ゴウ「・・・」
トレーズ「張五飛、私を殺しに来たのか? それもいいだろう」
五飛「いい覚悟だ。剣を抜け、トレーズ」
トレーズ「だが! 私はいま倒れるわけにはいかない。そして、君も」
五飛「くっ、貴様・・・」
トレーズ「すべてが終わったあかつきには、君と剣を交えることを約束しよう」
五飛「・・・その言葉、忘れるな。勝ち逃げは許さん」

バトル7
士官ホール
ミカ「あ~びっくりした」
ジュンコ「やれやれだね。いったい何だったんだい、あの坊やは」
デュオ「ちょっと融通はきかないが、悪い奴じゃないんだ。勘弁してやってくれよ」
シャア「諸君、聞いてもらいたい。地球圏防衛の軍事同盟成立にともない、我々はこの同盟のための、特殊戦闘部隊を編成することとなった。これまで我がネオ・ジオンの下で戦ってくれた君たちと、ここにいるリガ・ミリティアの者たち、これを中核とする部隊である。仮にこれを、ノヴァンブル条約同盟軍と呼称する」
オリファー「なんですって!? 待ってください、総帥。我々は・・・」
トレーズ「待ちたまえ、イノエ隊長。このようなことがあり得るということは、タワーのジン・ジャハナムも、承知していたことだ。そのために、君たちを宇宙へとあげたのだ」
弁慶「まぁ、そういうこった。もちろん、真ドラゴンやベスパを叩くためにも、使われる戦力になる」
ケイ「親父、知ってたのかよ」
弁慶「似たような展開になり得るってことはな。あいつから聞いてはいた」
ガイ「そりゃないですよ、大将。オレたちにくらい教えてくれておいても・・・」
ナオト「なんだか・・・すげぇ展開になってきたなぁ」
カミーユ「ああ・・・」
鉄也「なるほど、そういうことか」
剣人「ま、それで異星人だのインベーダーだのを倒せるんなら、いんじゃないの」
弾児「剣人さまには、エリオス再興の役にも立つしな」
剣人「うるせぇっ! オレはそんなもんどうでもいいんだって、何度言やわかんだよ」
ノイン「特佐・・・それはこの地球圏に、自らの立場を、よるべき背景を持たぬ戦隊をつくる、ということですか」
トレーズ「ノヴァンブル条約があるかぎりは。守るべきものは、この地球圏のすべて。人の歴史、その未来そのものだ。そのために常に最前線にあり、中心的な戦場へとおもむくことになる。君たちならば、やってくれると信じる。そして君たちこそ、真の地球軍と呼ぶにふさわしい、最初の戦士たちとなるだろう」

バトル7
士官ホール
オリファー「お前たち、集まってくれ。さっきトレーズ特佐が言っていた特殊戦隊に加わる、ライトスタッフを紹介する。まずは知っている者も多いだろう。旧統合軍のブライト・ノア大佐と、アムロ・レイ大尉」
ブライト「ブライト・ノアだ。ラー・カイラムの艦長を務める」
アムロ「アムロ・レイだ。よろしく頼む」
ミリアルド「私は・・・」
アムロ「どうした、ミリアルド」
ミリアルド「いや・・・私の名は、ゼクス・マーキスだ。1人の戦士として、加わらせていただく」
マーベット「まさか・・・OZのライトニングバロン!?」
オリファー「・・・そのようだな」
ノイン「ゼクス・・・」
アムロ「・・・いいのか?」
ゼクス「ピースクラフトの名は、これからの私が名乗るべきではない。その名はリリーナが継げば、それでいい」
オデロ「・・・なんかすごいことになって来たな」
ウッソ「あの人が、アムロ大尉・・・」
オリファー「彼女はさっきジョッシュが紹介して回っていたな」
リム(クリス)「はい。ジョシュアお兄ちゃんの妹の、クリアーナ・リムスカヤです。よろしくお願いします」
オリファー「それから、やはり旧統合軍のクラッシャー隊のメンバー」
ケンジ「クラッシャー隊隊長、飛鳥ケンジです。コスモクラッシャーの指揮をとります」
タケル「射撃担当の明神タケルです。よろしく」
ナオト「同じく射撃担当、伊集院ナオトだ」
アキラ「操縦担当、木曽アキラです」
ミカ「通信、レーダー担当、日向ミカです。みなさん、よろしくお願いします」
ボス「おおっ、いくらでもよろしくしちゃうぜぇ」
さやか「ボス! やめなさい、みっともない!」
カミーユ「・・・カミーユ・ビダン、モビルスーツパイロットだ。よろしく」
ファ「ファ・ユイリィです。一応、モビルスーツパイロットもやらせてもらっています」
オリファー「2人はグリプス戦役時、エゥーゴに所属していたそうだ。彼は、ゼータガンダムのパイロットとして、アクスズのハマーンやティターンズのシロッコと戦った経歴を持つ」
鉄也「ほう・・・そいつはすごい。エースってわけか」
ウッソ「ゼーガンダム・・・僕、シミュレーターで乗ったことありますよ。すごいや・・・」
カミーユ「君は・・・」
アムロ「ああ・・・そうだ、カミーユ」
ウッソ「え? なんなんですか・・・?」
デュオ「次は俺かな。デュオ・マックスウェルだ。逃げも隠れもするが、嘘はいわねぇ。“死神”ガンダムデスサイズヘルに乗ってる。そこのカトルの知り合いだ。よろしく頼むぜ。そこれから、こいつがヒルデ・シュバイカー。コロニーの志願兵で、もとOZの特士」
ヒルデ「もうデュオ、なんで先に言っちゃうのよ。ヒルデ・シュバイカーです。よろしくお願いします」
ヒイロ「・・・」
デュオ「おいおい。ったくしょうがねぇなぁ。こいつは、ヒイロ・ユイ。ガンダムパイロットだ。無口で無鉄砲で無愛想で暗い性格してるが、いい奴なんだ」
ヒイロ「おい」
デュオ「なんだよ、せっかく紹介してやってるのに。それとも後は、自分で言うか?」
ヒイロ「黙れ、デュオ・マックスウェル」
デュオ「へぇへぇ。どうもすいませんでしたぁ」
ノイン「お前たちは、相変わらずだな、まったく」
デュオ「おっと、あと1人、さっきトレーズに斬りかかろうとしたのが、張五飛だ。たぶんあいつも、オレたちと来てくれると思うぜ」
鉄也「・・・よくしゃべる奴だな」
デュオ「へへっ、それが俺の取り柄なもんでね。あんた、ヒイロと気が合うんじゃないか?」
オリアー「それから、このバトル7でバルキリーに乗っている、エリートパイロットの・・・」
ガムリン「ダイヤモンドフォースのガムリン木崎中尉だ。先ほどマックス艦長より辞令を受け、こちらに所属することになった。まだあまり実感がないが・・・よろしく頼む」
アムロ「パイロットはあと2名、ここには来ていないが、ネオ・ジオンのギュネイ・ガスとクェス・パラヤが加わることになっている。少々つき合いにくいとは思うが、彼らにもいろいろと事情がある。配慮してやってくれると助かる。非戦闘員の方は、おいおい紹介しよう」
オリファー「では次にこちらのメンバーを紹介する。お前たち、ちゃんとあいさつするんだぞ」

ギシン星間帝国軍
移動要塞
クロッペン「うぬぬぬ、なんということだ。これでは私が皇帝陛下におしかりを受ける。まったく、ふがいない者たちめ」
カブト「はっ、しかし、地球人どもは予想以上に手強く・・・」
クロッペン「やめい! 言い訳など聞きたくもない。やむをえん。たかが辺境の星ごときと思っていたが、本腰を入れてかからねばならんようだな」
ネシア「では・・・」
クロッペン「ベムボーグの用意をせい。ネシア、カブト、ボイダー、お前たちは協力して、攻撃をかけろ」
ボイダー「しかし総司令どの・・・」
クロッペン「黙れ! さっさと準備を始めるがよい」

ネオ・ジオン軍施設
ギュネイ「大佐!」
シャア「どうした、ギュネイ」
ギュネイ「なぜ自分が、レウルーラを降ろされるのでありますか!」
シャア「ゼクスも行かせた。貴様の力が役に立つと思うから、そうするのだ。不満か」
ギュネイ「い、いえ。しかし・・・」
クェス「大佐ぁっ!!」
ギュネイ「クェス・・・」
クェス「どうして、あたしが行かなきゃならないんですか!? あたしは、大佐のそばで、大佐のために働きたいのに!」
シャア「クェス、わからないことを言うものではない。ギュネイも行かせる。クェスが戦場の動きを感知できるほどの能力を見せてくれれば、私も条約に従い、もっとも優秀な者として送らねばならん」
クェス「そんなぁ」
シャア「大丈夫だ。私も主にそちらで戦うことになる」
クェス「本当ですか!?」
シャア「本当だ。わかったら、もう休め」
クェス「はい!」
ギュネイ「・・・」
シャア「ギュネイ、私がクェスに手を出すなどと、なぜ思う」
ギュネイ「はっ・・・いえ、自分は・・・」
シャア「クェスをよく見てやれ。いいな」
ギュネイ「嘘か誠か・・・いずれわかるさ」

ラー・カイラム
艦橋
〔通信のコール音〕
ベルトーチカ「バトル7より通信入ります」
〔モニターの開閉音〕
サリー「こちらバトル7ブリッジ。観測されていた艦隊は、ギシン星間帝国のものと断定されました」
ブライト「やはりか。オリファー、そちらのスタッフは、宇宙戦闘はやれるのか」
オリファー「上がってから、訓練はさせています。実戦に耐えうるレベルには、仕上がっていると思いますが・・・」
ブライト「やらせてみる他はないか」
弁慶「なに、あの連中なら、大丈夫だろうぜ」
美穂「なお。現在こちらに乗艦されております両閣下も、出撃可能とのことです」
アムロ「トレーズが?」
オリファー「トールギスIIというモビルスーツを、持ってきていたようです」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〈出撃戦艦選択〉
〔敵ユニット出現〕
ブライト「来たか。ノヴァンブル条約のもとで行う、最初の戦闘だ。各員、気を抜くな!」
〔味方ユニット出現〕
ベラリオス「ガオォォォォォォンッ!!」
剣人「ベラリオス!?」
弾児「なんだ、勝手に出ちまったのか!」
ケイ「ちょっと、どうなってんのよ、あれ」
学「はい、おそらく敵がギシン星間帝国連合軍であることが、ベラリオスにはわかったのでしょう。ベラリオスは戦う気ですよ」
弾児「チッ、しかたねぇ。剣人、行くぜ!」
剣人「おう!」
〔味方ユニット出現〕
剣人「あいつらが、ギシン星間帝国連合軍か・・・」
弾児「剣人、ぼさっとしてんじゃねぇ!」
剣人「わかってらぁ! いくぜ、弾児、ベラリオス。クロォォス・イィン!」
[イベントデモ「ダルタニアス合体」]
剣人「クロスイーーーン!!!」

ブライト「あれがダルタニアスか・・・他も発進を急げ!」
〈出撃ユニット選択〉
ネシア「・・・あ、あれは、あの最初に出た戦闘メカは・・・まさか!」
帝国兵「どうしました、将軍」
ネシア「艦隊本部へつなげ。急げ!」
〔モニターの開閉音〕
クロッペン「どうした。何事だ、ネシア将軍」
ネシア「はっ、クロッペン総司令。実は・・・」
クロッペン「なに、あの幻の秘密兵器と言われたエリオスのロボットが、地球にあらわれただと!? それはまことか」
ネシア「はっ、間違いありません。いかがいたしましょう」
クロッペン「エリオス滅亡とともに、50年も行方不明になっていたロボットが、なぜそんな辺境の惑星に・・・」
ネシア「ここは、一旦退いて作戦を立て直すべきかと、わたくしは・・・」
クロッペン「戦わずしておびえる者は、栄光あるギシン星間帝国連合軍には不要。そんな者は容赦なく処刑する。やれ、ネシアよ」
ネシア「ハ・・・ハハッ!! 全軍、攻撃を開始せよ!」
<戦闘開始>

<敵6機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット撃破〕
ボイダー「地球人もダルタニアスも、まとめて葬ってくれる!」

<敵6機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
カブト「フフフッ、さぁゆけぃ者ども! 他の軍団と違うところを、みせてやれ!」

<剣人(ダルタニアス搭乗)vsネシア>
ネシア「ダルタニアス・・・乗っているのはいったい誰なのだ」
剣人「この野郎、覚悟しやがれ!」

<剣人(ダルタニアス搭乗)vsボイダー>
弾児「剣人、いくぜ!」
剣人「おう!」
ボイダー「エリオスの秘密兵器ダルタニアス! これを倒せば、我が軍団の実力を陛下にお見せできる!」

<剣人(ダルタニアス搭乗)vsカブト>
カブト「ええい、ダルタニアスを叩きつぶせぇっ!」
剣人「異星人め、そう簡単にゃやられやしねぇぞ!」

<ネシア撃破orHP20%以下>
※※剣人(ダルタニアス搭乗)が最終戦闘の場合のセリフ※※
ネシア「お、おのれダルタニアス! 必ず貴様を倒してみせる。覚えておれ!」
※※剣人(ダルタニアス搭乗)以外が最終戦闘の場合のセリフ※※
ネシア「お、おのれ地球人どもめ・・・覚えておれ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ボイダー撃破orHP20%以下>
※※剣人(ダルタニアス搭乗)が最終戦闘の場合のセリフ※※
ボイダー「こ、これは!? よもやダルタニアスが、これほど強力とは・・・」
※※剣人(ダルタニアス搭乗)以外が最終戦闘の場合のセリフ※※
ボイダー「こ、これは!? よもや地球人どもが、これほど強力とは・・・」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破or離脱〕

<カブト撃破orHP20%以下>
※※剣人(ダルタニアス搭乗)が最終戦闘の場合のセリフ※※
カブト「くっ・・・ええい、ダルタニアスめ! 徹底だ!」
※※剣人(ダルタニアス搭乗)以外が最終戦闘の場合のセリフ※※
カブト「くっ・・・ええい、地球人どもめ! 撤退だ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ベルトーチカ「敵、撤退しました」
ブライト「よし、各員、帰艦させろ」
オデロ「おおっ、すげぇ。全部やっつけちまったみたいだな」
学「あれがギシン星間帝国連合軍・・・。あれは敵の本隊ではありませんね。後でデータをまとめて、アール博士と相談しなくては」
ブライト「オデロ、いつまでここにいる。ウォレンとお前は、下へいってアストナージの手伝いだ。さっさと行かないか!」
オデロ「わ、わかったよ。怒らなくたっていいだろうに・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

フォン・ブラウン
ベイエリア
甲児「いやぁ、大勝利だったな」
ボス「おおっ、俺さまたちは無敵だぜ」
オリファー「調子に乗るな、お前たち。まだ始まったばかりだぞ」
アムロ「みんな、あまり遠くへはいかないようにな。4時間後には、艦に戻っているようにしてくれ」
ガムリン「・・・」
アムロ「どうした、木崎中尉」
デュオ「シティ7に行きたいんだろ。ミレーヌって娘に会いにさ」
ガムリン「バ、バカなことを言うな」
ケイ「アムロさん、あたし思ったんだけどさぁ」
アムロ「なんだい」
ケイ「あたしたちの部隊の名前、ノヴァンブル条約同盟軍って、なんか長くて言いにくいと思いません?」
甲児「そうそう、それに何かカッコわるいよな」
ベルトーチカ「そうね・・・確かにそうかもしれないわ」
アムロ「まぁ、仮称ということだったからね。何かアイデアがあるなら、聞いておくが」
甲児「んじゃ、こういうのはどうだい。その名も、地球防衛戦隊マジンガーズ!」
デュオ「うへぇ、それってもっとかっこわりぃぜ」
さやか「ちょっと甲児くん、長くなってるんじゃないの?」
シロー「さやかさん、そういう問題じゃないと思うけど・・・」
ケンジ「普通にノヴァンブル・コープ、ノヴァンブル・レギオン、ノヴァンブル・フォースといったあたりでいいのでは?」
ケイ「う~ん・・・」
ノイン「お前たち、もっとマシなアイデアはないのか?」
カトル「そういわれても、いきなりでは・・・」
アムロ「なら、こういうのはどうだい。マーチ・ウィン・・・」
ノイン「た、大尉! まってください!」
アムロ「どうしたんだ?」
ノイン「そ、それは、いろいろと問題が・・・」
アムロ「そうか・・・残念だな」
ウッソ「あの、じゃあ、ブルー・スウェアっていうのはどうですか?」
甲児「なんだよ、スカした感じだな」
カトル「蒼き誓い・・・僕たちの地球を守るという想いを、名前にするというわけだね」
ウッソ「ええ、そんなところです」
ケイ「へぇ、しゃれた名前じゃない。あんたはどう、こういうの?」
それでいい
気に入らない

≪「それでいい」を選択≫

ジョッシュ「オレは、それでいい」

≪「気に入らない」を選択≫
ジョッシュ「・・・どうも、いまひとつだな・・・」
デュオ「なら、あんたはどんなのがいいんだい」
ジョッシュ「そうだな・・・」
〈部隊名入力〉
ジョッシュ「ΔΔΔΔΔΔというのは、どうかな」

フォン・ブラウン
ベイエリア
ケンジ「ブルー・スウェアか・・・」
カミーユ「そうだな、いいんじゃないか」
ケイ「うん、バッチリだね。あたしは気に入ったな」
鉄也「・・・そうかな。俺はどうも」
ウッソ「じゃ、鉄也さん、他に何かいいのがあるんですか?」
ハロ「テツヤ、ダイアン、ハヤクダス」
鉄也「・・・ない」
ジュン「鉄也、ないなら文句いわないの」
剣人「いいんじゃねぇの、そんなとこで」
デュオ「ああ、俺もそれでいいぜ」
ノイン「どうです、ゼクス」
ゼクス「ふむ・・・まぁ構わんだろう」
アムロ「よし、じゃあ後で俺が話をしておく。それでいいな」

ラー・カイラム
明神タケルの部屋
???「マーズ・・・マーズよ」
タケル「う・・・うぅ・・・」
???「目覚めよ、マーズ」
タケル「う・・・な、なんだ?」
???「マーズ、いつか来る日のため地球に送られた、マーズよ」
タケル「・・・マーズ? 俺は明神タケルだ。マーズなんて名前じゃない」
???「マーズ・・・思いだせ、マーズ」
タケル「違う! 俺は、明神タケルだ!」
???「お前は、本来まだ覚醒するはずではなかった。どうやら、事故があったようだな。そしてカプセルから出たお前は、地球人として育てられたのだ」
タケル「やめろ! 俺は地球人だ!」
???「いいや、お前はマーズだ。ワシがかつて地球に送り込んだ、赤子に間違いはない。お前は・・・」
ズール「ギシン星間帝国皇帝、このズールの息子、マーズなのだ! よいか、地球は銀河の脅威となるやもしれん。目覚めたのならマーズ、地球を破壊してしまうのだ」
タケル「俺は、お前のような父をもった覚えはない。まして、地球を破壊するなんて、そんな!」
ズール「お前はギシン星人だ。地球破壊のカギは、お前の命令で運命をともにするロボット、ガイヤーにある」
タケル「やめろぉっ! 消え失せろ! 俺は、地球人だ! 消えろ、悪魔め!」
ズール「ワシに逆らうつもりか、マーズ? ギシン星間帝国皇帝の、このワシに逆らって、生きのびた者はいないぞ。命令に逆らえば殺す!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

タケル「あぁぁ!? うわぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕


ラー・カイラム
明神タケルの部屋
タケル「うっ・・・あいつは? ・・・夢・・・か」(なんだったんだ、あれは。本当に・・・夢だったのか? ギシン星間帝国・・・皇帝ズール・・・)

ギシン星間帝国軍
移動要塞
クロッペン「ダルタニアスか・・・奴らは、我々の目をごまかすために、地球を隠していたのかもしれん・・・」
ネシア「はい。あれがあるということは、エリオスの残党が紛れ込んでいるということ」
クロッペン「皇帝陛下に、ご報告申し上げねばならん。本国へ連絡をとれ」
ズール「その必要はない」
クロッペン「こ、これは皇帝陛下」
ズール「どうやら、愚かな敗北をしているようだな」
クロッペン「お、お待ちください陛下! いままでは地球の戦力をはかるだけの戦い、これからが・・・」
ズール「黙れ! わが帝国において、敗北は許されぬ。それい、エリオスのロボットがおるとなれば、皇族がおるやもしれん。逃してはやっかいだ。念のため、ベガ艦隊を差し向ける。よいな」
クロッペン「は・・・か、かしこまりました。し、しかし陛下、なぜこのようなところへ、影を・・・」
ズール「バレンの報告にあった者は、ワシが地球に送り込んだマーズだ。だが、地球で予想外のことが起きた。それを確認しにきたのだ」
【シナリオエンドデモ終了】


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