Ｄ－２
プリティデビル
サブタイトル
「プリティデビル」
【シナリオデモ１開始】
アナハイム
フォン・ブラウン工場
チェーン「アムロ！ こっち、こっちでーす！」
アムロ「チェーン、ご苦労さま。νガンダムの状況はどうだい」
チェーン「はい、もうほぼ完成しています。今はサイコフレームと、ファンネルのテストをしているところなんです」
アムロ「そうか。もうすぐ実戦投入も出来そうだな」
チェーン「ええ、それにテストを手伝ってもらえれば、もう何日かは早められますけど？」
アムロ「わかった、手伝うよ」
チェーン「本当に？ でも、あの人とでかけるんでしょう？」
アムロ「あ・・・」
ベルトーチカ「アムロ！」
アムロ「ベルトーチカ。早かったね」
ベルトーチカ「それはもう。νガンダム、どうなの？」
チェーン「まだ時間がかかります。大尉に手伝ってもらえば、早いけど」
ベルトーチカ「そんなの、あなたの方で急がせなさいよ」
チェーン「サイコミュの調整なんて、無理でしょ」
アムロ「ベルトーチカ、無理をいってやらせてるのは、こっちなんだぜ？」
ベルトーチカ「それは、わかってるけど・・・」
チェーン「大尉にだって、いいモビルスーツに乗って欲しいでしょう？ だったら」
ベルトーチカ「もう、わかったわよ！」
アムロ「すまない、買い物はまた今度、つきあうから」
ラー・カイラム
士官食堂
ジョッシュ「そうか・・・」
リム（※クリス）「ねぇ、それって、もしかしたらあの子に乗ってるのが原因なのかなぁ・・・」
ジョッシュ「それは・・・可能性としては、ある。前にもいっただろ。あれは、あそこで発掘されたものを、実験するためにつくられた。人がいないと動かない機構・・・モビルスーツとかとは違うものだってのは、もうお前もわかったはずだ。何があるのかわかったものじゃない」
リム（※クリス）「うん・・・」
ジョッシュ「だから、お前たちが入れ代わりにくくなってるっていうのは、関係がある。絶対に。クリフに会ったら、問いつめてやる」
リム（※クリス）「クリフ、南極だっけ・・・」
ジョッシュ「ああ、エネルギーフィールドの調査にいってる」
リム（※クリス）「あ、ギュネイさん。珍しいですね」
ギュネイ「ちょっとな」
ジョッシュ「・・・なにか？」
ギュネイ「ふん、こんなことくらいで怒るな。ちょっとあんたの顔を、見たかっただけだ」
リム（※クリス）「お兄ちゃんを？」
ギュネイ（やっぱり、違うな。クリアーナに感じたあの違和感、こいつにはない）「悪かった。邪魔したな」
ジョッシュ「なんだ、あいつ」
リム（※クリス）「・・・お兄ちゃん、仲良くしてあげてね。ギュネイさんって、研究所でニュータイプにしてもらったっていってたけど、なんかだいつも張りつめっ放しで、危ない感じなの」
ジョッシュ「・・・強化人間か」
リム（※クリス）「大佐はちょっと違うっていってたけど・・・でもそれで、ネオ・ジオンの中でも浮いてて。あたしたちともあんまり一緒にいないの。あたしは、あの人に助けられて、それで他の人より少しだけ話をするんだけど・・・。たぶん、誰も信じられる人が、いないんだと思う。クェスって女の子だけ。でもさ、それって、寂しいよね・・・」
ジョッシュ「ギュネイ・ガスか・・・」
ラー・カイラム
艦橋
ブライト「それは、間違いないのですか」
〔モニターの開閉音〕
アール「さよう、間違いあるまい。確かにわしら以外にも、地球にきた者がおる。詳しいことは調査中だ。もしかしたらエリオスの者か、あるいは同じようにギシン星間帝国に滅ぼされた国の者かもしれんな」
学「つまり、そのロボットというのが・・・あ、剣人さん」
ブライト「きたか」
剣人「学もいるのか。で、オレに用ってなに？」
アール「剣人さま！ お待ちしておりましたぞ！」
剣人「なんだよ、艦長が用があるっていうから上がってきたのに、じいさんかよ」
ブライト「すまんな。お前を出せと、強くおっしゃるのでな」
アール「若、ギシン星間帝国連合軍と交戦されたと、なぜ教えてくださらなかったのですか！」
剣人「どうだっていいじゃねぇか、そんなもん。だいたい若ってなんだよ」
アール「何を言われます。お父上であるハーリン皇子が行方不明である今、未来の皇帝陛下は、若、あなたをおいて他にはおりません。ダルタニアスであ奴らと戦った異常、わしらが地球にいることは気づかれておるのです。のんびりしている時ではございません。若、ご決心を。いまこそ、逆賊ギシンのために無念の最期をとげられた大抵陛下のお恨みを晴らし、エリオス再興のために立たれる時であります！」
剣人「あのね、オレはエリオス帝国なんてのをもう一度つくる気はねぇし、皇帝なんかになるつもりもねぇの。だいたい、オレの親父は楯隼人っていう船乗りなの。んじゃ、そういうことで」
アール「ですから、その隼人様こそハーリン皇子に間違いはないと・・・若、お待ちくだされ、若！！ これ艦長、早く若をお連れしないか！」
ブライト（・・・誰か、なんとかしてくれ）
バロータ艦隊
旗艦
ゲペルニッチ「やはり、まずはあの大きさのものがちょうどよい。必要なら我々の手でフォールドしろ。頼んだぞ、シビル」
ギギル（ケッ、まだいってやがるぜ）
シビル「わかった」
ギギル「シビル、さっそく作戦の指揮をまかされるとは、ゲペルニッチも信用している証拠だぜ。これでスピリチアを・・・」
シビル「関係ない。あんたの部隊、使う」
ギギル「おう、いいぜ」
シビル（アニマスピリチア・・・あのゾクゾク、確かめる）
フォン・ブラウン
ベイエリア
〔精神感応音〕
タケル「何だ！？ 何かくる！？」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
タケル「火の玉！？ うわぁっ！」
？？？「フフフッ、見つけたわ、マーズ。よくかわせたわね」
タケル「誰だ、出てこい！」
バレン「フフフッ、いまのは挨拶がわりよ」
タケル「貴様は誰だ！？」
バレン「私はギシン星超能力者バレン。マーズ、ズール皇帝は、たいそうお怒りだわ。皇帝のお言葉に従い、反陽子爆弾を爆発させなさい」
タケル「なに！？ くっ・・・あれは、やはり夢ではなかったのか・・・！？」
バレン「さぁ、どうしたの。ガイヤーに命令すれば、すぐに終わること」
タケル「やめろ！ 俺は、地球人だ！」
バレン「お前はギシン星人だ。ズール皇帝の命令を実行するために選ばれた、ギシン星人なのだ。どうしても、皇帝の命令をきけないというの？」
タケル「当たり前だ１ 地球を破壊するなど、誰が！」
バレン「ならばマーズ、ズール皇帝への反逆者として、お前を葬る。皇帝は命令に従わぬ者は殺す。たとえ我が子でも！ マーズ、覚悟！」
〔超能力の衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
タケル「うわぁぁぁぁぁぁぁーっ！！」
〔超能力の衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
バレン「なに！？ よくも私の超能力を。おのれ、マーズめ！ 超能力だけは失っていないのか」
タケル「こんな・・・俺にいつからこんな力が。やはり、俺は・・・」
バレン「ええい、バキューム！」
タケル「貴様、待て！ ツアァァァァーッ！！」
〔超能力の衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
【シナリオデモ１終了】
【戦闘マップ１開始】
〔敵ユニット出現〕
バレン「マーズ、これまでだ。お前の超能力も、このバキュームには通用しない！」
〔バレン、都市を攻撃〕
〔都市に爆発〕
〔画面、振動〕
タケル「うわぁぁぁっ！？ くっ・・・俺は、死ぬのか・・・」
〔味方ユニット出現〕
バレン「しまった、ガイヤーか！？」
〔ガイヤー、タケルがいる地点へ移動〕
バレン「おのれ、ガイヤー！ ゆくぞ、マーズ！」
タケル「うっ・・・ここは・・・ガイヤー？」
〔タケル、後退〕
〔バレン、タケルへ接近〕
バレン「フッ、バカめ。こちらの思うツボだ！ 死ね、マーズ！」
〔バレン、タケルへ攻撃〕
[イベント戦闘「タケルvsバレン」]
タケル「うわあぁぁぁぁっ！！」
バレン「フフフッ、どうだマーズ！ もはや最期だ。観念するがいい！」
タケル「ぐうぅぅぅぅーっ！！」
〔タケル、バレンへ攻撃〕
[イベント戦闘「タケルvsバレン」]
バレン「なに！？」
〔タケル、バレンへ攻撃〕
[イベント戦闘「タケルvsバレン」]
バレン「くっ、おのれマーズ、覚えていろ！ あぁぁぁぁーっ！！」
〔敵ユニット撃破〕
タケル「う・・・何が起こったんだ。俺は・・・誰なんだ・・・？」
〔通信のコール音〕
人工知能「・・・ガイヤーハマーズノ脳波ヲ察知シテ動ク。ガイヤーハ反陽子エネルギーデ動クロボットダガ、同時ニ反陽子爆弾モ内臓シテイル。マーズノ命令ニヨッテ作動シ、地球ヲモ破壊スルコトガ可能。タダチニ地球ヲ破壊セヨ。繰リ返ス、タダチニ・・・」
タケル「やめろぉっ！！！」
〔時空歪曲音〕
タケル「うわっ！？」
〔味方ユニット離脱〕
タケル「ガイヤー・・・夢でズールがいっていた。俺は・・・一体・・・」
【戦闘マップ１終了】
【シナリオデモ２開始】
ラー・カイラム
艦橋
ブライト「明神タケル、いったい何があった。さっきのあれは何だ」
ケンジ「答えろ、タケル」
タケル「隊長・・・俺にもわからないんです」
ナオト「わからないだって！？ タケル、お前何を隠してるんだ！」
タケル「隠してるんじゃない！ 本当に、わからないんだ！」
アムロ「しかしな。君はあのロボットに乗って、操縦もしていたのだろう」
タケル「あれは、勝手に動いたんです」
ゼクス「戦っていた相手も、地球のものではあるまい。異星人か」
タケル「・・・わかりません」
カミーユ「ベイエリアの職員に、君が何者かと戦っているのを見たという者がいる。普通ではなかったと。それも、わからないのか？」
タケル「それは、いきなり襲われて・・・」
〔通信のコール音〕
ノイン「ラー・カイラム、ブリッジだ。なに？」
アムロ「どうした？」
ノイン「サイド３がバロータ軍の攻撃を受けています。現在、ネオ・ジオン艦隊と、バトル７以下の艦隊が防戦中。至急、急行せよとのことです」
ゼクス「なんだと？」
オリファー「艦長、乗員は全員そろっています」
ブライト「よし、ラー・カイラム、緊急発進。総員、配置につけ！ ベルトーチカ、管制室に通達しろ」
ベルトーチカ「了解」
ケンジ「タケルはどうしますか」
アムロ「話は後で聞く。それまで自室で謹慎だ。いいな、タケル」
タケル「待ってください、俺は何も・・・」
ケンジ「タケル、命令だ」
タケル「・・・はい」
ラー・カイラム
艦橋
ブライト「間に合ったか。状況はどうなっている」
ゼクス「交戦域がサイド全体に拡大している。敵はかなりの規模だ」
ベルトーチカ「バトル７はシティ７の防衛にまわっています。マックス司令は、サイド全体への攻撃は陽動だといっています」
ノイン「陽動？ どういうことだ」
ベルトーチカ「敵の狙いは、再びシティ７を奪取することと考えられると」
オリファー「シティ７・・・移民船を？」
アムロ「ああ、前に一度やられている」
ゼクス「確かに、コロニーよりは小型だ。敵の中型艦で囲めば、外部フォールドもさせられるな」
アムロ「・・・チェーン、どうだい？」
〔モニターの開閉音〕
チェーン「はい、νガンダムはなんとか間に合います。ファンネルの調整終わりました」
バトル７
艦橋
サリー「艦長、前方にデフォールド反応。大質量です。モニターまわします」
マックス「やはりな。まだ大艦隊がくるか。全艦最大船速。総員戦闘配置につけ。ラー・カイラムはどうした」
美穂「本艦の右舷に位置しています」
バロータ艦隊
ギギル「へへっ、奴らがいやがるのあｋ。いいぜ、奴らのスピリチアは他とは違う。全艦砲撃だ。あたらなくていい、まずは一発くらわせて、奴らの恐怖心をあおぐんだ。そうすりゃスピリチアレベルも、もっと上がる」
バロータ兵「了解。砲撃を開始します」
バトル７
艦長
サリー「敵艦隊、砲撃してきます！」
マックス「これは威嚇だ。無視する。ラー・カイラムにもそう伝えろ」
美穂「え・・・了解！」
〔ビームの発射音〕
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
サリー「ちょ、直撃なし。全弾それました」
バロータ艦隊
ギギル「ほう、なかなか度胸のある奴が指揮しているな。面白いぜ」
シビル「・・・出る」
ギギル「おっ、シビル、行くのか」
シビル「確かめる・・・アニマスピリチア」
ギギル「よぉし、砲撃やめろ！ 出るぞ！」
バトル７
艦橋
美穂「敵戦闘機、離艦を確認。急速接近」
エキセドル「艦長、これはいつもと様子が違いますな」
サリー「前方の迎撃艦隊、突破されました」
マックス「くるぞ、バルキリー隊発進させろ。ブライト艦長」
〔モニターの開閉音〕
ブライト「了解です。こちらも部隊を発進させます」
【シナリオデモ２終了】
【戦闘マップ２開始】
〈出撃戦艦選択〉
サリー「先発のバルキリー隊、突破されました。敵機、きます！」
〔敵ユニット出現〕
ガムリン「奴らめ・・・ブライト艦長、私に行かせてください！」
ブライト「木崎中尉か・・・よし、許可する。後の者も続いて発進、急げよ！」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ガムリン「金竜隊長、ドッカー、ミレーヌさん、見ていてくれ。ダイヤモンドフォースの名誉にかけて、ガムリン木崎が、蹴散らしてやる！」
＜戦闘開始＞
＜敵６機以下・味方援軍１＆敵増援１出現＞
サリー「艦長、さらに敵機接近！」
〔敵ユニット出現〕
マックス「バルキリー隊に牽制させろ」
〔味方ユニット出現〕
〔シビル、ＶＦ－１１ＣサンダーボルトＦへ接近〕
〔シビル、ＶＦ－１１ＣサンダーボルトＦへ攻撃〕
[イベント戦闘「シビルvsＶＦ－１１ＣサンダーボルトＦ」]
〔味方ユニット撃破〕
エキセドル「・・・やられてしまいましたな」
マックス「くっ、この間の奴か。超高速で移動するエネルギー体・・・新たな敵か」
エキセドル（・・・まさか、あれはやはり・・・）
〔味方ユニット出現〕
バサラ「ファイヤーッ！ お前ら、俺の歌を聴けっ！！」
〔ＢＧＭ「突撃ラブハート」〕
ガムリン「熱気バサラ・・・！」
ブライト「またあいつか」
ノイン「な・・・なんだ、あいつは！」
さやか「歌・・・？ 歌っているの、あれ？」
ウッソ「歌って・・・えぇっ！？ あの人、こんなところで、何をやっているんですか！？」
ゴウ「・・・フッ」
ケイ「ちょっと、何なのあいつ！ ゴウ、あんたも何笑ってんのよ！？」
デュオ「まあ・・・名物かな？ 歌うバルキリーだ」
カトル「名物って・・・デュオ、何をいっているんですか」
オリファー「ブライト艦長、あれはいったい」
ブライト「すまん、いっておくのを忘れた。気にしなくていい。勝手にやらせておけ」
剣人「なんだよ、宇宙にゃ、やけに面白い奴がいるじゃないか。なぁ、甲児」
甲児「ホントだぜ。何考えてんだかな」
弾児「剣人、あれは面白いんじゃねぇ。バカというんだ」
鉄也「ああ・・・なんのつもりだ、あいつは」
〔バサラ、シビルへ接近〕
〔シビル、バサラへ隣接〕
サリー「バサラ機、エネルギー体と接触します！」
マックス（・・・熱気、バサラか）
シビル「アニマスピリチア！」
バサラ「お前はこの間の、途中退場女！ 今度こそ、うっとり聴かせてやるぜ！」
〔バサラ、マップ兵器「ＨＯＬＹ ＬＯＮＥＬＹ ＮＩＧＨＴ」使用〕
〔画面、フラッシュ〕
シビル「うぅ・・・！」「あぁぁぁ・・！ ・・・ゾクゾク・・・」「ウア・・・アァァァァッ！！」
〔敵ユニット離脱〕
バサラ「ああっ！？ てめぇ、またかよ！ 最後まで聴いていけ！ おい、待ちやがれっ！」
ギギル「シビル！？ なんだ、どうやってやがる。くそ、あの異常スピリチアめ！」
バサラ「・・・くそ、面白くねぇぜ」
＜バサラvsギギル＞
ギギル「きたな、異常スピリチア！ 今度こそ貴様のスピリチアをいただいてやる！」
バサラ「聴かせてやるぜ！ 本当のファイヤーボンバーのサウンドを！」
＜ガムリンvsギギル＞
ガムリン「ダイヤモンドフォース、ガムリン木崎が相手だ！ うおぉぉぉぉーっ！！」
ギギル「ヘヘッ、生きのいいスピリチアだ！ いただくぜ！」
＜ギギル撃破・勝利条件達成＞
ギギル「チッ、今回はここまでか。引き上げだ！」
〔モニターの開閉音〕
バロータ兵「お待ちください、ギギル司令。ゲペルニッチ閣下は・・・」
ギギル「うるせぇっ！ シビルを捜しにいかなきゃならねぇんだ。ゲペルニッチの夢とやらなど、知ったことか！」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
サリー「バロータ軍、撤退しました。全艦、フォールドを確認」
美穂「サイド３宙域に、敵艦は存在しません。コロニーに被害なし。シティ７も無事です」
エキセドル「ふむ、いったいどういうわけですかな」
サリー「ラー・カイラムより、通信入ります」
〔モニターの開閉音〕
ブライト「マックス司令、状況はどうです」
マックス「敵はすべて撤退したようだ。戦闘配置をとき、別働隊による教授活動に移行する」
ブライト「了解しました。こちらは全機帰艦させます」
〔味方ユニット離脱〕
ガムリン「・・・愚か者め。敵に歌が通用すると、いつまで思いこんでいるんだ。さきほどのあれは、偶然にすぎん！お前が命がけであることは認める。単なる売名行為の、パフォーマンスではあるまい」
バサラ「・・・」
〔味方ユニット離脱〕
ガムリン「だが、これだけはいっておく。歌で敵が追い払えると本気でおもっているなら、バサラ、貴様はたわけものだ！ 聞こえているのか、バサラ。おい、返事をしろ！」
ジョッシュ「ガムリン中尉、あいつはもういない」
ガムリン「な・・・くっ、バサラァッ！！」
【戦闘マップ２終了】
【シナリオエンドデモ開始】
バロータ軍
ギギル艦
ギギル「なんだと！？ シビルが見つからねぇだと！？」
バロータ兵「はい、ギギル司令」
ギギル「シビル・・・どこにいっちまったんだ・・・」
ラー・カイラム
ブリーフィングルーム
ブライト「それで、どうなんだ、タケルは？」
ゼクス「いや、あのままだ。何もわからないと。大佐とトレーズは、こちらにまかせるといってきた」
弁慶「やれやれだな。やっかいなことになりそうな気がするぜ」
アムロ「タケルがあのロボットの中から持ってきたという、データカプセルはどうなんだ？」
マーベット「地球外のものと思われますので、エキセドル参謀とアール博士にデータを調べてもらっています」
ナオト「隊長、あいつはいったい、何者なんだ」
ケンジ「それは俺にもわからん」
ナオト「・・・旧統合軍のデータベースを調べたんですよ。そしたら、明神博士の子供にはなってたけど、出生そのほか一切不明になってる」
アムロ「本当か？」
ケンジ「お前、そんなことをどうして」
ミカ「ナオト、だからってタケルを変な目でみちゃ、かわいそうだわ」
ゼクス「しかし、本人があれでは、しかたなかろう」
ノイン「ええ、どうにもなりません」
ケンジ「ですが、タケルは俺たちの仲間です」
ブライト「わかっている。しかし、無用の危険は犯せん。詳細が明らかになるまでは、タケルは自室で謹慎だ」
ラー・カイラム
艦橋
ブライト「シティ７に上陸したいだと？」
マーベット「はい。都市が入った移民船というのを見たいと」
オリファー「まったく、あいつらは」
弁慶「まぁ、あの連中はまだガキなんだ。しょうがねぇだろうよ。全長５Ｋｍもの“船”ってんだ」
ブライト「まぁ、いいだろう。ベルトーチカ、ミリア市長に接舷許可を取ってくれ」
バトル７
作戦室
マックス「どうなのだ、状況は」
レイ「ええ・・・まぁ、なんとか」
マックス「いくらテストをかねているとはいえ、遊ばせるために最新鋭機を貸し出しているわけではない。オペレーションが予定通りに進まないのならプランの練り直しも・・・」
レイ「その必要はありません。もう少し時間をください。あいつの代わりは、考えられません」
マックス「ふむ・・・まぁ、熱気バサラの操縦技術は、かなりのものではあるな」
レイ「艦長・・・」
マックス「もっとも、昔の私に比べれば、まだまだだが」
都市移民船シティ７
サーカス
ミレーヌ「あ～楽しかった。でも、良かったんですか？ 忙しいんじゃないですか？」
ガムリン「いえ、たまたま半舷上陸になりましたから。しかしシティ７でサーカスとは、珍しいですね」
ミレーヌ「ほら、最近いろいろ大変じゃないですか。それで何かイベントをやって市民を安心させようって、ママが呼んだみたいなんです。そういえば、うちのママ、教官の時って厳しかったんでしょう？」
ガムリン「それはもう。１つのミスも許されませんでした。才能がないといわれて、何人の新人がやめさせられたことか」
ミレーヌ「目に見えるようだわ」
ガムリン「ミリア市長は、ご家庭でも厳しいんですか？」
ミレーヌ「それはもう」
ガムリン「目に見えるようです」
ミレーヌ「あはははは。あれ？ あの人たち・・・」
ガムリン「う・・・」
カトル「木崎中尉。中尉も、サーカスを見にいらしたんですか？」
ガムリン「ま、まあな」
デュオ「おいカトル、やめとけって」
ミレーヌ「はい、みんな元気だった？ こないだはありがとう。今はみんな、ブルー・スウェアでガムリンさんと一緒に戦ってるんでしょ？」
ヒイロ「ああ」
ミレーヌ「がんばってね。あたし、応援してるから。またバサラがいったんだって？」
デュオ「ああ、元気に歌ってたぜ」
ミレーヌ「あいつ、ホント死ななきゃなおんないんだから。こないだなんか、新曲づくりで徹夜あけだったのよ」
グババ「キキィッ！」
ガムリン「ミ、ミレーヌさん、そろそろ・・・」
都市移民船シティ７
サーカス
シロー「さやかさん、あのピエロすごかったね」
さやか「そうね。甲児くんたちも、こっちにくればよかったのに。どこいったのかしら」
オデロ「なんかさ、ボスとレンタルバイクに乗りにいくっていってたぜ」
ウォレン「おちゃめやスージィたちにも、見せてあげたかったね」
シロー「そうだよねぇ」
ヒルデ「地上に残ったっていう子たち？」
ウッソ「はい、そうです。あのさっきガムリンさんと一緒にいた女の人、誰なんですか？」
デュオ「ミレーヌ・Ｆ・ジーナス。ミリア市長とマックス司令の娘だ。こないだちょっと騒ぎがあったとき、助けてな」
ヒルデ「そういえば、あの時も中尉とデートしてたんだっけ」
ウッソ「ガムリンさんって、エリートなんだと思ってたけど、そういう人だったんですね」
デュオ「まぁ、そういうなって。で、ミレーヌは例のバサラって奴と、ファイアーボンバーってバンドをやってるらしいぜ」
さやか「あら、なんだか大変そうね」
カトル「そういえば、デュオ。シティ７のミリア市長は、メルトランって聞いたけど、本当なのかい？」
デュオ「ああ、そうらしいぜ。マックス艦長と結婚して、マイクローン化したって話だ」
さやか「えっ、じゃあさっきのミレーヌって人のお母さんって、もとは地球に攻めてきた巨人だったってこと！？」
ウッソ「あ、僕、知ってますよ。ライブラリにあったの、見たことあるんです。マックス艦長もそうだけど、その人もすごいパイロットで、統合軍と戦っていた頃は、エースのミリアって呼ばれていたって。確かゼントラーディと和解した後は、統合軍に入ってバルキリーの教官をやっていたはずです」
カトル「へぇ、それはすごいね」
ヒルデ「うん、ガムリン中尉も教え子の１人みたいなこといってたわ」
ウォレン「ホント、ウッソはいろんなこと勉強してるなぁ」
オデロ「そういうところが、かわいくないんだよな、こいつ」
ウッソ「それは・・・父さんや母さんが、そういうふうにしてたから・・・」
シロー「あっ！ さやかさん、みてみて。テントの裏にさっきのピエロがいるよ」
デュオ「ん？ ・・・そういやあのピエロ、なんかどっかで・・・」
カトル「あ・・・トロワ！？ ヒイロ、あれ、トロワだよ！」
デュオ「なんだって？ あいつが、トロワだってのか？」
ヒイロ「・・・ああ、間違いない」
さやか「あなたたち、知り合いなの？」
カトル「僕たちの・・・僕たちの、仲間です！ トロワ・・・生きていてくれた・・・」
都市移民船シティ７
サーカス
カトル「トロワ、トロワ！」
トロワ「ん・・・なんだ、お前たちは」
カトル「トロワ！？ なにをいってるんだい、僕たちは・・・」
トロワ「すまない、まだ仕事が残っているんだ」
カトル「トロワ、まさか、君は・・・」
ヒイロ「記憶喪失か」
トロワ「ああ・・・そうらしい。お前たちは、俺を知っているのか」
デュオ「まぁな。一緒にＯＺと戦った仲だぜ」
トロワ「そうか」
カトル「・・・そんな、トロワが。僕の、僕のせいなんだ・・・」
ヒルデ「カトル、そんなことより、とろわをどうするか考えなくちゃ」
カトル「そ、そうですね・・・でも・・・」
ウッソ「仲間だった人なら、一緒に連れていったらどうですか？ 戦えないにしても、戦場にいれば、もしかしたら記憶が戻るかもしれない」
カトル「だけど・・・」
デュオ「俺はいいアイデアだと思うぜ」
ヒイロ「ああ・・・可能性はある」
カトル「そう・・・ですね。・・・トロワ、僕たちと一緒に、きてくれるかい？ 君の記憶を、取り戻したいんだ」
トロワ「・・・俺の、記憶か。いいだろう・・・団長に話をしてくる。待っていてくれ」
タワー
司令所
ヤマザキ「司令、ＯＺより入電。真ドラゴンへ向かったＯＺ地上軍と、こちらのロボット部隊の混成大隊は、壊滅したようです」
隼人「スティンガーとコーウェンか・・・くそ、インベーダーどもめ！」
敷島「それだけではあるまい。真ドラゴンが地上に出現するたびに、周辺に集まるインベーダーの数も、強さも、飛躍的に増大しておる」
ヤマザキ「真ドラゴン、ロストしました」
隼人「・・・」
敷島「ククククッ・・・見てみたい。ゲッター線を吸収した真ドラゴンが、いかなる進化をとげているのか、この目でしかと確かめたい」
隼人「バカな！ これ以上、進化させてたまるものか！ 一刻も早く奴の炉心を解体して、敵のエネルギーの供給を断つんだ！ ヤマザキ「トレーズに連絡を取れ。ブルー・スウェアを地上に降ろさせるよう要請しろ。奴にはもはや数では勝てん。やはり、彼らの力が必要なようだ」
ヤマザキ「了解した。すぐに手配いたします」
【シナリオエンドデモ終了】
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● Ｄ－３「その名は“破滅”」 へ進む
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