Ｄ－５
アイスドール グラキエース
サブタイトル
「アイスドール グラキエース」
【シナリオデモ開始】
タワー
司令所
アムロ「真ドラゴンは、まだ見つからないのか」
ヤマザキ「はい。先日以来、確認できていません」
隼人「・・・奴め、いったいどこへいった！」
ゼクス「落ち着いていただきたい。いらだちをつのらせているのは、あなただけではない」
隼人「・・・」
ブライト「・・・捜索を続けるほかはない、か」
タワー
作戦室
ノイン「・・・という状況だそうです」
ガムリン「バロータ軍が・・・くっ」
アムロ「しかし、それは妙な動きだな。本気で攻撃してきているとは、思えないが・・・」
ゼクス「また何か、しかけてきているのかもしれない。対応はマックス司令の方でやっていることだろう」
ブライト「まぁ、そうなんだが・・・」
ノイン「中尉、例のバサラも、相変わらず出てきているそうだ」
ガムリン「あいつが・・・」
ノイン「敵の撃退に役立ったとかえ、例のなんとかいうバンドは、サイド３と月を中心に結構な人気があるらしい」
ガムリン（ミレーヌさん・・・）
オリファー「それよりも、ベスパの動きです。このところ地上での勢力圏の拡大はとまっているようですが、衛星軌道上の要塞というのが・・・」
隼人「こちらの邪魔をしてこないのならば、いい。真ドラゴンを抑えられれば、ベスパや異星人との戦いに、戦力を振り分けられるだろう」
ロジャー「まぁ、そうでしょう。基本的には、トレーズもそう考えているはずだ」
タワー
格納区画
剣人「いやぁ、それにしても、こないだはまいったよなぁ」
オデロ「まいっただけで済ませるなよ。オレたちみんな、もう少しで死ぬところだったんだぜ」
弾児「ムダムダ。こいつにそんなこといってもな」
デュオ「まったくなぁ。甲児もそうだったけど、あんたらよくそんなのんきでいられるよな」
ヒルデ「何いってるのよ。デュオだって十分のんきじゃない」
カトル「そうだよ、デュオ。自分も死にかけていたってこと、忘れているんじゃないのかい？」
アストナージ「おい、お前たち。これからグレンダイザーと戦闘機が２機着艦してくるんだ。どっかよそへいっててくれ」
カトル「あ、すみません、アストナージさん」
ボス「なぁ、戦闘機ってなんだよ」
アストナージ「あ？ ああ、なんでもグレンダイザーのドッキングパーツらしいんだが・・・」
スージィ「みんなぁ、ごはんだよぉ！」
おちゃめ「ごはんでちゅ！」
剣人「おっ、そういや今日は、早苗のやつが当番に入ってたっけ」
弾児「ああ、今日はうまい飯が食えそうだな」
カトル「それは、楽しみですね」
ボス「おう、急いで食堂にいくだわさ」
タワー
格納区画
アストナージ「オーライオーライ、よぉし、そこで止めてくれ」
大介「手間をかけさせてしまって、すまない」
アストナージ「なに、別にかまわないさ。へぇ、こいつがドリルスペイザーと、ダブルスペイザーか」
さやか「甲児くん、遅いわよ！」
甲児「ただいま、さやかさん。あ～腹減ったな」
マリア「ねぇ、甲児。これがタワーっていうんでしょ？」
甲児「そうだよ、マリアちゃん。こいつでオレたちはインベーダーと戦ってるんだ」
さやか「・・・甲児くん。誰なのよ、その子」
ナオト「なんだ、甲児のやつもすみにおけないな。俺たちにも紹介してくれよ」
甲児「よせいや、変なこというなよ。彼女は、マリアちゃんだ。大介さんの妹だよ」
さやか「えっ、大介さんの妹なの？」
タケル「じゃ、彼女も・・・」
大介「そう、フリード星人だ。みんな、紹介しよう。僕の妹、グレース・マリア・フリードだ。正式な紹介は、あとでブライト艦長からしてもらうことになると思うが、これからマリアも加わることになる。よろしく頼む」
マリア「みんな、よろしくね」
タケル「しかし、これまでそんな話はしていなかったんじゃないか？」
大介「そうだ。僕も、マリアが生きていて、しかも地球にいるとは、思っていなかった」
甲児「それが大変でさ。グレンダイザーを見たマリアちゃんが、オレたちとギシン星間帝国の連中と勘違いしてな。フリード星の守り神グレンダイザーを取り戻すって、１人でオレたちを襲ってきたんだよ」
アストナージ「そいつはまた、とんでもない話だな」
マリア「ごめんね、甲児。あれ、痛かったでしょう？」
甲児「なぁに、あのくらい、どうってことないぜ。気にするなよ、マリアちゃん」
さやか「・・・」
大介「僕とマリアは、フリード星が襲われたとき、生き別れたままだった。いや、死んだとばかり思っていたんだ。まさか、また会えるとは思っていなかった・・・」
ナオト「へぇ、感動の再会ってわけか」
甲児「そうなんだよ。オレなんか夕陽が目にしみちまってさぁ」
アストナージ「へぇ、お前さんがねぇ」
タケル「でも、兄妹がまた一緒になれるなんて、よかったじゃないか」
マリア「うん、ありがとう！ ねぇ、甲児、タワーの中を案内してよ」
甲児「よしきた。じゃ、今からいくか」
さやか「ちょっと甲児くん！ 食事はどうするのよ！？」
甲児「あとあと。さ、いこうぜ、マリアちゃん」
さやか「・・・なによ、あれ！」
ナオト「おぉ、こわ。タケル、俺たちも食事にいこうぜ」
タワー
格納区画
オリファー「やれやれ、甲児の奴もしかたがないな」
マーベット「あなたは違うというの、オリファー？ いつも誰かのことばかり気にしているみたいだけど」
オリファー「マーベト、まだジュンコのことを気にしているのか？」
マーベット「だって、あたしは・・・」
オリファー「僕のパートナーは、君だけだ。それを信じてもらえないのは悲しいな。ただジュンコは昔の仲間がみんなやられてしまったことで、戦いの中で死に急ぐ雰囲気が見える。それが君にうつるのも怖いし、ジュンコにも生き延びてもらいたい」
マーベット「そういえば、ウッソもそんなことをいっていたけど・・・」
オリファー「ン・・・ウッソたちもな。戦いに慣れてきすぎた。アムロ大尉やカミーユがフォローしてくれているが、気をつけて見ていてやらないと、怖いことになる」
タワー
格納区画
ハロ「ウッソ、シャクティ、ヨンデルゾ。ゴハン、ゴハン、ハヤクシロ」
ウッソ「わかってるよ。もうちょっとで調整終わるから」
ジュンコ「精が出るね、坊や」
ウッソ「あ、ジュンコさん！」
ジュンコ「ん？ どうしたんだ？」
ウッソ「あの、ジュンコさん、オリファーさんのこと好きなんですか？」
ジュンコ「なんでそんなこと聞くんだい」
ウッソ「気になるっていうんじゃ、いけませんか」
ジュンコ「いけないねぇ。大人のことなんだからさ」
タワー
居住区画
シャクティ「ふう・・・」
早苗「シャクティ、疲れてるみたいね。手伝うわ。あとはこれを干せばいいのね？」
シャクティ「あ、いいんです。大丈夫ですから」
早苗「いいのよ、あたしの方はもう終わったから。カルルのオムツも替えるんでしょう」
シャクティ「すみません・・・」
早苗「・・・シャクティ」
シャクティ「・・・いったい、いつまでこんなことが続くのかって、不安なんです。お母さんにも会えないままで・・・」
早苗「いいわね、お母さんが生きているって思えるのは。でも、泣きたい時は泣いてもいいのよ？ あなたは無理をしすぎているもの。スージィやおちゃめたちのこと、気にしてるのもわかるけど」
シャクティ「早苗さん・・・。うっ・・・うぅ・・・」
早苗「大丈夫よ、大丈夫。きっと、お母さんとはまた会えるわ」
タワー
作戦室
ゼクス「では、それで」
ブライト「ああ、そうだな。いったんタワーと別れ、捜索範囲を広げよう」
隼人「頼む。出力は低いが、そちらの艦にもゲッター線ソナーは取り付けさせた」
アムロ「タワーがアジアへいくのなら、俺たちは南米か」
オリファー「そうなりますね」
ラー・カイラム
艦橋
ブライト「ゲッター線ソナーはどうだ」
ノイン「感はありますが、強力な反応は出ていないようです」
アムロ「この辺りには真ドラゴンは出ていないということか・・・」
オリファー「もっと南下してみるほかないですね」
ミカ「あら？ これは・・・」
ケンジ「ミカ、どうかしたのか」
ベルトーチカ「艦長、ベスパです。このままでは間もなく接触します」
ブライト「こんなときにか」
アムロ「連中はしかけてくるかな」
オリファー「きますね。あいつらは、マリア主義に従わないものはすべて敵とみなします」
ゼクス「地球圏がこのような状態跡いうのにな。艦長、やむを得ない。迎撃だ」
ブライト「それしかないか。総員、第１戦闘配置につけ！」
ラー・カイラム
格納庫
〔警報〕
ジュンコ「ベスパだって？」
甲児「まったく、あいつらは、マリアちゃん、無理はしなくていいからな」
マリア「なにいってるのよ！ あたしだって、十分戦えるんだから！」
ジョッシュ「く、こいつは・・・」
ギュネイ「・・・おい、何やってんだ貴様は」
ジョッシュ「ギュネイか。機体の調子がおかしい。悪いがオレはでれそうにない」
ギュネイ「整備くらい、自分で見ておけないのかよ」
鉄也「まったくだ。アストナージさん、ジョッシュの機体をみてやってくれ」
ジョッシュ「・・・」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ１開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
ドゥカー「ラー・カイラム・・・ブルー・スウェアか。ピピニーデン、どうする」
ピピニーデン「ふむ、例の軍事同盟の部隊だな。強力な部隊だと聞く。戦闘力をはかっておくのもいいだろう」
ドゥカー「なるほどな。了解だ。奴らにバイク乗り魂を見せてやる」
ロジャー「ベスパの指揮官、聞こえるか。当方は現在インベーダーおよび真ドラゴンに対する作戦行動中だ。インベーダーは全人類の敵であり、ここで交戦することは、双方にとって無益なものと思われる。手を引いてもらえないだろうか」
ルペ「ネゴシエイターのロジャー・スミスか。冗談をやってるんじゃないのよ、こっちは」
ピピニーデン「貴公らがマリア主義のもと、ザンスカールに降ればよいのだ。そうでないのなら、戦闘は避けられないな」
ロジャー「まったく。これだから戦争屋は始末におえない。わからずやどもめ」
ブライト「やはり、やるしかないか。パイロット各員は順次発進しろ！」
〈出撃ユニット選択〉
＜戦闘開始＞
＜敵５機以下or４ＰＰ・味方援軍１＆敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
〔ルイーナ襲来〕
〔敵ユニット出現〕
ベルトーチカ「艦長、確認。ルイーナです！」
ブライト「なんだと？」
イグニス「ククククッ、この憎悪、覚えがある。うれしいぜ、また貴様たちと会えるなんて。遊撃軍を指揮したかいがあるってわけだ」
鉄也「貴様・・・イグニスッ！！」
甲児「てめぇ、あらわれやがったな！」
イグニス「ハハハハハッ、いいぞ、そうだ、それでいい！ もっと怒れ！ それがオレたちの力となるのだからなぁ！」
ジョッシュ「ルイーナが出たのか。アストナージ、どうなんだ」
アストナージ「ああ、コントロール系の敗戦の一部がショートしてたみたいだ。もう大丈夫のはずだ。やってみろ」
ジョッシュ「わかった。・・・起動確認。よし、みんな下がってくれ。ジョシュア・ラドクリフ、出る」
〔味方ユニット出現〕
ジョッシュ「ルイーナ・・・“破滅”の軍勢か・・・」
※※まだピピニーデン健在の場合、セリフ追加※※
ピピニーデン「ほう、あれが噂に聞くルイーナとやらか。互いにつぶしあってくれるなら、ありがたい。ここは退くぞ」
※※既にピピニーデン撃破、まだドゥカー健在の場合、セリフ追加※※
ドゥカー「あれがルイーナという連中か。よし、ここは退くぞ。奴らには、つぶしあいをさせておけばいい」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット離脱〕
ベルトーチカ「ベスパ撤退していきます」
ブライト「くっ、ザンスカールめ。傍観者のつもりか」
＜敵８機以下・第３軍増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
ケイ「あいつら、街に・・・！」
イグニス「ククククッ、ここにはまだ少し、人間が住んでるみたいじゃないか。建物ごと叩きつぶせば、どれだけ恐怖の絶叫をあげるかな」
剣人「くそぉっ、やめろこの野郎っ！！」
イグニス「いいぞ、もっとだ、もっと恐怖し、憎悪しろッ！ ほらほら、どうした！ ハハハハハハッ！！」
アムロ「クッ、なんて奴だ・・・」
〔第３軍ユニット出現〕
〔？？？、気力＋４０〕
？？？「・・・」
弁慶「あ、あれは！｝
ブライト「・・・ニューヨークで見た奴か？」
ベルトーチカ「はい、間違いありません」
イグニス「ん？」
〔？？？、ベルグランデへ接近〕
〔ベルグランデから爆発の広がり〕
〔敵ユニット撃破〕
〔？？？、ベルグランデＳへ接近〕
〔ベルグランデＳから爆発の広がり〕
〔敵ユニット撃破〕
〔？？？、ベルグランデへ接近〕
〔ベルグランデから爆発の広がり〕
〔敵ユニット撃破〕
ウッソ「な・・・なんてことするんだ！」
マーベット「敵の足を止めるために、わざと街を破壊しているの！？」
ケイ「やめろぉっ！ まだ人がいるかもしれないんだ！ やめろぉっ！」
カミーユ「あのときの・・・やはりゲッターなのか？」
ガイ「あ、ああ・・確かに似ちゃいるが・・・」
ゴウ「リョオォォォォォマァァァァァッ！！」
ケイ「ゴウ！？」
竜馬「・・・」
ケイ「りょーま・・・？ 親父、それってまさか・・！」
弁慶「・・・」
ノイン「なんという戦い方をするんだ」
ゼクス「だが・・・少なくとも、敵ではないようだな。どうする、艦長」
ブライト「敵でないのなら、今はルイーナを叩くことが先決だ」
イグニス「なんだよ、あいつは。クククククッ、すごい、すごいな。感じるぞ、圧倒的な憎悪を。この憎しみ、普通じゃない！ ハハハッ、面白い、いいぞ、貴様！」
竜馬「・・・油断するな。まだ敵がくるにちがいねぇ」
＜敵４機以下・敵増援２出現＞
〔敵ユニット出現〕
〔ルイーナ襲来〕
〔敵ユニット出現〕
グラキエース「・・・イグニス」
イグニス「きたか、グラキエース。そっちはどうだ」
グラキエース「街か？ すべて破壊した。お前も感じるだろう、この力を。死んでいった人間たちの放ったものだ」
イグニス「さすがだな。クククッ、お前とオレがいりゃ、こんな人間ども、あっという間だ」
グラキエース「イグニス・・・こいつらは強いのだろう？ お前もアクイラも敗れたと聞いた」
イグニス「ハハハッ、なんだ、そんなことか。そんなの、どうでもいいじゃないか。たまにはオレたちだって、楽しませてもらわなきゃな」
グラキエース「それは“破滅の王”の望むものではない」
イグニス「ああ、わかってる」
ウッソ「あなたも“メリオルエッセ”って人の、１人なんですか？」
グラキエース「ルイーナ遊撃軍、グラキエース。人よ・・・恐怖の中で滅するがよい」
ジョッシュ（グラキエース・・・氷か）
グラキエース「・・・なに？ 私の名を口にしたのは、誰だ」
ジョッシュ「く・・・またシステムが不調になる！？」
〔システムのエラー音〕
ジョッシュ「な・・・なんだ！？」
グラキエース「うくっ・・・なんだ・・・貴様・・・貴様かッ！！」
ジョッシュ「くっ・・・なんだよ、これ・・・あいつ、あの敵！？」
ギュネイ「おい、ジョシュア！ 貴様、大丈夫なのか！？」
鉄也「ジョッシュ、無理なら下がっていろ！」
イグニス「グラキエース？ どうした？ 何かあったのか？」
グラキエース（・・・なにが、起きている？ ジョシュア・ラドクリフ・・・？ あの人間の意識が同調してくるのか？）
ジョッシュ（くうっ・・・これは・・・）
グラキエース（！？ 貴様・・・南極の・・・）
ジョッシュ（お前は・・・お前のその意識は・・・）「うわぁぁぁぁぁぁぁーっ！！」
〔ジョッシュに爆発〕
〔画面、振動〕
ジョッシュ「く、くそ・・・何が起きた。過負荷が・・・」
グラキエース「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。あれは、早急に排除すべきものと認識する」
＜ジョッシュvsグラキエース＞
ジョッシュ「グラキエース・・・お前は、何なんだよ！？」
グラキエース「この人間か・・・ジョシュア・ラドクリフ。こいつを倒せば、この不調は消えるのか・・・？」
＜ジョッシュvsイグニス＞
イグニス「フン・・・苦しんで、死ね！」
ジョッシュ「くっ、こいつ・・・ッ！」
＜甲児vsイグニス＞
甲児「イグニス！ 兜甲児が相手になってやるぜ！」
イグニス「ククククッ、いいぜ、相変わらず、貴様は！」
＜鉄也vsイグニス＞
イグニス「さぁきな、剣鉄也！ このオレに、その怒りを！ その憎しみを！ 存分に抱け！」
鉄也「貴様たちのこけおどしになど、乗るものか！」
＜ジョッシュがグラキエースを説得＞
ジョッシュ「お前たちは、いったい何だ！？ その心で、なぜそこまで殺戮を繰り返すことができる！？」
グラキエース「・・・我らはそうある者だ。そのために、この世界に生まれいでた」
ジョッシュ「しかし、お前は・・・」
グラキエース「われらルイーナと貴様たちは、相容れることはない。“破滅の王”が欲するのは、すべての存在の死と滅び・・・絶望と恐怖・・・ありとあらゆる負の感情、その強き波動なのだから」
ジョッシュ「な・・・に・・・？」
グラキエース「話は終わりか？ お前は私の機能をそこなう。お前も苦悶のうちに死するがいい」
ジョッシュ「待て、“破滅の王”とはなんだ！？」
グラキエース「その恐怖・・・その怒り、すべて我らの力と成さん」
＜グラキエース撃破＞
グラキエース「・・・奴に気を取られすぎたな。まぁよい。今回は、これで退くとしよう」
＜イグニス撃破＞
イグニス「ハッ、ハハハハハッ、また敗れたか。まぁいい、貴様たちのその憎しみを、存分に受けたのだからなぁ」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
ベルトーチカ「・・・敵影なし。戦闘、終了しました」
ブライト「ふぅ・・・なんとかまた退けたか。全機、帰還しろ」
ジョッシュ（ルイーナ・・・グラキエース・・・か）
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ１終了】
【戦闘マップ２開始】
〔味方戦艦出現〕
〔第３軍ユニット出現〕
ゴウ「・・・」
ケイ「あいつ・・・」
デュオ「ああ、今度はどっかにいっちまわないみたいだぜ」
アムロ「黒い、ゲッターロボか・・・」
カミーユ「アムロさん、パイロットが出てくるようです」
竜馬「・・・」
弁慶「あ・・・あぁ・・・お前、お前は・・・」
【戦闘マップ２終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ラー・カイラム
デッキ
竜馬「・・・」
弁慶「やっぱり・・・生きていたのか。・・・竜馬」
竜馬「・・・甘すぎるぜ、弁慶。やさしい兵隊じゃ、インベーダーどもも、あのヤバイ連中も、倒せねぇ」
弁慶「だ、だったら、仲間になれ！ いまの俺たちには、１人でも多くの同志が必要なんだ！」
竜馬「ブルー・スウェアか・・・。立派になったもんだな、元気の奴」
弁慶「・・・気づいていたのか。あいつにとっては、つらいこと続きの十数年だったさ」
ケイ「・・・ん？ 親父たち、何話してるんだろ」
鉄也「あれが伝説の男、流竜馬か・・・」
ゼクス「車弁慶、神隼人、そして流竜馬・・・。月面インベーダー戦争の英雄、再び、といったところだな」
ゴウ「・・・」
ガイ「でもよ、なんか、合点がいかなくないか？」
カミーユ「何がだ？」
ガイ「だってよ、流竜馬はゲッター線の暴走した真ドラゴンに、重陽子爆弾の爆心地にいたんだろ？ それに・・・なんであんなに若いんだ。神司令や対象と同じ、４０のおっさんにゃみえねぇぜ」
シュワルツ「フン、確かにな。それに、あのゲッターだ。あんなものは、見たことねぇ」
弁慶「それで、どういうことなんだ、竜馬。なんでお前が・・・」
竜馬「オレは、あの時みた」
弁慶「見た？」
竜馬「あの瞬間、オレの体は不思議な光につつまれた。そう、ゲッター線のエネルギーだ。オレの意識は、果てしない宇宙空間をさまよった。そして、すべての命の記憶を・・・」
アムロ「・・・」
竜馬「目覚めたときオレは、月のラボに捨てられた、ゲッターロボのコクピットの中にいた。しばらく前のことだ。オレは、１人でゲッターを改修していた」「そして・・・そしてオレは帰ってきた。インベーダーの奴らを、皆殺しにするためにな。それに、あの敵も・・・」
弁慶「ルイーナのことか？ お前、何かしってるのか」
竜馬「いや・・・だが、あれは普通じゃねぇ。あの感覚は、あのときにかいま見た何かに、似たものだ」
弁慶「・・・重陽子爆弾とゲッター線の影響で、時空の裂け目ができたってわけか。俺たちには１３年前でも、お前にとっては、つい先日の出来事ってわけだな」
竜馬「フッ・・・」
ラー・カイラム
艦橋
竜馬「邪魔するぜ。つながってるのか」
ブライト「ああ・・・タワーの神司令だ」
竜馬「すまねぇな」
〔モニターの開閉音〕
隼人「竜馬か・・・」
竜馬「隼人・・・ずいぶんと歳をくったもんじゃねぇか」
隼人「・・・」
竜馬「聞かせてもらうぜ、隼人。あの時聞けなかった、真実という奴をな」
隼人「竜馬、俺は・・・」
ヤマザキ「司令！ 大変です！」
隼人「どうした！？」
竜馬「隼人、おい隼人！」
ブライト「なんだ・・・何があった！？」
タワー
司令所
ヤマザキ「ＯＺより緊急入電！ 世界各地のインベーダーたちが、一斉に活動を開始しました」
隼人「一斉にだと？」
ヤマザキ「ゲッター線ソナーで確認。インベーダーは、ポイント１５００に向かっています。ポイント１５００にも、かなり強力なゲッター線反応が出現しています」
隼人「ポイント１５００・・・太平洋か」
敷島「奴だ、真ドラゴンだ。インベーダーどもが真ドラゴンにひかれ、総力を結集しているのだ。恐らく、早乙女たちもそこに・・・」
隼人「ＯＺ地上軍は動いているな！？」
ヤマザキ「はい、すでに２個大隊が向かっています」
隼人「ヤマザキ、ラー・カイラムに緊急通信を送れ。ポイント１５００に急行させろ。我々もそちらへ向かう」
ヤマザキ「はい、すぐに」
隼人「奴らめ・・・今度こそ、ケリをつけてやる」
敷島「真ドラゴン・・・ハハハッ、私も、私もこの目で、この目で進化した真ドラゴンを・・・アーッハハハハハーッ！！」
ラー・カイラム
艦橋
弁慶「なにぃ！？ 世界中のインベーダーが！？」
ミカ「はい、タワーからの通信では、そこへ集結しているそうです」
ベルトーチカ「ＯＺにも確認をとりました。ＯＺ地上軍も、作戦行動に入っているそうです」
竜馬「・・・」
ノイン「奴らめ・・・ニューヨークはやはり時間稼ぎだったか」
ゼクス「いよいよ、きたな」
アムロ「ああ・・・このインベーダーの動き、ただごとじゃない」
オリファー「艦長！」
ブライト「よし、我々もポイント１５００へ向かう。運行要員は配置につけ！ 機関出力を最大まであげろ！ 全速で急行する！」
ミカ「艦長、通信システムが強制割り込みを受けています！ 切断できません！」
ブライト「なんだと？」
早乙女「フフフフッ、竜馬、そこにいるのか、竜馬よ」
竜馬「てめぇは・・・生きてやがったかぁっ！！ 早乙女のじじい！」
早乙女「なつかしいのう、竜馬。よくぞ生きてもどった！ このくたばりぞこないが！ ワーッハハハハハハハーッ！！」
竜馬「だまれぇっ！ 笑っていられるのも、今のうちだぜじじぃ！！ 今度こそてめぇに、引導を渡してやる！」
ケイ「くそっ、お前は、お前は、あたしが倒す！！」
早乙女「ハハハハハハッ！！ いいとも、ワシは逃げも隠れもせん。さぁ、くるがよい、ワシのもとへ！！ 真ドラゴンのもとへ！！」
ラー・カイラム
通信室
ジョッシュ「そうだ。ラー・カイラムとタワーは、太平洋上の火山島に向かっている。そこに、真ドラゴンがいるんだ」
〔モニターの開閉音〕
クリフ「なるほど、どうりでＯＺの動きがあわただしいわけだ。それで、何があった」
ジョッシュ「何がって・・・なんだよ」
クリフ「ジョッシュ、お前の機体だ。システムの一部が、オーバーロードしたはずだ。それが聞きたくて、連絡をよこしたのだろう？ 違うのか？」
ジョッシュ「クリフ、なぜそれを」
クリフ「先日チェックした際に、モニターシステムを取り付けた。チェーンくんに、チェックを頼んでおいたのだ。過負荷がかかったのは、“シュンパティア”だ、ジョッシュ」
ジョッシュ「“シュンパティア”・・・前にクリフがいっていたやつか」
クリフ「そうだ。実際には、何が起きたのだ」「そうか・・・そんなことが」
ジョッシュ「クリフ、あれはいったい、どういうことなんだ？ そのシステムは、いったい何だ！？」
クリフ「・・・実験中に、偶然あの現象が起きた。あれは、その名の通り、精神の共鳴・・・あるいは共感を引き起こすことがある。そもそも、そのためのものなのか、そうではないのか、それはわからん。だが実際にそのようなケースがあったのは確かだ。それに、人の精神と関連があるということも、以前からわかっていた」
ジョッシュ「・・・人が乗らなければ動かないシステム・・・そういうことか。あんたがオレを実験台にした、その中枢なんだな、そいつが」
クリフ「そうだ。だが、お前たちの機体に搭載してから、これまでそんな現象は確認されていないはずだ。仮にお前とその敵の女が、似た精神波を持っていたとしても、それでは説明がつかん」
ジョッシュ「・・・」
クリフ「あるいは・・・」
ジョッシュ「・・・あるいは、なんだ。クリフ、何かあるからいってくれ」
クリフ「お前の話を聞いて、思いついた。ルイーナとやらの機体・・・同様のシステムがあるのかもしれん」
ジョッシュ「・・・南極」
クリフ「むろん、可能性の話だがな」
ジョッシュ「・・・」
ラー・カイラム
通信室
鉄也「こんなところにいやがったか。・・・ジョッシュ、ちょっといいか」
ジョッシュ「鉄也・・・何か用か」
鉄也「さっきの戦いのことだ。まさかとは思うが、お前、奴らと何か関わりがあるんじゃないだろうな」
ジョッシュ「・・・何の冗談だ、それは」
鉄也「仲間を疑いたくはないが、あの時のお前の様子は、おかしすぎる。いま奴らについてわかっているのは、あの南極の異変のあとに現れたらしいってことだ。お前がいた、南極のな。その上さっきのあれだ。どういうことか、聞かせてもらおう」
ジョッシュ「それは、オレが聞きたい。オレだって、わけがわからないんだ」
鉄也「・・・いいだろう。とりあえず、その言葉を信じておく。だがな、ジョッシュ。もしお前が奴らと、兜所長を殺したあいつらと関わりがあるのなら、俺は絶対に許さない」
ジョッシュ「ああ・・・わかった。覚えておく」
ラー・カイラム
士官室
ジョッシュ「ふぅ。ポイント１５００まで、あと１時間か。これじゃ、仮眠もできやしない」（・・・グラキエースっていったな、あの女。あいつは・・・いったい何なんだ。あいつの意識、あいつの心には、何かがごっそり欠けていた・・・そんな気がする。メリオルエッセ・・・氷の女・・・グラキエース・・・）
？？？？？
グラキエース（まだ思考がゆらいでいる。あれはいったい、何だったのだ・・・）
イグニス「クククッ、まったくあいつらときたら、憎しみのかたまりだぜ」
グラキエース「・・・だあｇ、恐怖は薄く、絶望はなかった。死も与えられずだ。あれは相手にする価値が低いのではないか」
イグニス「ハッ、考えてみろよ。ああいう奴らが絶望の中で死を迎える時、どれほどの苦悶と憎悪がうまれるか。まぁ人間にしちゃ、ちょっとばかりやっかいだがな」
グラキエース「・・・“破滅の王”がそう考えるなら、他の者にも伝えられるだろう」
イグニス「フン、アクイラたちなんて、どうでもいいぜ。あいつらは、オレたちで倒す方がいい」
グラキエース「・・・」
イグニス「どうした、ラキ。さっきから何か変だぜ」
グラキエース「・・・問題ない。私は正常に機能している」
イグニス「フン、ならいいがよ」
グラキエース（ジョシュア・ラドクリフ・・・あの人間・・・）
【シナリオエンドデモ終了】
● Ｄ－４「恐怖の宇宙病 ベムボーグを捕獲せよ」 へ戻る
● Ｄ－６「降臨！南海を断つ邪神！！」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦Ｄ」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。