TOP PAGEへ


エンディング

南極
遺跡跡
ジョッシュ「・・・」
鉄也「まだ見ていたのか」
ジョッシュ「たった一ヶ月の間に・・・全部跡形もなく埋もれて、ここは白い世界に戻ってしまった。誰もいない場所に・・・」
シュワルツ「気象異常も続いてるらしいな。このところ、ずっと吹雪だ。こうもなるぜ」
ジョッシュ「オレにとっては、ここはすべての始まりと、終わりの場所なんだ。ここで、何年も生活してたんだ、オレは」
鉄也「・・・」
ジョッシュ「ガキの頃はさ、親父たちに混ざって研究の手伝いもしてた。オレが、いいアイデアを出すと、親父は、ほめてくれた。それがうれしくて、勉強したよ。ここでインベーダーと戦うようになったのだって、最初は親父たちのためだったんだ・・・」
鉄也「・・・そろそろまた吹雪いてくるぞ、ジョッシュ」
シュワルツ「ああ、タワーに戻るぜ。急げよ」

南極
タワー
隼人「そうか、リリーナ・ピースクラフトが、再び財団の代表に戻ったか」
ヤマザキ「はい。レディ・アン特佐の後押しもあったようですが、幹部会の方でも、正式に承認されたようです」
隼人「連中も、少しは先のことを考え始めたと見えるな」
弁慶「それで、地球圏統一政府の方はどうなるんだ。トレーズの奴がいなけりゃ、どうにもならんのじゃないか」
ヤマザキ「暫定的に主席を決めたようですが、地球圏再生機構が発足したこともあって、影響力はあまり大きくないようです」
弁慶「地球圏再生機構か。お前も委員会のメンバーだったな、隼人」
隼人「顔は出さんよ。細かいことは、政治屋どもと上の連中にまかせておけばいい。俺たちはタワーで、避難民の救助や治安維持にあたるだけだ」
竜馬「ふん、治安維持ったって、いまさらオレたちが出なきゃならねぇような戦いが起きるとは、思えねぇがな」
隼人「それでいい。俺たちは、使われない力でいいんだ」

南極
タワー
ケイ「あ~寒かった。親父、やっぱりもう問題ないよ。ドクトルは掘り返したがってたけど、いまさらそんなことする奴なんて、他にはいないでしょ。監視装置でも置いとけばいいんじゃない」
弁慶「おう、ご苦労さん」
ガイ「そういえば大将、さっき鉄也に聞いたんですが、ヒイロたちの行方がわからないってのは、本当なんですか」
弁慶「ああ、カトル以外はな。あっさり姿をくらましやがったよ、まったく」
竜馬「フン、あいつららしいぜ。心配することはねぇよ。あいつらならいくらでも生きていく方法は知ってる。それに、何かありゃ、またすぐ出てくるだろうぜ」
ケイ「それにしたって、ちょっと無責任じゃない。まだまだやることはいっぱいあるってのにさ」
ゴウ「彼らには、彼らの事情がある」
ケイ「そりゃ、そうかもしれないけどさ。でも・・・寂しいじゃない」

南極
タワー
ジュン「あっ、また外に出てたのね」
鉄也「ジュン、どうした」
ジュン「敷島博士が、ジョッシュを捜してたわよ。グラキエースのことで、話があるって」
ジョッシュ「そうか・・・ありがとう。すぐいってみるよ」
ジュン「鉄也は、こっち。シローに通信してあげる約束だったでしょ」
鉄也「ああ、もうそんな時間か」

南極
タワー
ジョッシュ「敷島博士、何かあったんですか?」
クリフ「ああ、きたな、ジョッシュ」
敷島「分析の結果が出た。実に興味深い。何をもとに生み出されたのかは知らんが、あれのDNAには老化を抑制する遺伝子が欠け、崩壊因子が組み込まれておる。端的にいえば、寿命が極端に短い。まぁ、もって3年といったところだな」
ジョッシュ「そんな・・・あいつが・・・?」
クリフ「しかたあるまい。彼女は、我々とは違うものなのだ」
ジョッシュ「クリフは黙っていてくれ。博士、治せないのか、それは」
敷島「ゲッター線を照射すれば、ゴウのようになるかもしれんぞ」
ジョッシュ「・・・」
敷島「ハハハッ、冗談だ。やってみたいのはやまやまだが、さすがのわしも、いまさらゲッター線を使う気にはなれん。結論からいうと、無理だな。その部分を修復したクローンをつくることは可能だが、それはお前さんが望む答えではなかろうて」
ジョッシュ「・・・ああ」
グラキエース「ジョシュア、来ていたのか。・・・どうしたのだ?」
ジョッシュ「いや・・・なんでもない。食堂にいかないか。ケイたちがいるはずだ」
グラキエース「構わないが・・・おかしな奴だな」
ジョッシュ「これからのことも・・・考えなきゃならないしな・・・」

月面
フォン・ブラウン市
ケンジ「そうか、いよいよ、いくか」
大介「ええ。ガスコン将軍とロゼが発つというので、フリード星まで同行してもらうつもりです。アムロ大尉やタワーにも、そのことは連絡しました」
ミカ「いつまでも地球にいてほしいけど・・・」
ノイン「無理をいうな、ミカ。彼らには、フリード星再建の使命がある。我々が、地球圏を再建しなければならないのと同じ・・・いや、それ以上のな」
大介「ハーリン皇子やガスコン将軍も、協力を約束してくれています。10年、20年かかっても、いつか必ず、銀河連邦に加盟してみせます」
タケル「デューク王子、あなたならきっとできますよ」
大介「ありがとう、マーズ」
ひかる「大介さん・・・マリアさん・・・しっかりね」
大介「ひかるさん・・・」
リム(クリス)「元気でね・・・マリア」
省吾「マリア、大事そうに、何をもってるんだ?」
マリア「シャクティやスージィ、早苗たちが、集めてくれたの。地球の、花の種よ」
ひかる「フリード星にも、綺麗な花を咲かせてね」
マリア「ええ、もちろん。・・・兄さん、そろそろ出発よ」
大介「甲児くんは、こなかったな・・・」
マリア「甲児はきっと、さよならをいうのが嫌なのよ。あたしも・・・だから、さよならはいわない。みんな・・・元気でね」

月面
フォン・ブラウン市
ガスコン「よろしいかな、では、参るとしましょう」
マリア(うぅっ・・・甲児・・・)
ロゼ「マリア・・・私は、あなたの味方よ。離れていても、想いはつながっている。いまなら私も、そう信じられるから」
マリア「うん・・・ありがとう、ロゼ」

月面
フォン・ブラウン市
ノイン「さてと。飛鳥隊長、我々はバルジ・・・いや、ケレスへ向かう準備をしよう。ゼクスとレディ・アンがまっているはずだ」
ケンジ「まさかOZの宇宙要塞を、そのまま地球圏再生機構の宇宙ステーションにするとは。レディ・アン特佐も、思い切ったことをするものだな」
ノイン「省吾、お前たちは、メガゾーンか?」
省吾「ああ。これからのことも考えなきゃならないしな。ガラじゃないけど、まぁ、なんとかうまくやってみせるよ。由唯も、イヴもいるからな」
ケンジ「そうか・・・そっちも大変だな」
ミカ「タケルは、ロゼと一緒にいかなくてよかったの? マーグさんも先にギシン星へ帰ってるんでしょう?」
タケル「ああ・・・いいんだ。オレは、ギシン星人だけど、もう地球の人間だと思ってる。それに今、ギシン星の技術を使って、地球にもワープカタパルトを建設中だと聞いた。それが完成すれば、いつでも会いにいけるから・・・」
由唯「まぁ。だったら平気で見送れるはずよね」
B・D「終わったのならいくぞ、矢作。シャア大佐の許可はとってある」
省吾「ああ、ひとまず帰るとしよう。メガゾーンに、オレたちの街に」

バトル7 ブリッジ
サリー「艦長、シティ7とのドッキング終了しました。各部、異常ありません」
美穂「船団各艦との情報連結も完了しました。各艦とも、異常ありません」
エキセドル「・・・これでまた、地球ともお別れですなぁ」
マックス「2度目の出発だな。マクロス7は、移民船団だ。地球圏の状況が落ち着けば、本来の目的に戻るだけのこと。最初からわかっていたことだ」
ミリア「ええ。銀河は広いわ。まだまだ、ラクスのような未発見の地球型惑星が、あるはずよ。それにエリオスやギシンのデータから、未踏査宙域の確認もできる。前よりも、楽になっているはずよ」
マックス「そうだな。それに、我々が移住可能惑星を見つけることが、地球圏の人々のためにもなるのだ。いつか・・・銀河に広がった人類が、銀河連邦の一翼を担う時がくる」
ミリア「そうね・・・」
美穂「艦長、サイド3のシャア大佐から、通信が入っています」
マックス「関係各所へのあいさつはすませたというのに、律儀なことだ。こちらへまわしてくれ」

都市移民船シティ7
ガムリン「ミレーヌさん、もう間もなく、最初のフォールドですよ」
ミレーヌ「また地球とお別れかぁ。せっかくみんなと仲良くなったのに・・・」
グババ「キキィ・・・」
レイ「なぁに、フォールド通信網は整備しなおすって話だし、いつでも連絡はとれるさ。それに俺たちには、歌があるじゃないか。俺たちが歌い続けるかぎり、俺たちの気持ちは、地球にも届き続ける」
ビヒーダ「想いは、つながっている、ミレーヌ」
ミレーヌ「うん・・・みんなもきてくれたし、お別れライブ、大盛況だったね」
レイ「ああ。大型スクリーンで、イヴも参加してくれたしな」
ミレーヌ「あたしも頑張らなくっちゃ」
ガムリン「そうですね。ミレーヌさんなら、大丈夫ですよ」
バサラ「・・・」
ミレーヌ「バサラ、なに黙ってるのよ。あ~わかった。あのシビルって女が、ゲペルニッチと一緒に別の宇宙にいっちゃったから、寂しいんでしょ」
バサラ「ばぁか。そんなことより、しばらく出来なかった分、ちゃんと練習しとけよな。こないだみたいなミスをされちゃ、かなわないぜ」
ミレーヌ「なによ、あれはバサラが、ちっともあたしに合わせてくれないからいけないんじゃない! 自分勝手!無責任!」


● P-3「デザイア」 へ進む

● リガ・ミリティアルート → エピローグA へ進む

  ネオ・ジオンルート → エピローグB へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦D」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。