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F-1
対決!マーズとマーグ


サブタイトル
「対決!マーズとマーグ」


【シナリオデモ1開始】
ギシン星
宮殿
ワール「ズール皇帝、重大な報告がございます。地球へ脳波を送っていた者を、突き止めました」
ズール「よくやった。何者であった」
ワール「もと科学長官の息子マーグ。奴はあの鳥を使い、我々の動きを探っていたのです。良心の死んだ後の気の抜けたフリにまんまとだまされていました」
ズール「見逃しているのをいいことに、マーグめ。ならば、ワシにも考えがあるぞ」

ギシン星
宮殿
マーグ(もう俺は、いつまで生きていられるかわからない。父が殺されたように、俺も・・・。マーズ・・・お前にあって、どうしても伝えなくてはならないことがある。俺も、地球へ・・・)
帝国兵「待て!」
マーグ「えっ・・・?」
ワール「マーグ、どこへいく。貴様のいく場所は、格納庫ではない。皇帝の御前だ」
マーグ「・・・」
ワール「わからんフリをしても無駄だ。あきらめろ。ズール皇帝への反逆の罪は重いぞ。さぁ、こい」

ギシン星
宮殿
ズール「マーグ・・・マーズとは血を分けた兄弟、さぞかし会いたいだろうな。いいだろう、会わせてやろう」
マーグ「えっ?」
ズール「ただし、マーズに会うのは、奴を殺すため!」
マーグ「な・・・なんだと!?」
ワール「下がれっ!」
マーグ「く・・・」
ズール「このワシに逆らった者は死刑。お前の生き延びる道は、1つしかない。マーズを殺せ! フハハハハハハッ!!」
マーグ(くっ・・・マーズ・・・)

宇宙要塞バルジ
展望室
甲児「あれ、そういや、そろそろケイさんたちが出る時間じゃなかったっけ」
弾児「なにいってやがる。外をよーく見やがれ」
ボス「おわっ、もういるじゃないのよ」
ウッソ「でも真ドラゴンって、なんて大きいんだろう」
学「あっ、はじまりますよ。ワームホールができるところをこの目で見られるなんて、僕はラッキーです」
〔光を発する音〕
〔画面、フラッシュ〕

剣人「うわっ、すげぇ」
〔光を発する音〕
〔画面、フラッシュ〕

大介「真ドラゴンのゲッタービームに、真ゲッターのストナーサンシャインをぶつけたのか」
マリア「へえ~」
シャクティ「・・・あ、消えたわ」
カルルマン「あ~う~」
オデロ「ああ・・・あの人たちは、これで木星ってわけか」
ジョッシュ「頼むぞ・・・ケイ、ガイ、ゴウ」
学「信じられないパワーです。ですが、僕の計算では、真ドラゴンの最終形態は強力すぎて、通常の戦闘には投入できないでしょう」
デュオ「地上や地球圏内では、使いようがないってことか」
甲児「それでよ、ワームホールって、なんなんだ?」
鉄也「・・・」
ヒイロ「・・・」
学「あ、それはですね、そもそもはソーンとモリスという科学者が・・・」
剣人「ヤメヤメ。どうせ聞いたってよくわかんねぇよ」
学「わかりました。簡単にいうと、離れた二つの空間をつなぐトンネルです。本来はブラックホールが入り口なんですが、2体のゲッターのパワーで、無理矢理つくったわけです。ほら、見てください。まだ空間がひずんだままになってしまっています」
甲児「・・・ま、いいや。とにかく連中は木星へいった、と」
ミカ「でもほら、フォールドブースターっていうのを使えば、みんなの機体も木星へフォールドできるんじゃないの? なんでやらないのかしら」
カトル「木崎中尉がいうには、バトル7でも開発されたばかりの最新装備で、数がない上に高度な訓練が必要だそうですよ」

宇宙要塞バルジ
展望室
カミーユ「みんな、そろそろ艦へ戻ってくれ。作戦の準備をはじめる時間だ。木星へ向かう者は、自分の機体でバトル7に入ってくれ。許可はとってある」
ジョッシュ「了解。カイラスギリー攻略作戦か・・・」
シャクティ「・・・どうして、人類同士で戦わなければならないの。そんなの、おかしいのに・・・」
ウッソ「そうだね、シャクティ」
デュオ「ま、やらずにすむんなら、そいつが一番いいんだけどな。ちょっと前に、リリーナ・ピースクラフトがザンスカール帝国へいこうとしたんだが、入国を拒否されたってさ」
ヒイロ「リリーナが?」
デュオ「あのお嬢さんも、いろいろがんばってるらしいぜ」
甲児「それ、ドロシーから聞いたぜ。交渉に失敗したロジャーさんが、普段絶対いわないような、ののしり言葉をいったとかでさ。どういう意味なのか聞かれたんだ」
カミーユ「お前たち、急がないと艦長にどやされるぞ」
オデロ「うへっ、修正は勘弁だぜ」


ザンスカール帝国
宮殿
カガチ「この後、私は演説をいたします。引き続き、女王陛下にも親しくお言葉をいただければ、将兵の士気も高まりましょう」
マリア「結構です。報告があるというのは、そのドゥカー・イク少佐からでありますな?」
ドゥカー「地球でのパトロールが失敗続きでありますのに、拝謁の機会を与えていただき、光栄であります。地上における小型モデルの運用試験が終わり、モトラッド艦生産のめどがつきました。特異な形が恐怖を与え、戦わずして敵を降伏させる、画期的な戦艦であります」
マリア「戦わずしてというのは、結構なことであります。生産を許可いたしましょう。わたくしはギロチンと、今日までの戦いは、好きではありません」
カガチ「は、やむを得ぬことでした。しかし、カイラスギリーとモトラッド艦隊があれば、マリア主義のもと、地球人同士の戦いもおさまりましょう。弟ぎみのクロノクル大尉のご活躍もあり、モビルスーツ開発も順調に進んでおります」
マリア「それは嬉しい報告です。そうですか、クロノクルもパイロットとして、育っているのですな」
ドゥカー「は、クロノクル大尉の腕は、確かなものであります。さすがと申せましょう」
マリア「・・・異星人が攻撃をしかけてくるというのに、他の者たちに協調の意志が見えないのは、なぜでありましょう」
カガチ「残念なことですが、OZやネオ・ジオンは、旧時代の産物。どうあっても母系社会を提唱するマリア主義を、排除するつもりなのです。それに、以前ご報告申し上げた戦闘部隊ですが、その兵士のほとんどが子供という事実があります。彼らは子供を戦場に駆りだし、また戦艦に乗せて盾とすることすらなんとも思わぬ、異常国家、異常者の集まりなのです。それゆえ、前線の士官たちは、子供らを救おうと苦労を強いられております」
マリア「いたましいことでありますな」
カガチ「はい」
マリア「OZはクーデターをお越し、それぞれのスペースコロニーも自分たちの独立を望んで勝手に戦争をはじめ、地球圏は戦国時代になってしまいました。さらには異星人まであらわれたというのです。この混乱を、まとめておさめたいというのhが、わたくしの考えなのです」
カガチ「おっしゃるとおりです。しかし、マリア主義のあたたかさを理解できぬ者たちは、自らに照らし合わせ、そのお心を邪なものとしか考えられぬのです」
ドゥカー「ですが、ご安心ください。我がベスパは、どのような局面であっても、常に一般市民の人的被害を最小限に止めるよう、尽力いたしております。先のウーイッグ爆撃の件も、誘導避難を優先したため、市民の死傷者はでておりません」
マリア「それは、確かでありますな?」
ドゥカー「ハッ」

ラー・カイラム
艦橋
アムロ「ザンスカールの宣伝放送だって?」
ミカ「はい。帝国内のコロニー向けの放送みたいです」
ブライト「受信できるのか?」
ミカ「映像状態がよくありませんが」
ゼクス「どうせ、よからぬ内容に決まっているがな。宣伝放送というのは、そういうものだ」
ロジャー「嘆かわしいことだ」
ノイン「艦長、よい機会です。他の者たちにも見せたほうがよいかと」
ブライト「そうだな。ベルトーチカ、ブリーフィングルームにもまわせ」

ラー・カイラム
ブリーフィングルーム
〔モニターの開閉音〕
カガチ「ここに集結した艦隊は、ザンスカール帝国第1に強力な艦隊である。我が帝国の女王マリアのお心を広めるために、戦力を使うしかないのは、残念なことである。しかし、この地球圏における人類同士の戦いを抑止する、戦略衛星カイラスギリーを完成させ、戦争の悲劇をいとう女王のお心を静めるためにも、我々は艦隊を押し出さねばならないのである。地球圏が異星人の存在におびえる中にあっても、OZやネオ・ジオンといった旧時代の軍国主義者たちが、マリア主義という理想を理解せず戦いを挑んでくるというのであれば、我々も立たねばならない。そして、女王マリアの母なるお心を、地球圏のすべての人々に投げ与える機会を、広げていかなくてはならないのである」
剣人「あらら、なんだよ、オレたち悪者?」
鉄也「ふん、好き勝手にいってくれるぜ」
マーベット「そうね。でも市民たちの女王マリアへの心酔ぶりは、トレーズやシャア総帥の比ではないと聞くわ。情報管制もしているから、ザンスカール帝国の人たちにとっては、それが事実なのよ」
ナオト「冗談じゃねぇなぁ」
ジュン「本当」
ケンジ「確か、遠くから女王を見ただけで見えなかった目が見えるようになり、歩けなかった足で走るとかいう話もあったな」
早苗「まぁ。それじゃ昔の聖者みたいね。本当なのかしら」
剣人「なんだよ早苗、どっか悪いのか?」
早苗「もう、剣人くん、何いってるのよ」
ウッソ「でも、ザンスカールの人って、なんでああも自信を持っていられるんだろ。僕たちが戦ってなかったら、異星人にやられちゃったかもしれないのに」
カミーユ「ああ。あれがガチ党のフォンセ・カガチか」
マーベット「そうよ」
ウォレン「え? じゃあギロチン使ったのって、あの人なんだ・・・」
カミーユ(何十年も木星船団にいたっていうけど・・・シロッコもあいつと会ったんだろうか)
カガチ「それでは女王マリア、みなにお言葉を」
ザンスカール兵「ザンスカール!」
ザンスカール兵「マ・リ・ア!」
ザンスカール兵「ザンスカール!」
ザンスカール兵「マ・リ・ア!」
マリア「ザンスカールの将兵たち、ことに機械油にまみれているもの、小さなコクピットの中でふるえる者こそ、わたくしの愛する者たちであります。わたくしは戦いのあと、あなた方を暖かく迎えることができるよう、全力をつくします。みなさまは、地球圏をザンスカールの大きな愛で包むことができるまで、その命を、わたくしに預けていただきたいのです」
ザンスカール兵「ザンスカール!」
ザンスカール兵「マ・リ・ア!」
ザンスカール兵「ザンスカール!」
ザンスカール兵「マ・リ・ア!」
ヒルデ「あれが女王さま・・・」
ウッソ「でも、あの人も愛のことを話してたみたいだけど・・・どういうことなんだろ」
さやか「ええ。それに確かに、なんだか迫力みたいなものを感じる人ね」
甲児「でもよ、どっちが軍国主義だってんだ」
鉄也「ああ、まったくだ」
弾児「あれが、俺たちの敵、か」

ラー・カイラム
艦橋
ブライト「どうだ、様子は」
ノイン「さすがに、いろいろと思うところがあったようですね」
アムロ「だろうな。帝国の実質的支配者はあのカガチだとも聞く。木星帰りの男か・・・まったく」
〔モニターの開閉音〕
トレーズ「ある意味では、リリーナ嬢をたてたデルマイユに似ているが、あちらはレベルが違う。やっかいだよ、実に」
〔モニターの開閉音〕
シャア「まあいい。こちらも作戦の準備が整った。トレーズ、そちらの艦隊はどうだ」
トレーズ「ザンスカール帝国を牽制する宙域へ、向かわせているよ」
シャア「いいだろう。では、カイラスギリー攻略作戦を開始しよう」

ラー・カイラム
ブリーフィングルーム
アムロ「きたか、タケル」
タケル「いったい、何ですか」
ウッソ「またタケルさんに、何かあったんですか?」
ノイン「違う。これを聞いて欲しい」
???「・・・マーズ、会いたい。会って話がしたい。きてくれ。場所は・・・」
タケル「これは・・・あの声だ。いつも俺に語りかけ、助けてくれた声です。どうしたんですか!?」
アムロ「先ほど、しばらくの間これを受信していたんだ。やはりそうだったか」
カミーユ「指定してきた座標は、太陽電池衛星に近いな」
ミカ「そっか、タケルが予知したのって、きっとこれのことだったんだわ」
タケル「・・・いかせてください。俺を、いかせてください!」
オリファー「ダメだ。ことはお前個人だけの問題じゃない。それに現在我々は、カイラスギリー攻略作戦に入っているんだぞ」
ケンジ「それに、急に話し合おうなんて、こいつはおかしい。きっと何かたくらんでいるに違いない」
タケル「しかし、危険を恐れていては、突破口はみつかりません。俺はギシン星間帝国と戦いながら、いつも話し合にチャンスをつくりたいと考えていました。いかせてください!」
アキラ「タケルは、僕らクラッシャー隊が守りますよ」
ナオト「アキラのいうとおり。それに敵に臆病者よばわりされたら、かなわねぇ」
ミカ「あたしからもお願いします」
ウッソ「そうですよ。もしタケルさんに危険をしらせてくれてた人なら、少なくともギシン帝国の情報は得られると思います」」
カトル「僕からもお願いします。タケルさんが、自分のことを知るチャンスかもしれません」
カミーユ「・・・多少の戦力を割く価値は、あるかもしれないな」
ノイン「どうします、大尉」
ハロ「アムロ、アムロ」
アムロ「わかった。ただし、いくのは少数にとどめる。クラッシャー隊と、ウッソ、カミーユ、カトルだけでいってもらう。いいな。ケンジ、カミーユ、頼むぞ」
ケンジ「了解しました」
タケル「ありがとうございます!」
ハロ「サンキュー、アムロ」
タケル(声の主に会える・・・。しかし、なぜ急に・・・)

ギシン星間帝国軍
機動要塞
〔モニターの開閉音〕
ズール「クロッペン、状況はどうだ」
クロッペン「は、マーグの戦闘隊はワープアウトを完了しました。さすがは皇帝陛下、おみごとな作戦です。あれではマーズも戦えますまい。わが艦隊に汚名返上の機会をいただき、感謝いたします」
ズール「うむ、見事やってみせよ」
クロッペン「ははっ」

ギシン星間帝国軍
移動要塞
クロッペン「諸君、皇帝陛下直々のご命令だ。この作戦に乗って、栄光を手にする者は誰だ」
ネシア「総司令官、ぜひともこの私の部隊に。マーズを倒し、地球もろともダルタニアスもグレンダイザーも吹き飛ばしてみせましょう」
カボト「今度こそ、わがカブト族が勝利をつかんでご覧に入れます」
ボイダー「司令官どの、カブト将軍は地上での作戦に失敗したばかり。ここはこのボイダーにおまかせあれ」
クロッペン「うむ・・・よし、ネシア将軍。見事マーズを討ち果たし、ベガ艦隊におのれの無能ぶりを思い知らせてやれ」
ネシア「ははっ。ブラッキーごときに、大きな顔はさせません」

ハイランド周辺宙域
ウッソ「あれが、太陽電池衛星のハイランドなんですか」
ケンジ「そうだ。本来はマイクロウェーブで地上に送電する巨大衛星だが、いまは、地上の受信施設がどこも機能していないからな。使われていないはずだが」
〔通信のコール音〕
ミカ「ギシン軍の船団を確認」
ナオト「へへっ、きやがったか」
カミーユ「タケル、気をつけろ」
タケル「はい」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔マーグ、前進〕
〔タケル、マーグへ接近〕

タケル「お前が、あの声の主なのか?」
マーグ「マーズ、いくぞ!」
〔タケルにダメージ〕
タケル「何をするんだ!? くそぅ、話しあうというのは、ウソだったのか!?」
ウッソ「タケルさんッ!?」
ミカ「隊長、タケルが攻撃を受けています」
ナオト「卑怯者め!」
カトル「カミーユさん!」
カミーユ「ああ、みんなタケルを守るんだ!」
タケル「くそぅっ!」
〔マーグ、後退〕
〔マーグのいた地点に衝撃〕

マーグ「マーズ、そんな腕で、ギシン星間帝国が倒せるか!}
〔タケルにダメージ〕
タケル「くっ、本当に奴が声の主なのか・・・?」
マーズ「俺の名は、マーグ。マーズ、そんなことでは、俺すらも倒せない!」
タケル「貴様、何者だ!」
〔マーグにタメージ〕
マーグ「うっ!? く・・・お前は俺の弟、俺たちは、双子の兄弟だ!」
タケル「な・・・なんだと!? 俺に・・・兄が!?」
マーグ「いくぞ、マーズ! 戦え、戦うんだ!」
〔タケルにダメージ〕
タケル「うっ、兄弟だったら、なぜ!?」
マーグ「戦っている間だけ、俺は生きていられる。父の名は、イデア。母は、アイーダ」
〔タケルにダメージ〕
タケル「くうぅぅ・・・」
〔精神感応音〕
タケル「ハッ!? まさか、爆弾が!? そうか、そうだったのか・・・」
ケンジ「タケル、大丈夫か!」
カミーユ「タケル、無理はするな。俺たちにまかせて、退避しろ!
〔タケル、後退〕
タケル「待ってください! 彼は、爆弾をつけられ、無理やり戦わされているんです! コントロール波を出している、司令機がいるはずです! 探知して破壊してください!」
ウッソ「探知って、どうすればいいんですか!?」
ミカ「隣接すれば、センサーが働くわ。みんな、急ぎましょう!」
〔マーグ、後退〕
<戦闘開始>

<味方が司令機へ隣接or3PP>

※※味方が司令機へ隣接の場合のセリフ※※
〔通信のコール音〕
帝国兵「くっ、こいつ・・・! マーグ、なにをもたもたしている! さっさとやれ! さもないと、お前にしこんである爆弾を爆発させるぞ!」
※※3PPの場合のセリフ※※
帝国兵「マーグ、なにをもたもたしている! さっさとやれ! さもないと、お前にしこんである爆弾を爆発させるぞ!」
マーグ「く・・・」
タケル「!? みんな、あいつだ! あいつがコントロール機だ!」


<司令機撃破・敵増援1出現>
タケル「コントロール波が切れた。マーグ、もう大丈夫だ」
マーグ「・・・あぁ。ああするしか、お前と話すチャンスがつくれなかった。許してくれ。くっ・・・」
タケル「マーグ、あの時ケガを・・・?」
〔敵ユニット出現〕
※※既にマーグ以外の敵全滅の場合のセリフ※※
ネシア「ええ、間に合わなかったか。なんとふがいない。こうなったら、わが部隊のみでマーズを仕留めてくれる!」
※※まだマーグ以外の敵が残っている場合のセリフ※※
ネシア「マーグはなぜ戦っておらぬ!」
帝国兵「は、爆弾のコントロール装置が、破壊されました!」
ネシア「なんと!? ええい、何をぐずぐずしておる。奴らを生かして帰すな!」

タケル「く、まだくるのか。マーグ、退避していてくれ!」
マーグ「わ、わかった。すまない・・・」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
タケル「終わった・・・マーグ、無事か!?」
〔モニターの開閉音〕
マーグ「あ、ああ、マーズ。大丈夫だ」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ハイランド
ケンジ「よし、ひとまずハイランドへ入るぞ」

ハイランド
トマーシュ「待ってくれ。君たち、もしかしてブルー・スウェアかい?」
ウッソ「そうですけど・・・あなたは?」
トマーシュ「やっぱりそうか。どうりで、ベスパの哨戒艇が逃げていったと思ったよ。僕はトマーシュ・マサリク。ここの技師の父さんたちと、ここに閉じこめられていたんだ」

ハイランド
マーグ「マーズ、父と母から受け継いだ記憶を、お前に伝えたい。さぁ、手を」
〔精神感応音〕
タケル「う・・・これは・・・」
マーグ(そうだ。ズーryは平和利用のため反陽子エネルギーを研究していた父から、赤子のお前を奪った。父はお前を心配し、反陽子爆弾をつくれというズールの命令に従わざるをえなかったのだ。そしてズールは、お前をガイヤーの、爆弾のキーとさせた)
タケル(それで、俺は地球へ送り出され・・・)
マーグ(カプセルの故障だと思う。目覚めるはずではなかったお前は、地球人に拾われ、地球人として育てられた)
タケル「そうだったのか・・・兄さん」
マーグ「マーズ・・・うくっ」
タケル「マーグ!?」

ハイランド
カミーユ「へえ、このトリモチガンとかは、みんな君がつくったのか」
トマーシュ「ちょっとした工作ですよ。生き延びるための、悪あがきです。みんなここから逃げて、自分のコロニーに帰りたいんだ。でも船は全部、ベスパに持っていかれてしまった。あなたたちがブルー・スウェアなら、OZやネオ・ジオンにも顔が利きますよね。上の人たちに、話をさせてもらえませんか」
カトル「あなたが、僕たちと一緒にくるってことですか?」
ウッソ「だめだよ。僕たちの部隊は、これからベスパの要塞衛星にいくんだ。子供は危険だ」
トマーシュ「ウッソくんたちの方が、僕より年下のはずだ!}
カミーユ「そうだが、彼らはパイロットだ。戦場に出る覚悟ができている。一緒にきても、君が戦死するかもしれない。ウッソはそれをいっている」
トマーシュ「僕だって、危険は覚悟しています」
ケンジ「・・・わかった。カミーユ「彼はコスモクラッシャーに同乗させよう。ミカ、タケルを呼んできてくれ。ラー・カイラムとの合流を急ぐぞ」

カイラスギリー艦隊
旗艦スクイード艦橋
タシロ「カガチめ。あの無駄な一撃がなければ、こうも早く奴らが動くこともなかったろうにな。艦隊の展開を急がせろ」
ピピニーデン「は。大佐、ビッグキャノンは使えないのでありますか」
タシロ「未調整で発射したのだ。オーバーロードして修理に時間がかかるらしい」
ゴッドワルド「敵艦隊・・・例のブルー・スウェアでありますな。自分も迎撃に出ます」
タシロ「ゴッドワルド大尉、貴様はまだ休んでいろ。クロノクル大尉も腕を見ておきたいのだ」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
カテジナ「・・・」
クロノクル「どうした、カテジナ」
カテジナ「クロノクル大尉・・・大尉はどんな想いで、戦ってらっしゃるのですか?」
クロノクル「・・・マリアの弟という立場を利用して、フォンセ・カガチが口だけでいう母系社会を、確立したいのだ。いまのザンスカールは、男性社会になりきっているからな」
〔味方戦艦出現〕
クロノクル「ほう、ラー・カイラム・・・あの部隊か」
カテジナ「・・・」
クロノクル「艦長、勝手をいってすまないが、私もモビルスーツで出るぞ」
カテジナ「クロノクル大尉、いかれるのですか?」
クロノクル「心配するな。カテジナ「今回は戦闘というものを、見ておくといい」
カテジナ「・・・はい。大尉、お気をつけて」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「く、ベスパの迎撃部隊につかまったか。カミーユたちはまだ戻らないのか!?」
ノイン「連絡はありません」
アムロ「大丈夫、彼らはちゃんと戻ってくるさ」
ブライト「ああ・・・よし、こちらも部隊を展開させろ。迎撃するぞ」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<ジョッシュvsクロノクル>

クロノクル「この機体・・・貴様か。貴様がいなければ、あの時ガンダムもどきを仕留めておけたのだ! そうであれば、ファラ中佐も・・・墜ちろ!」
ジョッシュ「くっ、こいつ、確かクロノクルって・・・くそっ!」

<マーベットvsクロノクル>
クロノクル「ほう、あの時の女か。今日はあの子供はいないようだな。墜とさせてもらう!」
マーベット「この敵・・・イエロージャケットのクロノクル・アシャー大尉!?」

<クロノクル撃破orアマルテア二機撃破・勝利条件達成>
クロノクル「くっ、やられた!? ここは、ひとまず退いておくか」
〔敵ユニット離脱〕
ブライト「よし、全機帰還しろ。これ以上遅らせるわけにはいかんぞ」
ベルトーチカ「艦長、カミーユから連絡が入りました。まもなく合流するとのことです」
ブライト「やれやれ、間に合ってくれたか」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ラー・カイラム
艦橋
アムロ「そうか、タケルの兄弟が」
カミーユ「ええ、双子の兄だそうですよ。やはり超能力者で、子供のころ、ズールに承継されることを覚悟した彼らの父親が、記憶を受け継がせたといっていました」
ウッソ「ズールって人は、ひどいですよ。だって、カルルを爆弾のキーにするようなものじゃないですか。どうしてそんなことができるのか、僕にはわかりませんよ」
カトル「それに、マーグという人も、爆弾をつけられて戦わされていました」
大介「そのくらい、ズールにはなんでもないことなんだ。前にもいったが、僕の故郷フリード星は、征服されたんじゃない。皆殺しにされ、滅ぼされたんだ」
ブライト「ギシン星間帝国・・・皇帝ズールか。タケルと、そのマーグというギシン星人はどうした」
ケンジ「マーグが倒れたというので、メディカルルームに連れていきました。あとで本人に報告させます」
ブライト「そうか。それで、彼は?」
カミーユ「トマーシュ・マサリク、ハイランドの技師の子だそうです」
ノイン「ハイランドの?」
トマーシュ「はい。ハイランドには、そこで働いていた人たちが、大勢取り残されているんです。OZかネオ・ジオンに、みんなが自分のコロニーに帰れるようお願いしたいんです」
ゼクス「ザンスカールはいずれ自分たちで利用するつもりで、技師たちをハイランドから出られなくしていたのか」
ブライト「わかった。私にはその決定権はないが、話は通しておこう」
トマーシュ「あ、ありがとうございます!」

ラー・カイラム
居住区画
ウッソ「えっ・・・どういうこと!?」
オデロ「だから、いなくなっちまったんだよ。戦闘中に、宇宙に放り出されちまったんだ」
ジュン「隔壁の故障で、前にギシン星の暗殺者が壊した自習室から、外へ吸い出されてしまったみたいなのよ。戦闘中だったから気密服は着ていたはずだけど・・・」
デュオ「シャクティとカルル、スージィ、おちゃめ、早苗、ドロシーがな」
甲児「すまねぇ、ウッソ。オレたちがもっとちゃんと見ていてやれば、こんなことには・・・」
ウッソ「そんな!? そんなのってないですよ! どうしてそんな冷静にしていられるんですか!? ヴィクトリーで捜しにいきます!」
弾児「待ちな。見つかる範囲にゃいねぇ。もう俺たちが捜したんだ」
ウッソ「見つけられなかっただけじゃないんですか!? いきます!」
オリファー「ウッソ、勝手な行動はよせ。作戦は動いている。宇宙の戦場の現実を、直視するんだ」
ウッソ「嘘ですよ、そんなの、わかりたくありません!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ウッソ「なにするんですか!」
剣人「ぎゃあぎゃあ、わめくな! オレたちだってなぁ、艦長たちにどなられながら必死に捜したんだよ! くそっ、心配してんのは、お前だけじゃねぇんだぞ!」
ウッソ「剣人さん・・・でも・・・」
ジョッシュ「ウッソ、オレたちも、見捨てるといってるんじゃない。状況から考えて、彼女たちはベスパの艦艇に拾われた可能性が高い。ドロシーが一緒にいたんだ。発光信号くらいは出したはずだ」
ウッソ「く・・・」
ウォレン「ウッソ、信じようよ。みんなは大丈夫だってさ」
弾児(早苗さん・・・頼むぜ、生きていてくれ。俺はまだ、あんたに恩返しできちゃいないんだ・・・)

ラー・カイラム
艦橋
アムロ「彼らはどうだい」
オリファー「とりあえず、落ち着いているようです」
ジュンコ「やさしい子たちなんだ。そんな子たちを、あたしらは戦場に送り込んで・・・」
マーベット「・・・そうね、ダメなのは、あたしたちかもしれない」
オリファー「ああ、シュワルツ少佐も気にかけていた。しかたがない、という言葉は使いたくないが、彼らが並の兵士以上、いや俺たち以上に戦えるのは、事実なんだ」
マーベット「・・・情けない話ね」
カミーユ「だけど、あの素直な心は、大事にしてやりたいですね」
アムロ「わかってるさ、カミーユ」
オリファー「・・・頼みます。戦い方は教えられても、自分では心までは守ってやれませんから」
マーベット「オリファー・・・」

ギシン星
宮殿
ズール「おのれマーグ、まんまとワシを出し抜きおって!! ワールよ、マーグの爆弾をコントロールしていた士官が、生きて戻っておるそうだな」
ワール「は、重傷とのことですが」
ズール「そやつと生き残った兵たちを、即刻処刑させい。無能な道具に用はない」
ワール「クロッペン司令も、そのつもりであると報告を受けております」
ズール「そうか、ならばよい。クロッペンも自らの立場をわかっておることだろう。それにしてもマーグめ・・・」
ワール「しょせん役に立たぬ奴。ご安心ください。いずれ、マーズとともに息の根を止めてやります」
ズール「生ぬるい! あ奴には、生きることがどんなにつらいか、思い知らせてやるのだ。ワール、マーグをなんとしても連れ戻せ」
ワール「は、ただちに超能力者たちを送り込みます」
【シナリオエンドデモ終了】

● D-7「強襲!ギシン星間帝国ベガ艦隊」 へ戻る

● F-2「カイラスギリー攻略戦」 へ進む


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