TOP PAGEへ

F-2
カイラスギリー攻略戦


サブタイトル
「カイラスギリー攻略戦」


【シナリオデモ開始】
ラー・カイラム
休憩室
カミーユ「カイラスギリーの防衛艦隊、だいぶ増強されているそうだ」
鉄也「向こうもこちらがこう出ることは、予想ずみだったってわけだ」
デュオ「へえ、そうくるのか。んじゃ、俺も次の手を」
トロワ「甘いな。それでは守りは崩せない。こちらは、これで遅れを取り戻せる」
デュオ「ふむ、そんじゃ次はどういう手で・・・」
ヒルデ「あなたたち、何やってるの?」
デュオ「チェスだよ。ただのな」
ヒルデ「あたしがいってるのは、そうじゃなくって・・・」
五飛「ここは、この手だ」
トロワ「ふ、いい手だな」
五飛「攻撃こそ最大の防御だ。こういうとき自身の安全を考えていては、身動きがとれなくなる」
デュオ「ためになるご意見、ありがとさん」
トロワ「だが・・・そうするにも、いささか敵の数が多い」
甲児「ジョッシュさん、あいつら何の話をしてるんだ」
ジョッシュ「・・・戦況分析だろう。たぶんな」
デュオ「ま、OZもネオ・ジオンも、異星人の襲撃にそなえてあまり戦力は割けないからなぁ。カミーユ、あんたはどう思うんだい」
カミーユ「厳しいな。カイラスギリーを確保する前に、消耗しきってしまうかもしれない」
五飛「ふん、やらねばならぬのなら、やるだけのことだ」
カトル「でも・・・何か策は欲しいところだね」
鉄也「作戦は動いているんだ。いまさら、戦略は変えられないだろう」
剣人「あの人たち、オレたちに頼りすぎなんじゃないの」
ウッソ「・・・ハイランドのマイクロウェーブって、使えないのかな」
カミーユ「どういうことだ、ウッソ?」
ウッソ「あ、ちょっと思っただけです。あの距離なら、周波数帯を変えて、ベスパの艦隊に向けて照射すれば、頭痛や腹痛くらいは起こせるんじゃないかって」
ナオト「頭痛だって? そんなもん、何の役に立つんだよ」
ケンジ「いや・・・ナオト、お前そんな状態で、戦闘に集中できるか?」
カミーユ「・・・いけるかもしれない。ウッソ、きてくれ。艦長たちに話をしてみよう。カトル、トマーシュくんも呼んできてくれないか」

ラー・カイラム
艦橋
〔モニターの開閉音〕
トレーズ「その件については、了承した。OZが責任をもって、彼らをコロニーへ送り届けよう」
トマーシュ「本当ですか!?」
トレーズ「太陽電池衛星は、いずれ地球環境再生を行うために、なくてはならないものだ。むろん、それを扱う技術者たちも、みな大切な人々だ。可能な限り、要望に応えよう」
トマーシュ「ありがとうございます」
トレーズ「礼には及ばない。ウッソ・エヴィンのアイデア通りにハイランドのマイクロウェーブを使えるのなら、こちらが礼を述べたいくらいだ」
トマーシュ「機能は生きています。父さんたちも、あそこを離れる手配をしてもらえるのですから、やってくれると思います」
アムロ「想定通りの効果があれば、これでかなり楽になるな」
ブライト「ああ、敵の増援がOZの艦隊を抜いたと聞いたときには、どうなるかと思ったが」
ゼクス「ウッソ・エヴィン・・・地上の情勢とあの年齢からは考えられないほど、高度の教育を受けているのだな」
ノイン「ええ。しかし、よく思いついてくれました。シャクティたちのことも、心配でしょうに」
トレーズ「ともあれ、いよいよカイラスギリーの防衛艦隊との戦闘だ。ハイランドの方はそちらにまかせる。まもなくシャア大佐もそちらへ合流するはずだ。よろしく頼む」

カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
クロノクル「クロノクル大尉、入ります」
タシロ「戻ったか。クロノクル、お前が連れてきた子供のうちの1人だが、女王マリアの娘であると確認された」
クロノクル「なんですって!?」
タシロ「シャクティという娘だ。遺伝情報から、間違いない」
クロノクル「そういえば、あの娘・・・姉さんと同じ歌を。こんな因縁があったのか。私の、姪という・・・」
タシロ「女王は、未婚で霊感をもつということになっている。他言はするな。検査の担当官たちも口止めをしておく」

カイラスギリー艦隊
ベスパ戦艦スクイード
シャクティ「あ・・・他の人たちは、どこなんですか。どうして私だけが・・・」
クロノクル「安心したまえ。あのアンドロイドも君も、リガ・ミリティアにいたことは知っているが、それは上官にも伝えていない。子供を巻き込みたくないのでな。ひどい扱いはしない。それは信じてほしい」
シャクティ「あなたは・・・タワーで、私を助けてくれました」
クロノクル「ン・・・シャクティ・カリン。母親を捜しているといったな。君の素性がわかった。君は私の姪、ザンスカール帝国の女王マリアの娘だ」
シャクティ「そんな・・・ウソよ。どういうことなんですか、それは」
クロノクル「いろいろと複雑な事情があってな。姉が身ごもっていたことは私も知っていたが、その子がどうなったのかは、知らされていなかった」
シャクティ「私・・・私のお母さんは、カサレリアのお母さんです」
クロノクル「いきなりのことで、すぐに受け入れろというのは酷とは思うが・・・」

カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
タシロ「どうだ」
クロノクル「は、やはりショックを受けているようです」
タシロ「そうか。クロノクル大尉、本国へ帰還しろ」
クロノクル「大佐、敵の艦隊がきているのです。帰れません」
タシロ「姫様は帝国の将来のために、大切な身だ」
クロノクル「他の者をおみつけいただくわけには、まいりませんか。ブルー・スウェアには、リガ・ミリティアの者たちもおります。やらせていただきたいのです」
タシロ「・・・わかった、その熱意は買おう。だが作戦終了後には、すぐに本国へ戻って合流しろ。いいな」
クロノクル「ハッ、ありがとうございます」

カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
スージィ「よかったなぁ。シャクティ、無事だったんだ。心配したんだよ」
おちゃめ「ホント、よかったでちゅ」
シャクティ「ごめんね、大丈夫よ。ドロシーさんも、大丈夫だから、無茶はしないでください」
ドロシー「そう。わかったわ」
早苗「ほら、カルル、シャクティ戻ってきたわよ」
カルルマン「だあぁ~」
カテジナ「カルル? シャクティにスージィちゃんまで」
スージィ「あっ!」
シャクティ「カテジナさん・・・どうしてこんな軍艦に」
カテジナ「あなたたちこそ、どうしてこんなところにいるの」
早苗「シャクティ、お知り合い?」
シャクティ「え、ええ」
早苗「あの、でしたら、静かな場所をお借りできませんか? カルルを眠らせてあげないと・・・」
カテジナ「あなたも、リガ・ミリティアなのね。・・・こっちよ。いらっしゃいな」
スージィ(ねぇシャクティ、どうなってるの?)
シャクティ(・・・わからないわ)

ハイランド
オデロ「あ、トマーシュさん、どうだった」
トマーシュ「やぁオデロくん。大丈夫、なんとか間に合うようにはできるそうだよ」
デュオ「そいつはよかった。これでなんとかなりそうじゃないか」
トマーシュ「でも、失敗したら、船をまわしてくれる話がなかったことにならないかな・・・」
ジョッシュ「・・・大丈夫だ。トレーズは、そういう人間じゃない」
トマーシュ「そうか・・・信じるよ。でも何かトラブルがあるとまずいから、僕は君たちと一緒にいっていた方がいいと思う」
オデロ「でもオレたちって、一番危ないところばっかり行かされるんだぜ。ま、きてくれるなら、オレはアストナージさんに押しつけられる仕事が減るから、ありがたいけどな」
ウォレン「チェーンさんも、優しそうに見えて、人使い荒いんだよね」
トマーシュ「いいさ、そういう仕事なら、なれてる」
カトル「飛鳥隊長、タケルさんの方はどうですか」
ケニ「ああ、作戦中は、マーグをここで預かってもらうことになった。いま医療施設の方へいっている」

ハイランド
マーグ「う・・・ここは・・・。マーズ、ここはどこだ」
タケル「気がついたのか、マーグ。心配ないよ。ここは太陽電池衛星ハイランドだ。俺たちの艦はこれから戦闘に入るから、しばらくここにいてもらうことになる」
マーグ「戦闘? ギシン星間帝国連合軍か」
タケル「いや・・・相手は地球人だよ」
マーグ「・・・そうか。地球人は地球人同士でも、争いが絶えないのだったな。マーズ、お前に渡すものがある。このペンダントだ。母から預かったものだ」
タケル「母は・・・母は元気なのか!?」
マーグ「・・・マーズ、お前にはまだ父と母から受け継いだ記憶のすべてを、伝えてはいなかった。手を」
タケル「あ、ああ・・・」

ハイランド
タケル「そんな・・・母までも・・・。オレの本当の両親は、俺のために・・・」
マーグ「ああ・・・父はお前のために、ズールに秘密でガイヤーを守る5体のロボットをつくり、その秘密をついにズールにはあかさなかった。俺は母が死んだあの日から、奴らをだまし、この日がくるのを待っていたのだ」
タケル「マーグ・・・兄さん」
マーグ「マーズ、このペンダントで、5神ロボを自由に操ることができる。これを使って、父の願いであった宇宙の平和のために、生き抜いてくれ」
タケル「マーグは、どうするんだ」
マーグ「・・・どうせギシン星へ帰っても、処刑されるだけだ」
タケル「この作戦が終わったら、俺たちと一緒にいこう。一緒に、ギシン星間帝国と戦おう。いまは、ここで待っていてくれ。戻ってくるまでに、艦長たちに相談しておくよ」
マーグ「ああ・・・わかった、マーズ」

≪アムロ撃破数50機以上≫
ラー・カイラム
艦橋デッキ
チェーン「あ、アムロ大尉。ハイランドの方はどうなんです?」
アムロ「ああ、予定どおりにいけるそうだ。これかい、νガンダムのヘビーウェポンシステムっていうのは」
チェーン「はい、そうです。アナハイムの方でやっていたもので、シャア大佐がサイド3からの艦にピックアップさせてくれたそうです」
アムロ「そうか。すごいものだな。アストナージ、作戦には間に合わせられるのか?」
アストナージ「やるしかないんでしょう? なら、やってみせますよ。人手はありますから、なんとかなるでしょう」
アムロ「いつも面倒ばかり押しつけてすまないな。そのうち埋め合わせはするから、頼むよ」
チェーン「アストナージだけですか?」
アムロ「チェーンにもね」
チェーン「なら、今度サイド3へ入ったら、レストランでお食事、つきあってください。あ、軍の施設じゃだめですよ。民間の、ちゃんとしたところじゃないと。シティ7でもいいですけど?」
アムロ「あ、ああ、考えておくよ」
チェーン「絶対ですよ? ベルトーチカに止められた、なんて、認めませんから」

カイラスギリー宙域
ラー・カイラム艦橋
シャア「そろそろ時間だな」
ブライト「ああ。おい、艦を前へ出し過ぎるな。こちらも巻き込まれるぞ」
アムロ「それで、陽動のネオ・ジオン艦隊は」
シャ「マイクロウェーブの放射軸はさけて布陣させてある」
〔扉の開閉音〕
ギュネイ「クェス待てよ、まずいって! おい!」
クェス「大佐ぁっ!」
ノイン「クェス・パラヤ、戦闘待機中のはずだ。なぜこんなところにいる」
クェス「戦闘になるなら、大佐と話をしにきたんじゃない! あんたは、それを邪魔するの!?」
ゼクス「ギュネイ、お前がついていながら、どういうことだ」
ギュネイ「だから、自分はクェスを止めようと・・・」
シャア「クェス、どうしたというのだ」
クェス「大佐、あたし、ずっと気持ち悪いの無理して戦ってきたんだよ。なのに、みんな・・・」
シャア「おびえを隠して戦うというのでは、よくないな? 少し落ち着くといい。クェスがそんな状態では、私を守ってもらえなくなる」
クェス「あぁ・・・そうか、そうなんだ! あたしは、大佐のために働いてるんだから! ちゃんとしないとダメですよね。大丈夫です、あたし、やってみせます」
シャア「そうか。わかったら、もういけ。じき戦闘が始まる」
クェス「はい! 大佐、あたしがんばります!」
ギュネイ「・・・」
シャア「ギュネイ、貴様もいけ。クェスは貴様にまかせてあるはずだ。優しくしてやれ」
ギュネイ「ハッ、申し訳ありませんでした! 失礼いたします!」
〔扉の開閉音〕
ノイン「やれやれ。あの娘にも困ったものですね?」
シャア「アムロ、お前とカミーユで、フォローしてくれているものと思ったがな」
アムロ「俺にクェスの父親がわりをやらせるつもりだったのか? 無理だよ」
ベルトーチカ「ハイランドからのマイクロウェーブ、照射開始されました」
ゼクス「始まったか・・・」
ブライト「総員、第一戦闘配置! 戦闘隊、いつでも出られるようにしておけ!」
カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
おちゃめ「早苗おねぇちゃん、おちゃめ、頭がいたいでちゅ・・・」
早苗「え、ええ・・・変ね、どうしたのかしら・・・私も・・・」
カテジナ「なんなの、この痛みは。・・・あなたたちも、痛いのね?」
シャクティ「は、はい」
カルルマン「う・・・うわあぁぁぁ~」
シャクティ「カルル・・・大丈夫、大丈夫よ・・・」
スージィ「ねぇ、どうしてこんな急にお腹が・・・あたた、また・・・」
ドロシー「少し前から、マイクロウェーブを感知しているわ。これのせいのだと思う。私も正常に動かない部分があるわ」
ザンスカール兵「お、お前たち、早く艦をうつれ。戦闘が始まるんだぞ。子供のいるところじゃあないんだ。く・・・」
カテジナ「私も、もういかなくては・・・」
シャクティ「戦闘・・・?」(ウッソ・・・? ウッソたちがきているんだわ。ガンダムは見てないのに、なぜ私はウッソたちがいるのが、わかるの・・・?)

カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
タシロ「な、なぜ、迎撃部隊のモビルスーツの展開が遅いのだ」
ザンスカール兵「だ、だめです大佐。下痢腹痛で、ほとんどのパイロットが、う、動けません」
タシロ「く・・・」(カイラスギリーが完成すれば、地球圏制圧はイエロージャケットを統括する私の手柄になり、カガチなどに好きにさせなくともよくなるのだ。やらせるわけには・・・)

カイラスギリー艦隊
ベスパ旗艦スクイード
クロノクル「な、なんだこの行列は。お前たち、何をしている。戦闘配置につかないか!」
ザンスカール兵「む、無理です大尉。あぁっ、おい早くしてくれぇっ。も、もうダメだぁ・・・」
クロノクル「く・・・シャアにトレーズめ、汚い手を使う。そこの整備兵、私のモビルスーツの整備はどうなっている」

カイラスギリー宙域
ラー・カイラム艦橋
ブライト「いけるな? 敵の迎撃艦隊の展開が、思った以上に、にぶいようだ」
ベルトーチカ「ええ、うまくいったみたいですね。・・・マイクロウェーブ、照射停止」
ブライト「よし、ラー・カイラム全速前進! パイロット各員は発進、急げ! いまカイラスギリーを抑えられなければ、後がない。頼むぞ、お前たち」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
〔敵ユニット出現〕
ピピニーデン「ネオ・ジオン艦隊が突撃をかけてきたのか? いや・・・あれはラー・カイラム、ブルー・スウェアだな。いつぞやはルイーナとやらの邪魔が入ったが・・・。ハイン大尉、そちらはいけるのか」
ゴッドワルド「マイクロウェーブとは、やってくれたな。だが、敵の戦闘部隊が出てきた以上、以降の照射はないと見ていいな」
ピピニーデン「そういうことだ。各隊、散開して敵を迎撃しろ!」
ウッソ「くっ、どうしてあの人たちは、戦うことばかり考えているんだ」
<戦闘開始>

<敵5機以下・敵増援1出現>

ウッソ「何だ・・・? 何か聞こえた・・・何だ? 命の、砕ける音・・・?」
ジョッシュ「ウッソ・・・? カミーユ、ウッソの様子が変だ」
カミーユ「ああ・・・わかっている。ウッソ、大丈夫なのか!」
ウッソ(何だ・・・何だよ、これ。だめだ・・・僕は怯えている。あの、命の砕ける音に)
アムロ「とらわれるな、ウッソ。それでは君が、死人にひかれるぞ。聞こえているのか、ウッソ・エヴィン。返事をしろ」
ウッソ「アムロさん・・・は、はい、聞こえます」
アムロ「ウッソ、君には人の意志を感じるセンスがある。しかし、それにとらわれすぎては、自分の身を滅ぼすことになる。注意するんだ」
ウッソ「は、はい・・・なんとかやってみます」
〔敵ユニット出現〕
タシロ「このスクイードまで押し出さねばならんとはな。展開していたネオ・ジオン艦隊は、囮だったということか。ブルー・スウェアめ。クロノクル、頼むぞ」
クロノクル「ハッ、大佐! すまんな、カテジナ。出させるはめになった。が、無理はするな」
カテジナ「は、はい。大丈夫です、大尉。やってみます」
ウッソ「なんだ・・・知ってる感じがする・・・?」

≪リガ・ミリティアルートを通った≫
<ジョッシュvsカテジナ>
カテジナ「この機体・・・確か、ジョシュア・ラドクリフって・・・」
ジョッシュ「なんだ・・・このモビルスーツ」
カテジナ「あなたのような、理想も持たずに戦ってばかりの男がいるから、世の中は変になっていくのよ」
ジョッシュ「まさか・・・カテジナ・ルース・・・?」

<ウッソvsカテジナ>
ウッソ「くっ、このぉっ!」
カテジナ「これがあなたの顔・・・これがウッソの顔なのよね。思い出というものは、遠くなってしまうものだから、宝にもなるというのに。あなたという人は、ピーチャカと動き回って」
ウッソ「なんだ・・・このモビルスーツは迷っている?」
カテジナ「あなたたちがここまでこなければ、こうはしなかったし、こうもならなかったのよ」
ウッソ「無我夢中のパイロットだ・・・」
カテジナ「クロノクル大尉と女王マリアの邪魔をする人は、私が討つ! ウッソたちさえこなければ、私だってこうはならなかった!」
ウッソ「えっ!? その声は・・・まさか、カテジナさんなんですか!?」
カテジナ「あなたは、思い込みだけで走りすぎて、まわりを何もみていないのよ!」
ウッソ「カテジナさん・・・カテジナさんがモビルスーツを使っているっていうの!?」
マーベット「どうしたの、ウッソ!?」
ウッソ「あのモビルスーツ・・・カテジナさんなんです!」
マーベット「なんですって? あのお嬢さんが、モビルスーツで・・・?」

<ウッソvsクロノクル>
ウッソ「くっ、またあなたなんですか!?」
クロノクル「このモビルスーツ、ウッソとかいう少年か! ええい、子供が、よくも出てくる!」

<ウッソvsゴッドワルド>
ウッソ「こ、こいつ、強い・・・!?」
ゴッドワルド「子供だと・・・? ブルー・スウェアめ。坊主、宇宙で戦う戦士の鉄則を教えてやる。それは生き残るチャンスを逃さないことだ」
ウッソ「この人・・・」
ゴッドワルド「私はゴッドワルド・ハインだ」
ウッソ「ぼ、僕は、ウッソ・エヴィンです」
ゴッドワルド「そうか。ではいくぞ、ブルー・スウェアのパイロット」
ウッソ「えっ!?」
ゴッドワルド「坊主であろうが、この道で生きることを選んだからには、受け入れてもらう!」

<ゼクスvsゴッドワルド>
ゼクス「ゴッドワルド・ハイン・・・相手にとって不足はない!」
ゴッドワルド「OZのゼクスか。いいだろう、ゆくぞ!」

<カテジナ撃破>
カテジナ「うっ!? や、やられてしまった・・・!?」
〔敵ユニット撃破〕
※※ウッソが撃破した場合、セリフ追加※※
ウッソ「死なないでください、カテジナさん! 僕たちが戦うことなんて、ないんですよ! おかしいですよ、こんなの!」


<クロノクル撃破>
クロノクル「もう機体がもたんのか!? この程度のことで・・・くっ」

<ピピニーデン撃破>
ピピニーデン「ええい、こうも好きにやられては、やむをえんか。離脱する」

<ゴッドワルド撃破>
ゴッドワルド「くっ、ブルー・スウェア、なかなかやる。覚えておけ、私は自分が標的にしたものは、逃げさん主義だ」

<タシロ撃破orHP20%以下・勝利条件達成>
タシロ「囮の艦隊にひっかかった時点で、戦術を誤ったということか。これ以上は無理だな。大破した艦艇の乗員と、被弾したモビルスーツのパイロットは最優先で救助しろ。ここは撤退する」
ザンスカール兵「は、はい大佐!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ベルトーチカ「ベスパ艦隊、撤退を開始しました」
ブライト「追撃はネオ・ジオン艦隊にまかせる。我々はカイラスギリーを確保するぞ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ラー・カイラム
格納庫
ウッソ(カテジナさんがベスパで戦ってるなんて。どうしてなんですか、カテジナさん・・・)
剣人「なんだよ、ウッソの奴、どうしちまったんだ?」
タケル「知り合いが、敵の中にいたようなことをいっていたけど・・・」
ジョッシュ「ああ・・・ちょっと、複雑な事情があってな」
ウォレン「ウッソのあこがれの人だったんだよ。カテジナさんって」

ラー・カイラム
艦橋
シャア「ザンスカール、よくもこれほどのものを建造したものだな」
ゼクス「戦艦よりも巨大な2基の粒子加速器と、長大な荷粒子砲・・・完全な状態で稼働していれば、かつてのコロニーレーザーの比ではない驚異となったことでしょう」
ブライト「しかしこれで、ひとまずはザンスカール帝国に降伏を迫られる危険は、なくなったな」
ノイン「はい。この攻撃衛星を失ったことで、ザンスカールの戦略は、大きく後退を余儀なくされるはずです」
アムロ「カイラスギリーへ入った調査隊の報告では、どうやらここにあ地上に降下したベスパへの、補給の中継点でもあったようだ」
オリファー「では、補給が滞ることになりますね」
アムロ「ああ。彼らは現地調達する他なくなるだろうな」
マーベット「しかし、いまの地上にはそのような余剰物資のあるところなど、ほとんどありません」
ブライト「そうだな。だから、イエロージャケットは戦線の維持が難しくなる」
ノイン「これでOZ地上軍が盛り返してくれるといいのですが」
マーベット「OZね。トレーズ、というよりも、地球圏統一政府ですか。そこまで信用してよいものでしょうか。怖い気がしますけど」
ノイン「リリーナ様がいたおかげで、財団の体質も変わってきている。大丈夫だとは信じたいな」
ゼクス「・・・」
ブライト「ま、今それをいっても、始まらんさ」
シャア「・・・カイラスギリー、使えるのか?」
ゼクス「いや、いろいろと問題があるようです」
ケンジ「ざっと調査しただけですが、どうやら先のガニメデへの砲撃で、粒子加速器がオーバーロードしていたようですね。、まだ粒子加速器へのエネルギー供給も、スクイード級戦艦2隻から行うようになっていたようですので・・・」
ブライト「そうか・・・では我々が使うというのも、難しそうだな」
アムロ「それでいいのさ。こんなもの、使うべきじゃない。それに、どこが管理するにしても、後々問題になる」
シャア「しかし、対異星勢力に使えるのならば、意味はある」
アムロ「本気か? 残しておけば、火種になるぞ」
シャア「アムロ、我々人類は、ギシン星間帝国やバロータ軍を退けられねば、滅亡するかもしれんのだ。それを忘れるな」
アムロ「そうだが・・・」
ゼクス「ザンスカールは、地上へのインベーダーや真ドラゴンへの対処も、この衛星で行うつもりだったと思われる。となれば、ルイーナに対しても、使いようがあるかもしれない」
ノイン「なるほど・・・」
ブライト「まぁ、どのみち使えるかどうかも、技術者たちを呼んで調査させなければ、わからんのだろう?」
アムロ「・・・わかったよ。こいつの扱いは、シャアとトレーズにまかせよう」

ラー・カイラム
居住区画
ウッソ「えっ!? それ、ホントなんですか!?」
ノーマン「はい、確かに」
さやか「どうしたの?」
オデロ「ノーマンさんが、ドロシーの出してた信号を確認したんだってさ」
剣人「なんだって? そりゃ、ホントかよ」
学「はい、早苗さんやシャクティさんたちは、無事だという内容だったようです」
カトル「良かった。少なくとも生きていることは、確認できたんだ」
トマーシュ「うん、良かったじゃないか、ウッソくん」
ウッソ「はい。それで、シャクティたちは・・・」
ノーマン「どうやら、戦闘が開始された直後にこの宙域を離脱した戦艦の1隻に、搭乗されておられたようです」
ウッソ「ベスパの軍艦に・・・?」
学「でもよかったですね、ウッソさん、剣人さん。みんなが無事で」
剣人「まったくだ。心配して損しちまったぜ」
ひかる「まぁ、ひどい。無事だっていっても、ベスパに捕まってるのよ」
剣人「わかってらぁ。だけどよ、とりあえず生きてるか死んでるかなんて心配しなくて、よくなったんじゃないか。へへっ、ホント、よかったぜ」
さやか「剣人くん・・・」
田之助「あ、安心したら腹へっただな」
シロー「もう、田之助さんまたなの」
甲児「ホントこいつ、いっつも腹すかしてるよな」
弾児(・・・早苗さんたちは無事、か。こいつでひとまずは安心だが・・・ベスパか。やっかいなことになっちまったな。待ってな、そのうち必ず、助け出してやるからな・・・)

ラー・カイラム
格納庫
ウッソ「・・・よし」
アストナージ「ん? ウッソ、お前たち何やってんだ」
マーベット「あなたたち、まさか、サイド2へいこうっていうつもり?」
アストナージ「なんだって!?」
ジュンコ「本気かい、坊やたち」
オデロ「い、いやぁ・・・」
ウッソ「あ・・・僕、その・・・」
鉄也「ランチの時間を狙うとは、確信犯だな」
トロワ「その程度の知恵がまわらないようでは、パイロットは無理だ」
アストナージ「おいおい、お前たちもう少し別のリアクションがあるだろう」
マーベット「ふう。ウッソ、追いかけたって、本国に帰るとは限らないでしょう」
ウッソ「あ・・・なら、ついでにザンスカール本国の情報、集めてきますよ」
鉄也「おいウッソ、そいつはあまりにも・・・」
ジュンコ「待ちなよ、鉄也。ウッソ」
ウッソ「は、はいジュンコさん」
ジュンコ「このバカが! 何様だと思ってるの! ブルー・スウェアを離れて、お前たちだけでなにができる!」
ウッソ「でも・・・」
ジュンコ「まったく、しょうがない子だ」
トロワ「気持ちはわからんでもないがな」
ジュンコ「戦争やってんだよ。友達を助けに行きたいなんて甘い考えでいると、死んじゃうんだから」

ベスパ艦隊
タシロ「カイラスギリーで地球掃討作戦を行うことに、こだわりすぎたか・・・」
クロノクル「あの引き際は、お見事でありました。撤退に際し、兵たちのことを第一に指示されたのは、さすがであります」
タシロ「兵あって、士気が維持されてこその、軍隊だ。だが、カガチの一派はこれを機に私の責任を追及してくるだろう。クロノクル大尉、本国に戻り次第、あの娘を女王と引き合わせる手はずを整えろ」
クロノクル「は、手配させます」

ベスパ艦隊
クロノクル「カテジナ、ご苦労だったな」
カテジナ「クロノクル大尉・・・やってみましたけど・・・」
クロノクル「いや、初陣にしてはよくやった。ほめてやる」
カテジナ「は、はい」

ラー・カイラム
艦橋
シャア「それで、木星の方はどうなったのだ」
ゼクス「バルジに問い合わせましたが、いまだ連絡はないとのことです。観測では木星に異常が発生した形跡はなく、木星のゲッター太陽化には至っていない模様です」
アムロ「そうか・・・彼らはやってくれたのかな」
ブライト「わからんな・・・ともかく、連絡がくるかバトル7が戻ってくるのを、待つ他はない」
シャア「そうだな。ひとまずサイド3へ帰還するとしよう」

ラー・カイラム
艦橋
ベルトーチカ「バルジのトレーズ特佐から、緊急通信です」
ゼクス「トレーズから?」
シャア「いったいなんだというのだ。モニターに出せ」
〔モニターの開閉音〕
トレーズ「諸君、不測の事態が起きた。すぐにこちらへきてもらいたい」
シャア「トレーズ、何があった」
トレーズ「先にゲッターチームが開けたワームホールだが、空間のひずみが大きくなり、再び時空の裂け目ができた」
アムロ「なんだって? 彼らが戻ってきたのではないのか?」
トレーズ「いや、そこから現れたものは、我々の想像をはるかに超えたものだ。こちらでも、状況を確認させている最中だが・・・」
ノイン「特佐、何が出てきたというのです」
トレーズ「破壊された宇宙船・・・らしい」
シャア「宇宙船だと?」
トレーズ「ただし、その全長は100Kmにも及ぶ。巨大な構造物だ」
ブライト「ひゃ・・・100Kmだと!?」
トレーズ「映像をおくる」
ノイン「ッ!?」
アムロ「こ、これは・・・いったいこれはなんだ」
シャア「・・・こんなものが・・・現れたというのか。少なくとも、地球のものではないな」
ゼクス「はい。これほどの巨大な宇宙船がつくられたという記録は、ないはずです」
ブライト「だとすると、やはり異星人か?」
ノイン「し、しかし・・・特佐のいったように、ひどく破壊されているようですが」
シャア「いったいなんだというのだ、これは・・・」
【シナリオエンドデモ終了】

● F-1「対決!マーズとマーグ」  へ戻る

● G-1「背中ごしのセンチメンタル」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦D」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。