TOP PAGEへ

G-4
PLANET DANCE


サブタイトル
「PLANET DANCE」


【シナリオデモ開始】
バロータ軍
ギギル艦
ギギル「シビルの反応が、消えただと!?」
バロータ兵「はい、ギギル司令」
ギギル「くそ、シビル、どうしちまったんだ。おい、出撃の準備だ。俺が直接いって確かめてやる!」
バロータ兵「しかし、ゲペルニッチ閣下は・・・」
ギギル「うるせぇ! あのナルシストの化け物のことなど、放っておけ!」

バロータ星系
第4惑星
ゲペルニッチ「そうか、ギギルがな」
バロータ兵「いかがいたしますか」
ゲペルニッチ「やらせておけ。我が夢になじまぬ色は、塗りつぶせばよい」

バロータ星系
第4惑星
ゲペルニッチ「新たに収集したスピリチアを、注いでやろう。目覚めよ、ガビル」
ガビル「・・・誰だ、お前は」
ゲペルニッチ「私だ。今はこの男の中にいる」
ガビル「これは、ゲペルニッチさま!? なんというお姿で」
ゲペルニッチ「ガビルよ。我が夢が、うつろいゆく時のはざまにたゆたっている」
ガビル「はっ。このガビルにおまかせください、ゲペルニッチさま」
ゲペルニッチ「しもべたちを連れていけ。グラビルを起こしてもよい」

ネオ・ジオン軍港
ラー・カイラム
弁慶「ん? どうした、ベルトーチカ」
ベルトーチカ「アムロをみませんでした?」
弁慶「いや、みてねぇが」
ベルトーチカ「おかしいわ。どこいったのかしら。あ、ギュネイ、まちなさい。アムロしらない?」
ギュネイ「なんで俺にきく。あいつの居場所なんか、気にしていられるか」
甲児「あれ、ベルトーチカさん、なにやってんだよ」
ハロ「ハロ、ハロ」
ベルトーチカ「あなたたち、アムロみなかった?」
甲児「アムロさん? い、いや、みてないぜ。なぁ、ガイさん」
ガイ「お、おう。どこいったんだかな」
ヒイロ「・・・」
ウォレン「あれ、アムロさんなら、さっき街に降りるって・・・」
甲児「バ、バカ!」
ウッソ「ウォレン、まずいよ・・・」
ベルトーチカ「街に降りた? ・・・いいなさい。誰と何しにいったの」
甲児「いや、その・・・」
ウッソ「あ、あの、物資調達じゃないんですか?」
ヒイロ「大尉なら、チェーンと降りた。何のためかは知らない」
ベルトーチカ「なんですって!? まさか、2人で!?」
ガイ「おい、ヒイロ。まぁベルトーチカも、ちょっと落ち着け」
ヒイロ「下手に隠しても意味はない。それに感情で行動するのは、人として正しいと俺は学んだ」
ベルトーチカ「そうよ! こうしちゃいられないわ!」
ミカ「あっ、ベルトーチカさん! ブリッジに上がってください。おかしな通信が入ってるんです」
ウッソ「おかしな通信・・・? なんですか、それ」

ネオ・ジオン軍港
ラー・カイラム
ベルトーチカ「どう?」
ノーマン「やはり、間違いないですな。この暗号通信は、ドロシーでしょう」
ロジャー「なるほど。どうやら彼女は、通信設備を使うのに成功したようだな」
ブライト「デコードできるのか?」
ノーマン「ロジャー様のお役にたてるよう、わたくしが教えたものです。おまかせを」

ネオ・ジオン軍港
ラー・カイラム
ノーマン「お待たせいたしました」
ウッソ「シャクティたちは、無事なんですか!?」
ノーマン「ご心配いりません。みなさまはザンスカール帝国の本国コロニーに保護され、安全な状態とのことです」
オリファー「ザンスカール本国で保護? どういうことだ」
ノーマン「ドロシーによれば、シャクティさまは、ザンスカールの女王マリアの娘であったようですな。これは間違いないようです」
ブライト「なんだと!?」
ウッソ「そんな、シャクティが・・・?」
隼人「マリアに娘がいたとはな。しかも、それがあのシャクティだというのか」
マーベット「なんてこと・・・」
ノーマン「それから、ベスパは新たな作戦を開始したようです」
ロジャー「なんといってきているんだ、ドロシーは」
ノーマン「新造艦で編成された艦隊が、近々地球へ向かうようです。“地球クリーン作戦”と呼称されておるようですな」
オリファー「ベスパめ、せっかくゲッター線の影響がなくなったというのに、まだ地上を荒らそうっていうのか」
隼人「奴らが艦隊を降ろす前に、捕捉するんだな」
ブライト「ええ、監視を強化させましょう」
ウッソ「あの、それで、シャクティたちは、どうなるんですか?」
ノーマン「作戦開始前の混乱に乗じて、脱出を試みるようです」
ロジャー「ドロシーだけならともかく、子供たちを連れてか」
ノーマン「事情ははっきりとしませんが、女王マリアが内密に協力してくれるようです」
マーベット「どういうこと・・・?」
ブライト「わからんな・・・だが、そうだとすれば、失敗してもそうまずいことにはなるまい」
ウッソ「シャクティ・・・」

都市移民船シティ7
市街
省吾「なるほど。こいつは確かに、コロニーや月面都市よりも、メガゾーン内部の街に近いな。バイクで走り回ってる奴らまでいるぜ」
デュオ「シティ7は、人工重力があるしな」
由唯「空がないけど、でも一番安心できる感じがするわね」
ヒルデ「なれちゃえば月もコロニーも、あんまり気にならないと思うけどなぁ」
ジョッシュ「そうだな。オレは、ずっと地上だったから、やっぱり最初は違和感あったけど、いまはあまり気にならない」
省吾「そんなもんかね」
ヒルデ「さてと。ほら、デュオ。前のバンパイア捜しで詳しいだろうからって、省吾さんたちの案内役をふられたんだから、ちゃんと案内しなさいよ」
デュオ「んじゃ、とりあえず市長ビルにでもいくか。ん? なぁ、あれバサラじゃないか?」
省吾「知り合いか?」
ジョッシュ「戦闘に混ざってきちゃ歌う、ロック歌手のバルキリーパイロットだ」
省吾「へぇ、ロックバンドのボーカルかよ。そういや、最近イヴの歌を聴いてないな」
ジョッシュ「イヴの歌って・・・イヴはAIプログラムじゃないのか?」
省吾「イヴはただのプログラムじゃない。なにしろ、オレたちはずっと、実在する歌手だって信じてたくらいだ。いい歌だぜ。今度、イヴにまた歌ってくれっていっておくか」
ジョッシュ「歌ね・・・。ああ、バサラ」
バサラ「お前ら、こんなところで何やってんだ」
デュオ「ちょっと、新入りの案内をさ。月に落ちたでかい奴の、もと住人だ」
バサラ「ああ、あれか」
省吾「矢作省吾だ。こっちは高中由唯。ロックボーカリストだってな」
バサラ「へへ、1曲歌ってやりたいが、用事があるんでな。また今度、じっくり聴かせてやるぜ」
ジョッシュ「アンプまで持って、どこにいくんだ?」
バサラ「ちょっとな」

都市移民船シティ7
森林ブロック
バサラ「・・・シビル・・・こんなところで眠ったままで、いったいどうしちまったんだ、お前は」
シビル「・・・」
バサラ「・・・まってろ、俺の歌で、絶対目を覚まさせてやる。いくぜっ!」

フォン・ブラウン市
アナハイム工場
カミーユ「すごいな、これがV2ガンダムか」
マーベット「私は受領の手続きにいってくるから、あなたたちはここでまっていて。オデロはホワイトアークで待機、いいわね」
オデロ「ちぇ、オレは留守番かよ」
ジュドー「ウッソ、コクピットに上がってみようぜ」
ウッソ「へぇ、コアファイターも違うんだ・・・」
ハロ「ウッソ、コッチダ。ハヤクコイ」

フォン・ブラウン市
アナハイム工場
ミューラ「あの、こちらにウッソ・エヴィンがいるとうかがったのですが、おりますでしょうか?」
カミーユ「ウッソですか? ええ、いますよ。おーい、ウッソ」
ウッソ「はい、なんですか、カミーユさん?」
ミューラ「ウッソ・・・本当に、ウッソなのね」
ウッソ「えっ、母さん!?」
ジュドー「母さん?」
ウッソ「そうです! あれ、僕の母さんです!」

フォン・ブラウン市
アナハイム工場
カミーユ「・・・ええ、ウッソくんは、よくやってくれています」
ミューラ「そうですか・・・」
マーベット「お待たせ、もう運んでいいわよ。あっ、ミゲルさん? すみません、あたし、あなたがウッソのお母さんだとは知らなくて」
ミューラ「いいのよ。そういうものでしょう。でも、ヴィクトリーのテストパイロットの貴女が、カサレリアでウッソと会って、ウッソがヴィクトリーのパイロットになっているなんて。ウッソ、よく、生きて・・・」
ウッソ「偶然、うまくいっただけだよ。運がよかったんだ」
マーベット「ウッソ、あまり時間がないけど、あたしたちはV2をホワイトアークへ乗せて待ってるわ。すこし、お母さんとお話してきていいわよ」
ウッソ「はい、ありがとうございます、マーベットさん」

フォン・ブラウン市
アナハイム工場
ウッソ「偶然ではない?」
ミューラ「偶然や運だけで、あの戦いの中で生き残れて? あなたが操縦していたのでしょう」
ウッソ「でも、マーベットさんやシャクティや、みんながいてくれたから。それに、勉強していたことも役にたったし」
ミューラ「私もお父さんも、あなたを1人でも生き残れるようにしていたわ。私たちは、人の能力をとても高いものだと信じているの。だから、あなたを育てるとき、試させてもらっていたのよ」
ウッソ「・・・それって、人の意思を感じるっていう・・・」
ミューラ「アムロ大尉のように? そうね・・・それだけではないのだけど。でも・・・苦しかったでしょうね。ごめんね」
ウッソ「・・・母さんは、僕がモビルスーツで戦っていても、平気なの?」
ミューラ「そんなわけはないでしょう? でも、あなたは戦えるのだから」
ウッソ「・・・」

バトル7
艦長室
マックス「サウンドフォース・・・試してみる時期がきたということか」
レイ「はい、艦長」
千葉「すでにサウンドエナジー・システムを組み込んだ機体を、用意してあります。もちろん、バサラくんのバルキリーも改造済みです」
マックス「で、メンバーはどうするつもりなのだ。まさかとは思うが・・・」
レイ「いえミレーヌは・・・艦長の娘さんは、はずすつもりです。まだ確定していませんが、人選は私に一任してください」
マックス「わかった。どのみち私では、判断できん。・・・まさか、現実のものとなるとはな。まぁ、無駄にはなるまい。千葉大尉、頼むぞ」
千葉「おまかせください」

都市移民船シティ7
バサラの部屋
バサラ「サウンドフォースだって?」
レイ「そうだ。軍とブルー・スウェアのバックアップでな。みんなでバルキリーで出撃して歌う。それがサウンドフォースだ」
バサラ「マジかよ。軍の連中も、少しはノリがわかってきたのか。楽しいじゃねぇか」
レイ「とりあえずお前と俺、ビヒーダでいく。OKだな?」
ヒビーダ「構わない」
〔扉の開閉音〕
ミレーヌ「レイ、あたしは! あたしはどうなるの!?」
レイ「ミ、ミレーヌ。その、お前には無理だ。危険すぎる」
ミレーヌ「あたしの腕は、パパとママゆずりよ。冗談じゃないわ。敵がきたら、撃墜してやるわよ!」
バサラ「お前な、そんな根性だからはずされんだよ。お前にゃやらせらんねぇな」
ミレーヌ「なによそれ! 自分勝手! 冗談じゃないわ!」
レイ「落ち着けミレーヌ。マックス艦長もミリア市長も、許してはくれんさ」
ミレーヌ「でもあたしはファイアーボンバーなのよ!? ねぇ、あたしは邪魔? 役に立たないの? どうしてあたしはダメなの!?」
〔警報〕
レイ「空襲警報?」
バサラ「へへっ、さっそくきやがったな。いくぜっ!」

ラー・カイラム
艦橋
ベルトーチカ「敵艦隊、サイド3宙域内にフォールドアウト!」
ブライト「なんだと?」
シャア「フォールトアウト・・・バロータ軍だな。全艦、迎撃しろ。コロニーに近寄らせるな!」
金竜「奴らか・・・」
ブライト「金竜大尉、君は復帰したばかりだ。無理はするなよ」
金竜「いえ、艦長。新型のVF-19もあります。大丈夫です。ダイヤモンドフォースの意地をおみせいたします」
ゼクス「・・・敵の動き、妙だな」
ノイン「そうですね・・・シャア大佐、どうやら敵は、シティ7のみを狙っているようです」
シャア「ふむ・・・どうやら、そのようだな。ブライト、ラー・カイラムはバトル7と合流し、シティ7防衛に向かう」
ブライト「了解だ。総員、第一戦闘配備につけ!」

ラー・カイラム
格納庫
〔警報〕
省吾「バロータ軍っていってたが、こないだの奴らとはまた違うのか」
ジョッシュ「ああ、別の敵だ。異星人だと思うが、正体ははっきりしていない。気をつけてくれ、あいつらはオレたちの生命力・・・スピリチアって奴を、狙ってくる」
省吾「しかし、こっちの宇宙はどうなってやがんだ」
B・D「ようは、勝てばいいだけの話だ。メガゾーンでデザルグと戦っていた時よりも、よほど勝率は高い」
アムロ「搭乗急げ! アストナージ、V2は出せるのか!?」
アストナージ「いけますよ!」
ジュドー「あれ、アムロさん、いつもより早いんじゃない? 艦橋にいたんじゃないの」
アムロ「ああ・・・ちょっといづらくてね」
ルー「どうかしたんですか?」
甲児「いっとくけど、オレは黙ってましたからね。バラしたのは、ヒイロの奴だ。だいたい大尉がちゃんと2人と話をしないから・・・」
マリア「甲児っ、なにやってるの、早く!」
さやか「甲児くん、急いで!」
甲児「お、おう」
剣人「甲児は人のこといえないよな」
鉄也「ああ、まったくだ」
ガムリン「なにをやっている! 戦闘前だぞ! さっさと自分の機体にいけ!」
アムロ「すまない、ガムリン」
ガムリン「あ、いえ、大尉のことではなく・・・」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
ギギル「あのサンプルどもの都市船にいたのは、わかってんだ。シビル、俺が絶対見つけてやるぜ」
バロータ兵「おやめくださいギギル司令、ゲペルニッチ閣下の命令に背くことに・・・」
ギギル「うるせぇっ!」
〔ギギル、Fz-109Aエルガーゾルンへ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

ギギル「お前ら、攻撃を開始しろ! スピリチアを吸いまくれ! まってろよ、シビル・・・」
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

※※金竜が出撃している場合、セリフ追加※※
金竜「うおぉぉっ! 復活したダイヤモンドフォース魂を、みせてやる!」
ガムリン「金竜隊長、無理は禁物です!」
金竜「ガムリン、敵はシティ7を狙ってる。攪乱するぞ、ついてこい!」
※※ドッカー(VF-19FエクスカリバーF搭乗)が出撃している場合、セリフ追加※※
ドッカー「ヒューッ、このVF-19なら、やれるぜ。こちらD3、敵機確認。これより攻撃を開始するぜ!」

ギギル「チッ、また奴らか。今回は相手をしてらんねぇんだ! ハエどもがぁ!」
<戦闘開始>

<ギギル撃破・味方援軍1&敵増援1出現>

ギギル「くそっ、こうなったらこのままサンプルどもの中に入って、シビルを捜してやる」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

サリー「艦長、新たな敵がフォールトアウトしました!」
美穂「え・・・なにあれ!? か、艦長、あれは・・・」
マックス「モニターから目をはなすな!」
ガビル「こいつらがゲペルニッチさまのいっていた、スピリチア自己再生種族か。いくぞ、グラビル! 攻撃してくる者は徹底的に破壊しつくせ! これぞ完全破壊美!!」
グラビル「グオォォォォォォッ!!」
隼人「むぅ・・・」
シャア「ええい、なんだあの化け物は!」
デューク「くっ、大きい・・・」
ゴウ「奴は、すさまじいエネルギーを放射している。危険だ」
ヒイロ「・・・全長約300m。エネルギー放射値計測不能か」
トロワ「ああ・・・まさに化け物だな」
デュオ「ってお前ら、何で冷静に会話してんだよ! ありゃバリアみたいなもんだぜ。たぶんこっちの攻撃なんか、効きゃしないぞ!」
甲児「なにぃ、んじゃどうすんだよ!?」
竜馬「ケッ、なにうろたえてやがる! まとめてつっこんで、攻撃をぶちこむしかねぇだろう! 効くか効かねぇかなんざ、やってみるまでわかりゃしねぇ!」
エキセドル「や、やはり、プ・・・プロトデビルン・・・うぅぅぅ・・・」
マックス「どうした、参謀。プロトデビルンとはなんだ」
エキセドル「プロトデビルンは、ゼントラーディの血を惑わす。語ってはならぬもの。おぉぉぉ」
マックス「なっ、エキセドル参謀!」
サリー「いっちゃった・・・」
美穂「どうしちゃったのかな、参謀」
千葉「艦長、やりましょう。彼らを出しましょう」
マックス「・・・やむをえんか。サウンドフォースを発進させろ!」
マリア「サウンド・・・」
ケイ「フォース!?」
クェス「大佐、それってなんなんですか?」
シャア「出すのか。まだ準備が完全ではないと聞いていたが・・・」
アムロ「大丈夫なのか、ドクター千葉?」
千葉「システムは完璧です! 後は、彼ら次第です」
マリア「いったいなんなの?」
〔味方ユニット出現〕
ガムリン「バサラ・・・」
甲児「やっぱりきたな。遅いぜ、歌にーちゃん!」
バサラ「へへっ、お前ら、またせたな! いくぜ!」
レイ「お、おい、バサラ!」
ミレーヌ「ちょっと、バサラ! ちゃんとあわせてよ!」
バサラ「勝手についてきて、ごちゃごちゃいってんじゃねぇ!」
ミレーヌ「なによ、もう! いいわよ、あいつらが敵ね。好きなようにはさせないんだから! 見てなさい、やっつけてやるわ!」
グババ「キィッ!!」
〔ミレーヌ、Fz-109Aエルガーゾルンへ攻撃〕
バサラ「ミレーヌ、バカヤロウッ! ミサイルなんか撃つな! そんなもんくだらねぇぜ! 歌え!」
ミレーヌ「な、なにいってんのよ!? あんなに敵がいるのよ!? やらなきゃやられちゃうのよ!?」
バサラ「だからお前は、サウンドフォースからはずされんだよ! わかんねぇのか!」
レイ「ミレーヌ・・・」
ビヒーダ「・・・」
ミレーヌ「わかったわよ、やってやるわよ! 歌えばいいんでしょ!」
ジョッシュ「バサラ・・・ミレーヌまで? まさか、ファイアーボンバー全員か!?」
鉄也「冗談じゃないぜ。奴ら、戦場をコンサート会場だと思ってやがるのか?」
ガムリン「ミレーヌさんまでいるんですか!?」
ドッカー「ミレーヌちゃんだって?」
ボス「ホントかよ、あれにミレーヌちゃんが乗ってるのか!? おぉ~い、ミレーヌちゃぁぁぁん!」
ドッカー「おい、へちゃむくれ! 俺のミレーヌちゃんを変な声で呼ぶな」
ガムリン「ドッカー、ミレーヌさんを物のようにいうな!」
デュオ「おいおい、あんたらなぁ」
マックス「レイ、レイ・ラブロック、どういうことだ。ミレーヌははずすと・・・」
レイ「申し訳ありません艦長。やはりミレーヌは大事なメンバーです。はずせません。人選は、自分に一任していただいたと思います」
マックス「く、確かにそうだが・・・」
千葉「いいか君たち、いまからサウンドブースターを射出する。ドッキングしてくれたまえ」
美穂「サウンドブースター?」
サリー「なんです、それ?」
千葉「簡単にいうと、バサラくんたちの歌エネルギーを増幅し、サウンドウェーブとして放出する装置だ。これにより、効果が格段にアップするはずだ。いくぞ、サウンドブースター、発進!」
〔バサラ専用サウンドブースター、発進〕
〔バサラ、合体〕
〔ミレーヌ専用サウンドブースター、発進〕
〔ミレーヌ、合体〕
〔レイ専用サウンドブースター、発進〕
〔レイ、合体〕

レイ「よし・・・サウンドブースター、展開!」
オリファー「大佐、どうするんです」
シャア「しばらく様子を見よう。各自、警戒をおこたるな」
ガビル「なんだ、奴らは」
〔通信のコール音〕
ガビル「スピリチアゲージが・・・そうか、奴がアニマスピリチアか。面白い、グラビル、奴を捕まえろ! 捕獲美!」
グラビル「グオォォォォーッ!!」
〔グラビル、バサラへ接近〕
〔グラビル、バサラへ攻撃〕
〔バサラにダメージ〕

バサラ「くっ!?」
〔グラビル、レイへ攻撃〕
〔レイにダメージ〕

レイ「うおっ!?」
〔グラビル、ミレーヌへ攻撃〕
〔ミレーヌにダメージ〕

ミレーヌ「きゃあぁぁぁーっ!!」
ガムリン「ミレーヌさん!?」
レイ「どういうことだ・・・サウンドブースターが反応していないぞ!?」
千葉「サウンドブースターの起動には、相当量の歌エネルギーを必要とするんだ。この程度では作動しない。もっとだ、もっと熱く歌うんだ!」
バサラ「もっと熱く、か。へへっ、いってくれるじゃねぇか、おっさん。なら、新曲でいくぜ! オレたちのハートを、奴らにたっぷり聴かせてやる!」
ケイ「新曲?」
ミカ「なんて曲なんですか?」
レイ「TRY AGAINだ。バサラ、本当にやっちまっていいんだな!?」
ミレーヌ「バサラってば、相変わらず勝手なんだから!」
バサラ「いま歌わないで、いつ歌うってんだよ! レイ、ビヒーダ、ミレーヌ、いいな、いくぜっ!」
ミレーヌ「まかせて! あたしだって、練習したんだから!」
バサラ「よぉし、お前ら、オレの歌を聴けぇっ!」
〔BGM「TRY AGAIN」〕
〔バサラ&ミレーヌ、サウンドブースター起動〕

バロータ兵「スピリチアレベル、記録にない急上昇。この異常スピリチアは、危険」
〔ガビルにダメージ〕
〔画面、振動〕
〔グラビルにダメージ〕
〔画面、振動〕

グラビル「グォッ!!」
ガビル「な・・・なんだこのサウンドウェーブは!? 表現できぬ、撃ち落とせ!!」
〔バサラ、気力上昇〕
〔ミレーヌ、気力上昇〕
〔レイ、気力上昇〕
〔バサラ&ミレーヌ、サウンドブースター起動〕
〔画面、発光〕

千葉「すごい、1万千葉ソングを軽く越えている!」
美穂「へ?」
千葉「私が考案した測定値だ。艦長、バサラの歌エネルギーが、1万千葉ソングを越えました! 普段は3千が限度なのです。これはすごいぞ!」
マックス(・・・何をいっているんだ、いったい)
〔バサラ&ミレーヌ、サウンドブースター起動〕
〔画面、発光〕
〔グラビルにダメージ〕
〔画面、振動〕

ガビル「くっ、いかん、グラビルが!」
〔グラビルにダメージ〕
〔画面、振動〕

グラビル「グオォォォォォォォーッ!?」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ガビル「グラビル、なんという姿に。獰猛な美意識を奪われたか。おのれアニマスピリチア!」
ブライト「なんだ!?」
カミーユ「あの化け物が・・・」
デュオ「うへぇ、小さくなりやがった」
甲児「すっげぇな・・・」
ガムリン「歌が・・・あの化け物を・・・」
ジョッシュ「バサラたちの歌がやったのか・・・あれを」
ゴウ「やれるぞ。奴のエネルギー放射が消えている」
カトル「ええ、こらなら、なんとかなりそうですね」
竜馬「へ、遠慮はいらねぇってこったな!」
アムロ「よし、全機、サウンドフォースを援護しつつ、敵を撃退するんだ!」

<ジョッシュvsガビル>
ガビル「邪魔だ! 貴様などに用はない!」
ジョッシュ「な、なんだこいつ。くそ、バサラたちをやらせはしない!」

<バサラvsガビル>
バサラ「俺の歌を聴きにきたのか! いいとも、聴かせてやるぜッ!」
ガビル「ぐぅっ、やめろアニマスピリチア! お前の美は刺激的すぎる!」

<ガムリンvsガビル>
ガムリン「こいつが敵のっ!」
ガビル「邪魔をするな! 貴様などに、私の破壊美をとめることはできない!」

<ガビル撃破orHP20%以下orグラビル撃破orHP20%以下・勝利条件達成>
ガビル「くっ、なんとうことだ。これは美ではない! 撤退する!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
サリー「・・・バロータ軍、撤退しました!」
美穂「きゃ~っ、やったぁ!」
千葉「実験は完全に成功だ! ワハハハッ、やったぞ!」
マックス「・・・ふぅ。ん? エキセドル参謀、戻ったか」
エキセドル「まさか・・・プロトデビルンが・・・。信じられん・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

バトル7
作戦室
マックス「諸君、先ほどの戦闘の疲れが残っていると思うが、新たに現れた敵について重大な話があるそうだ。聞いてもらいたい。エキセドル参謀」
エキセドル「うぅ・・・あれは、恐らくプロトデビルン・・・」
シャア「プロトデビルン・・・?」
隼人「エキセドル参謀、それはいったい?」
エキセドル「太古の記憶・・・我々ゼントラーディの血に刻まれし、忌まわしき恐怖。プロトデビルンわずか1体が、我らの1個艦隊を容易に壊滅させる。あれは触れてはならぬもの・・・うぅぅ」
マックス「バカな、あのゼントラーディの1個艦隊を!?」
弁慶「たった、1匹がか」
隼人「参謀・・・せめて1艦あるいは1部隊の間違いではないのか」
エキセドル「いや・・・1個艦隊は規模だ」
シャア「あの戦争で、人類を壊滅寸前まで追い込んだゼントラーディ軍の艦隊を、1体でだと・・・」
竜馬「だ、だが、さっきの奴はなんとか撃退できたじゃねぇか」
鉄也「そうだ。手強かったのは確かだが・・・」
ウッソ「そうですよ。本当にそんなにすごいなら、1体で今の地球圏は全部やられちゃうはずじゃないですか」
エキセドル「わからん・・・」
千葉「歌エネルギーです。バサラくんたちの歌エネルギーが、なんらかの影響を与えたと考えて間違いないでしょう」
エキセドル「そんなバカな・・・」
千葉「しかし、それ以外には説明がつきません」
敷島「なるほど、確かにそうかもしれん」
金竜「そういえば、自分がやられたあの女の化け物も、熱気バサラが追い払ったと聞きました」
ガムリン「・・・」
シャア「しかしそれは、推測の域を出ていない」
千葉「現にサウンド療法は患者たちを確実に回復させ、またプロトデビルンの1体を弱体化させることに成功しました。詳しい原因はわかりませんが、奴らに対抗するためには、サウンドエナジー・システムが有効に機能することは明らかでしょう」
学「千葉博士、それはどういうものなんですか?」
千葉「歌エネルギーを、光や時空を揺るがすパワーに変換するシステムだ」
デュオ「は? なんだって?」
千葉「幼少時にリン・ミンメイの偉業を知った時、私の人生は決まった。12歳で統合医大を卒業、物理学のあらゆるジャンルから生体工学、ニュータイプ論から超心理学、はては気功までを学び、くじけそうな時はミンメイのビデオを繰り返し見て耐えた」
ジュン「あ、あのドクター・・・?」
千葉「苦労に苦労を重ねた長い年月! しかし、私はついにやり遂げた! 後はデータの蓄積によって、私の理論は完全なものとなるだろう!」
剣人「だめだ、この人どっかいっちまってるぜ」
アムロ「なんとなく予想はしていたが・・・」
敷島「す・・・すばらしいッ! 千葉くん、これは実にすばらしい!! ううむ、なんということだ、実に興味深い。なぜもっと早くわしにいわなかった! これからは全面的に協力するぞ!」
ケイ「あらら、こっちもだわ」
学「はぁ。まぁ現状でどのような役にたつのかは不明ですが、とりあえずプロトデビルンという敵に対して有効であるならば、研究・実践する価値は十分にありますよ」
マックス「・・・まぁいい。とにかく、我々が相手にしているのは、そういう敵らしい、ということだ。記憶が戻ったイリーナ早川少尉の証言から、敵兵士はバロータ星系の特務調査隊である可能性が高い。もしかしたら、本当の敵は、そのプロトデビルンのみなのかもしれん」
ゼクス「バロータ軍は洗脳された地球人か・・・」
ウッソ「そんな・・・」
弁慶「やりにくくなっちまったな」
シャア「エキセドル参謀、敵の正体の解明に全力を挙げてもらいたい。それから博士方もだ」
エキセドル「そうですな・・・」
マックス「・・・では、紹介が後になってしまったが、民間協力隊サウンドフォースを紹介する。ドクター、彼らをここへ」
レイ「隊長のレイ・ラブロックです。ファイアーボンバーではキーボードを担当しています。以後よろしくお願いいたします」
アムロ「見事な操縦だった。君は、もとパイロットだな」
レイ「えぇ、まぁ。メンバーを紹介します。ドラムのビヒーダ・フィーズ」
ビヒーダ「・・・」
レイ「失礼、無口なもので。それからベースギター兼ボーカルの、ミレーヌ・F・ジーナス」
ミレーヌ「はいはい! ミレーヌ・F・ジーナスです。一生懸命頑張るので、みんなよろしくね!」
マックス「・・・」
レイ「さ、最期に、リードギター兼ボーカルの、熱気バサラ。彼のことは、みなさんすでにご存じでしょう。その、あまりよい印象を持たれていないかもしれませんが、いい奴なんです」
バサラ「言っておくが、俺は歌いたい時に歌う。それが俺のサウンドだ。軍にしばられんのは、ごめんだぜ」
レイ「お、おいバサラ・・・」
シャア「まあ、いいだろう。そうでなければできんというのなら、好きにするがいい」
バサラ「へぇ、少しは話がわかるじゃねぇか」
ミレーヌ「ちょっとバサラ! ネオ・ジオンの総帥閣下に向かって、なんて口のきき方するのよ!」
シャア「構わんよ。どうやらバサラくんは、軍人が嫌いなようだ」
ミレーヌ「す、すみませんシャア大佐。ホント失礼な奴で・・・」
バサラ「俺はただ、力ずくで他人にいうことをきかせようって奴が、嫌いなだけだ」
省吾「それならわかるぜ。あんたの歌も良かった。あんたとは、いい仲間になれそうだな」
マックス「今度、ブルー・スウェアとともに戦場に出ることも多いと思う。協力してやっていってもらいたい。よろしく頼む」

ラー・カイラム
作戦室
省吾「なんだって、メガゾーンが?」
アムロ「ああ、イヴから連絡があった。何者かが船内に侵入、交戦があったらしい。一応、君たちにも知らせておこうと思ってね」
由唯「あの、大丈夫だったんでしょうか?」
アムロ「深刻な被害はなかったそうだよ。イヴが送ってきたデータを見るかぎりでは、たぶんザンスカール帝国のベスパだ」
省吾「地球人か・・・まぁ、特に問題がなくてよかった。もっともあれだけボロボロになっちまってたら、いまさらちょっとやそっとじゃ、深刻な被害になんてならないだろうけどな」
B・D「残った軍の一部が、とりあえずの防衛隊としては、機能しているようですな」
アムロ「そのようだ。おかげで、あの大きな都市を守るための戦力をあまり割かなくてよくなった」
省吾「しかし、なんだってメガゾーンに・・・」
アムロ「技術や情報が欲しいんだろう。俺たちはイヴがバハムートのデータを必要なだけ提供してくれるが、向こうはそうじゃないからね」

ラー・カイラム
デッキ
ウッソ「え・・・母さん? なんでここにいるの?」
ミューラ「サイド3へシャトルを出すと聞いたから、便乗させてもらったのよ。V2の実戦データがあれば持ち帰るし、渡すものもあったから。それに、あなたの乗っている艦もみておきたかったしね。ブライト大佐はブリッジ?」
ウッソ「はい。あ、僕が案内します!」
ミューラ「そう。じゃあ、お願いね」
剣人「へぇ、あれがウッソのお袋さんか」
次郎「ちぇ・・・」
マリア「次郎。気持ちはわかるけど、喜んであげなきゃ。ね?」
次郎「・・・」
トン助「ブヒ・・・」

ラー・カイラム
デッキ
アストナージ「よぅし、オデロ、そいつはこっちだ! 違う、そこじゃない!」
シャ「月からの輸送シャトルが入港したか」
アストナージ「ええ、あれはギュネイに運ばせてますよ。大佐には後でテストをやってもらいますので、しばらく待っていてください」
カミーユ「月・・・グラナダからですか? 何がきたんです」
クェス「大佐の新しいモビルスーツよ。そうでしょう、大佐?」
シャア「いくつかのモビルスーツのパーツとな。サザビータイプの新型モビルスーツを1機・・・ナイチンゲールという」

ラー・カイラム
デッキ
ブライト「では、確かに。タシロ・ヴァゴの動向については、そちらでもつかんでいないのですね」
ミューラ「そのようです。そのディスクにもありますが、AH計画と関係があるのかもしれません」
アムロ「AH計画か。ベスパの士官にも知らされていない計画が、それほど前から動いていたとは」
ミューラ「ウッソ、お父さんの居場所がわからないのは、そのザンスカールの計画について、ずっと調査しているからなの」
ウッソ「父さんが・・・」
ミューラ「OZの情報部員とも接触していますので、なにかわかれば、またいずれかのルートでご連絡できると思います」
ブライト「よろしく頼みます。その前に、“地球クリーン作戦”とやらを止めにゃなりませんがね」

ラー・カイラム
デッキ
ウッソ「もう帰るの?」
ミューラ「ごめんね。帰りもまた便乗させてもらうから、時間がないのよ。ウッソ・・・気をつけてね」
ウッソ「うん・・・」

都市移民船シティ7
森林ブロック
シビル「・・・」
ギギル「シビル・・・くそっ、どうなっちまったんだ。スピリチアを与えてるのに、なぜ目覚めねぇ・・・。チッ、誰かきやがった」
バサラ「シビル・・・今日こそ、目を覚まさせてやる」
〔BGM「POWER TO THE DREAM」〕
ギギル「奴は、あの異常スピリチアか!? ・・・なんだと、シビルのスピリチアが上がっていく・・・? この俺にできなかったことが、なんであいつに。あいつに、あいつなどに・・・くそっ、シビル・・・」
【シナリオエンドデモ終了】

● G-3「銀河の虎」 へ戻る

● G-5「ザール艦隊総司令クロッペンの挑戦!」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦D」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。