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G-7
聞こえないレクイエム


サブタイトル
「聞こえないレクイエム」


【シナリオデモ開始】
タワー
司令所
ブライト「マーベットとオリファーの結婚式? どういうことだ、アムロ」
アムロ「ベスパの作戦を目の当たりにして、士気が低下していたからさ。気を紛らわせてやる必要があった」
ブライト「なるほど。で、彼らは?」
アムロ「幸せそうだったよ。人のああいう姿を見るというのは、やはり気分がいい」
ブライト「それはよかった」
シャア「ブライト、早速で悪いが、モトラッド艦隊の追撃を開始するぞ」
ブライト「ロッキー山脈か。なんとか、撃沈せずに止めたいものだな」

タワー
通信室
ノーマン「ロジャーさま、ダストンさまから通信が入っております。通信室までお越しください」
〔モニターの開閉音〕
ロジャー「ダストンから? わかった、すぐにいく」

タワー
通信室
〔モニターの開閉音〕
ダストン「ロジャーか。連絡をつけるのに苦労したよ」
ロジャー「元気そうだな。どういった用件だ? あいにくと、ネゴシエイターの仕事は休業中なんだがね」
ダストン「フン、そんなんじゃない。実はな、前にお前さんが送ってよこしたベックだが、また脱走した」
ロジャー「あのチンピラが、また? それはそれは」
ダストン「まぁ、そういわんでくれ。OZが友好的になったんで治安維持は楽になっちゃいるが、人手不足は相変わらずなんだ。それよりも、ベックの奴はお前さんのことを調べまわっていたみたいでな。そっちにいくかもしれん」
ロジャー「やれやれ、復讐するは我にあり、か。逆恨みもはなはだしい」
ダストン「まぁ、そんなわけでな。ブルー・スウェアがベックごときに後れをとるとは思えんが、奴は悪知恵が回る。注意はしておいてくれ」
ロジャー「情報提供には、感謝する。そちらに戻れたら、上等のスコッチをごちそうしよう」
ダストン「そいつはいい。楽しみにしている。じぁあな、大変とは思うが、がんばってくれ」
ロジャー「ありがとう、ダストン」「ベックか・・・この状況下で、何ができるとも思えんがな」

タワー
発着デッキ
ジョッシュ「OZの高速連絡艇・・・? 誰がきたんだ」
リリーナ「みなさん、お久しぶりです」
カトル「リリーナさん!? いったいどうしたんですか」
ルー「へぇ、あれがリリーナ・ピースクラフトかぁ・・・」
リリーナ「ベスパの恐ろしい作戦を止めるためです。あんなことをさせては、絶対にいけないです」
ヒイロ「・・・リリーナ」
リリーナ「ヒイロ・・・わたくしは、逃げていました。ですが、もう迷いません。武力を使うだけが戦いではないのです。わたくしは、わたくしにできる方法で、平和のために戦ってみせます」

タワー
作戦室
シャア「休戦協定だと? ノヴァンブル条約同盟に対してか? バカな・・・」
リリーナ「長い間、交渉を続けてきたのです。ザンスカール帝国のカガチ宰相は、ようやく前向きに検討すると、約束してくださいました」
アムロ「カガチが?」
隼人「・・・そいつが本当なら、何か裏があるに違いない」
シャア「そう思う。カガチがいまさら休戦というのは、解せんよ」
リリーナ「たとえそうであったとしても、休戦それ自体には、意味があります。そういう状況であれば、わたくしは戦艦で街と人を踏みつぶすなどという作戦は、やめさせなければならないのです」
ノイン「しかし、リリーナさま、彼らがそれを受け入れるとは・・・」
リリーナ「努力せずには、何もかわりはしませんよ。それに、ベスパの戦艦には、子供たちや、ウッソ・エヴィンの母親がとらわれていると聞きました。わたくしは、彼女たちの解放もお願いするつもりです」
ゼクス「リリーナ・・・1人でモトラッド艦に乗り込むというのか」
リリーナ「ロジャー・スミスさんにも、協力をお願いしたいと考えています」
ロジャー「もちろん、リリーナ嬢のご依頼とあれば、断るわけにはいきませんが・・・しかし、あの連中は交渉相手として適当な者たちではない。危険すぎると考えますが」
リリーナ「かつてのわたくしは、ただ逃げているだけでした。戦いをやめさせるならば、危険は覚悟の上です」
ゼクス「・・・強くなったな、リリーナ」
隼人「どうする、大佐」
シャア「・・・いいだろう、リリーナ・ピースクラフト。やってみてもらおう。それで向こうの出方もわかる。時間をかせぐだけでも、意味はあるだろう」

ピピニーデン艦
艦橋
ピピニーデン「ほう、リリーナ・ピースクラフトがな」
〔モニターの開閉音〕
クロノクル「艦の修理のための、時間かせぎにはなる。それと、艦隊をまた分けよう。ブルー・スウェアを分断させたいのだ、参謀」
ピピニーデン「了解しました。司令も板についてきたな」
クロノクル「先輩の指導がいいからであります」
ピピニーデン「そう思ってくれているのなら、私の頼みを聞いてくれないか」
クロノクル「なにか?」
ピピニーデン「ゴズ・バールとベックという男を、そちらへやる。彼らの行動を、黙ってみていてくれ。悪いようにはせん。休戦協定が発効する前に、ブルー・スウェアだけは黙らせておきたいのだ」
クロノクル「本国で休戦協議の噂はあるが、ブルー・スウェアをやるまでは、休戦など」
ピピニーデン「認めたくはないだろう?」
クロノクル「あたりまえだ。わかった、やってくれ」
ピピニーデン「了解した」

ピピニーデン艦
艦橋
ピピニーデン「ゴズ・バール、ベック、聞いた通りだ。司令の許可がおりた。存分にやれ」
ベック「了解だ。まぁ、まかせておいてもらおうか」
ゴズ(自分の主義に反する作戦でも、自分の得になるなら、やってみせるさ)

タワー
司令所
ヤマザキ「モトラッド艦隊、捕捉しました。3隻です」
弁慶「連中、また2手にわかれたか」
ヤマザキ「ランチの発進用意」
〔モニターの開閉音〕
ブライト「しかし、まさかベスパが受け入れるとはな」
隼人「だが、ベスパが作戦の中止まで受け入れるとは、思えないがな」
シャア「交渉がうまくいくのならば、それでいい。攻撃の用意はさせておくのだ。失敗しても損はない」
アムロ「逆に彼女がとらわれなければ、の話だろう」
ゼクス「・・・」
ノイン「ゼクス・・・」
ゼクス「リリーナとて、危険は承知だ。あれがリリーナの戦いならば、私は見ていてやることしかできん」
〔扉の開閉音〕
ウッソ「リリーナさんとロジャーさんが、モトラッド艦へいくって、本当なんですか!?」
ノイン「ウッソ・・・」
弾児「ランチでいくんだろう。俺たちも行かせてくれ」
隼人「許可できん」
ウッソ「どうしてなんですか!? 母さんやシャクティたちが・・・」
アムロ「だからだよ。ウッソ、弾児、無理をすれば、彼女たちに被害がおよぶ。自重しろ」
オリファー「最悪の場合には、お前たちの突入をバックアップしてやる。だから、いまは待て」
弾児「く・・・」

モトラッド艦隊
クロノクル艦
クロノクル「ようこそ、アドラステアへ。リリーナ・ピースクラフトもと女王」
リリーナ「クロノクル・アシャー司令ですね。単刀直入に申し上げます。街をつぶし、人々をつぶすなどという愚かな作戦は、即刻中止してください」
ロジャー(リリーナ嬢、率直すぎます。それでは交渉など・・・)
リリーナ「すぐに戦闘を停止し、ザンスカールへお帰りください」
クロノクル「そちらのネゴシエイターのように、余計な言い回しで惑わせるようなことをしないのは、賞賛しよう」
ロジャー「・・・これは、手厳しい」
リリーナ「では・・・」
クロノクル「しかし、それはできかねる。それに、幾度も我々の邪魔をしてきたブルー・スウェアが、目の前に出てきているのだ。叩かぬ理由はない」
リリーナ「カガチ宰相は、休戦協定を結ぶことを、お考えになられています。ならば、これ以上の戦闘や殺戮は、意味がありません」
クロノクル「むろん、本国から停戦命令が出たとなれば、すぐにでも作戦を中止するが、まだそのような命令は受けていない」
ロジャー「しかし、クロノクル司令。あなた方も、好きで街をつぶしているわけではありますまい? 歴史に残る汚名を着るのは、本国の方々ではなく、艦隊司令であるあなたになるのですよ」
クロノクル「モトラッド艦による地球クリーン作戦の指揮をまかされた時から、覚悟していることだ」
リリーナ「あなた方は、話し合いで解決しようという気はないのですか!? なぜそうも殺し合いを望むのです」
クロノクル「地球圏のすべてが、マリア主義を認めればいいのだ。そうすれば、マリア主義のもと、少なくとも人類同士で争うことはない」
リリーナ「マリア主義は、決して殺戮のための道具ではないはずです。あなた方は、それを利用しているだけではありませんか」
カテジナ「ピースクラフト。貴女は話し合いにきたのか? それとも我々をバカにしにきたのか?」
リリーナ「・・・では、せめて非戦闘員を解放してください。こちらに乗艦させられていることは、わかっています」
クロノクル「ほう」
リリーナ「それとも、人質にでもするおつもりですか? あるいは、オイ・ニュング伯爵のように見せしめのための処刑を?」
クロノクル「いや・・・それは・・・」
リリーナ「そうでないのなら、そして、あなた方に少しでも人の心があるというのなら、解放できるはずです。もし人質にするというのなら、このわたくしを人質にしなさい」
ロジャー「リリーナ嬢!?」
リリーナ「これでも、もと地球圏統一政府の女王です。不足とはいわせません」
クロノクル「・・・お見事な覚悟だ。わかった、子供たちの解放には同意しよう」
リリーナ「ありがとうございます」
クロノクル「ただし、リガ・ミリティアの構成員であるミューラ・ミゲルは、非戦闘員とは認められない。捕虜として扱う。それと、シャクティ・カリンは私の姪であり、ザンスカールのために必要な者だ。この2名は除外する」
リリーナ「しかし・・・」
クロノクル「貴女に敬意をはらい、最大限に譲歩したつもりだ。それで納得いただけないのならば、このままお帰りいただく」
ロジャー「リリーナ嬢、現状では、クロノクル司令は誠意ある対応をしていると、認めざるを得ません。ここは・・・」
リリーナ「・・・」

タワー
格納区画
シュワルツ「てめぇら、わかってんだろうな。いつでも出られるようにしておけよ! 金竜、ダイヤモンドフォースはどうだ」
金竜「は、少佐。いつでも出られます」
竜馬「まったく、一気に叩けねぇとは、面倒くさいこったぜ」

タワー
格納区画
マーベット「オリファー・・・あなた」
オリファー「ん・・・?」
マーベット「あたしと結婚したこと、後悔してるのでしょう」
オリファー「するわけないだろ」
マーベット「本当に? でも・・・」
オリファー「僕のパートナーは君だけだよ。君には、僕の子供を産んで欲しいんだ」
マーベット「オリファー・・・」
オリファー「さぁ、自分の機に戻って。いつ発進するか、わからないんだ」
マーベット「ええ・・・また、後で」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
〈出撃戦艦選択〉
〔敵ユニット出現〕
〔ベック、クロノクルへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕
〔ゴズ、クロノクルへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕

クロノクル「なんだ、ピピニーデン参謀がいっていた2人か?」
ザンスカール兵「そのようです、司令」
クロノクル「ふむ・・・」
リリーナ「わかりました。クロノクル司令、では子供たちだけでも、解放してください」(ごめんなさい、ウッソ。いまのわたくしには、これ以上は・・・)
クロノクル「結構。子供たちとアンドロイドは、ランチへ案内させる。あなた方もお引き取りを。その後、ブルー・スウェアが攻撃をかけてくれば、交戦することになる。それは承知しておいてもらいたい」
リリーナ「・・・」
ゴズ「ここだな。お前たち、でろ。ここは危険だから、移動させることになった」
ミューラ「いったい、どこへいくというのです」
早苗「シャクティは一緒ではないのですか?」
ゴズ「いいから、黙ってこい」
ドロシー「・・・なぜあなたがいるの?」
ベック「おやおや、こいつは驚いた! ドロシーちゃんが混ざってるとはな!」
ゴズ「貴様、そのアンドロイドを知っているのか」
ベック「そうさ。・・・こいつは危険だ。俺さまが先に下に連れて行っておいてやるよ、少尉どの」
ゴズ「・・・いいだろう」
ベック(いやっほう! こいつはついてるぜ! これでザンスカールなんぞに取り入らねぇでも、あのカラス野郎に仕返しできるってもんだ! ついでにもと女王ってのもいただいて・・・ケッケッケッ)
〔クロノクルに爆発〕
〔画面、振動〕

クロノクル「なんだ!? ブルー・スウェアの攻撃か!?」
カテジナ「これは・・・モビルスーツデッキ内からの破壊のようです」
クロノクル「なんだと!?」
〔第3軍ユニット出現〕
クロノクル「さっきの奴か!?」
ベック「へっへぇ、ザンスカールの指揮官さんよ、リリーナ・ピースクラフトをこっちによこしな!」
クロノクル「なに!? 貴様、ピピニーデンが送ってきたのではないのか!?」
ベック「あぁ? しらねぇなぁ、そんな奴。俺さまは気が短けぇんだ。早くしねぇと、艦橋をフッ飛ばすぜ!」
ロジャー「ベック!?」
クロノクル「くっ・・・」
リリーナ「・・・お待ちなさい! 何が目的かは知りませんが、わたくしがいけばよいのでしょう」
〔カーソル、クロノクルからベックへ移動〕
ベック「よぉしよし。それじゃずらかるとするか」
〔ベック、後退〕
ロジャー「くっ、待てベック! ビッグ・オーッ、ショータイム!」
〔味方ユニット出現〕
ベック「おっと、お前もいたのか。まぁあわてなさんな、ネゴシエイター。追ってきたら人質の命はねぇぜ。もちろんアンドロイドもブッ壊す」
リリーナ「うっ・・・」
ロジャー「くっ、卑劣な・・・」
ベック「後で連絡する。それまでおとなしく待ってな、カラス野郎」
リリーナ(あぁ・・・ヒイロ)
〔ベック、マップ端へ移動〕
〔第3軍ユニット離脱〕

隼人「どうした、ロジャー。何があった!? あれはベスパではなかったようだが・・・」
ロジャー「リリーナ嬢とドロシーが、さらわれた」
ゼクス「なんだと!?」
ヒイロ「リリーナが・・・?」
デュオ「なんてこったぁ」
甲児「あっ、おいヒイロ!」
〔味方ユニット出現〕
〔ヒイロ、変形〕
〔ヒイロ、マップ端へ移動〕

ロジャー「いかん、ヒイロ・ユイ、待つんだ!」
〔味方ユニット離脱〕
剣人「いっちまったよ・・・」
ゼクス(リリーナ・・・くっ、ヒイロ、無茶はしてくれるなよ・・・)
クロノクル「くっ、ピピニーデンめ、なんという奴を送ってきたのだ! もう1人は・・・」
ウッソ「敵も混乱している・・・?」
弾児「もう我慢できねぇ。こうなったら、何が何でも、みんなを助け出してやる。あの艦につっこむぜ、ウッソ」
ウッソ「は、はい!」
〔味方ユニット出現〕
ウッソ「今度こそ、母さんとシャクティたちを返してもらう!」
弾児「早苗さん、待っててくれ・・・」
アムロ「ウッソと弾児が出ただと?」
弁慶「あいつら・・・」
シャア「やむをえん。どのみち交渉は失敗したと見ていい。全機、発進しろ!」
〔味方ユニット出現〕
オリファー「ウッソと弾児は、自分が支援します。もう、いかせてやる他ないでしょう」
ブライト「オリファー? やむをえんな。後続の各機、ウッソと弾児が、モトラッド艦へとりつくのを援護してやれ! 敵戦艦を沈めるんじゃないぞ! わかっているな!」
〈出撃ユニット選択〉
クロノクル「くっ、ブルー・スウェアが戦闘部隊を出したか。カテジナ、こちらもモビルスーツ隊を出せ。ブルー・スウェアは、叩いておかねばならん」
カテジナ「はっ、司令」
〔敵ユニット出現〕
<戦闘開始>

<ウッソor弾児がクロノクルへ隣接orアドラステア以外の敵全滅>

ゴズ「くそっ、ベックめ。まぁいい、アンドロイドは最初から数にはいっちゃいないんだ。こいつらが残っていれば、作戦は続行できる」
ウッソ「母さん、シャクティ!」
〔ウッソ、クロノクルへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

弾児「必ず助け出してやる。待ってろ、早苗さん・・・」
〔弾児、クロノクルへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

オリファー「あいつら・・・無茶をするんじゃない!」
〔オリファー、クロノクルへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

ザンスカール兵「うわぁっ!? 敵だ! 敵が侵入してきたぞ!」
ゴズ「バカ野郎! 艦内で戦闘をするな! くっ・・・」
ザンスカール兵「パイロットだけをねらえ!」
弾児「へへっ、中に入っちまえば、こっちのもんだぜ」
〔回避音×2〕
〔殴打音〕

ザンスカール兵「うわっ!?」
〔殴打音〕
ザンスカール兵「ぐわっ!?」
ウッソ「すごい・・・ただの石つぶてなのに。なんて人なんだろ」
ゴズ「く、くそ・・・」
ウッソ「母さん!!」
ミューラ「ウッソ・・・!?」
早苗「弾児くん!?」
弾児「早苗さん! 無事か、みんな!?」
おちゃめ「わーい、お兄ちゃんたちが来てくれたでちゅ!」
オリファー「どうやらどこかへ移す気だったらしいな。ウッソ、弾児、いそげ!」
スージィ「まってウッソ、シャクティが別の所にいるんだよ!」
ウッソ「シャクティが!?」
ミューラ「ウッソ、ザンスカールはシャクティを利用するつもりよ。シャクティはお姫様だから、別の部屋にされていたの」
ウッソ「そんな・・・」
ミューラ「いきましょう。シャクティを助けてあげなくては。イノエ大尉、子供たちを頼みます。ウッソ、いらっしゃい」
ウッソ「母さん!?」
弾児「ひゅ~、さすがウッソのおっかさんだぜ」

<ウッソたちがクロノクルへ侵入した次PP・味方援軍1&敵増援1出現>
〔味方ユニット出現〕
弾児「すまねぇ、ウッソ。先に脱出するぜ」
〔弾児、後退〕
弾児「みんな、大丈夫か?」
早苗「え、ええ・・・」
スージィ「だ、大丈夫・・・」
おちゃめ「大丈夫でちゅ!」
カルルマン「うああぁぁぁ・・・」
スージィ「カルル、ガマン、ガマンよ」
〔敵ユニット出現〕
ルペ「せっかくの人質だが、逃がしては意味がない。そこまでだ。抵抗すれば、殺すよ!」
弾児「チッ、こいつは、ヤバイぜ・・・」
クロノクル「ルペ・シノ隊がきた? なんだ・・・何をやっているのだ?」
〔味方ユニット出現〕
オリファー「くっ、子供たちは、やらせはしない!」
〔オリファー、ルペへ隣接〕
〔オリファー、ルペへ攻撃〕
〔ルペにダメージ〕

ルペ「くっ、なに!? こいつ!」
〔ルペ、オリファーへ攻撃〕
〔オリファーにダメージ〕

弾児「オリファーさんかい!?」
オリファー「くっ、いけ、弾児!」
弾児「りょ、了解!」
ルペ「この、逃がしはしないよ!」
オリファー「やらせはしないと、いっただろう!」
〔オリファー、ルペへ攻撃〕
〔ルペにダメージ〕
〔弾児、後退〕

ルペ「ええい、邪魔をするなぁっ!」
〔ルペ、オリファーへ攻撃〕
〔オリファーにダメージ〕
〔ルペ、オリファーへ攻撃〕
〔オリファーにダメージ〕
〔ルペ、オリファーへ攻撃〕
〔オリファーにダメージ〕

オリファー「ぐぅ・・・マーベット・・・俺たちの子供を、頼んだぞ・・・」
〔味方ユニット撃破〕
マーベット「あ・・・オリファー・・・? オリファァァァーッ!!」
アムロ「オリファー!? くっ・・・」
シュワルツ「なんだと!? あの・・・あのバカ野郎が・・・」
ジュンコ「そんな・・・オリファー隊長ッ!?」
ウッソ「なんだ・・・いまの・・・? 誰が死んだの!?」
ミューラ「ウッソ、急ぎなさい!」
ウッソ「あ・・・は、はい!」
早苗「いいわ、弾児くん!」
弾児「あ、ああ・・・くそっ、ベスパめ!」
〔味方ユニット出現〕
弾児「剣人、いくぞ! 合体だ!」
剣人「おう! ベラリオス、こい! クロォォス・イィィィン!!」
〔味方ユニット出現〕
[イベントデモ「ダルタニアス合体」]
〔剣人、合体〕
弾児「ベスパめ、許さねぇ・・・」

<味方援軍1出現の次PP・敵増援2出現>
ウッソ「さぁ、シャクティ、いくよ。急いで」
シャクティ「でもわたしは、おじさまを説得しなくては。やっぱりわたし、まだ戻れない」
ウッソ「おじさま?」
シャクティ「クロノクル・アシャー大尉よ。この艦隊の司令官の」
〔銃声〕
ミューラ「あっ!?」
ゴズ「そこまでだ。くそ、お前たちまで逃がしてたまるか!」
シャクティ「おばさま!?」
ミューラ「くっ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ゴズ「うおっ!?」
ミューラ「いきなさい、ウッソ! シャクティを連れて、早く!」
ウッソ「で、でも母さんが!」
ミューラ「私はいいから、早くV2に!」
ゴズ「くっ・・・貴様・・・」
ウッソ「く・・・シャクティ!」
シャクティ「え、ええ・・・」
〔味方ユニット出現〕
ゴズ「1人だけでも、使いようはある・・・きてもらおう!」
ミューラ「あっ、パイロット、何をする!」
〔敵ユニット出現〕
ウッソ「母さん!? モビルスーツが握っているのは母さんなの!?」
シャクティ「おばさま・・・」
ゴズ「どうだ、手を出せば、こいつを殺すぞ! 抵抗するんじゃない!」
ウッソ「くっ・・・」
ミューラ「やめなさい、パイロット!」
ゴズ「自分は人質を盾にして戦えと、命令されている! 残念ながら、あんたしか残っていないんでな」
ミューラ「あなたは、それでも軍人ですか!」
ゴズ「主義には反するが、作戦を成功させるためにはやむをえん!」
クロノクル「ゴズ・バール機が女を握っている? くっ、そういうことか。ピピニーデンめ、軽蔑すべき作戦をする。見下げはてた先輩だ」
※※まだカテジナ健在の場合、セリフ追加※※
クロノクル「カテジナ機はどこだ。人質を回収しろ」
カテジナ「ゴズ・バール、やってはいけない作戦というものがある。ミューラ・ミゲルをこちらへ渡しなさい」
ゴズ(クロノクルの女が!)「自分は好きにやってよいとの司令の許可をえたのだ。いまさら引き下がれん」

シャア「なんだ・・・どうしたというのだ」
カミーユ「ウッソ、動きが止まっているぞ!」
ウッソ「このモビルスーツには攻撃しないでください! 母さんが!」
ブライト「な・・・なんだと!?」
カミーユ「くっ、ベスパめ。ティターンズのような真似を・・・。ウッソ、相手をするな! チャンスを待つんだ!」
ファ「カミーユ・・・」
鉄也「どういうことだ?」
ファ「カミーユのお母さんは、昔ティターンズのバスクに人質にとられて、殺されたのよ」
鉄也「・・・」
五飛「モビルスーツが人質を盾に戦うだと!? 貴様ぁ、ふざけるな! 貴様たちが正義だというのなら、まともに戦って証明してみせろ!!」
ゴズ「俺だってこんなことはしたくないが、勝つためだ!」
〔敵ユニット出現〕

<ウッソvsカテジナ>
シャクティ「ウッソ!」
ウッソ「このモビルスーツ、カテジナさんか!? どいてください、カテジナさん!」
カテジナ「下がりなさい! あなたは子供のくせに、強すぎるから!」
ウッソ「僕はおかあさんを助けたいだけなんだ! 何で邪魔するんです!!」

<ゴズ&アドラステア以外の敵全滅・勝利条件達成>
ゴズ「く、くそ・・・」
クロノクル「ピピニーデンが送り込んできた男といえど、あの程度か。もういい、全艦撤退しろ!」
〔敵ユニット離脱〕
ゴズ「こういう手を使って負けでもしたら、本当にギロチンものだ」
〔ウッソ、ゴズへ隣接〕
ウッソ「待て! 母さんを返せ!!」
ゴズ「せめて、この新型ガンダムだけでも墜としておかねば、帰れんのだよ!!」
〔ゴズ、ウッソへ攻撃〕
〔ウッソにダメージ〕

ウッソ「くっ・・・どうしたらいいんだ・・・」
ミューラ「ウッソ、あなたはパイロットでしょ、戦士なのでしょ!? 私は忘れなさい!」
ウッソ「母さん!?」
ゴズ「墜ちろ、ガンダム!!」
ウッソ「うわぁぁぁぁぁっ!!」
〔〔ゴズに爆発〕
〔画面、振動〕

ゴズ「な、なに!? くっ、出力が・・・うおぉぉぉっ!?」
〔ゴズ、前進〕
〔ウッソ、ゴズへ隣接〕

カトル「いけない・・・あのモビルスーツ、爆発します!」
シャア「ちぃっ、あのままでは戦艦を巻き込むぞ! 全機、緊急退避だ! タワーとラー・カイラムも、山陰へ下がらせろ!」
ブライト「機関出力最大! 後退しろ!」
ヤマザキ「後退、後退だ! 急げ!」
ウッソ「母さん・・・母さんッ!!」
ミューラ「く・・ウッソ・・・」
ジョッシュ「ウッソ、下がれ! お前まで巻き込まれるぞ! ウッソ!」
ウッソ「でも母さんが・・・母さんがあそこにいるんだッ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

タワー
司令所
隼人「全機、収容したか!? ウッソ・エヴィンはどうした!」
ヤマザキ「回収したとの連絡がありました」
シャア「退避をいそがせろ」
ヤマザキ「・・・きます! 総員、対ショック態勢をとれ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

ヤマザキ「くっ・・・」
隼人「モトラッド艦が沈んだか・・・くそっ」

クロノクル艦
艦橋
クロノクル「あんな作戦をとった上、モトラッド艦を1隻失うとは。くっ、胸くその悪い。ピピニーデンめ、もうあの男を先輩などとは思わん。ブルー・スウェアはどうした」
カテジナ「ク、クロノクル司令、たったいま、本国から停戦命令が・・・」
クロノクル「ピースクラフトが言っていた通り、休戦協定が結ばれたというのか。どういうことだ」
カテジナ「詳細は不明ですが、一時休戦というのは、間違いありません」
クロノクル「く、なんというタイミングだ。カガチや本国の連中は、何を考えているのだ。なんのための地球クリーン作戦か!」
カテジナ「・・・」

タワー
司令所
〔モニターの開閉音〕
トレーズ「そうか。オリファー・イノエとミューラ・ミゲルには、申し訳ないことをした。もう少し早く休戦になっていれば・・・」
シャア「それは、わからんよ。そんな仮定に意味などはない」
隼人「・・・いいパイロットだった」
アムロ「ええ・・・」
トレーズ「リリーナ・ピースクラフト嬢が、誘拐されたそうだが?」
ロジャー「ああ・・・私のミスだ。ザンスカールではない。私に恨みをもつ、ベックという男が、リリーナ嬢とドロシーを連れ去った。おそらくすぐに、身代金の要求があると思う」
トレーズ「なるほど・・・」
ブライト「それで、停戦というのは、本当なのですか」
トレーズ「そうだ。一時休戦といったところだよ」
ゼクス「話が進んでいるのは、リリーナから聞いていたが・・・本気かトレーズ。カガチが本気で停戦を考えているなどと、誰が信じるのだ」
トレーズ「わかっているよ、ゼクス。だから、あくまでも一時休戦なのだ。むろん、彼らが時間かせぎをしているであろうことは、想像に難くない」
アムロ「AH計画か? だったら・・・」
トレーズ「しかし、こちらも時間は必要だ。それに、君たちが地上に降りたからには、ベスパだけでなく、ルイーナのことも考えねばならない」
弁慶「何かあったのか」
トレーズ「OZのいくつかの部隊が、ルイーナと思われる敵と交戦、壊滅している。南極付近では、“ウンブラ”と名乗る、新たな指揮官も確認されている。第5次南極調査隊も、引き上げさせざるを得なかった。彼らはその勢力を拡大させていると見て、間違いない」
アムロ「くっ・・・あの敵が・・・」

タワー
デッキ
ブライト「総員、勇敢なるパイロット、オリファー・イノエ中佐と、同志ミューラ・ミゲルに対し、敬礼!」
ゼクス「・・・」
ノイン「・・・」
カミーユ「・・・」
鉄也「・・・」
ジョッシュ「・・・」
弾児「・・・」
ケンジ「・・・」
マーベット(きっと・・・苦しまずに、死ねたわよね・・・オリファー。残されたあたしのことなんか、ちっとも考えてくれずに・・・ひどいわよ、あなた・・・)

タワー
デッキ
スージィ「ウッソ・・・大丈夫・・・?」
ウッソ「・・・」
ジョッシュ「ウッソ・・・」
シャクティ「わたしのせいで、わたしのせいで、おばさまが・・・うぅ・・・」
おちゃめ「シャクティお姉ちゃん・・・」
ジョッシュ「シャクティ、これは、誰のせいでもない。そうだろ、ウッソ」
ウッソ「よく・・・わかりません。僕は・・・」
ジュンコ「坊や・・・いいんだよ。無理しないで、泣いちゃいな。あたしらだってさ、こういうときは・・・」
ウッソ「なんで・・・なんで・・・う・・・うぅっ、うわぁぁぁぁぁっ」
シャクティ「・・・うぅぅっ、うぅぅぅ・・・」
ジョッシュ「みんな、行こう。いまは、泣かせておくしかない」
カミーユ「ああ・・・そうだな」
スージィ「うん・・・」
おちゃめ「おちゃめも、おばちゃん好きでちた。おちゃめも悲しいでちゅ・・・」

タワー
格納区画
早苗「そんな・・・本当に?」
甲児「ああ・・・みんなでお祝いしてさ、結婚したばっかりだったんだ、あの2人・・・」
弾児「・・・くっ」

タワー
格納区画
マーベット「ほら、ウォレン、田之助、モタモタしないで! バラしたパーツは、さっさとどけなさい! チェーン、アストナージさんはどこ!?」
スージィ「マーベット、泣いていないで、怒ってる・・・」
シュワルツ「考えないようにしてんのさ、あれはな。こういうときは、体動かして、別のこと考えてないと、嫌なことばかり考えちまうもんさ」
さやか「そんな・・・」
甲児「ああ・・・わかる気がする。オレも、お父さんが死んだとき、そうだった」
マリア「うん・・・」
大介「そうだな・・・」
スージィ「マーベット・・・」
シュワルツ「チビ助、お前はそんなこと気にするんじゃねぇ」
弾児「・・・」「あ、あのよ・・・マーベット、さん」
マーベット「そこでなにやってるの!? あなたたちは、少しでも休みなさい!」
弾児「その・・・すまねぇ。俺が、もっとうまくできていたら、こんなことには・・・」
マーベット「うぬぼれないで。戦いの中の人の生き死にを、1人の力でどうにかできるなんて、思い上がりだわ。オリファーなら、そう怒鳴ったはずよ」
弾児「・・・」
マーベット「・・・なぁに、その暗い顔は。戦争で人が死ぬのは、当り前なんだから。パイロットだけじゃない。だから、こんな戦いは、終わらせなくちゃいけないのでしょう」
早苗「それは、私たちも戦災孤児だから、わかっています。でも・・・オリファーさんは、私たちを助けるために・・・」
マーベット「やめなさい。ダメよ、そんな風に考えては」
弾児「だけど、俺は・・・」
マーベット「そう思うのなら、生き抜きなさい。死んではダメ。意地でも最後まで生き残って、平和な地球圏で幸せになるのよ。それが、あの人への最大の手向けになるのだから」
早苗「マーベットさん・・・」

ラー・カイラム
艦橋
ブライト「ふう・・・しかし、まいったな」
ベルトーチカ「結婚式の、あの2人の姿を見た後だけに、余計につらいわ・・・。たぶん、みんなもそうでしょうけれど」
アムロ「そうだな・・・裏目に出てしまったな」
カミーユ「ウッソも、つらいでしょうね。ベスパめ」
アムロ「ああ、自分のせいだと、思いすぎなければいいんだがな」
ブライト「幸いシャクティは戻ってきたし、時間がたてば、また元気になってくれると思いたいな」
カミーユ「・・・ベスパとの停戦、ルイーナに関しては実体が把握できていないから、どう戦えばいいのか見当もつかない。どうするんです、これから」
ノイン「ヒイロからは、何か連絡はないのですか?」
ゼクス「ない。ベックとやらからも、まだ何もいってきていない」
ノイン「ゼクス・・・」
ゼクス「多分に私的なことだといわれても仕方がないが、しばらくこの場で待機していただきたいのですが」
シャア「トレーズがドクトル・ガイギャクスと共に、こちらへくるといっている。どのみち、しばらくはこの地域で待つことになる」
ゼクス「ありがとうございます」

ラー・カイラム
士官室
マーベット「オリファー・・・あたし、どうすればいい? 怖いよ・・・ふるえがとまらない。明日からはちゃんとするから・・・いまだけは、泣いても許してくれるわよね? あなた・・・」「うっ・・・うぅ・・・あぁぁぁっ・・・」
【シナリオエンドデモ終了】

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