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H-1
響きあう魂の行方


サブタイトル
「響きあう魂の行方」


【シナリオデモ開始】
タワー
司令所
〔モニターの開閉音〕
レディ「という状況です。その後のルイーナの動きは、まだ確認されていません」
隼人「ラゲーン基地も戦力が低下していたとはいえ、そこまで徹底的に破壊されるとはな・・・」
シャア「欲するものは死と滅び、絶望と恐怖、負の感情・・・そう言っていたな」
アムロ「ああ・・・このまま連中が勢力を拡大するのを待っていては、これが全地球規模に広がるかもしれない。止めなくては・・・」
レディ「はい。今回のラゲーン基地の件、それとこちらの部隊との交戦の結果から、通常戦力では彼らに対抗するのは、厳しいと言わざるを得ません」
トレーズ「やはり、ブルー・スウェアに対応してもらう他ないようだね」
ブライト「それで、捜索状況は」
レディ「これまでの状況から、地下施設であると想定されます。そのため、バルジおよびカイラスギリーからの地表スキャンでは確認できず、現在OZ地上軍の全力をあげて、捜索にあたっています」
ゼクス「待つ他はない、か・・・」

タワー
司令所
ケンジ「カサレリアへ?」
マーベット「はい。ウッソたちが、行きたがっています。ミューラさんのお墓をカサレリアに作りたいという気持ちも、強いのでしょう。私も、できればオリファーを・・・」
ノイン「マーベット・・・」
ブライト「・・・わかった、いいだろう。ホワイトアークの使用を許可する」
マーベット「ありがとうございます、ブライト艦長」
アムロ「カサレリアはいいところだと聞いた。マーベット、ついでに子供たちも連れて行ってやってくれないか」
マーベット「わかりました。みんな、喜ぶと思います」

タワー
休憩室
ジョッシュ「ウッソたちは、カサレリアへ行ったのか・・・」
デュオ「ああ。ヒイロの奴も、あのお嬢さんの付き添いで行っちまったけどな」
ルー「なにもないところだって聞いたけど、そんなにいいところなの?」
ケイ「地球本来の自然が戻り始めてる場所だって、聞いたけど。畑をつくって家畜を飼って、っていう昔ながらの生活をしてたみたい」
省吾「ダメだ、オレは耐えられそうにないな、そんな生活」
由唯「畑のつくり方も、家畜の飼い方も、知らないものね」
ジュン「そんなの、あたしたちだって知らないわよ」
〔扉の開閉音〕
カミーユ「ジョッシュ、さっきのOZの輸送部隊で、リムが来てるみたいだ。聞いてなかったのか?」
ジョッシュ「リムが!?」

タワー
居住区画
ジョッシュ「リム、大丈夫なのか!? いったい、なんだってここに・・・」
リム(クリス)「あっ、お兄ちゃん。大丈夫だよ、そんなにひどいケガじゃないんだから。杖があれば、歩けるし。ほら」
ジョッシュ「お、おい、無理をするな。お前は、よくなるまでゆっくり休んでいればいいんだ。くそ、クリフの奴、なんだって・・・」
リム(クリス)「違うよ。わたしが、レディさんに頼んだの。ブルー・スウェアのところへ行かせてって」
ジョッシュ「レディ・アン特佐に? どうしてなんだ」
リム(クリス)「・・・わからない。でも、来なきゃいけないって思って」
リム(リアナ)(クリス、アニキ、やっぱり疲れた顔してる)
リム(クリス)「リアナが、お兄ちゃん疲れた顔してるって。あの敵と戦ったんでしょう? 何かあったんじゃないの?」
ジョッシュ「まさか、お前も・・・」
リム(クリス)「うん・・・ちょっとね。だから、わたし、心配で・・・。お兄ちゃん、無茶なことはしないで」
ジョッシュ「ばか・・・それはこっちのセリフだろ。やられてケガしたって聞いて、心配したんだぞ。でも、安心したよ。お前の顔が見れて、よかった。このところ、少しさ・・・嫌なこと多かったから・・・」
リム(クリス)「お兄ちゃん・・・本当に、無茶はしないでね。あの敵が、あそこに関係あるからって、お兄ちゃんが責任感じる必要なんて、ないんだよ」
ジョッシュ「・・・わかってる。疲れただろ、少し休むといい。確かこの前の補給品の中にココアがあったはずだ。後で持ってきてやるよ。濃すぎないやつを」
リム(クリス)「うん。・・・ミルクたっぷりで?」
ジョッシュ「合成ミルクしかないけどな。それでよければ、たっぷりと」
リム(リアナ)(・・・アニキ、やっぱりおかしい。なんだか、すごくやな感じがするよ・・・)
リム(クリス)(うん・・・ベスパと休戦で、ルイーナを捜してるんでしょ。何も起きなければいいんだけど・・・)

カサレリア
リリーナ「素敵なところですね」
オデロ「でしょ。ウッソやシャクティたちが暮らしてたところなんだけど、オレたちもさ、全部終わったら、ここで暮らしたいなって思ってるんだ」
次郎「トン助、いけーっ!」
トン助「ぶひーっ!」
スージィ「次郎、どこいくの! おちゃめ、いくよ!」
おちゃめ「トン助、まつでちゅ~っ!」
早苗「あなたたち、転ばないようにしなさい」
カルルマン「だぁ~」
ハロ「カルル、ゲンキ。ハロ、ゲンキ」
剣人「なんだよ、カルルの奴も喜んでやがるぜ」
早苗「本当ね。でも、いいところだわ、カサレリアって」
リリーナ「ええ。こうしてこの自然の中にいてみれば、ウッソやシャクティの持つ強さというのが、ここで育まれたのだと、わかります」
マーベット「そうね・・・人が本来持っていたはずの、生き物としての強さを、あの子たちは持っている。人が宇宙に暮らす時代というのを否定するつもりはないけれど、それはやはり素敵なことなのだと思うわ」
ウッソ「・・・帰ってきたよ、母さん。あと5分停戦が早かったら、こんな形で帰ってくることはなかったかもしれないのに・・・」
シャクティ「ウッソ・・・」
オデロ「あそこの、崖の上なんていいんじゃないか? このあたりを見下ろせる場所だしさ」
マーベット「そうね・・・いってみましょう、ウッソ」
ウッソ「はい・・・」

カサレリア
田之助「は、腹へっただな」
ウォレン「ゆっくりする時間はあるんでしょ? 後でさ、シャクティの家でごはん作ってもらおうよ」
弾児「こんなときに、なにいってやがる」
ウォレン「でも、シャクティってそういうことするの、好きだから。何でもいいんだ、ウッソやシャクティが元気になるんなら」
トマーシュ「そうだな。ウォレンくんのいう通りだ」
早苗「そうね・・・じゃ、私も手伝おうかしら」
弾児「そういうことなら、後で俺と剣人は、川で魚でも捕ってきてやるよ」

カサレリア
シャクティ「ここがいいわ。わたしたちの家も、見えるもの。きっとおばさまも、喜んでくれるわ」
ウッソ「そうだね、シャクティ」
剣人「よっしゃ。田之助、出番だ。木を切り出してくるぜ」
スージィ「じゃ、あたしたちお花とってくるね」

タワー
士官室
ジョッシュ「く・・・いるのか、グラキエース・・・。地下・・・ルイーナの、生産施設か。そこに、いるんだな・・・」「・・・」

タワー
作戦室
鉄也「・・・で、特佐や大佐たちも来ているということは、例の話か、ジョッシュ」
ジョッシュ「・・・ああ」
鉄也「聞かせてもらおう」
甲児「なんだよ鉄也さん、例の話って」
シャア「ジョシュア・・・ルイーナのことか?」
アムロ「そういえば君は、前回のルイーナの襲撃を、予知していたな」
ケンジ「予知だって? ジョッシュ、いつからそんな、タケルやマリアみたいな・・・」
ジョッシュ「違いますよ、アムロ大尉。予知なんかじゃない」
隼人「では、なんだ? お前がニュータイプだというのならともかく、そうではあるまい。それなら、他の連中がわかっているはずだからな」
ジョッシュ「オレも、頭の中を整理しきれてないんです。だけど、オレにわかっていることは、すべて話します。あの、南極の遺跡と、ルイーナのことについて」
アムロ「なんだって?」
トレーズ「まぁ、待ちたまえ、大尉。我々はひとまず、彼の言葉に耳をかたむけるとしよう」
ジョッシュ「ありがとうございます。ブライト艦長たちには、以前お話したことですが、オレの親父はあそこにいたリ・テクの1人で、あの異変の原因となった可能性が高い事故に関わっています。オレも何年もあそこにいました・・・」

タワー
作戦室
ジョッシュ「・・・それで、最初の、ただ漠然とした不安が、確信に変わりました。ルイーナの指揮官、グラキエースとの接触によって」
敷島「なるほど、君の機体のシステムと同じものか、あるいは同じ要素をもつ何かが、奴らの機体にも使われているのであれば、奴らと遺跡の関係は、ほぼ間違いがないな。それに、確かに“ルイーナ”は“破滅”あるいは“死”を意味するが、それは“遺跡”をも意味する。そして事故、あの異変、その後に現れたルイーナ。すべてつながっておる。ハハハッ、こいつは面白くなってきたぞ。よし、先を続けたまえ」
クリフ「教授は“ファブラ・フォレース”が、“異次元のゲート”であると考えていた。しかし、本当のところは何もわからないといっていい。それは、はっきりさせておこう」
ジョッシュ「ルイーナと、“破滅の王”が何であるかも、わかりません。エネルギー・フィールドのことも。わかっているのは、地球人が関わっている可能性が高いということ。メリオルエッセが“つくられた”者であり、少なくともその1人は、彼らが力へと変えるといった負の感情のない、不完全な心を与えられている、ということだけです」
敷島「ふむ・・・ゴウの時とも違うようだな。実に興味深い。ぜひとも直接調べてみたい」
シャア「・・・つまり、詳細はわからないが、南極にあった、事故のおきた遺跡が関係していることは、ほぼ間違いがないわけだな」
トレーズ「もう一つ。フェリオ・ラドクリフ教授が関係しているかもしれない、ということだ。少なくとも、君はそう疑っている。違うかね?」
ジョッシュ「・・・可能性は、否定しきれません。ただ、故意ではなかったし、そんなことをする理由もなかったはずです。親父は、研究以外には興味のない、あそこに埋もれたものにとりつかれた、典型的なリ・テクだった」
クリフ「そうだな・・・それは間違いない」
鉄也「・・・そういうことか」
ブライト「そうか・・・わかった。よく、話してくれたな」
ジョッシュ「いえ・・・」
カミーユ「ジョッシュ、その敵との共感現象のことだが・・・」
ギュネイ「ああ・・・まだ残っているな。そいつのことがわかる。そうなんだろ。それが、貴様の予知の正体ってわけだ」
ジョッシュ「・・・そうだ。いまも、オレの中にあいつを感じる。たぶん、その居場所も」
シュワルツ「おいジョシュア、そいつは本当か? 奴らの居場所が、わかるってのか!?」
ジョッシュ「少佐、それを信じてもらうために、オレはいまこのタイミングで、話をすることにしたんだ」
隼人「どこだ、それは。ヤマザキ、スクリーンに地図を出せ」
ヤマザキ「はい、司令」
ジョッシュ「・・・このあたり、だと思います。地下です」
竜馬「フン・・・アイスランドか」
シャア「トレーズ」
トレーズ「わかっているよ、大佐。ただちに偵察隊を手配させよう」

タワー
休憩室
デュオ「しっかし、まさかあんたが、連中と関係があるなんてなぁ」
トロワ「ああ・・・予想外だった」
甲児「でもよ、なんでいままで黙ってたんだよ」
大介「そうだな。君がそのことで、何らかの責任を感じていたのだろうとはわかる。だけど、僕たちに相談してほしかったよ」
カミーユ「ああ・・・何かあるとは思っていた。俺も、アムロ大尉やジュドーもね。たぶんギュネイやクェスも。だけど、まさかそういう話とは思わなかった」
鉄也「無駄だ。こいつは、俺たちを信用していなかったってことなんだ。仲間だと思ってたんだがな。残念だぜ」
ジョッシュ「違う・・・そうじゃない」
鉄也「じゃあ、なんなんだ。確かに俺は、そのことでお前につめよった。だがそれは、お前が間違いなく何かを隠していたからだ。俺は、お前を信じたかった。だからお前が自分から話すのを待った。だが、話を聞いてみりゃ、なんてことはない。お前自身が原因だったり、奴らの仲間だったわけじゃないんだからな。それでもお前は、事実を知った俺たちが疑いの目を向けることを恐れた。そしていままで何も言わずにいたんだ」
タケル「鉄也さん、それはいいすぎだ。俺には、自分で抱え込まざるをえなかった彼の気持ちがわかる」
ジョッシュ「・・・確証がなかった。推測の上に推測を重ねたような話をして、いたずらに混乱させたくなかったんだ」
鉄也「・・・」
ジョッシュ「信じてくれ・・・としか、オレにはいえない」
ガムリン「鉄也・・・信じてやれなくてどうする。戦闘パイロットは、操縦に人格がでるといわれている。ジョシュアほどのパイロットが、仲間を信頼していないと、本気で思うのか」
鉄也「・・・」

カサレリア
ウッソ「カサレリアっていうのは、南太平洋の言葉で、こんにちは、さようなら、っていう意味なんです。あ、マーベットさん。ラー・カイラムは、なんていってきたんですか」
マーベット「OZが、ルイーナの施設を発見したって。ブルー・スウェアはこれを叩くため、1時間後に移動を開始するそうよ」
トマーシュ「それは、大変だ。みんな、シャクティたちの後かたづけを手伝おう。急がなくちゃ」
オデロ「よしきた」

カサレリア
剣人「あれ、ヒイロの奴はどうした」
弾児「リリーナさんを送り届けにいったぜ。部隊には直接合流するとよ」
マーベット「トマーシュ、副操縦席について」
トマーシュ「了解」
マーベット(これから先の戦いも、あたしたちが勝てるように、この子たちが誰も死なずにすむように、力を貸してちょうだい。オリファー・・・あなた)「ホワイトアーク、出発するわよ。みんないい?」
早苗「ええ、大丈夫です」
シャクティ「カルル、少しのガマンだから、おとなしくしてるのよ」
オデロ「全員そろってるぜ、マーベットさん」
おちゃめ「しゅっぱつ、おっけいでちゅ!」
マーベット「では、カサレリアにお別れを!」
ウッソ(いってくるよ、母さん。こんな戦いは全部終わらせて、また戻ってくるから・・・)
スージィ「絶対また来るからねぇ! カサレリア!」

ルイーナ地下施設
アクイラ「ふん・・・人間たちの偵察機、数が増えたか。発見されたかもしれんな」
コンターギオ「それがどうした。人間などいくらきても、私がつくりあげた軍団の相手にはならぬであろうよ。クククククッ」
アクイラ「イグニスがまた敗れたあの人間たちが、くるやもしれん。コンターギオ、お前は次の場所へゆくがいい」
コンターギオ「クククッ、ならば余計に離れられぬな。ほかの人間どもとは違うというそやつらがくるのなら、私も見てみたい。グラキエースが壊れたかどうかも、確かめられるであろうよ」
アクイラ「ならば、好きにするがいい」
コンターギオ「クククッ、プラントには“破滅の王”よりいただいた、負の波動のエネルギーがつまっておることだしな」

ルイーナ地下施設
グラキエース(そうか・・・お前は、ここを知っているのだな。くるか・・・ジョシュア・ラドクリフ。ここでお前に、深き後悔と苦悶の果ての、滅びを与えてやろう・・・人間よ。私が消え去る、その前に)

格納庫
〔警報〕
〔モニターの開閉音〕

ヤマザキ「告げる、こちら司令所。アイスランド上空へ到達。戦闘予定エリアまで、あと5分。パイロット各位は機体に搭乗、出撃態勢のまま待機せよ」
ジョッシュ(いるな・・・グラキエース。頼むぞ、ジェアン・シュヴァリアー)
〔モニターの開閉音〕
マリア「ジョッシュ、聞こえる? なんだか、嫌な感じがするのよ。危なくなったら、すぐに退いてね」
〔モニターの開閉音〕
タケル「俺もそう思う。無理はしないほうがいい」
ジョッシュ「ああ・・・大丈夫だ。ありがとう」
〔モニターの開閉音〕
ゴウ「ジョシュア・・・感じるのか、敵を」
ジョッシュ「ゴウ・・・? ああ、そうだ。オレの中にあいつがいる。わかるんだ」
ゴウ「・・・気をつけろ」
ジョッシュ「・・・ああ」(そうだ、自分のことのように、わかる。あいつの心が。オレを・・・殺そうとしている。だけど、いびつな形で呪縛されたままのあいつの魂を、解き放ってやらなきゃならないと、オレの中の何かが、そう訴え続ける。・・・これは、オレの意思なのか。それとも、あいつの? ・・・わからない。どちらでもいい。行き着く先は、戦いの中にしかないんだ・・・)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〈出撃戦艦選択〉

〔カーソル、入口を指定〕
ブライト「あれか、地下施設への入り口は」
〔敵ユニット出現〕
ベルトーチカ「敵、左右からきます! ルイーナです!」
シャア「どうやら、間違いないようだな」
ジョッシュ(グラキエースは・・・下か)
アムロ「敵の指揮官機が、でていないようだな」
シャア「すぐにでてくる。全機、まずは地上の敵をすべて片づける。地下施設への突入は、その後だ。いいな」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<敵10機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
〔ルイーナ襲来〕

アクイラ「その程度か、人間どもよ。もっとお前たちの力を、みせてみるがいい」
鉄也「貴様は・・・」
甲児「アクイラとかって野郎だな!?」
アクイラ「そうだ、もっと憎悪しろ。憎しみと怒りを込めて、我が名を呼べ。お前たちの力のすべて、この俺が打ち砕く。お前たちを待つのは、絶望と死・・・そして“破滅”のみ」

<アクイラが戦闘>
アクイラ「その力、この俺が破壊する。怯えの中で死ぬがいい」

<ジョッシュvsアクイラ>
アクイラ「フン・・・なるほど、こいつがそうか」
ジョッシュ「こいつも、メリオルエッセか。だがあいつとのようにはならない・・・
なぜだ」
アクイラ「どうした、余計なことを考える余裕が、お前にあるのか」

<甲児vsアクイラ>
アクイラ「くるがいい。貴様の命、このアクイラが打ち砕いてみせよう」
甲児「そいつはこっちのセリフだ! いくぜ!」

<鉄也vsアクイラ>
鉄也「お前たちの好きにはさせん!」
アクイラ「それでいい。この俺が、その意思をたたきつぶす」

<アクイラ撃破>
アクイラ「むう・・・やはり他の人間たちとは違う、か。なるほど。コンターギオ」
〔モニターの開閉音〕
コンターギオ「なんだ」
アクイラ「俺は退く。後はまかせる」
コンターギオ「ほう。クククッ、敗れたかアクイラ。いいだろう、私もその人間どもとやってみよう。お前が退くのならば、ここは放棄するのだな」
アクイラ「そうだ。好きにするがいい」

<敵全滅・勝利条件達成>
隼人「どうやら、片づいたようだな」
シャア「そのようだ。よし、地下施設へ突入を開始しろ」
ジョッシュ(いくぞ、ジェアン・シュヴァリアー)
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔ルイーナ襲来〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ジョッシュ「いたな・・・グラキエース」
グラキエース「ジョシュア・ラドクリフ・・・やはり、お前か。私の中からも、この世界からも、死してその存在を消し、我らの力となれ。滅びを定められし者たちよ、狂おしき憎悪の中で屍をさらせ」
〔精神感応音〕
ジョッシュ(くっ・・・そうだ、グラキエース。お前のその心。憎悪させ、恐怖させ、死をもたらすという意思は、純粋で明確なのに、悪意もなければ、自らの生への執着もない、その心。それは、おかしいんだ。だから、オレは・・・)
グラキエース(うっ・・・やめろ! 貴様の意識が私を圧迫する。その戯れ言が私の機能を損なう。私はそのようにつくられた者、“破滅”の体現者としてある者だ。不都合なのは、貴様の存在だ。おかしいのは、貴様が私の中にいることだ)
ジョッシュ(その、お前の中のオレをみろ、グラキエース。自分の心のいびつさを見ろ。オレと共感したお前の一部、共有してしまったその意識の中で、お前は解放を望んでいる。それがオレの意思となって、オレを動かしているんだ。それを見ろ)
グラキエース(黙るがいい・・・人間。私が壊れ、“破滅の王”の力となって消え去る前に、お前を殺してみせる)
〔“レース・アルカーナ”動作音〕
〔画面、フラッシュ〕

ジョッシュ「ぐぅ・・・ならば、滅びろ。死して、破滅の、王の・・・くっ・・・」
〔モニターの開閉音〕
鉄也「ジョッシュ、何をやっている!」
ジョッシュ「うっ、鉄也・・・か」
鉄也「無理なら、お前は下がっていろ! 仲間にまかせろ!」
ジョッシュ「すまない・・・大丈夫だ」(くそ・・・あいつの意識が、オレを壊すのか・・・違う、そうじゃない! くっ、まだ共感が強化されつつある・・・? ダメだ、“破滅の王”が、ルイーナがいったい何なのか、知るまでは・・・)
〔モニターの開閉音〕
クリフ「ジョッシュ、聞こえているか。奴の機体を破壊しろ。それしかないぞ。そのままではどんなことになるのか、見当もつかん。最悪“お前”というものが消えてなくなるぞ。いいか、無理だと思ったら、システムをカットしろ!」
ジョッシュ「わ・・・わかった。やってみる」
<戦闘開始>

<ジョッシュvsグラキエース>

グラキエース「私とお前、どちらが滅びるかだ。いくぞ」
ジョッシュ「お前の機体のシステムを、止めてみせる」

<グラキエース撃破・敵増援1出現>
グラキエース「くっ・・・どうやら、滅びるのは私のようだな・・・。私は、機能不全を起こしている」
ジョッシュ「くっ、止まったか。グラキエース・・・」
〔敵ユニット出現〕
〔ルイーナ襲来〕

ジョッシュ「新手・・・また別のメリオルエッセか!?」
コンターギオ「やはり、ダメなようだな、グラキエース」
グラキエース「そのようだ」
コンターギオ「そのまま、センターコアへ移動しろ。クククッ、ここが占拠されるならば、“破滅の王”がお前の死をもって、プラントのエネルギーを解放するであろう。滅びて役に立て」
グラキエース「・・・わかった」
〔グラキエース、センターコアへ移動〕
〔敵ユニット撃破〕

グラキエース「もはや、消え去るのみか・・・」
ジョッシュ(なんだ・・・グラキエース、何をするつもりだ?)
コンターギオ「ククククッ、人間たちよ。私はメリオルエッセ、コンターギオだ。さぁ、戦慄と殺戮の宴を始めよう。すべてを破滅に導くために。クククククッ」

<コンターギオが戦闘>
コンターギオ「クククッ、さぁやってみろ。このコンターギオが、本来の力を使わぬうちに」

<ジョッシュvsコンターギオ>
コンターギオ「こいつがグラキエースを壊したのだな。なるほど、そうか。クククッ、あれのせいか」
ジョッシュ「くっ、こいつ、なんだ!? いままでの奴と、あきらかに違う・・・」

<コンターギオ撃破orHP20%以下>
コンターギオ「クククッ、なるほど、イグニスやアクイラが敗れたのは、この力か。これは確かに、人間といえど侮れぬな。クククッ、また会おう、強き人間たちよ。次にまみえるとなれば、人の滅びの時であろうがな」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ジョッシュ「終わったか・・・」
〔モニターの開閉音〕
ブライト「全機、一旦引き上げろ。ルイーナの施設は自爆の可能性がある。様子をみる」
ジョッシュ「艦長、少し待ってください。グラキエースがいるはずなんです」
ブライト「わかった。急げよ」
【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「くっ、なんだ? グラキエース、いったい何をしている。この装置はなんだ?」
グラキエース「ジョシュア・ラドクリフか。お前のために私は壊れた。“破滅の王”は私が使えなくなったと判断したのだ。私の死の波動をもって、このプラント内のエネルギーを破壊の力と変える。この施設もろとも、私は消え去る」
ジョッシュ「なんだって・・・? バカな、やめろ! お前は、それでいいというのか!?」
グラキエース「お前にはわかっているはずだ。我らに、死を、存在の消滅を、恐れる心はない。悲しみも、怒りも、憎しみも、恐怖も、我らにはない。我らは、人ではないのだから。さぁ、いくがいい。私にはもう、お前の存在など意味がない」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「うわっ!? く・・・」
グラキエース「このエネルギーフィールドの中で、死ぬ気か?」
ジョッシュ「ぐっ・・・く、グラキエース、装置の止め方を教えろ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

グラキエース「知っているのはコンターギオだけだ」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「うっ・・・なら、お前を連れ出す!」
〔ジョッシュ、グラキエースのいる地点へ移動〕
グラキエース「・・・なぜだ? お前は私を生かそうとしているのか。なぜそんな無茶をしてまで、私を助けようとする?」
ジョッシュ「何かを、しなくちゃいけないんだ。お、親父が原因で、始まったことなら・・・オレは・・・くそ、動けジェアン・シュヴァリアー。まだだ、まだ・・・」
グラキエース「私は壊れてしまった。もう、いつ消え去っても、構わないというのに。お前の行動には、何の意味もない」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「くっ・・・。意味なら、ある。お前の中のオレの意識から、お前は別の生の可能性を知った。呪縛されていない生と死を。オレを動かしたのは、それを望んだお前の心だ。だから・・・オレは・・・」
グラキエース「私はメリオルエッセ。それ以外の生き方などない。お前は、無駄なことをしたのだ」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

ジョッシュ「オレは、お前を・・・うぅっ・・・」
グラキエース「・・・聞こえているのか、ジョシュア・ラドクリフ」
ジョッシュ「・・・」
〔画面、フラッシュ〕
〔ジョッシュにダメージ〕
〔画面、振動〕

グラキエース「気を失ったのか。バカな奴・・・お前は、逃げ損なったな。・・・それもよい。お前と私、私の中のお前とお前の中の私。共に消え去るのも、私とお前の運命かもしれない・・・ジョシュア」
〔画面、フラッシュ〕
〔空間の歪む音〕

グラキエース「なんだ・・・ウェントス? バカな・・・」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

タワー
デッキ
〔振動音〕
〔画面、振動〕

シュワルツ「ちいっ、案の定、始まりやがったな」
甲児「くっ、やっぱりかよ。あの時と、同じってわけか」
ウッソ「そんな! ジョッシュさんがまだ戻ってないんですよ!?」
ギュネイ「あのバカ・・・何をモタモタしてる。くそ、なんで奴の存在が、感じられない。どうした、ジョシュア・・・」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

鉄也「く・・・グレートマジンガーで出るぞ!」
金竜「いかん、許可できん! 貴様がいっても、犠牲を増やすだけだ! わからんわけがあるまい!」
鉄也「う・・・くそぉっ! ジョッシュ、なぜすぐに戻らなかった。くそ、バカ野郎!」
カミーユ「ジョッシュ・・・くっ」
アストナージ「おい誰か、止めてくれ!」
カトル「あの機体・・・リムさん!?」
ケイ「そんな、あの子ケガしてたんでしょ!? どうして・・・」
〔機体の稼働音〕
〔機体の発進音〕
〔モニターの開閉音〕

リム(リアナ)「アニキ・・・いま、いくから・・・」
アムロ「リム、すぐに戻れ! 残念だがジョッシュはまだ地下だ。もう、無理だ!」
クリフ「リム、何をやっている! お前の状態では、機体コントロールすらまともにできないはずだ!」
リム(リアナ)「それでも、それでも、アタシは・・・」
弁慶「だめだ、まにあわねぇ! くるぞ!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕


タワー
司令所
隼人「奴らの生産拠点を叩いたはいいが、これでまた振りだしか・・・」
金竜「手がかりは、得られませんでしたな」
シャア「ああ・・・だが、敵の動き方がわかってきた。やりようはある。しかし・・・」
アムロ「ああ・・・オリファーに続いて、ジョシュアまで失うとは・・・」
ゼクス「・・・」
トレーズ「彼は、焦っていたのかもしれない。クリアーナ嬢はどうだね」
ノイン「収容しましたが、重体です。当分は危険な状態が続くと思われます」
マーベット「なんてこと・・・」

タワー
司令所
〔モニターの開閉音〕
アール「なにやら大変なことが、続いておるようだな」
隼人「それで、アール博士、どうしました」
アール「よい知らせだ。ガスコンどのから、超空間通信で連絡が届いた。なんと、ギシン星間帝国の支配に対するエリオスの星々の反乱が、本格化したというのだ!」
シャア「ほう、ついにきたか。それで、ガスコンどのは」
アール「約定通り、大艦隊を集め、ギシンとの戦いの準備をされておるとのこと」
トレーズ「それは心強いね。“銀河の虎”・・・お会いするのが楽しみだ」
アール「地球でのダルタニアスと剣人様の活躍が、彼らを動かしたのだ。これもひとえに、剣人様とともにギシン帝国の攻撃を退き続けた、そなたらのおかげ。このアール、感謝にたえん」
剣人「なにいってんだい。オレもこの人たちも、地球が攻撃されてるから戦っただけじゃねぇか」
アール「若、なにをおっしゃいます。いまこそ、いまこそエリオス帝国を継ぐものとして、お立ちになるとき。バラバラな反乱を、一つのまとまった力とするのは、剣人様、あなたにしかできぬのです! エリオス再興の戦いをはじめる時が、きたのですぞ!」
剣人「冗談じゃねぇや。オレはエリオス帝国なんて、どうでもいいっていってるじゃねぇか」
ノイン「お、おい、剣人」
大介「剣人くん、待ってくれ。君は故国の人々が、苦しみの果てに立ち上がり、君を頼りに戦っているのを、見捨てるつもりなのか」
剣人「ひ、人聞きの悪いこというない」
アール「とにかく! アダルスの修理も、まもなく完了するところ。このわしも、アダルスでそちらへ合流いたしますぞ」
シャア「了解した。お待ちしている、アール博士」

ギシン星間帝国軍
移動要塞
〔モニターの開閉音〕
ワール「陛下、バイオレット戦線とグリーン戦線から、反乱鎮圧の艦隊を手配いたしました」
〔モニターの開閉音〕
ズール「うむ。クロッペンよ、わかっておるだろうな。この事態をまねいたのは、ザール艦隊のふがいなさのため」
クロッペン「も、申し訳ございません、皇帝陛下。覚悟はいたしております。いかような処分でも・・・」
ズール「貴様や将軍たちを全員処刑してもよいが、ここは楽に事態を鎮めることにした。クロッペン、仮面をとれ」
クロッペン「こ、この仮面を取ることを、お許しいただけるのですか、陛下!?」
ズール「そうだ。それが何を意味するか、わかっておろうな」
クロッペン「は・・・ははっ、ズール皇帝陛下!」(ついに、ついにこの仮面を・・・)

ギシン星
宮殿
ズール「ロゼよ、お前はザール艦隊を利用してまで行った作戦を、失敗したな」
ロゼ「へ、陛下・・・」
ズール「ワシの前では、反省はいらん。失敗すれば消え去るのみ」
ロゼ「わ・・・わかりました」
マーグ「お、お待ちください。我が部隊にはロゼは不可欠な存在。その力がなければ、マーズ抹殺は遠のきます」
ワール「マーグ、ロゼの命乞いをする気か!」
ズール「・・・よかろう。クロッペンが仮面をとれば、旧エリオス領の反乱はおさまる。今度こそ、貴様たちの命にかえて、マーズを倒せ。よいな」
マーグ「ははっ!」

ギシン星
宮殿
ロゼ「マーグ隊長、なぜ・・・」
マーグ「俺は過去の記憶をもたない。そのせいか時々、自分がわからなくなる。ロゼには、補佐してもらわなければ困るのだ」
【シナリオエンドデモ終了】

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