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K-1
暴かれた真実


サブタイトル
「暴かれた真実」


【シナリオデモ1開始】
バトル7
艦橋
エキセドル「しかし・・・ミリア市長は怒っておりましたなぁ」
マックス「それはいわないでくれ、エキセドル参謀、シティ7を危険にさらすことになるのは確かだが、地球圏にとって重要であることにかわりはない。万が一バロータ軍の襲撃を受けた場合も想定し、サウンドフォースと千葉大尉、バルキリー隊を残してきたのだ」
サリー「艦長、目標座標に向けての最終フォールド可能時間は、113分後です」
マックス「そうか。エネルギーチャージが終了次第、最終フォールドを行なう」
サリー「了解しました」
エキセドル「いよいよですな」
アール「もし本当にハーリン皇子を支持するものたちが反乱を起こしているとすれば、なんとしてもその星を解放し、ギシンに対する戦いの第一歩とせねばなりません。しかし・・・残念ですな」
マックス「アール博士、なにか?」
アール「いや、地球人がゼントラーディと和解した方法が使えるなら、いまだ銀河各地に残っておるであろうゼントラーディ艦隊にも、戦いをやめさせることができるかと思ったのだが・・・」
マックス「ああ・・・そのことですか」
エキセドル「我々以降、成功した例はとんと聞きませんなぁ」
アール「まったく、残念なことだ」
〔通信のコール音〕
美穂「こちらブリッジ。はい・・・わかりました。アール博士、ハーリン皇子が何かお話があるそうです」
アール「わかった。すぐに向かうとお伝えしてもらえるかな、お嬢さん」

バトル7
居住区画
アール「なんと、ハーリン皇子の腕にも紋章が!?」
ハーリン「剣人たちから、クロッペンの紋章の話をきいてな。それならば私にもある。この通りだ」
アール「これは、確かに。このアール、うかつでありました。確認させていただくのを、すっかり忘れておりました」
タケル「クロッペンが皇子だと信じ切っていたんです。しかたないですよ」
学「でもアール博士、いったいどういうことなのでしょうか」
剣人「ああ、確かクロッペンの奴は、紋章の存在が自分が正統の証とか、ぬかしてやがったよな」
大介「そうだ。アール博士も、エリオスの宮廷内でも知る者がほとんどいないからと、クロッペンの言葉を信じたのでしょう」
アール「その通りだ。しかし紋章をもつ者が2人・・・」
マリア「単に、クローンにも紋章をつけたってだけじゃないの? だって、影武者として生まれたんでしょう?」
弾児「だがな、マリア。こいつはつまり、どっちがクローンか、わからねぇってこったぜ」
マリア「あっ、そうか」
甲児「だめだな、マリアちゃんは。オレなんかすぐピンときたぜ」
マリア「なによぉ」
ハーリン「まぁ、私は別に、どうでもいいのだがね」
ガスコン「それはそうかもしれぬが、しかしことの次第によっては、ズールとの戦いに大きく影響しますぞ」
アール「・・・これは、調べてみなければなりませんな」
ケンジ「しかし、どうやって?」
アール「うむ、航法用の宇宙地図のこともあったので、出発前にアダルスのコンピュータシステムを、データバンクごとバトル7へ運び込んでもらっておる。あれにはエリオス脱出のさい持ち出した、宮廷のデータバンクが含まれておる。皇族に関するデータはプロテクトされておるが、解析してみる価値はあるかもしれん。学くん、手伝ってくれ」
学「はい、博士」

バトル7
居住区画
デュオ「よ、どうだい調子は」
ジョッシュ「こっちは終わった。そっちも整備の確認は終わりか?」
ヒルデ「はい、もう終わりました」
甲児「しかし、まさか一気に太陽系まで飛び出してくることになるとはなぁ」
さやか「エンジェル・ハイロゥの方は、もう戦闘がはじまった頃かしら」
トロワ「俺たちが出る前に、ザンスカールは艦隊のほとんどを、サイド7方面へ動かしていた。エンジェル・ハイロゥの存在を知られたというのもあるだろうが、本国をほとんどカラにしてまで実施する作戦が、始まったということだ」
ヒイロ「ああ。トレーズたちも、連合艦隊を予定より早く動かす。おそらく、最初の艦隊戦は始まっているはずだ」
カトル「うまくいってくれるといいんだけど・・・」
タケル「それは、大佐たちを信じる他はないよ」
甲児「それにしても、ブライトさんもひでぇよな。タケルがいなくなったら、地球はかえって安全かもしれないとかいうんだから。冗談でも、ありゃないぜ」
タケル「いや・・・確かにそうさ。少なくとも、俺がいなければ、地球が一瞬で破壊されることはないんだ」
ミカ「タケル・・・」
金竜「なんだお前たち、こんなところで」
ガムリン「作業が終わったのなら、さっさと割り当ての部屋に戻っていろ」
ジョッシュ「・・・了解」
〔モニターの開閉音〕
美穂「総員に通達します。こちら、ブリッジ。最終フォールドまで、あと10分。すみやかに所定の待機場所へ移動してください。繰り返します・・・」
デュオ「さぁて、いよいよだな。ハーリン皇子とやらの決断が、吉とでるか凶とでるか・・・」
金竜「運命の分かれ道、だな。よぉし、全員さっさとここからでろ」
タケル「金竜大尉、あの兵士たちは、どうしています」
ガムリン「おとなしくしているようだ。いまのところ、怪しい行動はしていない」
金竜「だからといって、信用できるとはいわんがな」
トロワ「敵・・・だろうな」
デュオ「あ~やだやだ。わざわざ敵の作戦にのってやろうだなんてなぁ。まったく、お人好しもいいとこだぜ」

バトル7
艦橋
〔フォールド音〕
サリー「フォールドアウト終了。異常ありません」
美穂「目標の惑星を確認」
マックス「観測を開始させろ」
美穂「はい艦長」

バトル7
艦橋
エキセドル「はて・・・反乱者がいるにしては、地表は静かなようですな」
マックス「そうだな・・・。ハーリン皇子たちは」
美穂「コンテナブロックです。まだデータベースの確認を行っているようです」

ギシン星間帝国
中継基地惑星
マーグ「なんだと、地球人たちの戦艦があらわれただと!?」
ロゼ「はい、マーグ隊長。間違いありません。それも、マーズのいる勢力が使用している戦艦です」
マーグ「マーズの? なぜ奴らが、よりによって我が隊が補給中の、この中継基地惑星に。いやそれよりも、こんなところまで、奴らはいったいなにをしにきたのだ。まさか我々のワープ空間痕跡をたどってきたわけではなかろう」
ロゼ「その可能性は、極めて低いと思われます。いかがなさいますか」
マーグ「・・・迎撃だ。他にはない。地球人どもめ、何をしにきたかはしらないが、思い知らせてやる」
ロゼ「隊長、もしマーズがいた場合は」
マーグ「そのときは、できるだけ生かして捕らえるまで。今ここで奴を殺してしまっては、地球が破壊できない。マーズ抹殺は同時に、確実に地球を破壊させるものでなくてはならないのだ。だが無理ならば・・・ここで処刑する」
ロゼ「はっ」
マーグ「ロゼ、陛下からお預かりした例のものは、どうなっている」
ロゼ「あれは、まだ調整中ですが・・・」
マーグ「動けばいい」
ロゼ「・・・まさか、ここで使われるおつもりですか!?」
マーグ「地球人どもがここまで来たというのなら、万全を期さねばならん。あれは陛下が俺のために用意してくださったのだ。ここで敗北し、その信頼を損ねるわけにはいかない」
ロゼ「・・・わかりました。ただちに準備を開始させます」

バトル7
コンテナ
学「・・・アール博士、次のデータのプロテクトが解除できました」
アール「よし・・・これか。ふむ・・・おお、宮廷にいたクローン技術者の記録だな。これを見れば、何かわかるかもしれん。なになに・・・」

バトル7
コンテナ
アール「わかりましたぞ、ハーリン皇子。確かに、クローンにも紋章が焼き付けられたとあります」
剣人「じいさん、見分ける方法はないのかよ」
アール「おまちくだされ、剣人さま。いまそれを申し上げようと思っていたところ。焼き付けられた紋章は同じですが、区別をつけるため、クローンの方は強い紫外線をあてると消えるとのこと」
剣人「じゃ、親父の腕に紫外線をあてりゃ、本物かどうかわかるってわけだな」
〔警報〕
弾児「警報だと!?」
剣人「ギシンの奴らが、きやがったんだな! じいさん、学、あとは頼むぜ! いくぞ弾児!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

タケル「あれは・・・まさか、マーグ!? この星系にいたのか!?」
マーグ「マーズ・・・このテレパシーは、マーズだな? ズール皇帝に逆らう反逆者め! なにをしにこんなところへきた。地球から離れれば殺されないとでも思ったか!」
タケル「マーグ・・・俺たちは、ハーリン皇子を支持するこの星の人々を助けるためにきた。いかせてもらうぞ!」
マーグ「なに? ハーリンの支持者? バカめ、この星にそのような者がいるわけがない」
ロゼ「たわごとをいうな、マーズ! ここはギシン星間帝国連合軍の中継基地があるだけの星。一般人など住んでいないのだ!」
タケル「なんだって!? く、ではやはり・・・」
マーグ「何のつもりは知らないが、地球人どもは殲滅し、貴様は生け捕りにしてくれる! 覚悟しろ!」
タケル「くっ、ガイヤーッ!」
〔味方ユニット出現〕
タケル「5神ロボ、こい! ゴッドマァァァーズ!!」
〔五神ロボ、召喚〕
〔タケル、合体〕

美穂「艦長、ゴッドマーズが!」
タケル「マックス艦長、これは敵のワナです! あの星には、ハーリン皇子を支持するような人々は、住んでいない!」
マックス「・・・やはりか。迎撃隊、発進させろ! 例の兵士たちはどうした」
サリー「そ、それが、戦闘配備の際に姿が見えなくなったとのことです」
エキセドル「それは、困りましたな」
マックス「急いで捜させろ。まったく、何をやっているのだ」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<マーグ(マーグ指令船搭乗)撃破・敵増援1出現>

マーグ「くっ、おのれぇっ!」
〔敵ユニット出現〕
マーグ「これしきのことで、勝ったと思うな! こい、五神ロボ!」
タケル「なにッ!?」
マーグ「ゴッドマァァァズ!!」
〔五神ロボ、召喚〕
〔マーグ、合体〕

デューク「あれは・・・」
甲児「ウソだろ・・・まさか、ゴッドマーズだってのか!?」
ガムリン「タケル、あれはいったい・・・」
タケル「バカな・・・本当にゴッドマーズなのか・・・? 反陽子爆弾の存在は感じない・・・しかし・・・」
マーグ「驚いたようだな。ズール皇帝陛下が特別に作らせたこのメカで、貴様たちを殲滅してくれる!」
タケル「くっ、マーグ、やめろぉっ!!」
マーグ「黙れ!! ここが貴様たちの死に場所だ。ズール皇帝陛下の名において、貴様たちは処刑する! いくぞ、マーズ! 地球人ども!!」

<タケルvsマーグ>
マーグ「いくぞ、マーズ!」
タケル「マーグ・・・お前が地球に害をおよぼす以上、やむを得ない。お前を、倒す!」

<タケルvsロゼ>
ロゼ「マーズ、今度こそ倒す!」
タケル「ロゼか! 俺は、ズールのもとへいくまで、絶対に死なない!」

<タケルがマーグを説得>
タケル「マーグ! お前は心の中まで、ズール皇帝のものになってしまったのか!? 答えろ、マーグ!」
マーグ「おのれ、マーズめ! もはや地球など後回しだ。今度こそ、貴様の息の根をとめてやる!」
タケル「くっ、やめろマーグ! 俺を、本当に俺を忘れたのか!?」
マーグ「貴様が誰であろうと、ズール皇帝の意思に背くものは、倒す!」
タケル「マーグ! 目を覚ましてくれ!」
マーグ「黙れ、裏切り者!」
タケル「違う! くっ、マーグ。兄さんの心は、もうもとには戻らないのか・・・」

<マーグ(ゴッドマーズ搭乗)撃破>
※※タケルが撃破の場合のセリフ※※
マーグ「う・・・これは・・・。マーズ・・・? マーズだな?」
タケル「えっ!?」
マーグ「俺は・・・俺はいったい、どうしたっていうんだ・・・?」
タケル「マーグ!?」
マーグ「マーズ・・・」
タケル「マーグ・・・俺が、俺がわかるのか!?」
マーグ「俺の・・・俺の、たった1人の大切な弟だ・・・。マーズ・・・いったい何が・・・」
タケル「兄さん・・・兄さんっ!! 長かった・・・ハイランドで別れてから、もう10年もたった気がする。ようやく・・・ようやく、思い出してくれたんだね・・・」
マーグ「ああ・・・そうだ、俺は、ズール皇帝に過去を奪われたのだ。そして俺は、ズールの命令のままに戦う男にされてしまった」
タケル「マーグ、もう大丈夫だ。絶対に離さない。その機体はもうだめだ。マーグ、早くこっちへ・・・」
※※既にロゼ撃破の場合のセリフ※※
〔敵ユニット撃破〕
マーグ「すまない・・・マーズ」
※※まだロゼ健在の場合のセリフ※※
ロゼ「マーグ隊長の記憶が戻った!? くっ」
〔ロゼ、タケルへ接近〕
マーグ「ロゼ? いけない・・・やめるんだ」
〔マーグ、ロゼへ隣接〕
ロゼ「マーグ隊長、どきなさい! マーズ、覚悟!」
マーグ「やめるんだ、ロゼっ!!」
〔マーグ、タケルへ隣接〕
〔ロゼ、マーグへ攻撃〕
〔マーグにダメージ〕

ロゼ「なにっ!?」
マーグ「うわぁぁぁぁぁぁーっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
タケル「マーグ、兄さん!?」
マーグ「うぅ・・・」
タケル「兄さん、生きているのか!? いま収容する」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
タケル「マーグ・・・もう誰にも渡さない。兄さんは俺のものだ。地球のものだ」
※※まだロゼ健在の場合、セリフ追加※※
ロゼ「くっ、しまった。こうなったら・・・」
タケル「ロゼ! 貴様それでも、血の通った人間か! ズール皇帝が怖くて、人間の心を捨てたのか!?」
ロゼ「私たちはすべてズール皇帝の子! 血が通おうと通うまいと、すべて皇帝の威光のもとで暮らしている! ズール皇帝は、我々のすべてだ!」
タケル「なぜわからないんだ! くそっ、いくぞ!!」
※※タケル以外が撃破の場合のセリフ※※
タケル「マーグをやったのか!? く・・・マーグ、こうなるしかなかったのか・・・」
マーグ「う・・・マーズ、マーズいるのか? 俺は、いったいどうして・・・」
タケル「マーグ!? 俺が、俺がわかるのか!?」
マーグ「俺の、たった1人の、大切な弟だ。ああ・・・そうか、俺は、ズール皇帝に過去を奪われ、ズールの命令のままお前たちと戦わされたのだ・・・」
タケル「マーグ・・・兄さん!」
マーグ「マーズ・・・悪いのは、ズールだ。ギシン星間帝国のすべてが、ズールと同じわけではない・・・。俺は、そう、信じている。・・・そう・・・しん、じて・・・」
〔敵ユニット撃破〕
タケル「兄さん・・・? 兄さん!? くっ、どうしてなんだ! 兄さん・・・兄さぁぁぁぁぁぁんっ!!」
※※まだロゼ健在の場合、セリフ追加※※
ロゼ「マーグ隊長!? く、おのれマーズ、おのれ地球人どもめ!」
〔ロゼ、気力+30、精神コマンド「集中」「熱血」使用〕
タケル「ロゼ! 貴様それでも、血の通った人間か! ズール皇帝が怖くて、人間の心を捨てたのか!?」
ロゼ「私たちはすべてズール皇帝の子! 血が通おうと通うまいと、すべて皇帝の威光のもとで暮らしている! ズール皇帝は、我々のすべてだ!」


<敵全滅・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ネシア「なにが地球方面特務戦隊だ、役たたずどもめ。ハーリンを始末するどころか、逆にやられてしまいおって。せっかくクロッペン総司令が、地球人とマーグをぶつける作戦を考えたものを」
ボイダー「だが奴らも疲れている。さすがクロッペン総司令どの。2段構えの見事な作戦だ。マーズにダルタニアス、地球人どもを、生かして帰すな!」
アール「おお、消えない! ハーリン皇子、紫外線を照射しても、紋章は消えませんぞ!」
ハーリン「そうか・・・」
学「じゃ、剣人さんのお父さんが、本物なんですか!?」
アール「そいつはまだわからんが・・・な、なんじゃお前たちは!?」
帝国兵「いたぞ!」
帝国兵「ハーリン、覚悟!」
ハーリン「・・・そろそろくる頃だと思っていた。だが私を殺してどうなる。平和よりも、ズールが大切なのか。君たちをそこまで戦いに駆り立てるものは、何なのだ。なぜ君たちにはわからんのだ」
帝国兵「くっ・・・俺たちの家族は、ネシア将軍に人質に取られている。お前を殺さなければ、殺される!」
学「そんな・・・」
ハーリン「なんてひどいことを・・・。ならば私を撃つがいい。私が死んでも平和への願いは消えない。さぁ、撃つがいい」
帝国兵「なに?」
アール「ハーリン皇子!?」
ハーリン「・・・どうした。撃たないのか。君たちの信じる平和が、それで訪れると思うのなら、私を撃て」
帝国兵「くっ・・・全員、引き上げだ」
帝国兵「しかし、隊長」
帝国兵「引き上げだ!」
アール「お見事でございます、ハーリン皇子」
ハーリン「・・・」
〔敵ユニット出現〕
サリー「艦長、投降してきたミニフォーが発進しました」
マックス「逃げたか。撃墜しろ。ハーリン皇子は」
ハーリン「艦長、私は無事です。彼らを、いかせてやっていただきたい」
エキセドル「なんですと?」
マックス「・・・いいでしょう」
〔ミニフォー隊、後退〕
ネシア「おお、戻ったか。もちろん、成功したのだろうな」
帝国兵「申し訳ありません、ハーリン抹殺は失敗です。責任はすべて私が取ります。どうか、部下と家族は・・・」
ネシア「バカもの! それですむと思うのか! ええい、奴らを処刑しろ! 1人残らず消してしまえ!」
〔ネシア、ミニフォーを攻撃〕
〔ミニフォーにダメージ〕

帝国兵「な!? うわあぁぁぁーっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ハーリン「くっ、みなさん、彼らを助けてやってくれ。死なせないでくれ」
剣人「なんだって!? 親父、どういうことだ!」
帝国兵「ハーリン皇子・・・!? どうしてそこまで・・・」
帝国兵「あの方なら、我々のために戦ってくれる。未来を託せる。ハーリン皇子、それに地球の方々、どうか、ズールの支配をうち破ってください!」
〔ネシア、ミニフォーを攻撃〕
〔ミニフォーにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕

帝国兵「くっ、思い知れ、ネシア! 俺たちの苦しみと悲しみを!!」
〔ミニフォー、ネシアへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ネシアにダメージ〕

ネシア「な、なんだと!? くっ、ええい撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕
ボイダー「ふん、バカな葉っぱめ。これで手柄は、このボイダー1人のもの。ゆけ!」
ハーリン「く・・・」
デューク「なんということを・・・」
タケル「ギシン星間帝国・・・許さん!」

<ボイダー撃破orHP20%以下・敵増援3出現>
ボイダー「くそ、いま一歩のところを。ひけぃ、一旦引き上げだ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
〔敵ユニット出現〕

クロッペン「ふがいない者どもよ。やはり余自らが叩かねばならぬか」
剣人「出やがったな、クロッペン!」
クロッペン「楯剣人か。下劣なクローンの子が、なぜそこまで自信をもっていられるのか、余には理解できん」
ハーリン「あれが、クロッペンか」
クロッペン「ふん、ハーリン、まんまと出てきおって。ズール皇帝の命令だ。余の偽物など、ここで始末してくれる。それほど地球人どもを連れてきたのは意外だったが、こうなればダルタニアスも、マーズも、デューク・フリードも、地球人どもも、まとめて葬り去るまで!」
アール「まて、クロッペン!」
クロッペン「黙れ反逆者め! 貴様と話すことなどないわ!」
アール「よく聞くがよい。腕の紋章はクローンにもつけられた。だが本物と見分けるため、クローンの紋章は、強い紫外線で消えるようになっておる。ハーリン皇子の紋章は消えなかったぞ。貴様の紋章は、果たしてどうかな。本物だと主張するなら、試してみるがよい!」
クロッペン「黙れ裏切り者! エリオスの正統な後継者は、私だ!」
ガスコン「クロッペン、ならば男らしく、堂々とそれを証明してみせるがよいぞ!」
剣人「ま、オレにはどっちでもいいけどよ」
クロッペン「黙れ黙れ! そうか、貴様たちは私を陥れるつもりだな。その手には乗らんぞ! 愚かな奴らめ、叩きつぶしてくれるわ!!」

<剣人vsクロッペン>
クロッペン「私がクローンの子ごときに負けるはずがない! 勝負だ、楯剣人!」
剣人「クローンだなんだって、うるせぇんだよ!」

<クロッペン撃破・勝利条件達成>
クロッペン「くっ・・・おのれぇ・・・」
アール「マックス艦長、先ほどお頼みしたものは」
マックス「用意させた。照射装置、発射しろ」
サリー「はい艦長。照射装置、発射します」
〔ビームの発射音〕
〔クロッペンにダメージ〕

クロッペン「うおぉぉぉぉぉーっ!?」
アール「どうだ、クロッペン。腕の紋章は、まだ残っておるか」
クロッペン「当たり前だ! この正統な血筋であることを示す紋章は・・・な、ない!? 紋章が・・・消えている・・・消えている!? おぉっ・・・おおぉぉぉぉ」
剣人「クロッペン、どうやらお前の方がクローンだったらしいな」
クロッペン「お・・・おのれ、これは陰謀だ! こんなバカなことが、あるはずがないのだ!」
アール「黙れ、反逆者は貴様の方だ! ズールに操られたクローンめ!」
クロッペン「ぐうぅぅっ・・・ぜ、全軍、撤退せよ!」
〔敵ユニット撃破〕
サリー「ギシン軍、撤退しました」
アール「おぉ、なんたる喜び! お2人こそ、正統な後継者なのです!」
剣人「別に、そんな感激するこたないだろうが」
エキセドル「しかし、これで戦いがやりやすくなったことは、事実ですな」
ハーリン「ええ、そういうことです」
アール「これで、エリオス再興の夢も、もはや夢ではありませんぞ!」
剣人「へん、またそれをいうのかよ。オレはごめんだぜ」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

バトル7
艦橋
サリー「艦長、ギシン軍の中継基地から、降伏勧告を受け入れるとの通信がありました」
マックス「そうか。よし、バトル7は惑星表面へ降下する」
美穂「艦長、この惑星には水が極端に少なく、海や湖などがありませんが」
マックス「トランスフォーメーションして着陸させろ」
サリー「了解」
マックス「それで、どうする。結局反乱など起きていなかったわけだが」
アール「いやいや、しかしこれでハーリン皇子こそが、正統であることがわかりました。さっそくエリオスの星々に、このことを知らせる通信を送りましょう。これで我らの声に応え、再びギシンに対する反抗が強まりましょう」
ガスコン「うむ。わしも再び、各地に檄を飛ばすとしよう。あっという間に、味方を増やしてみせますぞ。わはははは」
エキセドル「ふむ。当初の想定より、だいぶ動きが早まりますなぁ」
ハーリン「地球の方々が、部隊を派遣してくれたおかげです。ありがとう。アール博士、これで長い間の苦労が報われると、信じようではないか」
アール「はい、ようやくここから、始まるのです」

バトル7
居住区画
マリア「あら、どうしたの、おちゃめ」
シロー「うん、元気がないね」
おちゃめ「・・・」
早苗「それが、剣人くんのお父さまが本物とわかったでしょう。エリオス帝国が再興されたら、やっぱり剣人くんが皇子になってしまって、私たちと遠い存在になってしまうんじゃないかって、心配してるのよ」
おちゃめ「おちゃめ、そんなの嫌でちゅ・・・」
ボス「でもよ、剣人の奴は嫌だっていってんだろ」
ナオト「そうそう。心配すんなって。あいつが皇子だの皇帝だのってガラかよ」
おちゃめ「うん・・・ガラじゃないでちゅ!」
カトル「それはひどいなぁ」
マリア「でも、事実だから仕方ないんじゃない?」
甲児「マリアちゃんがいっても、説得力ないぜ」
さやか「ホント、そうよね。甲児くんのいうとおりだわ」
マリア「なによ、それってどういう意味!?」

バトル7
メディカルフロア
タケル「それで、アール博士。マーグは・・・」
アール「おお、マーズくんか。処置が早かったこともあり、君の兄上は峠を越した。もう大丈夫だろう」
ミカ「よかったわね、タケル!」
ガムリン「これで、ようやく彼を味方にできたな」
タケル「ええ。ありがとうございます、ガムリン大尉」

ギシン星間帝国
移動要塞
クロッペン「くそ、私が、私がクローンだと・・・? そんなはずがない。ズール皇帝、お応えください! なぜ通信に出ていただけぬのです! 私にお言葉を! 陛下を信ずればこそ、命を投げ出してまいったのです! いったいどういうことか、お聞かせください! それとも、まさか陛下は、私がクローンと知りつつ、エリオスの正統と偽ったのですか!? ご自身が利用するため、私をそのようにお育てになったのですか!? ズール皇帝、なにとぞお応えを!!」
〔モニターの開閉音〕
ズール「黙らぬか、この愚か者め」
クロッペン「陛下、ずいぶんお待ちしましたぞ! さぁ、この私に、お言葉をいただきたい!」
ズール「何もいうことなどではない。お前がわめいておったことは、すべて真実」
クロッペン「な・・・なんと!?」
ズール「たまたまエリオス攻撃の際に手に入ったから、戦略上の理由で利用したまでのこと。そう、お前はクローン、生体部品にすぎぬのだ。ハーリンが生きておったのは、まったくの誤算であった」
クロッペン「そんな、そんな! ではすべては偽りだったと!? 私にいつかエリオスを継ぐ者と教え育てたのは、まやかしだったと!?」
ズール「黙れ! さっさとマーズを殺すか、ダルタニアスを仕留めておけば、あるいはハーリンさえ始末できれば、こうはならなかったのだ。おかげでワシのもくろみがすべて崩れ去ったわ。すべては何一つ達成できぬ、お前の無能ぶりのため! 真実が暴かれた以上、もはやクローンになど何の価値もないわ! せめて地球人どもと戦って、散るがよい!」
クロッペン「ズール皇帝陛下・・・これが、これが幼き頃よりお仕えし、ザール艦隊を率いて帝国の拡大に貢献してきた、この私に対する仕打ちか・・・」

ギシン星間帝国
移動要塞
ネシア「誠か、それは。クロッペン総司令の方こそクローンとは。生体部品とは」
カブト「前線の兵が通信を聞いたのだ。総司令のあのうろたえようをみても、間違いあるまい。我々は下劣なクローンとも知らずに、奴に仕えていたのだ」
ボイダー「なんということだ」
ネシア「まさか生体部品が総司令官とは。これでは我が艦隊の立場がない。ズール皇帝もどのようなお考えで、そのようなことをなされたのか」
ボイダー「兵どもにも、同様と不満が広がっておるのではないか」
カブト「生体部品などに命令されていたとあっては、それも当然だ」

ギシン星間帝国
移動要塞
クロッペン「消えた・・・消えた・・・私の紋章が。フフッ、消えぬのは私がクローンであるという事実のみ。子供の頃より仮面をつけられ、いつかエリオス領の王になるとズール皇帝にいわれた私は、ただの操り人形に過ぎなかったのだ・・・。ハハッ、ハハハハハッ!!」
帝国兵「・・・」
クロッペン「近衛兵か。何をしておる、下がれ! 司令官の命令が聞けんのか!」
帝国兵「黙れクローン! 俺たちは貴様を手みやげに、地球の戦艦に投降するのだ」
クロッペン「なんだと!? 正気か!」
帝国兵「ギシンの軍律では、上の失敗は下にも及ぶ。失敗しつづけた貴様がクローンとあっては、俺たちも巻き添えで処刑される。冗談ではない」
クロッペン「き、貴様ら・・・この私を・・・」

バトル7
ブリッジ
マックス「なんだと?」
サリー「間違いありません、艦長」
エキセドル「なんと、総司令官を捕らえて投降するですと? ただクローンであっただけで? ギシン星間帝国の文化とやらは、理解できませんな」
マックス「ゼントランは自己複製で世代を重ねてきたのだったな。まさにクローンそのものか」
エキセドル「違うのは艦長のお嬢さんたちのような、戦後生まれだけですからな」
アール「無理もない。エリオスでも、クローンに人権はありませんでした。ああ、もちろんいまはわしも、そんなことは思っておりませんが」
美穂「艦長、どう返信しますか」
ハーリン「受け入れてもらいたい。彼らとて仲間にできるはずだ」

バトル7
格納区画
剣人「なんだって!?」
金竜「クロッペンといったか、ザール艦隊の司令官を捕まえてきたそうだ」
マリア「すごい、やったじゃない! もうそんなに影響があるなんて!」
剣人「そ、それで、親父たちは・・・」
ガムリン「君の父親も艦長たちも、受け入れるつもりでいる。我々ダイヤモンドフォースにバトル7まで先導しろという命令が出た」
剣人「冗談じゃねぇ! オレはヤダぜ。自分の身を守るため平気で人を犠牲にする。そんな奴らを仲間に入れられるもんか!」
省吾「そいつはオレも賛成だ。自分の上官を捕まえて、それで許してくださいなんてのは、クズのすることだ。やることが汚すぎるぜ」
ロジャー「まぁ待ちたまえ。先の兵士たちのように、本心から平和を望み、我々によかれと思ってしたことかもしれない。そう簡単に決めつけるものではなかろう」
剣人「なら・・・オレが確かめてやる。弾児、いくぞ!」
金竜「おい、まて! あいつめ、勝手な真似を。ガムリン、艦長に連絡しろ。ダルタニアスが出る」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

クロッペン(く・・・おのれ、このまま黙ってやられてたまるか。むっ、これは私のデスタークか。近衛兵どもめ、こんなものまで・・・)
〔剣人、移動要塞ーへ接近〕
ハーリン「まて、剣人。もっと宇宙全体へ目を向けろ」
剣人「冗談じゃねぇ! おい、そこで止まれ!」
帝国兵「ダルタニアス・・・楯剣人か。クロッペンを連れてきた。我々も仲間に加えてもらいたい」
剣人「いいか、よく聞け。クロッペンもお前たちも、全員捕虜にする。平和を望んで投降するってんなら、当分は我慢してもらおうじゃねぇの」
ガスコン(なるほど、こわっぱめ。考えおったな)
帝国兵「なんだと、捕虜!? お、俺たちはクローンを捕らえてきた。その俺たちを、クローンと一緒の扱うというのか!?」
剣人「クローンかどうかなんて、関係ねぇ! 人としてどうかって話だぜ。お前らの行為は信用できねぇ」
クロッペン(人として!? すると奴はこの私を、クローンではなく人として見ているというのか・・・!?)
帝国兵「くっ・・・冗談じゃない。捕虜になどされてたまるか! くそっ、部隊を出せ! 手柄をたてなきゃ、俺たちは帰れないぞ!」
〔移動要塞、第3軍から敵へ〕
〔敵ユニット出現〕
アール「あんなに戦力を持ってきておったのか」
マックス「なるほど、しょせんその程度の覚悟というわけだな。応戦しろ」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<移動要塞撃破>

クロッペン(くっ、バカめ、やられてしまいおったか。ここは艦の爆発にまぎれ、デスタークで脱出だ)

<敵全滅・勝利条件達成>
クロッペン「フフフッ、取ったぞ。油断したな、地球人ども。反逆者どもを始末してくれたのは助かるが、それとこれとは話が別だ」
美穂「きゃあぁぁっ!!」
マックス「なに!?」
エキセドル「まだ隠れて残っていたようですなぁ。艦橋にとりつかれました。これはちとまずいかも」
剣人「あいつ・・・クロッペンか!? てめぇっ!」
クロッペン「まて! 楯剣人、お前たちに聞きたいことがある。先ほどの話だ。お前は本当にクローンの、生体部品としてつくられた私を、人として見ているというのか! 答えろ!」
剣人「当たり前だ! オレもお前も、お前たちが殺した地球人も、同じ人間だ! だから、許せないんじゃねぇか!!」
タケル「ああ、そうだクロッペン! 貴様も俺たちも、何も変わりはしない!」
ケイ「そうよ! あんたたちはどうか知らないけどね、クローンだろうが、つくられた者だろうが、あたしたちにとってはみんな同じ、心があるのはみんな人なんだ!」
ゴウ「・・・」
グラキエース(・・・心があるものは、か。わたしには・・・不完全な心しかない。人とはいえないな)
マリア「それにあたしたちには、アンドロイドだって、大切な友達で仲間なんだから!」
ドロシー「・・・」
クロッペン「フ・・・ハハハッ! そうか、楯剣人も、ハーリンも、アールですら平然として戦いを挑んできたのは、それか。真実がどうであれ、その存在が人以外の何者でもないと、己も周囲も信じるがゆえか。それが地球人だというのだな。フハハハッ」
〔クロッペン、後退〕
マックス「離れただと・・・?」
クロッペン(フフフ、お前たちは私を人として見てくれた。己を人間と信じることの意味も教えてくれた。戦艦を沈めないのは、そのせめてもの礼だ。さらばだ、またまみえようぞ。楯剣人、マーズ、そして地球人たちよ!)
〔敵ユニット離脱〕
弾児「剣人、いったいどうなってやがるんだ」
剣人「わからねぇ。一撃で艦橋をやれたはずなのに、何もしねぇなんて・・・」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

バトル7
艦橋
〔扉の開閉音〕
アール「マックス艦長、さっそく通信があったというのは、本当ですか!?」
マックス「ええ。提供していただいた、エリオスの暗号コードによるものです。読み上げてくれ」
美穂「はい。こちらオプリソン星系第5惑星アラス、エリオス帝国ハーリン皇子の生還を祝福す。我らギシン星間帝国駐留軍に対し、蜂起せり。ハーリン皇子と地球の勇士に対し、共闘を申し入れる。周辺宙域を進軍の際は、ともに戦わん。以上です」
マックス「アール博士、オプリソン星系というのは・・・」
アール「うむ、ここからだと、2万光年ほど離れておるな。だが、これからだ。これからどんどん増えてくるに違いない。いよいよですぞ、ハーリン皇子」
ハーリン「ありがたいことだ」
【シナリオエンドデモ終了】

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