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K-2
反逆のクロッペン


サブタイトル
「反逆のクロッペン」


【シナリオデモ1開始】
バトル7
艦橋
サリー「ふう」
美穂「いまので何件め?」
サリー「20かしら・・・21かも」
美穂「もう、なんで私たちだけこんなに忙しいのよ」
アール「すまぬな、苦労をおかけする。しかし、これほどの星系から通信が入るとは。これはいけますぞ」
エキセドル「問題は、そのうちのいくつが、鎮圧されずにギシンの駐留軍と渡り合えるかどうか、ですな」
ハーリン「そう・・・かなり厳しいでしょう。我々には蜂起した彼らを、支援する余裕はありません。後は、祈るだけです」

バトル7
居住区画
竜馬「おう、お前ら聞いたか。ギシンに反乱を起こした星から、次々と通信が入ってるとよ」
甲児「ホントですか!? そいつはすごいぜ」
ケイ「でも竜馬さん、ハーリン皇子がいるからってのはわかるけど、その人たち大丈夫なの?」
カトル「ええ・・・もともとギシンの支配下にあった星々です。そう簡単に反乱が成功するとは思えません」
トロワ「そうだな」
弾児「だが、これだけ一斉におっぱじまりゃ、さすがにギシンの奴らも、泡をくってるに違いねぇぜ」
竜馬「そういうこった。それでこそ、わざわざこんな遠いところまできた甲斐が、あるってもんだろうぜ」

ギシン星間帝国
移動要塞
クロッペン「そうとも・・・私は生体部品ではない。人間なのだ。クローンとてなんら人間と変わりはないと気づかせてくれたのが奴らとは、皮肉なものだ」
帝国兵「クロッペン司令、ズール皇帝陛下より通信が入っております。謁見室へお越しください」
クロッペン「ズール皇帝が?」

ギシン星間帝国
移動要塞
クロッペン「お呼びですか、陛下」
〔モニターの開閉音〕
ズール「クロッペン、幼き頃より我が元にあったことを思い、お前に最後のチャンスをやることにした。クローンが総司令官では、ザール艦隊のみならず、連合軍全軍の士気にもかかわる。しかも度重なる失敗だ。本来なら処刑か、生体部品として医療センター送りにするところ。だがエリオスの反乱も、ハーリンさえ始末すれば、脅威にはならぬ。虫ケラどもなど、一つ一つつぶしていけばよい。これが最後のチャンスだ、クロッペン。ハーリンを始末しろ」
クロッペン「ハーリンを倒せば、私は艦隊司令のままでいられるのですか!?」
ズール「黙れ。お前に選択の余地はない。やるであろうな」
クロッペン「・・・は、命をかけて!」「フフッ、もはや生死をかけて戦うのみ。ならば私は人として戦ってみせるぞ。出撃の用意をしろ!」

ギシン星間帝国
移動要塞
ボイダー「お呼びでございますか、ズール皇帝陛下」
〔モニターの開閉音〕
ズール「きたかお前たち。ネシアよ、前へでよ。お前を抜擢し、ザール艦隊総司令に任ずる」
ネシア「こ、この私を!?」
ズール「不服とでもいうのか」
ネシア「いえ、身に余る光栄でございます!」
ボイダー「お、お待ちください、陛下!! なにゆえこのような葉っぱを、総司令官に!」
ネシア「おだまり、この石っころが!」
カブト「陛下への忠誠心ならば、このカブトも負けてはおりませぬ! どうかご再考を、陛下!」
ズール「ええい、黙れ! ワシの命令に、不服があると申すか」
ボイダー「いえ、決してそのようなことは・・・」
カブト「も、申し訳ございません」
ズール「クロッペンが出撃したであろう。ネシアよ、新司令官として、全力をあげて地球の戦艦を排除しろ」
ネシア「は。しかし陛下は、クロッペンにお命じになられたのでは」
ズール「クロッペンを囮に使い、奴らを叩け。クロッペンは、勝っても負けても処分しろ」
ネシア「処分!? 勝ってもですか」
ズール「あ奴には、もはや価値などない」
ネシア「ハッ、承知いたしました。ボイダー将軍、新司令官として出撃を命じる。クロッペンと地球人どもを始末しろ」
ボイダー「くっ・・・」(何が新司令官だ、くそぉ。たかが葉っぱのくせに!)
ズール「ネシアよ、その星系にロゼがいるはずだな。呼べ」

ギシン星間帝国
移動要塞
〔モニターの開閉音〕
ズール「ロゼ、この大事なときに、お前はまた失敗をした。ワシにとってマーグは、危険きわまりない地球を破壊するための、切り札の1つであった」「それをみすみすマーズの手に渡しおって」
ロゼ「・・・覚悟はできております」
ズール「ロゼ、お前にもう一度だけチャンスを与えよう。ザール艦隊の指揮下に入り、マーズや地球人どもを倒せ。マーズを倒せば、マーグも地球人どもも、跡形もなく消し飛ぶであろう。よいな」
ロゼ「命にかえましても」(私は自分が助かろうなどとは思わない。だが、マーズと地球人、奴らだけは、倒さなくては・・・)

バトル7
格納区画
剣人「なんだって? パワーアップ? ダルタニアスのか」
学「はい、剣人さん」
アール「この先、ギシンとの戦いは厳しくなる一方です。いまのままでは、ダルタニアスもパワー不足。バトル7の設備で可能な範囲ではありますが、この機会にやっておこうと思いましてな」
弾児「まてよじいさん。そんなことが可能なら、さっさとやってりゃよかったんじゃねぇのか」
甲児「そうだよな。なんでいまさらなんだ?」
学「それは、先日のデータベース検索のおかげです」
アール「さよう。エリオス科学アカデミーの博士が書いた、エネルギー理論に関する論文データが発見されましてな。それで思い出しました。ダルタニアスは反重力エネルギー、反物質エネルギーβ、超電磁エネルギーαという3つを合成し利用しておりますが、これを合成せず、それぞれの衝突によって生じる超空間エネルギーを利用するのです。成功すれば、火炎剣などの大幅なパワーアップが期待できます」
剣人「へぇ・・・そいつはすげぇや。わかった、やってくれよ、じいさん」
アール「はい、ではさっそく作業に取りかかります」
学「博士、これを見てください。僕が考えた、新しい武器です」
アール「ほう・・・すばらしい、すぐつくりなさい。ダルタニアスに取り付ける、絶好のチャンスだ」
甲児「こいつ、やるじゃねぇか」
学「いやぁ、それほどでも」

バトル7
格納区画
ガイ「うーん、ゲットマシンも相変わらずいい調子だぜ」
ミカ「みんな、がんばってるわね」
デュオ「ああ、なにしろ、ここは敵地だからな。いつどっから敵がくるかわからねぇ。やれる時にやっとかないとな」
鉄也「その通りだ」
ケイ「おっつかれ! みんな、差し入れもってきたよ」
おちゃめ「差し入れでちゅ!」
早苗「私たちでつくったんです。よかったら、みなさんで食べてください。整備の人たちもどうぞ」
剣人「おっ、おにぎりか」
ボス「ありがてぇじゃないの。ここの連中、栄養バーってのはたくさんくれたけどよ、あれじゃ刳った気がしないと思ってたところなのよ」
ジョッシュ「ぜいたくをいうなよ。地球じゃ食うものに困ってる人だって、たくさんいるんだ」
甲児「ま、いいじゃないの。とりあえず、いっただきます! おっ、シャケか」
カトル「サーモン入りのライスボールなんですね」
〔警報〕
タケル「敵襲!?」
五飛「フン・・・きたか」
鉄也「こちら第7格納庫整備デッキ、剣鉄也だ。美保少尉、状況を知らせてくれ。敵の規模は」
〔モニターの開閉音〕
美穂「こちらブリッジ。それが、敵は1機です」
ナオト「1機だって!?」
ヒルデ「どういうこと・・・?」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

マックス「ザール艦隊のクロッペン総司令だな。いったいどういうつもりか、聞かせてもらおう」
クロッペン「ハーリン皇子はいるか」
ハーリン「私ならここにいる」
クロッペン「ハーリン皇子、私はお前に1対1の決闘を申し入れる。受けてもらおう」
サリー「決闘!?」
アール「クロッペン、なにをいうか!」
甲児「てめぇ、いまさら何いってやがんでぇ!」
クロッペン「これが最後の勝負だ。それとも、私がクローンだから受けられぬというのか。この通り、私はただ1人できているのだ」
ガスコン「クロッペンめ・・・どうやら本気のようだのう」
アール「冗談ではない! そんなものが受けられるか!」
クロッペン「お前たちに聞いてはおらぬ。ハーリン皇子、返答はいかに!」
ハーリン「・・・わかった、受けよう」
マックス「なんだと?」
アール「いけません、おやめくださいハーリン皇子!」
剣人「冗談じゃねぇ! だめだ、やらせるわけにはいかねぇぜ。オレがそばにいるかぎり、親父を危険な目にあわせるわけにはいかねぇ! どうしても一騎打ちがやりてぇなら、オレが相手になるぜ!」
アール「お待ちください、剣人さま! ダルタニアスはまだ、テストが終わっておりません!」
剣人「そんなもん、実戦でやるしかねぇだろう!」
アール「そんな無茶な」
剣人「どうなんだ、クロッペン! やるのか、やらねぇのか!?」
ジュン「ちょっと剣人、本気で決闘なんてする気なの!?」
クロッペン「黙れ楯剣人。私の目的はハーリン皇子だ」
ハーリン「・・・ならば、ダルタニアスが負ければ、私を好きにするがいい」
クロッペン「・・・いいだろう。私が本気であることの証明のため、このデスタークの自爆コードを教えておく。さぁ、出てくるがよい、ダルタニアス」
〔味方ユニット出現〕
アール「おお、なんたることを」
エキセドル「困ったことになりましたなぁ」
マックス「ハーリン皇子、どういうつもりです」
ハーリン「クローンであるクロッペンは、ギシン軍内でかなり不利な立場にたっているはず。彼を降伏させる、またとない機会なのだ」
美穂「え~っ、敵の司令官まで、仲間にしようっていうんですか!?」
ジョッシュ「剣人、なにを考えてる」
剣人「なんだよ、オレが負けるとでも思ってるのか! クロッペンの野郎を倒すチャンスだぜ!」
ガスコン「そうだ、いけこわっぱ! 思う存分戦ってこい!」
〔クロッペン、剣人へ接近〕
弾児「おい、きたぞ剣人」
剣人「よぉし、いくぜクロッペン! パワーアップした火炎剣の威力、お前で試してやるぜ!」
弾児「せっかくだ、学のつくったキャノンキューブリックも、試してみるとしようぜ」
〔剣人、クロッペンへ攻撃〕
[イベント戦闘「剣人vsクロッペン」]
クロッペン「ゆくぞ、楯剣人! これが最後の勝負だ!」
剣人「きやがれクロッペン! 返り討ちにしてやるぜ!」
〔クロッペン、剣人へ攻撃〕
[イベント戦闘「剣人vsクロッペン」]
剣人「クロッペン、覚悟しやがれ!」
クロッペン「フフフッ、さぁこい、ダルタニアス!」
〔剣人、クロッペンへ攻撃〕
[イベント戦闘「剣人vsクロッペン」]
クロッペン「くっ、おのれ、こんなところで、やられてなるものか!」
〔クロッペン、HP回復〕
弾児「くそ、しぶとい奴だぜ」
〔警報〕
〔マックスの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

美穂「きゃっ、なに!?」
サリー「艦長、ギシン軍が降下してきます!」
マックス「なに? クロッペン、やはりそういうことか。迎撃隊、発進させろ!」
〈出撃ユニット選択〉
〔敵ユニット出現〕
ボイダー「クロッペンめ、バカか、奴は。あれでは囮にもならん。こうなったらこのボイダーが、一気にあの戦艦を沈め、地球人もろともハーリンを抹殺してくれるわ! そうすれば、葉っぱよりこのボイダーが艦隊司令にふさわしいと、皇帝陛下もわかるはず」
鉄也「クロッペン、汚いまねを! 許さないぜ!」
剣人「てめぇ、やっぱりか!」
クロッペン「なに!? まて、私は知らぬ! 本当だ! ボイダー、手を出すな! これは命令だ、退け!」
ボイダー命令だと? フン、よく聞けクロッペン。貴様などとうに解任されているのだ! しかも後任はなんと、あの葉っぱよ。ズール皇帝からも、貴様は処分しろと命令されているのだ! 囮にもならぬ、生体部品が!」
剣人「なんだって!?」
クロッペン「くっ、私がクローンだからか。真のエリオスの皇子ではなかったからか。おのれ、ズール。それが命を盾に戦ってきた私に対する、貴様の仕打ちか。許さん・・・許さんぞ、ズール!」
エキセドル「・・・どうも、おかしな展開になってきましたなぁ」
マックス「・・・」
〔クロッペン、敵から第3軍へ〕
クロッペン「ボイダー、貴様があなどるクローンと、人間との違いなどないということを、貴様から先にわからせてやるぞ! 楯剣人、勝負は中止だ!」
剣人「な、なんだよ、どうなってんだ」
ハーリン「クロッペンはズールに消されようとしたことで、ギシンに反旗をひるがえす決意を固めたのだ」
マックス「・・・よし。全機に告ぐ。クロッペンを支援し、ギシン軍を叩け」
弾児「チッ、なんだかわからねぇが、ギシンをやっつけりゃいいんだろ! いくぜ、剣人!」
<戦闘開始>

<ボイダーvsクロッペン>

ボイダー「ハハハッ、これで貴様も終わりだ1」
クロッペン「おのれ、ボイダー! 私の力をみよ!」

<ボイダー撃破>
ボイダー「こ、こんなバカな・・・!?」
※※クロッペンが撃破の場合、セリフ追加※※
クロッペン「どうだ、ボイダー。思い知ったか!」
ボイダー「お、お許しを、クロッペン総司令・・・」

クロッペン「終わりだな、ボイダー。貴様のおかげで、もはや一切の未練が断ち切れたわ!」
ボイダー「う、うおぉぉぉぉーっ!?」
〔敵ユニット撃破〕
アール「おぉぉっ、やったか!」
サリー「まだきます!」
〔敵ユニット出現〕
ロゼ「ボイダー将軍が戦死されたか。クロッペン司令、裏切りはズール皇帝へ報告した」
クロッペン「地球方面特務戦隊・・・そうか、お前たちも、後がないようだな」
タケル「ロゼか!?」
ロゼ「マーズ・・・今度こそ、今度こそお前たちを倒す!」
タケル「やめろ、ロゼ! いったい何のための戦いだというんだ!」
ロゼ「問答無用! ズール皇帝のため、私は戦っているのだ! 他に理由などない!」
タケル「ロゼ、お前は間違ってる。ズールといえども、マーグの心を完全には奪えなかった。俺たち兄弟を戦いあうように仕向け、いままたクロッペンすらも見捨てたズールこそ、冷酷無比な奴なんだ!」
ロゼ「黙れ!」

<マリアvsロゼ>
マリア「このぉ! この前はよくもあたしの体を使って、ひどいことしてくれたわね! 許さないわ!」
ロゼ「お前か。邪魔だ!」

<タケルvsロゼ>
ロゼ「マーズ、覚悟!」
タケル「くそぅ、いくぞロゼ!!」

<ロゼvsクロッペン>
ロゼ「くっ、邪魔をするな、この裏切り者め!」
クロッペン「ロゼ、私と同じ、哀れなバトルマシンよ」
ロゼ「黙れっ!」

<ロゼ撃破>
ロゼ「くっ、これしきのことで・・・」

<敵全滅・勝利条件達成>
ロゼ「くっ・・・」
〔敵ユニット出現〕
ロゼ「だ、だめか・・・」
クロッペン「ロゼか。まだ動くようだが、戦闘力は残っておらぬな。マーズよ、ロゼが逃げようとしておるぞ」
タケル「ロゼ・・・もう逃げられないぞ。とどめだ!」
ハーリン「まて、まつんだ、マーズくん!」
剣人「親父・・・?」
タケル「止めないでください、ハーリン皇子! こいつは、洗脳されたマーグを操り、俺たちを襲ってきた奴なんだ!」
ハーリン「君らしくないぞ、マーズくん。復讐は復讐を生む。それでは何も解決はしない。誰かが、その鎖を断ち切らねば、平和など絶対に実現できんのだ。重要なのは、根本をただすことだ。マーグくんも、そういうはずだ」
タケル「く・・・」
ロゼ「う・・・マーズ・・・? この機体には、もう戦闘能力はない。好きにするがいい」
タケル「く・・・いけ! 俺たちの気が変わらないうちに!」
クロッペン「マーズたちは本気のようだぞ。どうするのだ、ロゼ」
ロゼ「・・・」(わからない・・・マーグに助けられ、今度はマーズたちに助けられる。私はいったい、何のために生きながらえているのだろう・・・くっ)
〔敵ユニット離脱〕
タケル「・・・」
マックス「・・・終わったようだな」
ハーリン「クロッペン・・・」
クロッペン「・・・ハーリン、楯剣人、マーズ、デューク・フリード、そして地球人たちよ。もはやこれ以上、私がお前たちと戦うことはあるまい。私には、新しい敵が現れた。その名は、ギシン星間帝国皇帝、ズール!」
ガスコン「クロッペン・・・お主もやはり、男であったか」
クロッペン「聞け、地球人たち。この旧エリオス領のほぼ半分ににらみをきかせている、帝国軍の終結宙域がある。その中心は、3つの機動要塞がある星系だ。私はこれより、そこへ攻撃をかける」
マックス「なんだと?」
アール「なんと、そんな場所があったとは」
クロッペン「空間座標は、いま転送してやる」(ズールよ・・・お前が操った人形は、今日死んだ。そして人間クロッペンは、貴様への復讐を心に燃やし、戦いを挑む! ズール、貴様に必ずや一矢報いてくれるぞ!)
〔第3軍ユニット離脱〕
剣人「お、おいまて、クロッペン!」
マックス「いったか・・・」
ハーリン「クロッペン・・・」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

バトル7
作戦室
エキセドル「さて、どうしますかな」
タケル「俺たちも、クロッペンを追いましょう」
剣人「おう、奴がオレたちに座標を教えたのは、オレたちにもこいってことに違いないぜ」
ヒイロ「・・・だが、俺たちにはどれだけの戦力があるのか、確認はできない」
デュオ「まぁな。そいつはちょっと、キツイと思うぜ」
ガムリン「それに奴は、ザール艦隊総司令官として、これまで何度も地球を攻撃してきた奴だ。信用していいのか」
ハーリン「私は・・・信用できると思っている」
ロジャー「そうですな。それについては、私も同感です。彼は嘘はついていない」
ドロシー「なぜ? なぜそう思うの? 聞かせて」
ロジャー「彼はもう、いまさら我々を倒したところで、ギシン帝国に居場所がない」
大介「ええ、僕もそう思います」
鉄也「だが・・・だからといって、奴を許すというのか」
マリア「そうよ兄さん! フリード星を襲ったのはベガ艦隊だけど、あいつらだって一緒じゃない」
剣人「奴は確かに許せないし、仲間にはなれないだろうぜ。だけど、いまの奴は、たった1人で、ズールと戦おうとしてるんだ」
ジョッシュ「クロッペンにあわせて戦うことくらいは、できるということか」
甲児「よし、いこうぜ! オレたちも急いで向かいましょう、マックス艦長!」
金竜「おい、お前たち、結論を急ぐな。仮にもギシン帝国連合軍の、重要拠点の1つなんだぞ」
隼人「・・・どうするおつもりです、司令」
マックス「総員、ただちに配置につけ。ギシン軍の軍事拠点へ強襲をかける。機体の整備を急がせろ」
竜馬「フッ、あんたならそういうだろうと思ったぜ、戦隊長よ」
ガスコン「ワハハハハッ! さすが、わしが見込んだ方々だけのことはあるわい。いきましょうぞ、奴らのところへ」
ハーリン「よろしいのですか、艦長」
マックス「これは我々地球人のための戦いでもあるのです。このマクシミリアン・ジーナスの戦い方、お見せしましょう」
金竜「よぉし、お前たち、そうと決まったらさっさといけ! 補給と整備だ。人はいくら使ってもいい、1時間で終わらせろ!」

ギシン星間帝国
移動要塞
ネシア「申し訳ありません陛下。奴らを仕留められなかったばかりか、クロッペンが裏切り、いままさにこの星系へ向かってきております」
〔モニターの開閉音〕
ズール「クロッペンめ、生体部品の分際で、ワシにたてつくとは。殺せ。必ず始末するのだ。ちょうど親衛隊の超能力コマンドを、そちらへ向かわせたところ。そやつらを使ってもよい。よいか、お前たちの命をかけて、クロッペンと、そして地球人どもを片づけるのだ。これ以上の失敗は、許さぬ!」
ネシア「ハ・・・ハハァッ!! お任せ下さい、我らの命にかえましても、必ずや仕留めてご覧にいれます!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

ネシア「なんだ、クロッペンか!? 監視兵、この馬鹿者、何をしておったのだ!」
帝国兵「も、申し訳ありません。識別信号が味方のものでしたので・・・」
ネシア「ええい、愚か者め!」
クロッペン「フ、フフフフッ、荒れておるなネシア、総司令官どの」
ネシア「ク、クロッペン・・・」
クロッペン「ネシアよ、総司令官の座は居心地がよいか。お前の就任を祝って、挨拶をしにきてやったぞ!」
ネシア「おのれ、たかが生体部品の分際で!」
クロッペン「ズールに伝えよ。もはや私は以前のクロッペンではない。お前たちがあなどる生体部品の力、とくと見せてやる!」
ネシア「馬鹿め! 貴様1人で何ができるものか。身の程をわきまえぬ奴め、己の愚かさを悔いるがよいぞ! カブト将軍、攻撃しろ、奴を殺せ!!」
カブト「ええい、いわれるまでもないわ! ゆけ! 奴を始末するのだ!」
〔味方戦艦出現〕
ネシア「なに!? まさか、地球人の戦艦か!?」
サリー「フォールドアウト終了」
美穂「敵、移動要塞を確認! 至近です!」
アール「おぉ、なんと!」
エキセドル「相変わらず、お見事ですな、艦長」
マックス「戦闘部隊、発進させろ。目標は敵移動要塞。他星系からの増援が到着する前に、これを撃破するんだ」
サリー「戦闘部隊、発進してください。目標、敵移動要塞!」
〈出撃ユニット選択〉
クロッペン「フフッ、きたのか、地球人たちよ」
ネシア「おのれ・・・そうか、クロッペン、貴様が奴らにこの星系の座標を・・・! だがそれだけの戦力で我らに戦いを挑むなど、片腹痛いわ。総員、出撃だ! 奴らを1人として生かして帰すな!!」
〔敵ユニット出現〕
<戦闘開始>

<敵10機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
バレン「フフフ、地球人どもめ、覚悟しろ!」
カッチ「これ以上の侵攻は許さん! 凍てつき、宇宙のチリとなるがいい!」

<敵10機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
グール「くっ、おのれ地球人どもめ! 死ね!」

<ネシア(移動要塞搭乗)撃破・敵増援3出現>
ネシア「くっ、なんということ。奴らごときに、この移動要塞が打ち砕かれるとは」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ネシア「おのれ、許さぬぞ! これ以上敗北するわけにはいかぬ! ザール艦隊総司令官、このネシアの力、思い知らせてくれるわ!」
〔ネシア、気力+30、精神コマンド「集中」使用〕
※※敵増援1出現前の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
バレン「フフフ、地球人どもめ、覚悟しろ!」
カッチ「これ以上の侵攻は許さん! 凍てつき、宇宙のチリとなるがいい!」


<カブト(移動要塞搭乗)撃破・敵増援3出現>
カブト「ええい、なんたること! ここは放棄するぞ、戦艦を出せ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

カブト「くっ、これではわが故郷が・・・ギシンに刃向かう馬鹿者どもが! 生きて帰れると思うな! 総員、全力で戦え!」
〔カブト、気力+30、精神コマンド「集中」使用〕
※※敵増援2出現前の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
グール「くっ、おのれ地球人どもめ! 死ね!」


<デュークvsネシア>
デューク「ザール艦隊のネシア・・・この悪魔め!」
ネシア「くっ、グ、グレンダイザーだと!? おのれ、デューク・フリード!」

<デュークvsカブト>
カブト「フリード星を守れなかった守り神など、このカブトが抹殺してやる!」
デューク「やらせはしない!」

<剣人vsネシア>
ネシア「おのれ、楯剣人! 今日こそ貴様を始末してくれる!」
剣人「ネシア、お前のほうこそ覚悟しやがれ!」

<剣人vsカブト>
剣人「カブト、きやがれ! 楯剣人が相手だ!」
カブト「貴様もハーリンもクロッペンも、まとめて始末してやる! 楯剣人、覚悟!」

<タケルvsネシア>
ネシア「くっ、マーズか! ええい、貴様を抹殺し、地球の群などまとめて吹き飛ばしてくれるわ!」
タケル「ネシア、俺は負けない! ツァァァァーッ!!」

<タケルvsカブト>
カブト「マーズめ! ズール皇帝に逆らうとどうなるか、教えてやる!」
タケル「ズールに伝えろ! 俺は、絶対に死なん!!」

<ネシアvsクロッペン>
クロッペン「逃がしはせぬぞ、ネシア! 観念しろ!」
ネシア「このクローンが! 貴様には消えてもらうぞ!」

<カブトvsクロッペン>
カブト「この生体部品め、生かしてはおかぬ! 貴様にふさわしい最期を与えてやるぞ! ハハハハッ!」
クロッペン「おのれ、カブト! お前ごときに、負けるものか。負けぬ、たとえ生まれがどうであろうと、人間の価値に変わりはないはず。死ぬのはお前だ!」

<ネシア(ネシア戦闘母艦搭乗)撃破>
ネシア「くっ、何事だ、どうなったのだ!?」
帝国兵「ネシア将軍! メ、メインエンジンが・・・!!」
ネシア「な、なんだと!? くっ、ズール皇帝、申し訳ありませぬ! あぁっ!? あぁぁぁぁぁぁーっ!!」

<カブト(カブト戦闘母艦搭乗)撃破>
カブト「な、なんだと・・・!? おのれ、おのれぇーっ!! ぎゃあぁぁぁぁぁーっ!!」

<ネシア(ネシア戦闘母艦搭乗)&カブト(カブト戦闘母艦搭乗)撃破>
〔敵ユニット離脱〕
ハーリン「やったか・・・」
サリー「艦長、ギシン帝国軍、撤退しました。抵抗する敵は、残っていません!」
美穂「やったぁっ!!」
エキセドル「どうやら、こちらの勝ちのようですな」
アール「おぉぉ、ついに、ついにザール艦隊を・・・。ありがとう、ありがとう艦長。すべてあなた方のおかげだ」
クロッペン「地球人たちよ。これで旧エリオス領の反乱は大きくなるだろう。だが、そんなものでは、ズールには届かぬ」
甲児「勘違いするなよ、クロッペン。オレたちが来たのは、てめぇを助けるためでも、てめぇを仲間にするためでもないんだからな!」
クロッペン「フフッ、地球人よ、名はなんという」
甲児「オレは、兜甲児だ!」
クロッペン「兜甲児、私もそんなつもりはない。さらばだ、地球の戦艦で戦いし者たちよ。私はこの命あるかぎり、ズールに対して戦いを挑む。私の戦いは、始まったばかりなのだ!」
ガスコン「またんか、クロッペン! お主1人でいったい・・・」
〔第3軍ユニット離脱〕
タケル「いってしまったか・・・」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

バトル7
メディカルフロア
マーグ「そうか・・・クロッペンが」
タケル「ああ、兄さん。兄さんのいう通りだったよ。悪いのは、ズールなんだ。だけど、ロゼは・・・」
マーグ「マーズ、ロゼを、助けてやってくれ。彼女もまた、ズールにとってはバトルマシンに過ぎないのだ」
タケル「マーグ・・・わかった。できるだけのことはしてみるよ」
マックス「それで、エキセドル参謀、状況はどうなっている」
エキセドル「こちらへ入ってきている情報では、旧エリオス帝国の各星系で、急速に反乱が広がりつつあるようですな。中にはすでに駐留軍が撤退した星系もあるようです」
アール「さよう、ハーリン皇子、収容所惑星のマリオスも、現在優勢に戦いを進めておるとのこと。まもなく解放されるものと思われます」
ハーリン「そうか、あの星が・・・」
アール「各星系の反ギシンの指導者たちは、我らの呼びかけに応え、次々と武装蜂起しております。エリオス帝国の再興も、時間の問題ですぞ。ようやく、ようやくこの時がまいったのです。おぉ、パルミオン大帝ご照覧あれ! 陛下のご無念を晴らすときがきたのです! なにとぞ我らの戦いに陛下のご加護を!」
剣人「じいさん、盛り上がってるとこ悪いんだけどさ、ホントにそんなうまくいくのかよ」
大介「剣人くんのいう通りです。ギシン星間帝国は、その強大な軍事力を背景に、星々を制圧してきました。いまこの時にも、いくつもの艦隊が侵略戦争をしているはずです。あるいは、バロータ軍やゼントラーディと交戦中の艦隊もあるかもしれません」
剣人「その辺どうなんだよ、おっちゃん」
ガスコン「うむ、お主らのいう通りだ。ギシン星間帝国連合軍・・・ズールを甘く見てはいかん」
アール「いや、しかしですな・・・」
ハーリン「私もそう思う。アール博士、思い違いをしてはいけない。広がりつつある反乱で、確かに旧エリオス領内だけでなく銀河各地に、味方となる星々ができるだろう。しかしそれは、ギシン軍の戦力を分散させることができる、というだけのことでしかないのだ」
マックス「このままではすまない、ということか」
ガスコン「うむ・・・時間がたてば、恐らくほぼすべての星系が、再びギシンの制圧下に戻りましょうな」
金竜「・・・このまま勝てるというわけには、いかんと」
ハーリン「そう、しかも今度は、ズールは彼らを鎮圧するため、惑星ごと破壊するかもしれない。地球に対して、マーズくんと反陽子爆弾を使おうとしたように」
タケル「く・・・そんな!」
大介「ええ・・・そうでなくても、僕たちの星のように、支配ではなく、皆殺しにするかもしれない。見せしめのためにも」
竜馬「冗談じゃねぇな、そいつは」
ケイ「で、でも、もしかしたらギシンと対等にやり合えるだけの戦力が、集まるかもしれないじゃない」
ハーリン「仮にそうなったとして、銀河大戦を引き起こすようなことになっては、いったいどれだけの星系が、何百、何千億の人々が、犠牲になることか。それでは、平和など到底実現できない」
カトル「ええ・・・そんなことになっては、憎しみの連鎖が、銀河を、宇宙を覆ってしまう。僕にはそれがわかります。僕も、そうでしたから」
アール「・・・」
マックス「なるほど・・・反乱勢力をもってギシンと戦うのではなく、戦力を分散させる、それ自体が目的だったということか」
マリア「あの・・・それって、どういうことなんですか?」
ジョッシュ「・・・さっきの作戦と同じ・・・ギシンの中枢に対して、強襲をかける、と?」
ハーリン「そう・・・この機に、それをする他はないと思う。ズールが各地の艦隊を呼び戻す前に、直接ズールの直轄宙域へいくしかない。むろん、可能なら戦いは避け、話し合いで決着できればいいと思うが・・・」
タケル「はい。どれほど望みが薄くても、俺たちはそれを前提にするのを、やめるべきではないと思います」
鉄也「だが・・・俺たちが行くってことですか」
ハーリン「いや、そこまでは私も考えていない。反乱勢力の中から艦隊を編成するつもりだ。剣人たちにはきてもらうが」
ガスコン「それはわしに、おまかせいただこう。この宙域に残り、エリオス連合艦隊をつくってみせますぞ」
マックス「では、我々は・・・」
ハーリン「自体がどう動くかわからないのです。我々のこれからの道は、果てしなく険しい。ひとまず地球へ帰還していただくのが、よいと思います」
剣人「親父・・・」

バトル7
居住区画
次郎「そんな、剣人あにき、それってどういうことなんだよ!?」
おちゃめ「おちゃめ、そんなの嫌でちゅ!」
ひかる「いったいどうしたの?」
剣人「ああ・・・ちょっと。オレは・・・親父についてギシンへいくことになる。今度地球へ戻ったら、こいつらとは一緒にいけねぇんだ」
大介「そうだな・・・確かに、その方がいい」
次郎「そんなこといわずに、連れてってくれよ!」
おちゃめ「お願いでちゅ!」
田之助「おらたち残されて、どうなるだ!?あにきたちと離れるのは、おらヤダでよぉ!」
剣人「ばっきゃろう! 連れてけるわきゃねぇだろう! いいか、地球に戻ったら、お前らは大佐たちに頼んでサイド3か月に送る。そこでまってろ。口答えは許さねぇ!」
次郎「く・・・あにきのバカヤロウッ!!」
おちゃめ「ばかぁっ!!」
さやか「心配なのはわかるけど、もう少しいい方があるでしょう」
マリア「あれじゃあの子たちが、かわいそうだわ」
弾児「いや、あれでいいのさ。ギシンの本拠地に直接乗り込むなんざ、正気の沙汰じゃねぇ。だが、剣人の親父さんやタケルがいくってんなら、俺たちはいく。今度は、もう地球にゃ戻れねぇかもしれねぇんだ」
早苗「・・・」
【シナリオエンドデモ終了】

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