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M-1
暗黒の皇帝


サブタイトル
「暗黒の皇帝」


【シナリオデモ開始】
サイド3
コロニー
甲児「へぇ、コロニーにもこんな森や湖があるんだなぁ」
さやか「ホント、空気も澄んでるみたいだし、結構気持ちのいいところね」
オデロ「コロニーの人たちの観光用って話だぜ。ウッソ、どうした」
ウッソ「土にまったく味がないや。これじゃ、いい野菜はつくれないよ」
ルー「土の味ぃ? なんなのよ、それ」
ファ「ねぇ、それで、そのクロッペンって人、どうなったの?」
カミーユ「ああ・・・ハーリン皇子が本物で、クロッペンがクローンだったって聞いたけど」
剣人「さぁなぁ。オレたちとギシンの拠点とザール艦隊をぶっ潰したあと、1人でズールと戦うっていって、どっかにいっちまったよ。あいつは、オレたちがクローン扱いしなかったのに、驚いてたぜ」
弾児「ところが艦隊司令だったのに、仲間からはそのせいで殺されそうになってな。それで、ズールに逆らう気になったらしい」
ウッソ「ズールか・・・」
スージィ「ねぇ、ミカ、タケルのお兄さんって、あたしたちの味方になってくれたの?」
ミカ「うんそう。戦っているときに洗脳が解けて、タケルが助けたのよ。ケガはしてるけど、もう大丈夫。タケルも喜んでいたわ」
甲児「それはそうと、こっちはどうだったんだよ」
剣人「そうだよ。総力戦やって、こっちもボロボロだったらしいじゃないか」
マリア「そうそう。なんでもあれって、人間をみんな眠りっぱなしにして殺しちゃう、とんでもない兵器だったんでしょう?」
カミーユ「ああ、そうだ。俺たちも試運転に巻き込まれて、大変だったよ。だけど、エンジェル・ハイロゥはもうなくなった」
スージィ「シャクティがまた病気起こして、1人でエンジェル・ハイロゥにいっちゃって、大変だったんだよ」
ウッソ「でもスージィ、そのおかげで、シャクティがキールームで祈ることができて、エンジェル・ハイロゥは地球への降下を止めて分解したんだ。あれは、あれでよかったんだよ」
ウォレン「ザンスカールもいろいろあって、女王マリアもカガチも、あの戦いで死んでしまったんだ。もうほとんど戦力は残っていないって話だよ」
カミーユ「それに女王がいなければ、あれほどの求心力は発揮できない。ザンスカールはじきに、他の自治コロニーとたいした違いはなくなる」
甲児「じゃ、地球人同士の戦いは、ようやくこれで終わりってわけかぁ」
さやか「よかったわ、本当に」
ウッソ「剣人さん、早苗さんやおちゃめたちは、なんでこなかったんですか?」
スージィ「そうだよ。連れてきてくれると思ったのに」
剣人「あ、ああ・・・ちょっとな」
弾児「ま、なんにしても、後はギシンとプロトデビルン、それからルイーナってわけだな。状況はちっともよくなっちゃいねぇが」
カミーユ「だけど、エリオスの方でもガスコン将軍が反乱勢力をまとめようとしているんだろ? 少しはマシになっていると思いたいな」
オデロ「はぁ。まだまだ、先は長そうだなぁ」
ミカ「せっかくお休みもらってきてるんだから、そういうのは後にして、もっと楽しまなきゃ損よ」
マリア「賛成! ね、甲児、湖に貸しボートがあるんだって。乗りにいきましょうよ」
スージィ「オデロ、あたしたちもいこう!」
甲児「ちょ、ちょっとまってくれよマリアちゃん」
さやか「そうよ。甲児くんは、あたしと馬車に乗りに行くんですからね」
マリア「甲児、ホントなの!?」
スージィ「あらら・・・」
オデロ「まぁたかよ。そういうのは、オレたちのいないところでやってくれよな」

サイド3軍施設
士官食堂テラス
ジョッシュ「バサラが・・・?」
ミレーヌ「そうなの。もうだいぶ前から、挙動不審なのよ。ライブでも歌に気持ちが入ってないことがあるし、いっつも1人でどっかにいってるんだけど、聞いても教えてくれないのよ。絶対、おかしいわ」
ロジャー「気にしすぎではないかな。人にはそれぞれ、プライベートな事情というものがある。お嬢さん、いろいろなことに興味をもつのは大事だが、あまり他人が口を出してはいけないことも・・・」
ミレーヌ「なんですか、プライベートな事情って」
ロジャー「そう・・・たとえば女性関係もそうだろう」
ミレーヌ「女性関係!? バサラが!?」
ガムリン「例えですよ、ミレーヌさん。バサラは、くだらないことに気をとられる男ではありません。なにか事情があるんでしょう」
ミレーヌ「なんでガムリンさんに、そんなことがわかるんですか?」
ガムリン「そう・・・パイロット同士のカン、でしょうか。歌いながらあれだけの機動をしてみせるバサラです。その集中力は、尋常ではない。そんな奴が、くだらないことに時間を費やすとは、思えません」
ジョッシュ「そうだな・・・そう思うよ。考えすぎじゃないか?」
ミレーヌ「そうなのかなぁ。・・・ねぇガムリンさん、バサラのことキライじゃなかったの?」
ガムリン「あ、いや、キライなわけではありません。ただ、まぁ、戦闘の邪魔と思ったことはありますが・・・」

都市移民船シティ7
バサラたちの住居
バサラ「・・・」
レイ「またどこかへいくのか。バサラ・・・何かトラブってんなら、相談にのるぜ」
バサラ「そんなんじゃねぇよ。ただ・・・なんつぅのか、ただ歌いたいからじゃなくて、何で俺が歌うのか・・・その答えが見つかりそうなんだ。それを、見てみたいんだ」
レイ「そうか・・・それは、楽しみだな」

ネオ・ジオン軍施設
情報分析室
ジョッシュ「なんですって!?」
隼人「お前たちの意見を聞きたい。イヴ、さっきの話をもう一度頼む」
〔モニターの開閉音〕
イヴ「はい。“ルイーナ”に関するバハムートの分析の結果、それが“私たちの地球”の潰滅の原因となったものに、類似していることが確認されました」
クリフ「そうか、異次元の存在という話だったな」
イヴ「ええ、そうです。省吾には話がことがあるでしょう?」
省吾「あ、ああ・・・そういやそうだっけ。すっかり忘れてたよ」
イヴ「だから私が気づくのが遅れてしまったのよ。バハムートの記録も完全ではないけれど、その現れ方や、生体の精神的エネルギーを欲するという点も、極めて似ています」
隼人「異次元の・・・エネルギー生命体か」
ジョッシュ「ファブラ・フォレース・・・そこから出てきたもの・・・。考えられなくはないけど・・・」
グラキエース「この世界のものではない、というのは、確かにそうかもしれない。ペルフェクティオの波動は、異質すぎた。肉体は人間のようだったが、それは人間であるという証明にはならないからな」
ジョッシュ(だとすれば、親父は・・・奴らとは関係ないのか・・・?)
省吾「まてよイヴ。もしもそうだとしたら、こっちの地球も・・・」
隼人「なんだと?」
イヴ「わからない。私たちの地球が潰滅したのは、その存在を消し去るために、人類がしたことの結果。ただ、同じものだとすれば、何らかの方法でそれを止めなければ、やはり地球は・・・」
クリフ「結論を急ぐこともあるまい。とにかく、君には情報の確認と分析を続けてもらいたい」
イヴ「ええ、それはやっています。南極以外に彼らの拠点となっていると思われる場所も、絞り込みが進んでいます。いずれにしても、対応は検討しなければならないでしょうね」
隼人「あぁ・・・シャア大佐やトレーズたちとも、相談しなければな」
イヴ「私も、できるだけのことはしてみます。あ、省吾」
省吾「どうしたんだ、イヴ」
イヴ「前にいっていたでしょう。GR2のパーツを流用した、ガーランドの強化案。設計データと改修点に関する技術情報を、ネオ・ジオン軍の技術部に転送しておいたわ。たぶんもう、改修作業に入っているはずよ」
省吾「そうか、ありがとう。悪かったな、イヴ。もともとあれは、B・Dたち軍部が開発したものだってのに」
イヴ「いいのよ。彼らがガーランドをつくったおかげで、私はあなたと会えたんだもの。それに、省吾には生き残ってもらわないと、メガゾーンの人たちのことを考える人が、いなくなってしまうわ。そのためにできることは、やっておかないとね」
ジョッシュ「ガーランドの強化か・・・」
省吾「ああ・・・B・Dが、やっとけってな。それに、これから先、キツクなる一方だろうしな」

将官用仮宿舎
リリーナ「そうですか・・・でしたら、やはりわたくしも、同行したいと思います。ズール皇帝が何のために地球を破壊しようとしているのかを知り、そしてできうることならば、話し合いで戦争をやめさせたいのです」
ハーリン「さすがはあのピースクラフト王のご息女、ご立派なお考えです。私からもぜひお願いしたい」
アール「しかしハーリン皇子、あのズールと話し合いなどと・・・」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

アール「な、なんじゃ!?」
タケル「ハーリン皇子、どこです!」
ハーリン「マーズくんか。私はここだ、大丈夫、何があったのだ」
タケル「ああそこにいましたか。・・・では死ね、ハーリン!」
ハーリン「なに!?」
〔超能力の衝撃波の音〕
ハーリン「ぐふっ・・・」
リリーナ「ハーリン皇子!?」
アール「な・・・なにをする!? 気が違ったかマーズ!」
ヒイロ「遅かったか」
タケル「くっ、アール博士、そいつは俺の偽物です! ギシン星の暗殺者です!」
アール「なんじゃと!?」
タケル「ククククッ、ハーリンのその傷では、もはや助からん。よし、引き上げだ!」
リリーナ「お待ちなさい! なぜこんなことをするのです!」
ヒイロ「下がれ、リリーナ」
〔銃声×2〕

将官用仮宿舎
タケル「くっ、ズールめ・・・」
ヒイロ「逃げたか・・・」
剣人「親父!? いったい何があったんだよ!?」
アール「け、剣人さま・・・お父上が、深手を・・・」
剣人「な、なんだって!?」
アール「・・・かなりの重体です。無念です、ここまでことを進めながら・・・」
剣人「じいさん、縁起でもないこというな!」
タケル「とにかく、すぐに病院へ、いえバトル7に運びましょう」

ギシン星
宮殿
ズール「おお、そうか。ハーリンを仕留めたか」
ワール「は、たったいま報告がありました。確実に致命傷を与えたとのことです」
ズール「よくやった。さっそくその知らせを各地へ送りつけてやれ」
ワール「は、陛下。これで奴をかつごうとした、ばかな反乱者どもの士気は著しく低下し、鎮圧も容易になりますな」
ズール「うむ。後はガンダルが奴らを片づければ、何の問題もないわ。それで、ロゼ。お前は何をしに戻ってきた」
ロゼ「陛下・・・私はまた地球人に敗れました。この上は、ギシン星の戦士として、いさぎよく死にとうございます」
ズール「なんだと? たわけたことを。そんな勝手は許さん」
ロゼ「え・・・? しかし、私は与えていただいた最後の機会も失敗し・・・」
ズール「選択の自由が、お前にあるとでも思うのか。道具が勝手なことを考えるでない。よいかロゼ、お前はこのワシのために戦い、ワシのために死ぬのだ。それ以外の死に方など、認めぬ! ロゼ、お前もゆけ。地球人どもと戦え、ワシのために、そのちっぽけな命が果てるまで、戦い抜いてくるがよい! ワーッハハハハハハッ!!」

ギシン星
宮殿
ロゼ(命が果てるまで・・・? 私は、それだけの道具、ただのバトルマシなのか・・・)

バトル7
メディカルフロア
シャア「それで、ドクター。ハーリン皇子はどうなのだ」
千葉「意識不明の昏睡状態です。残念ながら手の施しようがありません。内臓がほとんどやられてしまっているのです。人口冬眠にすることで延命していますが・・・」
マックス「助からないというのか」
千葉「我々ではとても。バハムートの設備でもさすがに無理だそうです」
剣人「なんとか、なんとかならねぇのかよ、じいさん!?」
アール「・・・臓器移植という手もあるが、それだけの数の完全に適合するものを用意する時間が・・・。・それに、大量輸血もできぬのです。少量ならば地球人の血でもよいのですが、これだけの大手術となると、とても・・・」
アムロ「なんてことだ・・・」
隼人「くそっ、ギシン帝国め」
〔警報〕
〔モニターの開閉音〕

サリー「艦長、ギシン星間帝国連合軍の艦隊が接近中です! すぐブリッジへお戻りください!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
〈出撃戦艦選択〉
ガンダル「フフフ、ザール艦隊が潰滅、ハーリンも死ぬとなれば、陛下の我らへの信頼を回復するまたとないチャンス。今度こそにっくき地球人どもに、あわれな最期をとげさせてくれる! ブラッキー、わかっておろうな」
ブラッキー「はっ、ガンダル司令! マーズもデューク・フリードも倒し、地球をこの宇宙から消し去ってやりましょう。総員、攻撃を開始しろ! この戦いが我らの栄光となるよう、努力されたし」
タケル「くっ、ベガ艦隊か」
デューク「ガンダル、ブラッキー、絶対にお前たちの想い通りになど、させはしないぞ!」
ブライト「迎撃しろ! パイロット各員は発進急げ!」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<敵5機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ロゼ(私はもう、自分が助かろうとは思わない。だが・・・)
タケル「ロゼか!?」
ロゼ「マーズ、情けは無用! 私の目的はただ一つ、この命をかけて、お前たちを倒すことだ!」
タケル「くっ、まつんだロゼ!」
ロゼ「黙れッ!!」
マーグ「マーズ、ロゼを死なせては・・・」
タケル「わかっているよ、兄さん。なんとか、やってみる」

<デュークvsガンダル>
ガンダル「グレンダイザーめ、このガンダルが叩き落としてくれる!」
デューク「黙れ、悪魔め!」

<剣人vsガンダル>
剣人「くそっ、親父の仇だ! 覚悟しやがれ!!」
ガンダル「おのれダルタニアス、返り討ちにしてくれる!」

<タケルvsガンダル>
ガンダル「マーズ、今度こそ貴様の最期だ!」
タケル「ガンダル、それはこちらのセリフだ!」

<タケルvsロゼ>
ロゼ「マーズ・・・覚悟!」
タケル「くっ、ロゼ!!」

<タケルがロゼを説得>
タケル「やめろ、やめるんだロゼ!」
ロゼ「黙れ! ズール皇帝の命令はすべてに優先する!」
タケル「君はズールの道具でも命じられたままに戦うバトルマシンでもないはずだ。人間なんだ。マーグは君を助けたいといった。俺も・・・俺も君を死なせたくない」
ロゼ「マーグ隊長が・・・? だが、私は・・・忠実なバトルマシンだ!」
タケル「わからずやめ! クロッペンをみろ、奴はいったいどうなった!?」
ロゼ「く・・・。マーズ、なぜ敵である私を助けようとする。任務のためならば味方ですら私を殺すわ。なぜ!?」
タケル「俺は俺たちはそんな戦い方はしない。マーグはいったよ。悪いのはズールだと。ギシン星間帝国のすべてが ズールと同じわけではないと。俺もそう思う。間違っているのはズールなんだ」
ロゼ「マーズ・・・? 私・・・私は・・・。だめだ、私はいまさら、他の道など選べない!」
タケル「くっ、ロゼ!!」

<ガンダル撃破>
レディガンダル「く、ま、負けた・・・」
ガンダル「まだだ、まだ負けてはおらぬ! ここは一旦本国へ戻り、艦隊を再編成するのだ! みておれ、地球人どもめ!」

<ロゼ撃破>
ロゼ「くっ・・・」
タケル「ロゼ、脱出しろ!!」
ロゼ「私は・・・私は・・・」

<敵全滅・勝利条件達成>
サリー「艦長、高エネルギー反応です!」
マックス「なんだと?」
〔敵ユニット出現〕
タケル「ズール!?」
ズール「マーズ、地球人どもよ、いままでよくもワシに逆らい続けてくれたな。だが、それも終わりだ。地球はその危険さゆえに、破壊してしまわねばならぬのだ! 死んで己の愚かさを知るがよい!」
シャア「なんだと?」
ゼクス「黙れズール! 貴様にそんな権利などない!」
ズール「ワハハハハッ、ワシこそ銀河の支配者だ! お前たち、ワシに逆らい続けて、勝てるとでも思っておるのか。エリオスの反乱を叩きつぶした後、一気に地球もつぶしてくれるわ! それまでまっておるがよい!」
デューク「く・・・ズール、そんなことはさせないぞ!」
ズール「愚か者どもめ。ならばいまここで、処刑してくれる!」
〔第3軍ユニット出現〕
〔クロッペン、ズールへ接近〕

クロッペン「ズール!!」
〔クロッペン、ズールへ攻撃〕
〔ズールにダメージ〕

ズール「ふん、こざかしいクローンめ」
剣人「なに、クロッペンか!? なんで地球に・・・」
クロッペン「楯剣人よ、ハーリンの容態はどうなのだ!?」
剣人「ど、どうしてお前がそれを」
クロッペン「ズールが銀河各地に、ハーリン重傷の知らせを遅らせたのだ。エリオスの反乱者たちも、知っておる」
剣人「お、親父は、もう・・・もう助からねぇ・・・」
クロッペン「なんだと!?」
ズール「ええい、邪魔な奴。クロッペン、ワシへの反乱、死をもってつぐなえ!」
クロッペン「ズール・・・たとえそれが貴様の影であっても、一矢報いずにはおれぬ! いくぞ!」
〔クロッペン、ズールへ攻撃〕
[イベント戦闘「ズールvsクロッペン」]
ズール「フハハハッ、無駄だ! このワシを倒すことはできん!」
〔ズール、クロッペンへ攻撃〕
[イベント戦闘「ズールvsクロッペン」]
クロッペン「ぐうぅぅ・・・お、おのれズール・・・」
ズール「ワハハハハッ、思い知ったかクロッペン。これが貴様にふさわしい最期だ!」
剣人「クロッペン!? 脱出しろ、クロッペン!」
〔第3軍ユニット撃破〕
ズール「フン、余計な邪魔が入って気がそがれたわ。地球人どもよ、お前たちの命、エリオスのバカ者どもを皆殺しにするまで、預けておくぞ。ワーッハハハハハハッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
美穂「反応、消えました」
マックス「いったか・・・クロッペンを回収しろ。急げ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ラー・カイラム
格納庫
ロゼ「う・・・ルイ・・・ルイ・・・」
ジョッシュ「タケル・・・回収したが、彼女はだいぶ弱っているようだ」
タケル「ああ・・・このくらいなら、俺の力で・・・」
〔エネルギーの放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ロゼ「ここは・・・マーズ!? なにをする!」
タケル「お前を暖めていただけだ。ロゼ、ここは俺たちの船の中だ。うわごとでいっていた、ルイって誰なんだ」
ロゼ「私が!? ・・・ルイは私の妹よ。故郷の星で・・・帝国の支配に抵抗していた。もう・・・きっと死んでいる」
ルー「なんですって!?」
カミーユ「では・・・お前は、ギシン星人ではないのか!?」
ロゼ「私の星も、帝国に征服された星だった。ギシン星間帝国では、地位さえあれば自分の出身星を守ることもできる。私は生き延びるために帝国に忠誠を誓い、超能力のおかげで出世し、親衛艦隊のワール司令官直属の部下にまでなった。でも、ルイは・・・」
カトル「そんな・・・」
ロゼ「だけど、私はまた敗れた。もう名誉な死すらも、与えられないだろう・・・」
マーグ「ロゼ、もうやめるんだ。もうズールのもとへ戻ってはいけない。俺たちは、バトルマシンではない」
ロゼ「マーグ隊長!? でも、私は・・・うっ・・・」
ノイン「タケルやマーグから、話は聞いた。回復するまでは、ここにいるがいい。その間に、よく考えるのだな。ただし、破壊工作はごめんだ。マリア」
マリア「うん、まかせて。あたしが監視するわ。こないだみたいなことは、させないんだから。まぁとりあえずは、メディカルルームに連れていってあげるけど。ほら、立てる?」
ロゼ「・・・」

ラー・カイラム
格納庫
ロゼ(私は負けた・・・でも、何に負けたの・・・? なぜ彼らは、敵の私に、あんなにやさしくできるの。どうして、圧倒的なズール皇帝とギシン帝国を前に、あんなに強く生きていられるの・・・・?)

バトル7
メディカルフロア
千葉「駄目だ。彼も、手遅れだよ」
剣人「なんだって!? そんな・・・じゃあ、クロッペンも、あいつも死ぬのか!? なんでだよ、どうしてこんなことになるんだよ!?」
大介「剣人くん・・・」
ガムリン「だが、ズールに反抗したとはいえ、敵の艦隊司令だった男だ。これも、やむを得ないだろう」
剣人「まってくれ、大尉。あいつは確かにひどい奴だったよ。だが奴は、それを償おうとしていたんだ。ズールと戦うのにオレたちとこなかったのは、きっと負い目を感じていたからに違いないんだ。なぁ先生、じいさん、なんとかしてやってくれよ!」
甲児「ああ・・・オレたちの目の前でズールにやられちまったんじゃ、敵だったとはいえ、ちょっとな・・・」
アール「うむ・・・しかし、手の施しようが・・・」
金竜「剣人・・・奴が、呼んでいるようだぞ」
クロッペン「楯剣人、それに地球人たちよ・・・私はどうやら、もう死ぬようだな・・・」
剣人「クロッペン・・・」
クロッペン「許してくれ、愚かだった私を。私はズールにエリオスの皇子として育てられ、エリオスのためと信じて戦ってきた。だが・・・すべては、ズールの・・・」
甲児「お、おい、しっかりしろよ」
クロッペン「フフッ、お前は覚えているぞ、兜甲児よ。この罪をつぐなうためにも、私は生きたい。・・・いいか、私の体と私の血を使い、ハーリンを救ってくれ」
剣人「な、なんだって!?」
クロッペン「もともと・・・私はお前の父から生まれた。2人であって1人なのだ。私は・・・もう死ぬ。だが、このままでは死にたくはない」
弾児「・・・本気かよ」
クロッペン「エリオスのためだ。私の体を移植しろ。それしか、ハーリンが助かる道はない。ハーリンは、隣のカプセルだな・・・?」
大介「クロッペン、無理をするな」
甲児「お、おい・・・」
クロッペン「おお、ハーリンよ。いまお前に、この体を返してやるぞ。だが私は死ぬのではない。お前と共に、お前の中で生きるのだ。ハーリンよ、生きろ、生きてくれ。私と共に生きて、ズールを倒すのだ。エリオス帝国の皇太子、ハーリンに栄光あれ!!」
千葉「いかん!」
剣人「・・・じいさん、千葉先生、手術をしてくれ。クロッペンの心を、無駄にしないでやってくれ」
甲児「頼むよ。こいつはザール艦隊の総司令官で、こいつらの攻撃でたくさん犠牲が出たよ。だけどさ、こいつも、ズールの被害者だったんだ」
大介「・・・悪いのはズールだ。マーグも、そういっていたな」
アール「・・・わかった。だがもう時間がない。すぐにでも手術を始めねば。ドクター、準備をお願いする。執刀はわしが行おう。大手術になる。手伝ってもらいたい」
千葉「ええ。私も医者のはしくれ、なんとか2人を助けましょう」

ネオ・ジオン軍施設
総合指揮所
〔モニターの開閉音〕
ガスコン「うむ・・・ハーリン皇子重傷の報を聞き、みな意気消沈しておる。ギシンの攻撃を耐えるのが精いっぱいで、とても戦力はさけん。・・・して、ハーリン皇子はどうなったのだ」
シャア「手術は成功したようだが、いまだ昏睡状態が続いている。助かるかどうかは、わからんそうだ」
ガスコン「そうか・・・ええい、ズールめ。奴がわざわざ地球へ現れ宣言していったとなれば、もはや一刻の猶予もならん。地球の方々よ、無茶な頼みは承知の上、お主らでギシンへいってはくれぬか。それしか、あ奴らを止めるてだては残されておらんのだ。むろん、ワシも合流はする」
マックス「それはむろん検討する。しかし、プロトデビルンがいつ襲ってくるかもわからん」
シャア「そうだな・・・」
ガスコン「おお、忘れておった。実はお主らに重大な知らせがあったのだ。我々がラクスと名付けた地球型惑星で、地球人のものと思われる艦隊の残骸が発見されたらしい。居住艦や、ジーナスどのの艦と同型のものなどもあったようだ」
マックス「なんだと!? まさか、マクロス船団か。それで、生存者は。いったいなぜそんなことになった」
ガスコン「すまん、連絡をよこしてきた者たちが調査しようとしたところ、近隣宙域にバロータ軍と思われる艦隊を発見し、かろうじて逃げのびたとのことでな。詳しいことはわからんのだ」
シャア「バロータ軍が・・・」
マックス「・・・かっく人の必要がある。ガスコン将軍、その惑星の座標を教えてもらいたい」
シャア「しかしマックス司令、敵のもとへ飛び込むことになりかねんぞ」
マックス「生存者がいるならば、その救助のためにも、向かわねばならん。それが広大な銀河を旅する我々移民船団同士の、約束事なのだ」
シャア「・・・わかった。ギシンのことも含め、トレーズとも相談してみよう」

ネオ・ジオン軍施設
ブリーフィングルーム
シャア「・・・という状況だ。これを受けて、我々ノヴァンブル条約同盟は、惑星ラクス、およびギシン帝国へ部隊を派遣することを決定した」
マックス「エキセドル参謀も、惑星ラクスへ向かうことに重要な意味があると考えているようだ。バロータ軍・・・プロトデビルンとの接触が予想されるが、バトル7は惑星ラクスへ向かう」
アムロ「まってください、マックス司令。バトル7がラクスへ向かうのでは、ギシン帝国へは、いったい・・・」
ブライト「ラー・カイラムを使うそうだ、アムロ」
ゼクス「ラー・カイラムを? しかし、あの艦は・・・」
カミーユ「地球圏内用で、フォールド機関もワープ機関も搭載していないはずです。どうやって外宇宙へいくっていうんです」
ウッソ「そうですよ。無理なんじゃないんですか?」
敷島「フハハハハッ、安心したまえ。こんなこともあろうかと、大破したマクロス7船団の護衛空母のフォールド機関を回収し、外部フォールド可能な、いわばフォールドタグボートを建造していたのだ!」
隼人「それを使えば、ラー・カイラムをフォールドさせることができるそうでな」
甲児「な、なんだってぇ!?」
デュオ「おいおい、こんなこともあろうかと、ってなぁ。いつそんなこと考えたんだよ」
カトル「まぁ、いいじゃないか、デュオ。いまは、それが役に立つんだから」
竜馬「まったく、とんでもねぇじじぃだぜ」
ケイ「ちょっと、竜馬さんがそれをいうわけ?」

ネオ・ジオン軍施設
ブリーフィングルーム
カミーユ「マクロス船団が潰滅し、プロトデビルンがいるかもしれないラクスと、ギシン星間帝国の本拠地か・・・どちらにしても、命がけになる」
ジュドー「それってさ・・・また地球圏に戻ってこられるかどうか、わからないってことだよな」
トロワ「だが・・・やらなければ、俺たちは身動きができなくなる。こうしている間にもエリオスの反乱は鎮圧されている。状況は悪化する一方だ。ギシンの大軍がくるまえに、なんとかするしかない」
ヒイロ「ああ・・・それに、プロトデビルンがまた増えている可能性も、否定できない。早く奴らを叩く方法を見つけなくてはならないだろう」
五飛「そういうことだ。それには守るのではなく、こちらから出向くのが最善の手ということだ」
ボス「なんだかよぉ、とんでもないことになってきちまったな、兜」
甲児「いまさら何いってんだよ。もうオレたちはやるしかないんだぜ、ボス」
省吾「だけどよ、ルイーナはどうなるんだ。イヴの話じゃ、相当やばそうだったぜ」
アムロ「わかっている。現在イヴのバックアップで、OZのレディ・アン特佐が全力をあげて確認にあたっている。他の施設もそうだが、南極のエネルギーフィールドを突破する方法を見つけなくてはならないんだ」
省吾「そうか・・・でなけりゃ、地球ごと・・・。そいつは冗談じゃねぇな」
アムロ「ああ。対ルイーナに関しては、我々が地球圏を離れている間、トレーズ特佐が残って指揮をする予定だ」
弾児「・・・剣人、俺たちがギシンへ向かうのはいいが、親父さんはどうする」
剣人「連れていくさ。意識が戻らなくたっていい。親父は、そのために戦ってきたんだ。クロッペンだって、それを望んでいる」
タケル「ああ・・・銀河の平和のため、ズール皇帝は必ず倒さなくては」
ケンジ「おいタケル、我々はまず話し合うためにいくのだ。お前がいっていたことだぞ。それを忘れるな」
剣人「だがよ、あいつのそんなのが通用するのか」
リリーナ「それでも、わたくしたちはその意思をもって向かうべきです。あなたも、お父上の志を継ぐのであれば、武器をもって戦うことだけを考えるのは、おやめなさい。それにズール皇帝のいう“地球が危険”という言葉の意味も、わたくしたちは知らないのです。それがわかれば、和解の道も見つかるかもしれません」
カトル「ええ、そうです。僕もそう思います」
ロジャー「そういうことだ。君たち、できるだけのことはしてみようではないか」
ケイ「そういえばさ、ラクスに向かったら、またあいつらがいるかもしれないんでしょ? バサラたちはどうするのかな」
ジュンコ「さてねぇ。あいつが何考えてるか、ちょっとわかんないからね」
ウッソ「でも、本当にエキセドル参謀がいうような化け物だとしたら、もし僕たちが負けたら、どうなっちゃうんだろう・・・」
トマーシュ「ウッソくん、そういう考え方は、よくないよ」

ネオ・ジオン軍施設
ブリーフィングルーム
鉄也「で、どうするんだ、ジョッシュ。話し合いといっているが、間違いなくギシンも戦闘になる。ズールとプロトデビルン・・・どちらを相手にするかだ。お前のことだ。もう決めているんだろう」
ジョッシュ「そうだな・・・」
ギシン星間帝国へ向かう
惑星ラクスへ向かう


※※「ギシン星間帝国へ向かう」を選択した場合のセリフ※※
ジョッシュ「オレは、剣人たちと一緒にギシンへいくつもりだ」
※※「惑星ラクスへ向かう」を選択した場合のセリフ※※
ジョッシュ「オレは、マックス司令たちと、ラクスへいくつもりだ」

鉄也「・・・そうか。なら、俺もお前といくことにしよう」
ギュネイ「フン、なら貴様たちも、俺と一緒か」
ジョッシュ「ギュネイが?」
ギュネイ「しかたないだろ。大佐がいく気だから、クェスもいくといってるんだ」
ジョッシュ「・・・それもいいさ」「鉄也は・・・いいのか」
鉄也「まだふっきれたとはいえない。だがだからこそ、お前とグラキエースの戦いをみたい。俺には、戦いの中で判断することしかできないからな」
ジョッシュ「そうか・・・。生きて戻れたら、オレは南極へいく。オレは、そうしなくちゃいけないんだ」
鉄也「ああ・・・わかっているさ」
【シナリオエンドデモ終了】

● K-2「反逆のクロッペン」 へ戻る

● ギシン星間帝国ルート → N-1「反乱惑星の対決!」 へ進む

  惑星ラクスルート → O-1「禁断惑星のシビル」 へ進む

◆ 「スーパーロボット大戦D」 へ戻る




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