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No.30A
無限力イデ伝説

【シナリオデモ開始】
アムロ「どうだった? 市長の反応は?」
ブライト「もちろん一笑に付されたよ。200年後の未来からの訪問者なんてな。信じろというほうが難しい」
アムロ「たしかにいくらなんでも荒唐無稽な話だからな」
ブライト「だが、彼らが嘘をついている様子はない。第一、嘘ならもっとマシな嘘をつくはずだ」
アムロ「ああ。で、彼等の処遇というか、扱いはどうなるんだ?」
ブライト「コーウェン中将に話をとおして我々の方で対応することにした。本当のところは今の連邦軍にそこまで余裕がないというのが真相なんだがな。とにかく、あのバッフクランという異星人も気になる。早急に何か手を打たなくてはな‥‥」
マサキ「あいつらの言うことが全て正しいとはかぎらねぇぞ」
ジュドー「でも、悪い人達じゃないんだろ?」
ブライト「第一印象ではそうだな」
ジュドー「ならいいじゃん。宇宙人だろうと、未来から来ようと、困ってる人達を見捨てるわけにはいかないんだろ?」
アムロ「‥‥そうだな、ジュドーの言う通りだ」
リィナ「‥‥お兄ちゃん、たまにはいいこと言うのね」
ジュドー「その、たまにってのは余計だ」
アムロ「正体不明のプレッシャーが気になるが、一度正式に会って話をしたほうがいいな」
ブライト「うむ、そうするか‥‥」
ニナ「艦長、地球の光子力研究所から連絡が入っています」
ブライト「光子力研究所から? よく居場所がわかったな‥‥よし、つないでくれ」
弓教授「お久しぶりです、ブライト艦長。実は少し相談したいことがありまして‥‥」
ブライト「相談ですか?」
弓教授「ええ。今回、早乙女博士との共同研究で、マジンガーZのパワーアップが可能になったのですが‥‥」
マサキ「へー、そりゃいい。甲児の奴も浮かれてるんじゃないか?」
弓教授「実はそうでもないのだよ。パワーアップには二種類あって、1つは各部の制御系を改善するマイナーチェンジ。そしてもうひとつは‥‥」
アムロ「もう一つは?」
弓教授「マジンガーZ自体にゲッター線を利用することによって改造を施す方法です。つまりマジンガーZを成長させるのです」
ブライト「そんなことができるのですか?」
弓教授「ええ。この方法によってマジンガーZは新たなるマジンガー、マジンカイザーへと生まれ変わるのです。ただし当然のことながら以前のマジンガーZは失われてしまう。それで甲児君も悩んでいるんです」
マサキ「そうか、マジンガーZはあいつの一部だもんな」
弓教授「甲児君はこれからの戦いのことを考えて成長させる方法を考えているようなんですが‥‥そちらの意見も聞いておこうと思いまして、甲児君には秘密で連絡をつけさせてもらったのです」
アムロ「なるほど。どうするんだ、ブライト?」
マジンカイザーにする
マジンガーZをパワーアップさせる

※※「マジンカイザーにする」を選択した場合のセリフ※※
ブライト「甲児君には悪いが、これからのことを考えると‥‥」
マサキ「まぁ、マジンガーZがなくなるわけじゃねぇ。ドモンじゃねぇが、マジンガーZの魂はマジンカイザーへ受け継がれるんだからな」
弓教授「わかりました。ではこのままマジンカイザーへの改造作業を進めましょう。それでは失礼します」
ブライト「マジンカイザーか‥‥力がすべてではないが、我々にとっては有効な戦力となってくれそうだな」
※※「マジンガーZをパワーアップさせる」を選択した場合のセリフ※※
ブライト「甲児君にとってあのマジンガーZは特別な存在のはずだ。それを戦力面だけで判断はできない」
弓教授「そうですね。甲児君にとってマジンガーZは単なるロボット以上の存在ですからね」
アムロ「ええ。甲児君も本当はそれを望んでいるはずですよ」
弓教授「わかりました。では甲児君の為にも出来る限りのパワーアップをやってみましょう。それでは失礼します」
ブライト「我々は軍隊であるまえに同じ目的を目指す仲間だ。なにより、甲児君にはやっぱりマジンガーZが似合うよ」

マサキ「ところでさっきからカミーユの姿がみえねぇが、どこへ行ったんだ?」
アムロ「カミーユならフォウと一緒に出かけたが‥‥」
マサキ「はぁ? この状況で?」
ミオ「‥‥わかってないなぁ」
マサキ「何がだよ」
ミオ「若い2人の逢瀬を邪魔するなんて野暮ってこと。そういう奴は馬に蹴られて殺されるんだよ」
マサキ「なに言ってんだお前?」
リューネ「いいなぁ‥‥ねっ、マサキ、あたし達も行こうよ!」
マサキ「どこへ?」
リューネ「え? どこへって‥‥」
ミオ「こりゃ、まだまだ先が長いわねぇ」

ロッタ「あら、シェリルさん、何か御用ですか?」
シェリル「あ、いえ‥‥こっちにベス来てない?」
ロッタ「ベスさんならブリッジだと思いますけど‥‥」
シェリル「そう。ありがとう。お料理がんばってね」
ロッタ「? どうかしたのかしら、シェリルさん‥‥あら? リンゴがひとつ足りないような‥‥」

シェリル「食べられて?」
ギジェ「エトラという果物と同じだな。ありがたい。‥‥‥‥」
シェリル「どうかして? 毒は入っていないわよ」
ギジェ「入っていてもかまわんさ」
シェリル「‥‥‥‥」
ギジェ「く‥‥敵の施しを受けてまで、私は、イデのなんたるかを見たい。そ、その、そのおのれの執着心が情けない」

フォウ「カミーユ‥‥あの人‥‥」
カミーユ「ん? 誰だ? 知り合いかい?」
フォウ「ううん。でもあたしと同じ匂いがする」
カミーユ「匂い?」

男(ゲーツ)「ん?」
フォウ「‥‥カミーユ、怖い‥‥」
カミーユ「大丈夫だ。俺がついてる」
男(ゲーツ)「‥‥似ている。いや違うな。‥‥失礼だがどこかで会ったことは?」
カミーユ「‥‥あなたなんて知りませんよ」
男(ゲーツ)「‥‥なかなか勇ましいな。だが勇ましいだけでは大切な者を守ることなどできん」
カミーユ「なんなんですかあなたは!?」
男(ゲーツ)「‥‥なんでもない。では失礼する‥‥」
フォウ「あの人もあたしと同じ‥‥」
カミーユ「フォウ‥‥」
フォウ「カミーユ、あたしも戦う」
カミーユ「フォウ!?」
フォウ「言ったでしょ? 戦うのがイヤなんじゃない、カミーユのためだったら、いつでも戦うつもりがあるって。役に立ちたいの。カミーユの為になにかしたいの」
カミーユ「フォウ‥‥わかったよ。ブライト艦長には俺から話しておくよ。でも、無理だけはしないでくれ」
フォウ「うん。カミーユの足手まといにならないように頑張る」
※※ユング仲間フラグ成立の場合、セリフ追加※※
〔ぶつかる音〕
フォウ「あっ‥‥」
カミーユ「大丈夫か、フォウ!? ちょっとあんた!」
フォウ「カミーユ、あたしは大丈夫。それによそ見をしていたのはあたしのほうだから‥‥」
???(ユング)「‥‥すまない‥‥」
カミーユ「! 人にぶつかっ‥‥」
???(ユング)「‥‥?」
カミーユ「い、いえ‥‥なんでもありません」
???(ユング)「‥‥それじゃ、用事があるので、失礼」
カミーユ「あ‥‥」
フォウ「カミーユ、知ってるの?」
カミーユ「たしか名前はユング=フロイト‥‥宇宙戦闘の天才、連邦軍の若き新星っていう記事を読んだことがあるけど‥‥
なんでも近々完成する恒星間航行可能な艦に配属されるって話だったような‥‥」
フォウ「グラマーな人だったね。あたしなんかは足元にも及ばないわ‥‥」
カミーユ「そ、そんなことはない! フォウだって十分‥‥そ、それに俺はどちらかというと、あまり大きすぎないほうが‥‥あ、いや、別に変な意味じゃないよ!」
フォウ「ふふふふ‥‥ありがと」
カミーユ「そ、それじゃ、そろそろ戻ろうか」
フォウ「ええ」


カーシャ「どういうこと!? イデがそんな事をしたっていうの!? そんなの、どういう意味があるのよ!」
ベス「俺達にわかるわけがない。第一、イデに意志があるのかどうかさえ‥‥」
シェリル「遅れてすみません」
カーシャ「シェリルさん、あなたも言ってやってよ!! いくらイデだからって、あたし達の運命を支配されてたまるもんですか!!」
シェリル「? なんの話?」
ベス「シェリルには、まだ正式に話してなかったな。今までの状況から考えて、どうやら我々は200年ほど前の時代にタイムスリップしたようなんだ」
シェリル「タイムスリップ? ちょっと、こんな時に冗談言ってるヒマなんて‥‥」
コスモ「冗談じゃないから、こうして話し合ってるんだよ」
シェリル「‥‥まさか‥‥ホントなの?」
ベス「ここまで証拠がそろっているとな‥‥」
コスモ「シェリルさん、あんた、イデの研究をしてるんだろ? だったら、なんでイデがこんな事をしたのかわからないのか?」
シェリル「イデ? イデの仕業だというの? そんな‥‥いえ、そうね、イデなら可能かもしれない」
ベス「イデについて、何かわかったのか?」
シェリル「まだ仮設の段階だけど、イデの力は無限なんじゃないかと思えるのよ。それを確かめるためにムーンランドのグロリアを使わせてもらいたかったんだけど‥‥200年前となるとムーランドは存在しないわね。当然、グロリアも‥‥」
コスモ「無限力‥‥そんなものが本当に存在するのか?」
シェリル「理論上はね」
カララ「では、イデが意志をもつというのは‥‥」
シェリル「イデが精神エネルギーの集合体だと考えれば可能性はあるわ。私は専門家じゃないから、それ以上のことはわからないけど‥‥」
ベス「なんとか調べる方法があればいいんだが‥‥」
カーシャ「バッフクランのことはどうなるの? あいつらもタイムスリップしてきたっていうの?」
カララ「イデが連れてきたのではないでしょうか」
コスモ「‥‥イデが俺達に何かをやらせようとしているのか? そのためにバッフクランも連れてきた‥‥」
カーシャ「そんなの、理屈になるもんですか!!」
ベス「やはり、あのロンド=ベルに協力を要請するしかなさそうだな」
コスモ「アテになるのか?」
ハタリ「ベス! 重力震だ! 何かがデスアウトしてくる! 距離8000!」
ベス「バッフクランか!? ロンド=ベルに連絡を!!」
ハタリ「了解!」
ベス「ここでの戦闘は避けるべきだろう。幸い、少し離れている。迎え撃つぞ!」

ブライト「こちらから討って出るというのか?」
アムロ「ここでの戦闘を避ける為か‥‥彼等もこちらのことを考えてくれているようだな」
ブライト「よし、全速前進!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「無限力イデ伝説」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

ハルル「くっ‥‥どうした!? なぜ突然亜空間飛行を解除した!?」
バッフクラン兵「わ、わかりません! こちらは何も‥‥!?」
ハルル「あれは‥‥ロゴダウの異星人の艦‥‥ふ、どうやら天は我に味方したようだな‥‥」
ダミド「ハルル様、出撃の許可を!」
ハルル「よし、期待しているぞ、ダミド=ペッチ」
ダミド「はっ!」
〔敵ユニット出現〕
ベス「やはりバッフクランか!」
コスモ「カーシャ、行くぞ!」
ベス「待て、コスモ! ロンド=ベルと協力態勢を取るんだ!」
カーシャ「そんな悠長な事いってられるもんですか!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<敵全滅or5EP・第3軍増援1出現>

〔第3軍ユニット出現〕
※※敵全滅の場合のセリフ※※
ヤザン「さすがはロンド=ベルだな。これほど早く決着をつけるとは‥‥」
ジャマイカン「感心している場合ではない! とにかく我々の任務は‥‥」
ヤザン「わかっている。心配するな」
※※5EPの場合のセリフ※※
ヤザン「ここで奴等を仕留めてやる!」
ジャマイカン「ヤザン、やる気なのはいいが、我々の任務を忘れるなよ」
ヤザン「わかっている。ロンド=ベルだけを狙えばいいんだろ? まかせておけ」
※※フォウが仲間にいる場合、セリフ追加※※
〔第3軍ユニット出現〕
ゲーツ「ロザミア、あれがロンド=ベルだ。そしてお前の敵だ」
ロザミア「敵‥‥倒す‥‥」
ゲーツ「そうだ。おまえならできる」
ロザミア「了解」
ヤザン「強化人間か‥‥気にいらんな」
ジャマイカン「使えるものは使う。アレはアレで有効な兵器だ。それよりも我々の任務を忘れるな」
ヤザン「わかっている」

ブライト「ティターンズだと!?」
ハルル「あれもロゴダウの‥‥? どうも仲間という雰囲気ではないが‥‥」
バッフクラン兵「ハルル様、いかがいたしましょう?」
ハルル「かまわん、アレも蹴散らせ!」
※※フォウが仲間にいる場合、セリフ追加※※
※※敵全滅の場合のセリフ※※
フォウ「カミーユの帰る場所はあたしが守る!」
カミーユ「フォウ!?」
フォウ「大丈夫。守ってみせるわ」
※※5EPの場合のセリフ※※
〔味方ユニット出現〕
カミーユ「フォウなのか!?」
フォウ「大丈夫。あたしだってやれるわ! 拾い物のガブスレイだけど、ここを守ることぐらいできるよ」
カミーユ「フォウ、あまり無理するなよ」
フォウ「うん。カミーユも気をつけて」


<カミーユvsロザミア>
カミーユ「ロザミィ、ロザミィだろ!? やめるんだ!」
ロザミア「うるさいっ!! う‥‥ううっ!!」
カミーユ「ロザミィ、お兄ちゃんだ! わかるだろ!?」
ロザミア「お兄‥‥ちゃん?」
カミーユ「そうだ、お兄ちゃんだよ」
ロザミア「ううっ‥‥あ、頭が‥‥」
カミーユ「ロザミィ!!」
ロザミア「うるさいっ!! う‥‥ううっ!!」
カミーユ「ロザミィ!!」
ロザミア「私は‥‥ロザミア=バダムだ!」

≪既にゲーツ撃破≫
<カミーユがロザミアを説得>

ロザミア「あ‥‥お兄ちゃん?」
カミーユ「そうだよ。カミーユは君のお兄ちゃんだ!」
ロザミア「ううっ‥‥」
カミーユ「そいつから降りるんだ! そいつが君を束縛している!」
ロザミィ「で、でも‥‥」
カミーユ「大丈夫。お兄ちゃんのところへおいで、さぁ‥‥」
ロザミィ「うん。わかった」
〔第3軍ユニット離脱〕
カミーユ「少しの我慢だ。できるよな?」
ロザミア「うん。お兄ちゃんと一緒なら平気よ」

≪まだゲーツ健在≫
<カミーユがロザミアを説得>

ロザミア「誰だ、お前は?」
カミーユ「ロザミィ?」
ロザミア「私に指図するとは、お前は私の上官か?
カミーユ「ロザミィ、俺はカミーユだ。君のお兄ちゃんだよ
ロザミア「戯言を言う!
カミーユ「ロザミィ!!」
ロザミア「子供だといっても、命乞いはムダだよ!」
カミーユ「なぜだ‥‥誰が君をそんな風にしたんだ‥‥ロザミィ!」

<ハルルHP50%以下>
ハルル「くっ! まさかこれほどとは‥‥撤退する!!」
〔敵ユニット離脱〕

<フォウが撃破される>
フォウ「あ‥‥ああっ!? カ‥‥カミーユ‥‥」
カミーユ「フォウ!?」
フォウ「カミーユ‥‥ごめんなさい」
カミーユ「フォウ! しっかりするんだ! 早く脱出を!」
フォウ「ありがとう‥‥カミーユ‥‥あなたとすごせて‥‥うれし‥‥かった‥‥」
〔味方ユニット撃破〕
フォウ(カミーユ‥‥悲しまないで‥‥あたしはずっとカミーユと一緒よ‥‥だから‥‥泣かないで‥‥ね?)
カミーユ「フォウ!」
フォウ(カミーユ‥‥さよなら‥‥)
カミーユ「フォウ‥‥くっ! フォウ! フォウ!! フォォォォウゥゥッ!!」

<ハルル撃破>
ハルル「くっ‥‥撤退する!!」

<ダミド撃破>
ダミド「この俺がこんな奴に‥‥ちっ! 脱出する!」

<ロザミア撃破>
ロザミア「きゃああああっ!! お、お兄ちゃん!?」
カミーユ「ロザミィィッ!!」
〔第3軍ユニット撃破〕
※※まだゲーツ健在の場合、セリフ追加※※
ゲーツ「う・・・うおおおおっ!?」
〔第3軍ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


<ヤザン撃破>
ヤザン「ちっ‥‥俺もヤキが回った‥‥脱出する!」

<ゲーツ撃破>
ゲーツ「くっ! この私が‥‥ちっ!」

<ジャマイカン撃破>
ジャマイカン「この私が‥‥総員退避!」

<敵全滅・勝利条件達成>
※※バーニィが特定ポイントにいる場合、セリフ追加※※
バーニィ「? なんだろう、あれ‥‥もしかして‥‥」「やっぱり!! こいつはすごいぜ!! 持って帰ってみんなに見せてやろう!」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪シャア専用ザク入手≫
バーニィ「ニナさん、ニナさん、ちょっと‥‥」
ニナ「? なあに、バーニィ?」
バーニィ「いいから、ちょっと来てみてよ。見て欲しいものがあるんだ」
ニナ「あ、ちょ、ちょっと、引っ張らないでよ!」

≪シャア専用ザク入手≫
ニナ「何よ、こんなところに連れ込んで‥‥」
バーニィ「へへ、見て驚くなよ、ほら!」
ニナ「!! こ‥‥これ‥‥あの‥‥もしかして‥‥」
バーニィ「そうさ! あのシャア専用ザクだぜ!」
ニナ「うそ‥‥こんなの残ってたの‥‥バーニィ、あなた、これをどこで?」
バーニィ「コロニーの残骸の中でさ。ちょっとピンとくるものがあってね」
ニナ「‥‥あなたって、ことザクのことに関してはニュータイプ並みのカンしてるわねぇ‥‥でも、すごいわ。こんなのがまだ残ってたなんて‥‥」
バーニィ「使えないかな、これ」
ニナ「え? あ、そうね‥‥意外と外装もしっかりしてるしもしかしたら‥‥ね、バーニィ、クワトロ大尉を呼んできて」
バーニィ「クワトロ大尉を? なんで?」
ニナ「だって、これ、クワトロ大尉のものでしょ?」
バーニィ「どうして? シャア専用ザクだぜ。なんでここでクワトロ大尉が関係してくんだよ?」
ニナ「‥‥あきれた。あなた、何も知らなかったの? クワトロ大尉は、シャア=アズナブルよ」
バーニィ「ええっ!? ウソだろ!?」
ニナ「アムロさんやブライトさんもそう言ってたじゃない。全然聞いてなかったのね?」
バーニィ「知らなかった‥‥じゃあ、やっぱりこれ、クワトロ大尉に渡さないといけないのかなあ‥‥」
ニナ「‥‥バーニィ、あなたもしかして、これを使いたかったの?」
バーニィ「‥‥いけないかよ?」
ニナ「いけなくはないけど‥‥あなた、とことんまでザクにこだわるのね?」
バーニィ「君に言われたくはないな」
ニナ「まあ、気持ちはわかるわ。とにかくこのザクは正当な持ち主のクワトロ大尉に相談しましょう」

≪シャア専用ザク入手≫
クワトロ「‥‥まさかな。まだ残っていたとは」
ニナ「コクピットまわりを予備の全天リニアシートに換装すれば、多分まだ使えるはずです」
クワトロ「‥‥本気でこれを使うつもりなのか?」
バーニィ「こんな名機、ほうっておくなんてもったいないですよ!」
クワトロ「しかし‥‥これは私がロンド=ベルと戦っていた時の機体だ‥‥」
ニナ「大尉、大尉がDC時代のことをどう思ってらっしゃるのかは知りませんけど、それとこのザクとは関係ありません。道具は道具でしかないんですから」
クワトロ「君らしくない発言だな、ニナ君。君はもっとモビスルーツに愛着を持っていると思っていたが」
ニナ「もちろんそうです。だからこそ、勝手な思い入れだけで使い捨てられていくのが可哀想なんです。モビスルーツに罪はありませんから」
クワトロ「そうか‥‥そうかも知れん。私は、私の過去を忌まわしいものに感じて、それをこのザクに投影していたというわけか」
ニナ「差し出がましかったでしょうか?」
クワトロ「いや‥‥君の考え方は正しいのだろう。私もまだ何かを引きずっているらしい」
ニナ「‥‥引きずっているものは、多分消せませんわ‥‥一生‥‥」
クワトロ「‥‥そうだな。バーニィ、、このザクは君にゆずろう。好きに使ってくれてかまわん」
バーニィ「ありがとうございます!」

≪フォウとロザミアが仲間にいる≫
ブライト「2人ともいいのか?」
フォウ「お役に立ちたいのです」
エマ「カミーユのため?」
フォウ「ええ、そうです」
ミオ「わぁお!」
ファ「‥‥」
ブライト「そ、そうか‥‥で、君は‥‥」
ロザミア「あたしはお兄ちゃんと一緒にいたいだけだよ。お兄ちゃんが戦うからあたしも戦うの」
ブライト「おいおい‥‥」
アムロ「いいじゃないか、ブライト。フォウもロザミアもパイロットとしては一流だ。これからの戦いで彼女達の力が必要になるときだってあるかもしれない」
ブライト「‥‥わかった。2人ともよろしく頼む」
アムロ「ロザミア=バダム…やhり彼女は強化人間のようだな」
ブライト「ああ。おそらくはオーガスタ研究所のな」
クワトロ「彼女のカミーユに対する思いこみも植え付けられた記憶というやつか。造られた人格‥‥愚かな人間の所業だな」
アムロ「だが、それも我々の対応しだいだ。彼女を一人の人間とし、これから思い出をつくっていけばいい。そうすれば過去ではなく未来に生きることができる。そして一人の少女として生きてゆくことができるからな」
ブライト「彼女を戦いに巻き込むことは他の者とおなじだが、少なくとも個人そちえ花序のを見ることは忘れないようにしよう」

ロフ「司令。あの地球人の姿が見えませんが‥‥」
ゼゼーナン「気にするな。奴には別の任務を与えた」
ロフ「一人で、ですか?」
ゼゼーナン「そうだが、何か不服でもあるのか?」
ロフ「‥‥いえ。では月に出現したあの異星人ども、このまま放置しておくつもりですか?」
ゼゼーナン「今はいい。それに奴等と接触しているあの男と事を構えるのは得策ではない」
ロフ「パプティマス=シロッコ‥‥それほど危険な奴なのですか?」
ゼゼーナン「サルどもにしてはな。では、ロフよ。ここは任せたぞ」
ロフ「はっ」

マサキ「なぁ、あのソロシップとかいう艦はどうするんだ?」
ブライト「これから会談の用意をするつもりだ。アムロ、クワトロ大尉、同行してくれ」

ベス「ようこそ、ソロシップへ。私が責任者のジョーダン=ベスです」
ブライト「ロンド=ベル指揮官、ブライト=ノアです。おおよその事情は承りましたが、これからどうされるつもりなのですか?」
ベス「‥‥我々はバッフクランから狙われています。地球に戻れば何とかなると考えていたのですが‥‥まさかこんな状況におちいるとは‥‥」
ブライト「元の時代に戻るというのは不可能なのですか?」
ベス「我々は好んでこの時代に来たわけではありません。おそらきうはイデによって‥‥」
ブライト「イデ‥‥ですか?」
ベス「まだ確証はできないのですが、理論上は、無限のエネルギー‥‥無限力を持つものと考えています」
クワトロ「無限力‥‥そんな夢のようなものが存在すると?」
ベス「わかりません。しかし、そう思えることは何度もありました。そしてバッフクランはその存在を信じているがゆえに、我々を狙ってきています」
ブライト「‥‥最初の質問に戻りますが、あなたがたはこれからどうされるつもりです?」
ベス「‥‥イデの力をコントロールする方法を見つけなければなりません。そうすれば自ずとバッフクランとの戦いも決着をつけられると思っています」
ブライト「我々にできることがあれば協力しますが」
ベス「では、グロリア‥‥いえ、できるだけ大きなコンピューターを使わせていただけませんか?」
ブライト「それはかまいませんが‥‥しかし、我々の技術はあなたがたに比べて200年も遅れています。それで役に立つのですか?」
ベス「あ‥‥それは‥‥ちょっと待ってください、担当のものを呼びますので。ロッタ、シェリルを呼んできてくれ」
ロッタ「わかりました」

ロッタ「‥‥どこに行ってるのかしら‥‥あ、シェリルさん! ベスさんが‥‥!?」
シェリル「ロッタ!? あ、こ‥‥これは‥‥」
ギジェ「‥‥‥‥」
シェリル「‥‥ロッタ、少しの間、見逃してもらえないかしら? ギジェ、どうするの?」
ギジェ「私は、自分の生死にはこだわっていない。お嬢さんにまかせる」

ロッタ「ああっ‥‥バッフ‥‥バッフクラン‥‥」
ギジェ「ただ、少しの間、シェリルさんの言う通り私をかくまってもらえまいか」
ロッタ「そんな‥‥そんな事、私には判断できません!」

ベス「? 何かあったのか、シェリル」
シェリル「あとで話すわ。それより私に用って?」
ベス「例のコンピュータの件なんだが‥‥」
シェリル「グロリアのこと? あ、そうね、この時代にはグロリアなんて‥‥」
ベス「となると、やはりコンピューターを借りてもムダということか‥‥」
シェリル「あ、いえ、そうでもないわ。演算能力が低くてもネットワークデータベースとしての機能が充実していれば言語のパターン分析なら可能だし」
ベス「そうか、第六文明人の言葉さえ解析できればいいわけだからな‥‥ブライト大佐、できるだけ大規模なネットワークのあるコンピューターを使わせていただけませんか?」
アムロ「それなら、アナハイムのものを使わせてもらえばいいんじゃないか?」
クワトロ「しかし、大丈夫か? 彼らとて無償で利用させてはくれんと思うが‥‥」
アムロ「こちらの戦闘データを交渉材料にすれば済むよ」
ブライト「なるほど‥‥考えたな。もともと彼等の協力目的はデータ収集だからな。ベスさん、なんとかお役に立てそうです」
ベス「よろしくお願いします」
ブライト「あと、もうひとつ問題があります。さっきのように敵に襲われた場合の対処なのですが」
ベス「バッフクランが狙ってきているのは我々です。みなさんにご迷惑をかけるわけにはいきません。我々だけでなんとか対処するつもりです」
ブライト「いえ、私たちにも手伝わせてください」
ベス「!? いいのですか?」
ブライト「かまいません。それが私たちの任務ですから」
ベス「‥‥感謝します。では、我々はあなたがたの指揮下で動かせていただきます」

ベス「‥‥で、ロッタ、話というのは?」
ロッタ「実は‥‥あ?」
ギジェ「覚えておられるか? ジョーダン=ベス殿?」
ベス「!? 貴様‥‥貴様は!?」
ギジェ「そう、ギジェ=ザラルだ」
ベス「貴様、一体!? 動くな!!」
ギジェ「私は戦うつもりはない。ただ、あなたがたに頼みがあるのだ」
ベス「頼みだと!? いまさら何を!!」
ギジェ「虫のいい話だというのは承知している。聞いてもらえなくともかまわん。ただ、今少し、生き延びさせてはもらえないか?」
ベス「何を‥‥何を言っているんだ?」
ギジェ「どんな境遇でもかまわん。イデの発言をこの目で確かめさせてくれ。それができれば、いつ殺してくれてもかまなわない」
ベス「バカな‥‥一体‥‥‥‥とにかく、ブリッジに来てもらおう。俺一人で判断はできん」

カーシャ「バッフクランなのよ! バッフクランの、ギジェ=ザラルなのよ! 死刑にすればいいのよ!!」「‥‥どうしたって言うの!? この人自分から言ったじゃないの、私達と一番戦った人よ、一番、強敵だった人よ! なのに、おめおめと生き恥をさらして、敵に許してくれってくる、破廉恥な男なのよ! 死刑にして当然でしょう!!
ギジェ「なんといわれてもかまわん。イデの力が現われるというのはどういう事か‥‥それを見たい‥‥
カーシャ「死んじゃえ! あんたなんか自分で死んじゃえっ!!
ギジェ「笑ってくれてかまわん。イデが現われるまでは、生き延びさせてくれ。諸君らは、私にとってそういう敵だったのだ‥‥
ベス「よき力によってイデは現れる‥‥そう伝説にはあった。しかし、私達のあなたへの憎しみはどうなる!? 憎しみも悲しみも晴らせぬ我々は、あなたと同じに苦しく、みじめでもある」
ギジェ「くっ‥‥うっ‥‥すまない‥‥が‥‥今の私は償うすべを知らないのだ‥‥く‥‥ううっ‥‥
【シナリオエンドデモ終了】


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