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No.32A
出撃、ガンバスター

【シナリオデモ開始】
タシロ艦長「なんとか逃げきったか‥‥副長、損害のほうはどうか?」
副長「船尾損傷、第三艦橋中波‥‥機関各部のほうは問題ありません。これなら十分銀河の果てまで行けますよ」
タシロ艦長「はっはっは、それは頼もしいな。だが戻って来たとき、我々は過去の人物となっているだろうな」
副長「ウラシマ効果‥‥亜高速空間と通常空間における時間の流れのギャップですか」
タシロ艦長「うむ。我々はまだ光の速度を超えることができないからな」
副長「しかし、それも時間の問題です。我々のオリジナル技術でないのが残念ですが‥‥」
タシロ艦長「まぁ、ここまで仕上げたのは我々だ。それにあの技術の応用でアレも完成させることができた」
副長「できれば使うことなく平和が訪れてほしかったものですが‥‥調整を急がせなければならないようですね」
タシロ艦長「ああ。この美しい銀河のためにもな。あの太陽はまさしく宇宙のオアシス‥‥心が和むよ。太陽のように若々しい星は、結構、珍しいからね‥‥」
副長「太陽型は、重力干渉が小さくって助かります」
タシロ艦長「君の銀河には、数字の星が流れているんだろう。はっはっはっ!」

コーチ「遅いぞ、何をしていた」
ノリコ「ハァ‥‥ハァ‥‥すいません!」
コーチ「まずは、昨日の復習からだ。ターンアップからブレーキオフまで、三分以内でやってみろ」
ノリコ「はいっ」「‥いちっ‥にっ‥さんっ! Aパターン終わり!」「‥いちっ‥にっ‥‥」
コーチ「遅い! そんなことではいい標的にしかならん! もっと的確に素早く動け!」
ノリコ「はいっ」
コーチ「いいかタカヤ、一つ教えておく、自分を守れるのは自分だけだ。しかし、その為に仲間を犠牲にする事は許されん。自分を守り、さらに仲間を救いたければ、それだけの努力をしろ」
ノリコ「はいっ!」
コーチ「よぅし、Cパターンまでを、あと50回‥‥」
カズミ「コーチ、お話が‥‥」
ノリコ「あ、お姉様‥‥」
コーチ「今はタカヤの連中だ。後にしろ」
カズミ「そのノリコのことです」
コーチ「‥‥いいだろう。タカヤ! しばらく休憩にする。身体を休ませておけ!」
ノリコ「は、はいっ!」

コーチ「なんだ、話とは?」
カズミ「いつまで‥‥タカヤさんにあんな事をさせるおつもりですか?」
コーチ「‥‥」「終わるまでだ‥‥全てが‥‥」
カズミ「ガンバスターは、私に合わせて設計された物です。あの子には少し酷じゃなくって?」
コーチ「‥‥思い上がるのもいい加減にしろ。ガンバスターはお前達二人で一つのマシン兵器だ。あいつの心配をする暇があったら自分を磨け」
カズミ「思い上がっているのは、あなたの方だわ‥‥どうしてそう、人を思い通りに出来ると考えられるのかしら‥‥あなたの恨みを晴らす道具に作り上げられるのは、私一人でたくさん! ‥‥あの子を巻き込まないで‥‥」
コーチ「話はそれだけか?」
カズミ「‥‥今度、宇宙へ出たら、あの子はもう帰っては来ません‥‥自分一人守れない者が他人を救う事が出来て? コーチ‥‥零れた水は、もうコップには戻りませんわ‥‥」
コーチ「アマノ‥‥」
カズミ「はい‥‥」
コーチ「一つ言っておく‥‥零れた水は、また汲めばいい‥‥それだけだ

副長「12時方向に重力波反応! 空間に干渉してきます!」
タシロ艦長「おとなしく逃がしてはくれんというワケか‥‥通信パルスオープンでSOS信号を通信!」
副長「了解!」
タシロ「よぉうっし! 総員第一種戦闘配置! なんとしても救援がくるまで持ちこたえるんだ!」
副長「イェス・サー! 総員第一種戦闘配置!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「出撃、ガンバスター」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ハンニバル「やっとあらわれたか。デカイだけの艦め。フン! このワシから逃げきれるとでもおもったか!」
タシロ艦長「やはり先程の奴等か‥‥副長、状況は?」
副長「はっ、敵は本艦を包囲しつつ展開。敵旗艦と思われる艦艇は後方に位置しています」
タシロ艦長「ふん! 完全包囲したと思っているだろうが、地球人類をなめるなよ‥‥よぉし、やるぞ! 全砲門開け!」
副長「照準は!?」
タシロ艦長「かまわん、撃ちまくれぇっ!!
〔タシロ艦長、アディゴへ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

副長「目標消滅!」
タシロ艦長「よし!」
ハンニバル「甘いわ!」
〔敵ユニット出現〕
タシロ艦長「なにっ!? いかん! 弾幕をはれ! 敵を接近させるなっ!」
副長「駄目です! 間に合いませんっ!」
タシロ艦長「ぬうう‥‥なんてこったっ!
※※ビーチャ出撃の場合、セリフ追加※※
ビーチャ「このドサクサで反省房行きはなしだな‥‥まったくいいタイミングだぜ‥‥」
ブライト「聞こえているぞ!」
ビーチャ「げっ! もしかして戻ったら反省房直行?」
ブライト「それはお前の働き次第だな」
ビーチャ「うまいなぁ‥‥へいへい、頑張らせてもらいますよ!」
※※モンド出撃の場合、セリフ追加※※
モンド「あぁーあ、イヤになるよなぁ」
ブライト「何なら反省房で休むか?」
モンド「い、いえ、精一杯任務を遂行します!」
※※イーノ出撃の場合、セリフ追加※※
イーノ「よ、よーし、ここで僕の存在をアピールするんだ‥‥」
リィナ「イーノ、なんか変な目的もってない?」
イーノ「たまには僕だって!」
リィナ「全然聞いてないみたい‥‥」
※※エル出撃の場合、セリフ追加※※
エル「ここで活躍したら反省房行きはなくなる! よーし! 頑張るぞ!」

<戦闘開始>

<タシロ艦長HP30%以下・味方援軍1出現>

ノリコ「やっぱり、宇宙へ出たら私、死ぬのかな‥‥‥‥あたりまえよね‥‥私っていっつも泣いてばかりだ‥‥誰も帰って来なくても独りになっても‥‥やっぱり泣いてるだけなのかな‥‥そして、‥‥そしてこのまんま死んじゃうのかな‥‥」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ノリコ「‥‥!!」
副長「艦首、大破! レーダーは、完全に使用不能です!」
タシロ艦長「ううむ‥‥」
ノリコ「スミス‥‥あなたと一緒に今までの私は死ぬわ‥‥そして、今から生まれ変わる‥‥もう泣かない、誰にも頼らない、自分の力で、最後までやるわ!」
副長「二番砲機、大破! レーザー群、損傷率85パーセント!」
オペレーター「第三艦橋、大破!」
タシロ艦長「エンジンを臨界まで上げておけ。いよいよとなれば本艦ごとやつにぶつける!」
副長「艦長‥‥」
ノリコ「! お姉様!?」
カズミ「一人でどこへ行く気?」
ノリコ「‥‥」
カズミ「ガンバスターはまだ縮退炉のチェック中よ。満足に動くことはできないわ」
ノリコ「!?」
カズミ「‥‥あなた、死ぬ気? それなら‥‥」
ノリコ「いいえ! 私は死にません。以前の弱虫の私は死にました。だから、だから今は生き残る為に、仲間を守る為に、そしてなにより自分の為に戦うだけです!」
カズミ「‥‥とめてもムダのようね。わかったわ。私も一緒に行くわ」
ノリコ「ダメです! お姉様まで‥‥」
カズミ「ガンバスターは2人乗りよ。それに私はあなたのパートナー。生きるも死ぬも一緒よ」
ノリコ「お姉様‥‥」
カズミ「ほら、行くわよ!」
ノリコ「はいっ!」
[デモムービー「ガンバスター発進!」]
〔味方ユニット出現〕
ハンニバル「なっ、なんだアレは!? あんな巨大なメカを‥‥巨神よりデカイではないかっ!」
バッフクラン兵「ハ、ハンニバル様‥‥」
ハンニバル「ええーいっ! 何を脅えている!? たかが一機増えたところでこちらの方がはるかに有利! 集中砲火で叩いてしまえ!」
カズミ「今のガンバスターでは稼働限界は10分。それまでに敵の旗艦を叩くわ、よくって?」
ノリコ「はいっ!」

<味方援軍1出現の次PP>
カズミ「あと9分よ!」

<味方援軍1出現の2ターン後PP>
カズミ「あと8分! 落ち着いて!」
ノリコ「はいっ!」

<味方援軍1出現の3ターン後PP>
カズミ「あと7分よ! ノリコ、焦らないで!」
ノリコ「大丈夫です!」

<味方援軍1出現の4ターン後PP>
カズミ「あと6分!」
コーチ「タカヤ! 自分の腕を信じろ! お前とアマノは最高のコンビだ! お前達ならできる!
ノリコ「はい、コーチ!」

<味方援軍1出現の5ターン後PP>
カズミ「あと5分!」

<味方援軍1出現の6ターン後PP>
カズミ「あと4分!」

<味方援軍1出現の7ターン後PP>
カズミ「あと3分!」

<味方援軍1出現の8ターン後PP>
カズミ「あと2分よ! ノリコ!」
ノリコ「やってみる‥‥いや、やってみせます!」

<味方援軍1出現の9ターン後PP>
カズミ「あと1分!」
ノリコ「こんのぉぉぉぉっ!」
コーチ「落ち着けタカヤ! 焦りは失敗を招くだけだ! 大丈夫だ、お前ならできる!」
ノリコ「はいっ!」

<味方援軍1出現の10ターン後PP>
カズミ「ノリコ! もう時間がないわ! 早く!」
ノリコ「くっ‥‥はいっ!」

<敵全滅or9EP・第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
※※敵全滅の場合のセリフ※※
マシュマー「見つけたぞ、ヱクセリヲン! いざ尋常に勝負!」
ゴットン「マシュマー様、奴等さっきまで戦っていたようですが‥‥」
マシュマー「気にするな、我々の目的はヱクセリヲンだけだ」
ゴットン「じゃ、戦いを挑まずに降伏を勧告すべきじゃ‥‥」
マシュマー「ええいっ! 男のくせに細かい奴だな、お前は!」
ゴットン(‥‥あんたが何も考えてないだけだろ‥‥)
マシュマー「う? 何か言ったか?」
ゴットン「い、いいえ! さぁ、早くしないと逃げちゃいますよ!」
※※9EPの場合のセリフ※※
マシュマー「む? あれは‥‥見慣れんやつらがいるが‥‥」
ゴットン「なんですかね、マシュマー様?」
マシュマー「わからん、例のゲストとかいう連中とも違うようだが‥‥」
ゴットン「どうします?」
マシュマー「ほうっておけ。やつらもヱクセリヲンを狙っているようだ。無理に敵にまわす必要もあるまい」
ゴットン「おおっ!? マシュマー様が‥‥まともなことを」
マシュマー「‥‥ゴットン、貴様私をバカにしているのか?」
ゴットン「滅相もない! 素晴らしい作戦です、ハイ」
※※まだハンニバル健在の場合、セリフ追加※※
ハンニバル「ロゴダウの異星人の増援か? まずいな、この数が相手では‥‥まあいい、まとめてワシの手柄にしてやる!」


<敵全滅or11PP・味方援軍1出現>
※※11PPの場合、セリフ追加※※
ノリコ「!? どうしたの!?」
カズミ「‥‥限界よ。もう、これ以上は‥‥」
ノリコ「そ、そんな‥‥くっ!」
ハンニバル「がははははっ! 所詮はデカイだけのデクだったな!」
バッフクラン兵士「重力波反応をキャッチ! デスアウトしてきます!」
ハンニバル「なにっ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方戦艦出現〕
ハタリ「よし! 間に合った!」
ブライト「あれは‥‥ヱクセリヲン! 完成していたのか‥‥」
ジュドー「お、おい、なんだあのバカでっかいマシーンは!?」
シェリル「あんなモノが存在していたなんてどこの記録にもなかったのに‥‥」
※※敵全滅の場合のセリフ※※
タシロ艦長「あれは、ソロシップ‥‥!! ロンド=ベルか! よし、アマノ君、タカヤ君、あとは彼らにまかせるんだ!」
ノリコ「大丈夫です、まだやれます!」
コーチ「タカヤ、もういい。お前は十分、よくやった。帰ってこい」
ノリコ「し、しかし‥‥」
カズミ「ノリコ、帰還しましょう。そろそろガンバスターを休ませてあげましょう」
ノリコ「お姉様‥‥わかりました。これより帰還します」
〔味方ユニット離脱〕
タシロ艦長「さて、あとは彼らに任せて、お手並み拝見といこう」
※※11PPの場合のセリフ※※
ベス「‥‥とにかく救出を優先させましょう」
コスモ「ベス! 大丈夫なのか?」
ベス「ああ、いつまでも寝てられないからな」
ブライト「大事がなくて何よりです。よし! 出撃だ! ヱクセリヲンを救出する!」
タシロ艦長「ん? あれはたしかソロシップ‥‥ロンド=ベルが来てくれたのか! よし、ガンバスターの回収急げ!」
副長「イエス・サー!」
タシロ艦長「さて、お手並み拝見といこう」
〔味方ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方戦艦離脱〕
ジュドー「ありゃ? 撤退しちまったぜ」
ベス「‥‥とにかく今は目の前の敵に専念しましょう」
コスモ「ベス! 大丈夫なのか?」
ベス「ああ、いつまでも寝てられないからな」
ブライト「大事がなくて何よりです。‥‥よし! 出撃だ!」

〈出撃ユニット選択〉
※※まだハンニバル健在の場合、セリフ追加※※
ハンニバル「くふふふ‥‥巨神の船‥‥わざわざ出向いてくれるとはなぁ。こりゃあ出世のチャンスだぞ」
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
マシュマー「来たか、ロンド=ベル! このマシュマー=セロが相手だ!!」
ゴットン「マシュマー様、我々の目的はヱクセリヲンの奪取だったはずですが‥‥」
マシュマー「気にするな、戦況は常に変動している。臨機応変に対処しなければならないのだ!」
ゴットン「はあ‥‥」


<敵と第3軍が戦闘>
マシュマー「むうっ! みさかいなしに攻撃してくるつもりか!? ならば、こちらも!!」

<ハンニバル撃破orHP30%以下>
ハンニバル「なんだと!? この数の敵にこのワシが‥‥くっ! 撤退だ!」

<ゴットン撃破>
ゴットン「あいたた‥‥だから無理だっていったのに‥‥」

<マシュマー撃破・勝利条件達成>
マシュマー「ええい、ここまでか!! 一時撤退だ!」
〔敵ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブライト「ロンド=ベル指揮官、ブライト=ノア大佐です」
タシロ艦長「戦艦ヱクセリヲン艦長、タシロ=タツミだ」
副長「‥‥」
ブライト「おや、そちらは?」
タシロ艦長「ああ、彼は副長だ」
ブライト「副長、ですか?」
タシロ艦長「うう。我々の間ではそれで通っておる。何か問題でも?」
ブライト「いう、いえ、そういうワケでは‥‥」
タシロ艦長「早速で悪いが、あの異星人どもは何なのだ?」
※※敵全滅で味方援軍1出現の場合、セリフ追加※※
ブライト「異星人?」
副長「艦長、彼等が駆けつけたときにはすでに‥‥」
タシロ艦長「おお、そうだったな。君達がやってくる前に攻撃してきた異星人がいてな。ヱクセリヲンの試験航海中に襲いかかってきたのだ。最初はなんとか逃げきったのだが、すぐに追いつかれてな。奇妙な言葉を話していたが、ロゴダウという言葉だけがやけに耳についたな‥‥」
コスモ「ロゴダウだって!?」
タシロ艦長「何か知っているのかね?」

ブライト「ゲスト、ポセイダルに続く新しい異星人です」
タシロ艦長「‥‥なるほど。これは悠長に構えている場合ではないな」
ベス「こんなところまで軍を展開しているのか‥‥」
タシロ艦長「残念ながら我々は一度帰還しなければならにあ。さきほどの戦闘でガンバスターも再調整が必要になったからな」
コスモ「ああ、さっきのイデオンよりでかい奴だな。過去の地球人って変わってんだなぁ、あんなもの造っていたなんてな」
タシロ艦長「過去?」
ブライト「あ、それについては後程、軍のほうから説明があると‥‥」
タシロ艦長「うむ、そうか。それでは我々はこれで失礼する」
ブライト「では我々が護衛しましょう」
タシロ艦長「ありがたい申し出だが、これから向かうところは軍の最高機密事項に該当する場所なのだ‥‥それに先程連絡があってな、もうすぐ迎えがくるのだ」
ブライト「そうですか‥‥」
タシロ艦長「しかし、君達のことは忘れない。そして、君達の危機には必ず駆けつけると約束しよう」
ブライト「わかりました。では再会できる時を楽しみにしています」
タシロ艦長「ああ。では失礼する」

アムロ「ヱクセリヲンだったか?」
ブライト「ああ、あれが我々が現在保有する恒星間航行が可能な唯一の艦だ。確か宇宙開発公団が建造にあたっていたと思うが‥‥」
クリス「そういえば、前に万丈さんがトラブル解決の為に向かったのも同じような名前じゃなかったかしら?」
ブライト「そうか、破嵐財団も資金援助をしていたのか」
ジュドー「もしかしてあの大きさは万丈さんの趣味とか?」
ミオ「あ、それあるかもしんない!」
リィナ「あっ‥‥艦長、専用回線で通信が入っています。えっと‥‥ああ、コーウェン中将です」
ブライト「よし、つないでくれ」
コーウェン「ヱクセリヲンの件は聞いた。ご苦労だったな。さすがはロンド=ベルというところか」
ブライト「からかわないでください。それよりよく我々の位置がわかりましたね」
コーウェン「場所はタシロ艦長から聞いたからな。問題は君たちがそのソロシップで移動していたことだ。そちらの回線コードを探すのに苦労したよ」
ブライト「すみません。何分時間がなかったもので」
コーウェン「あ、いや、別に非難しているわけではない。そのおかげで我々はヱクセリヲンを失わずにすんだのだからな」
ブライト「そういっていただけると‥‥」
コーウェン「で、今回の本題だが、君達にとっていいニュースがある。万丈君達の部隊が地上のDCとデビルガンダムを壊滅させた」
ブライト「本当ですか!」
ジュドー「へー、やるじゃんか」
コーウェン「ああ。残るはドクーガぐらいだがこちらは我々のほうで十分対処できる」
アムロ「それでは‥‥」
コーウェン「そうだ。もうすぐ彼等も宇宙に上がる」
マサキ「甲児の奴と会うのも久しぶりだな」
コーウェン「そこで君達には彼等を出迎えに行ってほしい。宇宙はこれからが大変だろうが、君達の活躍に期待しているよ」
ブライト「了解しました。それでは早速‥‥」
コーウェン「それとももう一つ報告がある。トレーズ元准将が先日の連邦議会で最高評議会議長に就任した」
アムロ「なんだって!?」
ブライト「‥‥それは本当ですか?」
コーウェン「ああ。何か問題でもあるのか?」
ブライト「い、いえ‥‥ただ、准将の為人から自ら表舞台に立つとは思えなかったもので‥‥」
コーウェン「何を言っている? 彼を表舞台にたたせたのは君達ではないか」
ブライト「たしかにそうですが‥‥」
コーウェン「まぁ、彼には悪いうわさもささやかれてはいるが今のところは有能な指導者であるようだな。もちろん100%信用するようなことはしないがね」
ブライト「すみません、中将」
コーウェン「何を言っている、長い付き合いではないか。それに大佐達の危惧は当然のものだ。正直、私も驚きを抱いている者の一人だからな」
ブライト「安心しました。では、これより合流ポイントに向かいます」
コーウェン「ああ、頼む」
アムロ「トレーズ准将が‥‥」
マサキ「あのおっさん、狙ってやがったんだぜ。俺たちが必死で戦っている間に!」
クロ「マサキはトレーズ准将のことにニャるとシュウと同じような反応をするわね」
マサキ「うるせぇな。だいたい、自分は興味ありませんって態度とって、しっかり美味しいとこだけ持っていく奴にロクな奴はいねぇ! あぁー、嫌だ、嫌だ!」
シロ「相当、意識してるニャ」
ブライト「まぁ、我々がここで論じあっても何にもならない。とにかく、万丈君達と連絡をとりその後、合流しよう」

レディ「‥‥このままロンド=ベルを合流させてもよろしいのですか?」
トレーズ「彼等も地球を愛する者達だ。そこを忘れてはいけないよ。それに宇宙はすこし騒がしすぎる。まだ彼等の力が必要なのだ」
レディ「では、あのソロシップはいかがいたしましょう?」
トレーズ「今はいい。それよりも君が捕らえたあの博士達が造っている機体のほうは?」
レディ「問題ありません。あの機体ならばガンダムにすらひけをとることはありません」
トレーズ「そうか。で、パイロットの方は?」
レディ「例の2名を予定しています」
トレーズ「‥‥彼等もまた未来を紡ぐ者なのかもしれないな」
レディ「トーレズ様?」
トレーズ「いや、気にしないでくれ。ではまかせたよ、レディ。私は少しアレを見なくてはならないからね。託すべき人のためにも」
レディ「‥‥はっ」

万丈「‥‥アンドロメダ!? たしかに恒星間航行能力のある船はあるが‥‥外宇宙に植民がはじまったなんて聞いたことがないな」
ブライト「しかし彼等はウソは言っていない」
リツコ「タイムスリップ‥‥そんな、信じられないわ‥‥」
ブライト「‥‥とにかく今後のこともある。合流してから対策を練るとしよう」
万丈「了解」
アムロ「マジンガーZとゲッターロボのパワーアップか‥‥これで少しは楽になるだろうが、力に頼りすぎるのも危険だな」
ブライト「それは戦いが終わってから考えよう。今は我々個人が誤った使い方をしないようにするしかないな」
ジュドー「そんな深刻に考えることないんじゃない? 俺達が強くなったならそれだけこの戦いが終わるのが早くなる。その為に戦ってるんだろ、俺達?」
リィナ「お兄ちゃん、どうしたの? 最近、良識的なセリフを言うようになったじゃない」
ジュドー「俺もいろいろ考えてるってことだよ」
リィナ「ふ~ん」
ブライト「とにかく、万丈君達と合流しよう」
マサキ「そうだな」
〔カーソル、合流ポイントへ移動〕
ブライト「アムロ、このデータをみてくれ」
アムロ「これは‥‥ネルフに関係することのようだが‥‥葛城大尉からなのか?」
ブライト「いや、加持君からだ。さっきの通信の時、こちらに送り届けてきた。このソロシップに」
アムロ「‥‥彼は何者なんだ?」
ブライト「特務機関ネルフ、特殊監査部所属、加持リョウジ。同時に連邦政府内務省、調査部所属、加持リョウジでもあるようだ」
アムロ「‥‥そこまで明かすということは彼の立場が危ういものになっていると考えるべきだな」
ブライト「ああ。彼によると今やネルフは独自の行動を開始し、トレーズ准将のことも裏で協力していたらしい」
アムロ「しかし、もともとネルフは連邦政府直属で、ほとんど独立機関だったはずじゃ‥‥」
ブライト「それが裏でネルフを操っていた組織があったらしい」
アムロ「このゼーレというやつか?」
ブライト「ああ。今やそのゼーレも崩壊し、計画されていた事の実行権は碇司令が握ることになったようだ」
アムロ「!? ではイデの解析を引きうけたのもこのあたりの事情に関係するというのか?」
ブライト「それはなんとも‥‥ただ言えることは碇司令が何を考えているにせよ、まだ時間はあるということらしい」
アムロ「それは‥‥この戦いが終わった時まで、ということか?」
ブライト「おそらくな‥‥」

キシリア「兄上、地上の同胞が壊滅したようです」
ギレン「ふん、もとより、あやつらなどアテにはしておらん。それより、例の計画は問題ないであろうな?」
キシリア「‥‥すべて滞りなく」
ギレン「フフフフ、あれさえ完成すればロンド=ベルすら問題ではなくなる。あの邪魔なコロニーもな‥‥フフフフ」
キシリア「‥‥」
【シナリオエンドデモ終了】


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