TOP PAGEへ

No.7
アマンダラ・カマンダラ

【シナリオデモ開始】
ブライト「では、リリーナ女王、ティターンズがなぜここを突然攻撃してきたか、心当たりはないと?」
リリーナ「はい」
ミサト「サンクキングダムの完全平和主義が目障りになったんで、つぶしにかかったとか‥‥」
アムロ「その程度のことで、問答無用に攻撃してくるものかな‥‥いくらティターンズとはいえ、そこまで無茶な事はしないだろう」
ドロシー「ひとつだけ、可能性がありますわ」
ブライト「君は?」
ドロシー「申し遅れました。私、ドロシー=カタロニアと申します。リリーナ様のもとで、勉強させていただいているものです」
アムロ「可能性とは、一体なんのことだ?」
ドロシー「彼らはリリーナ様自身を狙ったのかも知れない、ということですわ」
リリーナ「私を?」
ドロシー「さきほどのジャマイカン大佐は、リリーナ様の身柄の保護を要求してきました。つまり、リリーナ様にそれだけの価値を認めている、そうではありません?」
リリーナ「まさか」
ドロシー「いいえ、そうに違いありませんわ。リリーナ様は大変な影響力を持っておられますもの。ジャミトフ中将にとっては目の上のたんこぶなのです」
リリーナ「そんな、買いかぶりすぎよ、ドロシー」
ブライト「ふむ‥‥可能性がないとは言わないが、それならば軍を動かす必要もないだろう。もっと他に要因があるはずだ」
バーニィ「ブライト艦長、ジャミトフ中将かr通信です。至急ブリッジに戻ってください」
ブライト「‥‥きたか。わかった、すぐに戻る。では、我々はこれで失礼します」
リリーナ「助けていただいて、ありがとうございました。お気をつけて」

ジャミトフ「ブライト大佐、困った事をしでかしてくれたな」
ブライト「お言葉ですが、中将。我々は本来の任務をまっとうしただけです。ジャマイカン大佐の行動には納得がいきません」
ジャミトフ「言い訳は法廷で聞こう」
ブライト「法廷?」
ジャミトフ「今回のロンド=ベルの行為について、軍事法廷を開くことにした。至急、シャンハイまで来てもらおう」
ブライト「‥‥わかりました」
アムロ「‥‥恐れていた事が現実になったな」
ブライト「ああ‥‥この分だと、連邦軍はほとんどジャミトフ中将の私設軍隊と化している可能性が高いな‥‥」
ミサト「じゃあ、みすみす反逆罪の汚名を着せられに行くようなものじゃない!」
ブライト「‥‥かといって、ここで命令を無視するわけにもいかない。それではますます我々の立場が危うくなる」
アムロ「イゴール准将とコーウェン中将に連絡を入れておいたほうがいいな。少しは対策がたてられるかもしれない」
ブライト「そうだな。報告を送っておこう」
〔カーソル、地球方面へ移動〕
マヤ「艦長、救難信号が入っています」
ブライト「救難? 艦の名前と所属は?」
マヤ「送られていません」
ブライト「所属不明か‥‥が、見過ごすわけにもいかんな。現場へ急行する」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「アマンダラ・カマンダラ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔第3軍ユニット出現済み

アマンダラ「うかつだったな‥‥まさかこんなところで地球の軍と出会うとは」
シーマ「ふふふふ‥‥ポセイダル軍がまだこんなところでうろちょろしていたとはね。思わぬ手柄が飛び込んでくれたよ」
アマンダラ「通信は送っているのだな?」
兵士「はい。しかし、応答はありません」
アマンダラ「救難信号の方は?」
兵士「それも、まだ‥‥」
アマンダラ「‥‥やむをえんな。できればあれは使いたくないのだが‥‥」
〈出撃ユニット選択〉
シーマ「ちっ! ロンド=ベルかい! まったく、いつもいつも邪魔な時に来てくれるよ!」
ブライト「DCか? しかし、あの艦は‥‥」
ダバ「ホエール!?」
アムロ「ダバ君、知っているのか?」
ダバ「はい。ペンタゴナで使われている、外宇宙用艦です。ポセイダルの使っているタイプと同型艦のようですが‥‥」
レッシィ「いや‥‥あれはアマン商会のものだ」
ダバ「アマン商会‥‥アマンダラ=カマンダラか」
クワトロ「軍のものではないのだな?」
ダバ「ええ。民間企業のものです。けど‥‥なぜアマンダラがこんなところにまで‥‥」
ブライト「事情はどうあれ、民間人が救難信号を出しているのなら、助けるのがつとめだ。あのホエールという艦を護衛しつつ、DCの部隊をせん滅する!」
〈出撃ユニット選択〉
アマンダラ「ほう、あれか‥‥ロンド=ベルとかいう部隊は。確か、ダバ=マイロードが所属しているはずだったな‥‥」
兵士「どいうやら、我々を援護してくれるようです!」
アマンダラ「ありがたくお受けしよう。‥‥さて、その戦いぶりうわさどおりか確かめさせてもらおうか」
<戦闘開始>

<4EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ガトー「救難信号をたどってきてみれば、ロンド=ベルと遭遇か‥‥これぞ天啓というべきだな」
シーマ「ガトーかい!? あいつらはこっちの獲物だ、横取りするんじゃないよ!」
ガトー「ならば、実力でなんとかするのだな。私に頼むのはお門違いというものだ」
シーマ「‥‥いってくれるじゃないか。いいだろう、その言葉、覚えときな!」

<ガトー撃破>
ガトー「うぬっ! これほどとは‥‥すまん、脱出する!」

<カリウス撃破>
カリウス「申し訳ありません、撤退します!」

<シーマ撃破>
シーマ「くっ‥‥この借りは必ず返してやるよ! 覚えとくんだね!!」

<ケリィ撃破>
ケリィ「ここは退くしかないか‥‥」

<敵全滅・勝利条件達成>
アマンダラ「なるほど、うわさにたがわぬ実力のようだな。予定どおり事を運んでもよさそうだ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブライト「その、アマンダラ=カマンダラというのはどういう人物なんだ?」
ダバ「表向きは大実業家です。しかし、裏の顔はポセイダル軍に武器を提供している兵器商人です」
レッシィ「正規軍にだけじゃないわ。反乱軍にも武器を提供していた」
クワトロ「典型的な死の商人か‥‥」
ブライト「そんな人物がなぜ、地球までやってくる必要がある?」
ダバ「わかりません」
アムロ「とにかく会って話を聞いてみよう。すべてはこれからだ」

アマンダラ「おかげで助かりました、ロンド=ベルの皆さん。おっと、自己紹介がまだでしたな。私はアマンダラ=カマンダラと申します。ペンタゴナでアマン商会という企業を経営しているものです」
ブライト「存じております」
アマンダラ「ほう」
レッシィ「ペンタゴナの商人が、こんなところまで商売の手を広げているの? アマンダラさん」
アマンダラ「あなたは元13人衆、ガウ=ハ=レッシィさんですな。なるほど、ポセイダルを裏切ったというのは本当だったようですな」
レッシィ「あなたの知ったことじゃないでしょ」
アマンダラ「いやいや、君の気持ちは理解できるつもりだよ。ところでロンド=ベルの皆さん、助けていただいたお礼をしたいのですが、受け取っていただけますか」
ブライト「お礼?」
アマンダラ「ええ、新型のヘビーメタルと補給物資などですが」
ブライト「ご厚意はうれしいが‥‥よろしいのですか?」
アマンダラ「なに、あなたがたに助けていただかなければなくなっていた代物です。遠慮は無用ですよ」
ブライト「わかりました。ありがたくいただくことにします。一応、念のためチェックだけはさせていただきますが」
アマンダラ「当然でしょう、お気になさらずにいくらでも調べてください」
ダバ「‥‥アマンダラさん、くどいようですが、あなたはなぜこんな所にいらっしゃったんです?」
アマンダラ「商売人というのは、機会を逃さぬよう、常に気をつけているものだ。戦いともなれば膨大な物資が必要になる。そこに利があるのは当然だろう」
ダバ「‥‥やはりあなたは死の商人であるということですか?」
アマンダラ「言葉には気をつけてもらいたいな、ダバ=マイロード君。私とてこの仕事にいささか誇りをもっている。面と向かって死の商人呼ばわりは不愉快だな。それに、確かに私は正規軍、反乱軍双方に武器を調達しているが、反乱軍からは金をもらっていない」
ダバ「反乱軍から金は受け取っていない?」
アマンダラ「ビジネスの対象にしているのは正規軍だけだよ。私自身としては、むしろ反乱軍に思い入れしているのだ」
ダバ「‥‥そうですか。失礼な発言はおわびします。すみませんでした」
アマンダラ「わかってくれればいい。君のような前途有望な青年を応援したいだけなのだよ、私は。さて、では物資の搬入に移ろう」

ダバ「!? このヘビーメタルは‥‥」
アマンダラ「ああ、コピーではない、オリジナルヘビーメタルだ。アモンデュールという。成功したとはいいがたいがね」
キャオ「失敗作? これがぁ? うっそだろ~」
アマンダラ「予定の出力が出なかったのでね。やはりヘッドはオリジナルの発掘品かコピーを使わねば、大した性能は期待できんということがわかっただけでももうけものだ」
キャオ「‥‥けっこうイケてると思うけどなぁまあ、確かにヘッドはいまいちだけどな」
アマンダラ「それよりこれはどうだね? ヌーベルディザードというヘビーメタルだ。由来はあかせんが、れっきとしたA級ヘビーメタルだ」
アム「わあ! これいい! ね、これくれるの?」
アマンダラ「もちろんだ」
アム「やったあ! あたしがもらっちゃお!」
レッシィ「アム! あんた何勝手なこと言ってんのよ!」
アム「レッシィにはカルバリーがあるじゃないの! あたしだってA級に乗りたいんだもん。ねえ、アマンダラのおじさま、あたしにくださるのよねぇ?」
アマンダラ「‥‥おじさま‥‥む‥‥むう」
アム「ホント!? やった! おじさま、ステキ❤」
レッシィ「アム~! なら、こっちだって! アマンダラのおじさまぁ~、アムみたいな山猿より、あたしの方があのヘビーメタルにふさわしいわぁ。ね、お・ね・が・い❤」
ダバ「二人とも、やめないか! アマンダラさんが困ってるだろ!」
アマンダラ「あ、いや、むしろうれし‥‥あ、いやいや。と、ともかくその他、補給物資も取りそろえてある。受け取ってくれ」
ブライト「ありがとうございます」

モーラ「点検、終了しました。異常な点は見当たりませんでした」
アムロ「そうか。しかし、これほどの物資や兵器を惜し気もなくくれるというのは、どういうことだ?」
ニナ「簡単なことですよ。アナハイムと同じなんです」
アムロ「アナハイムと?」
ニナ「新型を開発したら、まずテストをするでしょ? テストは実戦に近ければ近いほどいい、となれば、実戦部隊にまわすわけです。データさえとれれば、新兵器の一機や二機、安いものだということでしょう」
アムロ「モルモットか‥‥昔から変わらないな」
キャオ「おーい、ダバ! 見てくれよ、これ!」
ダバ「? キャオ、どうしたんだ、こんなヘビーメタル‥‥あ、いや、アモンデュールか、これ?」
キャオ「アマンダラの置いてったスクラップの中に、A級のヘッドがあったんだよ。ついでにコクピットまわりを改造してスパイラル・フローにしたんだ。おまけになんと、360度モニターまでつけといたぜ!」
ダバ「大したものだな、キャオの腕は‥‥こうなるともう、アモンデュールじゃなくてキャオのオリジナルヘビーメタルだな」
キャオ「まあな、そこらのA級ヘビーメタルなんざ目じゃねえぜ! こいつ、エルガイムmkIIって名前にしたいんだけど、いいかな?」
ダバ「エルガイムmkIIか‥‥いいな、気に入ったよ」
キャオ「大事に使ってくれよ、ダバ。こいつは俺の愛情がつまってるんだからよ」
ダバ「愛情?」
キャオ「あ、ち、違った、友情だよ、友情!」
ダバ「バスターランチャーもあるし、変形機能もある‥‥いい機体だ」
キャオ「それだけじゃないぜ。ちょいと威力は低いが、もう1つ別のバスターランチャーがさっきのスクラップの中にあったんだ。さすがに出力がでかいんで、使えるヘビーメタルは限られてくるけどな。エルガイムとヌーベルディザード、どっちにつける?」
エルガイム
ヌーベルディザード

※※「エルガイム」を選択した場合のセリフ※※
ダバ「エルガイムにしておこう。使い込まれた機体の方が対応しやすいだろうし」
※※「ヌーベルディザード」を選択した場合のセリフ※※
ダバ「ヌーベルディザードにつけよう。新型だし、性能もいい」

キャオ「了解。早速とりかかるぜ」
【シナリオエンドデモ終了】


● No6「ガラスの王国」 へ戻る

● No8「ティターンズの悪意」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦F完結編」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。