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第21話
ヤーマン・クラン


サブタイトル
「ヤーマン・クラン」


【シナリオデモ開始】
ガンドール 個室
<<秋水(男)>>
秋水「異次元空間は抜けたみたいだけど、ここがどこか、見当もつかないな…」
<<秋水(女)>>
秋水「どうやら、異次元空間は抜けたみたいね」「でも、ここ…どこの宇宙なんだろ…」

フェアリ「秋水様、ブリッジに行きましょう。集合がかかっていますよ」
<<秋水(男)>>
秋水「いっけねぇ、忘れてた!」
<<秋水(女)>>
秋水「あ、そうだった」


ガンドール ブリッジ
シロー「…結局、シャピロ参謀の行方はわからないのか?」
忍「…敵にくっついて、異次元のゲートに入って行ったとこまでは、わかってるんだけどな…」
葉月博士「うむ…まさか身内から裏切り者が出るとはな…」
シロー「…葉月博士、何も、そこまで決め付けなくても…」
隼人「だが…あのシャピロは、知り尽くしている。連邦軍情報から我々の内情まで」
葉月博士「彼には、ガンドールの事までは伝えていないが、我々の立案した作戦計画の半分は知られている…」「事はそれだけ重大なのだよ」
雅人「そりゃ、わかるけどさ」
亮「…しかし、今それを言っても始まらん」「仮に捕虜だとしても、情報を敵に握られる事に変わりはない」
沙羅「そうだね…」
アイザック「ともかく、今は我々自身の状況確認が最優先だ」
セイラ「少なくとも、ここは私達たちの知る空域ではないわ」
お町「何の足がかりもない…となると」
ボウィー「俺ちゃん達、完全に迷子って訳?」
キッド「ゾッとしねえ話だな…」
シロー「せっかく、みんな集まったんだ。誰か、心あたりのある者はいないのか?」
フェアリ「あの、いいですか?」「星系の配置から推測したのですが、おそらく、『ペンタゴナ・ワールド』だと思います」
葉月博士「フェアリさん。それは、例のガディソードと関係があるのですか?」
フェアリ「私がガディソードにいた時はペンタゴナは星間連合として、敵対関係にありました」「ですから、ペンタゴナの内情など詳しい事はわかりません」
アール「…フェアリ殿、今あなたは『ペンタゴナ』と言いましたか?」
フェアリ「ええ、そう言いましたけど…」
剣人「じいさん、何か心当たりでもあんのかよ?」
アール「あるどころの騒ぎではござらん! よいですか? 剣人様!」「この『ペンタゴナ・ワールド』は、我が『エリオス』の言わば盟友…」「『エリオス』『カモン』エドン』の『三国同盟』の一つ、『カモン家』ゆかりの地なのですぞ!」
剣人「また、その話かよ…。何度も言うけど、俺はそういうのは…」
<<秋水(男)>>
秋水「ちょ、ちょっと、待ってくれ」
<<秋水(女)>>
秋水「ちょ、ちょっと、待って!」

秋水「フェアリさんが言うようにペンタゴナが星間連合の一員だとしたら…」
<<秋水(男)>>
秋水「昔、ガディソードを滅ぼした連中って事だろ?」
<<秋水(女)>>
秋水「昔、ガディソードを滅ぼしたって事になるわよね…?」


剣人「なるほど…」「って! おい! じいさん!」「『エリオス』『カモン』『エドン』の『三国同盟』ってのは、侵略者の集まりじゃないんだろうな!?」
アール「何を馬鹿な! どの国の王も善政を敷く、平和を尊ぶ国々ですぞ!」「はっ、もしや! ワシがコールドスリープしておる間にザールに取り込まれたのか!?」
フェアリ「博士のおっしゃるザール帝国はペンタゴナ、グラドスと共に星間連合を構成する大国です」「ですが、ペンタゴナは『オルドナ・ポセイダル』によって統一されたと聞いています」
アール「オルドナ・ポセイダルじゃと!?」
フェアリ「ご存じ、ないのですか?」
アール「う~む…ワシが眠っておる間に、ザールを肩を並べる者が、現れようとは…」
剣人「おいおい…一体、何年眠ってたんだよ…?」
アール「ワシが地球に辿り着くだけでも、数年はかかっておるからな…」
アイザック「とすると…我々は一瞬でそれだけの空間をジャンプしたというわけか」
葉月博士「まずは、そのあたりも含め調査してみない事にには…」「アール博士。とりあえず、ここがどのあたりかもう少し具体的にわかりませんか?」
アール「うむ、ここがペンタゴナなら、あれに見えるは、惑星ミズンに違いあるまい…」
弾児「だったら話は早えじゃねえか。まずは、そこに案内してもらおうぜ」
忍「しっかし、いきなりドカン! ってのはいただけないぜ?」
アール「さっきも言った通り、この国には、ワシの知り合いがおる」「たとえ、侵略を受けようとも、カモン家あるかぎり、抵抗を続けておるはずじゃ」
葉月博士「では、アール博士。早速、案内をお願いしたいのだが…」
アール「無論…喜んで協力しよう」
剣人「けーっ…偉そうに こっちに来たら元気になりやんの」
アール「当たり前じゃ! エリオス復活のための良い機会となるやもしれんのじゃからな…」
葉月博士「まずは、現地での協力者を得る事が、本計画の第一歩だ」「まずは、惑星『ミズン』に降り、アール博士の言われるカモン家ゆかりの者を探そう」「話は、これで終りだ。各員、持ち場に戻ってくれ」「結城少尉、それにフェアリさんは、後で私の部屋へ」「用件はわかっていると思うが、事のケジメはつけておかないといけないのでな」
沙羅「…了解」
フェアリ「わかりました…」

ガンドール 通路
沙羅「…………」
〔扉の開閉音〕
フェアリ「それでは、葉月博士。私はこれで失礼します…」「…あ? 沙羅さん?」
沙羅「…どうだった? 葉月博士の話…」
フェアリ「…多分、あなたと同じよ」
沙羅「じゃ、あたしの場合、シャピロの事ね…」
フェアリ「…戦いが基本である以上、迷いはそのまま不利な条件になる」「…かつての友人や恋人を敵に回して、トリガーを引けるかどうか…」
沙羅「…まあ、当然の質問だね。そういう意味では、葉月博士はデリカシーないから」
フェアリ「…撃てますか? 沙羅さんは」
沙羅「…あ、当たり前だろ!? あいつは、あたしを裏切った!!」「…撃ってみせるさ。…必ず!」
フェアリ「私もそう思っていたけど…いざ目の前にすると難しいものよ」
沙羅「フェアリ…あんた…」
フェアリ「私の友人…サリーとジークは、事の真相を知らない…」「わからせてあげれば、必ず私達に協力してくれるはず…。そう思うと…迷いが出るの…」
沙羅「その点は、わたしとは違うね…。シャピロ根っからの野心家だよ」
フェアリ「恋人だったんでしょう? なら、理屈ではないはずよ?」
沙羅「わたしは、あいつの野望の事をずっと聞かされてきた…」「わたしだって、軍で訓練してた頃はあいつの野心に最後までついて行く気でいたさ…」「でも…」「ホワイトベースで生死を共にしてきた仲間を、ああもあっさり切り捨てるとは思わなかった…」
フェアリ「沙羅…」

反乱軍基地 リトル・セイ
キャオ「…なあ、ダバよお…」
ダバ「ん? 何だ?」
キャオ「なあ? 俺はやっぱ、正規軍がいいなあ」「今からでも遅くねえよお。ポセイダル正規軍に行こうぜえ?」
ダバ「今まで何度も、話し合ってきたじゃないか。しつこい男は女の子に嫌われるよ?」
〔妖精の羽音〕
リリス「そーだ、そーだ! しつこいぞ!」
キャオ「こら! 大事な話なんだ! リリスはどっか行ってなさい!」
リリス「ふーんだ!」
〔妖精の羽音〕
キャオ「あ~あ…何てこったい!」「お前が一旗あげるってんで、ダチの俺様が、わざわざ付き合ってやりゃあよ?」「あろうことは、反乱軍に入ろうってんだからな」「よりにもよって、ポセイダル正規軍に楯突く反乱軍だぜ?」
ダバ「決めたんだ…」
キャオ「これだよ…やわい顔して、決めた事は絶対に譲らないからな、お前って奴はさ!」
ダバ「俺からすれば、反乱軍のど真ん中で正規軍への勧誘をしてるお前の神経の方が凄いと思うけど?」
〔空を切る音〕
〔人が着地する音〕

レッシィ「こら! キャオ! ダバに余計な事、吹き込むんじゃないよ!」
キャオ「レッシィには関係ないだろ?」
レッシィ「おだまり! 反乱軍頭領、ステラ・コバン様、じきじきのお出迎えだよ?」
ステラ「ダバ・マイロードくん!」
アム「やっほー! ダバー!」
ダバ「なんでしょう、ステラさん」
ステラ「実は、君達に行ってもらいたい所がある…」「反乱軍の資金調達のため、アマン商会に行ってほしいのだ」
ダバ「死の商人…アマンダラ・カマンダラですか?」
ステラ「そう邪険にするな…」「死の商人とはいえ、我々反乱軍にとっては大事なスポンサーだ」
レッシィ「ま…贅沢は、言ってられないって事ね?」
ステラ「…………」
キャオ「へへ! 元ポセイダル13人衆のレッシィが言う事は、聞けないってさ?」
レッシィ「うるっさいねえっ!」
キャオ「おお、怖…!」「それはそうと、ステラさん! 俺達が反乱軍に入ったなんて勘違いしてもらいたくないね!?」
ステラ「…これじゃ交渉じゃない。それ以上、余計な事はしゃべらないでもらおうか?」「アマン商会のアマンダラ・カマンダラ…」「…彼を知っている人間は、反乱軍にはあまりいないんだ」
レッシィ「アマン商会は表向き、ポセイダル正規軍との取引を主とする武器商人ですものね?」
ステラ「繰り返すが…我々にとっては大事なスポンサーだ 無礼は許さん…」「…彼にしても、私達にとっても秘密裏にしておきたい事なんだ…」「事情を察してほしいな…。それともわざわざお願いしないとダメかね? ポセイダル13人衆のレッシィ殿?」
レッシィ「くっ…」
ダバ「レッシィは、俺を信じてここまで、ついて来てくれた。レッシィを疑うのはよしてくれ」
アム「あーっ! …ダバってば、レッシィばっかり!」
キャオ「そうだよな? だったら、俺と…」
アム「あんたは問題外!」
〔殴打音〕
キャオ「いてーっ!」「とほほ…」
アム「ステラさーん? やりますわ、わたし!」
リリス「アム!」
ダバ「アム? これは危険な任務だよ!?」
アーム「べーっだ! ダバと違って、ステラさんはわたしを認めてくれてるもの!」
ステラ「そう…。だが、アムさんにはここに留まってもらう」
ダバ「いや…アムはこっちのグループの者だ!」
リリス「ものだ!」
ステラ「彼女には、天性の統率能力がある…」「それに…君達が任務をこなさない場合、彼女の身に何が起こるかわからない」
キャオ「つまり、人質って事かよ」
ダバ「ステラ・コバン…あんた…!」「アム、俺達と行こう!」
アム「やーよ! レッシィが居る限りはね!」
リリス「アム、怒ってる…」
キャオ「ああ…。こんな状況だってのに、まったく女って奴ぁ…」
レッシィ「この…!」
〔殴打音〕
キャオ「いてーっ!」「今の場合、俺じゃないだろ!? とほほ…」
ダバ「…危険な相手だと分かっているから、我々だけにそれをやらせる…。それがあんたのやり方か?」
キャオ「やれやれ…どうする? ダバ?」
ダバ「やるさ。頼まれたんだから」
キャオ「やるのかよ!? ええ!? マジ? マジなの?」
ダバ「行くよ、リリス!」
リリス「ああんっ…ダバ…。本当にアムを置いて行っていいの?」
キャオ「ステラさんよ!? どうせなら、こっちの方連れてけよ!」
レッシィ「あら? 私は裏切らないわよ? ダバが居る限りね…。そこの女と違って」
アム「な、何だとーっ!!」
レッシィ「そこの細かいけど確実な違い、わかってほしいわね!」
ダバ「わかった…。今回はレッシィに任せてみよう」
アム「ああんっ、もうっ! ダバなんか、いーっだ!」

ガストガル首都 スヴェート
ポセイダル「神の啓示を授かった私が、ペンタゴナ・ワールドを統一してより世界はこれまでになく安定している」「その神の試しの中で生きてゆけぬ者どもが、反乱を企てようとはな…」「すべては私の手の平の上だと気付かぬ愚か者どもの末路…。フフ…哀れなものよ…」
ネイ「失礼します! ポセイダル様、お呼びですか?」
ポセイダル「早いな、さすがは13人衆が一人、ネオ・モー・ハン」
ネイ「光栄であります。して、新たな任務とは?」
ポセイダル「反乱軍の監視任務の地に、面倒な事が起きた」
ネイ「面倒な事?」「ポセイダル様が、そのように危惧される事など、このペンタゴナにございましょうか?」
ポセイダル「星間連合軍に関わる任務だ」
ネイ「星間連合ですか…」
ポセイダル「知ってのとおり星間連合は、グラドス、ザール、そして我がポセイダル軍で構成されている」「この星間連合が新たに侵攻目標に掲げている辺境の星系より、大型の戦艦らしき物が来たらしい」「我らは、反乱軍鎮圧にあたるとうい理由で、つまらぬ遠征軍の派遣を拒むつもりでいたが」「向こうから、来たというのでは傍観する事もできぬ…」
ネイ「わかりました。その船を、調査ないしは捕獲する任務ということですね?」
ポセイダル「フフフ…吉報を待っているぞ、ネイ・モー・ハン」

ガストガル首都 スヴェート
ネイ「しかし、胃文明の戦艦が降りた場所が、よりにもよって、あの、惑星ミズンとは…」「く…反乱軍など、すぐに叩き潰しておけばよいものを…」「今、ミズンに行っている私の部下は、確かギャブレーだったな」「まずは、威力偵察…奴に仕掛けさせるか…」

ミズン星 荒野
キャオ「ダバよぉ、お前、死の商人は嫌いなんだろ?」
ダバ「でも…、本気で正規軍に対抗するには必要な存在だ」
レッシィ「本気で…反乱軍に入るつもりなの?」
キャオ「そもそも、話が違うぜ? どうせならもっと夢をだな…」
レッシィ「ダバ! 無理よ! あなたはポセイダルの恐ろしさを知らないから…」
ダバ「ペンタゴナの5つの星域がポセイダル一人に支配されてる…。そんなのは、おかしいよ」
キャオ「…あーあ、こうなっちゃ本当に駄目だ。こう見えて頑固だからな…」
ダバ「おしゃべりはそこまでだ。着いたぜ? アマンダラの隠しドック」

格納庫
ダバ「…それにしてもわかりませんね。なぜあなたが反乱軍に協力するのか」
アマンダラ「その話は後でいいだろう」
ダバ「表立って行動しないのも、その辺に理由があるからですよね?」
レッシィ「正規軍の物を横流ししているから…ですね?」
アマンダラ「私とて、正規軍に必ず必要とされているわけではないからね」
ダバ「あなたは本当に…死の商人なんですね?」「両軍に物資・武器を与えて戦争を起こして…金を受け取る」
アマンダラ「まあ、そういう事だな」「だが、私は…金をポセイダル軍からしかもらってないよ?」
ダバ「…………」
〔爆発音〕
レッシィ「な…なんなの!?」
キャオ「受け渡しが済んらとっとと出ようぜ? ダバ!」
ダバ「どういう事だ? キャオ!」
キャオ「ポセイダル正規軍の攻撃だ! とっとと逃げ出そう!」
ダバ「我々が囮になります!」
アマンダラ「ありがとう…。だが、狙いはどうやら君達ではなさそうだよ?」
ダバ「どういう事です?
アマンダラ「これを見たまえ…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
剣人「あのくそじじい! 何がワシが呼びかければ…だ!」
弾児「まずいぜ! 話なんか聞いちゃくれない感じだ!」
葉月博士「む…エンジン出力が足らない。どうなってる!?」
フラウ「エンジン部が損傷しています! 通常の推力の半分しかありません!」
アール「ええい、マイクを貸せ! 話せばきっと、わかってくれるはずじゃ!」
キャオ「な、何だ? ありゃあ…」
レッシィ「初めて見る艦ね…どこの艦かしら…」
キャオ「例の、ポセイダルも参加してるっていう星間連合の艦なんじゃねえのか?」
ダバ「それにしては…」
〔敵ユニット出現〕
ギャブレー「ふははははは! 異星の未知なる兵器を奪うという格好の舞台!」「青雲の志を抱き、必ずや名を上げ故郷に錦を飾ろうと…」
ポセイダル兵「攻撃開始します!」
ギャブレー「む…! 貴様! 口上の途中で!」
ポセイダル兵「すみません。とにかく、指示を…」
ギャブレー「よし、攻撃開始!」「反乱軍に来られると厄介だ! 早めに片付けるぞ!」
葉月博士「…我々に戦う理由はない! 攻撃をやめてくれ!」
アール「話せばわかる! 話せば…」
ギャブレー「問答無用!」
葉月博士「む…仕方がない、機動兵器で迎撃する!」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

キャオ「おいおい! ありゃあ、ギャブレット・ギャブレーだぜ?」「あーあ、あいつはしつこいからな」
レッシィ「ダバ、今なら戦場を突っ切れるんじゃない?」
ダバ「…ん? ちょっと待ってくれ! あの艦が発している通信…」
リリス「…ダバ? どうじたの?」
アール「カモン家の…カモン家ゆかりの方は、どこかにいらっしゃらぬかーっ!」
キャオ「おいおい、カモン家だってさ。危険な事をオープン回線で、まあ…」
レッシィ「ポセイダルの圧力で、カモン家ゆかりの者はことごとく抹殺されたのに…」
ダバ「…あの人達は、純粋にカモン家に助けを求めている…」
キャオ「開拓民の生き残りか、どっかの田舎者だろ? 時代に取り残されてんだよ」
ダバ「…放ってはおけない。加勢しよう!」
キャオ「はあ? ど、どういう事だよ? ダバ!?」
ダバ「そこの艦! 俺はダバ・マイロード!」
〔味方ユニット出現〕
ダバ「君達に加勢する! 識別コードを教えてくれ!」
アール「なんと! そなたはカモン家ゆかりの者か?」
キャオ「ちっ…じいさん! その『カモン』ってのこれ以上、口にすんなよ!?」
アール「な、なんじゃと!? わしゃ、カモン家の…」
キャオ「バカーっ!! だから、じいさんよ。その言葉を口にすんなって!!」
アール「バ、バカ…?」
剣人「くっくっくっ…ダ、ダメだ! 我慢できねえ…!」
弾児「そういう状況じゃねえ事はわかってるんだが…」
タップ「あのノリ、悪くないね。俺は何か奴に親近感もっちまうよ」
ケーン「少し安心したぜ。こっちにも、話が通じそうな奴がいるじゃねえか」
ライト「ほれほれ、それよりも俺達には俺達の仕事があんでしょうが?」
〔味方ユニット出現〕
レッシィ「ねえ、おじいさん!」
アール「ええい、じいさんじいさんと気安く言うでないわ!」
レッシィ「いいから、聞いてよ! カモン家はポセイダルによって滅ぼされたのよ!!」
アール「…な、なんじゃと!?」
ダバ「今はポセイダルの圧政で、みんな困ってるんだ! 俺達は反乱軍として戦っている!」
キャオ「お、おい! ダバ!」
レッシィ「反乱軍とだって、話はそこまで進んでないでしょう?」
ダバ「ほら…来たぞ!」

<ダバvsギャブレー>
ギャブレー「おや、誰かと思えばダバ・マイロードくん。随分と落ちぶれたものだね?」
ダバ「それはどうかな? ギャブレット・ギャブレーくん!」
ギャブレー「同じ釜の飯を食った仲だが、所詮は弱肉強食の世界…。成り上がるのはこの私!」
キャオ「お前は人の作った飯を横取りしただけだろうが!? 最初落ちぶれてたのはお前だろ!」
ギャブレー「う、うるさい! 勝負はヘビーメタルでつけよう!」
ダバ「望むところだ!」

<ギャブレー撃破>
※※ダバ撃破の場合、セリフ追加※※
ギャブレー「な、こ、この私が? これから続く華麗な戦歴に、ヒ、ヒビが…」
ダバ「これからよりも『今』が大事だろ?」「勝負はもらったよ? ギャブレーくん!」
ギャブレー「む、むうっ! 私は負けてはおらん!」「最後に立っている者こそ、勝者なのだ!」「ははははははは! …また会おう!」
〔敵ユニット撃破〕
キャオ「…何だ、ありゃあ…」


<敵全滅・勝利条件達成>
ギャブレー「な、何と! にっくきダバ・マイロードもさることながら…」「な、何なのだ? あの連中の異様な力は…」
ハッシャ「ギャブレーの旦那…部隊が全滅ですぜ?」
ギャブレー「戦略的撤退! 負けた訳ではないぞ!」
レッシィ「な…何よ、あれ…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガンドール ブリッジ
ダバ「…そうですか、他の宇宙から…」
キャオ「へえ、そりゃびっくりだね?」
ダバ「なんだ? キャオ、その言い方は」
キャオ「だってよ? 信じられるかよ そんなウソ臭い話」
忍「んだとぉ!?」
葉月博士「少し、落ち着け、藤原!」「我々の目的は我らの太陽系に危害をおよぼす勢力についてのあらゆる情報を得る事にある」「こちらで我々の想定している侵略軍に反抗するような勢力があればそこと手を結びたい」
ダバ「さっき、説明した通り、この世界は今、ポセイダルによって支配されている」
キャオ「あんた達は、さっきの戦いで完全にお尋ね者ってわけさ! …お気の毒」
アール「…信じられん。善政を敷いていたカモン家が倒れるとは…」
ダバ「…………」「…アール博士、大丈夫です。カモン家ゆかりの人はきっと無事ですよ」
キャオ「お、おい、ダバ! いくら気休めとはいえ…」
ダバ「反乱軍のみんなは、反ポセイダルを掲げて立ち向かう人達です」「きっと暖かく迎えてくれますよ」
アール「ダ、ダバくん…ありがとう」
葉月博士「…ならば、今しばらくは我々の立場を君達に委ねよう…」
ダバ「まかせてください。悪いようにはしません」
キャオ「おいおい…いいのか? 大口叩いて」
レッシィ「今までとは訳が違うのよ?」
ダバ「レッシィとだって、リリスとだってうまくやってきたじゃないか」
リリス「うん、うん!」
葉月博士「君達もいろいろ、大変そうだな」「だが、我々としても藁にもすがる思いなんだ」「互いに信用しれない事もあると思うが…。私はまず、このダバ君を信用する事にする」
レッシィ(ダバってそうなのよね…人を信じさせる何かを持っている)(この私に13人衆を抜けさせる決意をさせるほどだもの…)

反乱軍基地 リトル・セイ
アム「あ~ん! ダバ! 良かった!」
ステラ「待ちわびたよ、ダバ君」
ダバ「これでアムは自由にしてもらいますよ」「そしてこれがアマンダラからの軍資金です」
ステラ「うむ、これさえあれば、了解だ」「だが、君は正規軍がターゲットにしている厄介者まで連れてきた」「正規軍が、この基地まで攻めてくるぞ!? その責任をどうする!?」
ダバ「取る! あいつらを撃退すればいいんでしょう!?」「それに、エルガイムの図面を提供する!」
キャオ「え、えーっ! ダバ、そりゃあないぜぇ…。正規軍への道が…」
レッシィ「そんなもの、もうとっくにないじゃない」
ステラ「ほう? どうしたんだね? その急な心変わりは」
ダバ「望みがあります」「これを聞いてくれたら、アムを人質にとった事も水に流すし、正規軍の撃退もする!」「その代わり、あの人達に協力してあげてください」
ステラ「例の戦艦の連中か…まあ…いいだろう」

反乱軍基地 リトル・セイ
ステラ「ふむ…これが、君達の艦かね?」
葉月博士「はい。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」
ステラ「共に正規軍と戦うというのなら拒む理由はないな…」「だが、充分な補給は期待しないでくれよ? 我々も苦しいのでな」
葉月博士「それで十分です…では」
ダバ「ありがとう、ステラさん」
ステラ「構わん」「君のエルガイムに興味をもって、私が接触したのもそのつもりだったからな」「…良いヘビーメタルだしな。量産できれば、良い力となろう…」
ダバ「まだ充分に使いこなせているわけじゃありませんよ…」
キャオ「ちぇっ、気にくわねえ…。オレぁ、かっこいいポセイダル軍の制服がいいんだ」
アム「バ、バカ…」
ステラ「…君は格好だけで生き様を決められるのかね? そんな事だから!」
キャオ「いてえっ! 痛いってば!」
ダバ「キャオ!」
キャオ「ス、ステラさん! 僕も反乱軍の心意気を学ぼうと思います!」
ステラ「そうかそうか…。諸君らの働きに期待する!」「早速、君には反乱軍の何たるかを説明せねばなるまい」「私の部屋に来たまえ!」
キャオ「ええー? ちょっと!」
リリス「キャオ、連れてかれちゃったね?」
レッシィ「あいつには、ちょうどいい説教よ…」
アム「やれやれ…わたしも拘束中、どれだけ反乱軍の尊さを語られたか…」
ダバ「自業自得、だな」
リリス「だな!」
アム「うう~…ごめ~ん、ダバ~」
【シナリオエンドデモ終了】


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