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第22話
ディコイ・ディコイ


サブタイトル
「ディコイ・ディコイ」


【シナリオデモ開始】
反乱軍基地 リトル・セイ
〔機体の稼働音〕
反乱軍兵士「そこのコンテナ、どけどけ! でっかいのが、ドック入りだ!」
ステラ「これが、ガンドールか。近くで見ると大きいな…」「確かに、この艦は戦力になる…。しかし…」
葉月博士「…ここに来る前の戦闘で、少々、目立ち過ぎましたな…」
ステラ「それが、わかっているなら、こちらも話しやすい」「今後の方針を含め、打ち合わせをしたいが…」
葉月博士「わかりました。応急修理が終わり次第、すぐに参ります」

ガンドール 談話室
ワッ太「ねえ? 俺達これから、どうすればいいのかなあ…?」
柿小路「そうでございますなあ…。地球に戻らなければ、仕事の支払いもされませんし…」
郁絵「武器、弾薬、食料は、地球連邦軍から無償で提供されています…」「当面の生活には、問題ないのでは?」
厚井「しかし、長期出張ともなると専務のご家族は大変ですなぁ…」
柿小路「ふおぉぉぉ…思い出させんでくれ…」
ワッ太「元気出してよ、専務!」
柿小路「ありがとうございます、社長…! よよよよ…」
木下「ん? 私達が、出張している間の給料と手当ては、日本の口座に振り込まれてるはずですけど?」
郁絵「ええっ!? そうなんですか?」
木下「ドタバタしてたんで、私が電話を受けたのですが…」「そうか、伝えてませんしたか…。これは、失礼!」
郁絵「…………」
厚井「まったく…!」
柿小路「木下君! 困るよ君ィ!」
木下「あ、あははは…すみません…」

ガンドール 格納庫
タップ「しっかし、いきなり外宇宙に飛ばされるとは思ってもみなかったよな」
ケーン「だいたい何で俺達なんだ?」
ライト「ま、敵情視察ってのは昔から少数精鋭でやるもんだ。その方が動きやすいからな」「そう考えりゃ、ホワイトベースにあれだけの戦力が集められたのも納得がいくぜ?」
アムロ「けど…作戦の成功は時空を飛び越せる技術の発見にかかっている」
フラウ「どういう事?」
セイラ「…あまり考えたくない事だけど、私達は今、地球に戻らなければ手段すら失っているのよ」
アムロ「でも、敵は外宇宙から地球に攻めて来ているんです。何か方法があるはずです」
秋水「そうだよな…」「フェアリさん、何か心当たりはないの?」
フェアリ「ガディソードでは、ソロモンで開いたような異次元ゲートを使っていました」「どこにでもゲートを使っていました」開ける訳ではありません…」「ですが、あれから数年経っていますから、以前より実用性が高まっているのでしょう…」「でも、星間連合が使っているゲートは私達が使っていたものとは別のシステムです」
秋水「そっか、ここってガディソードとは敵対関係にある星域なんだよな…」

ガンドール ブリッジ
隼人「この辺りで、もう一度この宇宙の状況を確認したい」
アイザック「そうだな、この宇宙は右も左もわからん。一体、どんな勢力図なんだ?」
シロー「君達、説明してもらえるかな?」
レッシィ「いいわ、この世界の事を、まとめて教えてあげる」
キャオ「ダバは打ち合わせ中だからこの俺様が代理だ! それじゃ説明、行くぜ?」
レッシィ「邪魔しないでよね?」
キャオ「なにを~!」
レッシィ「まずは、この図を見て」
〔モニターの開く音〕

ガンドール ブリッジ
レッシィ「これは、あなた達が『外宇宙』と呼んでいる宇宙図よ」「この宇宙は、大きく分けて5つの組織に分かれるの」「まずは、今、私達がいる星域『ペンタゴナ』」
キャオ「ここには、ミズン、コアム、ガストガル、トライデトアル、そしてセイラの5つの惑星がある」
アール「おほんっ…。かつては『カモン家』が統治していた場所ですな…」
レッシィ「カモン家はポセイダルに根絶やしにされたわ」「今は、この5惑星は全てポセイダル軍が支配してるの」
キャオ「ま、いずれ俺達はそのポセイダル軍の軍人になるんだけどね?」
エレドア「お前達、反乱軍じゃねえのかよ?」
レッシィ「ダバと私はね? アムとキャオは冷たいから先々、裏切ろうってんでしょ?」
キャオ「そういう言い方は気に入らないなぁ…! お前だって!」
ミケル「おいおい…あんたら本当に大丈夫なのか?」
レッシィ「察しはついてるかも知れないけど、私はかつてポセイダル軍にいたわ」「でも、今はダバと一緒にポセイダルと戦っていく決心をしたのよ」
キャオ「こいつ、ダバにお熱でな?」
レッシィ「うるさいね!」
隼人「…すまんが、説明を続けてもらえないか?」
レッシィ「あ、ごめんなさい…」「ペンタゴナの次は『ザール星間帝国』について説明するわ」
弾児「じいさん、こいつらか? 俺達の地球に攻め込んで来てるのは?」
アール「おお! にっくき我が敵じゃ!」「『ドルメン大帝』を宗主に総司令官『クロッペン』以下、各将軍が競うように周辺星域を支配しとる…」
レッシィ「あら? 私達より詳しそうね」「じゃあ、ご存知かしら? 『ガバール星 ロボット帝国』がザール帝国と親密だってこと」
アール「それはどういうことじゃ?」
レッシィ「ロボット帝国の実力者、『ザクロン』はザール星間帝国に戦力として招かれているのよ」
アール「では、ザール星間帝国は、以前よりも強大になりおったという事か…」
キャオ「んで、次は『エドン星系』だ!」
アール「おお! カモン家と並ぶ『三国同盟』の一国ですぞ!」「エドン国王はご健在かの?」
レッシィ「ええ…おそらくは…」
アール「何じゃ? 何かあるのか!?」
レッシィ「エドン星系は、星間連合に包囲されているの…」「だから、昔のように自由に行き来はできないのよ」
キャオ「最近じゃ、物騒なヤミ取引が横行してるって言うぜ…」「ここいらと同じで、辺境ではアウトローが暴れ回ってるって話だ」
アール「ぬうう…何という事じゃ…カモン家も潰され、エドン国の平和も脅かされていようとは…」
剣人「こりゃ、じいさんの出る幕はないな」
アール「な、なんたること…」
シロー「でもさ、エドン国自体は、まだ健在なんだろ? なら、希望が持てるじゃないか」
アール「そうじゃ! 行ってみねば、何もわからん」
葉月博士「そうですね。うまく航路さえ確保できれば、行く価値はあるでしょう」「ただ、実行に移すのはもう少し、情報を集めてからです」
隼人「レッシィ、説明を続けてくれないか?」
レッシィ「では、最後にここが、『グラドス帝国』よ」
隼人「グラドスか…。詳しく聞きたいのだが?」
キャオ「残念ながら、そこはしがない反乱軍。情報収集をやっちゃいるが、正直、あまり情報がねえんだよ」
レッシィ「あそこに関しては、確かに情報不足ね」「私がポセイダル軍にいた時はもう少し、情報があったけど…」「例えば、グラドスの遠征軍が辺境の星系に向ったという情報があるわ」「もしかしたら、あなた達の星系に侵攻しているのかもしれない」
アイザック「…………」
キャオ「…とまあ、今説明してきた勢力が、手を組んで『星間連合』って馬鹿でかい組織をつくってるって訳」

アイザック「フェアリの言っていた、星間連合と同じと見ていいな…」「それで、星間連合の目的は?」
レッシィ「わかっているのは、他の星域に勢力を広げていくという事実だけ」「もしかしたら、共通の目的なんてないのかもしれないわね…」「今の段階では、互いに不可侵条約を結んでいるといったところかしら?」
隼人「どういうことだ?」
レッシィ「例えば、ペンタゴナを支配しているポセイダルは内政重視の政策を執っているわ」「逆に、グラドスやザールは、他星系への侵略、領土の拡大に熱心なようね…」「彼らは他の星系に侵略する前の足場固めとして、近隣の有力星系と同盟を結んでいるのよ…」「星間連合は、全体では強大な組織だけど、行動や目的が一本化されている訳ではないわ」
アイザック「なるほど…そう考えれば、何か付け入る隙もあるかもしれないな…」
隼人「レッシィ…ありがとう。これで、だいたいの構図は掴めた」

反乱軍基地 リトル・セイ
ステラ「葉月博士、我々の扱いに何か不満でもあるのかね?」
葉月博士「ステラさん…我々はいつまで貴方の監督下で行動するのですか?」
ステラ「ポセイダル軍を倒すまでに決まっているだろう?」「第一、こんなに目立つ艦で行動すれば、幾らでも敵が寄ってくる!」
葉月博士「なるほど…ですが、それならそれで提案があります」「敵がガンドールに注目するなら、我々を囮に正規軍を拠点から引きずり出す事もできる」「そのためにも我々に行動の自由を与えて頂きたい。我々は次の星系を目指したいのです」
ステラ「バカな! 出来るはずがない! そんな事は、せめてポセイダルを倒してから言ってもらいたい」
葉月博士「なにも、ペンタゴナを見捨てると言っているのではありません」「まずは、敵を分断し、相互援助の体勢をくじくのです」「そうやって、ポセイダル軍を孤立させなければ、叩いても叩いても敵の勢力は衰えません」「分断して、各個に撃破していくのは戦略の基本概念ではありませんか?」
ステラ「うむむ…! そ、そんな事はわかっている!」「とにかくだ! 情報・機会はこちらで用意してやる。それまでは私の指示に従ってくれ!」
ダバ「ステラさん。それでは、話し合いになりません」「彼らのグループにはプロの軍人が沢山いるし、私達より実戦経験が豊富です」
ステラ「それが、ハッタリだったらどうするつもりかね?」
ダバ「戦い方を見ればわかります!」
葉月博士「ありがとう、ダバ君。だが、我々のために仲間割れは良くない」
ダバ「葉月博士…」
葉月博士「ステラさん。出すぎた事を言って申し訳ない」「我々は、こうして補給と修理ができるだけでも、感謝しています」
ステラ「うむ…。わかってくれれば、それでいい…」

ガンドール ブリッジ
ダバ「申し訳ありません。皆さんの意向に沿えず…」
葉月博士「いや…すまない。私も焦りすぎていたよ」「ダバ君には、いらぬ心配をさせてしまったようだ」
レッシィ「私は葉月博士の作戦の方が、現実的かつ有効性が高いと思うわ」「結局、ステラは、いいカッコしたいだけなのよ」「ポセイダルを倒そうっていう気概が足らないんだわ!」「それに、今の反乱軍は素人ばかり…。これでは、宝の持ち腐れよ」
ダバ「レッシィ? 滅多な事を言うもんじゃないよ」
キャオ「ダバよお? お前本気で反乱軍としてやってくつもりかあ?」「何度も言ってるだろ? 反乱軍なんてヤバすぎんだよ」
ダバ「しつこいぞ、キャオ。俺の意見は変わらない」

ポセイダル軍基地 格納庫
ギャブレー「申し訳ありません、ネイ殿…。奴らにしてやられました…」
ネイ「報告は聞いている。…まあ、敵の戦力がわからんのでは仕方あるまい」「ましてや、反乱軍どもが途中から味方したのではな…」
ギャブレー「は…」
ネイ「だが、成果はあった。勝つと繰り返し出てくる…それがゴキブリの習性だ」「うまく行けば、反乱軍と、謎の戦艦…両方を始末できるかもしれない」
ギャブレー「やつらは近々、補給を行うはず。そのポイントを抑えたいのですが…」
ネイ「そう、慌てるな。ポセイダル様は反乱軍をあえて泳がせている」「下手に事を大きくしては、ポセイダル様のご不興を買う」「ここはチャイにまかせればいい。反乱軍の一味に痛い目に合わされ、功を焦っているだろうからな」
ギャブレー「なるほど、仕損じた場合の責任回避というわけですな?」
ネイ「本来、戦は勝つために仕掛けるが、今回は、情報集めが主任務だ」「お前はここぞという時に、戦功をかすめ取ればよい」「ギワザ様にお願いして、すぐに兵力を補充させる。それまで、休んでおけ」
ギャブレー「は…ありがとうございます」

反乱軍基地 リトル・セイ
〔警報〕
ダバ「ん? どうしたんだ!?」
キャオ「ダバ! 大変だ! 敵の大軍が攻めてきた!!」
ステラ「やはり、嗅ぎつけられたか! ガンドールを入れたばかりに!」
ダバ「今は戦う時でしょう! エルガイムで迎え撃つ!」
ステラ「いかん! 基地を離れるな! 対空砲の届く範囲で戦うんだ」
ダバ「それでは、駄目です。この基地の防衛力では、大部隊を相手にできません」「ここは、打って出るべきです!」
葉月博士「ステラさん。ここはダバくんが正しい」「この地形での防衛戦となると我々の機動戦力の価値は、半減してしまう」
ステラ「ここの指揮官は私だ!」
ダバ「くっ…!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
ギャブレー「…ふん、私の働きがネイ・モーハン様の目に入り…そして…ふふふ」
〔敵ユニット出現〕
チャイ・チャー「若造が、でしゃばりおって…!」「ギャブレーの戦力はあてにはならん!」「ネイには、悪いがここの戦功は私がいただく!」「出るっ!」
〔敵ユニット出現〕
ステラ「対空砲用意!! 十分引き付けてから、一斉射撃だ!」
ダバ「…………」「レッシィ、行こう」
レッシィ「当然よ! こんな所で、負けるわけにはいかない!」
〔味方ユニット出現〕
ステラ「お前達!! 作戦を無視するのか!?」
レッシィ「負けが見えた作戦になんか従えないわ!」
ダバ「みんなの命を守るためです! それを証明して見せます!!」
ステラ「お前らっ!」
葉月博士「ステラさん、落ち着いてください。我々の相手は目の前の正規軍です!」
隼人「フッ…放ってはおけんな」「たった今から、俺は葉月博士の命令を無視する! 俺に賛同する者は出撃しろ!」
葉月博士「神大佐!?」
號「へへっ! そうこなくっちゃな!」
翔「すみません、葉月博士。號の暴走を止められそうにもありません」
剴「困ったなあ。ネオゲッターロボ、出撃しちまいます!」
〔味方ユニット出現〕
忍「わりぃな、博士。獣戦機隊も命令無視だ」
沙羅「ま、忍の命令無視には、慣れてますよね?」
亮「フフ…近頃は大人しくなっちまって退屈していたところだ」
雅人「行こう! 忍!」
忍「おうっ! やってやるぜ!!」
〔味方ユニット出現〕
ケーン「んじゃ、俺達も行くか!」
タップ「この場合、当然でしょ!」
ライト「やれやれ…」
〔味方ユニット出現〕
シロー「モビルスーツ隊、俺に続け!」
アムロ「了解です」
カイ「あの、ダバって奴を支援すりゃいいんだろ?」
ハヤト「任せて下さい!」
クリス「どうしよう…。ここは、みんなに合わせるべきよね…」
スレッガー「そうそう、こういう時は流れに任せた方がいいのよね!」
〔味方ユニット出現〕
秋水「ここは、加勢しないとな!」
ワッ太「よ~し! 行くぞ!」
フェアリ「知りませんよ、もう…」
〔味方ユニット出現〕
ステラ「…なんて連中だ」
葉月博士「いつも、困っていますよ…。ですが、実力は確かです」「彼らの戦いぶりをここから観戦しましょう」
ステラ「…………」
ダバ「お前は…ギャブレット・ギャブレー!」
ギャブレー「む…ダバ・マイロードくんか!」
ダバ「貴様…何を考えている!」
ギャブレー「お、今日は気合が入ってるな? 知れた事…私は成り上がる! 君を踏み台にしてな!」
<戦闘開始>

<1EP>

チャイ・チャー「反乱軍とは、明らかに異なる力を感じる…。奴らは一体…」
〔通信のコール音〕
ネイ「チャイ殿、敵の戦力は未知数です。私も支援しましょう」
チャイ・チャー「あなたは、私の面子を潰し足りんようですな?」「おせっかいはいいっ!!」
ネイ「私は、このオージェの性能を試してみたいのです。戦功はチャイ殿にお譲りします」
チャイ・チャー「わかった、好きにされるがいい」
ネイ「では!」
チャイ・チャー「あの女狐め…ぬかしおって…!」

<3PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<5PP・敵増援2出現>
ネイ「ぬうう…手ぬるい! オージェを用意しろ!」「私が出る!」
ポセイダル兵「ネイ様? 今回は出撃なさらないのでは?」
ネイ「小手調べだ…こいつらの…オージェの実戦テストには丁度良い」
〔敵ユニット出現〕

<ダバvsネイ>
ネイ「ふふふ…確かにギャブレーがてこずるだけのことはある!」
ダバ「くっ! こいつは、できる!」

<ダバ(エルガイム搭乗)vsチャイ・チャー>
チャイ・チャー「エルガイムは私がもらった!」
ダバ「くっ!」
レッシィ「13人衆のチャイ・チャーよ! 気をつけて、ダバ!」

<レッシィvsネイ>
レッシィ「あれは、ネイのオージェ!」
ネイ「ガウ・ハ・レッシィ! 今日、ここで決着をつけてやるよ!」
レッシィ「望むところよ!!」
ネイ「フ…未熟な!」

<ギャブレー撃破>
ギャブレー「このギャブレー…まだまだ、修行が足りぬようだ」「だが、二度とこのようなヘマはせん!」

<ネイ撃破>
ネイ「やってくれるじゃないか!」「このオージェ、良いヘビーメタルだが調整の必要がありそうだ」「テストは済んだ。ここは、退かせてもらう!」

<チャイ・チャー撃破>
チャイ・チャー「なんという事だ…この私が遅れをとるだと!?」「えーい、引き揚げだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガンドール 格納庫
ダバ「ありがとう。みんなが協力してくれたおかげで勝つことが出来たよ」
號「ちょろい相手だぜ! もっと骨のある奴はいないのかよ?」
翔「こら! 調子に乗るな!」
レッシィ「13人衆を2人も相手にして、勝利するなんて、大したものだわ」
キャオ「かわいそうに、ギャブレット・ギャブレーはれっしぃのおめに適わないんだ?」
ダバ「ギャブレーの腕は確かだよ。ただ、連携が取れてないだけだ」
剴「うん、連携は大事だよな? なあ、號?」
號「へっ! てめえらが俺に合わせりゃいいんだよ!」
翔「まったく、世話がやける…」
アール「ううむ…あの太刀筋…あのダバという少年…あるいは…」
剣人「じいさん、また、うなってやがる…」
弾児「ほっとけ。気にしてたら、キリがねえ」
ワッ太「わりと早く片付いたね」
秋水「外宇宙の敵って言うから、もっとすげえのを想像してたけど、なんとかなっちまうもんだな」
フェアリ「星間連合の力は、こんなものではありません…。この先、油断は大敵ですよ」

反乱軍基地 リトル・セイ
ステラ「私の判断が間違っていた事は認める。そして、君達の実力もな」「だがこれでは、規律が保てない。それ相応の事をしてもらう。命令違反をした事は事実だからな」
ダバ「発端は俺です。それ相応の対応はしますよ。ですが…」
ステラ「…ああ、あの戦艦の連中には変わらぬ支援を行う」
ダバ「ありがとう…」
ステラ「い、いや…」

ガンドール ブリッジ
隼人「‥というのが、ここの組織の実情だ」
葉月博士「ようするに、反乱軍の兵士は気持ちが先走って戦いについては、素人がほとんどという事か」
隼人「うむ…もっともそれは、一部のエリートを除いて正規軍も同じ状態のようだがな」
アイザック「…反乱軍の組織が脆弱すぎる。ダバ・マイロードの行為に甘えるだけでは駄目だろう」「抵抗組織なら、それらしく屋台骨から何とかしなくては」
隼人「まだ、始まったばかりだ。圧倒的な実力を示し、人心を掴めばおのずと我々の発言力も増す」「そこから、我々の手で反乱軍の組織を強化すればいい」
アイザック「…各々の世界の問題は、そこに住む者が解決せねば、意味はない…」
葉月博士「私達が犯行組織を後押しする事で、彼らが自力で立てるようにするというわけか」
隼人「ポセイダル軍は、地球を脅かす星間連合の一翼を担っている」「我々が戦う相手として迷う余地はない!」
葉月博士「そうだな…。では、計画を次の段階に移す事にしよう」

反乱軍基地 リトル・セイ
レッシィ「ダバ、あなたは今のまま、周りに押し流されていていいの?」
ダバ「俺は、その時々で最善の選択をしているつもりだ」
レッシィ「そうじゃなくって!」「あなたの置かれた立場なら多少、強引になってでも目的をハッキリ示すべきよ」
ダバ「俺は、そんなに優柔不断かな?」
レッシィ「そんな事はないわ…」「でも、あなたはもっとリーダーシップを取るべきだと言いたいの」
ダバ「俺はやりたいようにやっているつもりだよ」「キャオにアム、リリス、それにレッシィ…みんな俺の無茶について来てくれている」
レッシィ「そう、そうなんだけど…」
〔扉の開閉音〕
アム「あーっ! 何ぃ? あんた、抜け駆けなんてずるいわよぉっ!」
レッシィ「ちょ、ちょっと! アム! 離しなさい!」
アム「ねえ、ねえ、ダバ~ぁ! 何を話してたの? ねぇ~?」
ダバ「何でもないよ。じゃあ、俺はキャオを手伝ってくるから」
アム「あーん! 何ぃ? 何なのぉ?」「レッシィ! 何よ、何なのよ! 話しなさいってばぁ!」
レッシィ「かーっ! うるさーいっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


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