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第27話
ガストガル・デモ


サブタイトル
「ガストガル・デモ」


【シナリオデモ開始】
ペンタゴナ・ワールド アステロイド
葉月博士「スリーJ君。ペンタゴナ・ワールドに入ったが、この航路で良いのかね?」
スリーJ「ええ、間違いありませんです、はい」
葉月博士「しかし、ガンドールでは、この密度のアステロイドを抜けるのは難しいな…」
レッシィ「でも、反乱軍が基地を作るには絶好の場所だわ…」
ダバ「…そのようだね」
〔通信のコール音〕
セイラ「接近する機影を確認。通信、入ります」
〔通信のコール音〕
???(ポセイダル兵)「暗礁区域内を航行中の艦に告ぐ!」「我々は、『サート・スター』の警備隊だ」「減速し、入港許可証の登録番号を述べよ」
葉月博士「入港許可証…!?」
スリーJ「登録番号、GD000306114 艦名、ガンドール」
???(ポセイダル兵)「データを照合、確認完了」「寄港を許可する。こちらの誘導に従い入港せよ」
スリーJ「はい、はい わかりましたです」
シュテッケン「どういうことだ、スリーJ?」
スリーJ「いえね、反乱軍の代表とは、ここで落ち合ってから、合流地点へ向かう手筈になってますです」
葉月博士「サート・スターというのが、反乱軍の施設ではないのか?」
レッシィ「サート・スターは、ポセイダルから特別に自治を許されている地域です。わかりやすく言えば、中立地帯ね」
D・D「補給等の手配も済んでいます。問題はありませんよ」
ダバ「葉月博士…言う通りにした方がよさそうだ…」
葉月博士「そうだな…」

サート・スター
フラット「ようこそ、サート・スターへ。私がここの管理人、フル・フラットです」
葉月博士「ガンドール責任者、葉月です」
フラット「補給物資の件は了解しました。搬入を急がせましょう」
葉月博士「手早いですね」
フラット「事前に養成があったのでね。代金もちゃんと頂いていますから」「早速ですが、先客がお待ちかねです。ご案内しましょう」

サート・スター 個室
セムージュ「おお! 君達が、ガンドールのクルーか」「私は本作戦における反乱軍代表のセムージュだ」「ガンドールの武勇は聞いている。それに、ダバ・マイロードくん、君達の活躍もな」
ダバ「なぜ、このような形で接触を?」
セムージュ「うかつに反乱軍の拠点を教えるわけにはいかんだろう」
レッシィ「なるほど…それでサート・スターで…」
キャオ「信用内のね、俺達」
セムーj「いや、そういう訳ではない。ガンドールは目立つからな」
秋水「セムージュさん? ガディソードの連中は来ていないのか?」
セムージュ「ああ、彼らは、ステーション衛星に偵察に行っている」「そろそろ、帰ってくる頃だ」
〔扉の開閉音〕
ジーク「おっ、とりあえず、集まってるようだな」
サリー「私達は異次元同盟を代表し、本作戦を立案した…」
ジーク「よせよせ! 今更、自己紹介もないだろ?」
秋水「サリー! ジーク! やっぱりお前らか!」
ジーク「フッ…。久しぶりだな、秋水。足手まといになるなよ」
秋水「くっ! なめやがって!」「共同作戦だかなんだか知らねえが、都合よすぎんだよ、お前は!」
フラット「どういう事かな? あまり、友好的な関係とは言えないようだが?」
サリー「すみません。あくまで個人的なものです」「秋水くん、ここでの私情は避けて」
秋水「なっ…サリー…私情で片付く問題じゃないだろ?」
フェアリ「秋水様、ここは抑えて下さい。話は作戦会議の後に…」
秋水「…なんで、そんなすぐに割り切れるんだよ!?」
ジーク「お前らは、俺達と共に戦うしかないだろ? 地球に戻るためにはな?」
葉月博士「その通りだ。時間がないのだろう? 作戦概要を聞かせてもらおうか」
ジーク「さすが、指揮官は決断が早いな」
葉月博士「私は、合理性を重視しただけだよ」
セムージュ「では、早速作戦会議を始めよう」
フラット「そうか、ならば、私は失礼させてもらう」
サリー「フル・フラット様、ご協力、感謝致します」
フラット「フ…相応の代金は頂いた。しかし、作戦に私は関与しない。いいな?」」
セムージュ「はい、承知しております」
フラット「では…」
〔扉の開閉音〕

サート・スター 通路
ダバ「フル・フラットさん…」
フラット「ダバ君か? どうしたのだ?」
ダバ「今回の作戦は、ポセイダルの本拠地、ガストガル近海での戦いになります」「これは、反乱勢力全体にとって象徴的な意味を持つ事になるでしょう」
フラット「そうだろうな…。しかし、結果は惨敗かもしれないよ?」
ダバ「ポセイダルに一矢報いる機会を与えて下さった事に感謝します。
フラット「…物怖じしないのだな? それが身を滅ぼすぞ? ダバ・マイロードくん」
ダバ「強がりだけど…それでもいいと思ってる」
フラット「ふふ…見せてもらうよ、君達の行く先をね?」

ガンドール 個室
ジーク「いいか、秋水。この戦いの後、フェアリはこっちに来てもらう」「秋水と俺達と共に戦うならパイロットとして雇うつもりだ」
秋水「おいおい、一方的に仕切るなよ」
フェアリ「ジーク、悪いけど、私はガンドールを離れるつもりはないわ」
サリー「兄さん…今回は諦めましょう?」
ジーク「なんでだよ!」
サリー「共同作戦に協力してもらう以上、事を荒立てるわけにはいかないわ」「秋水くん、フェアリ? あなた達も、作戦に集中してくれなければ困るわ」「だから、私達をどうこうするのはあきらめて貰うわよ」「特に、秋水くん! いいわね?」
秋水「ぐ…!」
フェアリ「秋水様…それにジーク…。ここは、お互い様です。サリーの言う通りですよ」
ジーク「相変わらずあっさりしてやがる…」「けど、変わってねえってのは少しは安心できるぜ」
秋水「…俺はまだ、納得できない。話し合いさえすれば、今回の作戦みたいに協力できるのに…」
ジーク「…所詮、軍人は上層部の命令には逆らえない。この艦の連中も同じだろ?」
サリー「今、あなた達は地球連邦軍の統制下から離れている…。だから、話を持ちかけたのよ」
秋水「悲しい事、言うなよ。そもそも俺達は、敵対する必要なんてない」「地球で生きてきたフェアリさんが証拠だ。うまく共存していけるんだ」「それに…サリー。短い間だったけど、お前と俺は、普通に話をしてただろ?」「あの時見せたお前の表情…あれが、全て偽りだったとは俺には思えない!」
サリー「…………」「個人と国家は…違うのよ…」
ジーク「地球人については、色々と調べさせてもらったよ」「地球人の歴史で、平和な期間などほんの短期間しかないって事もな」
秋水「だから、地球に攻め込むってのか!?」
ジーク「地球は強力な政治体制の元に統治されなければ、いずれ滅びる!」「放っておいても自滅するか、星間連合に併合されるかだ!」
サリー「秋水くん…? 私達は、地球を滅ぼすつもりはないわ」「…地球人にとって、この戦いは試練になるけど…」
フェアリ「今、地球への攻撃を指揮しているのは、あのレジアーネでしょう?」「彼女の冷酷なやり口は、これまでにも見て来たはず…」「それなのに、あなた達はヘルルーガのやり方に、疑問を感じないの?」
サリー「確かに…レジアーネは人の命を何とも思っていないように見えるけど…」
ジーク「今のガディソードに必要なのは、力だ」「ヘルルーガとレジアーネがいなければ、ガディソードは滅んでいた…」
フェアリ「…………」
サリー「フェアリ…私達だってあなたがいなくなった後、必死で戦ってきたのよ…」「ガディソードは母星も、主だったコロニーも全て失ってしまった…」「そんな私達が、戦乱の世の中を生き残っていくためにどれだけの苦労があったか…」
ジーク「…綺麗事だけで、済む訳がないだろう?」「レジアーネのやり方にも疑問は感じるが、実力は確かだ」
サリー「あの人、好きにはなれないけど…。私達にできないような辛い仕事を、受けてくれているのよ…」
秋水「そいつ…危険な奴なのか…?」
フェアリ「レジアーネは、ヘルルーガの側近です」「彼女とは最後まで、戦う事になるでしょう…」
秋水「そうか…」
サリー「でも、星間連合に滅ぼされるより地球にとってはいいはずよ?」「お願い、秋水くん…。戦場でレジアーネに会ったら逃げてちょうだい」
秋水「そんな事できるかよ! 俺は絶対あきらめねえぞ!」「地球の未来も…お前達の未来もな!」
セイラ「ガンドール、出港準備整いました」「なお、出港後は警戒態勢に移行します。各員、配置に着いて下さい」

サート・スター
葉月博士「これより、ガンドールは反乱軍との合流地点に向かう」「ガンドール、出港せよ!」
フラット「夢を追う者は常に危険の中に飛び込んで行く訳だ…」「ダバ・マイロード…。若いうちは、好きなようにやればいい…」

惑星ガストガル
ポセイダル「ギワザ・ロワウ…。お前には辺境の反乱軍討伐の全権を委ねていたはずだ」「何ゆえ、ガストガルへ戻って来た?」
ギワザ「反乱軍の艦がガストガルに向かったとの未確認情報がありましたので…」「どうやら、敵の狙いはステーション衛星のようですな」
ポセイダル「その程度の情報を私が掴んでいないとでも思ったのか?」
ギワザ「い、いえ…そのような事は…」
ポセイダル「サート・スターのフル・フラットが反乱軍を手引きしたとの情報もある…」
ギワザ「サート・スターが!?」「わかりました。私の手の者にも調査させます」
ポセイダル「うむ…」「よいか? この戦いの後、その勝敗に関わらず、反乱軍は各地で勢いづく事になる」「そのために、今は兵力を温存し、後に勢いづいた反乱軍を一挙に殲滅するのだ」
ギワザ「御意! このギワザ、陛下の真意を察する事ができませんでした」
ポセイダル「わかれば良い。反乱軍に組する者の力、決して侮るでないぞ!」
ギワザ「ははーっ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
レッシィ「ガストガルの、警戒ラインに入ります!」
セイラ「ステーション衛星、座標、確認しました!」
葉月博士「よし! 各機、発進準備!」
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
セムージュ「同志諸君! この戦いは、我ら反乱軍がはじめて行う組織的な軍事攻勢である!」「各員の奮戦に期待する!」
〔敵ユニット出現〕
ギャブレー「ダバ・マイロード君! 我が道のため、ここで礎となってもらう!」
ハッシャ「ギャブレーの旦那、熱くなり過ぎですぜ…?」
ギャブレー「うるさい! お前に何がわかるか!」
〔敵ユニット出現〕
ギワザ「ギャブレーは少々調子に乗っておるようだな」
ネイ「は…ですが、よろしいのですか? 司令自らがお出になることは…」
ギワザ「ポセイダル様のやり方はわかっているつもりだ。何かが起き始めている…」「それまでに、私の立場はなんとしても固めておきたい。まずは、戦果が必要だ…」
ネイ「場合によっては…ペンタゴナを支配しますか?」
ギワザ「ネイ! 貴様、言葉を慎め!」
ネイ「も、申し訳ありません。…冗談です」
ギワザ「一瞬の考えも見逃すことはできん!」「我々13人衆の任務は、そのような考えを粛清することだ」「…どこに盗聴器が仕掛けられているともしれんのだ…」
ネイ「は、はい…ギワザ閣下」
ギワザ「ギャブレーを抑えておけ…ネイ、出撃だ!」
ネイ「は…」
〔敵ユニット出現〕
ゴステロ「えあーっはっはっはっは! おいしそうな獲物じゃねえか」「地球に向かう途中で、道草食わされた甲斐があったってもんよ!」「えあっはっはっはっ! エイジを切り刻む前に、試し切りさせてもらうぜぃ!」
〔敵ユニット出現〕
カブト将軍「フッフッ…我らザール帝国の補給路をふさごうというのか」「愚か者どもが! 目に物見せてくえるわ!」
〔味方ユニット出現〕
ジーク「フ…星間連合軍のお出ましだ」「手始めに、軌道上の敵を一掃するぞ!」
サリー「ステーション衛星の制圧は、敵、掃討後に行います。衛星本体への攻撃は避けてください」
シロー「了解した!」
サリー「ご武運を!」
セムージュ「全軍、攻撃開始!」
<戦闘開始>

<2PP>

ジーク「へっ! 秋水! この俺について来れるか?」
秋水「くっ…! あいつにだけは!」
フェアリ「秋水様、熱くならないで下さい」「戦闘に関しては、ジークの方が、一日の長があります」
秋水「そんな弱腰じゃ、いつになってもあいつらを説得できない!」「フェアリさんと俺の実力…あいつらに見せつけてやる!」「負けられないんだよ! 何があっても!」
フェアリ「…………」「そうかも、しれませんね…」
秋水「じゃ、フェアリさん! いつものようにサポート頼むぜ!」
フェアリ「了解!」

<ダバvsネイ>
ダバ「いつものネイじゃない。このしつこさは!」
ネイ「なんとしてもお前を倒さねばならん!」「ギワザ様のために! ギワザ様の…!」

<カブト撃破>
ザール兵「カブト将軍! 船体が損傷しております。これ以上の戦闘は…!」
カブト将軍「ぬううう…奴らの力、侮る事はできんな」「本艦は転身する! ステーション衛星を通り、予定通り地球侵攻だ!」
〔敵ユニット離脱〕
剣人「くそっ! 奴ら、逃げやがった!」
弾児「やべえぞ、剣人! 奴らの行き先は地球だ!」
ケーン「ちっくしょう! 止められなかったって言うのかよ!」
スレッガー「バカ野郎! 今は正面の敵に集中しろ! 奴らの事はそれからだ!」

<ギワザ撃破>
ポセイダル兵「前方に敵機侵入!」「回避運動ーっ!」
ギワザ「ええい! 寄せ集めの軍隊に何というザマか…!」
ポセイダル兵「しかし、本艦の損傷も激しく…」
ギワザ「ならば、即時撤退せよ!」
ポセイダル兵「はっ!」
ギワザ「…………」「我が軍の兵たちが脆すぎるというのは何だ…」「正規軍の練度が、奴らより低いというのか?」「ポセイダルの独裁のもとに己を鍛えることを忘れた輩だというのか…」
〔敵ユニット離脱〕

<ネイ撃破>
ネイ「なに…エネルギー漏れか…! シールドのパワーが上がらん!!」
〔通信のコール音〕
ポセイダル兵「ネイ様! 無理です! オージェの損傷が!」
ネイ「ここで引き下がっては、ギワザ様に…!」
ポセイダル兵「あせりは禁物です! ネイ様お一人の命ではありません!」
ネイ「ギワザ様ぁっ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ゴステロ撃破>
ゴステロ「ぬう、ぬおおお? …の、脳が痛てええ…!」「憶えてやがれ…先に地球に行って、待ってるからなぁ!」「た~っぷり、礼をしてやるぜぃ!」「楽しみになぁ~! ふあーっはっはっはっはっ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>
ジーク「どうやら、うまく行ったようだな」
セムージュ「ステーション衛星の制圧も完了だ。今、敵の捕虜を使って準備をさせている」
レッシィ「敵の増援が来るわ。警戒を怠らないで!」
葉月博士「各機、応急修理と補給を急げ!」
〔敵ユニット出現〕
葉月博士「むう…ポセイダル軍にこれほどの戦力が…」
レッシィ「正規軍は甘くない。これでも、首都防衛部隊のほんの一部に過ぎないわ」
ライト「後続部隊が次々上がって来てるぜ。軌道上は敵の援軍でいっぱいだ!」
ハヤト「まずいですよ。完全に包囲されてしまってます」
フラウ「葉月博士! 強力な通信電波がガストガルより発せられています!」
〔通信のコール音〕
ポセイダル兵「フフ…よくやったぞ地球の民よ。私はそなたらの功績を認め、ステーション衛星を使う事を許そう」
レッシィ「ポセイダルが…? どういう事?」
ポセイダル「しかし、反逆者どもをこのまま逃がすわけにはいかない。無駄な抵抗をやめ、降伏するのだ」
セムージュ「ポセイダルめ! 反乱軍だけは、逃がさないというわけか…」
葉月博士「我々が地球から来た事も…ポセイダルは知っているのか…」
ポセイダル「私は、ペンタゴナで起こるありとあらゆる事を管理している」「そうでなければ、お前達はここまで来る事は、出来なかったであろう」
ダバ「ポセイダル! 全てお前が、仕組んだとでも言うのか!」
ポセイダル「私は神の子である。地球人に試練と同時に、チャンスを与えた」「そして、地球人は見事にそれを乗り越えたのだ」
セムージュ「勝手な事を…! まるで、我々を無視した言い方だな!」
ダバ「その神の子が、民族を絶滅させ、人々に圧政を敷くというのか!?」
ポセイダル「私はペンタゴナの自然の摂理に従っているだけだ」「私の前の支配者達は、戦う事しかせず、美しきペンタゴナ・ワールドを汚していた」
ダバ「だが、平和もあった!」
ポセイダル「ひと時の平和が何の役に立つ?」「私の役目は、この世を治めるために、人々に試練を与えること」「そして…新たなる礎を築く事…」
ダバ「人殺しや戦争の元凶は貴様じゃないか! 民族まで滅ぼして…」
ポセイダル「それを求めたのはお前達だ…」
ダバ「言ったな!」
ポセイダル「人を鍛える試練を与えることは良い事だ」「それをくぐり抜けた者こそ、新たなる世界への道標となる…」「ヤーマン族の生き残り、カモン・マイロードよ!」
ダバ「…!!」
セムージュ「まさか…ダバくんがヤーマン族だというのか?」
アール「おお…、もしやダバ殿は、あのカモン家の…!」
ダバ「はい…」「僕はカモン・マイロード。ヤーマンの王族の血を引く者です」
ポセイダル「カモン・マイロード! 私はお前にも試練と、そしてチャンスを与えているのだよ?」
ダバ「これが、試練だというのか…」「ならば、示してみせる! お前に逆らう者は、いくらでもいるという事を!」
ポセイダル「その意気や良し…。やってみせよ、カモン・マイロード!」
葉月博士「我々もダバくんに協力する! これまで戦ってきた仲間を見捨てる事はできない!」
忍「へへっ! そうこなくっちゃな!」
沙羅「博士もたまには、いい事、言うじゃない?」
ジーク「おいおい、作戦の主旨を忘れた訳じゃあるまいな!」「ガンドールを地球に送り込んだ後はステーション衛星を破壊する! それえ、この作戦は成功だ!」
秋水「そんな事、できるわけないだろ!」
フェアリ「作戦の目的が敵の殲滅でないのであれば、チャンスはあります」
サリー「そうね…何かきっかけさえあれば…」
レッシィ「ダバ…さっき言ってた事、本当?」
ダバ「ん…何が?」
レッシィ「ダバが…ヤーマンの生き残りだって」
ダバ「ああ…そうだ。隠していてすまなかった…」
レッシィ「ううん…何となく、予感みたいなものがあったから…」「でも…ここが年貢の納め時かもね…」「いくらガンドールの支援があっても反乱軍は助からない…」
ダバ「レッシィ…」
レッシィ「…ご、ごめんね? 偉そうな事言って…私、ダバを守れなかった…」
ダバ「君のせいじゃないさ 恨んじゃいないよ?」
〔通信のコール音〕
???(アム)「いいかげん安っぽいメロドラマはなしにしたら?」
ダバ「アムの声?」
〔味方ユニット出現〕
アム「お久しぶり! 元気してた? ダバ!」
ダバ「アム!」
リリス「わあ! アムだ!」
キャオ「ひょう! ターナに反乱軍のおまけ付きか! やったな、アム!」
アム「えへへっ!」「SLSを使うわ! センサーが完全に死ぬけど うまく、できて?」
ダバ「SLS…? ああ! やってみる!」
レッシィ「このままじゃ、どのみち、やられるだけだもの! 頼むわ!」
アム「それじゃ! 後で会いましょ!」
〔画面、フラッシュ〕
リョクレイ「なんだ! あの光は!」
ポセイダル兵「SLSを使った模様です」
リョクレイ「ミズン戦役で、ヤーマンが使ったやつか!」
ポセイダル兵「う、うわっ! センサーが、めちゃめちゃです!」
リョクレイ「後続部隊との合流は一時見合わせろ!」「各艦、うかつに動くな! 同士討ちにあうぞ!!」
〔アム、ダバへ接近〕
キャオ「ダバ! 大丈夫か?」
ダバ「ああ!」
アム「はぁ~い! 元気そうね!」
キャオ「ありがとよ、アム! 助かったぜ!!」
アム「ダバ…」
ダバ「アム…よく来てくれて」
アム「そりゃ、そうよ! 女の一念って怖いんだから…うう…うう……」「レッシィ! 君がそこにいるとなればますますね!」
レッシィ「あ、あの…そう言われてしまえばそりゃ…」
アム「すぐ、そっち行くからねっ!」
レッシィ「えっ! 勘弁っ! お姉様!!」
アム「勘弁してやんないっ!」
ダバ「勘弁してやって、アム?」
アム「ダバがそう言うならね!」「すぐ行くわ。ガンドールは受け入れ準備をして!」
フラウ「了解しました。部隊を発進させますので、後部デッキから入ってください」
アム「了解、了解!」
〔味方ユニット離脱〕
アムロ「葉月博士! 敵の艦列が乱れました! 今なら行けます!」
サリー「私が突破口を開きます。反乱軍はそこからアステロイドに逃げ込んでください」
セムージュ「心得た! 反乱軍部隊はターナを中心に突撃する!」
秋水「おい、サリー! 無茶するな!」
ジーク「俺とサリーだけなら、この程度の戦線は突破できる!」
サリー「地球側のステーション衛星の破壊…あなた達に託すわよ!」
ジーク「お前らが行ったら、俺がステーション衛星をぶっ壊す! 振り返るんじゃねえぞ!」
アム「ほらほら! 時間が過ぎていくわよ! 私の行為を無駄にしないでよね!」
葉月博士「ガンドール、ステーション衛星に向け発進!」
忍「よぉし! やってやるぜ!!」
〔カーソル、ステーション衛星を指定〕

<リョクレイ撃破>
リョクレイ「くっ…この兵力差でここまで敵に押し込まれるとは…」「精鋭の近衛師団を出撃させていれば…こんな事には!」
ポセイダル「近衛師団は私の手足も同然。このような戦いで消耗させるわけにはいかない」
リョクレイ「ポセイダル様!」
ポセイダル「リョクレイ、貴様にはもっと重要な任務がある。すぐに引き揚げよ」
リョクレイ「ははーっ!」

<敵全滅or葉月博士がステーション衛星へ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔葉月博士、ステーション衛星へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

隼人「よし、敵の包囲攻撃を切り抜けたぞ!」
セムージュ「こちら、反乱軍部隊! 我々も突破できた。後のことは心配するな!」
葉月博士「全機、着艦! これより地球に向けて発進する!」
〔味方ユニット離脱〕
ジーク「フェアリ! 秋水! 死ぬんじゃねえぞ!」
サリー「次に会う時は敵かもしれない。その時が勝負よ、秋水くん!」
秋水「望むところだ! お前らもやられんじゃねえぞ!」
〔味方ユニット出現〕
レッシィ「サリー! ジーク! 待って、私も残るわ!」
ダバ「レッシィ! なぜだ!?」
レッシィ「ダバがもっとリーダーらしくしてればこんな事にはならないんだよ!」
アム「なんて事、言うのよ!」
ダバ「やめないか、二人とも」
レッシィ「あなた…いつまで子どもの戦争みたいなことやってるの?」
ダバ「レッシィ…君らしくないぞ…!」
アム「何を企んでるの? 本気で出て行くつもり?」
レッシィ「企む? 私にそんな余裕はないわ! 乙女チックにはいられないの」
アム「そんな言い訳、通用すると思う?」
レッシィ「今のままじゃポセイダルに勝てない…。それはアムもわかってるでしょ?」
アム「そ、それは…」
レッシィ「私は死にたくないの…。わかって?」
ダバ「本気か…?」
レッシィ「…ええ、本気よ?」
ダバ「俺だって前に比べれば覚悟だって…」
レッシィ「わかってる! でも…今のままじゃ」「アム…これで、お互い様ね」
アム「レッシィ!」
レッシィ「ダバ、あなたがヤーマン王朝の復活にかけるなら」「私はこっちに残って、準備をするつもりよ!」
ジーク「ダバ、時間がない。こいつは俺が責任もってこっから逃がしてやる!」
ダバ「レッシィ!!」
葉月博士「ガンドール、全速前進!」
〔異次元ゲート展開〕
〔味方戦艦離脱〕
〔異次元ゲート消滅〕

セムージュ「ダバ・マイロードか…」「カモン家の幼い王子がポセイダルの手を逃れて生き延びているという噂を聞いたことがある」「彼がもし、そうだとしたら反乱軍は大変なリーダーを迎えることになる」「全部隊! 戦線を離脱する!」
〔味方ユニット離脱〕
レッシィ「ねえ、あなた達、どうやってこんな大きな衛星を壊すつもりなの?」
ジーク「ああ、その事か。反乱軍に爆薬を仕掛けさせておいた」「そいつに点火すりゃ、木っ端微塵だ!」「いくぜっ!!」
〔ジーク、MAP兵器「ファイヤーハーケン」使用〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガストガル首都 スヴェート
クワサン「ポセイダル様、ステーション衛星が、破壊されました」「よろしいのですか?」
ポセイダル「予定通りだ…。これで、地球遠征などという馬鹿げたゲームに参加する必要はなくなる」「しかし、私の予想よりも多くの反乱軍を取り逃がしてしまったな」
クワサン「反乱軍の動き…厄介になってきましたね。それに、ダバ・マイロード…」
ポセイダル「フフ…やはり、ヤーマンの血がそう思わせるのか?」「ダバ・マイロードとバイオリズムを同じくする女…クワサン・オリビー」
クワサン「…………」

サート・スター
フラット「私が反乱軍に手を貸しているとおっしゃられるのか?」
ギワザ「反乱軍からそういう証言を得てな」
フラット「フ…光栄だ」
ギワザ「否定しないのか?」
ネイ「治外法権をいい事に反ポセイダルの動きをするなど言語道断である!」
フラット「ギワザ殿は私がポセイダル様から治外法権の特権を得ている理由をご存知ないらしいな」
ギワザ「い…いや…知っている…」「幾度となくポセイダル様のお命をお救いした方だと」
フラット「ならば、反乱軍どもの言うことを信じるなど国のためにならぬ」
ギワザ「お恥ずかしい。功を焦るあまり…」
フラット「しかし、その噂…否定もしたくないな」
ギワザ「フル・フラット殿…!」
フラット「フフフ…冗談だ。サート・スターで少し遊んでいくがいい」

サージェ・オーパス ブリッジ
ギワザ「フル・フラット…アマンダラ・カマンダラ…」「私腹を肥やすことしか考えぬ奴らに!」「なぜ、ポセイダル様はお目こぼしをなさる!」
ネイ「ギワザ様…」
ギワザ(く…ここで焦れば…ポセイダル様の目論み通りに…)
【シナリオエンドデモ終了】


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