第２話
平和を守るために
サブタイトル
「平和を守るために」
【シナリオデモ開始】
５年３組教室
マリア「…はい、みんな！ 静かにーっ！」「それでは、これから緊急学級会議を始めます」
勉「議題は、今回の依頼を受けるか、受けないか、ですっ！」
仁「はいはいはいはーいっ！」「絶対、行くべきだと思いまーす！」「だってよ、宇宙に行けるんだぜ！？」
マリア「仁！？ あんた、自分の事しか考えてないじゃないっ！」
仁「何だとぉっ！？」
きらら「おおっと、また始まったぁ！ さあ、二人の勝負の行く末は！？」「うふふふ！ 次の学級新聞の一面は決まりね！」
あきら「ネタかよ…」
吼児「じ、仁くん、よしなよ…」
ヨッパー「そうだよ、仁！ 俺達も連れてけよな！」
ポテト「そういう問題じゃないでしょ？」
ひろし「でもさ、今、宇宙は戦争で大変な事になってるんだろ？」
勉「宇宙だけじゃありません。世界中の大都市の多くが潰滅的な被害を受けているんです！」
ひでのり「宇宙に行ったら、お星さま、いっぱい見えるかなあ？」
飛鳥「僕達はもうじき受験なんだよ？ 宇宙に行ってる場合じゃないだろ？」
ラブ「そういう問題じゃないと思うけど…？」
大介「行きたいけど、駄目だな。兄弟がいるし…」
れいこ「わたしは行きたくないなぁ」
ときえ「私も…やっぱ怖いもん」
マリア「あーっ！ もうっ！ 私達は平和を守る防衛組なのよ！ もっと、真剣に考えてちょうだい！」
ヨッパー「うーん…そうだな…。宇宙に行くには食料の問題が…」
マリア「え？ 何？ よしあき君？」
ヨッパー「あのさ、宇宙食ってまずそうじゃん…これって、すごく困るだろ？」
マリア「あ、あのね～！」
あきら「アッハッハッハ！ ダイエットになるじゃねえか？」
ヨッパー「やだよ、そんなの」
マリア「うう…このままじゃ、ちっともまとまらないっ！」
勉「ふっふっふっ…実はこんな事もあろうかと助っ人を呼んでおきました！」
仁「助っ人？ なんだ、そりゃ？」
〔教室のドアを開ける音〕
篠田先生「こりゃあっ！ お前達だけで勝手に決めるな！」
マリア「きゃあっ！ …し、篠田先生？」
姫木先生「まあまあ、篠田先生？ よろしいじゃありませんか」
篠田先生「は、はあ…姫木先生が、そうおっしゃるなら…」
姫木先生「ちょっとお邪魔しても、いいかしら？」
勉「はいっ、どうぞどうぞ…」
篠田先生「話は武田長官から聞いた。水臭いぞ、お前達」
姫木先生「そうね、出来れば一声かけて欲しかったわ」
マリア「でも、先生！ 私達、防衛組の事は、自分達で考えたかったんです」
姫木先生「そうね…自分達で考えるという事は大切な事だわ。でもね…」「あなた達は、地球防衛組である前に、小学生なのよ？」「それに、親御さんの大事なお子さんでもあるの」
篠田先生「今回の件に関しては、ＰＴＡの方とも相談して、お断りする事に決まった」
仁「ええーっ！？ そ、そんな！ そんな勝手が許されるのかよ？」
篠田先生「仁？ お前達の…今までやってきた事は何だ？」
仁「え？ そ、そりゃあ…」
マリア「地球を防衛することです！」「エルドランから託された、私たちの使命…」
篠田先生「そうだ！」「だが、小学生として勉強する事も大事なお前達の使命だ！」
姫木先生「それに、ここにいてもやる事は沢山あるはずよ？」
マリア「そうですね…」「みんな！ そういう事だから、防衛組は、通常通りよ！」
陽昇学園
仁「くそーっ！ 納得いかねえ！」「同じ小学生のワッ太は、宇宙に行けるってのによ！！」
吼児「ワッ太くんは、社長なんだから、僕達とは事情が違うんだよ」
仁「じゃあ、秋水の奴は？ あいつ、まだ高校生だろ？ 社長じゃないぞ！」
吼児「そ、それは…」
飛鳥「仁！ いいかげんにしろよ！」「あいつらが宇宙に行っている間、日本を守るのは防衛組の役目だ！ 責任重大じゃないか！」
仁「わ、わかってるよ！」
竹尾ゼネラルカンパニー
〔電話のベル〕
郁絵「あら？ 電話、電話！」「はい、こちら宇宙の何でも屋。竹尾ゼネラルカンパニーでございます！」「はい、はい…え！？ またですか！？」
柿小路「どうしたのかね？ 郁絵くん？」
郁絵「足立防衛長官から緊急依頼です！ 街に侵攻してくる敵を迎撃せよとの事です！」
柿小路「これから社長を迎えに行かなくては！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
オンドロン「フハハハ！ 行け！ 我がロボット軍団！ 奴らの街を焼き尽くせ！」
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「ホント、懲りない奴らだなぁ…」「よーし！ 二度と攻めて来れないように、徹底的に懲らしめてやる！」
〔味方ユニット出現〕
仁「ライジンオー、見参！ 授業中でも出動ＯＫってね！！」
〔味方ユニット出現〕
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「はぁ～ったく、めんどくせえなぁ。これから、宇宙に行くって時に…」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「はぁ～…もうすぐ宇宙に行かなきゃならないのに、支度もできやしないわ…」
フェアリ「準備は、陣風さんが進めてくれています。何の問題もありませんよ？」
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「そ、そうっスね…」（トホホ…）
ワッ太「またお前か！ いい加減、うちの仕事を横取りすんのやめてくんないかな！？」
秋水「好きで来てる訳じゃないって言ってるだろ…？」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「私の支度はどうなるの？ このままじゃ、お買い物にも行けやしないわ…」
ワッ太「はあ？ 買い物だって？」「そんなヤワな心構えで、うちの仕事を横取りすんのやめてくれないかな！？」
秋水「それ、うちのお父さんに言ってよ」「私は仕事なんて欲しくないんだから…」
オンドロン「なんと！ 奴らめ！ もう来おったか！」「えーい！ まとめて倒してやる！」
アークダーマ「メイワク…メイワク…」
〔敵ユニット出現〕
タイダー「さ、行くダー！ 地球人を懲らしめるダー！」
＜戦闘開始＞
＜敵全滅・勝利条件達成＞
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「よし、ケリはついた！ じゃあな！」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「ふう、なんとかなったみたいね。じゃあ私は、これで帰るね」
〔味方ユニット離脱〕
飛鳥「仁、俺達も戻ろう！」
仁「もう少し、休んでからにしようぜ？」
〔通信のコール音〕
マリア「仁！ まだ、ホームルームがあるのよ！ 早く、戻ってきなさい！」
吼児「仁くん、急いで戻ろうよ」
仁「はあ…仕方ねえな…」
〔味方ユニット離脱〕
柿小路「いやはや、ご苦労様です、社長！」「今回は、近場でしたからまだ学校に間に合いますぞ？」「すぐに私の自転車で、お送りいたします！」
ワッ太「い、いいよ！ 今日はもう、学校はなしで！」
郁絵「だめです！ 行ける時には、ちゃんと出席しないといけません！」
ワッ太「そ、そんなあ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪１回目≫
オンドロン宇宙要塞
オンドロン「おのれ…またしても、地球のロボットに作戦を阻止されるとは！」「だが、これで終りと思うなよ！」
≪２回目≫
ジャーク帝国要塞
ベルゼブ「タイダー！ またしても、アーク・ダーマを無駄にしおって！」
タイダー「お許しください、ベルゼブ様ぁ～」
ファルゼブ「情けない…。５次元人の恥さらしだよ」
タイダー「ううう…」
ベルゼブ「ええい！ タイダー！ 塞いでいる暇はないぞ！ すぐに次の作戦を考えろ！」
タイダー「は、はい、ですダー！」
【シナリオエンドデモ終了】
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