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第3話
連邦軍機動兵器、始動!


サブタイトル
「連邦軍機動兵器、始動!」


【シナリオデモ1開始】
最上重工 社長室
〔ドアノブを回す音〕
フェアリ「おはようございます、秋水様。今日は、定刻どおりですね?」
<<秋水(男)>>
秋水「学校休んで宇宙旅行とはいい身分だよ、全く!」
<<秋水(女)>>
秋水「学校休んで宇宙旅行だもん」「ほんと、ワクワクしちゃうわよ…」

フェアリ「では、早速ですが、宇宙へ上がる準備に入ります」「秋水様はサイド7への飛行プランを事前にチェックしておいてください」「途中、軌道上で『コズモレンジャーJ9』と合流しますので、そのつもりで」
<<秋水(男)>>
秋水「ええっ!? あのJ9チームに会えるのか? そりゃちょっと楽しみだな」
<<秋水(女)>>
秋水「うそ!? あのJ9が来るの? ちょっとラッキーかも…」


J9基地
ボウィー「最近、世の中不穏になって結構お仕事頑張ってるよね? ボクちゃん達」
キッド「全く、全く…。久しぶりにのんびりしたいところですな? 飛ばし屋ボウィーさん?」
お町「それどころじゃないみたいよ? お二人さん?」「我らJ9のリーダー、アイザックがどっかから危ない依頼を受けてるみたいよ?」
ボウィー「アイザック、今回はどこからの依頼?」
アイザック「地球連邦軍だ。新型輸送艦を護衛して欲しいそうだ」
キッド「新型輸送艦? へぇ、そいつぁまた…。…危険な香りがぷんぷんするねえ?」
お町「でも、そんな仕事を私達、J9に頼むなんて、連邦も落ちたものねぇ?」
アイザック「うむ…宇宙では、ジオンとギガノスの方が優勢だからな」
キッド「それに、連邦軍の兵器は時代遅れ。ジオンのモビルスーツから襲撃を受けたら、一溜まりもない…」
ボウィー「ひゅー! 手厳しいねぇ」
アイザック「当然、危険な仕事になる。ボウィー、出してくれるか?」
ボウィー「そりゃあ構わないけどよ?」
キッド「いいね、丁度俺も退屈してたとこだったんだ」
お町「わたしも! おいてけぼりはないしよん?」
アイザック「よし、では早速会合地点に向かってくれ」「今回は、我々の他にも竹尾ゼネラルカンパニーと最上重工がこの依頼を受けている」
キッド「おっ? そうなんだ…」
ボウィー「そういや、ここんとこあの連中の活躍、目立ってるよな」
アイザック「彼らのプロフィールは各自チェックしておいてくれ」「合流後、彼らと共にサイド7に急行する」
お町「それじゃあ、かわゆい坊やちゃん達に会いにいきますか?」
キッド「イェーイ!」
ボウィー「イェーイ!」
お町「イェーイ!」

地球軌道上
フェアリ「大気圏を抜けました。これより、合流地点に軌道修正します」
<<秋水(男)>>
秋水「ああ、任せるよ」
<<秋水(女)>>
秋水「じゃあ、後はお任せするね?」

フェアリ「承知しました」
<<秋水(男)>>
秋水「はあ…しかし、なんで俺達が連邦軍の船を護衛しなきゃならないんだ」
<<秋水(女)>>
秋水「はあ…連邦軍の船を護衛するなんて なんか、嫌な感じよね…」

フェアリ「秋水様? 一応、私達も地球連邦の一員なんですよ?」
<<秋水(男)>>
秋水「そりゃ、そうだけどさ。軍の輸送船ってのが、気にくわないんだよな」
<<秋水(女)>>
秋水「そりゃ、そうだけど…。軍の輸送船ってのが、気になるのよね」

ワッ太「案言ってんのさ。受けた仕事はキッチリやんないと信用なくすよ?」
<<秋水(男)>>
秋水「お! ワッ太じゃねえか。お前もこの仕事受けたのかよ」
<<秋水(女)>>
秋水「あら、ワッ太くんじゃない。じゃあ君もこの仕事受けたの?」

ワッ太「いつも台所事情がきびしくってね。地球防衛組の連中は来ないって電話があったけど…」
<<秋水(男)>>
秋水「珍しいな、あいつらが来ないなんて」
<<秋水(女)>>
秋水「珍しいわね、あの子達が来ないなんて…」

ワッ太「それがさぁ…どうやらPTAに反対されたらしいんだよね。危ないってさ」
<<秋水(男)>>
秋水「ま、確かに普通はそうかもな…」
<<秋水(女)>>
秋水「あ~、そりゃそうだわ。うちのお父さんに聞かせてやりたいわね」


サイド7
タップ「ふんふふーん…へい!」
ケーン「おい、タップ! いい加減うるさいぞ、お前!」
タップ「堅い事言うなよ。不安で押しつぶされそうなのを、音楽でごまかしてるんじゃないか」
ライト「言えてる。少しは気楽に構えてほしいよな? ケーン?」
ケーン「うっせえ!」「でもさ、ここんとこ、妙に軍人の数が増えてねえか?」
ライト「何でも、連邦軍の新造艦が入ってきたらしいぜ?」
タップ「新造艦かよ…。まさか、このコロニーが戦場になるんじゃないだろうな…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ライト「ん…? なんだっ!?」
〔警報〕
タップ「うわっ! やっぱり、予感的中だ!」
連邦士官「コロニー内での戦闘行為は禁止されている!」「ただちに撤退しろ! 繰り返す!」
ケーン「コロニー全域に放送してる…。…ってことは…コロニー内でドンパチが始まったって事か!?」
〔ざわめき〕
タップ「結構騒ぎにやってきやがった」
ライト「…おい、ケーン! 避難エリアへの退避勧告、出たぞ!」
タップ「やっべんじゃねえの!? それって」
ケーン「ずらかるぜ! 近道使うぞ!!」
タップ「お、おい、ケーン! そっちは避難ルートじゃないぞ!」
ライト「しょうがねえなあ…。おい、待てよ、ケーン!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〔ジーン、前進〕

デニム「おい、ジーン、貴様っ! 命令違反を犯すのか?」「やめろ! 我々は偵察が任務なんだぞ!」
ジーン「へへっ、手柄を立てちまえばこっちのもんよ」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ジーン「へへっ、敵を倒すにゃ早いほどいいってね!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

アムロ「く…あれが…ジオンのザク!?」
フラウ「アムロー!!」
アムロ「ここは、もう危険だ! フラウ・ボウは、みんなと港へ上がれ!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

フラウ「きゃあああああ!!」
アムロ「フラウ・ボウ!!」
フラウ「うっ、ううっ…」
アムロ「ほら、しっかりするんだ!」
フラウ「ううっ…お…お母さん? おじいちゃん?」
アムロ「あ…、ああ…」「フラウ! しっかりするんだ! 君は強い女の子じゃないか」「港まで走るんだ…走れるな? フラウ・ボウ!」
フラウ「…うっ、ううっ…」
フラウ「走れ、フラウ・ボウ!」
〔走る足音〕
フラウ「ううっ…」
アムロ「…そうだ、いいぞ、フラウ…」「…………」「くそっ! ジオンめ…!」
〔走る足音〕
〔カーソル、前進〕

アムロ「父さんの研究していたモビルスーツ…使えるか…」「う…こいつ…動くぞ…!」「やってみるさ…」「よし…いいぞ…! メインモニタだ。さっきのザクは…」「なっ! 正面!?」「何か武器は…!」
ジーン「デ、デニム曹長! 敵のモビルスーツが動き始めました!」
デニム「何!? みんな部品ばかりだと思っていたが…」
ジーン「いや、まだよく動けんようです…。やります!」
〔アムロのいる地点に爆発〕
〔画面、振動〕

アムロ「うわあああ!」
ジーン「なにっ! な、なんて装甲だ…!」「曹長! こいつはライフルを受け付けません!」
デニム「なんだと!?」「退くんだ、ジーン!! 我々は偵察が任務なんだぞ!」
ジーン「何言ってるんです! ここで倒さなければ敵はますます…」
アムロ「立ってくれ…」「立てよぉ~!!」
〔機体の稼働音〕
ジーン「うおっ!? た、立った!?」
〔味方ユニット出現〕
ジーン「へっ! へへっ! いくら装甲が厚くったって至近距離からぶちこみゃ…」
アムロ「う…こいつ…来るのか…!」
ジーン「へへっ! おびえていやがるぜ。このモビルスーツはよぉ!」
<戦闘開始>

<1EP>

〔敵ユニット出現〕
スレンダー「デニム曹長! 支援します!!」
デニム「来るな! お前は戻ってこの状況を少佐に報告するんだ」
スレンダー「し、しかし…!」
デニム「これは命令だ! 行くんだ!」
スレンダー「…わかりました。私は報告に戻ります!」
デニム「頼んだぞ…」
〔敵ユニット離脱〕

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

〔爆発音〕
〔画面、振動〕

タップ「わああああっ!」
ケーン「いててっ…おい、みんな大丈夫か?」
ライト「あ、ああ…なんとかな」
連邦兵「うう…君達…頼む…! こ、これを持って…コンテナへ…行ってくれ…!」
タップ「あ…大丈夫ですか?」
ライト「…撃たれてるみたいだ…」
連邦兵「た、頼む…コンテナへ…」
ケーン「お、おい!!」
ライト「ちっ、駄目だ…」
タップ「兵隊さんから渡された…これ…どうする?」
ケーン「この人…俺達に託したんだ」「とにかく、そのコンテナに行ってみようぜ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔カーソル、前進〕

ケーン「なんだこりゃ? ロボットだぜ?」「ガキの頃見たテレビアニメのロボットみたいだ!」
ライト「俺はそういうの見てねえの!」
タップ「こんなの、俺達にどうしろって言うんだよ」
〔敵ユニット出現〕
ギガノス兵(チッ…ジオンの若造が! むやみに戦火を拡大しおって!)「我々の目標はD兵器だ! これより、強襲をかける! 全機、突入せよ!!」
ライト「見ろ! 敵の増援部隊だ!」
ケーン「ザクじゃねえぞ! ありゃ、ギガノスのメタルアーマーじゃねえか!?」「ちくしょう! あいつら…人の家に土足で入り込みやがって!」
タップ「やばいぜ、こりゃ…。どうするんだよ、ケーン!」
ケーン「へへっ! 俺達はジョーカーを持ってるんだぜ?」
タップ「お、おいまさか、お前…」
ケーン「あの野郎に一泡ふかせてやる!」
ライト「…俺もその意見にのった!」
タップ「お、おいおい! マジかよ!」
ケーン「おあつらえむきにちょうど3機あるじゃねえか」「ライト、お前、どれにする?」
ライト「俺はもちろん、このレドーム付きの奴さ!」
ケーン「じゃ、俺はこいつだ。待ってろ。今出してやるからな?」「タップ! お前は、そこの大砲付きな?」
タップ「ああ、もう! わかったよ!」
〔味方ユニット出現〕
ライト「動いた! 動いたぞ!」
ケーン「どうだい? タップさんよ? 機動兵器に乗った感想は!」
タップ「この優越感がたまらないねえ」
ケーン「何だよ。お前もノリノリじゃねえか」
ライト「じゃ、行きましょうか?」
ケーン「おうっ! さっきのお礼をさせてもらうぜ!」

<ドラウ3機撃破・味方援軍2&敵増援2出現>
ギガノス兵「くそっ! まさか、反撃を受けるとは!」「待機中の予備兵力を投入しろ!!」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「まだ、来るのか…」
ライト「えらい数、出て来たぜ? そろそろ、ずらかった方がいいんじゃないか?」
ケーン「…………」
タップ「おい! ケーン…!?」
ケーン「俺達のコロニーで好き勝手暴れやがって! ここで、退けるかってんだよ!」
ライト「気持ちはわからんでもないがな。あれを突破するのは無理だ」
タップ「ケーン! 死んじまったら、なんにもならないぜ!」
ケーン「逃げたって、みんなやられちまう! ここで踏ん張るんだよ!」
タップ「ケーン!」
〔味方ユニット出現〕
<<秋水(男)>>
秋水「やれやれ、着いて早々、戦闘とはね…」
<<秋水(女)>>
秋水「ありゃりゃ…なんか戦ってるし」

ワッ太「なんでコロニーの中にこんなにロボットがいるんだ?」
アイザック「混戦状態だ。敵味方の区別を間違えるなよ?」
フェアリ「ご心配なく。IFFを確認しました。敵味方の識別可能です」
ボウィー「へぇ~便利にできてるじゃない?」
キッド「ってことは、あれが連邦軍の機体?」
お町「新型機ね…。あれが今回、護衛する予定だったお荷物って事じゃない?」
アイザック「そのようだな…。敵に先手を打たれた訳だ」
ワッ太「のんびりしてる場合じゃないよ! コロニーを守らなきゃ!」
柿小路「社長ー! 頑張ってください!」
ワッ太「おう! まっかせとけい!」
<<秋水(男)>>
秋水「結局、戦うしかないって事か!」
<<秋水(女)>>
秋水「結局、戦うしかないって事ね」


<3PP>
アムロ「あの3機は…味方? 他にも動いているモビルスーツがあったのか?」「あいつらが、敵の増援を防いでくれれば、なんとかなるかもしれないな…」
ライト「あの白いの…噂に聞いてた連邦のモビルスーツか? なぁ、ケーン! どう思う?」
ケーン「今、話かけんな! 動かすだけで精一杯だっての!」
タップ「へへ…俺は結構なれてきたぜ?」

<ジーン撃破>
※※まだデニム健在の場合、セリフ追加※※
デニム「ジーン!!」「くそっ! よくも、ジーンを!!」


<敵全滅・勝利条件達成>
キッド「へぇ~! 秋水っつったっけ? なかなか、やるじゃないか」
<<秋水(男)>>
秋水「いやぁ、ブラスターキッドに誉められるなんて光栄っすね!」
<<秋水(女)>>
秋水「えへへ…。あ、そうだ! キッドさん、後でサイン下さいね」

柿小路「社長! 大丈夫ですかぁ!?」
ワッ太「うん、何とかね! でも、ずいぶん沢山のロボットが出てきたもんだよねえ…」
<<秋水(男)>>
秋水「あれだけの部隊だ…。コロニーの地殻に母艦がいそうだな…」
<<秋水(女)>>
秋水「確かにあの敵…。近くに母艦がいると見て間違いないわね」

フェアリ「秋水様、連邦軍から連絡です」「港に停泊中のホワイトベースに集結せよとの事です」
秋水「了解!」
アイザック「急ごう。敵の第2陣が来る前に、連邦軍と合流する必要がある」
キッド「そんじゃ、あいつらも連れてかなきゃな?」
お町「ねえ、そこのみんな? いつまでそんな所に突っ立ってる気?」
ボウィー「そうそう、いい子だから俺達についといで?」
キッド「それとも、お手々引いてもらわないとアンヨも出来ないのかな?」
ケーン「な、何だって!? 馬鹿にすんなよな!」
〔システムダウンの音〕
ケーン「あ、あらら?」
ライト「言ってるそばから…呆れた奴…」
タップ「へへ…お先にな、ケーン!」
ケーン「待て! 待てってば! こら!」
キッド「あ~あ、素人丸出しだぜ」
アムロ「あの、港に行くんですよね?」
<<秋水(男)>>
秋水「へ? そうだけど…あんた、連邦軍の人じゃないの?」
<<秋水(女)>>
秋水「え? そうだけど…あなた、連邦軍の人じゃないの?」

アムロ「僕はアムロ・レイ。民間人です。船まで誘導してください」
<<秋水(男)>>
秋水「驚いたな…」
<<秋水(女)>>
秋水「驚いたわね…」

フェアリ「誘導するわ、アムロくん。そのまま着いてこれる?」
アムロ「はい、大丈夫です。よろしくお願いします」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「…民間人をホワイトベースに急がせろ! コロニーの被害状況は!?」
リュウ「人手がなくて、よくわからんが空気の流出は止まったようだ」
ブライト「機材の運搬は?」
セイラ「正規の技師がほとんどやられています。作業は進んでいません」
ブライト「やむをえん…軍事機密だが…あの連中にもやってもらおう…」
リュウ「民間の護衛部隊か? まあ、やってくれそうだがな」
ブライト「ガンダムとドラグナーにもやらせろ!」「正規のパイロットだろうが何だろうが、手伝ってもらう!」

ホワイトベース デッキ
ワッ太「へぇ~! これが、ホワイトベースかぁ」
秋水「護衛するのは輸送艦って聞いてたけど…」
お町「ただの輸送艦ではなかったみたいね?」
キッド「まさか、新鋭戦艦だったとはね…」
ボウィー「おまけに、人使い荒いんだから」
アイザック「仕方なかろう…。とにかく、今は残った資材の積み込みを急ごう」
ブライト「申し訳ない。追加料金は連邦軍に請求してください」
お町「わかってるじゃない。なら、話は早いわ」
フェアリ「私の方で、分担を決めました。みなさん、これに従って作業にかかってください」
<<秋水(男)>>
秋水「あいかわらず、手際いいねぇ」
<<秋水(女)>>
秋水「よっ、さすが社長秘書!」
フェアリ「からかわないでください!」


ホワイトベース ブリッジ
アムロ「横暴です! 民間人の僕達にやれって言うんですか?」
ブライト「君か…ガンダムを動かしたのは?」「ガンダムの性能をあてにしすぎる! 戦いはもっと有効に行うべきだ」
アムロ「な…何!?」
ブライト「甘ったれるな! この状況下の中、機動兵器に乗れる者は限られる!」「今後は軍の命令に従い、パイロットとしてやるべきことをやってもらう!」
アムロ「言ったな…!」
ケーン「悪いけど、俺達は民間人なんだ。勝手にさせてもらうぜ」
ブライト「許可なく機体を動かしておいて、そんあ勝手が許されると思っているのか!」
ケーン「おいおい! 俺達だって、何も好きで乗ったわけじゃないんだぜ!?」
ブライト「この艦の艦長は私だ! 生き延びるためには民間人といえども命令には従ってもらう!」「…こう言わざるをえないのが現在の我々の状況なのだ」
ケーン「戦って借りは返したろ? 後は軍人さんに任せますって!」
タップ「ほんと、俺達、勝手に乗った訳じゃないんすよ?」
ライト「兵隊さんに頼まれたんですよ。新型機はちゃんと届けましたし、これで、お役御免ですよね?」
ケーン「おい、行こうぜ!」
タップ「おう!」
ブライト「く…なんて奴らだ…。我々は避難民を抱えているんだぞ!」「各人がやれる事をやらずに生き延びられるものか!」
アムロ「やれるとは言えない…。けど、やるしかないんだ。僕には、あなたが…」
ブライト「ああ、憎んでくれていいよ」

ムサイ ブリッジ
スレンダー「少佐…申し訳ありません…」
シャア「貴様は私とデニムの命令は守ったのだ。気にすることはない」
スレンダー「は、ありがとうございます!」
シャア「連邦軍のモビルスーツが、貴様の言う通りの性能とはやや信じがたいが…」
スレンダー「お、お言葉ですが、自分は確かに…」
シャア「中尉、レーザー通信回路を開け。ドズル中将を呼び出したい」
ジオン兵「はっ!」

〔通信のコール音〕
ドズル「シャアか! 今まで一体何をしておったのだ?」
シャア「サイド7に潜入させた部隊が連邦のV作戦をキャッチしました」
どずる「何? V作戦!?」
シャア「D兵器とモビルスーツ開発、それに伴う新造戦艦を同時にキャッチしたのであります」
ドズル「むう…さすが、赤い彗星のシャアだな。で、何か?」
シャア「帰還途中でしたので、ミサイル弾薬が全て底をつき…」
ドズル「補給が欲しいのだな? 回す!」
シャア「幸いであります。それに、機動兵器の補給もお願いしたいのですが…」
ドズル「なんだと!? 貴様がいて、ザクを無くしたのか?」
シャア「はっ、閣下。全てはそのV作戦のために…」
ドズル「よし、送る! V作戦のデータ、何でもいい。必ず手に入れろ!」
シャア「はっ!」
ドズル「それとな、ギガノスから優秀なパイロットを回す」
シャア「ギガノス軍のパイロット…ですか?」
ドズル「うむ。ギガノスの蒼き鷹…マイヨ・プラート大尉だ」
シャア「ほう…それは心強い」
ドズル「うまく協力して必ず成果をあげろ! 報告を待っている!」
ドレン「シャア少佐、マイヨ・プラート大尉が?」
シャア「うむ、ギガノス軍の親衛隊長殿だ。くれぐれも失礼のないようにな?」
ドレン「心得ております」
シャア「そのお手並み…拝見させてもらおうか」

ホワイトベース 食堂
〔ざわめき〕
ケーン「俺達が戦ったのは人助けのためだ。軍に協力するつもりはないね」
タップ「そうそう!」
ライト「…だが、連邦の正規兵はほとんどやられたらしいぜ?」「ここで攻められたらほんとにやばいぞ?」
ケーン「わかってるよ…。だけどな…」
〔扉の開閉音〕
お、いたいた! おい、お前らちょっと来い!」
タップ「俺達の事?」
リュウ「そうだ。整備班から連絡があってな。ちょっと問題が起きたらしい」
ライト「どういうこった?」
リュウ「さあな。詳しい話はブライトに聞いてくれ」

ホワイトベース ブリッジ
ケーン「ええっ!? 何だよ、それ!?」
タップ「困るよ、そんなの!」
ブライト「困っているのは我々の方だ。貴様らが勝手にパイロット登録なぞするから、こういう事になる!」「だが、こうなった以上、登録が解除できる施設に着くまでは、貴様らにパイロットをやってもらう!」「それまでは戦時特例法に則って貴様らを連邦軍兵士として扱うからそう思え!」
ベン「わかったか、ひよっこども!」
ケーン「な、なんだい? あんた」
ベン「俺か? 俺の名はベン・ルーニー。お前達の教育係を命じられた男だ」
ケーン「はあ?」
ベン「お前ら、どいつもこいつも鍛えがいのあるツラしてやがるぜ!」
ケーン「な、なんだよ…」
ベン「いいか! これからお前達は、連邦軍兵士だ!」「今までの事には緘口令を敷く! わかったな?」
ケーン「あのなあ! そんなの俺達は認めた覚えはないんだよ!」
ベン「上官に口答えは許さん! 貴様らの精神と肉体、俺が叩き直してやるから、覚悟しろ!」
タップ「今どき流行んねえよ、おじさん」
ベン「おじさんではない! 軍曹殿と呼べ!」「こっちへこい! 鍛えなおしてやる!」
ケーン「うわああああ! やめろーっ!!」
カイ「へへっ、いい気味だぜ…」
ブライト「…これよりホワイトベースはルナツーに直行する。各員の配置は現状のまま」「ミライ、エンジンの調子はどうだ? 出港できるか?」
ミライ「はい、全て正常。いつでも出港できます」
〔扉の開閉音〕
アムロ「機材の搬入、終わりました」
ブライト「ご苦労だったな、アムロ。本艦はこれより出港する」「搬入したモビルスーツの整備をしておいてくれ」
アムロ「くっ…!」
カイ「まぁまぁ…突っかかってもしょうがないって」
ハヤト「俺も手伝うよ。よろしくな、アムロ」
ブライト「それとD-1用の増加装甲システム キャバリアー0の搬入も終わっている ベン軍曹に伝えておいてくれ」
カイ「へいへい、まったく、人使いが荒いこと…行こうぜ、アムロ?」
アムロ「…………」
フラウ「アムロ…」
リュウ「ブライト、敵の様子は?」
ブライト「わからん…。だが近くにいる事は確かだ」
【シナリオエンドデモ終了】


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