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第42話
野望の崩壊


サブタイトル
「野望の崩壊」


【シナリオデモ開始】
ア・バオア・クー
〔通信のコール音〕
ワッケイン「ブライト中佐、すでに我が軍の補給部隊が、敵の攻撃を受けているのは知っているな?」
ブライト「はい、かなり徹底した攻撃のようですね…」
ワッケイン「うむ…このままだと艦隊は身動きがとれなくなってしまう」「その前に、ホワイトベース隊で敵部隊を牽制してもらいたい」
ブライト「わかりました。最善を尽くしましょう」
ワッケイン「1船団だけでも無事に到着すれば、すぐに増援を送る。頼むぞ!」
ブライト「はっ!」

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「これより、ホワイトベース隊は目標宙域に向け発進する!」
アラン「あのシャピロの事だ。罠かもしれないな…」
隼人「だが、他に手はない。こちらから飛び込んで行くしかないだろう」

ホワイトベース デッキ
忍「沙羅!」
沙羅「何だい!? こっちは忙しいんだ!」
忍「おまえ…大丈夫なんだろうな?」
沙羅「どういう意味だい?」
忍「シャピロが出てくるかもしれないんだぜ?」
沙羅「…やってみせるよ!」
フェアリ「…………」
秋水「フェアリさん、どうしたの? 浮かない顔して…」
フェアリ「いえ…ちょっと、異次元同盟の動きに腑に落ちない事がありまして…」
秋水「そうかな…? 補給線を突いてくるっての、基本じゃないの?」
フェアリ「そうなんですが…彼らには、連邦軍と正面から対峙できる戦力が残っているはずなんです」「刻印発動後に地球圏から星間連合軍を一掃したのは、実質的には異次元同盟軍です」「それ程の戦力がありながら、わざわざ回りくどいやり方をするなんて…」
秋水「考えても仕方ないよ…。今は補給部隊を無事に到着させるのが目的だろ?」
フェアリ「そうですね…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

連邦兵「こちら、第48補給部隊! 護衛部隊は壊滅しつつ有り! 救援を乞う! 救援を乞う!」
〔ゼイ・ファー、サラミス改へ攻撃〕
〔サラミス改にダメージ〕

連邦兵「うわああああ!!」
〔味方ユニット撃破〕
連邦兵「こ、このままじゃみんなやられちまう!」
連邦士官「救援は来る! とにかく撃ち続けろ!」
〈出撃準備〉
オスカ「味方の護衛艦隊を確認! 交戦中です!」
ブライト「直ちに救援に向かう!」
隼人「味方の護衛艦隊が全滅したら背後の補給部隊も壊滅する!」「なんとしても、あの艦隊を助けるんだ!」
ブライト「ミライ、突入だ!」
ミライ「了解!」
連邦士官「ホワイトベース隊が来てくれたのか!」
ブライト「ここは、我々が引き受けます。護衛艦隊は、補給部隊の方を!」
連邦士官「助かりました! ただちに後退して補給部隊を合流します」
〔カーソル、脱出エリアを指定〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
オスカ「新たな敵部隊を捕捉!」
ブライト「近づいてくるまでは相手をするな! 今は、味方の船を守る事だけを考えるんだ!」

<敵全滅or4PP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
プラート博士「我々が、敵を引きつければ補給部隊の安全が確保される! みんな、頑張るんじゃ!」
ブライト「補給部隊が主力艦隊に到達すれば、増援が来る! 持ちこたえるんだ!」

≪まだサラミス改健在≫
<敵全滅or6PP・敵増援3出現>

〔敵ユニット出現〕

<サラミス改が脱出エリアへ到達(1回目)>
連邦士官「本艦は、これより戦闘宙域を離脱します!」「ホワイトベース隊の健闘を祈ります!」
〔味方ユニット離脱〕

<サラミス改全機が脱出エリアへ到達・味方援軍1&敵増援4出現>
マーカー「味方の艦隊は無事、戦闘宙域を脱出しました」
ブライト「よし、補給部隊の護衛は、彼らに任せよう」「我々は、辺りに潜伏する敵部隊を掃討する!」
オスカ「敵艦の反応を確認! 新手です!」
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「フフフ…馬鹿め。貴様らはすでに、我が術中にあるのだ!」「第1陣、前へ! ホワイトベース隊を包囲せよ!」
隼人「やはり、罠か…」
プラート博士「フン! どうしても、我々を葬りたいようじゃな…」
ブライト「各機、発進! 迎撃態勢を整えろ!」
〔味方ユニット出現〕
號「よぉし! いいぞ! まとめてかかって来やがれ!」「その方が、手っ取り早く片がつくってもんだぜ!」
翔「慌てるな! 後方にも敵は控えている…。おそらく波状攻撃で来る!」
剴「あんまし飛ばし過ぎるなよ、號!」
號「ちっ! めんどくせえ奴らだぜ!」
〔味方ユニット出現〕
亮「見たところ数は多いが、雑魚ばかりのようだな」
沙羅「おそらく、これもシャピロの作戦だ。気ぃ抜くんじゃないよ!」
忍「へっ! その意気だぜ、沙羅!」
ブライト「敵旗艦に攻撃を集中しろ! そこから敵の布陣を突き崩す!」
シャピロ「そうだ…向かって来い…! この私が用意した舞台で踊るのだ!」「全機、攻撃を開始せよ!」

<シャピロ(デスガイ戦闘母艦搭乗)撃破・敵増援5出現>
シャピロ「フフ…この艦を破壊すれば、終わりだと思っていただろうがそうはいかん」
〔敵ユニット撃破〕
忍「あれは…」
沙羅「あれは…シャピロ! シャピロじゃないか!」
シャピロ「フン…獣戦機隊も健在か…。強くなったものだ…」「だが、ここで貴様らの命運を尽きる。この私が最後の相手をしてやろう!」
忍「へっ! 強がりやがって! もう後がないぜ、シャピロ!」
シャピロ「それはどうかな?」
〔異次元ゲート、展開〕
秋水「な、なんだ!?」
フェアリ「まさか…あれは!」
秋水「フェアリさん、何なんだよ、あれ!」
フェアリ「お待ちください! すぐに解析します!」
〔敵ユニット出現〕
オスカ「熱源多数発生! 敵の大部隊です!」
ブライト「なんだと!? あの異様な空間は一体…」
秋水「フェアリさん! 何かわからないか!?」
フェアリ「解析完了しました! あれは、間違いなく異次元ゲートです!」
秋水「異次元ゲート!? じゃあ、もしかして外宇宙と繋がってるのか?」
フェアリ「はい…」
秋水「…宇宙をつなぐ手段は刻印の力で封印されたんじゃなかったのか!?」
フェアリ「ヘルルーガが、C.U.B.E.の力を使ったのかもしれません!」
秋水「制御に成功したのか…!」
フェアリ「どの程度かはわかりません…。ですがゲートが開いているのは事実です…」
秋水「…………」
〔敵ユニット出現〕
レジアーネ「クククク! あんたらはヘルルーガ様の手の上で踊らされてんだよ!」「さあ、シャピロ お膳立てはしてやったよ。あとは、あんたの能力次第だね?」
シャピロ「わかっている!」
レジアーネ「一つ忠告しておくが、過去の私情に囚われん事だ」「私は他の将軍を呼びに行く。しばらく、この場は任せたよ!」
〔敵ユニット離脱〕
〔異次元ゲート、消失〕

シャピロ「レジアーネ…貴様に言われるまでもない。奴らには、私自ら引導を渡す!」

<シャピロ(デザイア搭乗)撃破・敵増援6出現>
シャピロ「むう! 奴らに、これほどの力が残っていたか…!」「だが、もはや戦うエネルギーは残っておるまい…」
〔通信のコール音〕
レジアーネ「フフフ…。相変わらず苦戦しているようだねぇ」
シャピロ「何を言っている! 作戦は順調に進んでいる。それより、準備はいいだろうな?」「これより、総攻撃をかける。ギルドローム、デスガイヤー、両将軍にも出陣を要請しろ!」
レジアーネ「シャピロ、あんたは自分の立場がわかっていないようだね」
シャピロ「どういう意味だ!」
〔敵ユニット出現〕
ギルドローム「…シャピロよ。あまり、我らをあてにされては困るな」
デスガイヤー「我らには、新たな任務を与えられている」「貴様のお遊びに付き合っている暇はない!」
シャピロ「…なんだと!?」
ギルドローム「これより、我らは異次元ゲートを使い、本国に帰還しなければならない」
シャピロ「なぜだ! なぜ今、撤退する必要がある!」「我が軍の包囲は完璧だ! そのまま押し込めば勝てるのだぞ!」
ギルドローム「本国では、星間連合軍との決戦が控えておる。ここで無駄な戦力はさけんのだよ」
シャピロ「あと一押しなんだぞ! みすみす勝てる戦いを!」
ギルドローム「それは、わからんぞ?」「一筋縄にいかぬ事は今、貴様が身をもって証明しておるではないか」
シャピロ「く…っ!」
デスガイヤー「フフフ…星間連合との決着がつけば全軍を率いて戻って来る」「ま、その時までに、地球を制圧しておくんだな」
ギルドローム「貸し与えた戦力は貴様にくれてやる…」「見事、任務を果たせば、ムゲ帝王も喜ばれるであろう! ハァーッハッハッハッハ!」
〔異次元ゲート、展開〕
〔敵ユニット離脱〕
〔異次元ゲート、消失〕

シャピロ「ぬううううう! 無能な将軍どもめ! バカにしおって!」
レジアーネ「フフフ…シャピロ、功を焦り先走るからこういう事になる」「あんたは、所詮は地球人。そう何度も失敗は、認められないんだよ!」「迂闊だったねぇ、シャピロ。待っていれば、有利な条件が転がり込んだっていうのにねぇ」
シャピロ「…貴様が全て、手引きしたのか?」
レジアーネ「ゲートの事は、私の任せておけと言っておいたはずだよ?」「私の忠告を無視しての月基地への攻撃…そして大敗北…」「全てはこの私を出し抜こうとした報いさ」
シャピロ「く…! き、貴様…!」
レジアーネ「ククク…私も無慈悲じゃないよ。地球制圧を一人で成し遂げる快挙でもあれば、まだチャンスはあるよ?」「せいぜい、頑張るんだね! ハーッハッハッハッハ!」
シャピロ「この俺を…この俺を捨て石に使ったと言うのか!」「おのれっ! 許さんぞ!」「今に見ておれよ! 俺は、地球圏を制しお前達を後悔させてやる!」
レジアーネ「おや、おや…言った側から、もう戦場を放棄するのかい?」「ま、乗機がボロボロにやられちまったんじゃ、引き下がるしかないねえ」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ジーク「久々の地球だぜ…」
サリー「レジアーネ隊長。サリー、ジーク両名、ただいま到着しました」
レジアーネ「ジーク、サリー! 作戦はわかっているだろうな?」
サリー「はい…。これより撤退作戦を支援します!」
ジーク「要するに、あの艦を撃沈すりゃいいんだろ?」
レジアーネ「フ…そういう事だ。2人には、シャピロの残した仕事の後始末をしてもらう。いいね?」
ジーク「了解だ」
レジアーネ「私は、撤退の指揮を執る。戦闘は任せたよ!」

<敵増援6出現の次PP>
忍「ちっ! また、シャピロの野郎を取り逃がしちまったぜ!」
雅人「でもさ、どうしてあの時、総攻撃して来なかったんだろ? 向こうの方が有利に見えたけど…」
亮「敵の連携が取れていない…。シャピロの指揮権がなくなったと見ていいな…」
アラン「所詮、シャピロは向こうでも異端児扱いだ。失敗すれば、すぐに切り捨てられる」
忍「けどよ、あいつ、まだやる気みたいだぜ?」
雅人「顔でも隠して、こっちに戻って来りゃいいのに。…誰かさんみたいにさ」
忍「おい、雅人! つまらねえ冗談やめろ!」
雅人「ハハ…ごめん、ごめん」
亮「いずれにせよ、奴のプライドでは戻って来ないだろう」
沙羅「…………」

<ジークが戦闘(戦闘後)>
ジーク「なあ…サリー。レジアーネの奴…おかしいと思わないか?」
サリー「え…?」
ジーク「戦闘好きのあいつが…目の前の戦いを俺達に任せて裏方に回るなんて…おかしいぜ…」
サリー「そうね…。でも…それだけ、この撤退作戦が重要って事でしょう?」「人の上に立つようになってあの人も変わったのよ、きっと…」
ジーク「なら、いいんだけどな…」
サリー「とにかく、その話は後にしようよ。今は戦いに集中しなきゃ!」
ジーク「ああ…すまねえ!」

<ジークorサリー撃破・敵増援7出現>
ジーク「くそ…ここまでか…」
秋水「サリー! 秋水だ! 応答してくれ!」
フェアリ「もう反撃できないはずよ? 2人とも降伏して!」
ジーク「…………」
サリー「…………」
秋水「サリー! 返事をしてくれ!」
サリー「秋水…」
ジーク「サリー…すまん。俺が不甲斐ないばかりに…」
サリー「何言ってるのよ、兄さん…。私達、精一杯やったじゃない」
ジーク「まあな…。友軍の撤退は完了したようだ。俺達の戦いは無駄じゃなかった…」
サリー「ええ…そうよ…兄さん」
秋水「サリー! 聞こえてるんだろ!?」
ジーク「うるさい! お前は少しは黙ってろ!」
秋水「なっ! こ、この野郎…俺は、サリーに話し掛けてんだ! お前こそ出てくるな!」
フェアリ「秋水様…戦闘中ですし、あの子達は動けません。機体ごと船まで運びましょう!」
秋水「そうだな…」
〔秋水、ジークへ隣接〕
ジーク「こら、離せ! 自爆くするぞ!」
フェアリ「そんな事したらサリーも巻き添えよ? あなたにできるの?」
ジーク「う…く、くそ…」
サリー「…………」
〔敵ユニット出現〕
レジアーネ「フフ…いいよ…2人とも、私の狙い通りに動いてくれたねぇ」
ジーク「レジアーネ! 助けに来てくれたのか!?」
レジアーネ「ジーク、そのまま、そいつの動きを止めとくんだよ? あんた達は狙撃の的だからねぇ」
ジーク「な、なんだと!?」
アムロ「ああ…だめだ! 離れるんだ、秋水!」
ララァ「間に合わない! 私が!」
〔ララァ、前進〕
レジアーネ「ククククク…C.U.B.E.の力を得るのは、我らガディソードのみ!」「フェアリ! あんたは用済みだ! ここで消えてもらうよ!」「ジーク、サリー! あんたらとも、お別れだよ!」
〔ララァ、レジアーネへ隣接〕
レジアーネ「むっ!?」
〔ララァに爆発〕
〔秋水の周囲の爆発〕
〔ララァにダメージ〕

ララァ「ああっ!」
クワトロ「ララァ!!」
〔ジークにダメージ〕
〔サリーにダメージ〕
〔秋水にダメージ〕

サリー「きゃあああああ!!」
ジーク「うおおお! レジアーネ、てめえ!!」
秋水「うう…なんて奴だ…。仲間もろとも、撃とうとしたのか! 大丈夫か、フェアリさん!」
フェアリ「ええ、なんとか…。ララァさんの機体が盾になって弾道が反れたようです…」
秋水「直撃してたら、ひとたまりもなかったな…」
クワトロ「ララァ、大丈夫か!?」
ララァ「はい…なんとか自力で動けます。一旦、帰艦します」
〔味方ユニット離脱〕
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット離脱〕

レジアーネ「とんだ邪魔が入ったね! だけど、次はどうする?
フェアリ「秋水様! ガーディアル・ブラッドが再チャージを始めています!」
秋水「反撃だ! ありったけ、パワーを回してくれ!}
フェアリ「了解!!」
レジアーネ「フン! 遅いね! こっちの方が早いんだよ!」
〔忍、レジアーネへ隣接〕
忍「撃たせるかよ!!」
レジアーネ「なにっ!?」
〔號、レジアーネへ隣接〕
號「てめえ! 正々堂々と勝負しやがれ!」
レジアーネ「むう!こいつら、いつの間に!」
クワトロ「今だ! 秋水! 撃てっ!」
秋水「おおーっ!!」
〔秋水、レジアーネへ攻撃〕
[イベント戦闘「秋水vsレジアーネ」]
レジアーネ「なっ! 被弾しただと!」「お…おのれぇ…この私が任務に失敗するとは!!」
〔レジアーネ、後退〕
秋水「この野郎! 逃がさねえぞ!」
フェアリ「レジアーネ! 待ちなさい!」
レジアーネ「フン! 私は勝てる戦いしかしないんだよ!」「さあ、お前達! あいつらの相手をしておやり!」
〔レジアーネ、前進〕
〔敵ユニット出現〕

アークダーマ「メイワク…メイワク…」
レジアーネ「フハハハハハ! 私はあんたらなんかにやられないよ!」

<敵増援7出現の次PP>
ジーク「レジアーネ! お前、俺達ごと撃つつもりだったのか!」
レジアーネ「ああ、そうさ。お前達を餌に、フェアリを抹殺するつもりだったのさ!」
ジーク「コロスだと!? フェアリはガディソードにとって必要ではないのか!?」
レジアーネ「もうフェアリは必要ない! ヘルルーガ様の命令なんだよ!」
サリー「うそよ! ヘルルーガ様は、フェアリが必要だと…」
レジアーネ「お前達に命令しても、実行できないだろう?」「だから、私がお膳立てしてやったのさ!」
ジーク「てめえ…! 俺達を何だと思っているんだ!」
レジアーネ「まだ、わからないのかい? お前達も、ガディソードに必要ないって事なんだよ!」
ジーク「な、なに!?」
サリー「そんな…私達は…ガディソードの未来のために戦ってきた…」「ガディソードの人達のために戦う気持ちは、誰にも負けないわ!」
レジアーネ「フ…おめでたいねえ…」「お前達には、ヘルルーガ様が真に目指すものが理解できていない」「だから、お前達は不要な存在なんだよ」
サリー「そんな…うそよ…。ど、どうして…」
ジーク「レジアーネ! いい加減な事を言うな!」「俺達はこれまで、ガディソードの未来を信じ汚い仕事にも耐えてきた!」「そんな俺達が、祖国に見捨てられるなんて事があるものか!」
レジアーネ「フフフフ…ハーッハッハッハッハ!」
ジーク「答えろ! レジアーネ! 貴様の行為は、貴様自身の私欲を満たすためだと言え!」
レジアーネ「クーックックック! わかった、わかった! 認めてやるよ!」「そう、私の独断だよ! もう一度言ってやる! これは私の独断だ!」「これでいいかい? クーックックック! ハーッハッハッハッハ!」
ジーク「き、貴様…」
サリー「…………」

<レジアーネ撃破・勝利条件達成>
レジアーネ「フフ…お前達の実力は認めてやる。少々、見くびっていたようだ」「次に会う時が楽しみだよ!」
秋水「あ、おい! 待てぇっ!」
レジアーネ「秋水! フェアリ! この私に狩られるまで、命を大切にするんだよ!」
フェアリ「レジアーネ!」
レジアーネ「フフフ…ハーッハッハッハッハッハ!」
〔異次元ゲート展開〕
〔敵ユニット離脱〕
〔異次元ゲート消滅〕

オスカ「残敵は撤退した模様です!」
マーカー「周辺宙域に敵影ありません!」
フラウ「ブライト艦長ワッケイン司令から通信です」
〔通信のコール音〕
ワッケイン「ご苦労だったな。ブライト中佐」「君達の活躍で補給部隊は無事に到着した」「後の事は任せてくれ。ホワイトベース隊は、刻印とのランデブーを急いでくれ」
ブライト「了解しました!」
ワッケイン「君達の戦いはこれからだ。健闘を祈っている!」
ブライト「はっ! 最善を尽くします!」「これより艦隊を移動させる。全機、直ちに帰還せよ!」
秋水「取り逃がしちまったな…」
フェアリ「そうですね…」「ですが…とにかく戦いは終わりました」
サリー「私…もう、何を信じていいのか…」
ジーク「そう、悲観するな。あれはレジアーネの勝手な暴走かもしれねえだろ?」
サリー「…………」
ジーク「俺達は、俺達の信じる未来のために戦ってきたんだ。それだけは、否定させないぜ」
サリー「でも、この先どうするの?」
ジーク「今は身動きできないんだ ここは降伏するって選択肢しか残されていない…か」
サリー「それでいいの? 兄さん?」
ジーク「ああ…死んじまったら、何も出来ないだろ?」
サリー「うん…」
ミライ「ブライト? クスコに下りればいいのね?」
ブライト「ああ、そうだ。頼むぞ、ミライ」
ミライ「了解。発進スタンバイ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース 個室
ジーク「捕虜の部屋にしては小奇麗だな…」
サリー「ここ…多分、普通の船室よ? モニタの操作もできるし…」
秋水「サリー、ジーク、入るぞ?」
〔扉の開閉音〕
フェアリ「紹介するわ。この人がホワイトベース隊の司令官、ブライト中佐よ」
ブライト「君達の話は、フェアリさんと秋水くんから聞いている」「今はこんな所に軟禁せざるをえないが、我慢してくれ」
ジーク「我慢もなにも、俺達は捕虜だからな…」
ブライト「君達は今、特殊な立場にいる。したがって、捕虜とは言っても軍に突き出すつもりはない」
ジーク「なぜだ? 普通、捕虜は、後方に送られるだろ?」
ブライト「我々は外宇宙の事情に詳しくない。君達の協力が、必要なのだ」
ジーク「ほう…外宇宙へ行くつもりか?」
サリー「C.U.B.E.を使うのね? フェアリ…」
フェアリ「ええ…」
ジーク「なら、手っ取り早く言う事聞かせりゃいいだろ?」「手段を選ばなければ、意思に関係なく言う事を聞かせる技術ぐらい、地球にもあるはずだ!」
ブライト「そんな事をするつもりはない。我々は君達との信頼関係を作りたいだけだ」
秋水「お前らと分かり合えないなら、俺達がしようとしてる事なんて、とても実現できないからな」
ジーク「なにをする気だ?」
フェアリ「私達は、異星間での人々の融和を目指しているの」「やがて全銀河に平和が訪れるように」
ブライト「今は武力を使っているが、これは本意ではない」「話し合いが成り立つなら、我々は労力を惜しまないつもりだ」
フェアリ「乗り越えなければならない様々な矛盾はあるけど…」「戦いが生む憎しみの輪廻はどこかで断ち切らないといけないわ…」
ジーク「本気で言ってるのか? そんな事…」
ブライト「本気だよ。君達には、ぜひガディソードや異次元同盟との掛け橋になってもらいたい」
サリー「…………」
ジーク「フッ…簡単に言うけどな。具体的プランでもあるのか?」
ブライト「全てはこれからだ。だからこそ、協力してほしい」
秋水「なあ、サリー。これからは、一緒にいいプランを考えようぜ?」
サリー「…………」
ブライト「まあ、今すぐ判断するのも難しいだろう…」「今後はブリッジでの会話や戦況を全てこの部屋に流すつもりだ」「我々の戦いを見て、君達自身の心で判断してほしい」
ジーク「ま、そういう事ならしばらくは大人しくしてるよ」
ブライト「では、私はこれで失礼する」
フェアリ「お忙しいところを、すみません…ブライトさん」
ブライト「いや、これも仕事の内だよ」
〔扉の開閉音〕
秋水「サリー、ゴメンよ。しばらくこの部屋で軟禁状態だけど…」
サリー「秋水くん…今は優しくするのはやめて…」
秋水「サリー、聞いてくれ」
ジーク「よせ、秋水!」「こいつは、俺ほど神経が図太くないんだ! 今は惑わさんでくれ!」
秋水「けど、このままじゃ…!」
ジーク「頼むよ…秋水…」
秋水「ジーク…」「わかった…。今は立ち去るよ」「何かあったら、いつでも呼んでくれ」
ジーク「すまんな…」
フェアリ「さあ、行きましょう 秋水様」
秋水「ああ…」
〔扉の開閉音〕
サリー「うう…」
ジーク「ふう…意外な展開だな…。拷問でもされるんだったら、派手に暴れようと思っていたが…」
サリー「私達…どうすれば…」
ジーク「しばらくは、様子見だな。機体を奪って宇宙に出たところで何もできやしない…」「それより、サリー…お前、怪我を隠してるだろ?」
サリー「う…だって…弱みを見せたら…」
ジーク「あのなあ…本気で俺達に何かするつもりなら、とっくにやられてるぜ?」
サリー「でも…」
ジーク「この船の連中が相手なら大丈夫だ。よほど腕に自信があるのか、とんでもない甘ちゃん集団だ…」「それより、いつでも動けるように体調を万全にしておくんだ」
サリー「わかったわ…。兄さんの言う通りにする」

シャピロ「おのれ…おのれ…ホワイトベース隊め…」「お前達がこの私を…神の計画を邪魔した罪は重い!」「そうだ、貴様らだけは、この私自らの手で葬り去らねばならん!」「そうだ、それこそが、この私が人を超え、神となるための儀式なのだ!」「フフフフフフ…フハハハハハハハハ! ハーッハッハッハッハッハッハ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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