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第43話
歪む宇宙


サブタイトル
「歪む宇宙」


【シナリオデモ1開始】
ミライ「ブライト。もうすぐ、合流予定の宙域よ」
ブライト「ああ…」
クワトロ「艦長、一度皆を集めて状況の説明をしておいた方がいいだろう…」
ブライト「そうだな。フラウ、皆をブリッジに集めてくれ」
フラウ「はい、わかりました」

ホワイトベース 個室
サリー「…………」
フェアリ「サリー…ふさぎ込まないで話を聞いて?」
<<秋水(男)>>
秋水「サリー、俺は君に戦ってほしいなんて思わないんだ」「ただ、俺達のやっている事を理解してほしい…それだけなんだよ」
サリー「秋水くん…」
<<秋水(女)>>
秋水「サリー、私達はあなたに戦ってほしいなんて思ってないわ」「ただ、私達のやっている事を理解してほしい…それだけなのよ」
サリー「秋水…」

ジーク「地球人のお前に、俺達の気持ちがわかるものか!」「お前はまだ、地球を守って戦う事ができる…!」「だが、俺達は…」
サリー「…………」
フェアリ「秋水様…そろそろブリッジでブリーフィングがあります。先に行ってもらえませんか?」
<<秋水(男)>>
秋水「え? でもさ…」
<<秋水(女)>>
秋水「え? でも…」

フェアリ「同じガディソード人だけで話がしたいんです…」
<<秋水(男)>>
秋水「…わかったよ。じゃあ、また後で!」
<<秋水(女)>>
秋水「…わかったわ。じゃあ、また後でね!」

〔扉の開閉音〕
サリー「フェアリ…私達は、ガディソードのみんなが、安心して暮らせる世界がほしいの…」
フェアリ「母星を失った私達の気持ちを地球の人にわかってもらうのは無理でしょうね…」
ジーク「そうだろう。あんたは、うまく地球になじめたかもしれない…」「…だが、多くの人は、あんたのように聡明ではない」
フェアリ「現実の世界では、弱小の異文化は排他されるのが世の常…」「私は、たまたま運が良かっただけよ」「地球の人だっていい人ばかりじゃないわ」「でも、誰かが始めの一歩を踏み出さなければ、2つの世界は閉ざされたまま…」「それはそれで、これからの時代にそぐわないのではないかしら?」「だからガディソード人に勇気をもって、その一歩を踏み出してもらいたいの」「私は同じ民として心からそう思っているわ」
ジーク「フェアリ…俺は直感で生きているような男だ。だから、理屈じゃ動けない」「ただ、ハッキリした事がある」「それはあんたが俺達の知っているフェアリだって事だ」「しばらくは、あんたらの戦いってのを見せてもらうさ…」

ホワイトベース 廊下
秋水「艦が動き始めた…」
<<秋水(男)>>
ケーン「よう、秋水! お前もブリッジに行くとこか?」
秋水「ああ、そうだけど」
ライト「ん? 今日はフェアリさんと一緒じゃないのか?」
秋水「サリーとジークに話をしに行っているよ」
タップ「ああ、ガディソードの捕虜ね…」
ケーン「あの2人、この後どうするんだ?」
秋水「軍には引き渡せないし、このまま連れて歩くしかないだろう」「ま、今は無理かもしれないけどいずれ協力してもらうさ」
<<秋水(女)>>
クリス「あら、秋水じゃない!」
セイラ「あなたも、ブリッジに行くところ?」
秋水「うん! 一緒に行こうよ」
セイラ「そうね」
クリス「あら? 今日はフェアリさんと一緒じゃないの?」
秋水「サリーとジークに話をしに行っているのよ」
セイラ「ガディソードのパイロットね…。あなたも知り合いなんでしょ? 話しに行かないの?」
秋水「ジークってのが、いちいち私に噛み付いてくるのよ」「だから、しばらくはフェアリさんにお願いする事にしたの」
クリス「あの2人…この後どうするつもりなの?」
秋水「このまま連れて歩くわ。外宇宙の事情にも詳しいだろうし。いずれ協力してもらわないとね!」
セイラ「うまくいくかしら…? 一応、向こうでは将校だったわけでしょ?」
秋水「うん…ちょっと時間かかるかもしれない」「でも、きっとわかってもらえるわ!」
クリス「ほんと、秋水ってプラス思考でいいわね」
秋水「フフ! それだけが、取り得だもん!」
セイラ「さ、行きましょう。遅れるといけないわ」


ホワイトベース ブリッジ
ブライト「ア・バオア・クーでの戦いの後、ジオン、ギガノスと地球連邦の間で停戦協定が結ばれようとしている」「ムゲ・ゾルバドス帝国軍も撤退し、地球圏から大きな脅威は無くなった」「だが、新たな異次元ゲートの存在が明らかになった以上、外宇宙の脅威が完全になくなったわけではない」
隼人「そういうことだ。我々はただちに次なる任務に向け、行動を開始しなければならない」「速やかに外宇宙に進出し、敵対勢力との決着をつける」
ブライト「前にも話した通り、外宇宙に向かうには、クスコの刻印が必要だ」「これより、我々は刻印の護衛につく」
ケーン「刻印の護衛? 敵はもういないんじゃ…」
クワトロ「各地で小規模な部隊が残っている。連邦軍で対処できるレベルだが、刻印の護衛は我々でないと無理だ」
プラート博士「なにせ、ゲートは宇宙空間で開く事になっておるからな。刻印も宇宙に上げねばならんのじゃ」
タップ「刻印を打ち上げるのか? …どうやって?」
葉月博士「ジュリアくんの話だと刻印は自力で大気圏を離脱できるらしい」
プラート「刻印は予定宙域への最短コースを取る。我々は、途中で合流するわけだ」
ライト「なるほど…」
葉月博士「目的の宙域に着いたら、ガンドールにホワイトベースを固定する作業に入る」「秋水の機体はガンドールの中心に置き、刻印との共鳴効果により異次元ゲートを開放する」
秋水「あ、そっか!」
<<秋水(男)>>
秋水「俺の機体に搭載されたC.U.B.E.を利用するんだっけ」
<<秋水(女)>>
秋水「私の機体に積んであるC.U.B.E.を利用するんだっけ」

アール「秋水殿の機体に我らの命運がかかっておるのじゃ! しっかりしてくだされ!」
<<秋水(男)>>
仁「こいつ、お坊ちゃんだからフェアリさんがいないとてんでダメなんだぜ?」
秋水「こ、こいつ!」
<<秋水(女)>>
仁「こいつ、お嬢だからフェアリさんがいないとてんでダメなんだぜ?」
秋水「くぅーっ! 生意気!」

シュテッケン「やれやれ…。これでは、先が思いやられる」
<<秋水(男)>>
ライラ「あら? いいじゃないの? 守り甲斐があって、可愛いじゃない?」
お町「フフフ…そうねえ」
郁絵「頑張ってくださいね? 秋水さん?」
秋水「あ…はい すみません…」
<<秋水(女)>>
秋水「あ…すみません…気をつけます…」
ボウィー「ま、いいじゃないの? 守り甲斐があるってことで」
志郎「フフ、そうですね」
ワッ太「ヘヘっ! 俺がちゃんと守ってやるよ」
秋水「うう…なんか、私 すごく情けなくない…?」


ホワイトベース デッキ
シモーヌ「刻印で閉じたはずの宇宙がこんなにも早く、破られてしまうなんて…」
クリス「一難去ってまた一難…。なかなか休ませてもらえないものね…
ルー「でもさ、刻印の降下がなくなったわけじゃないみたいよ?」「敵の侵攻は一応、止まっているわけだし」
クリス「それは、そうなんだけど…」
クワトロ「外宇宙とつながるには、まだ、なにか制限があるのだろう…」「問題は…奴らがどうやって異次元ゲートを開いたかだ…」
アムロ「例のC.U.B.E.を、敵が使って来たのかもしれません…」
カイ「C.U.B.E.ってーと…秋水の機体に搭載されてる例の動力源の事か?」
アムロ「はい。僕達がこれから、やろうとしているのと同じ手法を使ったんじゃないでしょうか…」
クワトロ「確かに…現時点で考えられる唯一の方法だからな…」
アラン「このまま地球圏にいたのでは、敵情をつかむことはできない」「やはり、我々が一刻も早く外宇宙に赴く必要がある」
シモーヌ「そうね…」
エイジ「アランさん。ぼくがクスコに行って刻印の準備を手伝います」
アラン「そうだな。刻印を動かすのはジュリアさんだ。君が行くのが一番いいだろう…」
クワトロ「頼むぞ、エイジ」
エイジ「はい。では、行って来ます」

ホワイトベース 食堂
アイザック「C.U.B.E.による異次元ゲートの開放…」「そこに見え隠れするガディソードの影…か…」
士郎「今までは、目立たない存在でしたが動き出したようですね…」
シュテッケン「母星が破壊され、一度は滅んだ勢力だ…。大した力はないと思っていたが…」
ブルース「勢力が衰えた分だけ、狡猾になったという事でしょう」
ディーゴ「奴らも天下取りの期を伺ってるってわけか…」
シュテッケン「ああ…今や全銀河に動乱の風が吹き荒れている」「ボヤボヤしてたら後ろからバッサリだぜ!」
ディーゴ「ああ…まったくだ」

ジュリア「刻印を創りし、偉大なる先人の方々…」「私はこの刻印を、あなた方の意図に反して、使わねばなりません…」「どうか私の行為を許してください…」

クスコ 遺跡
エイジ「姉さん、刻印の準備はどうだい?」「必要な物があれば、なんでも言ってくれ」
ジュリア「ありがとう…エイジ。でも、もう準備は済みました」「これより、刻印を大気圏から離脱させます」
エイジ「頼んだよ、姉さん」

ムゲ帝国軍兵士「シャピロ様! 地球圏に残る残存兵力の集結はほぼ完了致しました」
シャピロ「ご苦労! ただちに全部隊を再編成し、戦闘準備を整えさせろ!」
ムゲ帝国軍兵士「シャピロ様…ゾルバドス星に連絡を取りますか? ムゲ帝王様に…」
シャピロ「援軍は来ない! そう言ったはずだ!」「現にゾルバドス星との交信は不可能であろうが!」
ムゲ帝国軍兵士「は…はい…」
シャピロ「全ては今のこの戦力で地球人を制圧せよとの命令だ! 貴様は指示通り動け!」
ムゲ帝国軍兵士「はっ!」
〔走り去る足音〕
シャピロ「…………」「いいだろう…。この私が最後の命令を聞いてやろう」「だが、ここで地球を滅ぼした後、次に滅ぼされるのは、ゾルバドス! お前達であることを知るがいい!」「この私に…神に向かって楯突いた事を、宇宙の藻屑になってから後悔するがいい!」「フハハハハ…ハハハハハハハ! ハーッハッハッハッハ!
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
フラウ「クスコの刻印! 無事に大気圏を離脱しました」
シロー「すごい…あんな巨大な構造物があっという間に大気圏を離脱できるなんて…」
アムロ「コロニーくらいの大きさはありますね…」「どんな原理で飛んでいるのか…興味をそそられます」
ミライ「なんて、速力…。ホワイトベースで追いつくのが精一杯よ…」
ブライト「悔しいが…刻印の方がこちらの速度に合わせてくれているようだ…」
〔味方戦艦出現〕
葉月博士「こちらガンドール。今のところ、周辺の宙域に異常はない」
ブライト「了解です。こちらも偵察機を飛ばし、周囲の哨戒を続けます」
〔味方ユニット出現〕
オスカ「サラミス確認! 連邦軍の護衛艦です」
連邦士官「これより、ホワイトベース隊の支援に入ります」
ブライト「よろしく頼みます」「全艦、刻印を中心に輪形陣を展開!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
シュテッケン「外宇宙のどこに行くかこちらで指定できるのか?」
フェアリ「はい。目的地のデータがあればある程度は…」
剣人「それで? とりあえず、どこに行くんだよ?」
アール「もちろん、エドン国に向かいます。外宇宙で唯一の友好国ですからな」
ミト「エドン国か…あれ? でもデータはあるのかい?」
シノブ「ええ、すでに必要な方々に伝達済みですわ」
ミト「さすが、シノブさん! 頼りになるなぁ」
シノブ「とんでもありません。臣下として当然の事です」
ミト「お? なんだ?」
オスカ「未確認の熱源を多数確認!」
ブライト「敵か!? 識別を急げ!」
マーカー「味方の識別信号を出していません。おそらく敵の機動兵器です」
〔敵ユニット出現〕
甲児「おお? なんだ? 結構、まとまった戦力じゃないか」
號「どこぞの残党どもだろ? 俺達に挑むなんざ、いい度胸だぜ!」
剣人「一体、どこの残党だ!?」
エイジ「う…! まさか…あれは…」
シモーヌ「間違いないわ、グラドスよ!」
デビッド「くそ! まだ、残ってやがったのか!」
〔敵ユニット出現〕
ル・カイン「エイジ! 決着をつけに来たぞ!」
エイジ「ル・カイン!」
ル・カイン「エイジ、その中にはジュリアがいるのだな?」
エイジ「だから、どうした! 姉さんには指一本触れさせないぞ!」
ル・カイン「フ…ならば腕ずくで奪うまで!」「お前も私を倒せば、望みは全て叶う! ハッハッハッハッハ!」
エイジ「く…!」
ル・カイン「兵士達よ、聞けい! あの刻印を奴らから奪うのだ! そうすればグラドスに帰れるぞ!」
グラドス兵「おおーっ!!」「グラドス、万歳っ!」「やってやる! 下等な地球人ども!」
ル・カイン「フフフ…死に物狂いで戦う者の力、とくと味わうが良い!」
<戦闘開始>

<3PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
シャピロ「愚かな地球人どもよ! この私が、お前達を裁いてくれるわ!」
雅人「うっ! あれは、ムゲ・ゾルバドス軍じゃないか!」
沙羅「忍! シャピロだ! 手負いの狼が来たよ!」
亮「なめてかかるな! 敵はシャピロだけじゃない!」
忍「わかってるよ!」「それに…相手がシャピロなら油断はできねえ…」「奴は何をしでかすかわからねえからな!」

<4PP・敵増援2出現>
ル・カイン「フフフ…愚かな…。この私が何の策もなく攻めていると思うのか?」「出でよ!!」
〔敵ユニット出現〕
エイジ「あれは! ターミネーターポリス!」
ワッ太「わわっ、なんて数だ…!」
プラート博士「なるほど…ル・カインめ! 無人兵器を大量に隠し持っていたというわけか」
ル・カイン「フフフ…この宇宙を、奴らの血で染めるのだ! 行けいっ!!」

<敵半数・敵増援3出現>
シャピロ「フフフ…いかに抗おうとも、神である私に勝つ事はできぬ!」
〔敵ユニット出現〕
マーカー「新たな敵部隊が、戦闘エリアに侵入!」
ブライト「迎撃! 弾幕! これ以上敵を近付けさせるな!」

<忍vsシャピロ>
シャピロ「沙羅! おまえか!」
沙羅「言っただろう、シャピロ! 必ずあたしが、あんたの命を奪うって!」
シャピロ「ぬうっ!?」
沙羅「もう、話す事は何もなかったね、シャピロ…」「あんたと付き合って、ひとつだけ喜びを見つけたよ」「あたしが…あたしが、あんたを殺すというね!」
シャピロ「フハハハハ! お前に、この私が殺せるものか! 私は神なのだぞ!!」
沙羅「神だって!? 笑わせるんじゃないよ! 覚悟しな、シャピロ!」

<エイジvsル・カイン>
エイジ「ル・カイン、なぜ戦う! お前は既に敗れたはずだ!」
ル・カイン「フン…確かに、私の甘さが、クスコでの敗北を招いた…その事は認めよう」「だが…私は、己が夢と理想を諦めてはいない!」「ゆえに私は、この日の為に方々に散った兵を集めたのだ! 耐えがたい屈辱に耐えながらな!」
エイジ「既に大勢は決している! また無駄な血を流すのか!」
ル・カイン「フッ…そのような台詞は、この私を倒してから言うのだな!」「勝負!」

<シャピロHP50%以下>
シャピロ「おのれ!! この私に…神であるこの私に!」「許さん、許さんぞ! 神を冒涜する者ども! 地獄の業火で焼き尽くしてやる!」「さあ、来い! 来い! この私に向かって来るのだ!」「畏れ多くも、神が自らの手で、焼き尽してやるぞ! フッハッハッハッハッハ!」
〔シャピロ、HP回復〕

<シャピロ撃破>
シャピロ「バカな…! こんな…こんな事が…」「フハハハハ…ハハハハハハハ! ハーッハッハッハッハ!」「フハハハハ、天よ、砕けろ! 宇宙よ、お前は再び暗黒の世界に姿を隠すがよい」「神は今ここに誕生し、そして神が、自らの裁きでこの世界を無のものとする」「よいか、よいか、宇宙よ…。今こそ神の足下にその永遠なる魂をゆだねるがいい」「フハハハハ…ヒャハハ、ヒャハハハハハ!」「ヒャハハハハハ! さあ宇宙よ、何をためらう事があるというのだ!」「今こそ、今こそ…この神のもとへ!!
〔敵ユニット撃破〕
沙羅「シャピローッ!!」
忍「沙羅…」
沙羅「ううう…シャピロ…バカだよ…バカだよ…あんた…」

<ル・カイン撃破>
ル・カイン「お…おのれぇ! 地球人の分際で!」「こうなったら…刻印を完全に破壊し、奴らの目論見を崩してやる!」
エイジ「させるか!」
ル・カイン「邪魔はさせん! 私の夢! 私の理想!」「貴様ごときに! 血の汚れた貴様ごときにぃっ!!」
エイジ「貴様のその思い上がりを俺は許さない!」「ここで、本当の決着をつけてやる!」
ル・カイン「こしゃくなっ!!」
エイジ「な、何だ!」「うわああああ!」
〔エイジ、遺跡へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

ル・カイン「うおおおおおお!」
〔ル・カイン、遺跡へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

エイジ「…こ…ここは…どこなんだ…」
ジュリア「エイジ…ル・カイン様…あなた達の戦いは、終わったのです」
エイジ「ああ、姉さん!」
ル・カイン「ジュ、ジュリア…!? では…ここは!?」
ジュリア「そう…刻印の中です」
ル・カイン「フン! ならばジュリアよ! 今すぐ空間の遮断を解くのだ! 私の命令が聞けぬのなら撃つ!」
エイジ「ル・カイン! 姉さんに手を出すな! 手を出せば容赦しない!」
ジュリア「エイジ、心配はいりません。ここでは、誰も力を振るう事はできません」「例えル・カイン様といえども…」
ル・カイン「なんだと? そのうようなでたらめで、私が騙せると思っているのか!」
ジュリア「ル・カイン様…あなたのお好きなようにどうぞ…」「ご自分の無力に気付かれるだけです」
ル・カイン「何を言うか! 父の遺言通り、始末してやるっ!」「む! どうした!? どうしたと言うのだ…これは!」「ぬうう!! エネルギーが…刻印に吸収されている…だと!?」
ジュリア「ここでは、いかなる武器も効力はありません」
ル・カイン「バ、バカな…こんなバカな事が!」
ジュリア「ル・カイン様、心をお静め下さい」
ル・カイン「ぬう…ジュリア…!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕

<敵全滅・勝利条件達成>
オスカ「敵部隊、壊滅しました! 残りのグラドス部隊は、降伏するそうです」
フラウ「新たな敵影を捕捉。連邦軍の支援部隊です」
〔味方ユニット出現〕
連邦士官「こちら、第332特務部隊。病院船を連れてきている。救助活動は任せてくれ!」
フラウ「ありがとうございます!」「あの…敵味方関係なく、できるだけ多くの人を助けてくださいね?」
連邦士官「わかってるよ、お嬢さん!」「そっちは、これから外宇宙に行くんだろう? 俺達の分も頑張ってくれよ!」
フラウ「はい!」
連邦士官「では、これにて!」
オスカ「早速、救助活動が始まったようです」
ブライト「彼らはレスキューのプロだ。救助活動は彼らに任せよう。我々は、目的の宙域に急ぐぞ」
隼人「全機、帰艦せよ!」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

ル・カイン「く…! あの時…お前に慈悲を与えるのではなかった…」
エイジ「ル・カイン! もうお前の思うようにはできないぞ!」
ジュリア「エイジ、もういいのです。あなたは仲間と共に行きなさい…。私はル・カイン様とここに残ります」
ル・カイン「…………」
エイジ「何を言ってるんだ姉さん! 僕達と一緒に行こう!」
ジュリア「いいえ、私はル・カイン様と残されたグラドス人のため、やらねばならない事があります」「刻印よ、この生命体とあの物体を外へ…!」
エイジ「姉さーん!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
〔味方ユニット出現〕

エイジ「姉さん…」
デビッド「エイジ! 今までどこにいたんだ! 大丈夫か!?」
エイジ「ああ…なんでもない…。大丈夫だ…」「それより、準備を始めよう」
シモーヌ「あ、そうね…」
葉月博士「まず、竜の足でホワイトベースを固定する! ガンドールを変形させるぞ!」
〔葉月博士、ブライトへ隣接〕
ブライト「核鬼隊の固定作業を急げ! 船体の損傷チェックも忘れるな!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガンドール 格納庫
<<秋水(男)>>
秋水「機体の固定、完了したぜ! フェアリさん、そっちは?」
<<秋水(女)>>
秋水「機体の固定、完了したよ! フェアリさん、そっちは?」

フェアリ「ええ、準備完了です」「今は、シノブさんから頂いた外宇宙データを元に、シミュレーターを作っています」「うまくすれば、ゲート開放の仕組みを解析できるかもしれません」「今は封印のサポートが必要ですが、最終的には、こちらで制御したいですからね」
<<秋水(男)>>
秋水「ハハ…そりゃ手伝えそうにないな…」
<<秋水(女)>>
秋水「うーん…手伝えそうにないな…」

フェアリ「どうか、お気になさらずに」「ゲート開放シーケンスはほとんどこちらでサポートしますが、秋水様の操作も必要です」「シミュレーションを入れてありますので操作に慣れておいてください」
秋水「了解!」


ホワイトベース 食堂
ミト「やっと、エドン国に戻れるのか」「いろいろあったけど、いい人達に会えてよかったよね?」
シノブ「ええ、そうですわね」
カークス「王子、きっと本国ではご馳走を用意して、お出迎えの準備をしておりますぞ?」
スケード「あいかわらず、おぬしは食い意地の方が先に来るようだな」
カークス「あ…いや…その」
ミト「アッハッハッハッハ!」
シノブ「フフフフフ!」

ホワイトベース 医務室
早苗「さ、もう大丈夫よ! 動かしてみて?」
サリー「あ、はい…」
早苗「どう? もう、痛くないでしょ?」
サリー「ええ…すっかり治ったみたいです」
早苗「鍛えているだけあって丈夫に出来ているみたいね?」
サリー「いえ…大した怪我じゃありませんから…」「あ、でも、あの…ありがとうございます」
早苗「どういたしまして。また、何かあったら気軽に連絡してね?」
サリー「はい…」
〔扉の開閉音〕
おちゃめ「きゃははははははは!」
プル「プルプルプルプルーッ!!」
ファ「あーもう! あなたたち! いいかげんになさい!」
リィナ「プル! あなたが一番、お姉さんなんだから、大人しくしてよ!」
プル「やーだもん! きゃははははは!!」
〔扉の開閉音〕
ファ「あ! 待ちなさーい!」
〔扉の開閉音〕
リィナ「あ、ごめんなさい。お邪魔しちゃって…」
早苗「ウフフ、いいのよ。あなた達もがんばってね」
リィナ「はい!」
〔扉の開閉音〕
サリー「…………」「あの…この艦では子供達をたまに見かけるんですけど…」
早苗「ああ、あの子達ね? この艦のパイロットを慕って、ついて来たの…」
サリー「でも軍艦に乗るなんて変じゃないですか?」
早苗「降ろそうとした時もあったけど、結局、無理だったのよね…」「あの子達にとっては、この艦が家であり、家族がいるところなのよ」
サリー「そうなんだ…」

ホワイトベース 個室
サリー「ねえ、兄さん…やっぱり、この艦何か違うよ」
ジーク「銀河烈風のリーダーにペンタゴナの反乱軍まで乗ってるしな…」
サリー「ええ? 兄さん、どうしてそんな事…」
ジーク「ガディソードに興味があるってんで、いろんな奴が訪ねて来るんだ…」「これがまたみんな、ご丁寧に、自己紹介していきやがる」「俺達の意思に関係なくお仲間扱いだぜ…」「俺達が逃げ出したらどうするつもりなんだろうな」
サリー「でも、さっきの戦闘…見てたでしょ?」「いざ戦いになると、恐ろしいほど研ぎ澄まされた戦いをするわ…」
ジーク「そうだな…。艦内の視点から見ているとそれがよくわかる…」「一見小艦隊に見えるが恐ろしく、重厚な戦力だ…」「俺達は今まで、こんな奴らを相手にしていたんだな…」

ガンドール ブリッジ
葉月博士「ホワイトベース固定作業完了! いつでもいいぞ、ブライト艦長」
ブライト「ジュリアさん、お願いします」
ジュリア「私は、あなた達のために…今一度、刻印の力を使います」「でも、それは争いをいさめるためです。その事を忘れないでください」
ブライト「肝に銘じておきます」
ジュリア「では、はじめましょう。秋水さん、フェアリさん、準備はいいですね?」
フェアリ「はい!」
秋水「いつでも、どうぞ!」
フェアリ「シグナル確認! C.U.B.E.ドライブ、刻印からの波動に同調させます」
<<秋水(男)>>
秋水「おお! 来た来た! 速攻で臨界点突破だぜ!」
<<秋水(女)>>
秋水「来た来た! すごい! 速攻で臨界点突破したわ!」

秋水「エネルギープラグ、ガンドールに接続!」
フェアリ「ガンドール周囲に空間異常確認! 異次元ゲート順調に拡大中!」「いけます!!」
葉月博士「ガンドール、異次元ゲートに突入!」
エイジ「姉さん、行ってくるよ!」
ジュリア「エイジ…行きなさい…」「そして今度は、グラドス人に平和を呼びかけるのです」「それができるのは、二つの種族の血を引くあなただけなのです…」
エイジ「ああ…わかったよ、姉さん」

ジュリア「偉大なる先人達よ…私は希望の使者を送りました…」「願わくば、この行為が今、人々の希望とならんことを…」
ル・カイン「ジュリア…私は…」
ジュリア「ル・カイン様…心穏やかになられたようですね?」
ル・カイン「ああ…」
ジュリア「ル・カイン様…今こそ私は、あなたのために祈ります…」
ル・カイン「ジュリア…」「ありがとう…」
【シナリオエンドデモ終了】


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