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第53話
嵐のザールへ、全艦出撃せよ!


サブタイトル
「嵐のザールへ、全艦出撃せよ!」


【シナリオデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
甲児「いよいよ、ザールの本拠地へ殴る込みだ!」
號「おう! 腕がなるぜ!」
アール「悲願であったザールとの決戦…。方々のお力添えに、このアール、心より感謝致します」
剣人「みんな、頼むぜ! 銀河の明日のために俺達に力を貸してくれ!」
ミト「もちろんさ!」
ダバ「ああ、共に戦おう!」
ガスコン「がっはっはっはっは! このガスコンにお任せあれ!!」
〔通信のコール音〕
ブライト「ん? どうした!?」
フラウ「ザールの通信をキャッチしました」「ザール全軍に対して、本星に戻るよう、命令を出しているようです!」
剣人「なんだって? ザールの全軍が戻って来るのか!?」
ダバ「分散した戦力を集め、数で叩こうというのだろう」
ガスコン「ザールの領土は広い…。戦力は四方八方に散らばっておるが、集まるとなると、えらい事になる」
シュテッケン「各地で決起している連中が大半を阻止してくれるだろうが、ザールの物量は侮れん…」
アムロ「既にクロッペンとの戦闘で、こちらの動きは的に知られています。敵も必死に戻って来るでしょう」
シュテッケン「そういう事だ。叩かれる前に叩くしかねえな」
アール「いかにも! 時間が経てば経つほど、敵が有利になるだけです!」
剣人「ザール星攻撃…いよいよ、やるか…!」
ブライト「状況は聞いてのとおりだ。ただちに行動を開始する」「全艦、ただちに発進!」
隼人「銀河の命運はこの一戦にあり! 各艦とも、一層の奮闘を祈る!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〈出撃準備〉

マーカー「ザール星の宙域に到着しました!」
ブライト「よし、作戦開始だ!」
アール「ただちに攻撃開始じゃ! ダルタニアスに続け!」
剣人「よし! いくぞ!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
ザクロン「フフッ! 突っ込んで来おったな! 身の程を知らぬ雑魚どもが!」「もっと近くへ来い! 我らに刃向かう者がどうなるか、その恐ろしさを見せてやる!」
ジルバ「ねぇ、ザクロン様ぁ? あの人達、どんどん殺しちゃっていいの?」
ザクロン「構わぬ…! 我らの力を想知らせてやれ!」
ジルバ「うふふ! もう最高~!」「さあ、発進よん! 私のかわいいロボちゃん」
〔敵ユニット出現〕
ジルバ「はぁ~い! ホワイトベース隊のみなさ~ん! こっちにいらっしゃ~い」「あたしの美しいクイーンアテナスが、お相手してあげるわよん!」
ザクロン「オンドロン!!」
オンドロン「ははっ!」
ザクロン「要塞衛星の調子はどうか!」
オンドロン「準備万端です、ザクロン様。いつでも要塞のシステムを使えます!」
ザクロン「よし! 要塞衛星の指揮はお前に任せる!」
オンドロン「承知しました!」「ちなみに、ザクロン様。コンピュータの予測では、我が軍の勝利は100%です」
ザクロン「当然だ。我が偉大なるマザーコンピュータ・シグマ様が、間違った作戦を指示するはずがない」
剣人「おっ! 要塞と要塞の間が、抜けられそうだぜ?」
弾児「そこから、一気にザール星に突入だ!」
〔剣人、ジルバへ隣接〕
ザクロン「フハハハハ! 馬鹿め! 地獄へ送られるとも知らずに調子に乗りおって!」「オンドロン! やれ! 光熱波バリアに切り替えろ!」
オンドロン「よおし! 今だ!」
〔画面、発光〕
〔光熱波バリア展開〕

ブライト「な、なんだ!? 星の周りに変化が!?」
アール「あれは、バリア! 星全体がバリアで覆われておりますぞ!!」
プラート博士「何かあるとは思っていたが、やはりな…」
隼人「なんの守りもなく構えてるわけないか…」
プラート博士「こちらを引き付けるために、わざと隙を見せていたようじゃな…」
アール「むううう…」
剣人「くそ! ここまで迫りながら…!」
〔剣人、後退〕
剣人「じいさん! 何か手はねえか、手は!!」「このバリアを突破しなきゃ、ドルメンを直接叩けねえじゃねえか!」
ザクロン「フフ、我が作戦の術中にはまったな。これより奴らを一気に叩く! 我が直属部隊を展開させよ!」
〔敵ユニット出現〕
ボイダー「くそっ! ザクロン! いい気になりおって、馬鹿たれが!!」「何が新司令官だ! たかが機械の分際で!!」「ドルメン大帝にワシの力のある所を見せ、総司令官の座を奪ってやる!」
カブト将軍「やはり現れたな! ホワイトベース隊め!!」「迎え撃てい! ここを奴らの墓場とするのだ!」
アール「剣人様! このバリアを破るにはエネルギー源を見つけ出す必要があります。しばしのお時間を!」
剣人「わかったぜ、じいさん!」
弾児「それまでにこいつらをなんとかするしかないようだな!」
剣人どうやらそのようだな弾児、いくぜ!」
<戦闘開始>

<剣人vsカブト(戦闘後)>

カブト将軍「ハハハハハ! 怖じ気づいたか! ザールに楯突く馬鹿どもが!!」「とどめをさしてやる! 楯剣人、覚悟ーっ!!」
剣人「なにをっ! 負けるかぁっ!!」

<ボイダーにダメージ>
ボイダー「ぬうううううう」「ワシは次の総司令官になるのだ! こんな所で負けるわけにはいかん!」

<カブトにダメージ>
カブト「ええい、押されておるぞ!」「何をしておるか!」「全てはこの戦いにかかっているのだ! 全力で戦え!!」

<ジルバにダメージ>
ジルバ「な、なんてこと! 私の大事なクイーンアテナスに傷をつけるなんてーっ!!」「も~う! 許さないわよ!」

<カブト撃破>
カブト「お、おのれぇぇっ!! あと一歩というところで…!」「ぐわああああああ!!」

<ボイダー撃破>
ボイダー「ぐわああああっ! ド、ドルメン大帝様ぁっ!!」

<ジルバ撃破>
ジルバ「ああ、あたしの美しい、クイーンアテナス…!」「オンドロン、助けてーっ!!」「ああああああああ!!」
〔敵ユニット撃破〕
オンドロン「ジルバか…。スタイルばかり気取る女司令官ではあったが…」「ちょっと、惜しかったかな…」

<敵全滅・敵増援1出現>
ザクロン「おのれ、我が直属部隊が落とされるとは! こうなれば私自ら迎え撃つ!」
〔敵ユニット出現〕
アール「剣人様、聞いて下され! 遂にエネルギー源を突き止めましたぞ!」
剣人「本当かじいさん!」
葉月博士「みんなも、聞いてくれ! バリアのエネルギーは、軌道上に見える衛星から発せられている!」「バリアを突破するには、あの衛星を全て破壊するしかない!」
〔敵ユニット出現〕
〔カーソル、要塞衛星ヘラを指定〕

エイジ「衛星は全部で3つか…」
クワトロ「葉月博士の言う通りだ。ここを突破するにはあれを破壊するしかない…」
ブライト「ただちに、態勢を建て直し、攻撃を他の衛星に向けろ!」
シロー「了解! 衛星に攻撃を集中します!」
剣人「ようし、やってやる! 俺達の命をかけてもな!」「いくぜ! 弾児! 一気に突っ込んで要塞を爆破だ!」弾児「おう! いつでも来い!」

<要塞衛星ヘラ撃破(1回目)>
オンドロン「うおお! まだまだぁっ!」「要塞衛星が一つあれば、バリアは保持できる!!」
ブライト「なんとしてでも、衛星の機能を止めるんだ! 攻撃の手を緩めるな!!」

<要塞衛星ヘラ撃破(2回目)・敵増援2出現>
オンドロン「ぬうう! またしても、コンピュータの予測を超えるとは!」「迎撃部隊は何をしている! このままでは、最後の要塞衛星も破壊されてしまうぞ!!」「要塞内に残された機体を全部、出撃させろ!」
〔敵ユニット出現〕
隼人「あと一つで、バリアが解けるはずだ! ここが正念場だ!」
ブライト「攻撃を続行しろ!」

<要塞衛星ヘラ撃破(3回目)・敵増援3出現>
オンドロン「い、いかん! このままでは、バリアを維持できん!」
ザール兵「エネルギー圧低下! バリア、消滅します!」
オンドロン「くそっ!!」
〔画面、発光〕
〔光熱波バリア消滅〕

オンドロン「馬鹿な…私は今までずっとコンピュータの指示通り、作戦を進めたのだぞ!」「そのことごとくを奴等に阻止されてきた…!」「フフフ…フハハハハハハハ!」「我々が、信じてきたマザーコンピュータが、奴らに負けたというのか…!」「ハーッハハハハ! マザーコンピュータへの信頼を失えば…ロボット帝国は滅びる…」「滅びるのだ…! ハーッハハハハ!」
〔要塞衛星ヘラに爆発〕
〔画面、振動〕

リンダ「惑星周囲のエネルギー反応が、消えました!」
ブライト「うまくいったのか!?」
プラート博士「間違いない…! バリアーは完全に消滅しておる」
アール「ようし、今じゃ! ザール星に突入するのじゃ!」
ドルメン大帝「むう…バリアが! バリアが突破されたのか!?」
剣人「ドルメン! 出て来い! 楯剣人が相手だ!!」
ドルメン大帝「ぬうう…! おのれ、ダルタニアス!!」「許さん…! ザール星間帝国に、あくまでも楯突こうというのか!」「許さん…許さんぞ!!」
〔敵ユニット出現〕
弾児「おお…!」
剣人「ドルメン! お前がドルメンか!?」
ドルメン大帝「フフフ…我がザールに手向かいおって! ここから、生きて戻れると思うな!」
剣人「うるせえっ! お前の方こそ覚悟してもらうぜ!」「お前のために泣かされた俺達や銀河の連中の恨みを晴らしてやる!!」
ドルメン大帝「我がザール星間帝国は、お前ごとき者には滅ぼされん!」「我がザールの近衛軍に告げる! 全軍出撃! 奴らを完膚なきまでに打ちのめせ!」
〔敵ユニット出現〕
仁「出やがった! あれが、敵の本隊か!?」
吼児「すごい数だね…」
マリア「まだ出て来るわよ! 気をつけて!」
〔敵ユニット出現〕
リンダ「敵部隊、更に増大します!」
飛鳥「まいったね、こりゃ…」
ケーン「気が滅入るな…ったく」
クリス「やるしかないわ…。頑張りましょう!」
剣人「くそーっ! 負けてたまるかぁっ!!」
プラート博士「奴らは第1陣じゃろう。これから時間ごとに敵は増えていくぞ…」
ローズ「そんな…何とかならないんですか?」
隼人「こうなったら、大将首…ドルメンの首を取るしかない!」
フラウ「ド、ドルメン大帝から、通信です!」
アール「なんじゃとっ!?」
ドルメン大帝「ふははははははは! 我に歯向かう愚か者どもよ、心して聞くがよい!」「うぬらの降伏など認めぬ! 一人残らず、ここで死ぬのだ!」
アール「勝手を申すな! 反逆者の分際で!」
ドルメン大帝「ふははははは! 反逆者とは笑止!!」「ワシは、虚飾にまみれたかつてのエリオスに革命を起こしたのだ!」「見るが良い! このワシ自身の顔が、エリオスの悪を証明しているのだ!」
アール「なんじゃと!?」
ドルメン大帝「フハハハハハ! よく見るが良い! ワシの顔を!!」
アール「あ…ああ…そのお顔は…パルミオン皇帝陛下…!!」
ドルメン大帝「フフフフ…」
アール「ドルメン! 貴様、皇帝陛下を侮辱するか!」
ドルメン大帝「フハハハハ! 驚いたか! ワシはかつて、王宮にいた! 皇帝のクローンとしてな!」
アール「なにっ!?」
剣人「おい! どういう事なんだ、じいさん!」
アール「バカな…パルミオン皇帝陛下にクローンがいたとは!」「しかも、そのクローンがドルメンだと…!?」
ドルメン大帝「フハハハハ! 貴様らをいたぶりながら、エリオスの忌まわしい歴史を教えてやる!」「ハーッハハハハハハハ!!」
剣人「おい! じいさん! 説明してくれよ!」「あいつら、王様のクローンだってのか?」
アール「うう…そ、それは…」
弾児「…奴が何者であろうが、俺達の故郷をめちゃくちゃにした事に変わりはねえぜ!」
剣人「そうだっ! 過去に何があったか知らねえが、関係ない連中を巻き込みやがって!」
ミト「行こう、剣人くん」
剣人「おうっ!!」
ジーク「ドルメン…ついに現れたか…」「やってやる…。奴は…この俺が…!」
秋水「おい、ジーク! 大丈夫か?」
ジーク「心配するな…」
フェアリ「これから、ますます混戦になるわ。お互い、冷静に対処しましょう」
ジーク「わかっている」
秋水「サリー…大丈夫かな…」
ジーク「心配するな。あいつは出て来れない」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

サリー「出して-っ!! ここから出してよーっ!!」「ねえ、聞こえてるんでしょう? 私、絶対に逃げたりしないわ! だから、出してっ!!」「出してっ!! 早く出してーっ!!」「どうして…?」「どうして、応えてくれないの?」「ねえ! 誰か応えてよ! お願いっ!!」「…………」「みんなで…私を除け者にして…」「秋水くんの馬鹿ぁーっ!!」「ううう…」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕

<ドルメンにダメージ>
ドルメン大帝「ぬおおおおおっ!」
剣人「お、おい…あいつ、顔が変わってるぞ! じいさん! どうなってんだ!?」
アール「おお…。すると奴は本当に…」
弾児「どういう事だよ!」
アール「クローンは強い紫外線を受けると皮膚が変色してしまうのです! あの顔こそ奴がクローンである証!」
剣人「そうかい…。けど、遠慮はしねえぜ!」

<ドルメンHP50%以下・敵増援4出現>
ドルメン大帝「うわーっはっはっは! この程度の攻撃では手ぬるいわ!」「要塞のパワーを上げろ!!」
〔ドルメン大帝、回復〕
ドルメン大帝「ふはははは! 無駄だ! 貴様らではこのワシには勝てん!」「今こそ、虐げられてきたクローンの苦しみを味あわせてやる!」「出でよ! 我がしもべ達よ!!」
〔敵ユニット出現〕
剣人「野郎っ! まだ、戦うつもりか!」
ドルメン大帝「ええい! 楯剣人よ! 今こそ思い知るがいい!」「エリオスの栄光の裏に隠された我々クローンの無惨な歴史を!」
〔剣人、ドルメン大帝へ隣接〕
剣人「うるせえ!! 俺は昔の事なんか、知ったこっちゃねえんだよ!」「くらえっ! ドルメン!!」
ドルメン大帝「えーい! 黙れっ!!」
〔剣人にダメージ〕
〔画面、振動〕

剣人「うわあああああああ!」
ドルメン大帝「どうだ! 楯剣人! さぞや苦しかろう! だが、それで良いのだ」「苦しんで、苦しんで、苦しみぬけ!!」「パルミオン皇帝の血を受け継ぐお前には、私がたっぷりと地獄を見せてやる!!」「そして、我々クローンの怒りを思い知れ!!」
〔ツインボーグ・ユニトゲラス、剣人へ隣接〕
〔剣人にダメージ〕
〔画面、振動〕

剣人「うわああ!!」
ドルメン大帝「まだ、まだぁ!!」「喰らえ、ダルタニアス! 何がエリオス帝国だ! 何が宇宙の平和だ!!」
〔剣人に爆発〕
剣人「ぐああ!」
ドルメン大帝「ふふふふふ! まだ早いぞ、楯剣人!!」「このぐらいではまだまだ、足りぬわ!」「エリオス帝国繁栄の名の元に常に時の皇帝の身代わりとなり…」「…闇から闇へ葬り去られたクローンの苦しみにはまだまだ、遠く及ばん!!」
アール「やめろ! やめるのだ! 剣人様は、何も預かり知らぬ事!」
ドルメン「黙れっ!!」「知っておろうがおるまいが、楯剣人がエリオス王家の血を引く事に変わりはない!」「今こそ、忌まわしい事実を明かしてやる! あの憎むべきエリオス王家の!」
剣人「く…! 聞いてやろうじゃねえか!」
ドルメン大帝「かつてエリオス帝国では王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた」「エリオス王家の血筋を絶やさずその王座を守るためだ!」「そして、成長すればケダモノのように飼い殺しの生活を強いられたのだ!」「王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なく、その身を切り刻まれる…!」「王位継承者が失った体の部品を提供するためだ」「そして、皇帝が死ねば王座を守るため、廷臣達に操られなければならない!」「だが、それも次期皇帝が決るまでの事…」「皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物! 全て、処分されるのだ!!」「わかったか、楯剣人! これが、帝国繁栄のカラクリだ!」
剣人「あ、ああ…」
ドルメン大帝「フフフ…これからだぞ! 我らクローンの苦しみをたっぷりと味わえ!!」
〔剣人に爆発〕
剣人「ぐあああああああ!!」
アール「剣人様ぁっ!」
ミト「まずいぞ! みんなで助けるんだ!!」

≪ドルメンにダメージ後≫
<カミーユvsドルメン>

カミーユ「なぜ、多くの人を苦しめる! お前には、虐げられた者の苦しみがわかるはずだ!!」
ドルメン大帝「わからんのか! 人間の欲望こそが、クローンが生んだのだ」
カミーユ「人のエゴがクローンを生んだ事はわかる」「その苦しみを知るお前が、なんで世界を正しい方向に導かなかったんだ!」
ドルメン大帝「フハハハハ! 愚か者め! 他を従わせる力なくば、何も成せぬわ!!」
カミーユ「そのゆがんだ、気を吐き出せ!!」
ドルメン大帝「えーい! 黙れっ、若造!!」

≪敵増援4出現後≫
<剣人vsドルメン>

ドルメン大帝「おのれ、こざかしきダルタニアス! お前ごときに!」
剣人「ドルメン! クローンの話には同情するがな!」「お前のために、どれだけ多くの人が苦しんだ事か!」「今こそ、たっぷりと思い知らせてやるぜ!!」
ドルメン大帝「こしゃくな! 地獄の底へ叩き落としてやる!」
剣人「いくぞーっ!!」

<ザクロンHP50%以下>
ザクロン「ハッハッハッ! 思ったよりやるではないか!」「だが、この程度では話にならん! 全てコンピュータによる予測の範囲内だ」「フフフ! そろそろ、こちらも本気で行かせてもらうぞ!」
〔ザクロン、回復〕
ワッ太「な、なんて奴だ! あれだけ攻撃を受けたってのにピンピンしてるじゃないか!」
厚井「むううう! かなり高性能なメカロボットだ!」
ワッ太「くそっ! こんなしぶとい奴、今まで見たことがない!」
號「要するに、あいつはタフだってこったろ!」「くよくよ考える暇があったら、ミサイルの一発もぶち込みやがれ!」
ジュドー「そういう事っ!」
忍「ようし! やってやるぜ!!」

<ザクロンHP20%以下>
ザクロン「むう! 敵の戦力係数がコンピュータの予測を超えているだと!?」「こんな事が…こんな事があってなるものか!!」

<ドルメン撃破>
ドルメン大帝「ううっ、こしゃくな!」「よいか、楯剣人。このワシを討ち取ったからとて、それですべてが終わったとは思うな!
剣人「なっ…何だと!?
ドルメン大帝「この世界にクローンがいる限り…いや! クローンを必要とする世界が存在する限り…」「我々の憎しみと悲しみが消え去る事はない!」「いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時が来る!!」「ぬわぁぁぁぁっ!
〔敵ユニット撃破〕
アール「おお…ついに…ついにドルメンを…」
ブライト「やったのか…」
オスカ「撤退する部隊もいます! 敵戦線は混乱しています!!」
隼人「ドルメンという絶対的な存在を失って、士気が低下したようだな」
ブライト「よし! 一気にこの宙域を制圧する!」

<ザクロン撃破>
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ザクロン「な、なぜだ…! なぜ、こんな事に!」「我が偉大なるマザーコンピュータ・シグマ様が、間違っていたというのか…!?」「私の敗北が事実となれば、マザーコンピュータ・シグマ様への信頼が失われる…」「万が一、そのような事態になれば、ロボット帝国の秩序は乱れ、ザール帝国との関係も危うくなる…」「いや…コンピュータの指示通りに動いているこの私が敗れるなど、ありえんのだ…」
厚井「む! 敵の動きが止まった!」
柿小路「社長! 今がチャンスですぞ!」
ワッ太「わかった!」
〔ワッ太、ザクロンへ隣接〕
ワッ太「とどめだーっ!!」
〔ワッ太、ザクロンへ攻撃〕
[イベント戦闘「ワッ太vsザクロン」]
ザクロン「ぬおおっ! なぜだ! シグマ様は完璧のはず…!」「ぐわあああああああ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ワッ太「や、やったか?」
郁絵「ええ、やりましたよ、社長!」
柿小路「社長! お見事ですぞ!」
ワッ太「へへっ! どんなもんだい!」「さあ、残りの敵をやっつけるぞ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
フラウ「ザールの残存部隊が、次々と降伏を表明しています」
ダイアン「各方面での戦闘も、終息しつつあるようです」
ブライト「そうか…」
剣人「戦いは終わった! 俺達は勝ったんだ!!」
弾児「ああ…だが…後味の悪い勝利だぜ…」
シュテッケン「ドルメンの事なら、気にするな…。奴は結局、人の世を呪った弱き者だったという事だ」
ディーゴ「クローンとして生まれなければこのような最期を遂げずに済んだものを…」
秋水「ジーク…ザール帝国は滅んだぜ?」
ジーク「ああ…終わってみればあっけないものだな…」
フェアリ「それぞれの惑星から徴用された兵士達は、恐怖で縛られていたに過ぎないわ…」「統率者が失われれば、体制はすぐに瓦解してしまうという事ね…」
ジーク「これで、事実上星間連合軍は崩壊した」「これからは、異次元同盟と戦いが激化するだろう…」
秋水「異次元同盟と和平は結べないってのかよ?」
ジーク「無理だろう…俺が言うのもなんだがな…」
秋水「ジーク…お前、この後どうするんだ?」
ジーク「しばらく、お前達と一緒に様子をみるさ」「異次元同盟が、侵略をためらってくれれば交渉の余地があるかもしれない」
フェアリ「とにかく、船に戻りましょう。作戦の方針を話し合うはずです」
秋水「そうだな…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース 食堂
アール「ですから…剣人様ぁ…すでにドルメンはおらんのです!」「今こそ…今こそ! エリオス帝国を復活させる時!」
剣人「いい! やらなくて」
アール「しかし、剣人様が背負わねばならん義務があるのですぞ?」
剣人「るっせえなぁ…。いい加減しつこいぞ!」
アール「当り前です! 私がどれだけ、エリオス帝国復活に夢を…」
剣人「俺は目の前で、散々やりたい放題の奴らを見てきて、うんざりしてんだ!」「あんたも見てきただろ? そのくらい、人の上に立つってのは大変なんだ!」
アール「おお…剣人様が珍しく難しい事を…」
剣人「やかましい! とにかく、ダメったらダメだ!」
アール「そんな…」
弾児「どうやら、うちの王子様は全く、自覚が芽生えないらしいぜ?」
ダバ「そうかな? 良い王になれそうだけどな…」
ミト「うん。僕もそう思うよ」
剣人「よ、よしてくれよ! 本当にその気はないんだ」
ダバ「時には器量のある者が、人々を先導するのは必要なんだよ、剣人」
アール「剣人様、皆あなたの器量を認めてらっしゃるのですぞ?」
剣人「あーもう! この話は、全部戦いが終わってからにしようぜ!」
アール「あ、こらっ! お待ちなさい、剣人様!!」
〔扉の開閉音〕
弾児「フ…相変わらずだな」
スケード「きっと、ブリッジに行ったんですよ」
カークス「我々も参りましょう」
ミト「そうだね!」

ホワイトベース 個室
ジーク「悪かったな、サリー。留守番させちまって」
サリー「私って…そんなに信頼されてなかったんだ」
ジーク「そうじゃない…」「今回の戦いには、異次元同盟が乱入して来る可能性がかなりあったんだ」
サリー「え…!?」
ジーク「3つ巴の戦いになったら、お前には迷いが生じたはずだ」「そして戦場では、一瞬の迷いが命取りになる…」「逆に俺はお前をこの艦に残す事で、その迷いをなくす事にしたんだ」「この艦隊を攻撃する奴らが、同胞であったとしても、迷わず撃てるようにな…」
サリー「兄さん…」「でも、ずるいよ…自分だけ」
ジーク「そうだな…。すまなかった、相談もせずに」
サリー「…………」「いいわ…許してあげる」
ジーク「…すぐに次の作戦が始まる。これから、秋水達とミーティングするが、来るか?」
サリー「行かない!」
ジーク「誤解のないよう言っておくが…あいつがお前に話しかけなかったのは、俺がそう頼んだからだぞ?」「あいつ、お前の事をえらく気にしてたみたいだったがな…」
サリー「え?」「だ、だから何!? 関係ないわ、あんな奴!」
ジーク「いや、お前が気にしてなきゃいいんだ…」
サリー「わ、私は別に何とも思ってないんだからね!」「何か話があるんなら、自分で来るように言って!」
ジーク「わかった、伝えておく」
〔歩き去る足音〕
サリー「あっ! やっぱりいい! 何も言わなくていい!!」
ジーク「そうか…? わかった…」
〔扉の開閉音〕
サリー(はあ…私…なにやってんだか…)

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「さて…ザール攻略については、一段落ついたわけだが…」「我々としては、異次元同盟の動きが気になるところだな」
ミト「ねえ、シノブさん? 何か、つかんでないかい?」
シノブ「ええ…今のところ、目立った動きはありません」「異次元同盟軍の本隊は国境線付近から動かないようです」
シュテッケン「こちらで得た情報では、一部の部隊は撤退を始めているらしい…」
士郎「撤退を?」
ブルース「残念ながら、我々と交渉しないと言う動きもないようです…」
クワトロ「…ザールが滅んだとあれば、すぐに攻め込んで来るとばかり思っていたが…」
プラート博士「静か過ぎる…。かえって、不気味じゃな…」
忍「チッ! 奴らの事だ。どうせ、ろくでもない作戦を考えているに違いないぜ!」
〔通信のコール音〕
フラウ「艦長! 突然、あらゆる回線に通信が飛び込んできています!」
ローズ「こっちもよ! なんて出力なの!?」
ブライト「どこからだ!?」
ダイアン「ヌビア・コネクションのカーメン・カーメンです!」
アイザック「なんだとっ!?」

カーメン・カーメン旗艦
カーメン「この銀河に散らばる人類よ…心して聞くが良い」「ヌビアの王、カーメン・カーメンが最後の挨拶を贈る」「まもなく、『オシリス計画』が実行に移され、ザールの星系を照らす太陽が破壊される…」「愚かな欲望のままに争い、堕落してしまったお前達に既に未来はない」「大アトゥームの聖なる意思により、このカーメン・カーメンが太陽を破壊し…」「この星域を新たな次元へと導くであろう!」「やがて、新しきヌビアはそこに栄える」「その時、お前達はこの星域が新たな次元へ旅立つと共に失われ、既にない…」「人類よ、残り少ない明日を惜しむが良い…さらばだ!」「さらば!!」

ホワイトベース ブリッジ
キッド「太陽を破壊して、星を導くだって?」
ボウィー「アホか、あいつは!」
シュテッケン「恐らく、実現可能なものだ。計算高いカーメン・カーメン…ただ太陽を破壊するだけとは思えん」
士郎「新たな次元とか言っていましたね…」
葉月博士「うむ…太陽を破壊したエネルギーを使い、周囲の空間ごと別次元に移すのだろう…」
忍「んな事、できんのかよ!」
フェアリ「どのくらいエネルギーが必要かはわかりませんが…C.U.B.E.を応用すればできるかもしれません」
士郎「ですが、この星域全体が別次元へ飛ばされるとしたら周囲もただでは済まないはず…」
葉月博士「ああ…。エドン、ペンタゴナを始めとする外宇宙一帯にも深刻もダメージを洗えるだろう」
フェアリ「星々のバランスが崩れ、惑星上の生命の全てが失われるかもしれません…」
ケーン「マジかよ…!」
タップ「おっかねえ話…」
ジュドー「いつの間に、そんな大掛かりな仕掛けを…」
クワトロ「我々が戦いに追われている間、着々と準備をして来た違いない…!」
アイザック「カーメン・カーメン…恐ろしい男だ」
ダイアン「通信の発信源がわかりました! ザールの太陽の側です!!」
レッシィ「反乱軍の偵察隊からも報告が来ました!」「同宙域にヌビアと異次元同盟の大部隊が展開しているようです!」
秋水「異次元同盟もいるのか!?」
ジーク「奴は裏では異次元同盟ともつながっていた…」「ガディソードにとっても、奴は支援者でもあったからな…」
クリス「でも、変じゃない?破壊する恒星の側に展開しているなんて…」
プラート博士「奴らは、爆発の影響に巻き込まれない手段を持っているのだろう」
フェアリ「おそらく、異次元ゲートを開くのでしょう…」「異次元同盟の本拠地は別の宇宙にありますから…」
クワトロ「なるほど、彼らは被害を受けないという訳か…」
シュテッケン「カーメンは自分の居場所を明かし、我々を引きずり込もうとしている。絶対に逃げられないようにな…」
ディーゴ「罠とわかっちゃいても、行かなきゃならん状況に追い込まれてるって事か…」
アイザック「全ては、奴の戦略…。カーメン・カーメン…ただならぬ悪党…」
隼人「だが、これで作戦は、決まりだ!」「我々が、奴らの予想を裏切る速さで現場に駆けつけ、奇襲するしか勝機はない!」
ルー「はあ…まさに、火中の栗を拾いに行くって感じね…」
アムロ「すぐに動きましょう! 時間がありません!」
ブライト「よし! 艦隊は直ちに発進! 各部隊の修理を急がせろ!」
シロー「よし! 各員、作業にかかれっ!」
カミーユ「了解っ!」
【シナリオエンドデモ終了】


● 第52話「決戦!移動要塞」 へ戻る

● 第52話「敵陣突破!」 へ戻る

● 第54話「ヌビアの狂乱」 へ進む


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