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プロローグ

銀河の果て…
とある星系にて…

【シナリオデモ1開始】
???(ヘルルーガ)「7色と化した宇宙…我が星系を飲み込み、いまだに広がりつづけているとは…」「これぞ『C.U.B.E』に秘められし力の発動」「この力は、我らの栄光のために使われるべきものだ」
???(レジアーネ)「フフ…、承知しております」「戦いは我ら武人の晴れ舞台。邪魔者は全て排除いたします」
【シナリオデモ1終了】

宇宙世紀0079。
『地球連邦政府』の指揮のもと、人類が宇宙へ
生活の場を移し始めて早や幾月夜…。

数年前に起きた火星基地の壊滅は人類に対して
攻撃の意志を持つ謎の存在があることを示唆していた。
  
これに対し、地球連邦政府は世界各地に『防衛隊』を
設置、人類以外の敵に備えさせた。
だが、意外にも敵は複数同時に現れた。
『機械獣軍団』『恐竜帝国』『ジャーク帝国』
『ロボット帝国』を名乗る彼らの超技術に対し、
防衛隊はあまりにも無力だった。

防衛隊極東支部は、この事態を憂慮。
『光子力研究所』『早乙女研究所』『地球防衛組』
『竹尾ゼネラルカンパニー』『最上重工』といった
民間の有志に協力を仰ぎ、遅い来る脅威に対抗する
手段としていった。

そんな状況の中、地球のみを守ろうとする連邦の
姿勢に反感を持った団体が現れ始める。

サイド3を中心とした『ジオン公国』、そして、
月面に本拠を構える『統一帝国ギガノス』は、
共に宇宙移民者の選民思想を推し進め、共同戦線を
張り、地球連邦政府に対し独立戦争を挑んできたのだ。
…戦争は緊張状態に入り、数ヶ月が過ぎようと
していた。

…今や、地球は安息の地では無くなった。
地球は今、狙われていたのだ!


数年前。
太陽系第3惑星・地球。
日本列島のとある海岸。

【シナリオデモ2開始】
陣風「ほう…これが、例の隕石か?」
瑞雲「隕石じゃねえ! レーダーにも熱源探知にも感知されなかったんだぞ!」
陣風「う~む…火星基地が異星人の攻撃を受けた後、地球軌道の監視網は数段強化されているはずだが…」
瑞雲「我が社で研究中の新型センサーがなければ捕捉できなかったという事だ」
陣風「なるほど…周囲に被害がないって事は着陸前に減速したんだな」
瑞雲「やはり…これは…」
陣風「多分…あんたの期待している通りのものだよ」
瑞雲「ん!? 誰だ!」
???(フェアリ)「うう…私は…」
〔人の倒れる音〕
陣風「まさか、この娘がこいつの乗組員か!?」
瑞雲「ああ…多分な」
陣風「お、おい! 異星人かもしれないんだろ? うかつに、さわるな!」
瑞雲「いかん! かなり衰弱しているぞ!」
陣風「だからっ! さわるなっちゅうに!」
瑞雲「何を言っとるか! 人命優先だ! すぐに、我が社の救急隊を!」
陣風「えーい、わかっとるわい!」

最上重工 社長室
瑞雲「あれから、何年になるかな…。あの子が…フェアリが地球に来てから…」
陣風「さあな…。忙しくて忘れちまったよ」「…にしても、大した働きぶりだぜ」「最上重工の社長秘書である上に、工学知識も豊富、おまけに試作機のテストパイロットか…」「まっ、表向きはイギリスの大学で博士課程を卒業って事になってるがな…」
瑞雲「フェアリは秋水の良い姉役になってくれている…」「その事の方が、ありがたいよ。あれの親としてはね」
〔ノックの音〕
陣風「ん? 噂をすれば…だな」
瑞雲「入りたまえ」
〔ドアノブを回す音〕
フェアリ「瑞雲様、テストの結果をお持ちしました」
瑞雲「それで? 新型の方は?」
フェアリ「パイロットの技量により若干のバラつきが見られますが性能は、ほぼ安定しました」「実戦テストでも、期待値をクリアしています」
瑞雲「おお、そうかそうか…」
フェアリ「これで、耐久面の向上と新武装の開発にも、ようやく目途がつきそうです」
瑞雲「うむ、あともう少しだな。これからも、頑張ってくれたまえ」
フェアリ「はい」
瑞雲「…あとは、メインパイロットの問題だ」「明日からまた、秋水を鍛え直すぞ」
<<秋水(男)>>
陣風「おいおい、何も無理に秋水にやらせる事ぁねえだろ? 嫌がってたぞ、あれに乗るの…」
<<秋水(女)>>
陣風「だがなぁ、秋水穣ちゃんは、あれに乗るのを嫌がってる…。もう、無理強いはよさねえか?」

瑞雲「バカ言え! あいつにはワシと同じ熱い血が流れてるはずなんだ!」
<<秋水(男)>>
陣風「そうだろうよ。だからこそ、問題ばっか起こすんだよ!」「興味ない事にはとことん、いい加減だからな、お前さんは!」
<<秋水(女)>>
陣風「そうだろうよ。だから、お前さんといつも喧嘩になるんだろ?」「こうと決めたら、あの娘は退かないからな。頑固なところは親父譲りだ」

瑞雲「ぬうっ!? 貴様、言うてはならん事を…!」
フェアリ「秋水様は、良い才能をお持ちです。社長の判断に誤りはありません」
陣風「フェアリさん、あんた…」「いや、俺だって秋水の才能は認めるけどね…」
瑞雲「はっはっは! どうだ、陣風! 恐れ入ったか!」
フェアリ「ですが、社長。本当に、あの子を最前線に送り込むおつもりなのですか?」「あれの専属パイロットになれば多くの敵に狙われる事になります」「そして、いずれは…この戦いの最終決戦に臨む運命を背負うことになります…」
瑞雲「フェアリくん…全ては…あの時に決めた事だよ」「君が私を信じ、この戦いの裏に潜む陰謀を明かしてくれた時にね…」
フェアリ「瑞雲様…」
瑞雲「ところで、秋水はどうした? 報告に来ておらんようだが?」
フェアリ「そのまま、外出しました。いつものことです…」
瑞雲「なに~っ!!」
陣風「まあ、まだ高校生なんだ。大目に見てやれよ…社長」

<<秋水(男)>>
秋水「ようやく、街外れか…。いつもみたいに飛んでりゃ一瞬なんだけどな…」「ええい、未練がましいぞ! もう、家には戻らねえって決めたんだ!」「空を飛ぶだけなら、あんなもんに乗らなくたってできらあ!」「そうだな、田舎で農業用の飛行機でも飛ばすか…」
<<秋水(女)>>
秋水「ようやく、街外れ…。いつもみたいに飛べれば一瞬なんだろうけど…」「んもう! これがいけないのよ!」「普通の女の子は、空なんか飛ばないわよ」「私、もう決めたんだから。普通の女の子に戻るって!」

〔滑空音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

<<秋水(男)>>
秋水「ちっくしょう! 砲撃だぞ、こりゃ!!」
<<秋水(女)>>
秋水「あ痛たたたた…こ、これって砲撃でしょ!? 何で?」

〔爆発音〕
〔画面、振動〕

<<秋水(男)>>
サリー「あっ…! きゃあっ…あああっ!!」
<<秋水(女)>>
ジーク「くっ…! いってえっ…!!」

〔人の倒れる音〕
<<秋水(男)>>
秋水「あ、おい!」
サリー「ううっ…」
秋水「おい! お前! 大丈夫か!?」
サリー「あっ…う…」
秋水「ほら、ちょっと見せてみろ!」
サリー「あ…」
秋水「…よし、大したこたぁねえな。待ってろ!」
<<秋水(女)>>
秋水「あ…!」
ジーク「ううっ…!」
秋水「ね、ねえ! …大丈夫!? 君、どこか強く打ったのかな?」
ジーク「ばっ…ばか! 触るなって…あ、痛てっ!!」
秋水「じっとしてなさい! 状態がわからなきゃ、手当ても出来ないでしょう!?」
ジーク「よ、よせ!」
秋水「いいから、ちゃんと見せなさい!」「…なんだ、大した事ないじゃないの。あんなに騒いで、みっともない」「すぐ済むからちょっと待っててね」

〔服を破く音〕
<<秋水(男)>>
秋水「ほら! こうしときゃ、血は止まる」
サリー「あの…服、破いちゃって…」
秋水「気にすんなよ! さ、行こうぜ?」
<<秋水(女)>>
ジーク「な! お、おい! 何をする気だ!」
秋水「はあ!? 何考えてるの? 止血よ、止血!」「…はい、これでよし」
ジーク「ばっ…ばっかやろう! 俺が言いてえのは…」
秋水「ああっ! ほら、もたもたしない! 早くここから逃げ出さなきゃ!?」
ジーク「おい…こら! どこ行くんだよ!? 人の話を聞けーっ!!」
秋水「うるさいわねえ…。こんな状況で、のんびり話なんか出来る訳ないでしょう!?」「さ、行くわよ!」

〔走る足音〕
<<秋水(男)>>
サリー「きゃっ!?」
秋水「おっと…悪かったな、いきなり手を握ってさ?」
サリー「あ…いえ…」
秋水「あ…そうそう。俺の名前は秋水」「赤月 秋水だ。お前、名前は?」
サリー「…あ…サ…サリー」
秋水「そっか! じゃあ、サリー、早く避難しようぜ!」
<<秋水(女)>>
ジーク「あ、こら! 手を引かんでも走れるっつうの!」
秋水「あ、そうそう。走りながらで悪いけど自己紹介しておくわね」「私の名前は秋水。赤月 秋水よ。君の名前は?」
ジーク「俺はジークだ! おい! 手を引っ張るなって言ってんだ!」
秋水「フフ! 君、結構シャイなんだね。かわいいとこあるじゃない?」
ジーク「こ、こいつ! お前、この俺を誰だと思って…!」
秋水「ジークくん? 今、教えたでしょ?」「私のことは秋水って呼んでよね?」
ジーク「くううっ…! あのなあ!!」
秋水「ほらっ! 早く避難しなきゃ! ペース上げるわよ!!」


最上重工 社長室
〔警報〕
〔画面、点滅〕

瑞雲「むうっ!? これは、敵襲だな!?」
陣風「しょうこりもなく、来やがったな…」
瑞雲「こんな時に、秋水の奴め…! とにかく、今は一刻の猶予もならん」「すまんが、フェアリ君。君一人で乗ってくれ!」
フェアリ「はい…。では、行きます!」

最上重工 格納庫
フェアリ「この機体は、複座機。メインとバックアップが揃わなければ性能を発揮できない…」「それに、私の力では、この機体に秘められた力を引き出すことができない…」「でも…今はやれることをやるしかないわ!」
〔ハッチが開く音〕
<<秋水(男)>>
秋水「おらーっ!! どいた、どいたー!!」
<<秋水(女)>>
秋水「ごめんなさい! 通して下さい!!」

フェアリ「え!?」「秋水様!! 戻られたのですか!?」
<<秋水(男)>>
秋水「すまねえ! 怪我人を避難させてたんで遅くなった」
<<秋水(女)>>
秋水「ごめんなさい! 怪我人を避難させてたから遅くなっちゃった!」

秋水「それより、フェアリさん、早く! 一緒に出るんでしょう!?」
フェアリ「は、はい!」
<<秋水(男)>>
秋水「発進スタンバイ! いつも通りのフォロー頼んだぜ、フェアリさん!」
<<秋水(女)>>
秋水「発進スタンバイ! いつも通りのフォロー、頼むね、フェアリさん!」

※※スーパー系主人公の場合のセリフ※※
フェアリ「秋水様。ソウルセイバーの『換装』はどうしますか?」
<<秋水(男)>>
秋水「街の被害を最小限にしたい。格闘戦中心で行こう!」
フェアリ「わかりました。では、ソウルセイバーをFFタイプへ換装します」「換装完了…。秋水様…。よろしいですね?」
秋水「目の前で街を壊されて引っ込んでらるかってんだ!」「やるからには…徹底的にやってやるさ!」
<<秋水(女)>>
秋水「う~ん…とにかく、街の被害を最小限にしたいのよね…」
フェアリ「それなら、格闘戦中心にまとめてはどうでしょう」
秋水「うん。それでいいわ…」
フェアリ「では、ソウルセイバーをFFタイプへ換装します」「換装完了…。秋水様…。よろしいですね?」
秋水「目の前で街を壊されたんじゃ黙ってらんないわ! ひとまず家出は中止よ、中止!」「…って私、また流されちゃってるような気も…」

フェアリ「発進OKです!」
<<秋水(男)>>
秋水「赤月 秋水 ソウルセイバー、発進する!!
<<秋水(女)>>
秋水「赤月 秋水 ソウルセイバー、発進します!!」

※※リアル系主人公の場合のセリフ※※
フェアリ「了解です!」
<<秋水(男)>>
秋水「目の前で街を壊されて引っ込んでられっかってんだ!」「やるからには…徹底的にやってやるさ!」
<<秋水(女)>>
秋水「目の前で街を壊されたんじゃ黙ってらんないわ! ひとまず家出は中止よ、中止!」「…って私、また流されちゃってるような気も…」

【シナリオデモ2終了】


● 第1話「防衛隊出動!」 へ進む


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